日本クラブユースサッカー 選手権(U-18)大会 関東予選2次リーグ2011/05/21-第1節 vsザスパ草津U-18 1-0勝利・・・個性とチーム

2020年5月21日

赤羽スポーツの森公園競技場2011年5月21日
レッズランド2011年5月21日

 どうも、浦和サポブクメです☆

クラブユース選手権の初戦が15時キックオフとややゆっくりめということで、今日は赤羽スポーツの森公園競技場で行われた大学サッカーの第1試合、早稲田大学vs神奈川大学の試合を見てから移動して、クラブユース選手権の関東2次予選のザスパ草津U-18戦を観戦してきました。

早稲田大学では、浦和レッズユース出身選手では昨年からレギュラーポジションを掴んでいる菅井順平(3年)と今年からレギュラーとして出場している山地翔(3年)の2人がこの試合もスタメン出場。ここに早く池西希(2年)も絡んできて欲しいです!試合は、早稲田が全体的に試合を支配していながら、やや攻撃の精度に欠け、そうなるかな~と思ってたらやっぱり0-0で終わりました。まだまだやりたいサッカーが出来るようになるのはこれからというイメージでした。

菅井順平は安定感ありました。比較的攻撃参加はしない右サイドバックながら、得点が奪えない所でタイミングで攻撃参加してました。いい感じです。山地翔はセンターバックで、まだドッシリとというプレーまでは行かないものの、ピンチの芽を摘んだりが良かったと思います。今後、セットプレーで高さを生かしてゴールなど決めそうな雰囲気もあったりなかったりでした。

第2試合の筑波大学の試合は見られなかったものの、ベンチ入りを果たした葺本啓太を眺めつつ、スタジアムを後にしました。第2試合も見ていた人から聞いたら、その葺本啓太が決勝ゴールを決めて勝利したとか。見たかった!大学選抜の候補に選ばれたり、かなり良い感じです!

さて、場所をレッズランドに移しまして、夏の全国大会への戦いとなるクラブユース選手権関東予選になります。5試合を戦いグループ上位2位以内に入れば全国が決まる戦いの第1戦。単純に対戦相手とカードの順番を考えると最初3試合を3連勝しておけるかが鍵で、それができればプレッシャーがかからない状態でやりにくそうな横浜FCの第4戦、ジェフユナイテッド千葉の第5戦と進められるような。見るほうは安易に計算してしまうものです。

でも、良く考えたら昨年のJユースカップのグループステージではザスパ草津U18相手には1勝1分と負けてはいないものの、すっきりと勝てていないんですよね。試合前に、そのことを指摘されて思い出し少し気を引き締めました。

さて、この試合のスタメンは以下、

GK22番吉野雅大、DFがセンターバックに3番寄特直人と18番西袋裕太、左サイドバックに5番佐藤大介、右サイドバックに2番西山航平、MFがボランチに6番野崎雅也、トップ下に10番矢島慎也と14番繁田秀斗、FWが左に11番堀田稜、右に7番鈴木悠太、真ん中に26番大野将平

控え:8番片槙吾、17番カドコダイ・アシカン、20番新井純平、24番中村駿介、28番関根貴大、GKの控えは16番大石祐輝だったと思います。

プレミアリーグの尚志高校戦で肩を痛めた小出啓太、また高田拓弥も怪我とのことでこの2人がスタメン、ベンチからも外れています。小出啓太のポジションに18番西袋裕太、高田拓弥のポジションに26番大野将平が入っています。

試合開始でいきなりピンチ。これは、尚志高校との試合でもありましたが、相手が強いという意識が薄い試合にたびたび出てしまってます。これはダメです、次やったら3試合連続なので怒ります。

おそらく昨年の戦いで浦和レッズユースとの戦いに戦えるという手応えを持った流れで挑んできているザスパ草津なので、勢い良く来るだろうと思っていましたが、その通りに運動量多く、また守備のところで激しさを持って臨んできましたね。これに、まずはやられた感じでしょうか。

メンバーに多少の変化はあるものの、試合が落ち着きだすと中盤より後ろでバックラインと6番野崎雅也が絡んでパス回しをしながら、組み立てようとしつつザスパ草津もしっかり追いかけてくるので時々カットされて危ない場面も作られつつ、全体的には上手い具合に運動量を抑えつつ、ザスパ草津の選手を消耗させていくと言うイメージでしょうか。

攻撃面では、攻めているものの決定的な場面は作れないな~というイメージ。フォワードの真ん中の位置に入った26番大野将平ですが、激しく運動量を伴ってアップダウンしながら裏を狙うという高田拓弥とは違って、ゆったりとスペースを探しながら動いているという印象でスピード感は感じないものの、結構いいところに入っていたりすることもありつつ。

そんな上手いポジションに入ったところへパスがビシッと決まった15分のチャンスでしっかりゴールして先制。

先制はしたものの、なんか中盤でリズムがつかめないのかもという雰囲気を感じさせつつ、それでも試合は浦和ペースと言う感じで不思議な感覚を覚えつつ、淡々と展開されていきます。

前半は1-0で終了。

後半に入ると、ザスパ草津の点を取りに来る姿勢を受けてしまったのか、やや押し込まれそうになる展開になりつつ、それでもポイントポイントではやはり浦和。そんな感じで進んでいく。

とりあえず、この後の交代の流れをまずは書いてしまいます。

後半20分に26番大野将平に代えて17番カドコダイ・アシカン

後半25分に2番西山航平に代えて20番新井純平

後半40分に11番堀田稜に代えて28番関根貴大

後半45分に10番矢島慎也に代えて24番中村駿介

で、追加点はなく試合は1-0で終了となり、見る人によっては勝っただけだな~というイメージかも知れませんが、ブクメとしては見所満載で今後のことを考えると面白い要素が色々見られたと結構満足しています。

ポイントは、慣れたスタメンの選手と違った選手が入った時のもろもろなのですが、例えば右サイドバックで2番西山航平から20番新井純平に代わった場面。この交代でのメッセージを考えた時に右サイドバックからの攻撃参加の活性化もあるぞというポイント。守りきろうなら守備に安定感のある2番西山航平のままでOKのところを攻撃参加とコーチングでの活性化という点で特徴のある20番新井純平が入ったことで右サイドの攻撃も使おうとなるわけで、右前線の7番鈴木悠太としては、比較的自分が右サイドに張っている攻撃のスタイルを20番新井純平を走らせるスペースを作りながら絡むことで攻撃が活性化します。交代からすぐは、20番新井純平の上がるスペースを埋めてしまっていることもあったのですが、終盤の何回かあったプレーは見事でした。7番鈴木悠太がボールを受けて、20番新井純平がオーバーラップ、そこにシンプルにボールを預けて20番新井純平がクロスを上げる所までを演出。

このプレーを見せておいて、次には2度ほど20番新井純平のオーバーラップをおとりにしてディフェンダーをサイドに意識させておいて中のスペースに走りこんだ17番カドコダイ・アシカンにパスを通す場面(惜しくもオフサイドになりましたが・・。)

この7番鈴木悠太の選択肢は良かったです。これで、少なくともオーバーラップした選手を使うかもしれないし、そちらに気をとられると中のスペースに他の選手が入り込まれたらそこを使われるかもしれないし、本人がそのままドリブルで仕掛けてくるかもしれないという3パターンを相手のディフェンダーに意識させることができます。というか、できてました。

そして、本職がフォワード真ん中(とブクメが勝手に思っている)、12番高田拓弥、26番大野将平、17番カドコダイ・アシカンの3人を公式戦で見たことでそれぞれがやるべきことの最低限のことは共通していても、それぞれが持ち味が違うわけで、例えば少し前の試合での17番カドコダイ・アシカンのプレーを見ている時に、12番高田拓弥がやるようなプレーをすることに集中しすぎているように見えて、彼自身の持ち味を出すことが弱くなっているように感じていたのですが、今日の試合で途中から入った際のプレーを見ていると、最初は動きに戸惑っていたようにも見えましたが、終盤にやっていた高さを生かしたポストプレーという強みを存分に見せてくれていたのが嬉しかったですね。

収まることが分かるとボールが彼に入った時に他の選手が走りこみやすい。そういう状況ができてきていたと思います。17番カドコダイ・アシカンの頭での力強いポストプレーに24番中村駿介が受けて攻撃が展開された場面など良かったです。とにかく、こういうプレーをして欲しいのと、彼自身がもっと自分が持っているアドバンテージを知ってプレーできるようになると、更に迫力が増すことになります。

26番大野将平で言うと、淡々とプレーしながら好ポジションとテクニックで仕掛けるというところでしょうか。

あくまでピッチの外で見ている1サポの立場としての印象で書いているだけですが、これを他の選手が理解してプレーをその都度少し変えられることが、層の厚さに繋がるのではないかと思います。

バックラインの選手のロングフィードも試合ごとに精度を増していくわけですが、同じロングフィードでも18番西袋裕太が出すパスの弾道と3番寄特直人が出すパスの弾道って違うんですよね、とか。

後は、尚志高校との試合で11番堀田稜のゴールに繋がった、10番矢島慎也の11番堀田稜のスピードがあれば、ここでも届くよねと言わんばかりの足元ではなく、届けば一気にゴールに近づけるスペースへのパス、これに11番堀田稜が追いついてしまうという凄い場面が今日もありましたし、これも一つ。

あと、ほんとにワンポイントですが試合の途中で14番繁田秀斗が同じようなパススピードでパス回しがされているところで急に速い強いパスを通したパスの強弱をつけるとか、試合終了間際でもそんな急にスピードを上げた強いパスで24番中村駿介が抜け出した場面もそんな強弱で相手のディフェンダーが反応できていなかった。そんなプレーとか。

アベレージのプレーはどんな時でも崩さず、持ち味はしっかり出し、逆に他の選手の持ち味を理解してプレーする。これができると層の厚いチームになると思います。

そして、怪我から復帰した28番関根貴大。短い時間でしたが、そのプレースケールの大きさを見ていて楽しいと共に相手ディフェンダーがついていけずにアフターでタックルに行くような場面が見られるとドキドキもしつつでしたが、可能性の感じるプレー一つ一つを楽しませてもらいました。

そんなことを考えた試合でした。

様々な可能性を楽しめたと共に、そういうチームの層を厚くするための試合としてもっとスムーズに運ぶためには、試合の入り方への課題、先制点から追加点への決めてしまうスイッチの入れ方、相手の攻勢の時間帯の過ごし方など、今後どのようなメンバー構成になっても、誰かしらがコントロールして、そうできるようにならないと行けないとも思います。

今日ベンチ入りできなかったメンバーについても同じで、モチベーションを保つのは大変なのは分かりますが、自分がやるべきプレー、自分の持ち味をしっかりアピールできるよう常に心がけておいてくださいね。

ではでは~!