どうも、浦和サポブクメです☆
(今回も浦和の下部組織とまったく関係ないブログです。)
最初に言い訳のように書いておきますが、今回の英国の旅は、かなり早くから旅の準備を進めてました。以前から、ブログを読んでくださっている方であれば、なんとなくこの時期の英国関連のブログを見ると、「恒例のあれか。」と感じてくださる方もいるかもしれませんね。
なんだか、昨年末に動き方を変えます的なブログを書いたことで、あえて週末に海外を入れまくろうとしているのではないかと思われるかとも思いつつ、そうではないのですが、そう思われても別に仕方ないと思いつつ、英国です。
来週末に毎年恒例の仕事がらみのイベントと取引先と年に1度の顔を合わせての打合せができる機会なので、それでも体調不良でキャンセルしてしまおうかと悩んだ今年のスタートからの体調不良ぶりも、なんとか収まったので来ました。
正直言って、ユースの彩の国カップがこういうレギュレーション変更と共に、この時期にガンガンに開催されるというのは誤算でした。1回戦もそうですし、今週末の2回戦、更に来週末の3回戦も見ることができない。
そもそも、ユースは今年に入ってから練習試合1試合すら見られていない。ケラミックカップのみです。う~ん。
さてさて、昨年は、この英国の後にベルギー、ドイツと移動していろいろ回ったのですが、英国もロンドンのスタジアムは一通り回ったということで、今回はどうしようかと考えていたのですが、ちょっとした原点回帰とロンドン以外の英国をポツポツ回る旅にしようかと思って旅の計画を練ってみました。
これもご存知の方もいるかもしれませんが、ブクメの車のフロント部分には、スコットランド代表のマフラーが置いてあるんですね。浦和レッズでもなく、日本代表でもなく、スコットランドなんです。
その理由は、私がサッカーに決定的にはまったルーツがスコットランドにあるからなんですね、はい。
大学のころにスコットランド研究というゼミ(楽だからという理由で選んだダメな学生でしたw)に所属していたのですが、何だかんだで、楽はせずに、はまってしまったのですが、そのゼミで研究したのがスコットランドサッカー(フットボール)なんです。
大学の卒業旅行という名の一人旅で、フランス経由で行ったメインの目的地もスコットランドでした。その時は、スコットランド代表の試合をハムデンパークという場所で観戦したものの、スケジュールの関係で、グラスゴーの2大クラブ、レンジャーズとセルティックの試合はおろか、スタジアムに足を運ぶこともできませんでした。
↑ハムデンパークの写真です。
15年ぶりくらいなのですが、あまり周辺も含めて変わっていないのが、英国らしいですよね。変わってませんでした。ただ、懐かしさに浸ろうとしていたのですが、これまた英国らしい変わりやすい天気でちょうど、スタジアムについたころは、雨風が凄くてテンパりましたw
そして、次に向かった場所がグラスゴー・レンジャーズのホームスタジアムとなるアイブロックススタジアムになります。スコットランドと言えば、レンジャーズとセルティックのグラスゴーの2強で優勝を独占してしまうくらいの強さ、この構図はずっと変わっていなかったのですが、レンジャーズが、経営陣のダメな運営で巨額の負債を抱えて破たんし、一気に4部まで降格してしまいました。そんな状況下ですが、いまだにホームゲームには、5万人程度収容のスタジアムに毎試合4万人以上観客が入っているというのは、凄いの一言です。
予定を調べたら、ちょうど、レンジャーズのホームゲームということだったのでスタジアムを見るのと同時に試合観戦もできました。日曜日にセルティックの試合にはもともと足を運ぶ予定で既にチケットは購入していたのですが、レンジャーズの試合も観戦できたことで、一気に見たかった2つのクラブのホームゲームが観戦できることになりました。
レンジャーズの試合で隣に座っていた現地のサポーターの方と話をする機会があったのですが、レンジャーズの試合に足を運んでくれてありがとうと言われ、財政破たんの後の話など直に聞くことができました。スコットランド訛りの英語すぎて正直半分も言っていることはわかりませんでしたが、ダメな経営者のせいで降格したけど、主力の選手が残ってくれた、だから応援し続けるんだよ、みたいなことを言ってました、そうやって何十年も応援してきたのでしょう。
そして、「今日は4-0でレンジャーズの勝利に賭けているんだよ、的中したら奢ってやるよ」とも言われたのですが、試合はレンジャーズが勝利したものの、2-1でした。
既に4部に降格した昨年、優勝して3部に昇格し、今年も3部でこの試合の勝利で22勝1分という成績で2位に勝ち点差23をつけて、今年も優勝確実の戦いを見せています。
これだけ、力の差のあるリーグで戦うことがどういうことなのだろうと、気になっていたのですが、やはり圧倒的に力の差のある戦いぶりで1点、2点と得点が入るものの、試合を通して集中力を保つのはかなり難しい様子で、後半は、雨が強くなったこともプラスして、何か変な試合展開になってしまい、この試合も4万人くらい観客が入っていたと思いますが、やはり何か独特のストレスのようなものが伝わってきました。選手もサポーターも我慢して戦っているんだな~と。
何十年もその場で1つのチームを応援してきている方の生の声と、スタジアムの雰囲気が語るものは、別格だなと感じましたね。
ただ、難しいのは、因縁を共有するのが難しいということなんですよね。私は、旅行者でレンジャーズもセルティックも好きなのですが、この2つのクラブチームが持つ因縁いついては、ゼミで研究したこともあり、すごくわかっているのですが、その部分に関してどう接して良いのかが難しいです。
友人の日本人に熱烈なセルティックのサポーターがおりますが、レンジャーズの試合に足を運ぶことを伝えると、すぐさま反応がなくなりましたw
でも、明日セルティックの試合に足を運ぶ時には、何もなかったかのようにそちらにだけ反応するのでしょう。
今回、話をすることができたレンジャーズサポーターの方もやはり、セルティックが大嫌いなんだよ!と最後には言っていましたし、この辺りは難しい。
そのことがわかっていたので、明日セルティックの試合にも行くとは、その方には言えませんでしたし、難しいです。
ただ、そういうことも含めて、私はスコットランドが好きなので、この貴重な時間を堪能したいと思います。