サッカーと関係のないベトナム滞在中です。

どうも、ブクメです☆

例年のこの時期は、スペインに足を運んでいるのですが、今年はベトナムにいます。「仕事ですか?」とよく聞かれるのですが、仕事でもあり、プライベートでもあります。日本でも説明してもなかなか理解してもらえないので、ベトナムでは、より説明しても理解してもらえません。そういう環境を楽しんでいます。

現在いる場所は、ホーチミン・シティになります。9月に入りましたが、9月には、ハノイでU-19日本代表が、ヌティフードカップという大会に参加します。どちらにしても、この遠征には足を運べる可能性は限りなく低かったのですが、浦和レッズの下部組織がらみの選手の選出がなかったため、予定からは削除されました。

ちなみに、U16日本代表のタイで開催されるU-16アジア選手権もこのベトナムに足を運ぶ前は、一時的にタイに足を運んで観戦する予定でいましたが、こちらもベトナムでの予定により、キャンセルになりました。

前回のブログでは、9月下旬まで下部組織の試合が観戦できないと書きましたが、この流れで行くと、9月第2週末の試合から観戦できる可能性もありつつ、また、急きょこの場所に戻ってくることになるかもしれません。

凄く強引な話をしますと、私にとっての環境をサッカー選手に置き換えてみれば、長期所属していたチームから、今年移籍して、その環境に慣れるべく四苦八苦しているという感じでしょうか。

私のプライベートを知る方には、おそらく、私とベトナムという2つの関係性において、表面的な部分で充実して楽しんでいるな~という感じに映るかもしれませんが、これまで海外経験や多くの海外に足を運んではいますが、その国の文化を理解して生活するというところまで突き詰めた国はないので、文化の違いと言葉の壁というものが、ここまで物事を難しくするのかと言うことを痛烈に感じていたりします。

おそらく、昨年まで多く足を運んでいたタイでそこに多くの日本人選手が所属する中で、可能性について語る中で、私自身が、足を運ぶ回数は多くても、現地の人と一緒にいることが多くても、旅行者であるという状況で語ることの軽さを知らしめるための、今年の流れだと思っています。かなり強引にこじつけていますがw

ベトナムと言う国のホーチミン・シティという場所は、非常にパワーを感じる場所です。私は、この地域にのみ多く足を運び、ここで深く人と向き合うことの難しさを感じる毎日です。何度も移籍を考えました(笑)

難しい環境。自分には、合わないのかもしれない、変えてやろう、時間をかけて、やっぱり無理かも、どうして自分の望むような流れにならないんだろう、もともと、自分勝手でこらえ性がない性格なので、正直大変です。でも、相手が望む自分になる必要があるということも必要だと強く思う日々でもあります。

でも、それができなかったのは、向き合う相手に対して、その相手が、本当に自分のことを強く考えてくれているかどうかが、わからなかったからなんですね。

その相手は、こちらが大人げなく、わがままな気持ちをぶつけて、喧嘩になっても、最後には許してくれます。でも、その繰り返しで、もう、移籍かな、と思っていたところで、深く深く話をすることができたことで、ようやく自分の中での不安も完全ではないものの消えました。

相手が真剣に考えてくれているのであれば、難しい環境でも前進できるはず。でも、喧嘩のみが良い結果を生むことはありません。やはり、原因を探し、直す努力も必要です。

私にとって、浦和レッズの下部組織を応援するという生活ベースと今の仕事で回っていた長年のサイクルは、楽でした(慣れてしまえば、生活のリズムを変えずにできるという意味で。)

でも、やはり私は、下部組織にかかわることで、メッセージを伝えられないと意味がないと思う方なので、狭い世界で、試合に足を運んで応援していれば良いとも思えないわけです。ちょうど、ここ1,2年は、その環境でも色々なことが起こりました。それも、今は、良いきっかけだったと思っています。

私主導ではない生活。自分の思うままに動いてきた自分にとっては、今の変化は、もどかしい部分も多いです。

ホーチミン・シティには、あまりサッカーはありません。幸い今年、いくつかの大きな大会が開催されたので、そこに足を運ぶことはできましたが、ベトナムの1部リーグにホーチミン・シティを本拠地にするチームはいません。更には、ベトナムリーグには、日本人が在籍していません。更には、次のシーズンからは、外国人枠が減るそうです。ベトナムサッカー協会と日本サッカー協会がパートナーになって、これから日本人が増えるでしょうと、関係者が語っても、タイとは正反対の道を進んでいるベトナムリーグに日本人が多く絡むという話に結び付けるには、少し逆境が多いかなと思う部分もあります。

そう、今の時点では、サッカーベースの生き方をしてきた私にとっては、この場所は、何をして良いかよくわからない場所でもあるのです。

話は飛びますが、マンチェスター・ユナイテッドの香川真司が、古巣のボルシア・ドルトムントに復帰しましたね。

彼には、マンチェスター・ユナイテッドで活躍する力がなかったのか?私は、香川真司とマンチェスター・ユナイテッドに縁がなかっただけだと思います。活躍する能力があっても、その環境がついてこなければ、活躍するのは難しいです。

香川真司ほどの選手であっても、縁がないと、これほど苦しんでしまうのかと、ずっと感じていました。でも、プロのサッカー選手を目指している下部組織の選手には、この事実は、逆にポジティブに考える理由にはできると思います。

 

ということで、私は今ベトナムにいます。

友人とよく文章に対する読解力の必要性について話すことがあります。同じ文章でも、読む人によって、読む方の読解力や、置かれている環境でとらえる意味は全く別物になります。

今回は、いつも以上に、想像を膨らませてください、という要素をたくさん強引に組み込んでみました。

やはり、向き合うべき人は、あなたのことを真剣に考えてくれる、成長を考えてくれるような人でないと、信じて取り組めませんよね。環境ができあがって、初めて、選手個々について考えられる。今は、そこまでたどり着けません。

ではでは。