どうも、浦和サポブクメです☆
連戦の続くゴールデンウィーク。こどもの日の今日5月5日は、浦和レッズジュニアユースの関東U15リーグの柏レイソルU-15戦を観戦に日立柏総合グラウンドに足を運びました。
結果的に、この試合の後に練習試合1本と、U14の練習試合が3本行われたため、日立柏総合グラウンドで、たっぷりジュニアユースの試合を見させてもらう流れになりました。
このゴールデンウィークの試合観戦は、比較的どの試合も天候に恵まれた中での試合となり、今日も同様に晴れで心地よい陽気の中での試合となりました。
前節今季初黒星を喫した浦和レッズジュニアユースは、現時点での上位争いを繰り広げている数チームの中の一つ、言わずと知れた浦和の下部組織にとっては難敵となる柏レイソルU15と対戦。前節とは、まったくタイプの違う相手にはなりますが、敗戦の後の試合であり、また、連勝街道を突き進んでいたチームの中で、一つ、よりチームが強くなっていくために見直して再スタートと言う形で考えても、どのような戦いぶりが見られるのか一つ注目の試合として観戦させてもらいました。
では、試合の話に移ります。
この試合のスタメンは以下となります。
GK1番関敦也、DFが左サイドバックに12番関慎之介、右サイドバックに5番河内渉真、センターバックに4番轡田登と15番高橋海翔、MFが左に3番渡辺陽、右に10番萩原大智、真ん中に8番松高遼と23番立川将吾、FWが左に7番伊藤敦樹、右に9番町田ジェフリー
となります。
引き続き、11番川上エドオジョン智慧は、U16日本代表に参加しているため不在となる中で、メンバー構成は前節と全く同じになりますが、ポジションが何か所か変更になっています。
前節、フォワードの位置に入っていた4番轡田登がセンターバックの位置に入り、読みの部分とテクニックのある15番高橋海翔と組み、12番関慎之介が左サイドバックに回ります。
攻撃の鋭さを考えると、前節の相手の比ではないタイプの今日の相手でしたが、この組み合わせと、研ぎ澄まされた集中力が結果的に、守備の部分の固さを増す良い結果につながったと思います。
それ以前に、今日の試合は、一つのミスや判定が勝負を左右するような、本当に締まったレベルの高い戦いで目が離せない試合でもありました。
戦い方である程度仕方がない部分で、相手のポゼッション率が高く、そこを上手く浦和が跳ね返した時にカウンターで反撃するという構図が多くなりました。
浦和の攻撃の形としては、2分に縦パスを受けた9番町田ジェフリーが、7番伊藤敦樹にパス、23番立川将吾に下げたところでミドルシュートを狙うなど、相手の攻撃を奪ったところで、相手のプレッシャーを素早くかいくぐって攻撃出来た時にフィニッシュまでつながる、そこの判断が遅れると攻撃が難しくなるという、かなりギリギリの攻防になっていました。
いつものように、誰が仕掛けてというように書きますが、それがいつも以上に素早い判断と正確に行われたことで成功していると考えて読んでいただければと思います。
6分に、12番関慎之介が思い切ったミドルシュートを放ちます。
また、相手のプレスで混乱の前節とは全く違い、今日は浦和も前線からの激しいプレスを何度もかける場面が印象的でした。
8分には、5番河内渉真から15番高橋海翔に落とし、前線に長いパスを供給し、10番萩原大智が抜け出して仕掛けます。11分印は、23番立川将吾から右前線へのサイドを変える大きな展開から10番萩原大智につなげ、パスを受けた10番萩原大智が鋭く仕掛けます。
ところどころで相手の鋭い攻撃を受けるのですが、12番関慎之介、15番高橋海翔、5番河内渉真が、上手く対応しつつ、抜け出されたり、スピードや力技で抜け出してきたときにも、ことごとく4番轡田登が跳ね返してくれました、頼もしい限りです。
17分に23番立川将吾の縦パスから9番町田ジェフリーが収められればというパスがありましたが、これは相手のプレッシャーでつながらず。
18分には、これぞカウンターという素早い縦の展開で5番河内渉真、10番萩原大智、縦に鋭くドリブルで仕掛けるプレーでチャンスを作ります。
25分には、いつもより一つ高い位置で出場している3番渡辺陽が力強いドリブルで仕掛けます。
相手のプレーの質も高いため、簡単にとはいかなかったものの、プレッシャーが激しい中でも今日は、8番松高遼と23番立川将吾の中盤の2人は、混乱することなく精度の高いプレーを何度も見せてくれていました。
34分に、8番松高遼からの縦パスを受けた10番萩原大智がペナルティエリア内まで持ち込んで倒されたように見えたものの、ここはPKはもらえず。
36分には、際のところでしっかり対応できていた守備陣のところを突破されてしまい、シュートを放たれるも、これはクロスバーに弾かれ失点は免れました。
互いのチームの持ち味をぶつけ合いながら、前半は0-0で終了します。
後半開始直後に、10番萩原大智からオーバーラップする5番河内渉真にパスが通りクロスを上げる形を作ります。
2分には、3番渡辺陽からいったん下げて12番関慎之介から前線の9番町田ジェフリーにあて、9番町田ジェフリーがうまいトラップで抜け出す形を作ります。
4分には、12番関慎之介から23番立川将吾、左の3番渡辺陽にパス、いったん下げて12番関慎之介に戻すとそのまま3番渡辺陽は前線に走り、12番関慎之介からパスが通って仕掛けている形を作ります。
10分に、相手に前線での素早い横パスでの展開から突破されてシュートを放たれるも枠を外れて失点は免れます。
11分には、5番河内渉真と9番町田ジェフリーが縦に並ぶ形でバックラインから、5番河内渉真へパスが出るような軌道で相手の守備を引き付けつつ、5番河内渉真を超えて、そのまま前線の9番町田ジェフリーまで抜けて相手の対応が少し遅れたところで仕掛ける面白い形が見られました。
12分に、23番立川将吾が思い切ったミドルシュートでゴールを狙います。
13分に7番伊藤敦樹に代わり24番シマブク・カズヨシが入ります。
14分には、10番萩原大智を起点に、数選手でテンポよくパスを回し、最終的には23番立川将吾がシュートを放ちます。
ペナルティエリアの中では相手の攻撃に対して集中して対応していた浦和でしたが、18分にペナルティエリア外でやや厳しいと思われるものの、ファールを取られてフリーキックのチャンスを与え、このフリーキックを直接決められてしまい、0-1と試合の均衡が破られてしまいます。
今日の試合で、最も印象的だったのは、ここからの残りの
20分くらいの、浦和のゴールを奪うための姿勢でした。1点を奪わなければならないということで、少しリスクを負うのは当然ということはありますが、この時間帯は、これまで相手の攻撃を防いでから反撃という形が多かった浦和の攻撃から、浦和が力強く仕掛けていく形が多く見られました。
特に、3番渡辺陽の左サイドでのプレーは印象的で、ドリブルで仕掛ける、相手に体を入れられてもボールは相手に渡さずとにかく高い位置まで持ち込める回数が多い、更に奪われたときには守備に戻り、再び攻撃の時には駆け上がっていく、どういう言葉で表現するのが適当か分かりませんが、ものすごい迫力だったのは確かです。
その中でも最も惜しかったのが、35分の形で12番関慎之介からのパスを受けた3番渡辺陽が切り込んで、かなりラインが下がった相手に対して、マイナスのパスを8番松高遼につなげ、シュート。相手ディフェンダーに当たってこぼれたところ23番立川将吾が再びシュート。決まっても良いだろうと思うくらい、見事な仕掛けでしたが、ここは相手の守備陣の集中力に残念ながら守られてしまったということでしょう。
結果は、フリーキックからの1失点に泣く形になり、0-1で敗戦となりました。
試合を通して、前線でのハイボールに対してもう少し前線の選手が激しく競り合って収めることができるようになっていくと、より攻撃のパターンを増やしていけると今日の試合では感じたものの、このレベルの戦いの中で、集中力を切らさずに、しっかり戦い切ったこと、疲れているだろう試合終盤で運動量を惜しまずに得点を奪うために、迫力のある気持ちの入りまくったプレーを見せてくれたこと。
負けたのにこういうことを言ってはいけないのかもしれませんが、再びの快進撃を見せるきっかけに十分なり得る、非常に楽しい試合。応援する側に伝わる試合だったと思います。
この流れでの次節のクマガヤSC戦はユースの試合の時間の関係で足を運べない可能性が高いですが、再びの快進撃のスタートとなるような結果を聞けることを楽しみにしています。
この試合の後に、35分1本の練習試合が行われました。
この試合のメンバーは以下、
GK18番宮川聖冬、DFが左サイドバックに21番荻原拓也、右サイドバックに13番斎木大輔、センターバックに2番浅賀祐太と20番小崎魁、MFが左に14番野口琢真、右に17番平野正人、真ん中に22番菊地泰智と6番知久航介、FWが左に24番シマブク・カズヨシ、右に19番清水裕太
交代は、20分に24番シマブク・カズヨシに代わり7番伊藤敦樹
この試合では、22番菊地泰智がなかなかの存在感を見せていました。右サイドから抜け出して17番平野正人が持ち込んでシュートを放つ場面も何度かありました。
内容では、5分5分でしたが、結果としては1失点を喫し、0-1での敗戦となりました。
先ほどの試合のメンバーとはまた別の特徴を持った選手が多く、高さ、テクニック、パスの狙いどころの面白さ。今後の試合展開の中では、彼らの個性や特徴が難しい試合展開を打開するということも増えてくると思います。楽しみです。
ではでは!
おまけの写真。