第19回関東クラブユースサッカー選手権(U-15)大会 2回戦 2013/06/29 浦和レッズJrユースvs柏レイソルA.A.TOR´82 3-1勝利・・・全国までは、あと1つ

下宿第3グランド(人工芝)2013年6月29日

どうも、浦和サポブクメです☆

既に先週からスタートしている、浦和レッズジュニアユースの夏の全国大会を賭けた戦い。正式な大会の名称は、「第19回関東クラブユースサッカー選手権(U-15)大会兼第28回日本クラブユースサッカー選手権(U-15)大会・関東予選」と言うそうです。

浦和レッズジュニアユースは、既に1回戦で横河武蔵野FCジュニアユースを破り、2回戦に進出。今日は、その2回戦となる柏レイソルA.A.TOR’82戦を観戦してきました。

場所は、下宿第三運動公園サッカー場。最初に日程が出て、2回戦は他の公式戦と被っていないため足を運べるなと思った時にこの会場を見て、あまり聞いたことないグラウンドで東京のどこだろうと思ったのですが、調べてみたら、トレセンリーグだったり、帝京高校が利用している清瀬内山運動公園サッカー場と同じ場所にあるグラウンドなんですね。厳密に言うと、水処理センターの上にあるのが清瀬内山運動公園サッカー場で、その隣にあるグラウンドが下宿第三運動公園サッカー場ということですね。

今朝家を出る時は、曇っていて、気温は高めでも曇りならまだましかと思っていたら、試合の頃には結構な晴天になり、プレーする選手にとっては、過酷な環境となりました。

あ、全国大会出場の条件は、3回戦に勝利することで、2回戦までは敗れれば、そこで全国出場の夢は途絶え、3回戦まで進むと仮に負けても、敗戦チーム同士の次のラウンドで勝利すれば全国、仮にそこでも敗れても、もう1枠を賭けての戦いに勝利すれば、全国大会出場が決まります(関東の枠は13)。

厳密に言えば、2回戦を勝利すればベスト16は確定し、14位、15位、16位が出場するデベロップカップ2013の出場は決まります(これも、アディダスカップの一つ下の大会にはなりますが、全国大会ではあるし、会場は同じ。)

はい、前置きはこのくらいにして、全国優勝を目指す浦和レッズジュニアユースには、あまり関係ない大会ですね。3回戦で勝利して全国を決めて、更にこの関東大会自体も勝ち進んで行けば関東の強豪チームとの公式戦の経験を積めるので、そこを考えて戦って行くためにも、あと2つまずは勝利することに専念して、そこから全国へ向けてのチーム力強化に切り替えてこの大会を戦ってもらえればと思います。

では、試合の話に移りますね。

この試合のスタメンは以下となります。

GK1番関敦也、DFが左サイドバックに2番浅賀祐太、右サイドバックに5番河内渉真、センターバックに12番関慎之介と4番轡田登、MFが左に3番渡辺陽、右に10番萩原大智、真ん中に8番松高遼と23番立川将吾、FWが左に7番伊藤敦樹、右に9番町田ジェフリー

となります。

1回戦は、足を運べなかったのですが、行った方に話を聞くと、守備ラインは、この大会から記載したような形で戦っているのですね。

相手がどのような出方をしてくるのかを見つつ、浦和がどのように攻撃をしていくのかにも注目しながら序盤見ていましたが、ある意味当たり前と言えば当たり前ですが、関東1部で上位にいる浦和を相手にということで、相手の守備意識と集中力はなかなかのものでした。

しかしながら、そこまで特徴的にスピードのある選手や、技術があるように見える選手はおらず、堅い試合の中で先制点がなかなか奪えないと、少しいやな展開になりそうではあるものの、浦和が主導権を握って戦えそうな相手ではありました。

前半、2分に10番萩原大智が右からドリブルで仕掛け、相手に倒されファールを受け得たフリーキックのチャンスから、キッカーの5番河内渉真が狙ったボールはいったん跳ね返され、こぼれ球を23番立川将吾が裏へ狙ってパスを通そうとするも、ここはオフサイド。

5分に、9番町田ジェフリーへの高めのパスをヘッドですらして、10番萩原大智が仕掛けます。

6分には、右サイドから10番萩原大智がドリブルで攻め上がり、クロスにまず9番町田ジェフリーが合わせシュートを狙い、ディフェンダーに当たってこぼれたところを8番松高遼が狙うも、これも跳ね返され、コーナーキックを獲得します。

8分にも、10番萩原大智から9番町田ジェフリーとつながり、仕掛けるもディフェンダーに阻まれ、ここもコーナーキックのチャンスとなります。

このように、基本的に浦和が主導権を握っての攻撃が多い前半、やや攻撃は右からに偏っていた印象はありましたがチャンスは多く作ります。しかしながら、パス、シュートまでの一連の流れに工夫が少ないために、ペナルティエリアの中でシュートを狙ったところではコースをしっかり消されて、跳ね返されてという場面が多い印象がありました。

この結果、コーナーキックを得る回数は多くなったものの、セットプレーでも相手の集中した守備を崩し切ることがなかなかできないという印象。

10分に、ペナルティエリア少し外くらいで相手のハンドがあり、フリーキックのチャンスを得ると、4番轡田登が狙うもここは、相手の攻守に阻まれます(ここでもコーナーキックのチャンスにはつながっています。)

13分に7番伊藤敦樹が裏へ抜け出しパスが通り、シュートまで持ち込むもここはオフサイドの判定。シュートも枠を捉えきれず。

15分には、4番轡田登がバックラインから、中盤に空いたスペースをドリブルで持ち上がりながら、前線の裏へ抜ける9番町田ジェフリーへパスを狙うも僅かに合わず。しかしながら、守備意識高い相手が明けがちな中盤のスペースを上手く狙った持ち上がりでした。

20分に、右からのサイド攻撃でクロスに9番町田ジェフリーがヘッドでゴールを狙うもここはキーパーに防がれます。

21分には、バックラインの12番関慎之介からのロングフィードを9番町田ジェフリーが、ワンタッチで7番伊藤敦樹にパス、自らも前線に走り、再びパスを受けてシュートを狙うも守備陣に跳ね返されます。このこぼれ球に3番渡辺陽が反応してシュートを放つも、ここも相手ディフェンダーに跳ね返されます。

20分前後くらいから、左サイドを使った攻撃も徐々に増え始め、25分には、2番浅賀祐太からの縦パスを受けた3番渡辺陽が上手く抜け出してキープして攻め上がれれば大きなチャンスになりそうな場面でしたが、ややトラップがうまくいかず、サイドラインを割ります。

27分には、2番浅賀祐太が左サイドから攻撃参加し、斜めにゴールに向かって走る3番渡辺陽にパスを繋げて、3番渡辺陽がシュートを放ちます。このシュートは、キーパーに弾かれ、こぼれ球に対して、9番町田ジェフリーが反応してシュートを狙うも決めきれず。

チャンス自体は多いものの、なかなか決めきれない中で、やや浦和の守備のところで全体的に統一感がないというか、中盤でのプレスが甘くなったり、サイド攻撃に対して突破を許したりする場面が増えてきた印象が強くなりだします。

4番轡田登のところで、ほとんどは問題なく防ぎ切れるのですが、揺さぶってきたり、個人技が抜きんでたようなストライカーがいるチームであれば、結構な決定的な場面に繋がってもおかしくないようなポジションで、簡単に飛び込んでしまったりする場面が見受けられました。

そんな流れの中で、30分前後に立て続けにゴールに近い位置でフリーキックのチャンスを与えるなどありつつ、少し気になる場面が目立ち出した時間帯でもありました。

そんな心配はありつつでしたが、この試合も得点を奪う時間帯という部分で、浦和が相手にとってダメージが大きい時間帯に得点を奪うことに成功することで全体的な主導権は、終始握ることができていたと言い切ることもできるとも思います。

36分に、左サイドから攻め込み、おそらく2番浅賀祐太だったと思いますが、持ち上がってグラウンダーのクロスに10番萩原大智がしっかり詰めてゴール。前半終了まで数分と言うところでしっかり先制点を奪うことに成功します。

前半終了間際にも、10番萩原大智から右サイドを駆け上がる5番河内渉真につなげ、折り返しのパスを受けた7番伊藤敦樹がシュートを放ち、相手守備陣に跳ね返されたところに3番渡辺陽がシュートを狙うという惜しいチャンスを作りつつ、2点目は奪えなかったものの、しっかりリードした状態で1-0で折り返します。

後半に入り、3分、7番伊藤敦樹からのパスを中へ走って受けた3番渡辺陽が9番町田ジェフリーにパス、いったん下げたパスを23番立川将吾がシュートを狙うも枠を捉えきれず。

5分には、コーナーキックのチャンスでショートコーナーからのクロスに4番轡田登が狙う惜しい形がありましたが、ここは決めきれず。

後半の10分くらいまでに追加点を取れるとだいぶ楽になると思っていたところで、しっかり追加点を決めてくれます。

9分に、8番松高遼からの3番渡辺陽が斜めにゴール側に走らないと受けられないスペースへパスを通し、このパスをしっかり受けた3番渡辺陽がそのまま持ち込み、ゴール左上隅のコースを狙ったシュートをしっかり決めて2-0とします。

試合展開から考えても、2点差になり、比較的楽に進められそうだなと思っていたところでしたが、前半から気になっていた、なんというか、球際に対してとか、相手の攻撃に対して安易に飛び込んだりするような、守備の甘さが出たというか、ペナルティエリア内でフワッとした対応になったように感じたところで相手にシュートを放たれ、1番関敦也が一度は、反応するも、こぼれ球を押し込まれてしまい2-1と再び1点差となります。

しかしながら、この試合は本当に相手に対してダメージの大きい点の取り方を浦和がしっかりしてくれたというか、1点差に詰め寄られた直後で相手の勢いを受けるような形になることもありがちな状況でしたが、バックラインの12番関慎之介が逆に、上手く相手が攻撃に頭を置いたところの裏へ抜け出す9番町田ジェフリーを使おうという意図のあるプレーを、まず13分に見せ、ロングフィードに対して前線でしっかり受けた9番町田ジェフリーがシュートまで持ち込むも、ここは決めきれませんでしたが、この後、9番町田ジェフリーのインターセプトからの10番萩原大智を使った攻撃をはさみ、15分に、再び12番関慎之介が相手ディフェンスラインの裏を狙う9番町田ジェフリーに縦パスを通し、このパスを受けた9番町田ジェフリーが、今度は、右の10番萩原大智にパスをだし、10番萩原大智がそのままドリブルで仕掛けると、手前に走る9番町田ジェフリー(ディフェンダーがそちらに集中している)の奥の左サイドから走りこむ3番渡辺陽へクロスを上げると、フリーの状態で3番渡辺陽がヘディングシュートを決めて、3-1と再び2点差に広げます。

相手にとっては、追撃の気持ちを一気にそがれる、かなりダメージの大きい失点になったと思います。得点を決めた3番渡辺陽も見事でしたが、12番関慎之介の相手の出方を見た縦パスの使い方も見事でした。

これで、だいぶ楽な状況になる中で、21分には、左サイドバックの2番浅賀祐太が攻撃参加から、シュート、跳ね返されたところを再びシュート、更に跳ね返されるもまたシュートと、3度ほど自らで決められそうな惜しい攻撃参加を見せます。

28分に、7番伊藤敦樹に代えて17番平野正人が入ります。交代で入った17番平野正人は、10分ほどの短い時間でしたが、中盤を上手く使う動きを見せ、30分には、タイミングの良い抜け出しからドリブルでペナルティエリアに侵入し、ラストパスを3番渡辺陽に通すチャンスの演出をしましたが、3番渡辺陽のシュートは相手ディフェンダーに体を寄せられて跳ね返されます。ここはかなり惜しい得点機でした。

34分にも、5番河内渉真からのパスを中盤で17番平野正人が良いポジショニングからテンポよくシンプルにパスを捌き、9番町田ジェフリーから、3番渡辺陽のシュートまでの攻撃の起点となります。

35分には、10番萩原大智に代えて13番中嶋海登が入ります。

36分には、23番立川将吾の見事なキープからの右前線への展開も、13番中嶋海登にはわずかに合わず。

38分には、2番浅賀祐太から裏へ抜ける17番平野正人へパスを通し、パスを受けた17番平野正人が再び左サイドから駆け上がる2番浅賀祐太にパス。そこから、右サイドへ展開し、マイナスのパスを受けた23番立川将吾がミドルシュートを狙うも枠を捉えきれず。

39分に、8番松高遼に代えて6番知久航介が入ります。

40分には、左サイドから攻撃参加した2番浅賀祐太からのパスを17番平野正人がシュートも枠を大きく超えてしまいます。

相手選手が傷んでいた時間などもあり、アディショナルタイムが5分あったこの試合でしたが、相手の反撃も防ぎつつ、終了間際には、フリーキックの場面で6番知久航介が惜しいシュートを放ちつつ、結果3-1で勝利となりました!

今後も、この大会以外でもこういう展開は多くなると思いますが、やはり守備意識の高い相手から得点を奪うのは大変ですね。全国大会になれば、浦和同様に攻撃力に自信を持ったチームが打ち合いを挑んでくるというケースも出てくるとは思いますが、基本的に、今年の浦和レッズジュニアユースにとっては、こういう試合への対応が宿命のようなものです、これは、仕方ないので、今日のようにそれでも、しっかり先制して、追加点を挙げて、追撃されようが、突き放す、こういう展開に持っていければOKですよね。

ただ、やはり、これもまた、今年の浦和と言うチームに対して相手が取ってきやすい対抗策が、守備を集中して跳ね返して、一気に反撃となるため、浦和が攻撃の主導権を握っている中で、うばわれて反撃されたときに人数が少なかったり、当然相手の守備意識が強いということは、パスの精度が悪かったりしたところを狙って一気に攻めようとするチームが多くなりますよね。

だから、中盤でバランスを取る選手に要求されるものも、攻守のつなげ役と同時に、相手の反撃に対して、より判断を磨いて的確な守備の仕方をしなければならないと思うんですね。

浦和レッズジュニアユースに対する相手の意識が、経過すればするほど、攻撃を防ぐことに気持ちを置く戦い方をする割合が高くなってくるようになっているため、勝手は違いますし、より神経を使うめんどくさい作業にはなりますが、リーグの序盤戦にやっていたような、相手の中盤の攻撃の起点になりそうな選手に対して、その選手がパスを受けて攻めに転じようとした時に、浦和の中盤の選手が、できるだけ早くプレッシャーをかけて、相手の攻撃を遅らせつつ、パスコースなどをある程度限定させつつ、味方と挟み込んで奪う。

これを、守備からの素早い反撃を意識した相手に対してやる必要があるということなんですね。

相手が、得点を取ろうと前線中盤に人数をかけて来るときには、こちらの陣形も整っているケースが多いので、その際には、いなして展開してという役割重視でも良いと思いますが、浦和が強いと思って対策を練ってきた相手に対しては、中盤は、より守備意識を(というか、欲を言えば攻撃の意識はそのままに、守備意識「も」ということ)高めて、そこの対応を高めて行かないと、強烈なストライカーが一人いるチームなどにワンチャンスを決められて0-1という納得できない敗戦なども出てきてしまいかねません。

中盤でどういうプレーをすべきかということで、これまでの浦和のアカデミーの選手でということで、浮かんできたのが今ユースの2年生の勝野瑛なんですね。もともと、中盤でのパスセンスの高い選手でしたが、守備のところでの意識や球際の激しさがジュニアユース時代は足りない時期がある中で、3年生になったころに、かなり意識して守備の部分でのプレーも考えてやるように意識を変えたのだと思います。これによって、本当に相手の攻撃の起点を潰すプレスのかけ方や体の入れ方が飛躍的に向上して、中盤で欠かせない存在になっていました。結果的に、高円宮杯でもそういったプレーを中盤の選手としてやってくれたことで、予選も含めて勝ち上がっていけたと思っています。

さて、そういったことも踏まえて。

明日の相手の横浜FCジュニアユースは、関東U15リーグでは、2度対戦し2回とも大勝している相手ですよね。ただ、やはり折り返しの6月の試合では、前半は思ったよりも守備的な相手を崩すことに苦しんだと思います。

相手が打ち合いを挑んで来たら、同様に粉砕してやれば良いと思いますが、守備的に来て、ワンチャンスを鋭くねらってくるような戦い方をしてくるのであれば、今後の全国大会へのデモンストレーションとでも位置づけて、中盤の選手や、攻撃から守備に転じた時のサイドバックの選手もそうですが、反撃された時に、味方の守備の戻りだったり状況判断をより意識して、遅らせるべきか、寄せて仮に交わされてももう一人守備の選手が戻っているので、飛び込んで行っても問題ないかとか、そう言った部分をより意識してプレーするのも良いかもしれません。

ブクメは、明日はユースのプリンスリーグに足を運びます。

明日の試合で勝利できるかと言うことに対しては、まったく心配していないです。今後のために、守備的な相手に対する対応、試合運びの質を高めて行く意識を含めて、足を運んだ方に、また一つ成長していたという経過混みの勝利と言う結果を後で聴けたらと思っています。

楽しみに吉報を待ってます!

連戦なので、こんばんは、旨いものをがっつり食べて、しっかり休んで明日の試合に臨んでください!

ではでは。

下宿第3グランド(人工芝)2013年6月29日
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おまけの写真(いつもより多めに掲載しています。)