どうも、浦和サポブクメです☆
大会2日目は、対戦相手の特徴によって今の浦和レッズユースの状況を確認することができる1日となりました。まず、大会本戦の2日目の対戦相手は清水東高校となります。相手チームの強い弱いということではなく、いわゆるプレスの強さ激しさの度合いという意味では、この試合の清水東高校は、体をぶつけるくらいの激しいプレスというよりは、比較的距離を開けて寄せるくらいのプレスとなり、これによって浦和レッズユースのパス回しや、意図することもかなりスムーズに行うことができたと思います。
その辺りを踏まえて、清水東高校戦について書きますね。
この試合のスタメンは以下、
GKが25番番杉本広貴、DFが左サイドバックに3番森亮太、右サイドバックに2番細田真也、センターバックが左に5番齋藤一穂、右に6番吉原大、MFが左に11番進昂平、右に23番安東輝、真ん中に26番松崎洸星と8番須藤岳晟、FWが左に10番関根貴大、右に21番小島良太
となります。
中盤で26番松崎洸星が入った以外は、昨日の習志野高校戦と同様のスタメンとなります。
この試合では、これまでのチグハグさが何だったのかと思うくらい、パスが回り、選手の動きも多彩、サイドチェンジもあれば、サイドバックの選手の攻撃参加も多数という最高の出だしになりました。
3分に、2番細田真也の右サイドからの仕掛けから折り返して10番関根貴大のシュート、5分には6番吉原大から、うまく楔になれるスペースに入った23番安東輝にパスが入り、ここからの展開、8番須藤岳晟からの正確な大きな展開のボールが右前線のスペースに走る2番細田真也に通り仕掛ける形、前線で11番進昂平が力強くボールをキープ、23番安東輝がペナルティエリア内でキープして倒されたように見えたものの、ここは流され、こぼれたところを10番関根貴大がシュート、再び8番須藤岳晟からの大きな展開で2番細田真也が右から仕掛け、グラウンダーのクロスに21番小島良太がまずコースに入りながら、スルーしてその奥にいる11番進昂平に渡りシュート、
などなど、最初の10分くらいまでだけで、目立ったチャンスの形だけ引き出してもこれだけ多くの、しかもスムーズな攻撃が見られました。
浦和が仕掛け続ける流れの中で、15分に先制点が生まれます。
5番齋藤一穂からの大きな展開から2番細田真也が右前線から仕掛け折り返しのパスを受けた23番安東輝がタイミングよく裏へパスを通すと抜け出した11番進昂平がシュート。いったんはキーパーに弾かれるも落ち着いて押し込んでのゴールとなりました。
1-0。
多くの選手が、もともとのポジション以外に流動的に動いて相手の守備が混乱するような動きをできていた中で、10番関根貴大と23番安東輝が中盤あたりで受けて展開する形から大きなチャンスになることが多かったように感じます。
23番安東輝の狙うパスコースも、なかなか面白く、前線の選手もそのパスに反応してあと一歩という場面も多く、このくらいギリギリのパスと前線の選手の動きだしが合えば面白くなるという印象を持ちました。
22分には、10番関根貴大が中盤あたりから、いったんタメを作りつつ、右サイドの2番細田真也に繋げ、ゴール前に上がる10番関根貴大に再び戻して、今度は10番関根貴大を追い越すような形で走る23番安東輝に預けてシュート。これは、枠を外れてしまいましたが、良い展開でした。
浦和の攻勢が続く中で29分に追加点が決まります。
26番松崎洸星から23番安東輝を経由してラストパスが11番進昂平に通り、これを決めて2-0。
流動的な動きの中で、11番進昂平と10番関根貴大、28番安東輝が近い位置で絡んだ時に大きなチャンスになっていました。
前半は2-0で終了。とにかく、前半は理想的な攻撃を繰り返すことができ、中でも右サイドの2番細田真也からの攻撃から多くのチャンスを作れていました。
後半スタートから、2番細田真也に代わり19番橋岡和樹が入ります。
で、後半スタートしてちょっと目をそらしていた時に3点目が決まったのですが、正直どのような形で決めたのかわかりませんでした・・・が、ゴールしたのは11番進昂平ということで、なかなか得点が取れない状況でしたが、この試合だけで3得点のハットトリックという結果を残しました。結果と書いたのは、本調子ではないが結果は残したという意味も含めています。結果的に決めたものの、最初のゴールでは、おそらくいったんキーパーにセーブされたことだったり、調子が上がればかからずに決められていただろうということなど含めてです。ただ、得点を取る選手ですので、調子が悪くても得点を奪えるということは重要なので、ここをきっかけに調子が上がっていけばと思います。
後半は、相手も得点を奪いに来て激しさが増したことで、前半に比べるとやや相手の攻撃を受ける時間も多くありましたが、バランス自体はよく交代した選手も、スムーズに動くことができていたと感じます。
ちなみに、後半は多くのメンバーが交代で入ることになるのですが、先ほど書いた後半スタート時の2番細田真也が19番橋岡和樹に交代したのに続き、10分に10番関根貴大が15番清川大輝と交代、13分に8番須藤岳晟に代わり17番勝野瑛、16分に11番進昂平に代わり22番荒木聡太、25分に21番小島良太に代わり13番條洋介、32分に6番吉原大に代わり29番小木曽佑太と計6人が後半に交代しています。
後半の攻撃の中では、右サイドからの19番橋岡和樹のクロスに11番進昂平が駆け込んで狙った10分の形、17分には、17番勝野瑛から22番荒木聡太、19番橋岡和樹と展開しての仕掛け、15番清川大輝が斜めのスペースにうまく入って仕掛けた形、ピンチも数回ありましたが、いずれも25番杉本広貴が良い反応で防ぎました。36分には15番清川大輝からのラストパスに22番荒木聡太がピンポイントで合わせた決定的な場面がありましたが、このボールはキーパー正面に飛んでしまい追加点はなりませんでした。
38分には、キーパーが前に出ているところでやや距離があるものの23番安東輝が思い切って強めのループシュートで狙うもこれは枠をとらえられず。
試合は3-0で終了となりました。
この試合で、今年の浦和レッズユースがやりたいサッカーの片鱗というか、思うようにできればこういう感じになるんだという形が見られたという収穫もありつつ、ここまでプレスが早い前線から激しく来るチームと対戦した時には、混乱してチグハグになってしまう場面も多く見ていることで、一般論として書いてはいけないと思いつつもイメージしてもらいやすいのであげると、運動量がものすごくとにかく寄せが早くプレスが強い高校サッカー系のチームと対戦した場合には、かなり厳しいだろうなと思う現状でもあります。
今の浦和レッズユースの状況を考えると、できれば、この戦い方の手応えや連携を高めるために、比較的ボールを持たせてくれるような、いわゆる球際の激しさを売りにしていないチームと多くやって、この試合のように手応えをつかむ部分。また、得点するべき選手が結果を残せるような試合をやりながら、並行して球際の激しいチームともやりながら、判断も早めていく、そういう試合を経て良くなっていくのかな~とも感じています。
なので、逆に言うと浦和対策として球際激しく前線激しくというサッカーをやってくるチームが多くなる可能性も予想されますが、その時に自信を失うと悪循環になりますので、「はまれば強い」今日のようなサッカーができるというイメージの一つとして、この試合のイメージをしっかり残して粘り強くやっていくことが必要だと思います。
場所を蛇塚グラウンド(南)に移して行われたB戦では、清水商業高校Bと対戦しました。
この試合のスタメンは以下、
GKが18番関口亮助、DFが左サイドバックに22番荒木聡太、右サイドバックに19番橋岡和樹、センターバックが左に12番上野文也、右に29番小木曽佑太、MFが左に15番清川大輝、右に16番中村透、真ん中に20番長島巧と13番條洋介、FWが左に24番倉本隼吾、右に28番新井瑞希
となります。
こちらの試合は、逆に、今の状況でうまく行かない時に起こるタイプの対戦相手で、昨日まで見てきたような、思うように行かずにプレーの精度が失われていき、高い位置で奪われて失点という典型的なピンチの迎え方が多くなる試合になってしまいました。
Aチーム、Bチーム関係なく、清水商業高校Bとの試合になった場合には、苦しんだのではないかと感じました。
この試合の、浦和の攻撃の形としては、20番長島巧から28番新井瑞希を経由して左前線の24番倉本隼吾に通った形など昨日同様に、24番倉本隼吾に良い形でパスが通る場面は多く、6分には19番橋岡和樹の右前線からのクロスに24番倉本隼吾が合わせる決定的な形があったものの、枠をとらえることができませんでした。やはり、24番倉本隼吾が、チャンスを呼び込む動きの数とそれを得点にするためのプレーへの工夫でチャンスを得点にする確率を上げて行くことが一つの課題になっていくと思います。
この試合の交代は、前半22分に29番小木曽佑太に代わり6番吉原大、後半6分に24番倉本隼吾に代わり8番須藤岳晟、9分に28番新井瑞希に代わり2番細田真也と計3人の交代がありました。
試合は、前半終了間際に失点、後半6分にコーナーキックからの失点と2失点を喫して0-2で敗戦となりました。
この失点以外にも先ほど書いたように、相手の激しさでプレーの精度が欠けたり、パススピードが遅くて奪われたり、そういうケースが高い位置で多く起こることと、相手のフォワードがこういう浦和のミスを見逃さずにシュートまで持ち込んでくるため、結構なピンチの数はありました。
そんな2日目の2試合でした。
今日の2試合は、昨日までと比べて、浦和が今年やりたいことがうまく行った時の強さを確認することができた収穫の部分と、そのためには、もっと多くの実戦で手応えをつかめるようなタイプの相手との試合が必要だと言うこと。今の時点でプレスがかかっても精度高くプレーできる選手をやはりある程度軸としてチームを作る必要も含めて感じることができました。
また、やはりチームとしての自信をつけるためには、点を取るべき選手が得点を重ねていくことや結果も必要だと思っていますので、その意味では11番進昂平のハットトリックは、大きなプラスの要素になると思います。また、怪我明けで出場時間が、短かった10番関根貴大の出場時間も試合ごとに少しずつ増えていっており、そのこともプラスの要素になっていくと思います。
少し掴めてきたこともありますので、また明日の2試合を見るのが楽しみになりました。
ではでは。
おまけの写真。