埼玉県U-16リーグ2010 10/03 vs 正智深谷高校 3-0勝利+4点・・・アシカン2発

埼玉工業大学グラウンド

 

 

 

 

どうも、浦和サポブクメです☆

あまり順位表は気にせず、ほとんどチェックしていなかったのですが、先ほど見てみたところ埼玉県U-16リーグのこの試合の前までの浦和レッズユースU16の順位は5位。そして、対戦相手の正智深谷高校が1位ということでしたが、延期などもあり、浦和レッズユースのみ残り4試合を残しており、他のチームは残り1試合か既に全日程を終了しています。正智深谷高校は今日の試合が最終節となります。せっかく参加しているのだから優勝を狙うのは当然であり、そのための条件はというと、残り4試合をこの試合勝利することが前提で3勝1分で優勝となります。

U16リーグの重要性を凄く感じるのは、幸運にも初戦の埼玉栄高校戦以外は全ての試合を見ることができているのですが、明らかにこの大会を通じてチーム力がアップしていることを試合数を負うごとに感じることができることにあります。

この試合のスタメンは以下、

GK30番高浪祐希、DFが右サイドバックに36番新井純平、左サイドバック29番小坂慎太朗に、センターバックに35番西澤秀平、28番寄特直人、MFがボランチに32番西袋裕太、トップ下に11番中村駿介、24番小峯洋介、FWが真ん中に26番カドコダイ・アシカン、左に33番佐藤大介、右に31番金野僚太

となります。

前節ジュニアユースの中学3年生の関口亮助がスタメンのゴールマウスを守っていたのですが、少し怪我をしてしまっているようです。前節からまた一ヶ月ほど空いているのですが、その試合の際にU16代表でいなかった36番新井純平と高円宮杯のメンバーになっていた24番小峯洋介がスタメン復帰しています。更に、負傷でしばらく欠場していた26番カドコダイ・アシカンも復活しています。

正智深谷高校は、午前中の柏レイソルU18を連想させるような運動量豊富で素早いプレスをかけてくるチームという印象でした。更に現在首位ということで勢いも確かにある相手で最初は浦和もボールをキープしようとすると奪われてしまうことなど多かったのですが、26番カドコダイ・アシカンが前線からきついプレスをかけ力強い動きをスタートから見せていたのですが、その前向きのプレーがいきなり結果となって表れます。前半3分にペナルティエリアやや外でボールを受けた26番カドコダイ・アシカンが、相手ディフェンダーがプレスに来ているのにも構わず豪快なミドルシュートを放ち、そのシュートが見事にゴールとなります。

このゴールで主導権を握った浦和が相手ゴールに迫るシーンが多くなります。

ゴールを決めた26番カドコダイ・アシカンが前線でポスト役となって、24番小峯洋介に落とし、右の31番金野僚太へと展開し、パスを受けた31番金野僚太が持ち込んでシュートを放つなどチャンスメイクの方でも今日の前半は動きの質の高さを見せていました。

サイドから33番佐藤大介が気持ちを前面に出したプレーで攻撃に守備に走り回っていましたが、特に激しいプレスからインターセプトするシーンが見事でした。

ここ最近、試合が落ち着かない状況のバランスの取り方が凄く上手くなった36番新井純平は前半しばらくは持ち味のオーバーラップをほぼ封印して守備に意識を置いてプレーをしていましたが、徐々に試合が落ち着いてきた所からタイミングを見ながらオーバーラップして攻撃に参加していました。コーナーキックのシーンでは、彼に入ったボールで混戦で転びながらも気持ちでシュートを放つなど攻撃への意識の高さもしっかり見せていました。

トップ下の24番小峯洋介と11番中村駿介の2人での良い距離感でのパス回しや、お互いに対してのスルーパスなどでのチャンスも前半多く作っていました。

前半終了間際に大きなチャンスが訪れます。コーナーキックのチャンスでゴール前に上がったボールに32番西袋裕太がドンピシャで強烈なヘディングシュートを放つも惜しくもキーパーの真正面に飛んでしまいキャッチされてしまいましたが、なかなか浦和の試合では見られないセットプレーからの決定的なチャンスが作られました。

前半は1-0で終了します。

後半に入り、33番佐藤大介、31番金野僚太に代わり27番岸伯富実、6番長谷優が入ります。そして、もやは恒例(?)となっている、32番西袋裕太(前半ボランチ)と28番寄特直人(前半センターバック)のポジションチェンジがありました。どちらもボランチ、センターバック共に経験を積んでそれぞれ特徴を持ち良いプレーをするので、私もどちらがどちらのポジションを受け持つのがこのチームで最も適しているのか判断がつきません。

さて、試合の話に戻りますと、後半待望の追加点が開始早々に入ります。中盤からの鋭い縦パス(誰が出したかは確認できませんでした)に27番岸伯富実が抜け出し、走りこんだアシカンに相手ディンフェンダー一人で2対1という状況を作り出し、ラストパスを26番カドコダイ・アシカンに出し、落ち着いてシュートを放ちゴール!

後半に切り替えて点を取ろうとスタートした正智深谷の出鼻を挫くゴールで2点差に広げます。

比較的守備に重点を置いていた29番小坂慎太朗ですが、機を見て大きく逆サイドの前線のスペースへ向けてロングフィードから一気にチャンスを演出するシーンを何度か見せていました。

1,2回のタッチで細かいパス回しでの攻撃も増えてきます。例えば、24番小峯洋介が左の6番長谷優にパスし、そのボールをワンタッチで11番中村駿介へ出し、更にパスの後前線に走りこんでいた24番小峯洋介へとワンタッチでパスを出しシュート、ゴールはならなかったものの、このようなパス回しからの崩しで相手を翻弄するシーンも後半は多く見られました。

特に、後半は24番小峯洋介が中盤で効果的なパスを連発していました。

そのような流れから、コーナーキックのチャンスで混戦から相手オウンゴールを誘い、試合を決定付ける3点目が入ります。

この後、相手にPKを与えるシーンがあったものの30番高浪祐希が見事にPKを止めます。

後半残り10分くらいのところで、運動量の減っていた26番カドコダイ・アシカンに代えて、25番大野将平が入ります。この大野将平が残り時間で魅せるプレーを連発します。独特のフェイントを絡めたドリブル突破やサイドの6番長谷優への長めの正確なロングパスなど相手守備陣を翻弄するようなプレーが随所に見られました。

また、後半の終盤にかけて6番長谷優が左サイドからのチャンスを作るシーンが多くなります。

3点差がついて試合がほぼ決まった状態になっていたので、36番新井純平もオーバーラップから攻撃に絡むプレーをたびたび試みるのですが、最初ことごとく反対サイドに展開されて無駄走りが多くなっていたのですが、それでも仕掛け続け試合終了近くには、11番中村駿介がボールをキープした際に、オーバーラップする36番新井純平を上手く使うようになり、ここから数回惜しいチャンスが作られていました。また、同様に右サイドから中へ切れ込む動きでディフェンダーをひきつけて空いた右のスペースに他の選手が走りこんで攻め込むというということもできており、とにかく運動量の豊富さと狙いの鋭さに注目せずにはいられませんでした。

結局そのまま試合は3-0で終了。もっと点が取れたと思いますが、無失点で3点とって勝利は素晴らしいと思います。

それで、終わりだ帰ろうかと思っていたら、もう1本試合やるよと言う事でバタバタとまた試合を見る態勢となり、35分間の練習試合を見ました。

公式記録は3-0勝利となりますが、その後の練習試合35分だけで4得点はいりました。得点者は31番西袋裕太、27番岸伯富実、36番新井純平、6番長谷優となります。

なんというか、先ほどの試合の終盤から攻撃がかなり機能して面白くなっていたのでもう少し見たいな~と思っていたところでもう1本だったのでオマケをもらったみたいな楽しさと、実際にその35分間がかなり見所満載で楽しませてもらいました。

得点では27番岸伯富実のゴールは、やや距離のあるところからの豪快なミドルシュートでしたし、36番新井純平のゴールはサイドからドリブルで長い距離を持ち上がり、最後は利き足ではない左足で得点まで奪ってしまったプレーでしたし、6番長谷優のゴールも見事なミドルシュートでした。更に、試合終了間際には29番小坂慎太朗がセンターライン少し手前くらいでパスを受けた後、そのままドリブルでディフェンダー数人をかわし、最後のディフェンダーを抜いてシュートまで行ったものの惜しくもシュートがバーを越えたというシーンがありましたが、迫力のあるシーンでした。

なんというか、試合後に「ごちそうさまでした」という言葉がでてしまいましたね(笑)

攻撃に守備にかなりポテンシャルの高さを見せてもらいました!

お疲れ様でした。

ではでは~