どうも、浦和サポブクメです☆
ありきたりな言葉しか書けませんが、こうしてネットに文章を載せる者として当然のこととして書かせていただきます。東日本大震災から1年が経ちました。 震災の被害に遭われた皆様。謹んでご冥福をお祈りいたします。
サッカーと言うのは不思議なスポーツで、「技術的に戦術的に強いチーム=100%試合で勝利する」にはなりません。
当然、思いや気持ち、心だけで勝てるものでもありません。
これらを結び付けて行くことで勝率が上がっていくものですが、それでもこうすれば100%勝てることはないスポーツです。
この言葉を踏まえて、まず、今日の試合について大まかに書きますね。
この試合のスタメンは以下、
GK22番関敦也、DFが左サイドバックに6番中塩大貴、右サイドバックに3番新井克之、センターバックに2番信沢啓人、5番水上真、MFがボランチに18番石井康輝、トップ下に15番高橋聡史と10番堀内千寛、FWが左に7番川上開斗、右に19番村上秀斗、真ん中に9番和久井大輔
となります。
今日の対戦相手は鹿島アントラーズジュニアユースとなります。また、今シーズンからはホーム&アウェイで同じ対戦相手と2戦ずつ戦うレギュレーションに変わっていることは、前回の開幕戦の時に触れましたが、今日は鹿島のホームでの対戦となります。
こういうレギュレーションになり、初となるシーズンと言うことで、どういう風に見ようかと、毎回の様子を見ながら考えているのですが、3月いっぱいくらいは、めいっぱい課題見つかりまくりの苦しい状況になることが当然と考えてチーム作りをしていく時期と考えるべきかなと今日の段階では考えています。
ホーム&アウェイのセオリーでは、ホームで勝ち、アウェイでは負けない、そういうバランスで進められると浮き沈みで苦しむこともなく良いとも思うのですが、そこにこだわりすぎる時期でもないし、3月いっぱい、もしかすると4月いっぱいくらいまで、成長するための課題を見つけることの方を重視してやっても良いかもしれないとも思います。
いわゆる、手さぐり状態ということですね。
試合は、すごく大まかに書くと、開始からやや硬さが見られた浦和がパスミスやパスを受けた時にボールをキープできない状態が最初の20分くらいまで続き、その間ピンチもありつつ失点は免れ、その後は主導権を握れている時間帯も作れていたものの、相手ゴール前での仕掛けるプレーの精度が悪く、大きなチャンスが作れない流れの中で、ミスから32分に失点し前半を0-1で終了。
後半も同じような状況が続く中で、浦和が生かせなかったセットプレーのチャンスで20分に相手に追加点を許し、28分に3失点目を喫し、試合終了間際の反撃でディフェンスラインの裏へ通ったボールをしっかり10番堀内千寛が決めて1点を返し、ロスタイム含めて猛反撃するも、結果は1-3で敗れたという感じになります。
交代は、前半はなし、後半に15分に19番村上秀斗に代えて11番新納大雅、22分に15番高橋聡史に代えて14番松尾佑介でした。
これはいいなと思った展開が2回ほどあったのですが、いずれも浦和が落ち着いてきた前半20分以降のプレーなのですが、ボランチの位置の18番石井康輝にパスが入った時にサイドの7番川上開斗が前線の9番和久井大輔や10番堀内千寛が相手ディフェンダーにマークされている中で、うまく中のスペースで楔になるために走りこんでパスを受け、そのボールをワンタッチで左サイドバックの6番中塩大貴に送り、そのボールをまた6番中塩大貴がワンタッチで前線へロングフィードを送る流れを作り、この一連のパス回しからの展開によって、10番堀内千寛がそのロングフィードに対して抜け出して行く形に繋がった場面。結果は、パスが長くなってしまったものの、思うように行かない展開が多く、狙いが単調になってしまっていた試合の中では、数人が意図して絡んだ中での崩しの形として良かった形だったと思います。
また、15番高橋聡史と19番村上秀斗、10番堀内千寛がちょうど良い距離関係になれている時間帯に細かくパス回しで相手を崩して行こうという意図的なプレーも効果的に作用していて良かったです。
ただ、やはり今試合を思い返してみると、今日は全体的に思うように行かない中でそのイライラがプレーの中に出てしまっていらないカードをもらってしまったり、打開する何かを見いだせないままに一つ一つの精度が悪くなってしまったことで更に自らを苦しめてしまっていたようにも思います。
相手のセンターバックの2枚が、比較的相手が攻撃的に行けている時でも守備の意識を強く対応しようとして集中力高くやっている中でのプレーの選択肢としては、今日は工夫が足りなかったように思います。そこでサイドからと言う選択肢の中でもクロスの精度が良くなかったことなど、流れを打開するために正確性が求められるプレーをもっと大事にできていたら、試合展開ももう少し変わったかもしれません。
さて、最初の方に書いたことの延長上になるのですが、今日は震災から1年という忘れてはならない1日でした。そして、ご存知のように直接的な被害で言えば、今日の相手の鹿島は大きかった地域にいるチームですし、思いを強く戦っていたのかもしれません。
ただ、だからと言って、今日の浦和が思うように行かなかったことが相手の思いの強さによるものだったとなっては絶対にいけません。しかしながら、思いの強さが集中力を持続させたり、際でのプレーを激しくしたり、ゴール前での決定力を上げることはあると私は考えています。
直接的な被害は大きくなかった浦和ですが、昨年の震災後にもブログに書いていたことですが、同じ東日本にある浦和も様々な面で大変な思いをしてきたことは事実です。
それでも思いの差があるということになるのであれば、それは今日のような悔しい敗戦で得た経験で埋め合わせていくしかないと思います。
新レギュレーションでスタートし、いきなりスタートがアウェイで2連戦でしたね。たったの2試合ですが、すごく意味のある2試合であったとも言えます。そして、けが人や体調不良の影響もあって、やや本職とは違ったところを受け持つ選手や、公式戦2試合目にして早くも1年生(新2年生)の関敦也がゴールマウスを守ることになったりもしました。
下部組織の試合を見てきて、スタートからこれだけ密度の濃い経験をできているチームもなかなかないと思います。
まずは、この2試合での経験を次のホームでの初戦でぶつけてやりましょうよ。
そして、怪我で悔しい思いをしている選手もまた、今の悔しさを復活し
た時にどれだけ出せるかで全く変わってきます。実際、例えば今の浦和レッズユースを見ていても、怪我で長期離脱をしていて、その後、しっかりスタメンを奪い、貴重な戦力となっている選手もいますし、一つ一つの捉え方をプラスにしてください。
凄く分かりやすい見本としては、浦和のトップチームで新監督のミシャが「ポジティブに!」ということを強調して言っていますよね。
凄く良いメンバーがそろっている浦和レッズであっても、サポーターの雰囲気がネガティブだったりすることで、悪い意味でチームにまで影響して、悪循環に陥っていたという最近の分かりやすい例もあります。今年のトップチームがやろうとしている戦術も決して簡単ではありません。それだって、サポーター含めたチーム全体の雰囲気がポジティブになるかネガティブになるかだけで、良くも悪くも簡単に変わって動いて行ってしまいます。
チームの中で作る雰囲気づくり、特に流れが悪い時に良くするための雰囲気づくり。チーム内でもチーム外の応援する立場でも、すごーーーく重要なんですよ。
今日の試合で、相手に追加点を決められて試合の終盤で突き放されてしまった時にベンチから聞こえていた監督の言葉を覚えていますか?確か、「この状況を楽しめ」って言っていたと思います。
極端に言えば、逆境を楽しむ雰囲気を作れる選手が今後どれだけ出てくるかで、今日のような展開が終わってみたら4-3で逆転勝利していたなんてことも普通に起こり得るんですよ。
ということで・・・来週のレッズランドでの試合を凄く凄く楽しみにしています!
ではでは~。
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