U14スペイン遠征 第3戦2013/08/30 第21回CNタラサジュニアユース大会vs習志野FC 0-2敗戦・・・やれることをやれないのは、もったいないこと

Club Natacio Terrassaグラウンド/2013年8月30日

 

 

 

 

 

 

 

どうも、浦和サポブクメです☆

2試合の強豪チームとの練習試合を経て、今日からがスペイン遠征の本番となる大会が開幕します。大会名は、第21回CNタラサジュニアユース大会で良いかと思います。現地の言葉そのままだとXXI Torneig Internacional Mazda de Futbol Baseという大会になります。

U-14でこの大会に参加する浦和レッズジュニアユースですが、大会のカテゴリは、カデテとなりU-15までが参加できるため、基本的には1学年上のチームと戦う4試合ということになります。

初戦の対戦相手は、習志野FCという日本のチームになります。

練習風景を一目見ただけで、昨日のDAMM同様に体格的に大きい選手が習志野FCには多く、厳しい戦いになりそうだな~という印象はありましたが、疲労や時差ボケなど色々な理由はあるかもしれませんが、今日はここまで3試合の中で一番不完全燃焼感が強い試合になったのではないかと思います。

そして、30分ハーフという試合形式のため、立て直す暇もなく試合が終わってしまった印象もある、なんとももどかしい60分間となりました。

この試合のスタメンは以下、

GK1番柿沼優輔、DFが左サイドバックに13番角田涼太朗、右サイドバックに15番松永悠希、センターバックに3番弓削翼と4番橋岡大樹、MFが左に14番山崎舜介、右に8番山下勇希、真ん中に6番菊地泰智と17番立川将吾、FWが左に11番樋口颯太、右に10番長倉幹樹

となります。

交代は、前半はなしで、後半スタートから17番立川将吾、11番樋口颯太、10番長倉幹樹に代わり、5番荻原拓也、7番白田颯人、9番シマブク・カズヨシ。18分に、14番山崎舜介、8番山下勇希に代えて16番関根陸斗、19番長谷川魁哉でした。

体格の大きさとスピード、球際のプレッシャーの速さ、様々な部分で相手の勢いに圧倒される中で、開始早々に決定的な場面を作られるも、相手のミスに救われて失点は免れます。

細かいところでのミスやトラップが少し流れると、すかさずプレスをかけてくる相手に、ボールの収まりどころがなく、前線の選手が個人技で仕掛けようとするも、これもやはり体格差のある相手に対して抜ききることができずに奪われることも多くなりました。

数は少なかったものの序盤は、2度ほど惜しい場面を作りました。10番長倉幹樹と17番立川将吾がパス交換からシュートを放った場面と、8番山下勇希の不意を突いたミドルシュート。この2つは、あと一歩でゴールという場面ではありました。

とにかく、中盤での勝負でも今日は相手が一枚上手で前線を含めてもボールが収まる場所が作れず、焦れて仕掛ければ相手にひっかかる。この繰り返しがかなり多くなりました。

攻め込まれるものの、1番柿沼優輔の好セーブなどもあり、失点自体はなんとか免れていましたが、16分に失点し、0-1。

失点後もかなりの回数攻め込まれていたものの、追加点は与えずに前半を0-1で終了します。

後半3人が交代し、後半開始直後にいきなり決定的な場面を作られ、クロスバーを豪快にたたくシュートを放たれます。

この試合唯一、可能性を感じさせた時間帯が後半スタートの10分くらいで、後半から入った7番白田颯人にパスが入った際に、相手のプレッシャーを背後から受けてもしっかりボールをコントロールして収めることができていて、そこから展開できる形が何度かありましたが、そこを効果的に使って流れを引き戻すというところまでは行かず、時間が経つにつれて、焦れて長いパスを狙って相手の狙い通りの奪い方をされる回数が多くなったり、ドリブルで仕掛けるにはミスマッチなところで仕掛けてしまったり、後手後手の展開のまま気が付けば30分ハーフのため残り時間がどんどん少なくなっていくという展開。実際、後半6分に追加点を許して2点差にされていたことも、相手はやりやすく浦和は焦る展開に拍車をかけていたのかもしれません。

事実上の後半の浦和の決定機は、フリーキックでの6番菊地泰智が放ったシュートがクロスバーをたたいた場面くらいだったかもしれません。

う~ん・・・完敗でしたね。

体格差などのミスマッチは昨日同様にあったものの、今日は浦和が自らのミスからピンチを広げるという場面も多かったです。そして、相手も強かったと思います。これまでのユースやジュニアユースのカテゴリをスペイン遠征で観戦した限りでは、次のボールの動きを予測して動くという部分でかなりスペインの下部組織の選手は長けている印象がありましたが、今日の対戦相手の習志野FCもそういうプレーをしていました。

そこで、浦和としては、全体的に慌てたプレーが多くなってしまい、トラップが流れる、パスを甘いコースに出してしまう、不用意に仕掛けてしまう、悪循環のまま、そして、それを取り戻すには30分ハーフは短いものだなとも感じました。

声は出ている、気持ちも入っている、でも、どこかチームとしてのバランスに欠けている。そんな印象があります。失点が多いために守備の選手がやや落ち着いてプレーできていない気もします。

要するに何が不満かというと、ミスするかもしれないということを恐れているような動きに見えるんですね。攻撃陣の個々のレベルが高いということは、自信を持って3選手くらいでコンビネーションで崩していくことを考えていけば、通用すると思うのです、ブクメは。

正直なところ、ジュニアユースの世代でU14がU15と対戦するときには、国内での試合でもそうですが、フィジカルが強いところに勢いよく来られるだけで、選手は頑張っても、どうしても越えられないフィジカルの差がでてしまうものではありますので、それを理由にして今は仕方ないと言うこともできることはできます。

でも、それではせっかくスペインまで来ている意味はないですよね?

だから、これからの試合でも体格差のある相手との戦いになり、踏ん張ってキープしてもふっとばされてしまうような現状があるとしても、では、どうすればそういう相手と戦えるのか、選手同士で話し合って考えて見た方が良いと思います。

日本のようにある程度、相手チームがどのようなサッカーをするかスカウティングできて戦う相手ではなく、対戦する相手それぞれが、未知の部分を持った相手、そして、今日は日本のチームでしたが、環境の違う相手のホームに乗り込んでいる状況であること、様々なことを考慮して、今回の遠征で多く得るためには、相手チームがどのようなチームかを試合の中で判断して、どのようなケースにも想定してある程度対応できるようにチーム内でコミュニケーションを取っておくこと。試合中にとること。

ただ、少なくともこの大会で体格差がある相手との試合が今後もあった場合には、個々の勝負よりも接触しないでテクニックでかわす、数人でコンビネーションでかわすなど、工夫が必要にはなってくると思います。

中盤の選手は、今日くらい相手の中盤が手ごわくても、よりキープして周りの選手を生かしてあげられるように、考えて考えて考えまくって、次の試合に繋げてください。

せっかくの海外遠征ですから、海外で過ごすことのみの経験で終ってしまってはもったいないですからね(それも、かなり重要ですがw)!

ただ、色々書いていますが、ジュニアユースでのU14とU15は全く体格が違ってくるので、その部分は仕方ないのは仕方ないです。身長があってもやはり差が出やすい時期です。

それを理解したうえで、やれることを考えてやってほしい。今できることをぶつけながら、成長していってほしい。それだけです!

ではでは。

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