ユースの土曜日の練習試合と、その他もろもろ

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来週に清水フェスティバルを控えた浦和レッズユースは、今週末は、それぞれ土曜日は市立浦和高校、大宮南高校と練習試合を行い、私は土曜日の市立浦和高校戦を見てきました。

日曜日の大宮南高校戦には足を運んでおりません。把握していた時間と違っていたことや、そもそも、ちょっとこれからの下部組織の試合がずっと続く日程の中で、たまっている仕事を集中してやる日を作らないとまずいぞ、ということで足を運ぶかどうか迷っていたということではあるのですが。

足を運んだ、土曜日の練習試合ですが、ものすごい強風のため、真冬に逆戻りのような寒さの中での試合となったのですが、合計で5本行われた中で、最初の2本を3-0で勝利。ゴールは、11番小島良太、15番橋岡和樹(PK)、33番松澤彰でした。

内容に関しては、先週のJYSSLの良い印象を継続して感じられる試合だったと思います。ものすごい強風だったことを考慮しても、その強風も含めて浦和がコントロールして終始試合を進める危なげない試合でした。

ピッチを移動しての4,5,6本目ですが、4本目は、22番堀内千寛のゴールで1-0、新1年生中心で行われた5本目は、0-0、6本目は・・・すみません、ちょっと寒さ対策が足りな過ぎたことから、関節系の痛みが大変なことになってしまった(ただ、立っているだけなのに情けない。。)ので、観戦せずに帰りました。

変化の多いこの時期は、下部組織の選手にとっても大きな変化を迎える選手が多いわけでして、ジュニアユースの3年生は、ユースに上がってこれからの挑戦に備える選手と、高校サッカーに進んで、全く未知の世界に飛び込む選手もいます。外部から浦和レッズユースに加入する選手の新たな挑戦もスタートするわけですね。

まずは、春休み期間の大会で、見る側としてのブクメも、新加入選手の特徴を掴めるようにしっかり見させてもらいたいと思います。

ちょうど、土曜日の市立浦和高校戦では、浦和レッズジュニアユース出身で昨年市立浦和高校で10番を背負って戦った戸嶋祥郎も試合を見に来ていたので、市立浦和の試合自体は、比較的足を運ぶ機会は多かったものの、当人と話をするのはジュニアユースぶりくらいでしたが、久しぶりに短い時間でしたが話をできてうれしかったです。

彼は、筑波大学に進学し、これから新しい挑戦がスタートするとのことです。楽しみに追わせていただきたいと思います。

新しい挑戦ということでは、先月急に入って来た浦和レッズユース出身で仙台大学に進学していた佐藤大介のフィリピン1部リーグのグローバルFCへの移籍。

私は、まったく関わってはいないのですが、ちょうど昨年、このチームに所属する日本人選手と、カヤFCに所属する日本人選手とお話をする機会を全く別のルートで作っていただいた流れもあり、このニュースには、かなり驚きました。

よく、この話題が別のところで上がると「大学を休学しての挑戦?」という話題が出ててくるのですが、そこで「そんなことはどうでも良いのでは?」と、人生を賭けた挑戦をするのに、その前の環境へ戻ることができるかどうかというポイントに話が行くことに疑問を感じてしまう私なのですが、サッカーと言う難しい世界を目指す人に近く関わる方たちにとっては、もしダメだった時の保険のようなものは、気にされるものなのですね、退路を断って挑戦した方が成功は近づくというという私の考え方の方が、異常な部類に入るのかもしれません。

そんなこと言いながらも、私も、時間を比較的コントロールできることと引き換えに、守られないフリーランスと言う世界に身を置いているので、今の仕事がもし急に稼げなくなったらということは常に頭の中には付き纏っているために、0からのスタートとなるものを、可能性のみ信じてスタートさせたりしているので、ある意味矛盾しているとも言えるのですけどね。これを投資と言うのか、無駄遣いと言うのかは、自分自身の意思次第ですね。

サッカーで生きることを目指している下部組織の選手とは、直接的な方向は違うものの、今の選択肢が、失敗に終わるかもしれないという不安を抱えながら、挑戦していくという方向性については、実体験で共感できる部分も多いと思います。なかなか理解してもらえないなという部分も含めて。

東南アジアに多く関わるようになったここ2年ほどで、実際に現地の人とかかわること、その国で生きる日本人に接してきて、「理解して飛び込まなければならない、いい加減な世界」というものを感じます。でも、実際に飛び込んで肌に感じないとわからない世界でもあると思います。言葉で説明しても、経験談を文章で読んでわかった気になっていても、実際に肌で感じないと本当にわからない世界です。

その辺を書くと長くなりそうなので割愛しますが、今回のブログで名前を挙げた、戸嶋祥郎と佐藤大介の2選手に関して言えば、サッカーで有利な条件をもらってではなく、自らの意志で受験を突破して筑波大学進学を決めた戸嶋祥郎にとっての、大学でのサッカーへの挑戦は、スタートラインとしては、全国大会の実績、浦和レッズジュニアユース出身と言う肩書が簡単に通用するものではない難しいところからのスタートだと思います。

佐藤大介に至っては、フィリピンの代表選出も視野に入れての挑戦になるということです。そうなると、当然フィリピン国籍になるわけで、当然、そうなった際のデメリットまで視野に入れての決断をして飛び込んでいるということになります。

おそらく、佐藤大介と言う選手を見て来た自分から言わせてもらうと、大学サッカーで活躍して、選抜に選ばれて、誰もが知っているようなプロチームへ進んでいくという道も十分視野に入れられるくらいのレベルと資質、何よりも強い意志を持っている選手だと思っています。

スタートラインが、フィリピンリーグだと、ステップアップが難しいという話をサッカーに関わる人から直接聞いたこともあります。それも、現場の声なので、「難しい」というのは本当でしょう。

それでも、難しいという状況を打開できる可能性を秘めているのも、良い意味でのサッカー界の理不尽さと感じています。

素直に言えば、こういう挑戦をする選手が、多く浦和レッズの下部組織からは出てほしいと思っているので、佐藤大介の挑戦は、本当に純粋に私にとっては嬉しいニュースでした。

こんな軽いこと言って、もし上手くいかなかったら責任は誰がとるんだ?

サッカーの世界は、責任を人がとる世界ではありません。責任を人に押し付けるような考え方の選手は、先へは進めませんから。

新しい挑戦が始まる時期。

その挑戦は、後ろを振り返るのではなく、今と、この先を見据えて全ての選手が邁進してくれるように願っています。

ではでは。

 

あまり、枚数とっていませんが、土曜日の市立浦和高校戦の写真を何枚か載せますね。

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「ユースの土曜日の練習試合と、その他もろもろ」への3件のフィードバック

  1. ご無沙汰してます。
    4月からはユースやジュニアユースに新しい選手も入り楽しみにしてます。

    ところでジュニアユースからユースにあがる選手達は今は試合に出れないのでしょうか?

    ジュニアユースからユースにあがる新一年生は12月の高円宮杯U-15優勝以降試合がないようで期間があくので気になりました(;^ω^)

  2. tada様

    コメントありがとうございます。
    土曜日の練習試合では1本だけですが、ユースの新1年生もプレーしていました。
    ここ最近は、変化が多い浦和レッズユースの事情なので、あくまで参考程度にはなりますが、例年、受験が終わるまでは新1年生は参加しないため、3月後半のこの時期くらいから、姿が見られるようになりますね。

    そして、数人が来週からの清水フェスティバルに呼ばれる可能性があり、多くは、今年は日程がかぶっていないU16チャレンジリーグに参加する流れから、4月に入り、浦和カップ(ここも例年は、1年生のお披露目大会的要素が強かったですが、少し変化も見られますが)で本格始動という形になりますね。

    例えば、2月3月のJYSSLで新中学3年生の選手が出場していたように、参加できないわけではなく、その時期が受験などと被るから基本的には、新1年生は、チームとして活動してないため、試合にいきなり出すという流れにもならないということのようです。

    いずれにせよ、ここから本格的に加わっていく流れになります。楽しみですね。

  3. ブクメ様
    詳しい情報ありがとうございます。
    これからまた楽しみにブログ読ませていただきます^^
    これから浦和の下部組織の選手が数年後一人でも多くトップチームで活躍してくれること期待してます。

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