第67回国民体育大会サッカー競技(少年男子) 1回戦2012/09/30 埼玉県vs愛媛県 1-0勝利・・・運も味方につけ前進

杉崎公園グラウンド2012年9月30日

 

 

 

どうも、浦和サポブクメです☆

やってきました国体の季節!この大会の出場権を決めるプレ国体では、劇的すぎる試合を見せてくれた埼玉県少年男子。

今年の国体の本戦は岐阜県で開催されています。サッカーの少年男子の開催地は、岐阜の市街よりも富山に近い、飛騨高山になります。

ちょうど台風18号が日本を直撃していて、予報ではキックオフ予定の13:30くらいが結構まずいということでしたので延期になってしまうことも覚悟しつつ足を運びましたが、試合開始時間を1時間早めるなどの措置が取られて、結果的に雨の時間帯とやや風が強くなる時間もありましたが、試合には影響せず開催されました。

さて、埼玉県の1回戦。対戦相手は愛媛県となります。昨年の国体に行けなかったこともあり、愛媛県と聞くと2年前の千葉国体の時に埼玉県を敗退に追いやったチームとして強く印象に残っていてちょっと怖い存在として頭に残っていることもあり、戦っている選手たち以上にリベンジしてくれと勝手に思って見させてもらった部分もありつつです。

では、試合に移りますね。

この試合のスタメンは以下、

GKが1番佐川雅寛(本庄第一高校)、DFが左サイドバックに13番長嶋巧、右サイドバックに2番細田真也、センターバックに4番髙山和真(大宮アルディージャユース)と3番吉原大、MFが左に9番橋岡和樹、右に14番清川大輝、真ん中に6番勝野瑛と8番小野雅史(大宮アルディージャユース)、FWが11番里見直樹(大宮アルディージャユース)と7番菅原朋也(大宮アルディージャユース)

となります。

怪我の関係、U16日本代表の関係などもろもろもあり、当初のメンバーや国体のプログラムに載っているメンバーとは、代わっている部分もあります。結果的に、メンバーを書き出してみるとキーパーの佐川雅寛の本庄第一高校を除いては、浦和レッズユースと大宮アルディージャユースで構成されたチームで臨む形になりましたね。

あえてそうしているのか、ポジションに関して、本来の得意とするポジションが右の選手が左になっていたり、いくつか気になるポイントがありつつ、その影響もあったのか、初戦の硬さもあったのか、試合にリズムよく入ったのは愛媛県の方だったと思います。

細かいパス回しからテンポよく攻めてくる相手に対し、浦和は全体的にボールの収まりや連携があまりうまくいかないようでした。

その中で、6番勝野瑛が中盤でプレスをかけて相手の攻撃を摘んだり奪って攻撃を仕掛けるという意味で、精度の高いプレーを見せ、そこから奪っての埼玉の攻撃という形では何度か惜しい形を作り出すことができていました。

ただ、やはり前線での攻撃に関しては、個々の持ち味は出そうな動きはしているものの、それが数人でつながって連携で相手を脅かすところまではいかないという印象。

埼玉の攻撃を試合の流れで見ていきますと、怪我から復帰して本大会に間に合った2番細田真也のオーバーラップからのクロスに11番里見直樹がヘッドで狙った場面が3分。9番橋岡和樹と7番菅原朋也がうまくパス交換とポジションの移動をしながら攻め上がった13分。6番勝野瑛から大きく左に展開して14番清川大輝に繋げて仕掛けた15分。8番小野雅史がループ気味に狙ったシュートを放った17分。2番細田真也からの縦方向のロングパスに抜け出した11番里見直樹のループ気味のシュート。22分に相手のミスパスを奪った14番清川大輝のシュート。11番里見直樹のポストから、6番勝野瑛にあてての右前線の14番清川大輝へ繋げての攻撃、左前線の9番橋岡和樹にパスが出る場面も多かったと思います。

狙いとして、「お!」と思う場面を簡単に書き出しただけでも結構あるのですが、ゴール付近でのプレーが相手の集中した守備のためか、埼玉の選手が急ぎすぎていたのか、もったいない失い方をしてチャンスを逸するという形も多かったように感じます。

相手が鋭く仕掛けてくる場面に前半の序盤は受ける時間もたびたびあったのですが、ある程度慣れてきたところで守備陣も安定して跳ね返せるようになり、試合としてはどちらにも大きな主導権を与えずに、0-0でハーフタイムを迎えます。

後半に入り、11番里見直樹に代わり10番ンドカ・ボニフェイスが入ります。

ちょうどハーフタイムに入る直前くらいからぽつぽつと雨が降り出し、後半は時間帯によってはやや雨が強めに降る時間帯もあったりで、前半以上に滑りやすくボールをコントロールしにくい状況になりました。

プレ国体の時に、かなりの確率で高いボールに対してしっかりポストプレーを成功させていた10番ンドカ・ボニフェイスが後半から入ったことでシンプルに当てた時に意識的に近い位置やこぼれ球を生かそうとする動きをする選手が出てきて、攻撃に厚みが加わったように思います。

実際10分の10番ンドカ・ボニフェイスのポストプレーから14番清川大輝が抜け出しての仕掛けや、8分にも同様のポストプレーで7番菅原朋也が抜け出して仕掛けるなど、ここからの攻撃が最も得点のにおいのする流れになっていました。ただ、やはりゴール近くまで持って行ってからの決定機を作るという部分では少し工夫が足りないことも多く、チャンスの多さを生かせないという印象も同時にありました。

よく主導権を握っているチームには、フィフティのボールがこぼれてきやすくなることがサッカーではありますが、その意味では、こぼれ球が埼玉の選手に来る確率は高く、主導権はやや埼玉にあると言える展開にはなっていたのかもしれません。

大きなピンチという場面では、後半はそこまで多くはなかったものの、そのピンチになった原因が埼玉の選手の連係ミスからなど来ていたことで、相手の選手のシュートミスに助けられて失点を免れた本当に見ている側はやられたと思ったくらいの大きなピンチがありつつ、もちろんキーパーの1番佐川雅寛の好セーブに助けられた場面や2番細田真也や13番長嶋巧のサイドバックが守備に比重を置いてうまく対応していたことで防いピンチもありますが、決定的なチャンスを作られた場面で失点しなかったのは、運が味方してくれたのでしょう。

試合終盤になると、なんとなく延長戦に入りそうだという雰囲気にもなっていたのですが、アディショナルタイムに入ろうかというところで、14番清川大輝が右サイドからドリブルで持ち上がりクロスを上げると相手ディフェンダーのクリアボールが真上に高く跳ね上がります。そのボールに対して10番ンドカ・ボニフェイス高い打点でヘッドで合わせてゴール右隅に決まります。

土壇場で1点を奪った埼玉県が残り時間をうまく使い、結果的に1-0で勝利を収めました。

試合自体は、どちらに転んでもおかしくない展開でしたが、こういう展開の試合をしっかり勝利で終えることができたのは大きいと思います。今日の埼玉の出来自体は、何度か観戦したトレセンリーグや、プレ国体の試合での良い時の攻撃の迫力や連携と比べると、あまり良さが出せていなかったような印象がありましたが、その中で結果が出たことが多きく、いわゆる連日試合を行って優勝を目指す形式の戦いなので、試合を経るごとにチームの状態が上がっていく形が望ましいとも言えますので、明日さらによくなり勝利して、明後日はさらによくなり勝利して、ピークのところで決勝で優勝、そんな流れになれば良いかと思います。

今日の試合でも、なかなか得点が奪えないところで、一瞬ポジションチェンジをして前線の右左を入れ替えたところで大きなチャンスが作れた場面もありますし、やや攻撃は自重して守備に重きを置いていた13番長嶋巧が後半終盤に左サイドを攻め上がって仕掛けた場面で大きなチャンスになったように、リスクを負うことで大きなチャンスを作ることも今後は更に試合展開によっては必要になってくると思います。

ただ、何はともあれ初戦というのはこういう試合になりがちなので、そこを勝てたことが大きいです!

この勝利を勢いにして、明日の富山県では、さらに前進したチームの強さを見せてください!

ではでは~。

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おまけの写真。