どうも、ブクメです☆
前節での好要素が予感ではなく、更なる前進への大きな糧となっていくのか、それとも、下位チーム相手での一時的な爆発となって、またごちゃごちゃとなってしまうのか、ユースの試合を待つ一週間というものが、すごく長い時間に感じられるここ最近でしたが、プリンスリーグの戦いにおいて2週間連続で良い兆候をしっかり見つめて見られたのは、かなり久しぶりのことで、その余韻に浸る日曜日の夜です。
前節昌平高校に大勝して、連敗を脱出した浦和レッズユースは、現状の下位争いを抜け出す意味でも、また、その先にあるものを再び見据えるためにも、非常に重要な一戦となるヴァンフォーレ甲府戦を迎えました。
今シーズンのプリンスリーグ関東は、実際の順位と勝ち点を眺めてみると、言うほどの勝ち点差がないため、実力差があるチームが多いとも言い切れない現状ですが、残り試合数が減っていく中では、その連勝で追いつけ追い越せる差も、一つの勝敗で思った以上にチャンスが広がったり、厳しい状況に追い込まれるという時期に入ってきています。
残り5試合で順位表を眺めてみた時に、浦和レッズユースにとっては、先週に引き続きの今節で、合計勝ち点6を積み上げられるか否かの結果と同時に、チーム、雰囲気、采配などで好循環が持続されていくような手応えが見る側にまで伝わってくるかも気になっていたところでして、そこまで含めて良い兆候が見られれば、再び上を目指して戦うことが現実的になっていくかなと感じていました。
もちろん、様々なことがここ最近では起こっていますし、私は幸運にも良くなる兆候を感じた先週の試合と、その流れでの今日の選手のプレーぶりとベンチの雰囲気を感じることができたからということもありますが、ネガティブな雰囲気を口にする方もスタンドにはいるのは事実でしたが、私にとっては、ネガティブなことよりもポジティブに今日の試合を応援することに集中したほうが良いなと感じていましたし、実際にそういう見方をさせてくれるようなプレーぶりも選手からは見せていただきました。
前置きが長くなりましたが、試合の話をざっと書きますね。
この試合のメンバーと交代は以下となります。
GK18番山田晃士、DFが左サイドバックに10番堀内千寛、右サイドバックに36番橋岡大樹、センターバックに7番高橋聡史と4番小木曽佑太、MFが左に21番時里元樹(後半12分⇒17番伊藤敦樹)、右に23番高山大智(後半45分⇒22番遠藤凌)、真ん中に24番松高遼と14番渡辺陽、FWが左に9番松澤彰、右に19番川上エドオジョン智慧(後半32分⇒13番新井瑞希)
となります。
対戦相手のタイプから言うと、前節のようにサイドのスペースをあまり使わせてくれないなという印象を試合開始早々受けつつ、もしかするとここ数日の雨続きでピッチが表面的ではないところで緩くなっていたのかもしれませんが、試合のスタートは、ややボールコントロールが上手くいかないようなプレーが多いところからスタートはしてしまったものの、前節からの好要素が継続されており、24番松高遼を中心に相手の攻撃の起点のところを中盤のところで上手く消しながら、前回の対戦で苦しめられたサイドからのスピードのある攻撃を最低限に食い止める戦いぶりに徐々にシフトされていき、また、前線でも、やはり意識的にプレーを変えてきたことが確実にプラスに作用していると思われる9番松澤彰のところでのボールの収まりがしっかりしたこと、守備のところも、やや時折相手にミドルシュートを撃たせてしまうところはあったものの、決定的なプレーをほとんどさせずにできていたと思います。
前線とバックライン、そして、中盤でのバランスが確実に向上したことで、より周りの選手も特徴を出しやすい形になりつつあり、実際に前半は、得点は入らなかったものの、ゴールに迫る場面も多く作れていました。特に前半の終盤では、コーナーキックのチャンスでの21番時里元樹からのクロスに23番高山大智が合わせたシュートだったり、フリーキックでの7番高橋聡史からフィードを9番松澤彰が収めてマイナスのボールに36番橋岡大樹がダイレクトで狙った形、14番渡辺陽の思い切ったシュートなど、よりゴールに近づくプレーをすることもできていました、あとは、鋭いカウンターでのチャンスメイクも19番川上エドオジョン智慧と23番高山大智が絡む形で何度か作れていました。
ただ、得点経過事態は、そんなに甘くないというか、前半から、サイドからの攻撃はおさえこめていたものの、時折ミドルレンジからシュートコースを開けてしまったところで思い切りよく打たれてヒヤリとする場面があったところの延長線なのか、後半スタートして1分ほどで、少し遠くてはっきりはわからなかったものの、相手選手に全くプレスがかからない状態でキーパーもやや前目に出ていたところで右上隅を狙ったきれいなシュートを決められて0-1とビハインドを背負う形になります。
ただ、チームとして良い方向になっているとはっきり実感できたのはここからで、失点直後に21番時里元樹からのパスを受けた9番松澤彰がゴールを決めて、あっという間に同点にし、そのままギアを上げて攻撃をすることで相手のハンドを誘ってPKを獲得し、14番渡辺陽がしっかり決めて2-1と逆転に成功、更に、21番時里元樹から19番川上エドオジョン智慧、クロスボールに9番松澤彰がヘッドで狙うシュートと続いた後に、ペナルティエリア付近で19番川上エドオジョン智慧がドリブルで仕掛け、最初に放ったシュートは、ディフェンダーにコースを消されて跳ね返り、再び19番川上エドオジョン智慧のところへ、ディフェンダーがコースを消している状態ながら、位置的には、再度強引にシュートを狙うのもありかと思っていたところで、落ち着いて走りこむ14番渡辺陽にラストパスを送り、ゴール。
後半スタートから0-0のスコアがあっという間に3-1となったところで、まだ後半10分くらいだったと思います。
短い時間のできごとでしたが、ここに浦和レッズユースが確実に変わった部分が集約されていたと思います。
失点後にすぐに追いついたこと(これ、重要。)
そのままの勢いで逆転まで持って行ったこと(これ、かなり重要。)
畳み掛けるように追加点を奪って2点差にしたこと(これ、相当重要。)
実際に、この試合では、本来であれば、試合をほぼ決めてしまう4点目というのも、取れていてもおかしくなかったと思います。4番小木曽佑太の強烈なミドルシュートは、強さと言いコースと言いほぼ完ぺきなコースに飛んでいましたし、その後、17番伊藤敦樹が放ったミドルシュートもコースとしては、完ぺきに近いと思いましたが、キーパーの好セーブに会い、ぎりぎりのところで弾かれてしまいました。おそらく、通常であれば、少なくともどちらかのゴールは、入っていたと思います。
これにより、試合自体は、まだ何か起こりそうという雰囲気を残したまま、後半34分にセットプレーから1点返され3-2とされ、その後も、点を取りに来る相手に対して、最後のところで防げていたものの、連続でゴール近くで与えたフリーキックなどは、結構脅威ではありましたね。
そのような流れではありましたが、防戦一方になるわけでもなく、采配としても、守備的に早めにしたくなるところを我慢して、攻撃で押し切るカードを切りつつ、途中から入った13番新井瑞希も、最初は、もっと思い切りよくいってほしいなと思う部分もありましたが、徐々に持ち味を見せて、この選手を自由にさせると怖いという印象を植え付けさせることにも成功しつつ、試合終盤では、13番新井瑞希からのクロスを9番松澤彰が折り返してゴール前に入っていた10番堀内千寛がシュートを放つこれも枠をとらえていたものの、ぎりぎり防がれるという場面もありました。
相手のキーパーを中心とした守備力の高さで、いわゆる試合を決めるゴールは決められなかったもののかといって、決定力がなかったわけでもなく、決まっていてもおかしくない脅威を必要な時間に相手に与えられていたというのも大きいと思います。
ということで、3-2で勝利した浦和レッズユースは、ただの2連勝ということだけでなく、順位的には、7位とそれほど変化はないのの、まず確実に脱出しなければならない下位2チームとの差をしっかり広げることに成功したわけです。
そして、残留争いというところに少し余裕がでてきたところで、ふと上を見てみれば、プレーオフ圏内の3位との勝ち点差が2まで迫っていて、2位とも勝ち点差が4と十分射程圏内であることに気が付くわけです。
しかも、残り4試合が、その勝ち点2差以内の3位~6位のチームになるということで、、、面白すぎるじゃないですか!
チーム一丸で、ここからは足踏みせずに行きましょうね!
それにしても、ブログを書いている身からすると、純粋にユースの選手たちにフォーカスして、応援する形で文章を2週間連続で書けるというのは、幸せなことだと実感しています。
ではでは。