高円宮杯プレミアリーグ2018/06/24 浦和レッズユースvs流通経済大学柏高校 0-1敗戦・・・全ての選手が主役になれるチームを再確認

どうも、ブクメです☆

日曜日は、浦和レッズユースの高円宮杯プレミアリーグ、vs流通経済大学柏高校戦を見にさいたま市浦和駒場スタジアムまで行ってきました。昼間は比較的暑い1日でしたが、キックオフが17時からと言うことで、クーリングブレイクは用意されていましたが、思っていたよりは、暑さが影響しないような試合になりました。

クラブユース選手権の予選がしばらく続いていたことでプレミアリーグ自体は、1か月半ぶりくらいになります。

さて、まず、試合の話に移る前に、対戦相手の流通経済大学柏高校のスターティングメンバーには、浦和レッズジュニアユース出身の佐藤輝(7番)がはいっていました。

↑7番の選手が佐藤輝。

ジュニアユース時代には、典型的な攻撃の選手として見ていた選手でしたが、流通経済大学柏高校に進学してからは、守備的なポジションで1年生からポジションを掴んでおり、浦和レッズユースとの対戦の中では、私は、見ることはできていませんが、高校サッカーの全国大会などで、何度かプレーを見ることはできています。

他の場で見る時は、応援していますが、浦和レッズユースとの対戦となる時は、気にして見ながらも、もちろん、負けられない相手ですけどね。

さてさて、ワールドカップの日本戦がキックオフされる前までに書いて、今日の敗戦で気落ちしている方がいたら、気にする必要はない、未来は明るいよという内容で締めくくってアップしてしまおうかなと思っていたのですが、試合までに間に合うか微妙になりましたがカツカツと書いています(試合に間に合いそうもないので、あきらめて試合が終わって再び書き始めています。)

さてさて、試合の話に移ります。

vs流通経済大学柏高校メンバーと交代

GK1番石井僚、DFが左に8番白土大貴、右に14番柳田大輝、真ん中に2番北村龍馬と4番大桃伶音、MFが左に9番二見健太、右に10番池髙暢希(後半34分⇒23番遠藤龍河)、真ん中に24番山中惇希と16番玉城大志、FWが28番長田拓巳(後半21分⇒17番波田祥太)、右に22番佐藤陸人(後半13分⇒20番冨田蓮)

となります。

試合前にいくつか情報として聞いたところでは、5番大城螢が累積で出場停止という状況で、負傷選手や、試合には出られそうでも負傷明けで万全でない選手など、色々大変なチーム状況もあるという話も聞きつつ。

また、一つ謝っておきたいというか、言い訳をしておきたいのですが、後半は割と集中して試合が見られない時間も多くなりました。たくさん話を試合中にする方に久しぶりに会ってしまったのでw

その人は、浦和レッズの関係者ではないものの、まあ関連の仕事をしているような人で、あまりユースの試合は見ない人でオブラートに包んだ言い方はしない人なのですが、その人が後半から現れてしばらく試合を見た感じで、この日の浦和レッズユースの戦い方を見て褒めてました。辛口な人なんですよ。

それは、もちろん私も今日の試合で感じていたことで、まあ、体制が変わった時に感じて書いたこともあった、全ての選手が主役になれる特徴が生かせるようなチームとしての新たな可能性をポジションやメンバーがまた前回観戦した試合から変わっていたものの、そこでプレーした選手が、試合の中での成長も含めて、可能性を見せてくれたということが大きいです。

もちろん、失点がミスと言う形であったので、悔しいと思いますが、1試合単位で見る必要がないプレミアリーグでは、今のチームとしての前進の部分だけ大事にして課題は課題として解決していくとともに、見ている側としても少なくとも私と同じような立ち位置でユースを見ている人たちは、すごく楽しい試合を見せてくれたという感想の試合です。

この試合では、Aチームとしての公式戦では、初の出場となった28番長田拓巳と、最初は、1トップで1つ下に22番佐藤陸人だよなと思っていたら、どちらかというと2トップの1枚としての22番佐藤陸人という、私としては、新しい組み合わせを見ることになりましたが、以前S2リーグの昌平高校B戦の時に、競り合いのところで強く行けるところが課題になっているという形で触れていた28番長田拓巳がこの環境でどういうプレーを見せてくれるかというところで、もちろん対峙していた相手ディフェンダーが鹿島アントラーズに内定している選手ということもあるかもしれませんが、なかなか高いボールも競り勝てない場面が多くはなったものの、そういう状況の中で、力強く競ろうとする姿勢が増えてきて、また、プレーの種類としても、構えて競るというところ以外にも、少し下がり気味で浮き球のパスを簡単に頭ですらしてチャンスにつなげる場面など、試合の中での成長が見られるのは嬉しかったですね。

フォワードとして高さで勝負ができるというタイプが少なめのユースで今回の経験で成長することでまたチームとしてもできることが増えていくんだろうなと言う楽しみ。そして、22番佐藤陸人の前線でのプレーも、こういうプレーもできる選手なのかという発見と言うか、前線のスペースに走りこむタイミングがかなりよく、実際に、そのスペースに走り込み、そこへ味方からパスが入った時の動きのある数人の選手での攻撃は、かなり面白いものがありました。

中盤右に入っていた、10番池髙暢希は、わかりやすいくらいに自由にさせないための激しいプレッシャーを受けていたのですが、それでもキープして突破したり、パスを供給することなど、多少は苦しめられながらも、チャンスを多く作り出していました。

そして、24番山中惇希のサイドではなく中盤真ん中でのプレー。多少慣れないのか、迷いがあるようなプレーも見られたものの、ポジション固定でもなくある程度自由に動くことも許されていることから、ボールを捌く中で、味方との入れ替わりでサイドのスペースに動き出してパスを受けての仕掛けなどでチャンスを作っていました。

そして、左サイドの9番二見健太も果敢なドリブル突破でチャンスに貢献。

特に1点を追う前半の25分前後には、22番佐藤陸人が前線のスペースに入ってパスを受けて、10番池髙暢希につなげて決定的な場面を作る場面が連続で訪れ、更に9番二見健太のドリブル突破からのラストパスを10番池髙暢希が惜しいシュートを放つ場面、30分くらいの、24番山中惇希の仕掛けからコーナーキックを獲得した場面や、35分の16番玉城大志から22番佐藤陸人、28番長田拓巳とつなげ、28番長田拓巳のシュートをキーパーが弾いたところを24番山中惇希があと少しで詰められたという場面、38分の4番大桃伶音からのロングフィードに14番柳田大輝がやや難しい体制ながらも追いつけたもののややトラップが長くなってしまった場面、40分の2番北村龍馬からの浮き球を下がり気味に28番長田拓巳が頭でスペースに流したところに22番佐藤陸人が素早く反応し、仕掛けて言った場面など、様々な選手の特徴が生かされた様々な攻撃の試みで押し込むことも多くできていました。

ただ、この辺はさすがの流経大柏というか、運動量と最後のところでの粘りが凄く、気迫で防がれた場面も多くなったとも言えると思います。

後半も同様に交代メンバーやポジションを移動させることで、主導権を握る場面が多く、相手のこれでもかと言うくらい前線でディフェンダーやキーパーにもプレッシャーをかけてくるプレーでややヒヤリとするような場面はあったものの、全体としては、かなりの時間浦和のペースで進んでいたのではないかなという感想でもあります。相手に決定機を作らせなかったのも、4番大桃伶音の高さ強さと、8番白土大貴の危機察知でのカバーする力がかなり効いていたことはありますね。

これは、以前にも書いた通り、あくまでも、「たられば」の話で、私個人的な好き嫌いのところが大きくなりますが、追う展開での終盤の残り10分くらいをパワープレーと言う形にして同点ゴールを狙っていたところがあるのですが、パワープレーを選ぶ割には、そのパワープレーが徹底されていないように感じてしまうこともあり、それであれば、今のチームであれば、攻め手がないということでもないので、そのまま交代選手などを活かした形で得点を狙っていくのでも良いのかなとは思ってしまうんですけどね。そのくらい、今のチームは、見るたびに新しい発見ができるチームになっているので、そういう期待の方が大きいというか。

何が言いたいかと言うと、今の浦和レッズユースは、プレミアリーグで、上に抜け出しても良いチームになっているから、この敗戦は、課題だけ見つけて修正するくらいで敗戦と言う結果は忘れても良いくらいのレベルの出来だったと思うんですよね。次は、FC東京U-18戦ですよね。相手は、結果だけ見る限りでは、調子が悪いようですが、常にFC東京U-18とうのは、浦和を苦しめてきたチームであり、今のチームで自信を持って粉砕することで、より上も見えてくる、今日ベースのメンバーでも良いし、そこにまたほかの選手が入った時には、この選手は、こういうプレーができるんだという発見も期待できる。

そういう競争が普通に起こってチームがより強化されていくという状況。

日本代表がワールドカップで、これまでの大会では見られなかった強さで、次の段階に入ってきたことが予感されるように、浦和レッズユースもプレミアリーグ挑戦者ではなく、プレミアリーグの優勝を狙う段階にチームとして入っていっても良いのではないかという予感はしてきています。

次の試合は、後半も集中してみたいw 「集中して見たいんですけどね」、とその人にはっきり言ったのに、それでも関係ない話含めて話し続けるメンタルはいただきたいw

と言うオチで良いですかね。

メンタルと言う意味では、たぶん、そのプレーがあったので、ここで触れても良いと思うのですが、相手のキーパーへのプレスが想像以上に厳しく、キーパーから奪われて前半早い時間に悔しい失点になったものの、そこで、不安定になってもおかしくないなかで、1番石井僚の変わりない落ち着きぶりと、相手に狙えると思わせないような、食いつかせて相手のプレスをテクニックでかわすようなプレーも、見せていたところがかなり強く印象に残っています。

このチームは、強くなっていく。

来週も楽しみにしています。

ではでは。

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