プリンスリーグ関東2015/07/11 – 浦和レッズユースvs桐光学園高校 3-4敗戦・・・シンクロするけど、変化の兆しを感じられない今。

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どうも、ブクメです☆

ちょうど、TVをつけたら、やべっちFCがやっていて、サンフレッチェ広島の育成型クラブとしての~という内容を見ていたら、なんだか色々考えてしまいました。浦和レッズは、そういうクラブではないから、甘いこと言うなという感じなんですかね。偉い人たちからすれば。

人を集める育成環境と人が集まる育成環境。集まるための方法を間違えて、集めるためにやっていることが集まると思ってやっていることも、かなり悪い意味で蓄積されたここ数年なのかな~と思ったり。まあ、いいや。

さてさて。

雨が続いて涼しい状況が続くと、晴れの日が待ち遠しいものですが、晴れた瞬間に猛暑酷暑になると、まだ雨で涼しい方が良いのかと思ってしまいますね。そんなわけで、7月に入ってずっと雨で涼しい日が続いていたのですが、週末になって一気に晴れ、気温も上がるという状況で、かなりプレーする選手からしたら大変な状況での試合となった土曜日の埼玉スタジアム2002第3グラウンドでのプリンスリーグvs桐光学園高校の話です。

この試合のメンバーは以下となります。

GK25番田桑龍輝、DFが左サイドバックに10番堀内千寛、右サイドバックに23番高山大智(前半23分⇒8番影森宇京)、センターバックに7番高橋聡史と36番橋岡大樹、MFが左に2番川上開斗(後半スタート⇒12番松尾佑介)、右に11番中塚貴仁(前半39分⇒13番新井瑞希)、真ん中に26番井澤春輝(後半45分⇒川上エドオジョン智慧)と22番遠藤凌、FWが左に9番松澤彰、右に21番時里元樹(後半43分⇒15番鈴木海都)

となります。

前半2分、7分に失点で0-2。

後半2分に8番影森宇京からのパスを受けた12番松尾佑介が裏に抜ける21番時里元樹に通して、落ち着いて決めて1-2。

後半15分に左前線でパスを受けた13番新井瑞希が深い位置から折り返して、12番松尾佑介がしっかり詰めてゴールし2-2。

後半31分に12番松尾佑介が決めて3-2と逆転。

後半45分に直接フリーキックを決められて3-3。

アディショナルタイムにコーナーキックから決められて3-4。

サッカー的な書き方をすると、序盤に相手の勢いと出足で受け身になる形とそれを回避するための収めどころがない状況で後手後手になり、更に質の高いフォワードの抜け出しに対応できずに連続失点を喫したところがポイント。

ここ最近の試合で感じることとして、結果的に第3キーパーという考え方をされていたと思われる25番田桑龍輝の安定感とピンチでの好セーブに助られる部分で失点が少なくないここ最近の試合ですが、実際、そこで助けられて致命傷にならない部分もあると思います。

この試合でも、2失点は、キーパーの力では抑えるのが難しい失点であり、その後に3点目を決められる可能性が高い場面で、決定的な場面での相手の枠をとらえたシュートをセーブして失点を2で切り抜けたこと(前半25分くらい)で、逆転が難しくなる3失点目を回避したことで反撃のチャンスにつながったとも考えられます。

また、(おそらく)、攻撃による守備という意識があまり采配では考えられていないであろうチームなので、やられたところで慌てて単純に守備ラインに守備の選手を下げるために攻撃的な選手を下げる。で、結果的にボランチに8番影森宇京が入ったことで(それでも、流れが切り替わるまで少し時間がかかったなかで交代直後のピンチで先ほど書いたように25番田桑龍輝の好セーブでの3失点目回避は大きかったと言える)、まず、相手の攻撃を守備が待ち受けるのではなく、攻撃の起点、パスの起点ができる。そこに加えて、これは、コンビネーション的な要素も強いので、誰だと合わないというよりも、そういうところを考えてチーム作りをしていないので、結果的に出し手のパスに対してしっかり反応できる意思疎通もできているフォワードが入ったことで、浦和の攻撃が活性化されることで、一気に相手が受ける態勢になり、対応できずに、結果的に逆転まで持っていくことに成功する。

ボランチに落ち着きが生まれたことで、同時に26番井澤春輝の落ち着きも生まれ、もともとパスの狙いどころなど、非凡なものを見せられる選手ながら、(これは、私の考え方になるので、一方的なものですが)中盤タイプの選手に経験を積ませるためにセンターバックで起用するということは、よくあることですが、通常は、経験のある本職の選手と一緒にプレーしながら、経験を積ませるべきところを、最後の砦におかれて、自信を失わせ、その影響が、残るような流れが作れており、心配していましたが、この試合で、ボランチで8番影森宇京と組んだことや、前線でパスに反応でいる選手が入ったことで、いわゆる「らしさ」を取り戻してくれたことを見て安心しています。

なんだか、公式戦の舞台で、いきなり慣れないポジションに起用される選手が出てくるケースが多くて、しかも、それを補える経験のある選手と組ませないことも多くて、確かに失敗はいくらでもしたらよいと思いますし、それで成長するのも事実なので良いとは思うのですが、その失敗のさせ方が、何か私の中では理解できません。

この試合は、通常であれば、今後に良い兆しを感じるにふさわしい手ごたえを感じられる試合になったと思います。

ただ、結果的に再逆転を許して敗戦してしまいました。

これは、運が悪かっただけなのでしょうか、直接的な失点した前のファールや対応が問題だったのでしょうか。

これもサッカー的なことで言えば、この試合の流れであれば、0-2から3-2と逆転まで行った段階で、少し攻撃陣に満足した雰囲気が出ていたようにも感じており、それがひとつの要因だったようにも考えられます。

相手に決定的な仕事ができるタイプの選手がいることを考えると、この試合は、3-2では危険なのは明白で、4-2という状況にできて初めて少し攻撃を緩めてバランスを考えていく流れで試合を終わらせていく流れが作られてべきだったと思います(試合中にも、3-2になったあとに、一緒に見ていたサポーターの方とそんな話をしていました。)

ということで、タイトルに書いた部分に触れようと思うのですが、何にシンクロしたかというと、現3年生のジュニアユース時代のことです。同様に、内容が悪くない試合でも勝ちきれない、最後の最後にやられてしまう時期があって、順位も下位に低迷していた時期があり、それが、シーズン終盤には、内容が悪くても、試合をひっくり返せるような勝負強さを出せるところまできましたよね。

その要因には、やはり心の部分と、チームとしての考え方の変化が大きく影響していたと思っています。

例えば、チームが目指す方向性、強烈なリーダーシップ、采配もそうですが、方向性は色々あれど、やはり、土壇場で試合をひっくり返すチームというのは、チームが様々な要因で「一枚岩」になっているケースが多い気がします。

プレミアリーグ昇格を果たす力が今の浦和レッズユースには、ないかと言われれば、あります。間違えなくあります。

ただ、今の3年生がジュニアユースの3年生の時に見せてくれたような、変化の兆しというものが、見当たりません。

何度も言いますが、その一つは、人間(育成)を軽視する、独裁的な方針もあると思いますが、そういうケースでも、勝負のところで勝てるようになる要素としての、チームの中での一枚岩になる要素というものも欠けていると思います。

本来であれば、先ほど書いたように、負傷者も多い状況ですが、その状況の中で台頭する、通常であれば、良い方向に向かうべき、見える光というものがあります。そういう光を輝かせてくれる環境にはありませんが、まだ、選手間でできることも多いと思うんですよね。

私が色々書いたところで、継続は期待できないので、ぶった切られることを覚悟の上での願いにはなりますが、選手間のコミュニケーションのところで、もう少し多くの選手が殻を破ることができれば、まだまだプレミアリーグは目指せると思っています。

否定するのではなく、否定する場合には、必ず、どうすれば良くなるかも付け加えたうえでの前向きな討論ができればとか、色々です。

幸い私は、ご父兄の方から多方面で話を聞ける環境にあります。1年生、2年生、3年生、それぞれ、色々な話が入ってきますが、できる限り、その話も当然フィルターがかかっている可能性もありますので、多くの情報の中で、偏らないで現状がどうなっているのかをヒントにしながらチームを見たりしています。

まあ、3年生の特定のご父兄と仲が良いから、そこからの話を重要視して、偏った見方をしていると考える方も当然いると思いますが、そういうものでもありません。私は、理由なくヨイショできる性格でもないですからね。

3年生を多く起用すべきだとも思いませんし、その方向性がしっかり伝わってくるのであれば、全員1年生でも、全員2年生でも構いません。

逆に、単純にジュニアユース時代に結果を出したからと言って、そのメンバーをメインにしたから結果が出るとも思っていません。

ただ、試合とは別のところで、他の学年のことも考えますし、将来の進路がプロサッカー選手になる選手だけを大事に考えたいとも思いません。

社会人の世界でもそうですが、同学年同世代だけで固まって、それが一番良いと思って大人になると本当に幅は狭くなってしまいますから。

面白いもので、本当にたった1年の違いであっても、学年が違うと、その学年の色が出てしまうもので、そこを否定することで、自分たちが3年生の時に上手くいけばよいと考えても良いかもしれませんが、その学年の色を理解したうえで、1年生から3年生まで一枚岩になれる方向に近づいていくことができるかがカギなのではないかと思っています。

変化の兆しを作ってくれる人はいないかもしれませんが、変化の兆しを作ることはできると思いますよ。

たぶん、勘違いしている部分もあると思います。少し、考え方を見つめなおしてみてください。

・・・で、そんな話をしつつ、次の前橋育英高校戦は、行けないんですけどね。。

良い兆しを聞けるように、楽しみに情報をチェックしたいと思います。

ではでは。

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