日本クラブユースサッカー選手権(U-15)大会 2016/08/19 – 浦和レッズJrユースvs鹿島アントラーズつくばJrユース 1-2敗戦・・・短い期間で急激な成長を実感させてもらいました。

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どうも、ブクメです☆

選手が映っていない写真から挙げていますが、試合前に前日に帯広を後にしたサポーターの友人に、グリーンパークのピッチがより悪化していますとか、写真付きでメッセージを送ったりしていたのですが、見ての通りの状況だったのですが、よくよく考えてみると、ピッチコンディションが悪いからということが、この試合では気にならないくらい、浦和レッズジュニアユースの選手も相手の鹿島アントラーズつくばの選手も、ピッチ上の全選手が、戦い抜いている姿が強烈に印象に残る試合となりました。

グループステージを突破した浦和レッズジュニアユースは、休息日を挟んで19日にベスト32ラウンドを戦いました。対戦相手は、リーグ戦で悔しい完敗を喫した鹿島アントラーズつくばジュニアユース、そして、試合会場は、帯広市グリーンパークDということで、こちらは、この大会で、凄く心かき乱されたもどかしさの残る敗戦をグループステージで喫した会場になります。

残念ながら、結果だけで言えば、再び敗れることになってしまいましたが、今年の全国大会は、本当に今年の浦和レッズジュニアユースにとって、必要な要素が詰まった組み合わせになり、起こった出来事も、今考えれば必要な要素で、それによって考えてチームとしてまとまって、実行して、その集大成を、この試合では見ることができました。というか、チームに見せつけられたという言葉の方が正解かもしれません。

私は、どちらかというと、きれいなサッカーとか、組み立て、崩すまでの形よりも、大前提として、戦う姿勢の方が特に育成世代では重要だと思っています。

どんなに上手くても、この要素を軽んじていたまま、カテゴリが上がっていくと、小さな挫折に対して打たれ弱くなってしまい、結果的に、より高いレベルで戦えるところまで到達するのが難しくなってしまうと考えています。

一番大事なのがそれで、次に大事なのが、自分で考える力(状況判断力とか予測する力とかいうやつですね)、その2つがそろって初めて、足が速いとか、テクニックがあるとか、シュートが上手いとか、そういう要素と戦術という段階になるべきだと思っています。

言葉は悪くなりますが、この世代のジュニアユースを見てきた中で、決定的に、一番重要と思われる要素が軽視されているような印象をこれまでは、持っていました。上手い選手がいる。パス回しも、組み立ても、悪くない。でも、なかなか伝わってくるものがなかったんですね。

そういったニュアンスのことは、これまでも小出しに書いてきました。褒めたほうが好かれるのでしょうけど、私にとっての最低限の要素が感じられないので、一つ一つのプレーが上手いとかそういうところを気持ちよく取り上げる気分には、これまでなってきませんでした。

クラブユース選手権の予選から、しっかり見させてもらおうと心に決め、頻度多く足を運び、一つ一つの成長を見る中で、全国大会出場をつかみ取り、少しずつ、応援したいチームに変わってきた中で迎えた帯広での本戦。

各地域の予選を上位通過、リーグ戦も上位というチームばかりがそろった難しいグループに入った中で、予選、そして、準備期間の遠方への遠征での成長と自信を持って、初戦のかなり難しい試合になるのではないかと思われたガンバ大阪U-15戦で、結果は敗戦も、気持ち切れることなく戦い抜いてくれたことで、その成長嬉しく、続く第2戦のアルビレックス新潟U-15戦では、たぶん、今考えれば、試合に臨む姿勢とかそういうところが大丈夫そうだから、新たなる試練を与えてやろうみたいな出来事が起こり、順調には行かせてくれず、乱されてもおかしくないような結果になった中で、最後のFCバイエルンツネイシとの試合では、再び心に響く試合を見せてくれた。その結果が、得失点差1差での歓喜のグループ突破。

そして、そこまでの成長を確かめるような対戦相手が、ベスト32ラウンドでは用意され、リーグ戦で対戦した時とは、まったく違った戦いぶりを見せてくれました。

球際での激しさ、運動量、集中力、闘志。相変わらず、相手も同じような要素は大前提として持っていたものの、応援しているチームだからフィルターがかかっているだけだと言われようが、前回劣っていた要素に関しては、この試合では、すべての選手がわずかに上回っていたと断言できます。

自然と選手間の声の掛け合いも多くなっていたし、自らで打開するためにどうしようという言葉も飛んでいた。プレーの選択肢も、そのプレーの迫力も違っていました。

それでも、決める局面では、差が出てしまいました。

でも、試合終盤で0-2とされ、グループステージでは、そのまま0-3とさらに追加点を決められたしまった試合もありましたが、この試合は、最後まで戦い続け、あきらめずに1点もぎ取ってくれました。

この短い期間で、私が感じていた、欠けていた要素を一気に手繰り寄せて、強いチームとなりました。

まずは、この大会に参加し、ピッチに立った選手が、この大前提を、今回のメンバーに残念ながら入れなかった選手たちにも伝える(伝わるように取り組む)ことで、また一つ段階の上がった強いチームになっていきます。

・・・はい、ということで、なんとなく、シーズン最終戦の後のような書き方をしてしまいましたが、以前にも触れましたが、9月から3か月ほど、仕事で海外に行くことになっているため、スムーズに帰ってこられて12月の高円宮杯本戦が見られるかというくらいで、この大会への出場は、問題なく決めてくれるとして、私の状況によっては、この帯広での観戦が今シーズンのジュニアユースの最後の試合になるかもしません。

なので、一つの区切りのような書き方をさせてもらいました。

結果は残念でしたが、凄く貴重な瞬間をまた帯広で見させてもらうことができました。まずは、ありがとうございます。

そして、今シーズンの戦いは、ここからが本番です。より強いチームになって、ここからも、嬉しいニュースをたくさん聞かせてくださいね!

 

最後に、メンバーと交代、得点経過だけ書いておきます。

GK25番鈴木彩艶、DFが左サイドバックに2番清水楽人、右サイドバックに5番奥山亮介、センターバックに3番高橋孝太と6番苗加慶太、MFが左に10番鳥海颯、右に12番石山凌太郎(後半32分⇒20番松村大也)、真ん中に14番千葉希と8番玉城大志、FWが左に15番大橋力也、右に7番冨田蓮

となります。

後半34分、40分失点。後半アディショナルタイム、20番松村大也。

 

ではでは。

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