Jユースカップ第23回Jリーグユース選手権大会 2015/10/18 – 浦和レッズユースvsカターレ富山U-18 6-0勝利・・・この戦い方は、どこまで通用するか!?

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どうも、ブクメです☆

11時キックオフのジュニアユースの関東U-15リーグ最終節、練習試合を観戦後、14時からは、ユースの試合になります。

今年から、レギュレーションが代わり、予選のグループステージがなくなり、いきなりトーナメント式で負けたら即終了という大会に変わったJユースカップ。

先週1回戦が行われ、浦和レッズユースは、7-0で快勝して、今日の2回戦はカターレ富山U-18となりました。こちらも、ジュニアユースと同様に先週は足を運べなかったわけですが、快勝という声も聴きつつ、もっと得点が入っていなければならない試合だったという声も、足を運んだ方に聞きました。

レギュレーションの変更は、大会の開催期間にも変更をもたらしたということで、比較的短期間の開催で11月15日が決勝になっています。

勝ち抜いて、シーズン最後の公式戦は年末のJユースカップ決勝で!というのもなくなってしまったのは、少し残念な気もしますが、まあ、色々大人の事情があるのでしょう。

とにかく、負けたら終わりですから、浦和レッズユースにとっては、この大会の後に、プリンスリーグの最後の戦いが待っているので、できる限り先へ、多く戦い、優勝を狙い、真剣勝負の公式戦で調子を上げながらの流れを作れればベストです。

1回戦、2回戦は、レッズランド開催ということで、これは、見る側の勝手な感覚ですが、全国大会ですが、全国大会の雰囲気を感じられないラウンドが2回戦までと思ってしまったりもします。

しっかり勝ち抜いて、3回戦の時之栖での戦いへ進むと、ようやく本格的な全国大会の雰囲気になってくるのかもしれませんね。

では、試合の話に移ります。

この試合のメンバーと交代は以下となります。

GK18番山田晃士、DFが左サイドバックに7番高橋聡史、右サイドバックに20番関慎之介、センターバックに36番橋岡大樹と4番小木曽佑太、MFが左に2番川上開斗、右に8番影森宇京、真ん中に14番渡辺陽と5番中塩大貴、FWが左に13番新井瑞希、右に21番時里元樹

となります。

全国大会の一つの醍醐味として、あまり対戦経験がないチームとの対戦がありますが、これが、経験が浅くて格下ということで、問題なく大勝できれば良いのですが、あまり名前は知られていなくても、実績がなくても、結構実力のあるチームもいたりして、思わぬ苦戦を強いられるということがあります。

今回の対戦相手のカターレ富山U-18には、2年前のジュニアユースの高円宮杯の時に対戦したメンバーが主力として絡んでいるという話もあり、実際、思い返せば、その時の対戦で結構難しい試合にさせられたなという印象もあるため、その辺を警戒しつつ、見始めたのですが、実際は、浦和が早めに先制点を挙げることに成功し、主導権を握れたこともあるとは思いますが、やや差のつく試合と実際はなりました。

2回戦のメンバー構成は、1回戦とも割と変わっているようで、実際怪我の選手もいるようなので、なんとも言えませんが、2回戦の陣容は、前線の個人技で畳み掛けてしまえというような感じになりましたね。

例えば、クラブユース選手権の予選のグループステージのように、余裕がある状況で、様々なやり方を試みるのは、十分よくあることですが、負けたら終わりの戦いで、こういう試みをするのは珍しいなと思いつつ、実際に畳み掛けてしまえたのでOKだとも思う部分も少しあります。

唯一のボールの収まりどころを右サイドに作るというのも、不思議な感じもしました。

実際、13番新井瑞希、21番時里元樹の仕掛けは強烈で、果敢な仕掛けで相手ゴールを脅かしていました。

前半最初の決定機は、コーナーキックからで8番影森宇京が4番小木曽佑太をめがけて蹴り、ヘディングで合わせたシュートが惜しくもクロスバーをたたきます。

先制点は、10分、13番新井瑞希からのパスを受けた21番時里元樹が放った鋭いシュートに対して、キーパーが反応するもはじいたボールがポストに当たりゴールラインを割ります。

更に2分後の12分にハイボールに対し、キーパーと競り合う形で36番橋岡大樹がヘッドでわずかに競り勝ちゴール(このゴール、最初は、5番中塩大貴のゴールと思っていましたw)

前半の早い時間で2点差にできたことで、試合がだいぶ楽になりました。

その後も、16分に右のバックラインあたりから4番小木曽佑太からのロングフィードを左前線でぴたりとトラップで受けた2番川上開斗がシュートを狙うもゴール上に外れ、20分には、同じように21番時里元樹が難しい方向からのパスを見事なトラップで抜け出すところまでは、パーフェクトでシュートはゴール上に外れるという、シュートの前までは完ぺきという場面が2つ続きつつ、その21番時里元樹が26分に今度はゴール上隅に突き刺さる見事なシュートで追加点を挙げて3-0。

事故のような失点を考えても余裕に考えられる3点差をつけることに成功します。

少し攻撃の勢いが収まった時間帯の29分に、8番影森宇京が足を痛めて31番シマブク・カズヨシと交代します。この交替で、更に前線が仕掛けるタイプの選手が並ぶことになり、更に、収めどころが作りにくくなったことで、やや中盤省略型でカウンターを受けやすい形になりました。

それでも、特にそこまで危ない場面はなく、前半3-0で折り返します。

少し落ち着きがない状態にはなったものの、攻撃では後半も色々見どころがある展開で、5分には、14番渡辺陽がキープしたところで、思い切って7番高橋聡史がオーバーラップで攻撃参加をする場面が見られたり、同様に右サイドでも20番関慎之介が高めの位置まで上がって31番シマブク・カズヨシを経由して左の2番川上開斗までつなぎ、惜しいシュートを放つところまで行きます。

10分に21番時里元樹に代わり23番高山大智が入ります。

13分に2番川上開斗に代わり19番川上エドオジョン智慧が入ります。

15分に迎えたコーナーキックのチャンスで13番新井瑞希からのグラウンダーのパスを受けた31番シマブク・カズヨシが相手のプレスを受けながら、振り向きざまに独特のテンポでシュートを放ちますが、ここは、相手キーパーに反応されます。

この試合、果敢な仕掛けでゴールに迫っていた13番新井瑞希が交代選手が用意して、プレーが切れたら交代というところで、19番川上エドオジョン智慧からのパスに抜け出して落ち着いてゴールを決めます。見事に結果を残して、35番長倉幹樹と交代します(後半27分)。

30分に20番関慎之介に代わり、17番伊藤敦樹が入ります。

4-0となり、残り15分程度となったところで、強烈な攻撃陣に対応していた相手ディフェンス陣などで足をつる選手が続出するなど疲労で動きも落ちたところで、浦和が攻撃の手を緩めず更に得点を追加していきます。

35分に攻撃参加した36番橋岡大樹のサイドからのクロスに35番長倉幹樹が合わせて5-0とします。

更に、36分には、4番小木曽佑太の攻撃参加から14番渡辺陽を経由して最後は31番シマブク・カズヨシが決めて6-0。

交代枠を使い果たした状態で、40分前後に一時的に14番渡辺陽が痛んで10人で戦う状態もありつつも、試合の流れに影響はなく、そのまま6-0で勝利。

3回戦進出を決めました。

3回戦の対戦相手は、壮絶な打ち合いでPK戦までもつれ込む苦戦ぶりも、大方の予想通り京都サンガFC U-18となりました。

1回戦と2回戦も戦い方やメンバー構成が割と変わったという話や、その前のプリンスリーグと比べても、変わったということで、もちろん、怪我の選手の影響などもあるとは思いますが、この試合の攻撃で押し切る戦い方は、かなりの諸刃だな~と思いつつ、開けてビックリどんな戦い方で3回戦に臨むのか、あまり考えずに、できるだけ冷静に待ちたいと思います。

選手が強い気持ちで乗り越えてくれるでしょうから。

一つの試合としては、かなり楽しませてもらいました!

ではでは。

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