アカデミー卒業生関連 2019/02/16 – 高校サッカー 聖望学園高校vs正智深谷高校、西武台高校vs昌平高校を観戦

どうも、ブクメです☆

あまり回数見ていないカテゴリだったり、チームや高校だったりすると、単発で見たときの印象と言うのが強くなるものの、それほど当てにならないものはないなとは思うんですよね。だから、できるだけ、今回はこうだったけど、実はこうだったりするのかなとか、想像しながら見るようにはしているのですが、やはり、その時に見たもので感じてしまうのは仕方がないかなと思う部分もあります。

その時に見たものを感じてしまうというところで言えば、その会場にいた多くの方が感じたと思いますが、昌平高校が飛びぬけているなと、私もしっかり見せつけられてしまったわけです。

基本的に私の試合観戦のベースは、浦和レッズユースになるわけですが、その目線で言えば、「高校」のイメージは、春先の早い段階で対戦した場合は、それほど強さを感じないものの、全国大会が近いタイミングで対戦した時の変貌ぶりは何だろうというくらい、春先の強さはあてにならないものになります。

そこに当てはめれば、春先ですし、新人戦ですし、ユースが対戦する時期よりも更にチームがこれからという状況にある時期のはずなのに、個が立っている選手が多く、それぞれのチームに一人いれば良いなという点の取れるタイプの選手がそろっていて、では、個に頼ったチームかと言えば、チームとしての連携も良い、ボールに関わらない選手も予測した動きをしている。攻撃も守備も。

本来であれば、今日で言えば、先週に引き続き聖望学園の森田悠仁と鳥海颯のアカデミー出身の二人を中心に見ようということで足を運んだのですが、そのことに関して書く前に、今年の埼玉県の高校の全国に出場するための指標となる昌平高校の現在地を見てしまったわけでして、もちろん、昌平高校もこの段階で完成されているわけでもないので、ここから更に強くなっていくと考えると、埼玉県代表として全国を目指す他の高校にとっては、昌平高校以上の課題修正力を持って、取り組んでいかなければならないだろうと感じてしまったということです。

・・・とはいえ、今年これから埼玉の高校の試合にどれだけ足を運べるかわからない状態の私なので、無責任発言以外の何物でもないわけですが、すみませんw

ということで、第1試合の聖望学園vs正智深谷高校の試合。

先週は、怪我で後半終盤から出場した9番森田悠仁は、この試合はスタメン出場。15番鳥海颯は、先週に引き続き左サイドバックでスタメンフル出場と言うことになりました。

まず、これは、連続して見たからわかることということで、この試合に向けたフォーメーションかどうかは、わかりませんが、森田悠仁がスタメン出場する時は、3トップで9番森田悠仁が真ん中に入り、左10番、右11番のような形になるのを見て、先週なんとなくしっくりこなかった、サイドの選手との動きの理由などが少しだけわかったような気がしつつ、試合開始直後にあっという間に聖望学園が先制するという形になったのですが、試合としては、正智深谷にペースを握られ続ける試合になってしまっていました。

特に、これも、数見ていないので、そのチームのやり方などもあると思うのですが、繋ぐ意識とか、攻撃的な意識の高い選手が多いことは、決して悪いことではないものの、守備をおろそかにしすぎというか、ここで奪われたらボランチの選手が最低でも追って、コースを限定させるとか、通常であれば、やるのが当たり前のことをやらないところなどは、正直ちょっとイラっとしてしまいました。目指すところが全国であれば、守備の約束事(当たり前にやるべきこと)、対人を逃げる選手が多いところなどは、繋ぐサッカーがやりたくても最低限やっていかないと、自分に返ってくるダメージの方が大きい諸刃の剣になってしまうのではないかと。

そういうところが気になりすぎたものの、やはり、全体的には正智深谷のペースだった試合であっても、先週同様に10番の選手の存在が印象的で、先制後に追いつかれ逆転されてからは、内容的にも厳しい中で、試合の終盤に、もう一つスイッチを入れるようなプレーを見せて、結果的に、終了間際の同点ゴールの起点になるプレーをこの試合でも見せていたわけですし、こういう選手がいるチームであれば、直すべきところをしっかり直していければ、かなり良いチームになるのではないかと思います。

あとは、相手の攻撃を受ける回数が多い試合になっていたので、15番鳥海颯にとっては、もともと超攻撃的な選手であっても、守備力の向上が課題になることはわかりやすく見えてしまった試合ではありましたが、やはりサイドバックで起用されている以上は、少ない機会でも、攻撃に絡める時にはチャンスを作ることが求められるので、守備の連係を高め、攻撃に絡んだ時のボランチとの連携など高めていってもらいたいですし、次回見たときにそれがどのくらいできるようになっているのかを楽しみにしておきます。

また、どうも私は最近、応援する側のネガティブな声(+執拗に判定に対して怒る)が通る人の声と言うのが気になってしまうのですが、森田悠仁が今日見せていたプレーの中で、サイドからのパスを味方の位置がわかっていてスルーして相手を欺きつつ、その軌道上にいた味方が反応できていたら、より大きなチャンスになっていたプレーで、そのプレーを否定的に大声で言っている方がいたのが残念で。毎試合、聖望学園の試合を見ているような方という雰囲気だったので、そういう方には、本当に、そのプレーがトライとして良かったのかどうかを見極めてあげてほしいと思います。

私は、あのプレーは褒められるべきものだと思います。

ドリブルが好きな選手が、高めの位置で突っかかって奪われた時に、もちろん、工夫が必要ではあっても、そのトライはOKで、低い位置でも同じことをやって奪われてカウンターを受けてしまった時に、その場所で同じプレーをするのが良いのかどうか、そういうところで声をかけてあげられると良いのになと思ってしまいました。またまた、分かってしまったようなことを書いてすみません。

せっかく、今年は、聖望学園を見る機会が既に2回でき、そこに浦和レッズのアカデミー出身の選手が二人絡んでいてという状況で多少なりとも縁を感じていますので、聖望学園の現在地を見ることができたので、ここからの変化、成長を次回見られる機会に感じられるのを楽しみにしています。

*聖望学園9番森田悠仁

*聖望学園15番鳥海颯

結果的に、土壇場の同点ゴールで延長戦に持ち込んだものの、その後正智深谷に勝ち越しゴールを奪われて聖望学園は、敗れることとなりました。それでも、やはり試合終盤の強さというものは、2試合連続で見せてもらったので強烈に印象に残りました。

第2試合の西武台高校vs昌平高校の試合に関しては、試合開始から昌平高校が先制するまでの時間帯は、西武台高校が集中して守備もできており、チャンスというところでは、実は、西武台高校の方が作れていたという試合のスタートではあったものの、これも先週いた方の話などから推測にしかならないので、間違っているかもしれませんが、今年のチームでエースとされている選手が怪我で出ていなかったことなども影響していたのか、チャンスの時に、決めきるところまで行けなかったことが影響したなとも感じられつつ。

最初の方に触れたように、昌平高校には、そういうチャンスに決めきれる選手が多いようで、先制の場面は、ドリブルを警戒してディフェンスラインが下がって空いたところで、そのスペースを見逃さずシュートを放ち決まったゴール。そこから、立て続けに2ゴールが決まり、5分ほどで一気に昌平高校が3点もぎ取る展開になり、もちろん、失点から守備が後手後手になったところもあったのものの、チャンスのところで昌平高校は、はずさずに枠に飛ばし決めていった。それも差になったのかなと思います。

守備も人任せにしないで、予測してフォローする動きを近い選手がしているし、攻撃でも、そのスペースに来たら狙おうという意識が高い選手が多くて、一瞬ミスかなと思ったこぼれ球が良いパスになって崩していった(という表現が適切かは、わかりませんが)、そして、前線に個人技がある選手がいるということで、まあ、手が付けられない攻撃でしたね。

ちなみに、先週足を運んだ時に、浦和レッズジュニアユース出身の稲木蒼史が途中まで出場していたという話を聞いていたので、気にしながら見ていたのですが、この試合では途中から出場しており、難しい展開の試合になってしまっていたので、思うようなプレーはできなかったと思いますが、今回は、プレーしている姿を見ることができました。

*西武台高校の19番稲木蒼史

 

レポートにはなっていないものの、思ったより長い文章になってしまいました。そのくらい、現在地と指標、周りから聞こえてきた声だったり、自分の感想だったり、人の感想だったりで、感じることの多い2試合になりました。

ではでは。

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