第6回ジャパンユースサッカースーパーリーグ2014/2/23 浦和レッズユースvs松商学園 3-1勝利・・・試合の中でも一歩ずつ前進

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どうも、浦和サポブクメです☆

雪やら海外やらで、浦和レッズユースの2014年に入ってからの国内での今季初観戦となります。今年から浦和レッズユースが参加しているジャパンユースサッカースーパーリーグ。

この大会への参加に関しては、いわゆるBチームという状況になると、でも公式戦で経験を積んだりアピールしたりする場というのが、これまで中途半端だった浦和レッズユースには、是非参加してほしい大会だったので、この大会に参加することがわかった時には、少しホッとしたものです。

この大会自体も、今年からレギュレーションが変わった彩の国カップだったり、4月に開幕するプリンスリーグだったり、もうひとつ上に位置づけて考えられる公式戦との日程のかねあいで変わってくる部分はあると思いますし、対戦相手においても、その大会の各試合ごとに、ベストメンバーで臨んでくることもあるでしょうし、逆に、試すという意味合いが強いメンバーで来ることも多いと思います。色々なケースが想定できるだけに、浦和レッズユースとしても、多くの選手が色々な形で公式戦に臨めるチャンスが増える大会になるので、一つ下の公式戦とは考えずに、グループと順位があるのですから、成長と結果を両方求めて戦っていってほしいです。

さて、前置きが長くなりましたが、試合の話に移りますね。

23日の試合の対戦相手は松商学園となりました。

この試合のスタメンは以下、

GKが25番大川圭為、DFが左に19番川上開斗、右に3番小木曽佑太、真ん中に23番石井康輝、MFが左に27番新井瑞希、右に13番清川大輝、ボランチに17番影森宇京と22番東伸幸、トップ下に9番小島良太と24番松尾佑介、FWが16番松澤彰

となります。

関東においては、どこの会場もそうだとは思うのですが、ピッチコンディションは、先週、先々週末の雪の影響か、かなり悪い状況でしたね。

対戦相手の松商学園のことはあまりよく知りませんが、全体的な印象としては、浦和レッズの方が強いなというのは、全体的な試合展開を見ても明らかでしたが、前半においては、やや浦和レッズユースは、自らの連携連動に関して言うと、思うようにできていないと思われる場面が多くも感じられました。

浦和の最初の大きなチャンスは、7分。9番小島良太が、ペナルティエリア右付近からドリブルで持ち込んでいくも、シュートの選択がワンテンポ遅れてしまい、得点には至らず。

前半の流れとしては、左サイドから27番新井瑞希だったり、19番川上開斗が攻撃を仕掛けた時は、高い確率でディフェンダーをかわしてクロスまで持っていける回数が多くなりました。結果的に、その流れから前半のうちに2点が入ります。

前線でのフォワードの選手に求められる要素というところでは、身長の大きい16番松澤彰がこのポジションを務めているため、ポスト役としても質の高いプレーを目指してもらいたいのですが、前半は、自ら突破する狙いで長く持ちすぎるケースが多く、そのあたりは継続した課題になってくるとは思いますが、たとえば13分のシンプルに高めのパスを頭ですらして前に流し、これを9番小島良太が受けて仕掛け、最後は27番新井瑞希につなげてゴールに迫ったような、軌道を変えて相手の守備が予想しにくくするようなプレーは、今後も適材適所でできるようになっていくと良いですね。

さてさて、17分に浦和レッズユースが先制点を決めます。この場面では、左サイドでパスを受けた27番新井瑞希がディフェンダーをかわして深くまで持ち込んで、ゴール前に入っていた16番松澤彰にピンポイントで合わせ、なんなく、ヘッドで決めてゴール。これで1-0となります。

19分には、22番東伸幸のインターセプトから16番松澤彰につなげてチャンスを作ります。

そして、21分に2点目が決まりますが、形としては、1点目に近く、左サイドからの攻撃。今回は、19番川上開斗の攻撃参加からのクロスに16番松澤彰が合わせてというゴールになりました。これで、2-0。

2点目の直後には、今度は、右サイドから13番清川大輝のドリブルでの持ち上がりから速さのあるクロスボールが入りますが、16番松澤彰が足で合わせるも、シュートは枠を捕えられず。

直後には、24番松尾佑介から、16番松澤彰を経由し、右サイドから前線に走る13番清川大輝へパスが通り、パスを受けた13番清川大輝がそのまま持ちあがり、深くまで切り込んでシュートを放つもこれは、惜しくもサイドネットを揺らします。

30分には、23番石井康輝から3番小木曽佑太、24番松尾佑介とつながり、左に開いて27番新井瑞希が仕掛ける場面がありました。

32分に、22番東伸幸に代えて29番橋岡大樹が入ります。

35分くらいに、9番小島良太、19番川上開斗とパスがつながり、裏に抜け出した24番松尾佑介にパスが通り、キーパーの股下を狙った、24番松尾佑介らしい狙いは、惜しくも足に当たり決め切れず。

前半終了間際に3番小木曽佑太が攻撃参加からゴール前まで持ち上がる場面を作りますが、シュートを放つことはできず。

前半を2-0で折り返します。

2点は入りましたが、連携や連動という部分では、やや課題も残る前半となりました。

後半は、ポジションなども含めて多めに交代などあったため、メンバーを書き出しますね。

GKが25番大川圭為、DFが左に14番長島巧、右に23番石井康輝、真ん中に15番中村透、MFが左に19番川上開斗、右に28番中塚貴仁、ボランチに12番松崎洸星と29番橋岡大樹、トップ下に27番新井瑞希と24番松尾佑介、FWが16番松澤彰

となります。

後半は、前半よりも、自ら仕掛ける形が多かった選手に対して、味方との動きを考えながらプレーすることが求められていたように感じます。

味方の動きを予測しながらという動きの部分では、後半から入った12番松崎洸星のポジショニングの良さは目立っていましたね。中盤などで行けるときにはドリブルで仕掛けることがOKとなっている中で、奪われた時のこぼれ球が相手に渡らずに、再びこちらのボールにして組み立てなおすことができるようなポジショニングはよかったと思います。ただ、その後に相手から奪いきれずに仕掛けられてしまうことも何度かあったので、ポジショニングから奪いきるところまで集中して精度高くできればよりよいと思います。

さてさて、後半の浦和の攻撃を中心に書いていきますと、5分に左サイドから攻撃参加した19番川上開斗のクロスに24番松尾佑介がヘディングでゴールを狙う形を作ります。

8分には、27番新井瑞希が中盤からドリブルで仕掛けます。

12分には、19番川上開斗が左サイドから仕掛け、今度は持ち込んでシュートまでいくもキーパーに阻まれます。

15分に、決定的な場面を相手に作られるもここは、25番大川圭為の好セーブで失点は免れます。

16分には、15番中村透から14番長島巧、24番松尾佑介とテンポよくパスが通り、24番松尾佑介が思い切ってシュートを狙うも、枠をとらえきれず。

17分には、コーナーキックのチャンスで、ベンチからの指示もありつつ、29番橋岡大樹が相手ディフェンダーより良いタイミングで前に入るも、惜しくも合わせきれず。駆け引きの部分では、面白いセットプレーでした。

18分に1点返されて1-2になります。

全体的に、浦和が押している時間が多いので得点のことをやや忘れて見ていたのですが、失点した時に、まだ2点差で1点差に迫られたという展開としてはあまりよろしくない状況であることに気づいたのですが、特に相手にペースを与えてしまうということではなく、浦和のペースは変わらず。

そして、22分に浦和が突き放す3点目を決めるのですが、このゴールまでの流れがよかったですね。少し下がり目の位置で16番松澤彰がパスを受け、ためを作りながら、右サイドから駆け上がる28番中塚貴仁にパスを通し、自らはゴール前に走りこみます。

最初の2点に関しては、やや相手のゴール前での守り方とクロスの精度で合わせるだけという16番松澤彰のゴールでしたが、この3点目のゴールでは、自らが楔になり、しっかりつなげたところで流れの中でゴール前に走りこんだところで28番中塚貴仁からのクロスボールに反応してのゴールとなり、3点目のゴールの1連の流れであれば、守備が硬いタイプの相手であっても、得点できる質の高い展開だったと思います。

このゴールで3-1とすると、残りの15分くらいは、追加点こそ入りませんでしたが、選手の動き、狙いなど、前半ではなかったような味方の動きを考えた中で動ける選手が多くなっていました。

対戦相手がどうこうということではなく、試合の中で意図をもって動けている場面からは、「このプレーだったら、レベルの高い相手でも通用するな」と感じられるような、プレーも後半には増えて来ていたと思います。

そのひとつが、32分にあった、19番川上開斗が中盤やや左でパスを受けて攻め上がった時に、真ん中に走りこむ16番松澤彰と右サイドから走りこむ28番中塚貴仁、そして、19番川上開斗がクロスの選択をした場合の選択肢として、相手ディフェンダーが対応しにくい並びで入れていたんですね。ここの場面では、19番川上開斗が自らシュートを狙うという選択肢になりましたが、細かくは説明しにくいのですが、こういう得点になる可能性が高い選択肢が多くなる動きというのは、見ていて「おー!」と思います。

ということで、この試合は3-1で勝利となりました。

ようやく、浦和レッズユースの国内での公式戦を今年初めて見ることができましたが、その中でも見てみたかった、このジャパンユースサッカーリーグという大会は、ただ相手のレベルだけを考えたときには、試合ごとに予測できない部分はありますが、やはり、公式戦ですし、意図をもって臨めば、昨年までのようにBチームになると扱いがなんだろう?という状況からは脱することができる有意義な大会になるだろうなと思います。

色々な見方はあると思いますが、ブクメとしては、他の公式戦と同じような位置づけでしっかりと足を運べるときには、この大会とこの大会に臨む選手たちの戦いぶりを見ていきます。

ではでは。

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