浦和レッズ、ACミラン戦を終えて

どうも、浦和サポブクメです☆
以下は、ミラン戦の前に別のところで個人的な感情をこめて書いた日記です。まずそれを載せてから、昨日のことを書きたいと思います。
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国立の試合をテレビ観戦しました。パレルモを見ながら、自分が過去に一度だけ国立で見たトヨタカップを思い出していました。レアル・マドリッドvsボカ・ジュニオールス(2000年)。この試合を観戦しに行っていたのですが、僕はいわゆる欧州かぶれだったのでレアル・マドリッドのサッカーを見ることをメインに友人が取ってくれたチケットで見に行っていたと思います。そこで活躍していたのがパレルモ。確かMVPもパレルモじゃなかったかなと記憶しています。
こういう大きな試合を現地で見たのは初めてでその演出とサッカーのレベルの高さに興奮した記憶があるのと同時に遠く日本の地にあれだけのサポーターがおそらく20時間以上(もしかしたら30時間くらいかかったかも)かけて日本までサポしに来ていたボカのサポにも驚き、凄く憧れたものです。対してレアル・マドリッド側は・・・サポというよりはやっぱり欧州のビッグクラブが好きなお客様がたくさん座っていたと言う感じなんですよね。
あまりに興奮して、試合後に表彰台付近まで突破して、その後会場の外に出てからはボカのサポーターバスの所まで行って大騒ぎした記憶があります。
そんなボカが勝利して決勝に進みました。ACミランは確かに凄いチームですし、イタリアサッカー嫌いの私でもセリエAの上位チーム(攻撃に魅力のあるチーム)は好きなのでACミランも好きなチームの一つではあります。メンバーを見て、ちょっと若手が少ない気もしますが、グルジア代表のカラーゼとか、「まだいたんだ〜、頑張るな〜。」とか欧州かぶれの頃に見ていた選手達がメンバーにいるのにも驚きつつだったりします。でもね、ACミランとの試合はどうしても欧州サッカー好きと浦和レッズサポという構図になるのは必至で、熱い応援での勝負という構図にはなりえないと思うんですよね。だからこそ、この2000人も来てしまったサポのいるチームと決勝で戦いたいんですよね。確か、ボカ自体が裕福な地域のクラブではないのでサポも金はそんなにもっていないんです。だから、確かサポは数年ローンとかで旅費を調達している人がほとんどと聞きます。ある意味借金サポの僕に近い(というか大先輩w)くらい頭の痛いサポ集団なわけですよ。
実際ACミランに勝つのは難しいと思います。これは、一応サッカーサイトを8年くらいやっている欧州サッカーをよく見ている自分なのでレベルの違いと言うのはよく分かります。でも、ミランファンに意識されて馬鹿にされるのもこういう状況あってこそである意味光栄ですし、この大会での試合はある意味浦和のホームゲームと同じです。アドバンテージがある浦和とサポの後押しのある浦和が勝つ可能性は決して少なくないと思います。
とにかく、最終的に浦和が勝って決勝に進んでボカ・ジュニオールスと戦って浦和サポvsボカサポ、選手を後押しするサポとしての勝負もしてみたいななんて思ったりしています。
これは、今シーズン、ブルズカップから全てを見てきた私が望む最高の終わり方です。どうせなら一番上を目指そうよってことですね。
すげー楽しみです!
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とまあ、こんな感じに書いたものの良い意味でのACミランファンの裏切りも期待はしていたんですよ。「やっぱりミランのサポも凄かった。浦和はまだまだでした〜」とか書ければいいかなとか思っていたんですよ。でもね、やっぱり観戦だけがメインのミランのレプリカを来た日本人がたくさん、それもまあいいと思うんですよ。ブクメも好きなスコットランド代表だったらそうすると思うので。でもね、試合中はフラッシュのアメあられ、応援の声なんて出さない。要するに、7年前に思った欧州のビッグクラブを応援する日本人に対する物足りなさというものが全く変わっていないどころか更に悪化している・・・やっぱり憧れるべきチームじゃないなって思ったんですよ。
サポーターとしても浦和サポであることに誇りを持てた一戦でした。よくよく考えてみれば、別のチームと対戦して決勝でミランと試合とかでなくて良かったと思います。決勝だったら更に書いたような惨状がむごいことになっていただろうから。
ボカ・ジュニオールスと、そのチームを心のそこから応援するために日本に来たボカ・ジュニオールスのサポと気持ちをぶつけ合うことを物凄く期待していたから本気で悔しい負けでした。レベルの差とかではなく、浦和にも勝機のあった試合だと思うんですよ。そういう雰囲気を浦和サポは作っていたんです。それだけに残念ですが、見た限りは少数でもエトワ・サヘルはチュニジアから熱い応援をするサポが来ています。なので少数のサポに負けないサポ、そして浦和の選手は正直もう体は限界に来ていると思いますので後一歩踏み出せるサポができればと思います。4位と3位では大きな差があります。世界3位でシーズンを絶対に終わらせる!
最後に、イタリアサッカーはレベルが高い。でも、観客離れが進んでいるという状況の一端を垣間見る一面を見てしまった気がしました。体も大きく声量もあるイタリア人。やり方次第では、浦和サポも参考にする部分も多いとは思うのですが、残念ながら予想していた悪い部分しか見られませんでした。
あ、浦和サポが素行が悪いとか言われても甘んじて受けます。席割りの部分でも明らかに一般的には良くないことをしているかもしれませんが、一つ一つには意味がありますし、それを知りたいのであれば浦和サポになってみてください。