高円宮杯U18プレミアリーグ2011/09/11/ 第11節 vs FC東京U-18 1-0勝利・・・経験+勝利が一番良い!

埼玉スタジアム2002第2グラウンド2011年9月11日

 

 

 

 

どうも、浦和サポブクメです☆

午前中の駒場サブグラウンドから場所を移しまして、午後からは埼スタ第2グラウンドで行われたプレミアリーグ第11節のFC東京U-18戦を観戦してきました。埼スタでJリーグが開催される時はこれまで確か同じ場所(敷地内)でユースの試合も開催したことはなかったと思うのですが、18時からのトップの試合の前の15時から開催と言う事で、少し不思議な感覚で会場まで足を運ぶ感じになりました。

駐車場が使えないということで、自転車で来られた方も多い中で、トップの試合に車で来る人にお願いして乗せてもらい楽して埼スタまで来てしまったヘタレのブクメですw

さて、今日は少し反省してます。タイトルにあるように、この試合、浦和は駆け引きで相手を上回り堂々と勝利をしてくれたのですが、先週の日本平での清水エスパルスユース戦での起用などを見ながら、首位のチームと勝点が結構離れている状況で迎えたこのプレミアリーグの折り返し後は、逆転優勝よりも今後のJユースカップへ向けてのチーム力向上を重視しての戦い方に変えたと解釈して、勝利よりも経験重視なんだと思い込もうと勝手にしてしまっていました。

違います。もちろん、どのメンバーが出ても勝ちきれるようなチーム力への経験は重要ですが、この大会で目指すのはタイトル。間違えないです。逆転で狙えます。狙ってもらいます。

ということで、試合の話に移します。

この試合のスタメンは以下、

GK30番関口亮助、DFがセンターバックに3番寄特直人と4番小出啓太、左サイドバックに21番小坂慎太朗、右サイドバックに20番新井純平、MFがボランチに6番野崎雅也、トップ下に24番中村駿介と8番片槙吾、FWが左に11番堀田稜、右に28番関根貴大、真ん中に10番矢島慎也

となります。

アウェイでの前回の対戦の時には、前半手応えを掴んで後半に逆転されてしまい悔しい思いをした相手、そして前節の清水エスパルスユース戦でその時のような後半に相手の反撃を受けて立て続けに失点してしまった後半の入り方の課題。チームとして成長するために、それらの課題を克服して行くことが大前提の試合。

この試合も前半から浦和がポゼッションで主導権を握る展開で進めることに成功します。

少し入りすぎていると感じるくらい、際のプレーでの激しさでは浦和が勝っており、その気持ちの強さがファールになったり警告受けたりした部分もありましたが、この部分で相手を勝っていたことがまず見ていて嬉しかったですね。

センターバックの4番小出啓太が相手の攻撃の時に放り込んできたロングボールに対応する時の競り合う時の力強さなどに特に表れていたと思います。

また、以前もなんどか組み合わされた中盤でボランチに6番野崎雅也、トップ下に8番片槙吾が入った時の相手の攻撃に対して8番片槙吾が守備的にもプレーでき、攻撃の際には攻撃的にも当然プレーできるという特長が上手く出ていたことや、24番中村駿介がキープ力にドリブルのスピードの強弱を上手く絡めながら中盤でボールをしっかりキープできていたこと、バックラインもやや緊張感からミスが出て危ない場面が作られるところもあったりはしましたが、とにかく中盤からバックラインのバランスが良くボールが回せていたため、比較的安心して見ていられました。

前半の攻撃では、左サイドからの11番堀田稜のスピードを活かした攻めに始まり、フォワードの真ん中に入った10番矢島慎也が比較的中盤の位置に入って動くことが多かったため、パッと見でフォワードなしで中盤あたりの位置にいる選手が流れで飛び出してフォワードとしての役割をするような、そんな攻撃もまた良かったと思います。

中盤で8番片槙吾が6番野崎雅也に渡し、オーバーラップした20番新井純平を使ってクロスまで持ち込んだシーンや、28番関根貴大が狙いどころで一気にトップスピードに挙げて攻めて行く場面も迫力がありました。

浦和ペースながら得点が入らず時間が経過した前半30分くらいからは、10番矢島慎也が均衡を破ろうと何度かミドルシュートを狙うものの枠を外れてしまいました。しかしながら、浦和ペースのところで点を取る姿勢を強く出したプレーは必要なプレーでしたしOKです。

更に11番堀田稜のヘディングシュートや28番関根貴大のドリブルから得たファールでのフリーキックで10番矢島慎也が直接ゴールを狙ったり、24番中村駿介の中盤でのキープから、10番矢島慎也へ展開して8番片槙吾へつなげてからのシュート。

惜しいながらも決まらず、28番関根貴大からオーバーラップした20番新井純平へパスからクロスボールも惜しくも合わずと得点が入らない中で、前半終盤にはセットプレーから決定的な場面を作られたりしつつも失点は免れ0-0で前半を終了します。

危険な後半のスタートの入り方をしてしまうことが多いのでその点に注目していましたが、この試合の後半の入りは集中して入れており、むしろ相手の攻撃を受けるよりも浦和が前半そのままに攻勢で仕掛けることが出来ていました。

その中でも右サイドからの20番新井純平と28番関根貴大の絡みでの前半スタートからの攻撃が鋭く、その中でも一旦20番新井純平に預けて前に飛び出した28番関根貴大にプレスに来たディフェンダーを越えたキレイなパスを20番新井純平が通して、28番関根貴大が一気に攻め込むという形も作れていましたが、芝に足を取られて惜しくも得点までには至りませんでした。

その後、相手の反撃から決定的な場面を作られるものの、30番関口亮助の好セーブで失点を防ぎ、その後8番片槙吾がミドルシュートを狙うなど、後半スタートから目まぐるしく展開する中で、雲行きが怪しくなり急に雷が鳴り出して、後半17分のところで試合が中断に入ります。

雷は割とすぐに収まったものの、その後激しい雨が降り、中断から20分後くらいに試合が再開されます。

急な雨でスリッピーなピッチになったものの、ここまで交代枠を使っていない浦和としては予期せぬ雷のおかげで疲れが見え始める時間に休むことができたと言う点では良かったのかもしれません。

残り25分くらいの状況で再開された試合は、やや荒れ模様になります。再開後大きなチャンスを迎えたのは浦和で、11番堀田稜から前線の10番矢島慎也にパス、10番矢島慎也が中盤から前目のポジションに入った8番片槙吾にパスを出すとダイレクトでミドルシュートを放ち、これが鋭く枠を捉えたもののギリギリのところで相手キーパーに弾かれます。このシュートは本当に惜しかったです。

この後、劇的な展開への幕開けとなる展開となります(とは言っても、また浦和に不利な判定を終盤に・・・と言う判定なのですが。) 

相手の攻撃の際に、明らかに倒していないのにペナルティエリアで倒れた相手に対して審判がPKの判定。このPKを30番関口亮助が防ぎ、その後のピンチも回避。残り時間が減っていく中で、20番新井純平が絶対に勝つという気持ちでゴールに繋がる重要なプレーをします。オーバーラップからドリブルで深くまで切り込み更にペナルティエリア内までドリブルで果敢に侵入し、ディフェンダーにクリアされそうになるも浮き球を執念で頭で持ち込んだところでたまらず相手ディフェンダーがファール。倒されてはいましたが、審判によってはPKを取るか微妙なプレーではあったのですが、先ほどのPKの流れもあり、ここで主審がPKの判定。このPKを10番矢島慎也が落ち着いて決めて、結果的にこのゴールが決勝点となり、浦和が1-0で勝利を飾りました。

そこまで考えていたかは分かりませんが、微妙なプレーでPKを取られたことで、同じような状況が浦和にも起こったらPKをもらえる可能性が高いというところで、20番新井純平がペナルティエリアまでドリブルで侵入することを選択した。この駆け引きは勝負を考えた時は、相当重要なので、それが成功し、しっかり勝利をもぎ取った。これは相当大きいです。

また、得点の後に28番関根貴大に代えて7番鈴木悠太、24番中村駿介に代えて25番進昂平、11番堀田稜に代えて14番繁田秀斗という交代を行った中で、代わって入った選手も7番鈴木悠太は果敢に前線でプレスをかけて相手の反撃を許さないプレーが出来、25番進昂平は短い時間の中でも持ち味を見せて、あと一歩で追加点というプレーを見せましたし、時間の使い方と言う意味では21番小坂慎太朗のコーナーフラッグ付近でのキープなども効果的だったと思います。

試合を振り返ると、決めるべき場面で決められなかったところは、やはりもったいないですし、決めていればもっと試合を楽に運べていたこともありますので、フィニッシュに対して突き詰めていく必要はあると思います。

とにもかくにも、今日の勝利は大きいです。

経験も積めて、結果と言う手応えも掴んだ。そして、この勝利で再び首位との勝点差が7まで詰まりました。

タイトルを目指してください。

育成のカテゴリですから、今後も起用などでは色々試合によって変わることも考えられます。でも、意識高く戦えば、勝てますよね。メンバーの組み合わせが変わっても勝てることを広島遠征で見せてくれてますからね。できますよね。

期待してます。

ではでは~。