高円宮杯U18プレミアリーグ2011/05/04/ 第4節 vs流通経済大学付属柏高校 2-1勝利・・・続、勝ちきった!

流通経済大学付属柏高校グラウンド2011年5月4日

どうも、浦和サポブクメです☆

ゴールデンウィークと言うことでユースの高円宮杯U18プレミアリーグもやや過密日程となり、前節の東京ヴェルディユース戦から中3日で迎えた第4節。この試合の対戦相手は流通経済大学付属柏高校となります。流経大柏と言えば、昨年はプリンスリーグの初戦で対戦し、浦和が快勝したものの、それ以降の快進撃を考えると初戦でなければ相当苦戦したかもしれないと言う印象と選手権での強さを見ていたり、何より高くて強くてプレスが早いという浦和レッズユースが結構苦手とするサッカーをしてくるタイプということで、今年のバランスの良い浦和レッズがどのように対応しながら戦っていくのかに注目して見ました。

この試合のスタメンは以下、

GK1番三上綾太、DFがセンターバックに3番寄特直人と4番小出啓太、左サイドバックに5番佐藤大介、右サイドバックに2番西山航平、MFがボランチに6番野崎雅也、トップ下に10番矢島慎也と14番繁田秀斗、FWが左に11番堀田稜、右に7番鈴木悠太、真ん中に12番高田拓弥

となります。

左前線に11番堀田稜がスタメン復帰しています。

最初から勢い良く流経大柏が来るのかと思っている間もなく、浦和がいきなり中盤の連携で相手を崩し先制点を奪います。起点は14番繁田秀斗で、右サイドで競り合うような形で一歩先に足を出した14番繁田秀斗のパスに7番鈴木悠太が反応し、ドリブルでサイドを駆け上がりゴール前の12番高田拓弥めがけてグラウンダーでクロス。12番高田拓弥がダイレクトでシュートを放ち、一旦はキーパーにはじかれたものの、そこにつめていた10番矢島慎也が押し込んでゴール。

開始1分経ったか経たないかくらいのゴールでした。あっという間で驚きました。

1点はリードしたものの、時間帯が早いため、まずは浦和としては自分達のペースで試合を進められるように組み立てていく必要があるわけですが、この大会での経験がしっかり生きていてセンターバック、サイドバック、ボランチと守備のところでミスなくバランスよく流経大柏の攻撃をいなすことができていたと思います。しかしながら、ペナルティエリアまで侵入させない、良い形でクロスを上げさせないことをするために集中していながらも何度かコーナーキックやフリーキックを取られることでピンチになる場面が何度かありましたので、こういったセットプレーが強いイメージのある相手のため、少し脅威を感じる部分があったものの、セットプレーの精度が思ったよりも低く、崩されてのピンチもなくということで、守備面でも前半はバランスよくやれていたと思います。

攻撃面では、先制点以降も浦和の攻撃の機会が多く、更に前線からのプレスの意識も強かったため高めの位置で奪ってからの攻撃で一気に深い位置まで攻め込めると言う場面も回数作れていたと思います。

左サイドの11番堀田稜と10番矢島慎也が頻繁にポジションを入れ替えながら、そこに14番繁田秀斗が絡むなど攻撃の際には3人以上がテンポ良く絡む攻撃で仕掛けていましたが、やはり12番高田拓弥のところに強めのプレスがかかるため、なかなか裏を抜けて12番高田拓弥がシュートまで持っていけるという場面は作れていませんでした。

抜け出すプレーは抑えられがちでしたが、その分少し下がってポストとして落としたり、インターセプトを狙ったりの動きが効果的に作用していたと思います。

イメージとして、相手のプレスは前線の選手からの浦和守備ラインへの追い込みは思ったほど激しくはなかったものの、中盤以降の6番野崎雅也がいる辺りから激しく、バックラインの真ん中に関しては相当厳しく来ていた印象があるものの、中盤から細かく回してサイドに展開することで左サイドの11番堀田稜や右サイドの7番鈴木悠太が比較的大きなスペースをドリブルで駆け上がって攻めるという形であれば上手く対応できずにクロスまで持って行くことができていたと思います。ただ、どうしたのか前半は左サイドの11番堀田稜のスピード、ドリブルを使って深くまで攻め込むところまでは良かったもののクロスの精度やシュートの精度に欠けることがほとんどでした。

中盤のプレスが早いという点では浦和も流経柏もという感じで、時には7番鈴木悠太が中盤のプレスからインターセプト、そこから攻撃と言う形を作ったものの、逆に浦和も中盤でプレスがかかった時にたまに出るパスミスから結構危ない場面まで持ち込まれることもありました。

前半35分ごろに失点を喫してしまうのですが、この場面も前線で14番繁田秀斗がプレスをかけて奪ったボールを一旦後ろにはたいた所を狙われて奪われて攻められて、結果的に混戦の中で相手のファールもあったようにも見えましたが、ゴールを決められるという、もったいないプレーが起点となっていました。

前半は1-1で終了します。

先ほども書いたのですが、前半キック精度が悪く気になっていた11番堀田稜ですが、ハーフタイムで指示があったのか渇を入れられたのか、後半スタートから前半が嘘のように精度の高いプレーを連発します。左サイドを駆け上がりドリブルで切り込んでグラウンダーのクロスを走りこんできた10番矢島慎也に狙い済まして入れてドンピシャでシュートを放つもクロスバーに阻まれて得点ならず。これまでの試合同様、なぜかこういう決定的なチャンスで浦和の放つシュートはクロスバーやポストに跳ね返されることが多い・・・。

こういう形で決めきれないと・・・、反撃されるパターンになりそうで怖いと思っていたのですが・・・、まずいと思っていたのですが・・・、左サイドからのクロスボールに・・・、6番野崎雅也が・・・、ヘディングで決めた!

ボランチの6番野崎雅也が絶妙のタイミングでゴール前に上がっていてゴールを決めてくれました。大会3得点目。驚きました。

結果的に欲しい時間帯で2-1とし、再びリードを奪います。

ここからは、後半にリードした状態で残り時間30分くらいという状況でどのように試合をコントロールして勝ちきるかというところに注目しながら見ていたのですが、当然ですが流経柏が攻め込む時間。見ている位置から遠いのであまりしっかりは分かりませんでしたが、しばらく攻め込まれる時間になっていましたが、その勢いを凌ぎきります。

後半30分ごろに10番矢島慎也が少し足を痛めたこともあり8番片槙吾と交代。リードしている状況で残り15分で守備的な部分もケアしながら中盤のバランスを取れる8番片槙吾が入ったことで比較的相手ペースをいなせるような状況が作られます。ただ、やはりまだ守る時間ではないため、3点目を奪って試合を決めてしまって欲しいとも思ってみていたのですが、ペナルティエリア近くで得たフリーキックのチャンスで下げて、更にディフェンスラインにまで下げ、早いけど守りに意識するのかと思ったらそこから放り込んで奪われるなど、ややどちらにするのかわからないプレーもありつつでした。

前半から激しいプレスを受けていた12番高田拓弥が足を痛めて38分に9番長坂竜一が投入されます。ロスタイム入れてまだ10分ほどあるため、まだ守るのは早いし、9番長坂竜一には力強さとスピードでガンガン攻める姿勢を見せて欲しいと思って期待して見ていたのですが、おそらく見ていた浦和サポが期待していた通りに、はっきりとした攻める姿勢を見せてくれて嬉しかったですね。結果的にファールをとられてしまいましたが、力強くディフェンダーのプレスをかいくぐっての強引な裏への抜け出しは凄くよかったです。

やや長めの後半ロスタイムに、11番堀田稜に代わり21番小坂慎太朗、続いて7番鈴木悠太に代わり23番岸伯富実が入り、この時間は当然守る時間と言うことで、21番小坂慎太朗が相手側のコーナーフラッグ付近でしっかりと時間を使うなど結果的に守りきるプレーをしっかりこなし、試合はそのまま2-1で終了となりました。

アウェイで貴重な勝点3を奪うことができました。勝ち方としてはOKです。

この試合で見えた課題点を何点か挙げますと、やや不運な部分もあり、じゃあどうすればいいのかと言われると難しいのですが、やはり決めきることで決めることでもっと試合を楽に進められるのに決められない部分。後半最初に決められていれば、もっと試合を楽に進められたと思います。

正直、これまでに比べると格段にプレスの激しい相手への対応は良くなっていますし、落ち着いていなすこともできるようになってきていると思いますが、やはり攻撃をスタートする際の中盤でのパスミス(プレスが影響したもの)は、カウンターの格好の餌食になってしまうので更に精度を高めていく必要があると思います。

あとは、当然と言えば当然なのですが、12番高田拓弥へのディフェンスが試合ごとに激しさを増していますので、裏へ抜けてパスをもらうのが大変になってきています。ここ2試合高田拓弥の得点自体は無いものの、マークが厳しくなりながらも1試合に数回は決定的なチャンスを作り出すことはできています。まずは、これを確実に決めること。後は、見ていて凄いなと思うワントラップで相手をかわしてしまうようなプレー。マークが激しくて少しイライラしてしまう部分もあり、少し雑になってしまってせっかくのトラップ技術の高さを発揮しきれていないような気もします。相手を欺くことが楽しいと思ってしまうくらい、マークしている選手が取れないようなトラップでかわしきってしまうプレーが見て見たいです。

既にこのレベルの大会でも相当戦えるチームになってきていると思います。だからこそ、手に負えないくらい強いチームになってほしいので、見る側の要求はわがままになっちゃいます。もっともっと上を目指してください!

・・・と、厳しいことも書きつつ、アウェイでしっかり勝ちきってくれたので相当気分良く会場を後にしましたとさ、ブクメは。そんな感じです。

ではでは~!

「高円宮杯U18プレミアリーグ2011/05/04/ 第4節 vs流通経済大学付属柏高校 2-1勝利・・・続、勝ちきった!」への4件のフィードバック

  1. ぶくめさん,こんばんは.
    流経を相手にアウェイでの勝ち点3は良い結果ですね.
    雅也はどうしたんですか!?
    昨年まではチームのバランスを考えたポジショニングをとるのに一杯で,攻撃までは手が回らないといった印象だったんですが,今年は攻守に自信を持ってプレーしている感じですね.
    浦和ユースの心臓部でプレーする彼の出来は,チームの出来を左右するので頼もしい限りです.
    今日は西ヶ丘で「青山学院 vs 順天堂」,「流通経済 vs 筑波」を観戦してきました.
    残念ながら武富はベンチ入りしていたものの出番なし.
    しかし,嬉しいこともありました.筑波の啓太がベンチ入りしていました.タレント揃いで優勝候補の筑波でベンチ入りしているのは素晴らしいです.
    ちなみにスタンドには流経に進学した選手の姿も確認できました.彼らにも頑張って欲しいですね.
    試合は見ていませんが,昨日は早稲田の山地もリーグ戦デビューをして,中央に完封勝利.浦和ユース対決も大学サッカーの楽しみですね.
    8日の静岡学園戦は観戦予定です.
    ホームですし,当然,勝ち点3を期待しています.

  2. ちまくま様
    勝利報告ができて良かったです!
    偶然なのか、試合を読む力が付いてきているのか、雅也が点を取った時のプレーの本人の感覚(?)を知りたい所ですが、紛れもなくボランチの野崎雅也がこの大会で3点目をとったことは事実です。
    大学サッカーの情報ありがとうございます。武富は残念でしたが、比較的私でも身近に感じられるシーズンのユース所属選手たちの名前が実際に試合に絡んで名前が出てきて凄く嬉しいです。彼らの更なる大学サッカーでの活躍を期待しています。
    上手く日程を考えながら私も早いうちに大学サッカーに足を運べればと思います。

  3. 流経大柏高キャンパスすごいですね・・・
    大学の様で、驚きました。
    竹林もあって。
    勝てて良かったです。
    高校の応援って賑やかでいいですね。
    最後にレッズコールには、感動しました。
    小学生のサッカー少年たちもチームで見に来てました。
    ただ、フェンスが2重になっているのが・・・
    いただけませんね。
    この調子で、静岡学園にも勝ってほしいです。

  4. いつもコメントありがとうございます!
    大所帯の高校のサッカー部らしい応援でしたね。
    私は、このカテゴリでは今の浦和の下部組織のように見守る応援スタイルのが好きなので少しうるさく感じてしまったりしましたw
    観戦環境は別として、しっかり勝ちきってくれて良かったです。
    週末の試合も期待しちゃいますね!

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