U14スペイン遠征 第2戦2013/08/29 練習試合vsCF DAMM U-15 2-5敗戦・・・前後半で別の相手?強敵相手に大敗

Campo de futbol At. Horta/2013年8月29日

 

 

 

 

 

 

 

どうも、浦和サポブクメです☆

無事、練習試合のDAMM戦にもたどり着くことができました。最寄駅と徒歩圏内、あとはチーム名などのヒントをもらったのですが、今回の対戦相手が街クラブということで、まず日本語系の検索ではチームの大まかなことは載っていても、どこで試合をしているかなどの情報は見つからない、英語系のウィキペディアなどを使ってみたものの、それでもDAMMがスペインで有名なビールのメーカーであることは調べられても、そこが持っているチームの情報は見つからない。

そんな時に、役に立つのがyahooの海外版ということで、yahooのスペイン版で複数キーワードで検索したところ、CF DAMMの情報が見つかりました。そして、チームの公式ページも見つかりました。気になる方はこちらを参照くださいね。

で、ここでDAMMが利用しているグラウンドが3つ紹介されていて、いずれも今回の会場の最寄駅Hortaという駅から行ける場所ではあるものの、最寄駅がHortaであればここかなという場所に狙いを定めて足を運んでみたら正解でした、毎度のことですが、会場で浦和の選手たちが見えてようやくホッとします。

さてさて、スペインのサッカー事情というのは、調べれば調べるほど奥が深いですよね。

今回浦和が遠征しているバルセロナでは、日本でもよく知られているリーガエスパニョーラのバルセロナとエスパニョールの下部組織が勢力の強い2チームであるのですが、3番勢力として知られているのが今回対戦したCF DAMMというチームということです。このDAMMという文字は見覚えがあるという方も多いと思いますが、これです↓

スペインの有名なビールのメーカーでもあるDAMM/2013年8月29日

 

 

 

 

 

スペインで、ビールを注文するとかなり高い確率で出てくるこれ。この大手ビールメーカーが持っているチームなんですね。育成世代までの選手のみを持ち、街クラブ以上のチームを作るつもりはなく、それでもこの世代での強化を本気でやっているチームであり、実際にこの地域の育成世代では、相当強いと言われているチームだそうです。

そして、今日の練習試合では、聞いていたことをこの目で確かめることになったというくらい想像していた以上に強い相手であることを実感させられました。

では、今日の試合のスタメンと交代、あとは得点経過と大まかな流れを書いてからこの試合の印象を書きたいと思います。

この試合のスタメンは以下、

GK18番高草木天平、DFが左サイドバックに12番三井愁雲、右サイドバックに15番松永悠希、センターバックに4番橋岡大樹と3番弓削翼、MFが左に8番山下勇希、右に13番角田涼太朗、真ん中に17番立川将吾と5番荻原拓也、FWが左に10番長倉幹樹、右に14番山崎舜介

となります。

交代は、後半スタートから12番三井愁雲に代えて16番関根陸斗、14分に15番松永悠希に代えて6番菊地泰智、17分に6番菊地泰智に代えて19番長谷川魁哉。

昨日後半途中から、サイドバックに入ったために勝手に思い込んでいた14番の選手は山崎広大ではなく、山崎舜介でした。今日、スタジアムに足を運んだらすぐに指摘してもらい助かりました。その14番山崎舜介が今日は、前線でスタメン出場していました。

また、昨日の試合で相手選手と接触して顔面を強打して結果的に途中交代になった17番立川将吾は元気にスタメン出場していました。

この試合は、正直相手チームに対して驚くことがかなりたくさんありました。人工芝の会場に試合前にかなり放水していたことにもまず驚かされたり、あとは、線審がおらずすべて主審を務めていた方が判断して笛を吹いていたのですが、オフサイドについての判定のかなり曖昧な感じは、なんともなんともでしたが。。

でも、、、最も驚いたのは、前半と後半のチームの変貌ぶり。

前半と後半おそらく相手はほぼ全選手を交代して前半40分、後半40分はまったく別のチームで臨んできたのですが、前半のチームは、スペインでこういうサッカーを見ることになるとは想像だにしなかったというくらいのガツガツ系のチームで、大きめの前線の選手がものすごい剣幕でプレッシャーをかけてくるようなチーム。

そして、後半は、テクニックやパス回しを重視した相当レベルの高いサッカーをしてくるチームに一気に入れ替わって混乱する守備陣を翻弄するような相手になっていました。

前半は、とにかく相手の力強いサッカーに試合開始から苦しめられ、4分と11分に失点し、気が付けば2点のビハインドを負っているという状況になったものの、12分に、8番山下勇希、14番山崎舜介とつなぎ、裏へのパスに脱け出した10番長倉幹樹が冷静に決めて1-2と1点差に詰め寄ります。

この1点差に迫るゴールの直後にも、17番立川将吾が中盤でインターセプトしていったん14番山崎舜介に預けて再びパスを受けてシュートを狙ったり、相手のミスに乗じて10番長倉幹樹がフリーでシュートを放つもこれは、惜しくもポストに当ててしまいました。

前半の相手チームの、運動量が一体どこまで続くのかと思って見ていたのですが、20分になる頃には、一気に相手の運動量が落ちたんですね。相手の最前線にいた選手などは、明らかにもう走るのがつらいという表情がでてしまっているくらいですw

比較的相手のプレスに慣れてきた状況と明らかな相手チームの疲労具合で前半も20分あたりからは浦和のペースになる時間もあり、同点に追いつくチャンスもあったと思いますが、この時間で決めきることができずに1-2と1点ビハインドを負ったまま前半が終了します。

それで、後半から先ほど書いたような、まったく別タイプの選手が登場するわけです。背番号で言えば前半は1ケタ台の選手が多数をしめたガツガツ系から、体格的にはやや身長が高い選手は多いものの、見るからに体が大きいという選手はいなくなり、背番号も10番台になったことや、後半開始の相手の動きを見た時には、それほど激しくプレッシャーにくるわけでもなかったため、一瞬、前半のチームとは一つレベルが落ちるチームに代えてきたのかと思ったのですが、やるサッカー自体を完全に変えてきたんですね。驚きました。正確なパス回しに加えて、身長が高くスピードのある前線の選手たちの仕掛けにかなり翻弄される回数が多くなりました。

後半は、9分、16分、30分に失点し1-5とされ、38分に17番立川将吾を起点に途中から入った19番長谷川魁哉が角度のないところからシュートを決めて2-5と意地は見せたものの、結果としては、昨日とはまた別の意味での敗戦となりました。

今日の相手は、年齢的にも浦和がU14なのに対して相手はU15のチームで臨んできたということですので、その差もあると思いますし、実際に体格差のミスマッチのところをことごとく付かれたということもありましたので、組織的なサッカーを徹底しているわけではない浦和がこの時期対戦する相手としては、本当に厳しい相手だったと思います。

メンバー的にも数人の交代選手で毎日試合のために出場しない選手は出場しないとある程度浦和は決めているような状況でやっていることに対して、DAMMは、前後半大幅にメンバーを変更して、全く別のサッカーで徹底的にやってきてくれたこと自体は、本気で臨んでくれたと考えると感謝するべきことなのかもしれませんね。

ただ、完敗の中で浦和は多くの選手がしっかり戦えていたことはプラスに感じた要素であり、特に相手が一枚上手の戦い方をしてくる中で、全体的に行かなければという気持ちが空回りして悪循環になって攻められていた印象がある中で、17番立川将吾は昨日に引き続き、この試合でも存在感のあるプレーを見せており、戦う気持ちも前面に押し出したようなプレーも多く見られました。これまでは、激しさとはやや縁がないようなプレーを多く見てきただけに、この大会に入ってからの彼には驚かされています。

今日のような相手と対峙した時に、もしかすると組織的なサッカーを最重要視しているようなチームであれば、対等以上に戦える日本のチームは多いかもしれません。でも、浦和の下部組織には、そこを目指しては欲しくないので、個性的な選手が伸び伸び戦うためにも、明日から始まる大会でも、17番立川将吾ほこの水準のプレーを続け、更に研ぎ澄ましていくことが必要であり、今日同じボランチに入っていた5番荻原拓也だったり、昨日組んでいた6番菊地泰智などボランチの位置に入る2枚の選手にかかる負担は大きいですが、そこのレベルアップにより全体的に選手の個性が生きてくるチームにこの大会で近づいて行ければ良いかなと今日は特に感じました。

守備に関しては、とにかくやっている選手たちが最も感じていると思いますが、試行錯誤していくしかないです。1つ上の相手が出場してくる可能性も高い明日からの大会では、体格差のミスマッチをつかれることも多いでしょうし、センターバックの経験が浅い選手がそんなに簡単に抑えれるようなレベルではないような選手もいたりします。今の時点では、どうしようもない部分も明日からの試合でも出てきてしまうと思いますが、とにかくうまく行かないと考える前に、失点は多くなっても、試行錯誤して少しずつ調整していくしかないと思います。

さてさて、明日から大会が始まるわけですが、その初戦の相手が日本の習志野FCというチームなんですよね。

スペインのチームが相手ではないという状況下で、相手のことがよくわからない状況下の中で、どのような試合になるのか、それはそれでまた楽しみではあります。ただ、日本の相手なら特に勝負にこだわって戦ってほしい気もしています。

決勝トーナメントなどがあるわけではなく、総当たりで順位を決める大会ということですので、そこを意識させた戦いになるのか、色々想像する部分もありますが、明日からの3日間4試合、楽しみにまた足を運ばせてもらいます!

時差ボケ、アウェイの環境、体格差、色々な悪条件に負けんなよ~!

ではでは。

あ、大会のオフィシャルリリースがでていますのでリンク張っておきますね。⇒こちら

Campo de futbol At. Horta/2013年8月29日Campo de futbol At. Horta/2013年8月29日Campo de futbol At. Horta/2013年8月29日

Campo de futbol At. Horta/2013年8月29日Campo de futbol At. Horta/2013年8月29日Campo de futbol At. Horta/2013年8月29日

Campo de futbol At. Horta/2013年8月29日Campo de futbol At. Horta/2013年8月29日Campo de futbol At. Horta/2013年8月29日

Campo de futbol At. Horta/2013年8月29日Campo de futbol At. Horta/2013年8月29日Campo de futbol At. Horta/2013年8月29日

Campo de futbol At. Horta/2013年8月29日Campo de futbol At. Horta/2013年8月29日Campo de futbol At. Horta/2013年8月29日

Campo de futbol At. Horta/2013年8月29日Campo de futbol At. Horta/2013年8月29日Campo de futbol At. Horta/2013年8月29日

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

おまけの写真です。

 

「U14スペイン遠征 第2戦2013/08/29 練習試合vsCF DAMM U-15 2-5敗戦・・・前後半で別の相手?強敵相手に大敗」への2件のフィードバック

  1. 負けはしたようですが前半と後半違うタイプの相手に試合ができたことは良いことではないでしょうかね?今はいろんな経験積んでこれから先につなげてもらいたいです。
    それにしても体格差がありますね(;^ω^)

  2. tada様

    ですね~、確かに体格差が大きく影響を与えた試合ではあったと思います。

    ただ、普通に体格差関係なく、後半のDAMMのメンバーは相当質の高いサッカーをやっていました。

    結果が求められる遠征ではないので、個性の強い2年生が、こういった様々な相手と対峙して何を感じて今後に生かせるかですよね。

    楽しみに今日も足を運びます・・・あ、今日は日本のチームが相手ですがw

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