第29回日本クラブユースサッカー選手権(U-15)大会 決勝トーナメントラウンド16 2014/08/20 浦和レッズJrユースvs清水エスパルスJrユース 1-2敗戦・・・あと一歩及ばず

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どうも、ブクメです☆

浦和レッズジュニアユースの臨んでいる、クラブユース選手権U-15も決勝トーナメントの2回戦、ベスト16ラウンドまで来ました。

昨日の大雨の中での試合を制した浦和は、このベスト16ラウンドで清水エスパルスジュニアユースと対戦しました。会場は、同じく帯広の森球技場となります。昨日の大雨が嘘かのような、晴れ間も見える良いコンディションの中での試合となりました。

ざっと試合のことを大まかに先に書いてしまいますね。

この試合のスタメンと交代は以下、

GK18番高草木天平、DFが左サイドバックに23番白土大貴、右サイドバックに21番北村龍馬、センターバックに3番大西翔也と5番山崎舜介、MFが左に11番白田颯人、右に27番二見健太、真ん中に14番弓削翼と8番立川将吾、FWが左に10番シマブク・カズヨシ、右に20番長倉幹樹

となります。

予想通り、相手のレベルも高く、スタートしてから手ごわさがすぐに伝わってくるような相手でしたが、浦和レッズジュニアユースもこの大会に入ってからの4試合と比べても最大の集中力で試合に臨むことができていたと思います。

試合開始から、前線の20番長倉幹樹と10番シマブク・カズヨシが、前線でポスト役としての動きもしっかりこなすことができており、例えば、3分には、21番北村龍馬からの長い縦パスをしっかり10番シマブク・カズヨシが収めて仕掛けるような形が作れていました。

前線でのプレスもしっかりできていましたし、守備に関しても警戒すべき選手に対して簡単には仕事をさせないような粘りのあるプレスだったり、カバーリングもスムーズにできていたと思います。

試合自体は、一進一退になっていたのですが、この大会でやや課題となっていた相手セットプレーに対しての守備で、失点した20分までは、集中して跳ね返すことができていたのですが、20分に与えたコーナーキックから、決められてしまい0-1とビハインドを背負う展開になります。

ただ、この失点の直前の浦和のチャンスの場面で、8番立川将吾がからの縦パスを受けた10番シマブク・カズヨシが、見事なシュートでコースもかなりしっかり狙うことができており、ぎりぎりでキーパーの攻守に阻まれたものの、これまで全体的にチャンスの場面でのシュート精度に課題があったチームの中で、これまでと違った雰囲気を感じ取ることができるプレーもありました。

しかしながら、試合展開としては、前半終盤の37分に、一瞬の隙をつかれて、追加点を奪われてしまい、前半を0-2で折り返すことになりました。

後半開始から、27番二見健太に代わり19番山下勇希が入ります。

後半のスタートから、しばらく間、相手の攻撃を受ける時間が続き、苦しい展開になるものの、今時間を耐えきったことで、少しずつ流れが再び浦和に戻ってきたところで迎えた9分に、直接狙える位置でフリーキックのチャンスを得ると、これを10番シマブク・カズヨシが見事に決めて1-2と1点差に詰め寄ります。

勝負というところでの展開としては、2点のビハインドは背負ってしまったものの、後半に決定的な3点目を狙いに来た相手の猛攻に耐え、その直後に1点差に詰め寄るという、願ってもない展開に持ち込むことができました。時間もまだ30分ほど残っています。

後半の浦和は、相手の中央からの突破では、なかなか活路を見出すことができなかったものの、サイドからの攻撃を高頻度で成功させており、チャンス自体は多く作ることもできていました。

後半は、14分に11番白田颯人に代わり6番荻原拓也を投入。残り20分くらいは、かなり浦和がサイドから仕掛け続けるような時間帯や連続でコーナーキックのチャンスを得ることができていました。運動量、球際の激しさも含め、最後まで気持ちも運動量も切らさずに、ゴールを狙い続けましたが、同点ゴールを奪うことができず、結果、残念ながら1-2で試合終了となり、敗退となりました。

相手の守備も集中を切らさず、かなりプレーの選択を早くしないと詰められてしまうような状況の中でも、攻撃の回数、サイドからの崩しは相当数できていたのですが、そこからの1点を奪うことができなかったために、相手は、ある程度サイド攻撃を許しても良いだろうというプランに変わっていたかもしれません。

サッカーと言うのは、駆け引きがうまく行くかで一気に流れが変わったりするものですが、今日の試合の場合は、サイドからの崩しから得点を奪うことができていれば、相手の守備の意識をサイドにもふることができ、結果的に中央からのミドルシュートのチャンスなども作ることができたかもしれません。

なかなか、難しいところです。サイドからの崩しだって、今日に関しては、その後の精度が雑になっていたわけではなく、少し時間を作って人数をかけてという形で精度の高いクロスを上げることもできていた場面も決して少なくありませんでした。

相手の集中力が一歩勝ったということなのかもしれませんが、本当にちょっとしたことで勝敗が決まったと思います。

残念ながら、この敗戦をもって大会は終了となってしまいますが、敗れはしたものの、この大会で最も良い内容と集中力で戦う姿を見ることができて、応援していても自然と気持ちが入りました。

言葉で書くと簡単ですが、全国の舞台で、強豪チームと対戦するときには、もちろん今日の試合も、ちょっとした展開で結果がどちらに転んでもおかしくないような流れにはなりましたが、この舞台で優勝をするためには、やはりまだ足りないことがあることも、プレーした選手、帯同していた選手は、強く感じることができたのではないでしょうか?

試合によって、集中力にムラがでてしまうこと、ドッシリしたサッカーはできるものの、より得点のチャンスにしっかり得点を決めることができていれば、更にもう一つ上のレベルの強いチームになれると思います。

私は、決めきる部分では課題は抱えているチームではありますが、前からも書いているように、全国大会で優勝できる、それに値する最低条件となるチームとして持つべき土台と言うものが今年のチームには既に備わっていると思います。

それでも、1つの大会で基本的に優勝できるチームは1チームです。そう考えると、より頂点に近づくためには、やはり、紙一重の差で、より先に勝ち進むために必要なものを模索していく必要があると思います。

夏の大会は、終わってしまいましたが、今年の戦いは、まだまだ続いていきます。

まずは、お疲れ様でした。

そして、高円宮杯では、更にうえ、一番上を奪い取ってやりましょうよ!

ではでは。

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