2017/09/02 プノンペン・クラウンvsAEUの練習試合を見てきました。

どうも、ブクメです☆

プノンペンに戻ってから、10日ほど経過しましたが、そろそろサッカーに飢え始めてきたなと思ったところで、東南アジアのSEA GAME(様々なスポーツで東南アジアNO.1を決める、日本では、あまり知られていないが、東南アジアでは、かなり注目度の高い大会)の関係でカンボジア国内のリーグもしばらく中断中。練習試合の情報などは、どうも、情報を見つけたときには、もう遅かったり、そもそも先週末はバタバタしていたので行けたかどうか微妙だったのですが、少し落ち着いた今週末は、何かサッカーを見たいなと思っていたところで、プノンペン・クラウンvsAEUの練習試合の情報が入ってきたのですが、場所AEUスタジアム・・・聞いたことがありません。google mapで調べても出てきません。AEUという大学があるので、もしかするとそこのグラウンドがスタジアムのようになっているのかなと思いつつ、以前タイでアンダー系の代表の遠征で渡辺陽を見にタイに行った時の、練習試合の場所が会場の名前はわかっても、場所がよくわからないというオチを思い出しつつ、山を張ってAEU大学へ行ってみるという方法は危険ということで、今回は、不躾ながら直接以前インタビューさせていただいたプノンペン・クラウンの鈴木雄太さんに確認し、場所を教えていただきました。

結果的には、自分で思った場所と全く違っていたので聞いて良かったという場所でした。

その辺は、また別サイトのスタジアム情報で掲載はしようと思うのですが、簡単に言うと、プノンペンから距離的には近いのですが、広いメコン川を越える必要があるため、アクセスに「フェリーに乗る」が必須になるということで、どうなることやらと思いましたが、実際に行くことができました。

アクセス的にわかりやすいのは、ダイヤモンドアイランド(ナーガワールドの近く)からのフェリーで川を渡る方法が良いのかなと思います。本数も多く、車やトゥクトゥク、バイクなどが一度に乗っかっていっぱいになったら出ているようなイメージに見えます。

今回は、プノンペン側でトゥクトゥクにお願いして、トゥクトゥクごとフェリーに乗り(一人ごとの料金ではなく、トゥクトゥク1台で日本円にして100円程度という料金でした。

実際に会場についてみると、スタジアムではなく、完全に河川敷のグラウンドに近いようなイメージの場所でしたが、

このグラウンドへの道に入るところにあった上記の写真のような看板を見ると、開発中で、どのくらいかかるかは未知数というくらい、まだグラウンドしかありませんでしたが、最終的にはしっかりしたスタジアムになるようですね。

いずれにしても、プノンペンから、このグラウンドがある側の陸を結ぶ橋はないですし、作っているという感じもないので、本格的にここがホームグラウンドとして使用される頃には、フェリーを使ったちょっとした遠征感を味わうことができるのではないかと思いますね。

試合はというと、やや集中して見られる環境ではないことが多く起こり、前半途中で大雨になり、トゥクトゥクの中で雨を防ぎながら観戦しつつ、屋根がある場所がなかったので、気が付けば、私が利用しているトゥクトゥクが雨宿りポイントのようになり、人でいっぱいになり、さらに、9月から新しく移ったアパートで残してきた犬が鳴きやまずに下の部屋のヨーロッパの人からクレームが入っているとか、大変なことになり、結果的にしっかり見られたのは、前半途中くらいまででした。

でも、なかなかこういう機会がないといけない場所ですし、貴重な体験ができたなという感想は残りました。

この試合では、鈴木雄太さんは、左サイドでプレーしており、おそらくAEUのキーパーが日本人の荻野賢次郎選手だったと思います。

友廣壮希選手は、出ていたのかは、確認しきれませんでした。とにかく、今回の練習試合は、そこに足を運ぶことが目的で若干満足してしまっていた自分がおり、プノンペン・クラウンて、ヨーロッパ系の選手がいたかな?とか、比較的回数を多く見ているプノンペン・クラウンのほうばかりを見てしまいました。

あとは、おそらくこのAEUのファンの女性の方で、ここのグラウンドでの試合をいつも見ているのか、結構、私のチーム感を強く出してチームのプレーに大声を出している女性が気になったりとか、そんな感じでした。

ではでは。

写真は、facebookページで掲載しています。この試合の写真はこちら

2017/09/01 見てきた選手の色々な変化と、今の私の変化と生き方を考える時

どうも、ブクメです☆

次回の日本帰国予定が9月20日あたりから10月10日辺りまでになりました。日程を調べてみると、ユース、ジュニアユース、大学サッカーなど、1試合ずつは、少なくとも行けそうな気がします。

さてさて、ここのところ、浦和レッズ自体と育成出身選手で割と、ニュースが多いですよね。触れたい衝動には、駆られるものの、どうしても、「私は、この選手を昔から知っているからね。昔はこうでね、こんな選手でね・・・」と言うのを知っているアピールはしたくないなと思ってブレーキがかかってたりします笑

ちょうど、9月に入ったところで、日本のワールドカップ出場も決まったところで、原口元気が頑張って2点目が生まれたことを喜びつつ、ここ最近の話題に触れつつ、少し自分のことも書きたいと思います。

レッズサポーターのだれもが知っているような情報としては、関根貴大のドイツ2部インゴルシュタット移籍に始まり、気が付いたらジュニアユースの2年生の監督をやっていた池田伸康さんが、トップチームのコーチになっていたり、矢島慎也がようやく出場機会を得て、躍動したり、湘南ベルマーレの山田直輝が、らしいゴールを決めていたり、リーグカップでは、ユースの橋岡大樹がトップデビューを飾っていたり、Jリーグのプロのカテゴリや代表系になると、整理できないくらい、見てきた選手、お世話になった人などの情報が飛び交っています(その辺の情報は、お任せしますw)

ちょうど、最近ノートPCを買い替えまして、写真のデータの移動をしていたところで、2013年の途中からの写真以外は、どこかに消えてしまったのですが、その時の写真を眺めていたら、ちょうど、浦和レッズユース出身の佐藤大介が、フィリピンのグローバルFCに移籍して、その試合を見に行った時のエンペラドールスタジアムの写真が一番頭に出てきたので、アイキャッチの画像として使ってみました。

佐藤大介は、そこからルーマニアのヤシを経て、今はデンマークのホルセンスでまずはポジション争いをしている最中ですね。

海外挑戦が増えてきたところで、ちょうど、佐藤大介と同世代で浦和レッズでプレーして、専修大から海外挑戦を模索していた中村駿介が、マルタ2部のエレンディでプロのキャリアをスタートさせるという情報が入りました。

私は、個人的には、日本人は、よほど自分でプランを立てて、環境に流されずに、コントロールできるか、そういう部分をコントロールしてくれる良い指導者に出会わない限りは、世界で戦う力は国内では身につかないと考えているため、とにかく海外に出て日本以外のところで、あまり日本人ばかりで固まらずに、その場所で生きてみることで能力の高い選手がより高いレベルに行けると考えていますし、ずっとそう書き続けてきました。

なので、中村駿介の挑戦は、かなり嬉しいです。以前の私であれば、現地まで飛んで行ったと思いますが、今は、少し難しい状況になってしまいましたので、まずは、情報収集して見守ることをしっかりやりたいと思います。

私自身の話に移ります。

明日で、カンボジアに来てちょうど1年が経ちます。1年前に、ここカンボジアのプノンペンで働くチャンスを与えていただき、会社勤めという新たな挑戦をしたものの、結果的に今年3月に退社し、今は、これまで通りのフリーランスとして、拠点はカンボジアでという生活を続けています。ちょうど、1年が経ち、1度今年の6月に引っ越したところから、9月より、またプノンペン内で別の場所に引っ越しました。遠くに独立記念碑が見えます。

正直、最近は、私が思い描いているようなサッカーの育成に携われる生活ができていません。

もちろん、一番大事なことが、できたので、そちらが最優先になっているということもあります。ただ、仕事面でも今後のことを考えて色々やらなければならないなと感じることが多いですし、生活のバランスもなかなか難しいものだなと思っています。

若干暴走しているなと思うのは、最近流行りのValuという、あなたの価値をトレード的なもので、もしかしたら、私の行動に賛同してもらえる方がいて、今の仕事プラスアルファで、一番大事なことも考えつつ、これまで通りの育成のことを考えた生き方、これまで見てきた選手やこれからサッカーで生きるという世界に飛び込む育成の選手たちの挑戦を、見守り発信し、つなげることができないかと思っていましたが、そもそも、申請に落ちてしまいました。調べて、審査に通るコツがあるという内容を修正しても落ちたりしました。人に価値を考えてもらう以前の問題だったようです。暴走ですねw

カンボジアに来て、カンボジアの人との付き合いの中で、私がやっている仕事、私がやろうとしている仕事を伝えるのが非常に難しいです。長い目で見た新しい挑戦の土台作りを今始めているのですが、同居人からすると、遊びに見えているようで、実際はそうではないのに、気にしてしまって、”Too much thinking”と言われる日々です笑

物価が安いと言われるカンボジアですが、経済特区のプノンペンにおいては、比較的、先進国の人たちが欲しい「物」は、ほとんど手に入るようになり、生活水準を日本人が日本の時と同じにしようとすると、実は、日本で生活するのとかかるお金はあまり変わりません。

エリアにこだわらず、食事などもローカルを取り入れていけば、安いですが。

私の場合は、以前住んでいた場所で3か月住んでみて、エリア的に移動でかかる距離と、その移動のためのお金が、釣り合っていないということで、3か月の生活を考慮して、今の場所に移動しました。比較的、リバーサイドに近いところです。

これまで通りの仕事でも収入はあるのですが、長い目で見て安心かと言われればかなり厳しいです。サッカー選手と同様に、今の仕事の限界がどこかで必ず来ると考えて、色々模索しています。

私自身も少し厳しい時期が今来ていますが、育成を見つめて考え、伝えられることを伝えるという生き方を私が続けるためには、また少しぬるま湯につかりそうになっているということで今の状況が訪れているのかもと考えるようにもしています。

カンボジアに来て1年。得たものも多いですが、仕事やサッカー面に関しては、これまで日本拠点に動いていた時と比べて、より多いかと言われると実際は、多いのでしょうが、実感が薄いのが怖いところです。

がんばります、がんばりましょう!

ではでは。

日本クラブユースサッカー選手権(U-15) 2017/08/20 浦和レッズJrユースvs栃木SC Jrユース 4-2勝利・・・育成を応援する醍醐味を再確認

どうも、ブクメです☆

同行者に自分がどういう生き方をしているかを伝えるのは、難しいもので、私の場合は、仕事も生活のベースもどちらも言葉だと曖昧にしか伝わりません。でも、今回は、実際に、一緒に足を運び、また、今日のような貴重な瞬間に立ち会えることで、「ああ、こういう生き方か」というのを知ってもらえたような気がしています。そのくらい、インパクトのある試合でした。

今回は、帰国期間と、私のわがままだけでは、決められない事情などがあり、帯広でのジュニアユースの戦いを見守るのは、ラウンド16までということで、この栃木SCジュニアユース戦が最終戦となりました。

夜の便で埼玉に戻り、既に、現在自宅に戻ってこのブログを書いています。

浦和レッズジュニアユースの戦いは、まだまだ後3試合続きます(勝ち続けることを信じているので最大で3試合とか書きません!)が、私個人的には、足を運べるのがここまでになるので、やや総括的な内容になることをお許しください。

育成に足を運び始めて結構な期間が経っていますが、育成の方向性がこうであるべきだと思っていたことをやってくれる方が邪険に扱われ、指示ありき、従うことありきで、それに従うことで結果は出せても、「選手の特徴ってなんだろう?」という状況になり、応援している、育成を見守りたいというスタンスは同じでいるつもりでも、ややフラットに見られるような自分が増えていました。

今年のジュニアユースは、強いですが、やはり、気持ちを入れきれない自分がいたのも事実です。それに相まって、自分が置かれる環境も、国外拠点に住むことになったり、大事な人もできたりで、なかなか以前のように足を運べなくなったのも事実ですが、半分くらいは言い訳になっているような気もします。

それが、今日のこと試合で、この先も見守りたい、本当にここまでしか大会での浦和レッズジュニアユースの戦いぶりを見守れないのは悔しいと感じる瞬間を見ました。それは、一つは、私の中で大きい要素を占める、選手の特徴を知る喜びですね。あとは、戦う姿勢を前面に出す選手が貴重な場面で爆発するようなことなど、もちろん、好きにもひとそれぞれありますが、今日は、それらをすべて見られたような気がします。

いろいろありますが、いくつか挙げると、今日2トップのポジションに入った11番松村大也のポストプレーを見て、こういうプレーもできるんだという発見。もちろん、途中からサイドになってサイドから仕掛けるこれまでにも見てきたそのポジションでの強さも見られましたが、こういう発見が見られたのも嬉しく。

あとは、会場でスタンドで見ていた人すべてが感じたであろう、試合の流れを変える同点ゴールと、試合を決める4点目を演出した2番奥山圭介の見事なラストパス。私が見ている限りでは、いつも後ろ目のポジションをやっている彼が、後半半分あたりから、前目のポジションに上がり、そこで見せた試合を決めるパス。おそらく、昔から見ていた方は、そういう選手だと知っているのだと思いますが、全く知らなかった私は、その采配と、実際に、その特徴を発見したことに衝撃を覚えたわけです。

そして、相手が先行する展開で、下を向いてズルズルいかずに耐えて、負けたくない気持ちを爆発させ、結果的に逆転から突き放しての勝利という戦いきる力もすごかったです。とにかく、単純に興奮しました。

対戦相手の栃木SCがかなり良いチームで、リーグ戦でも一度敗れている中で、この全国大会で再戦し、再び苦しい展開が与えられたことが、より浦和レッズジュニアユースを強くするきっかけになったのではないかとも感じています。

わかります、文章がまったくまとまっていません。でも、チームが一つ壁を破って成長する瞬間を見てしまうと私はいつもこんな感じです。

前置きが長すぎるので、試合展開を簡単に書いておきますね。

この試合のスタメンと交代は以下、

GK18番関大輝、DFが左サイドバックに9番佐藤優斗、右サイドバックに22番岡田翼(後半?⇒26番島垣翔)、センターバックに5番遠藤基意と2番奥山圭介、MFが左に7番木下翼、右に50番桐山龍人(後半13分⇒23番工藤孝太)、真ん中に4番根岸恵汰と8番盛嘉伊人、FWが11番松村大也と13番堀井真海

となります。

序盤、前線の11番松村大也と13番堀井真海が、果敢に仕掛ける場面は多くなるものの、相手の守り方がうまく、仕掛けきれないケースが多くなっていました。突破できそうに見えてもセンターバックの2枚のところで積まれてしまうようなイメージでしょうか。

サイドからの攻撃も先ほど少しふれたように寄せが早く、プレッシャーをかけられることでなかなか精度の高いパス回しができないような印象がありました。相手の攻撃にも迫力があり、前半25分前後に、シュートミスに助けられた決定機の直後に先制点を決められ、0-1とされ、さらに相手の攻撃の勢いが増す中で、バタバタしてしまってもおかしくないところでしたが、思うようにいかない展開になっていたところで、逆にこの状況でたとえば、この試合スタメン出場となった50番桐山龍人などは、試合開始からのプレーは、なかなか思うように行かないように見えたものの、自分がやらなければというスイッチが入ったのか、試合展開が難しくなったところで、キープして持ち込んでサイドからクロスを上げるなど、まだ特徴は、わからない部分も多いですが、こういう選手なのかな、という要素が見られました。

実際に35分前後には、その50番桐山龍人が相手ディフェンダーのプレッシャーを受けながらも突破してクロスに11番松村大也が合わせる場面など、惜しい形を作っていました。

ただ、流れの中では、崩して決めきれなかったのですが、そういう状況下でセットプレーで得点を決められたことは、一つ試合の流れを変える要素として大きかったように思えます。

前半36分のコーナーキックの場面で、8番盛嘉伊人からのボールを11番松村大也がヘッドで戻し、そのボールを7番木下翼がヘッドで合わせてゴールし、1-1の同点に追いつきます。

後半は、メンバー交代は、なかったものの、前半の戦いを踏まえてか、かなり多くの選手がポジションを入れ替える形になっていました。

ただ、簡単に流れは変わらず、後半もスタートから決定機を作られかけたところで、2番奥山圭介が体を張ってシュートコースを塞いで失点を免れるなど、得点を許さず、直後のカウンターで9番佐藤優斗が持ち上がり、7番木下翼に預け、22番岡田翼にパスが通ればという形を作ります。

後半7分には、コーナーキックのチャンスで8番盛嘉伊人からのボールを7番木下翼が受け、13番堀井真海にパス、ここから枠をとらえたシュートを放つもここは、キーパーにはじかれます。

後半10分くらいには、ポスト直撃の危ないシュートを放たれます。

少しずつ流れが変わってきそうかなと思っていたところで、後半20分に再び失点を喫し、1-2となります。

細かい時間は覚えていませんが、このあたりから2番奥山圭介が中盤の高めの位置にポジションを上げると、迎えた25分に相手ディフェンダーの裏に見事なパスを通し、そのパスに抜け出した13番堀井真海が思い切って振りぬいた強烈なシュートが決まり、2-2の同点に追いつきます。

このパスとシュートまでの流れで、見ていて鳥肌が立っていました。そのくらい、見事なタイミングでの見事なコースへのパスと、飛び出しのタイミングがピタリと合って、さらにシュートも見事だったということです。

この同点ゴールからは、浦和の攻勢が増え、特に11番松村大也のサイドからの仕掛けや、相手に囲まれても粘ってキープできるプレーからのチャンスなど増えていたように感じます。

29分には、フリーキックのチャンスから、同点ゴールを決めた13番堀井真海が豪快にゴールの上を超えていくようなシュートを放ってしまうものの、チームとしての勢いと、選手の気迫が伝わるプレーがものすごかったです。

そして、迎えた32分に、中盤でのインターセプトからそのまま前線に持ち上がった5番遠藤基意からの横パスを受けた8番盛嘉伊人が、11番松村大也にマイナス気味にパスを出し、放ったシュートが見事に決まり、3-2と逆転に成功します。

35分のセットプレーの場面では、8番盛嘉伊人からのパスを受けた7番木下翼が決めたように見えましたが、これはオフサイドの判定。

37分には、再び2番奥山圭介からのパスに13番堀井真海が抜け出すも決めきれず。

1点リードの状態ではあるものの、まだまだ最小リードの状況で、残り時間は少なくなっていたものの、できれば追加点を取っておきたいという場面で、40分に、バックライン付近でボールを持った9番佐藤優斗が、守らずに攻めの姿勢を見せ、ドリブルで持ち上がり、2番奥山圭介にパスを通すと、ここしかないという見事なコースへパスを通し、このパスにも13番堀井真海がしっかり反応し、これを決めて4-2と試合を決定づけるゴールが生まれました。

ものすごく、ものすごく、伝わってくるものが多くあった試合でしたし、選手の特徴的な部分でも、起用として、後ろをやっている選手が途中から前のポジションに移るということもあったからかもしれませんが、守ることで貢献していた選手の攻撃の部分の特徴での発見や、もともと得意なポジションであろう選手が違うポジションでも光るものがあるなとか、少し自分を抑えてプレーしていたような選手が、試合の逆境の中でやらねばというところで、必要なプレーをできる選手であることが、わかったり、今は、なかなか球際に激しく行けないけど、自分たちが見ていて感じることがベンチからも選手に声が飛んでいるし、そういう選手が、必要なことに気が付いて変わっていくとどうなるのかなとか、本当に、育成を見ていて、選手の特徴が見えるような試合や采配がうれしかったです。

で、準々決勝の相手が大宮アルディージャなんですね。勝手知ったるで、逆にすごくやりにくい部分はあると思いますが、今日の戦いぶりを見ていれば、今日の意識を継続してやれれば、そうそう簡単に今の浦和は倒せないと断言できます。

ただ、細かく見ると、課題も多くあるわけで、そのあたりも修正しながら、残り3つを勝ち抜いて頂点に立つことを楽しみに待っています。

本当に残り3試合を見られないのは悔しいです。

・・・ではでは。

写真は、facebookページで掲載しています。この試合の写真はこちら

日本クラブユースサッカー選手権(U-15) 2017/08/19 浦和レッズJrユースvsForza’02 1-0勝利・・・今度は、暑さと疲労と再戦の難しさとの戦い

どうも、ブクメです☆

ジュニアユースのクラブユース選手権U-15が帯広に移ってから、結果的に毎年来ているのですが、何せ1年に1回になるため、回数自体は多く来ているものの、覚えたようなつもりで、実は、忘れているということが多いようです。今回の会場の帯広の森ですが、空港にあるサポーターの方をレンタカーで迎えに行き、割とぎりぎりに会場に到着する時間ではあったのですが、帯広の森についてからサッカー場がどこかを感覚的に覚えていたはずが、少し見当違いをしていて、試合開始と同時くらいに到着。車を停めた場所が少し離れた野球場のところに停めてしまったので、ハーフタイムに移動しに行ったら、後半のスタートに間に合わないなどしつつのベスト32ラウンドとなりました。

浦和レッズジュニアユースは、結果的に、グループ2位で通過し、ラウンド32は、関東予選でも対戦したForza’02となりました。負け上がりのトーナメントの最初で対戦した相手で、ちょうど、その試合の日がユースの京都サンガ戦とかぶっていたため、見られなかったという相手ですね。

この試合では、PKで敗れており、試合は見ていないのですが、正直なところ、問題なく勝利するだろうと思っていた試合だったので驚いた記憶があります。

さてさて、今日の試合ですが、なんとなく、1日空いたところでうまくリフレッシュができなかったのか、グループ3戦目で大量得点での勝利が悪い影響を及ぼしたのか、疲労の蓄積か、グループステージ最終戦と比べて急に晴れて暑くなったためか、一度対戦している相手でやりにくかったのか、いろいろ要因を考えてしまったのが正直なところですが、試合の入りのところで、相手にかなり思うようなサッカーをさせてしまった印象がありました。

ただ、まとめると、一枚上回ったのが浦和だったから、勝利できたという印象の試合でもありました。

相手のForza’02ですが、試合をコントロールできる10番に預けたときの怖さだったり、スピードのある11番だったり、個々の能力も思っていた以上に高く、体も強い選手が多く、運動量も多く、特徴がある選手がうまくかみ合ったチームだなという印象でした。でも勝負のところでは、浦和が一つ上回っていたかなと。

ということで、簡単に試合のメンバーや得点経過に触れますね。

この試合のスタメンと交代は以下、

GK18番関大輝、DFが左サイドバックに9番佐藤優斗、右サイドバックに2番奥山圭介、センターバックに5番遠藤基意と4番根岸恵汰、MFが左に7番木下翼、右に11番松村大也、真ん中に26番島垣翔と8番盛嘉伊人、FWが30番高橋悠(後半スタート⇒23番工藤孝太)と13番堀井真海(後半40分⇒22番岡田翼)

となります。

芝の状態は、グリーンパークに比べてかなり良いですが、芝が長めなのか、ラインを割りそうなボールに対して体を入れてみたら、ボールがライン手前で止まったりが多いようにも見えました。そういう点でもやりにくさはあるようにも見えつつも、試合の出だしは、相手の出足の良さに押される形で、攻められる回数が多くなっていた印象があります。

前線で強さを見せる13番堀井真海のところになかなかボールをあてることができず、サイドからの攻撃は、かなり早く詰められて思うようにプレーできない状況が続いていました。それでも、何度か、13番堀井真海がゴールを狙う場面を作りチャンスを作った場面や、ゴールに比較的近い位置からの8番盛嘉伊人のセットプレーで得点を狙う場面自体は、回数自体は多かったと思います。ただ、なかなか合わず、少しじれたのか、35分あたりには、コーナーキックで8番盛嘉伊人が直接ゴールに向かうシュート性のボールを蹴ったり、その流れからのこぼれ球をゴールに向かう何かが起こる可能性のある強めのグラウンダーのシュート(性のクロス?)を狙っていた場面がありました。

前半終了間際には、セットプレーで8番盛嘉伊人からのボールを13番堀井真海がトラップからの反転してのシュートを狙うなどありましたが、結果的に0-0で前半は終了します。相手のテンポ良いパス回しからサイドからスピードのある突破で何度かピンチも作られた前半でもありました。前回の試合で4点取った7番木下翼は、かなり警戒されていたことや、ポジションをサイドに移したこともあり、攻撃面では、なかなかシュートまで持ち込むことはできなかったものの、相手守備陣へのプレッシャーや、インターセプトなど、かなりの運動量で守備面での貢献が目立っていました。

相手ペースの時間が長い前半でしたが、30分あたりからは、やや落ち着いた対応で対処できるようになってきていたと思います。

後半に入り、出だしの5分に浦和が待望の先制点を決めます。

8番盛嘉伊人からのパスを受けた13番堀井真海が放ったシュートが決まり1-0となります。

後半12分には、23番工藤孝太から右に展開し、11番松村大也が持ち上がりクロスを上げるも惜しくも合わず。

後半13分には、再び13番堀井真海がペナルティエリア内に持ち込み、シュートも狙えるかというタイミングでパスを選択。これは、味方と合わずにゴールならず。

後半15分あたりから、再び相手の攻める回数が増えてきた印象があり、その際には、相手の右サイドからの攻撃が多くなっていたと思います。サイドからの攻撃でやや危ない場面も増えてきましたが、やや暑さの影響とペース配分の関係か、相手の怖さを見せていた数選手の動きが後半終盤には、かなり落ちてきており、当然、浦和の選手にも疲労の色が濃い選手も増えていましたが、相手の攻撃の脅威は、かなり減ってきたと思います。1点差という安心できない点差というのも、この試合の浦和の守備での集中力を切らせなかった要因になったようにも思われますが、確かに、ポストを叩くような、危ない場面は、後半にはあったと思いますし、守備陣でも、何かうまくいかないなとイライラが少し見える選手もいましたが、最後のところでは、しっかり跳ね返すことができており、ふわっとした形で失点してしまう空気はありませんでした。

とは言え、試合の終盤は、相手に良い形でボールが入ってしまい、振りぬかれて「決められた!?」と思った、かなり大きな決定機はありましたが、結果的に枠をとらえず、試合は1-0で終了となりました。

これでラウンド16に進出となり、明日の相手は、また関東の栃木SCとなります。

今日の試合は、連戦でギリギリの戦いになり、また暑さもあり、完全に回復して試合というわけには行かないかもしれませんが、今日のような難しい試合でも勝ち切る力を明日の試合でも見せてください!

まず、今回私が滞在できる期間の最大数の試合を観戦できる状況を作ってくれたことに感謝します。そして、明日までしか観戦できませんが、頂点まで上り詰める様子をまた遠くからチェックして、見られない悔しさを味わいながら、喜びたいと思います!

ではでは。

写真は、facebookページで掲載しています。この試合の写真はこちら

日本クラブユースサッカー選手権(U-15) 2017/08/17 浦和レッズJrユースvsSQUARE富山FC U-15 7-1勝利・・・雨と凸凹でやりにくいコンディションでも快勝

どうも、ブクメです☆

16日の午後に北海道の帯広に入り、今日からベスト16ラウンドまでの3試合観戦します。なんだかんだで、全国出場を果たせなかった年にも別件で来ているので、北海道開催になってから毎年来ていることになります。

関東より涼しい!と感じたことはあっても、肌寒いと感じたのは、初めてかもしれないくらい肌寒さを感じる今年の帯広ですね。曇りで済むかと思ったら、低気圧が北海道まで上がり始めて、やや雨模様にもなりつつ。この帯広というのは、会場によってコンディションが結構違ってきている中で、今回は、今まで足を運んだことがなかった幕別が入っているなと思いつつ、そこは足を運べず。浦和レッズジュニアユースは、幕別⇒帯広球⇒グリーンパークと、毎試合会場が変わるレギュレーションを見たときに、割と面倒だなと感じたりもしていました。

その中でも、グリーンパークは、個人的には、ピッチとの戦いも込みになる、割と面倒な会場という印象がありました。その会場が、グループ最終戦ということで、気にはなっていました。ここまでの2試合、難しい展開で引き分け(にされた試合と、に力強く持ち込んだ試合と同じ引き分けでも終わり方が違うと聞きます。)で、負けていないことや、3位の8位までグループが突破できることを考えれば、それほど問題はないと感じていましたが、ここまでの2引き分けがどういう展開かによって苦しい状況も想像できるかもと感じつつ。グループ突破に関しては全く問題ありませんでしたが。

ピッチ状態はというと、この数年見てきたグリーンパークに比べれば断然よかったものの、芝が眺めでやや凸凹で小雨でスリッピーという状況で、見た目以上に選手は神経を使う状態だったと思います。

特にキーパーのところをじっくり見ていると、結構イレギュラーバウンドしたり、大変そうに見えたりもしつつ。

ということで、試合の話に移りますね。

この試合のスタメンと交代は以下、

GK18番関大輝、DFが左サイドバックに9番佐藤優斗、右サイドバックに19番竹内優眞、センターバックに5番遠藤基意(後半スタート⇒22番岡田翼)と4番根岸恵汰(後半16分⇒36番大野海翔)、MFが左に17番南雲俊冶(前半33分⇒26番島垣翔)、右に11番松村大也(後半34分⇒50番桐山龍人)、真ん中に24番戸田大翔と8番盛嘉伊人、FWが7番木下翼と13番堀井真海(前半33分⇒23番工藤孝太)

となります。

出足から、特に前線の7番木下翼の気持ちの入ったプレーや突破が目を引き、前線で相手を脅かすような状況でペースを握り、その7番木下翼のシュートを口火に、11番松村大也のサイドからの突破からクロスに13番堀井真海が飛び込むプレー、左サイドからも9番佐藤優斗が攻撃参加してのクロスに真ん中で13番堀井真海が競るプレー、左サイドで3選手がテンポよくパスを回しながらの、24番戸田大翔のサイド前線への展開に17番南雲俊冶が抜け出しての仕掛け、右サイドバックの19番竹内優眞も相手ディフェンダーを1枚はがしての仕掛け、5番遠藤基意のバックラインから狙えるタイミングで相手のパスの受けどころを狙いインターセプトから攻撃に転じたり、8番盛嘉伊人の中盤で受けての展開、4番根岸恵汰の精度の高いロングフィードなど、こういうプレーをしてほしいなという要素を開始から見せてくれて、若干ほっとしながら見ていました。

得点が多いので、ここからは、得点中心に書いていきますね。

先制点は、前半13分、8番盛嘉伊人からの高めのペナルティエリア内へのボールを7番木下翼と相手キーパーが競る形になり、そのこぼれ球を13番堀井真海がしっかり詰めてゴールで1-0。

直後の前半14分には、裏へのパス(こぼれ球が抜ける形にも見えた)に抜け出した7番木下翼が持ち上がりゴールで2-0。

さらに前半16分には、13番堀井真海が競った流れから、最後は7番木下翼につながりゴールで3-0。

少し余裕が出たところで、やや緩いプレーが20分前後に出始めて、ここで相手に何度かチャンスを作られてしまいます。これは、決勝トーナメントを考えたら、よりチャンスを引き込むのがうまいチームと対戦した場合には、絶対に作ってはいけないタイプの時間帯だと思います。

その辺を感じてか、あえて5番遠藤基意が少し高めのところで相手のボールに対して激しいプレスをかけたプレーは、相手にとってやや危険なプレーになったので、それは良くない部分もありますが、チームを引き締める意味でもメッセージ性を感じられるプレーでよかったと私は感じています。

追加点は少し時間が空いての前半33分。13番堀井真海が抜け出してのゴールで4-0。

さらに、39分に9番佐藤優斗からのやや難しいクロスを11番松村大也がしっかり受けて、折り返しのパスを7番木下翼がシュートいったんは、はじかれるも押し込んで5-0。

さらにさらに、40分には、右サイドから11番松村大也のクロスに23番工藤孝太がスルーする形でその奥に走りこんでいた9番佐藤優斗が決めて6-0。

結果的に、前半のみで6点のリードを奪って折り返します。

後半は、スタートから相手が点を取りに来たこともあり、危険な場面を迎えることが多くなりつつ、13分に失点をするのですが、実は、ブクメは、この場面見てません。この試合の失点見てませんw

ちょうど、今日は同行者がおり、雨が強くなり、少し用事がありそちらに行っていた数分でちょうど見ていなかった時の失点となりました。

試合の状況は、確かに余裕のある得点差ですが、それでも後半の15分くらいで結果的にセンターバックだった2枚ともが変わるなど、結構攻めのある交代があるなとは感じつつ、良い要素と実際にそういうこともありましたということで言えば、過密日程のための温存と、緊張を保つための工夫と、経験を積ませる必要性、これらを考慮してのことかなと思っています。

もちろん、安定した形でのプレーをして大勝してというのも見ていて気持ち良いですが、特に全国大会においては、楽すぎる試合というのは本当に怖く、びっくりするくらいの大勝の後に、びっくりするくらいあっさり負けてしまうということも多く、緊張感を保つためには、変化と課題が見える形は必要で、そういう試みなのかなと感じています。

後半は、結果的に、23分に7番木下翼が決めた1点を追加して試合は7-1で終了となりました。

試合以外の部分では、たぶん、見ていた方で終盤にあった判定で特に不満という方も多いと思いますが、確かにオフサイドではないところでオフサイドの判定があり、若干イライラしてしまう選手がいましたが、それをしっかり落ち着いた声で止める選手がいたり、そういう部分では私の中では見ていて収穫でした。

それでも、相手の手に当たりながらも裏に抜けてサイドを突破して決定機になる流れを止めてその前のハンドで、浦和のフリーキックでやり直しというのは、解せないところはありますが。確かに大量リードしていたので、それほどどうこういうことでもないのですが。

こういうことがあっても冷静さを保ってプレーするという教訓かと考えましょう。

ということで、最終戦で大勝して問題なく決勝トーナメントに進んだ浦和は、抽選の結果、ベスト32ラウンドで、またForza’02と対戦するんですね。対戦したことがある相手と再度やるというのは、ある意味難しさもありますが、浦和としては、悔しい負け方をしている相手ですので、よりモチベーションをもって戦えるという点ではプラスにも取れますね。

楽しみにしています!

ではでは。

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2017/08/15 浦和レッズvsシャペコエンセを眺めつつ、16日の午後から帯広へ

どうも、ブクメです☆

トップチームのアップする選手のところに少し前まで育成のコーチだった池田伸康さんがいるという不思議な光景。そもそも、監督が堀さんというのも不思議な光景にはなるのですが、それがトップチームに足を運ぶモチベーションになるかと言われれば、そんな簡単なものではないのですが、それでも、この不思議な光景を楽しみつつ。

本当は、関根貴大のドイツ挑戦のニュースが出た後に、ブログを書こうと思って途中まで書いていたのですが、結果的に文章を見てみたら、「有名になった選手を昔から私は知っているアピール」みたいな内容っぽくもなっていたので勝手にお蔵入りしてしまいましたw

どうでも良いですが、昔育成系のスペイン遠征の観戦でスペインに足を運んでいたときに、そういえば日本人選手いたなと思って、バルセロナからそこそこ近い、ジローナの試合に足を運んでみたら、直前まで在籍していた指宿洋史は移籍していてちょうどいなくなっていたという記憶を少しだけ思い起こしつつ、見られるタイミングで足を運んだ時には、すでに関根貴大は、いなくなっていたという状態で、何年振りかわからない埼スタでのトップの試合に行ってきました。

当初は、足を運ぶ予定は、なかったのですが、同行者から大きなスタジアムの試合が見てみたいという提案があってのことです。試合を見て昂るとか、そういうことは残念ながらなかったのですが・・・。ただ、久しぶりに浦和レッズジュニアユース出身の関敦也(現在新潟の大学でプレー)に偶然スタジアムであったりという、うれしい再会はありましたので、そういう意味では、こういう場所に時々足を運ぶのも良いかなと思ったり。

さてさて、そんな8月15日からは、北海道の帯広市でジュニアユースの全国大会がスタートしています。厳密にいえば、グループステージの第2戦の16日に帯広市に入れるのですが、大会自体は、17日のグループステージ最終戦からで、以前のブログで書いていた通り、最大でベスト16ラウンドまでの3試合となります。

初戦は、3-3引き分けといういことでリードした状態から追いつかれたという結果のみをオフィシャルで確認して少し気にはなっているものの、レギュレーションを見れば、1つの試合の結果を引きずる必要も特になく、あくまで3試合で3位の上位8位にいるために、より上位を目指すのであれば、大会の序盤は苦戦したほうが良いというのは、過去の冬の全国大会優勝したジュニアユースの代でもあったりしたので、第2戦のある程度勝手知ったる関東のチーム相手に好ゲームをしてペースを上げていくという流れになれば良いかと感じています。

聞けば、サポーターの方でも決勝トーナメントから足を運べるという方が数人いらっしゃるようなので、その手前のグループ最終戦でどんな感じだかしっかり見て伝えられるのは、良いかなということで。

ということで、もしかしたらジュニアユースの情報が欲しくて検索して今回のブログに当たった方はすみません、私が見られるのは3戦目からになります。

ではでは。

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柏レイソルU-14フェスティバル 2017/07/30 – 浦和レッズジュニアユースU-14 vs 名古屋グランパス U-14の決勝のみ観戦

どうも、ブクメです☆

試合観戦した日程自体は、今日の朝書いた31日のユースの試合の前日の30日になるのですが、浦和レッズジュニアユースU-14の参加している柏レイソルU-14フェスティバルの決勝戦のみですが観戦してきました。

情報収集不足と、今回一時帰国している1週間ほどは、サッカー観戦以外にも、隙間に予定を詰め込んだりしてやらなければならないことがあったため、この大会や、ユースのクラブユース選手権参加選手以外が参加していた2017水戸証券チャレンジフェスティバルの存在自体をぽっかり失念しており、ユースの試合で足を運んだ際にサポーターの方から情報をいただき、「あ!そうだった!」となってました。

で、30日は、午前中は、車のプチ修理が入っていて、夕方からは、食事の予定が浦和付近で入っていて、予定を眺めていて、浦和レッズジュニアユースU-14が決勝まで行けば、14時からの試合ならば観戦して、そのまま急いで浦和に向かえば間に合うという考えでいまして、少ない情報でなかなか見つからないやら、柏レイソルのツイッターが順位トーナメントの山を2つとも下位トーナメントの画像で挙げているとか(こういうミス好きですけど、今回は、なんでだー!と思っていた)で、よくわからず、でも、最終日に優勝できる可能性がある位置で来ているというところまでつかめ、それでも準決勝の結果がよくわからず、結果的に、山を貼っていくこともできずに、ウダウダしていたのですが、ぎりぎり間に合うくらいの時間に決勝進出の結果がわかり、慌てて家を飛び出しました。

で、14時ちょうどくらいに現地についたのですが、準決勝がPK戦までもつれたとかで、まだ3位決定戦をやっている最中で、割とゆっくりと決勝戦は観戦することができました。

ただ、今年は、メトロも何も見られておらず、ジュニアユースの関東リーグなどもあまり回数見られていないということで、とにかく選手がわからない、そして、頼りにする他のサポーターの方もいないということで、少しメモをとったりはしていたのですが、選手名がわからず、書こうかどうしようか迷っていました。

確証はないものの、ある程度はわかるということで、昨日のユースの準決勝の時に選手と番号の大まかなリストをいただいたので、帰国便は夜中でまだ時間があるので、このタイミングで書くことにしました(前置きが長い!)

とは言っても、細かい試合内容などは書きません。スタメンとメンバー交代とかくらいで、あとは感想文です。

ちょうど、尊敬するU-14の監督と少し試合前に話すことができましたが、準決勝の京都サンガFCだったり、清水エスパルスだったり、かなり良い相手との試合を経験することができ、ポテンシャルの高さと貪欲さが強くて良いチームだということでした。そして、その監督が作り出す育成の雰囲気が大好きで、久しぶりにその場所に自分がいられてなんだか、ほっこりしていました。

GK25番淺沼李空、DFが左サイドバックに22番岡田翼、右サイドバックに29番坂田綜太郎、センターバックに36番大野海翔と26番島垣翔、MFがボランチに35番宇田川侑潤(後半24分⇒21番福田朔良)、左に37番小山田直人、右に42番竹前海来(後半スタート⇒38番篠田大輝か鈴木雄大だと思うのですが、、、)、真ん中に30番高橋悠と33番早川凌介、FWが23番工藤孝太

また、どの選手と交代したのか確認できないままでしたが、後半途中に34番小林純太が入っていました。

足を運べる頻度が少なく、情報不足だとこんな感じになります、すみません。

試合数が多く、既に多くの試合を戦った中での最終戦で、その試合のみを観戦となったため、どのくらいの疲労具合なのかなど、ほとんどわからない状態での観戦でしたが、まず、さぼらず追う姿勢などが多く見られたことは嬉しかったですね。

例えば、前半5分に相手に突破されて失点してもおかしくないような場面で最後まで26番島垣翔が追ってプレッシャーをかけたことで相手のミスを誘い失点を免れた場面、サイドからの攻撃の際も42番竹前海来のボールがないところでのチェイシングでも相手のミスを誘うなど、さぼらずプレーする姿勢に好感を持ちつつ、それでもなかなかミスをしない相手チームもすごいなと思ったり。

タッチライン際でも粘りを見せてキープする30番高橋悠など、とにかく、そういう要素を強く感じました。ただ、攻撃の組み立てや仕掛けのところでは、この試合はかなり苦しんでいた印象があります。

・・・と、あまり回数見られていないので、細かいことは書きません。面白いボールタッチをする選手だったり、中盤で良いリズムを作ったり抜け出しが面白い選手だったり、発見もありつつでしたが、もう少し回数を見てからそういうところは書いていきたいと思います。

試合自体は、後半の立ち上がりの失点と、試合終盤の追加点で、逆に浦和も終盤にバー直撃の場面や押し込めればという惜しいチャンスはいくつか作れていたのですが、得点を奪うことができずに0-2で敗戦となりました。

今後、浦和レッズという会社がどうなっていくかは、わかりませんが、大切にするものが何かということを、再度考えて、必要なことをやろうとしている人の意見をしっかり取り入れてやっていけるようになって欲しいと強く感じています。それが、ずっとできないで、今があるのですが・・・。

楽しい時間でした!

ではでは。

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日本クラブユースサッカー選手権(U-18) 2017/07/31 浦和レッズユースvsモンテディオ山形ユース 2-0勝利・・・疲労のピークの中で、強い気持ちが頂点へと導く

どうも、ブクメです☆

まず、この大会とは別に、2017水戸証券チャレンジフェスティバルに参加していた浦和レッズユースが優勝したのこと、おめでとうございます!結果を残して、メッセージを残す、そして競争が正常に激化するような流れになると素晴らしいと思います。

さてさて、ちょうど、今回のブログに写真載せて、文章を書き始めたのが、7月31日の夜遅め、あまりの眠気で気が付けば、その後眠ってしまっていて、気が付けば朝になっていました。浦和レッズユースが戦っているクラブユース選手権U-18の第3戦から準決勝まで足を運べる日程で短めに帰国している今回、まだブログは書けていないものの、日曜日に足を運べた浦和レッズジュニアユースU-14が参加していた柏レイソル招待U-14の大会の決勝含めて、また浦和レッズユースが見せてくれた、私が育成に足を運ぶようになってから未踏の、準決勝進出もあり、毎日そこそこの距離を運転しつつ、試合を見て、空いている時間に仕事や打ち合わせをしてなど、過密日程を繰り広げて、その疲労の蓄積というものをもろに感じています。

連戦での戦いと、よりにもよって、準決勝のタイミングで、猛暑が戻ってきた中での疲労の蓄積など、プレーしている選手の大変さを少しでも共感できているような気持になりつつ、目が覚めて朝に慌ててブログを再び書き始めています。

それにしても、少し前までは、簡単に勝てる相手だったようなチームが見違えるような特徴を持った戦い方をするチームに変貌して簡単に勝たせてくれないというケースが増えて来たなと、最近は、強く強く感じます。今日のモンテディオ山形ユースも強かった。情報は少なかったですが、実際に戦ってみて、1,2人の凄い選手とかがいるチームではなく、チームとして強かった。こういうチームが増えている。本当に、広く育成を捉えると羨ましくもあり、楽しくもあります。今回の大会での浦和レッズユースの対戦相手を見ていても、一見すると、名前だけ見れば、組みやすそうな雰囲気の相手に見えた決勝トーナメントの試合も実際に見てみれば、決勝トーナメントなどを戦うチームとしての歴史や経験がまだ足りないように見えた部分はあったものの、楽に勝たせてもらえる相手などなく、おそらく、なめてかかっていたら、やられていたと思います。

そういう意味で、浦和レッズユースも、チームとしての大きな成長がこの大会で1試合戦うごとに見られました。

勝利という結果も嬉しいですが、それ以上に、特にガンバ大阪ユース戦あたりから特に見られるようになった、試合終了まで戦いきる戦い、リードしている状態で守りに入らず、相手選手に対して真っ向から挑んで戦う姿勢というのは、見ていて本当に嬉しかったです。色々、育成のところでは、この段階で覚えてしまうべきではないようなズルい部分をやらせる傾向があって、それが選手にしみこんでしまったらどうしようと思っていましたが、うち破ってくれたように私は感じています。

この大会の前から書いているように、私は、決勝まで勝ち進んだ場合でも決勝を観戦することはできず、今日8月1日の夜中の便でカンボジアに戻ります。また、会場が西が丘サッカ-場に移った準決勝まで勝ち進んだことで、おそらく、試合に関しての動画とか、書く方も増えると思いますので、試合の細かい部分は、そちらにお任せします。

なので、簡単に触れさせてもらいますね。

この試合のスタメンと交代は以下、

GK1番河畑光、DFが左に17番大城螢、右に4番橋岡大樹、真ん中に7番弓削翼、MFが左に6番荻原拓也(後半45分⇒11番関根束真)、右に2番池髙暢希(後半45分⇒5番関大夢)、真ん中左に3番大西翔也(⇒15番北村龍馬)、真ん中右に22番佐藤陸人(後半30分⇒13番白土大貴)、FWが左に20番長倉幹樹(後半24分⇒8番立川将吾)、右に10番シマブク・カズヨシ、真ん中に14番井澤春輝

となります。

この試合は、これまでと違い序盤から、仕掛ける際の攻撃の部分で、これまでは、おそらく 「行くな」と言われていた部分に対して積極的に行くような指示がよく聞こえる印象で、少し指示には違和感を覚えていたものの、ボランチの位置に入っていた22番佐藤陸人の攻撃の意識を高めた時のプレーというのもをようやく見ることができたなと感じるくらい、これまで守備のバランスを取るようなプレーだった選手がもちろんバランスもとりながらですが、一つ前のスペースへ入って行って攻撃するという形も多く見られました。

この大会通じて、本当によく体力が続くなと思うような果敢な10番シマブク・カズヨシのドリブルでの仕掛け、6番荻原拓也のサイドからの仕掛けは、この試合も健在でした。ただ、疲労の蓄積なのか、小さな怪我をかばって来ての傷みの蓄積なのか、暑さも相まって、仕掛ける意識と回数は変わらないものの、この試合の前半は、相手の方が出足が良いような印象がありました。また、相手の守備も堅く、これは、この試合の相手に限ったことではないのですが、なかなか仕掛けの迫力が相手のゴールを脅かすところまでは持っていかせてもらえないという状況になっていました。

ただ、勝負のところで強いチームに大会の中で成長したなと強く感じたのは、「相手は、比較的中盤までは自由にやらせて、ペナルティエリア付近のところでしっかり跳ね返して、耐えながら、どこかのタイミングで1点を奪いに来て鍵をかけるような戦いをしそうだから、そのプランを崩すようなセットプレーでの得点が欲しいな」と感じていた、ところで前半19分に14番井澤春輝のセットプレーからの得点。これが、相手のプランを崩したのは間違えなく、まず勝負のところで一つ勝った要素だと思います。

その後、相手選手の切り札と思われる選手が得点から数分後に入るなど、点を取るための交代をしてきたところで、相手ペースの時間が多くなりました。何度か決定的な形を作られながらも、ここで行かれたらというところで、最後にクリアしたのが攻撃でかなり体力を使っているであろう6番荻原拓也だったり、この大会で決定的なピンチを防いできた1番河畑光の好セーブはこの試合も健在。そして、相手のシュート精度にも助けられる部分もありつつ、無失点で切り抜け、最後の最後に、悔しい気持ちも強かったであろう11番関根束真が、アディショナルタイム投入から最初のタッチがゴールにつながる(そのアシストとなった10番シマブク・カズヨシの疲労のピークの中での走りがあってのものですが)という追加点で2-0と突き放しての勝利となりました。

冗談半分に、美味しい得点という話も出たりはしていましたが、控えで悔しい思いをしていた選手がしっかり結果を残したことが重要であり、また、今シーズンのこれまでアディショナルタイムの同点弾という、追加点を取れないことでの悔しい思いをしてきたチームですから、最後の最後に追加点を奪えるということがまた重要なわけです。

結果は、2-0勝利。決勝は、昨年悔しい思いをさせられたFC東京U-18との再戦になりました。

タレントのいる相手ということで別の意味で注目が集まりそうな試合ですが、浦和レッズユースとしては、この大会のこれまでの戦いの「まとめ」と考えて、成長してきた部分を大事に、相手よりも優勝したい気持ちを前面に見せて、戦いきって優勝を勝ち取ってもらえれば嬉しいです。

昨年のプレミア昇格の試合同様、歓喜の舞台にブクメはいませんが、その試合は、見事な戦いぶりだったという結果が遠くから聞けるだけで十分嬉しいです。平日の試合が多かったため、サポーターの方で足を運べないという方も多かったので、ナイターとなる決勝は、私と同じように足を運べなくて悔しい思いをしていた方に任せます!

何より、この大会を通じて、これまで、戦術的に(?)タブーとされていたことが、OKになる瞬間、そうせざるを得ないような空気を選手たちが作り上げてくれたことが嬉しいです。

前半最初の方で、ディフェンスの4番橋岡大樹が、相手のスペースが開いているところにドリブルでするすると持ち上がって攻撃参加して行った場面など見ていて嬉しかったですし、この試合は、これまでの試合よりも、守備的な選手がポジションの入れ替わりで攻撃参加するという形も見られました。センターバックに入っていた7番弓削翼が、するすると上がっていくタイミングで22番佐藤陸人がしっかりセンターバックの位置に下がってカバーするとか。

そして、試合最終版の本当に疲労のピークというところで6番荻原拓也が見せた、斜めにドリブルで相手ディフェンダーを交わしていき、ペナルティエリア内まで仕掛けて行き、最後のシュートは利き足とは反対で強いシュートは打てなかったものの、その姿勢にも感動しました。

ベンチスタートでピッチサイドでアップしている選手の中でも特に5番関大夢がチームを鼓舞するような声を頻繁に送っていたのも印象的でした。気が付けば終盤は、アップしている選手の多くからチームを鼓舞する声が上がっていました。だからこそ、試合最終版で投入された11番関根束真にゴールという結果が待っていたことも嬉しかったわけです。

私としては、この試合での歓喜よりも、見られない決勝へ向けての気持ちが強くなっていたので、最初に載せた写真は、試合前とかハーフタイムとかではなく、決勝進出を決めて、選手挨拶が終わっての、チームが集合して監督が話している写真にしました。

疲労のピーク、体も思うように動かないという選手も多くなっているかもしれませんが、決勝は、きれいな試合をしようとせず、これまでのこの大会での戦いぶりの「まとめ」として戦いきることを大前提として、「勝負」に打ち勝ってください。それによって、より今年のチームは前進することができると思います。

楽しみにしています!

ではでは。

・・・あ、最後に一つだけ追記。浦和レッズユースは、トップチームのごたごたのスケープゴート(身代わり)ではないので、今回の快進撃をやみくもにトップチームと絡めて色々な場所でコメントするのは、止めてほしいなと思います。内部の方も同じです。こんな時だけ、見に来ないで。

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日本クラブユースサッカー選手権(U-18) 2017/07/29 浦和レッズユースvsガンバ大阪ユース 2-1勝利・・・試合終了まで戦い続けての勝利は格別

どうも、ブクメです☆

他の方も指摘していましたが、逆転ゴール時の、選手の動きが非常に興味深く、多くの選手はピッチサイドの控えや交代した「仲間(選手)」に走り、まだ試合が終わっていないぞと、集中を切らさない方の役割をしっかりやった22番佐藤陸人。ちょうど、その写真が残っていたので、アイキャッチに、その写真と、試合終了して満面の笑みでようやく喜ぶ方に移った22番佐藤陸人の写真を最初に入れてみました。

ということで、クラブユース選手権U-18も準々決勝まで来ました。ベスト16ラウンドでガイナーレ鳥取U-18を破った浦和レッズユースは、準々決勝でガンバ大阪ユースと対戦。会場は、下増田運動場から、整備されて前橋フットボールセンターと名称も変わって完成した形になって初めて私としては、足を運ぶことになったグラウンドです。

土曜日でもあり、関東のチームが多く勝ち残っていたことから、2時間近く前に会場に到着していましたが、結構既に到着している他チーム応援のご父兄の方が多かったですね。暑いと本当に暑いだけのイメージが強かった会場なので、ここのグラウンドが増えて大会で使われる頻度が多いと聞いた時には、どうかと思いましたが、1か所で多くの試合が同時に行われる会場というのは、なんというか全国大会の雰囲気を感じられますね。Jヴィレッジが懐かしいとか少し考えたりしていました(再びここを全国大会で使う案も出ているとか?)

今日は、なんというか、久しぶりに自分の世界に入って試合を見ることができたというか、結果論というか、応援エリアから少し離れたコーナーフラッグ付近のところで試合観戦しました。雨は降らないかなと思っていたら途中から結構な雨になり、小さいビニール傘で結構苦戦したものの、前半は、攻めて来る選手のゴールを呼び込み、そして、後半は相手の攻撃を凌ぐ選手たちと勝手に一緒に戦えている気分になっていました。

グループステージ第3戦から足を運ぶことになったブクメとしては、この試合の逆転勝利で、今回の日本帰国時に最大数試合観戦できる4試合まで見させてもらえることに感謝しつつ、今日の試合は、チームとしての大きな成長が見られたことがかなり嬉しく、結果以外の部分の試合に臨む姿勢で最後の最後まで戦い続けての勝利という結果にも喜びを覚えています。

では、試合の話に移ります。

この試合のスタメンと交代は以下、

GK1番河畑光、DFが左に15番北村龍馬(後半7分⇒22番佐藤陸人)、右に4番橋岡大樹、真ん中に17番大城螢、MFが左に6番荻原拓也、右に2番池髙暢希、真ん中左に7番弓削翼、真ん中右に13番白土大貴(後半23分⇒8番立川将吾)、FWが左に20番長倉幹樹(後半39分⇒3番大西翔也)、右に10番シマブク・カズヨシ、真ん中に14番井澤春輝

となります。

昨日も少し触れましたが、もちろん地域が違うこともありますし、他チームの試合まで足を運ぶことをしていないブクメとしては、関西勢のガンバ大阪ユースの情報は持ち合わせておらず、基本的にガンバ大阪の育成は強いというイメージと、今年は、少し不安定な戦いをしているらしいという信ぴょう性があるのかないのか、わからないような情報のみで見ていましたが、攻撃面で飛び抜けた個人技で打開するようなタイプは、この試合では、いないように見受けられたものの、対人に対しての守備力の高さが凄く印象に残りました。組織的な守備力は当然のことながら、浦和の選手が1対1で仕掛けた時に、抜き切れない場面や、サイドからのクロスも、雨で精度の高いクロスを上げるのは難しかったことを差し引いても、サイド攻撃に対する選手のポジション取りや跳ね返し方なども、見ていて、単発の攻撃、シンプルな攻撃で得点を奪うのは難しいかなと思わさせるものでした。

実際、試合開始から、攻撃の主導権としては、浦和が握れる回数が多く、特に10番シマブク・カズヨシと6番荻原拓也が、仕掛ける回数が多かったものの、そこに対して人数をかけることができないところでは、決定機になるケースは少なくなりました。

また、この大会で初めてと言ってよいほど、フォワードの真ん中で受けていた14番井澤春輝が思うようにプレーできなかったほど、攻撃のストロングポイントも研究されてきていたように感じました。ただ、浦和もいち早く、14番井澤春輝を少し下がった位置にポジションを移すなど、対応はできており、それにより、少しこれまでと違った形で14番井澤春輝が攻撃に絡む場面も増えていたのも事実です。

浦和にとっての決定機は、前半7分に右サイドから10番シマブク・カズヨシがドリブルで仕掛け、クロスに対して、コースに入っていた6番荻原拓也がスルーしたところを20番長倉幹樹がシュート。これは、惜しくもサイドネットでゴールになりませんでした。

攻撃回数では、浦和が多かったものの、相手も、時折見せる、サイドチェンジの弾道などには、やはり良い選手がいるなと感じさせられ、裏へのパスなどで14分にはピンチを迎えたものの1番河畑光がしっかり防ぎます。

得点を奪うためには、ボランチの13番白土大貴か7番弓削翼が攻撃時に、上がってより多くの人数を攻撃に割けないかと思って見ていましたが、今日の試合では、序盤7番弓削翼が、そういう場面で前線に入っていく場面も見られました。16分の左サイドからの6番荻原拓也の仕掛けの時に、クロスがディフェンダーに跳ね返されてしまったものの、この場面では、14番井澤春輝、10番シマブク・カズヨシに加えて、7番弓削翼も前線まで入ってきていたのが、その一つですね。

サイド攻撃という点では、互いに右サイドからの攻撃でややチャンスを作る場面が多く、攻めるものの、ゴールを脅かす回数が少ない中で、右サイドから2番池髙暢希が攻撃参加した時には、より深い位置まで入り込んでクロスをあげられる場面が多かったように感じます。

これまでと少し違うなと思ったのは、例えば、流れの中での場面で、センターバックの17番大城螢が高めの位置で相手からボールを奪った際に、そのまま前に上がって行って攻撃参加して、20番長倉幹樹にパスを出して惜しい形を作るなど、いつもより守備意識よりも行ける時には、もう一つ前にという意識が強い選手が多く、それが今日は許されているのかな、と思う場面もいくつかありました。

23分の13番白土大貴の割と高めの位置まで入って行って、それによってこぼれ球に反応してキーパーにセーブされたものの枠をとらえるシュートを放つ場面もありました。

ただ、得点を奪うところまでできておらず、逆に、前半31分に相手に決められて0-1とビハインドを背負う形になります。

0-1で迎えた後半も、同様に浦和の前線やサイドの選手が力強く仕掛けようとする場面は多くなるものの、なかなか相手の守備をかいくぐって決定機を作るというところまで行けず、工夫が必要かなと思っていた後半23分に前の試合で攻撃にアイデアを加えたり、落ち着けどころとしてのプレーができていた8番立川将吾が投入されると、攻撃の質が徐々に変わっていった印象があります。

とはいえ、投入直後に裏へのパスに抜け出されてキーパーと1対1になる大ピンチを迎えたりしたのですが、ここは、この大会で何度も失点していてもおかしくない決定機を阻止してきた1番河畑光がしっかり防ぎ、これも浦和の反撃のスイッチになったのかなとも思います。

パスの狙いどころが変わり、前線の選手も受けたところから、より相手が対応しにくい形でそのまま仕掛けられる回数が増え、ゴールのにおいのする仕掛けが増えて来た中で迎えた35分にセットプレーのチャンスから10番シマブク・カズヨシの上げたボールを4番橋岡大樹がヘッドで合わせ、バーに跳ね返ったところを17番大城螢が頭で押し込んで1-1の同点とします。

強いチームは、この同点で相手が落ち着く前に逆転ゴールを決めるものだ。そういう状況をこの試合では、見事に実現してくれました。

よりギアをあげたところで、迎えた37分に右から10番シマブク・カズヨシがドリブル突破で仕掛けクロスを上げるとその跳ね返りを7番弓削翼が抑えの利いた見事なシュートでゴール。

これで2-1と逆転に成功します。

試合の後に、得点場面を動画で挙げている方がいてその場面を見ることができたのですが、7番弓削翼のゴールに関して、なんか現地で見ている時には、凄くスローに見えたというか、枠に飛ばすために集中して蹴っているように見えたのですが、動画で見ると、早いテンポで振り抜いていますね。どうしてだろう。

で、最初に書いたように、今日に関しては、凄く最後まで楽しかったんですね。それは、得点後に選手が味方選手に向かって走り喜ぶ姿と、冷静にまだ終わっていないと次にことに集中する選手がいるという情景。こういう形が出てくるとチームのまとまり(選手の性格がかみ合うというか)を感じます。そして、逆転ゴールからのアディショナルタイムを入れての残り10分くらい。

通常であれば、ここから恒例のコーナーポストに持って行ってキープの時間に入るのですが、この試合では、最後まで戦う姿勢を維持し続けて試合終了のホイッスルを迎えることになったのが嬉しかったです、本当にうれしかったです。行けそうならもう1点取ろう、守備も集中するが守るばかりの意識ではなく、攻撃的に守備もしようという姿勢。

特に、4番橋岡大樹が、試合終盤の場面で行けると思った時にボールを持ち上がって行ったところなどは、「おお!」と、うなっていました。

とにかく、チームが一つ殻を破ったかな、という、そういう試合に立ち会えたことに喜びを覚えたりもしていました。

これでベスト4ですね。

浦和レッズユースの歴史の中では、優勝経験もあるこの大会ですし、準優勝も何回かあったりするのですが、ベスト4まで行った最後の大会が2004年ということで、育成見始めてからも、もうだいぶ期間が経過しているブクメですが、実は、このラウンドでで浦和レッズユースが戦うのを見たこともなければ、当然、群馬開催に変わり準決勝以降が他会場という形式になってから、浦和レッズユースが群馬以外で戦うところを見るのも初めてだったりします。

このくらいの年になると、初めての経験というのは、なかなか少なくなってくるものですが、そういう経験をさせてもらうことに感謝するとともに、以前のブログで触れたように、現地で観戦できるのは、準決勝までで、決勝のタイミングでは、カンボジアに戻るということで、昨年のプレミア昇格を決めた試合のように、私がいない状況で見事に大きな舞台で頂点に立つという形を再現してください。

今日のような戦いや起用、試合最後までの戦いの継続が許されるのであれば、そして、相手よりも勝ちたい気持ちを常に持ち続けて戦えば、優勝できると確信しています。

準決勝の戦いを楽しみにしています。

ではでは。

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日本クラブユースサッカー選手権(U-18) 2017/07/27 浦和レッズユースvsガイナーレ鳥取U-18 3-1勝利・・・得点の時間帯が素晴らしかった

どうも、ブクメです☆

クラブユース選手権は、今日から決勝トーナメントに入りました。現時点でベスト16と言う状況ですね。ベスト8をかけた戦いの相手は、ガイナーレ鳥取U-18となりました。対戦相手のタイプとしては、昨日のヴィッセル神戸U-18とは、対照的な印象でしたし、単純に強さで言えば、やりやすい相手だったのかもしれませんが、総合的に考えると、割と展開的に紙一重な状況になってもおかしくなかったという要素もあり、そう考えると、タイトルでも書いたように、非常に、相手との駆け引きで優って、取るべき時間にとってという試合ができたという試合だったと思います。

決勝トーナメント初戦は、確率的には、下増田(前橋フットボールセンター)で開催される可能性が高かったものの、結果的に浦和レッズユースは、この大会でおなじみの会場となる前橋総合運動公園での試合となりました。やや選手との距離はあるスタジアムですが、私個人的には、クラブユース選手権の様々なドラマ(良いことも悪いことも含めて)をこの会場で見て来たので、なんとなく、ここが会場になった時に嬉しくなったりしていました。

今日もどんよりした朝の天気でしたが、試合が始まるころには、雲の切れ間から日が差すような時間も多くなり、この大会名物の猛暑との戦いというところまでは行かなかったものの、あまり風が通らないピッチ上の選手にとっては、連戦の疲労に加えて蒸し暑さが加わる試合となりました。

この試合のスタメンと交代は以下、

GK1番河畑光、DFが左に15番北村龍馬、右に17番大城螢、真ん中に7番弓削翼(後半43分⇒5番関大夢)、MFが左に6番荻原拓也(後半31分⇒13番白土大貴)、右に2番池髙暢希、真ん中左に22番佐藤陸人、真ん中右に3番大西翔也、FWが左に10番シマブク・カズヨシ(後半38分⇒11番関根束真)、右に8番立川将吾(後半21分⇒20番長倉幹樹)、真ん中に14番井澤春輝(後半40分⇒19番甲斐崇史)

となります。

相手チームの情報は、地域も全く違うのでほとんどない状態ですが、キックオフからしばらくの間は、フィジカル的な部分や球際の激しさなどで完全に浦和レッズが圧倒する展開で、もしかすると大量得点の試合になるのではないかという印象もあるくらいの立ち上がりでした。

今考えてみると、相手が必要以上に浦和レッズユースというチームをリスペクトしたスタートをしてくれたこともあったのかなとも考えられるのは、個々の能力が突出している選手は、この試合の中では見いだせなかったものの、ワンタッチでのパス回しと、人の動きというところでリズムに乗った時の攻撃とアイデアは、かなり面白いものがあり、試合が0-0で拮抗した状態で推移していた場合には、暑さもあったので、結構厳しい展開になったかもしれないとも感じられました。

その展開には、なりませんでしたが。

試合の序盤から、高い位置での激しいプレッシャーに対して、相手が受ける一方になっている時間帯で、迎えた3分に浦和が先制に成功します。決めたのは、この大会で重要な局面でのゴールを多く決めている14番井澤春輝で、ヘディングシュートがポストに当たってラインは越えなかったものの相手選手に当たって入るような形だったと思いますが、とにかく押し込んでスタートした早い段階で決まるべくして決まったゴールと言えるでしょう。

先制点により、より攻撃に勢いがでた浦和が攻め込み続け、多くのセットプレーのチャンスを作り、特に6番荻原拓也や10番シマブク・カズヨシの仕掛けの回数が多く、ゴールに迫る形が多くなっていました。この試合スタメン出場となった8番立川将吾の前線の選手へのパスも効果的に機能していたと思います。

また、前回の試合でほとんど見られなかったミドルシュートなども、3番大西翔也など狙える時には狙う姿勢でシュートを放っていたのも良かったですね。

チャンスは多かったものの、追加点はなかなか生まれない中で、迎えた30分に6番荻原拓也が、スピードとボールの見事な持ち方、運び方で相手ディフェンダーを振り切ってゴール。攻め込みながら追加点が奪えない雰囲気が少し出ていた中で、見事な個人技で追加点を決めてくれました。これで2-0となり、試合展開としては少し楽になりつつ、同時に、相手が浦和の前線からのプレッシャーに慣れ始めてきたところで、先ほど触れたような細かいパス回しと良い距離間で数人が動く形で仕掛けた時に、やや守備陣がついて行ききれないという場面が増えてくるところも気になりつつ、それでも主導権は終始握り続けたまま進みます。

私は、勝手に不安要素ばかり考えてしまっていましたが、一つこの試合の勝敗を決めたポイントとして、前半35分にこの試合初めての相手のコーナーキック(?)の場面で、決められてもおかしくないような合わされ方をしたのですが、これがバーに助けられた時に、一つこの試合は、ツキも浦和にあるかなという印象を持ちました。

また、前半終盤相手のパス回しでやや相手ペースになりそうな時間帯もありましたが、8番立川将吾のところでキープできたり、中盤の選手たちが相手のパスコースをうまく読んで奪って高い位置からのカウンターに持っていく場面なども作れていましたし、前半終了間際には、8番立川将吾から3番大西翔也と渡り、クロスに14番井澤春輝が合わせる惜しい形があったり、相手のパス回しのコースを読んだ6番荻原拓也が奪ってそのままサイドを駆け上がり仕掛けるなど、結果的に相手の時間帯を作らせることなく、前半を2-0で折り返します。

後半も、浦和のペースは続き、14番井澤春輝、10番シマブク・カズヨシ、6番荻原拓也など何度もゴールに迫る場面を作ります。攻撃陣が目立つ試合にはなりましたが、その裏で、相手のパス回しで危険な形を作られそうな場面で、例えば17分にここでスルーパスを通されると危険だというような場面で15番北村龍馬が待つディフェンスではなく、この位置からのパスは危険というところを察知して摘みに行って奪うプレーなど、守備陣の集中力を持っての積極的な守備も目立っていました。チャンスは多いものの、この試合で決定的な雰囲気を相手に与えるための3点目がなかなか入らない中で、後半20分くらいから投入された20番長倉幹樹が、まず22分に10番シマブク・カズヨシと14番井澤春輝がワンツーで10番シマブク・カズヨシがサイドから突破してのクロスにヘッドで合わせるも、ややパスが深くなりとらえきれずも良い形を作り、その後、きちんと収まれば決定的というところでらしくないトラップミス(たぶん、イレギュラーバウンド)などもありつつでしたが、その直後の28分に10番シマブク・カズヨシからのグラウンダーのクロスにヒールで合わせての見事なゴールで決定的な3点目を決めます。

その直後に、相手に決定的な形を作られるも、1番河畑光が見事な反応で失点を防ぎます。

残りの15分に、試合の流れを変えてこいというような声を賭けられていたと思われる11番関根束真の投入があり、最後まで攻撃の姿勢を貫く試合なのかなと思ったものの、かなり時間が残っていて、更に3点リードがあるという中で、コーナーフラッグ付近でのキープに入るという、今までも多くあったので、もう驚かないですが、守備意識優先のやや不思議な戦いになったりしましたが、たぶん、カテナチオ魂なんでしょうね、もう1点取るよりも1点取られることの方が屈辱だから鍵をかけるんだの精神ですね、わかります。

選手も指示をしっかり遂行する形で、終了間際に1点取られたものの、3-1で勝利となり、ベスト8に駒を進めました。

結果的には、選手は、試合の中での重要な局面でしっかりゴール、追加点、ダメ押し点を決めることをして、勝利してくれました。

次の対戦相手は、ガンバ大阪ユースですね!今年のガンバ大阪ユースは、やや不安定だとか、そういう情報も耳に入ったりはしますが、わかりやすい強敵と考えて良いと思います。

ここまで来たら、よく言われるようにより勝ちたい気持ちが強いチームが勝利するという段階に入ってきていると思います。

次の戦いを楽しみに待ちつつ、選手にとっては、休息日の金曜日にどれだけ回復できるかも重要です。

ではでは。

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