関東クラブユース選手権U-15大会2017/06/17 浦和レッズJrユース vs 足利・両毛ユナイテッドFC 11-0勝利・・・初戦でもリラックスして大勝!でも、気を引き締めて。

どうも、ブクメです☆

15日から日本に帰国しております。今回は、予定では3週間ほど滞在するため、割と多くの浦和レッズの育成カテゴリ関連の試合にも足を運べます。

ということで、ちょうど帰ってきた、この週末から、浦和レッズジュニアユースにとっては、3回戦までは、負けたら即全国が絶たれるという、夏のクラブユース選手権U-15への出場をかけた戦いがスタートしました。対戦相手としては、3回戦までは、カテゴリが下のチームと対戦することになるため、楽なように見えて、実は、かなり過酷なのが一発勝負で勝敗が決まる状況ということで、既に今日もこの試合が始まる前に開催された試合で関東1部リーグのチームが1回戦でいくつか敗退したという情報が入っていました。

また、この大会の難しさとしてもう一つあるのが初戦の緊張感と、カテゴリが下の相手のモチベーションが悪い意味でかみ合ってしまった時の状況。

・・・とりあえず、私がこの大会の初戦で良く書いていた初戦の難しさと言うのは、タイトルで結果を書いているので説明しなくてもわかるように、今年のチームには、あまり関係ないらしいということがわかりました。

例えば、緊張していたものの、先制してリラックスできて結果的に2桁得点とかではなく、試合開始から硬さもなく落ち着いて試合運びもできていたと思います。

はい、前置きはこのくらいにして、試合の話に移ります。今回は、得点が多いので、得点経過メインで書くことになります。

この試合のスタメンと交代は以下、

GK18番関大輝、DFが左サイドバックに9番佐藤優斗(20分⇒24番戸田大翔)、右サイドバックに22番岡田翼(後半6分⇒16番長内颯)、センターバックに4番根岸恵汰と5番遠藤基意、MFが左に7番木下翼(後半11分⇒20番八木橋龍希)、右に11番松村大也、真ん中に8番盛嘉伊人と2番奥山圭介(後半27分⇒13番堀井真海)、FWが左に30番高橋悠(後半スタート⇒23番工藤孝太)、右に10番稲木蒼史

となります。

前半開始早々から、浦和が完全に主導権を握る展開となります。

前半2分の、10番稲木蒼史からパスを受けた7番木下翼が、また抜きで相手を抜いて、30番高橋悠につなげてゴールに迫るパス回しからの仕掛けや、その直後の7番木下翼のシュートなど、序盤から、チャンスを多く作ります。

6分の8番盛嘉伊人の展開からの攻撃、7分には、11番松村大也が右サイドから突破してクロス、9分には、9番佐藤優斗のサイドからのクロスを30番高橋悠が頭ですらして、味方が触れればゴールという形、16分には、8番盛嘉伊人のドリブルからパスを受けた10番稲木蒼史がシュートを放ち、抑えは聴いていたもののわずかにゴールを外れる、などなど、攻撃の形は多く作れていて、得点は入らないという状況。

ここまでの時間帯は、特に相手に危険な形を作られるということもほとんどなかったものの、サッカーによくある攻め続けていて入らないと、試合の流れが急に変わることがあるという状況が少し心配といた方に話していた瞬間に、19分に左から9番佐藤優斗からのパスを右の角度のないところから11番松村大也が決めて先制。

ここからは、大量得点の時のブクメのお決まりの手抜き、得点経過だけを書いていきます。

22分には、相手が良く開けてしまっていたディフェンスラインと中盤の間の大きなスペースを7番木下翼が横にドリブルをするような形で持ち込んで、カーブをかけたシュートを決めて2-0。

27分には、相手ディフェンダーと競り合いながらやや、体制を崩しながらもしっかり抑えの利いたシュートを30番高橋悠が決めて3-0。

33分には、9番佐藤優斗からのパスを30番高橋悠が決めて4-0。

ここから次の特典までに、一度サイドからドリブル突破で相手が良い形での攻撃を仕掛けようとする場面がありましたが、ここでここ最近サイドバックに入っているという9番佐藤優斗が上手く相手の仕掛けるコースを読んで、体を入れてサイド攻撃をさせないという良いプレーがあったので挟んでおきます。

36分には、10番稲木蒼史が決めて5-0。

38分には、7番木下翼が決めて6-0。

更に、前半終了間際に30番高橋悠がヘッドできれいにコースを狙って7-0。30番高橋悠は、前半だけでハットトリック。

前半を7-0で折り返します。

後半も最初15分ほどは、得点が入らなかったものの、16分に10番稲木蒼史のアシストで11番松村大也が決めて8-0。

ここから、次の得点の30分ほどまでは、メンバー交代も多くしたり、得点が多く入ったことでの少し気が緩んだような時間帯も見られたところで、相手チームの方が出足が早く、攻撃陣が気持ちが切れていないという状況下で、セットプレーのチャンスを複数与えたりするなど、相手ペースになりかける時間があったようにも感じられます。

30分に10番稲木蒼史が決めて9-0。

35分に23番工藤孝太が、ペナルティエリア付近から、ボールをキープして、ディフェンダーを交わして交わして、やや持ちすぎのようにも見えたものの、しっかり決めきって10-0。

試合終了間際の、この試合最後のゴールも23番工藤孝太で、11番松村大也からのクロスを受けて、落ち着いて決めて11-0。

ということで、11-0の大勝で難しい初戦を気持ち良い大量得点無失点という形で終えることに成功しました。

得点など以外のところで印象に残ったのは、後半終盤に2度ほど前半開始のセンターバックから少しポジションを前に移した4番根岸恵汰のフィードの狙いどころと精度の高さ。

後半32分くらいだったと思いますが、フィードで右前線スペースに出し、パスを受けた20番八木橋龍希が、深い位置から結果的には、ゴールラインを割ってしまったものの、ダブルタッチで抜いてゴールを狙おうとしたのか、偶然なのか、その辺りが気になったところの一連のプレーの中でのフィードの正確さというところ。

また、38分にペナルティエリアから少し離れたあたりから、ちょうど、相手ディフェンダーの頭を越えるくらいの高さに調整して裏に走った選手がヘッドで合わせてゴールを狙うという場面がありましたが、この場面でも、そういう印象を持ちました。

・・・とはいえ、昔と違い、多く試合を見られていない(特にジュニアユースは、あまり見られていない)ということで、よくわかりませんが。今日から3回戦までの3試合は見られるので、より多くの選手の特徴を知られればとも考えています。

さてさて、初戦を苦戦するというのは、悪いようでトーナメントは厳しい戦いだということを常に頭に置いて良い緊張感で勝ち上がっていけるというプラスの部分もあり、逆に大勝というのは、選手自身は気を緩めているつもりはなくても、知らず知らずのうちに、気が緩んでしまうことがあります。

だからこそ、プロの試合でも大勝の試合の次の試合が難しい(大勝した後に、より勝ちやすいと思われた相手に得点が奪えず0-1で敗れるとか・・・)ともいうので、既に得点が多く入った段階で、ベンチからも気を抜かないように檄が飛んでいたので、試合後に十分その辺りは言われていると思いますが、こういう試合の後ほど怖いことと、今戦っているのは、トーナメント戦であるということを再度考えて、2回戦に挑んでいってもらいたいと思っています。

回数は多くなかったですが、この試合でも2,3度そのプレーから得点されていたら、相手が勢いづくだろうなという場面がありました。そういうところをしっかり思い返して、来週の2回戦に臨んでください!

でも、応援する側からしたら多く得点が入ることは気持ち良いものです。ありがとうございました!

ではでは。

写真は、facebookページで掲載しています。この試合の写真はこちら

【インタビュー2017年5月】カンボジア1部リーグ プノンペン・クラウン所属 鈴木雄太選手③

どうも、ブクメです☆

プノンペン・クラウンFC所属の鈴木雄太選手へのインタビュー「【インタビュー2017年5月】カンボジア1部リーグ プノンペン・クラウン所属 鈴木雄太選手②」から続きます。文章が大変長くなっているため、3部構成で紹介します。インタビュー③は、社会人や社会人リーグ、異国でのトライアウト経験などを経て、ついに現所属チームのプノンペン・クラウンFCへの加入の経緯に入っていきます。

それでは、インタビュー③をどうぞ!

 

(インタビュー②でフィリピンでの2チームのトライアウトが結果的にうまく行かなかったところから次の話題に移ります。)

 

ブクメ:それで、2つ目のチームの練習会に参加して、決まらなくて、その後どうなりましたか?

 

鈴木:ちょうど、タイミングが良くて、その時に、プノンペン・クラウンFCがfacebookページにあげていたんですよ。選手を放出して、新たな選手を探していますという内容ですね。正直なところ、フィリピンの2つ目に受けたクラブがダメになった時には、帰国を考えなくては、ならないかもしれないと思っていたんですよね。外国で決まるまでは、帰るつもりは、なかったのですが、現実的には。それで、ダメもとでメッセージを送ってみたんですね。そうしたら、メッセージが帰ってきて、それで今のGMの方のメールアドレスを教えてもらって連絡しました。それで、履歴書などを送って、自分のプレーを見てもらって。

 

おそらく、チェコでプレーしていた経歴が良かったのかもしれません。監督が、ウクライナ人というのもあったかもしれません。それで、トライアウトに来てくださいと言う話になって。

 

それで、その日のうちに航空券を取ってフィリピンからカンボジアに飛んで。

 

結構、小さい頃は、外に出ていくのが苦手だったのですが、今は、その時には考えられないような、こうやって簡単にチケットを取って飛び回っているなと思いますね。

 

ブクメ:外に出ていくのが苦手と行っても、今は、誰も信じないでしょうね。

 

鈴木:本当にそうですね。それで、開幕一週間前くらいに練習に参加して。

 

ブクメ:面白いものですよね。ちょうど、私が、プノンペン・クラウンFCの試合を始めて観戦した時に、まだ情報があまりない中で、ちょうど、鈴木雄太選手が、目の前でアップしていて。日本人選手がアップしてるなと思って見ていて、それが鈴木雄太選手だったわけですから。

 

鈴木:ですよね。あのスタジアム(プノンペン・クラウンFCのホームスタジアムのRSNスタジアムは、サッカー専用でピッチとスタンドの距離が近い)は、距離が近くて良いですよね。オリンピックスタジアムは、ちょっとピッチとスタンドの距離が遠いですね。

 

ブクメ:サポーターも地域密着という表現があっているかわかりませんが、近さを感じますよね。

 

鈴木:そうそう、昨日の試合(オリンピックスタジアムで開催された、ボンケットvsプノンペン・クラウンFCの試合)でも、大きなフラッグをスタンドに出してもらって、幸せですよね。

 

ブクメ:フラッグを持って走り回っている人たちもいましたね。

 

鈴木:(笑いながら)あれは、ただやりたいだけだと思いますが。

 

ブクメ:ただ、スタジアムは、バイクがないとちょっと行きにくいですね(プノンペン中心部からは、やや距離があり、また、エリア的に住宅地や開発中のエリア付近になるため、バイクがないと厳しい。)

 

鈴木:トゥクトゥクで来られるのですか?

 

ブクメ:そうですね。トゥクトゥクで行くのは良いのですが、帰りまで待っていてもらうとかしないと、帰りにトゥクトゥクを探すのもやや難しいですよね。

 

(ここで、余計な雑談をまた入れつつ)

*写真を挟みます。整列の際に、手を合わせて挨拶するのは、カンボジアらしいですね。

 

ブクメ:現在のチームに入るまでの経緯は、このような感じだったのですね。

 

鈴木:長いでしょう。

 

ブクメ:例えば、育成の選手に伝えることを考えると、英語が少しでもできて、facebookなどでメッセージを送ってトライアウトまで行くという流れ自体がわからないという人も多いと思うのですごく参考になる情報です。

 

鈴木:それこそ、(Jリーグの)ユース出身ということであれば、東南アジアでは、「え!?」となるかもしれませんよ。

 

ブクメ:そこから、可能性が広がることもありますね。

 

鈴木:その選択が正解かどうかは、わかりませんが。なので、こういう方向に進むことを勧めるわけではありませんが、選択肢としては、ありますよということを知っても損はないと思います。

 

ブクメ:サッカーの考え方で、どうしても、若いころは、ヨーロッパが第1になりがちですよね。それで、そのルートは、簡単ではないですし、仮にそこにたどり着いたとしても、成功することも難しい。でも、上へあがるためには、ヨーロッパのチーム以外のところに入らないと無理だという、表面的な情報を伝えるだけの人が多い気がします。

 

鈴木:まあ、難しいことは、難しいのは事実ですよね。

 

ブクメ:確かに難しくはあるのですが、例として、佐藤大介のように、フィリピンのグローバルFCからプロのキャリアをスタートさせて、もちろん、フィリピン代表というキャリアもあるとは思いますが、結果的に、今現在は、ヨーロッパでもレベルが高い方に入るルーマニアの1部リーグでプレーをしています。さらに上のレベルに行く日も近いと思います。

 

こういう新しいケースも作ってくれる選手がいるわけですし、例えば、現時点でタイリーグのレベルは、かなり上がってきましたし、注目度も上がってきました。タイリーグ経由でヨーロッパと言うケースも出てくると私は考えていまして。

 

鈴木:カンボジアは、まだまだ難しいと思いますけどね。

 

ブクメ:そう考えた時に、社会人リーグを2回経験されていて、東南アジアなどの海外に関して挑戦されている鈴木雄太選手のインタビューから、考え方の幅を広げる部分を育成の選手に伝えたいということもあります。

 

日本だけの環境で満足している日本人というのが、私は、あまり良いとは考えておらず、正直なところ、私の考え方としては、Jリーグのプロになった選手がサッカー選手として成功したとは考えていません。Jリーグの選手になったということで、プロのキャリアを持ちましたということで満足してしまってはダメで、そういうところを伝えたいというか。

(↑完全に、うまく説明できていません。今簡単にまとめると、そういう人生も否定しませんが、サッカーで華やかな世界に行きたいという考え方ではなく、「サッカーで生き抜く」という考え方を私に関わった選手にはもってもらいたいという考えから出た言葉です。)

 

鈴木:えと、でも、私はJリーグの経験がないので、Jリーグでやっている選手は、すごいなと思っています。

専修大学時代に、チームが川崎フロンターレとつながっていることもあって、サテライトのチームと良く試合をしていましたが、できるけど、そのプレーをするのが自分でなくても良いなと感じる部分はありました。光るものを持っている選手でないとJリーガーには、慣れないというイメージはあります。サテライトの選手でも見ていて、光るものを持っていたので、そのようなことは感じましたね。

 

ブクメ:環境で変わるということもありますかね?

 

鈴木:それはありますね。

 

ブクメ:例えば、凄く良いフォワードでも、良いパサーがいることで光れる選手、光れない選手がいます。逆に、良いパスセンスを持っていても、それに反応できるフォワードがいないと光れない選手とか。

 

大学サッカーなど見ていると、凄く良いパスセンスがあるのに、前線の選手が感じ取れていないなというケースがよくあって、でも、見ている側が、その選手の特徴をいれば、そこを見ながら考えてあげることができても、わからない人が見たら、パスのセンスがない選手と取られてしまうとか。

 

鈴木:でも、大学は、高校より難しいと思いますよ。大学にもよると思いますけど、他の大学では、割と部のルールに縛られるようなところがあって、8人部屋で生活するなど、しんどいところもありますけど、それだけ縛られるとまた違うと思いますが、専修大学は逆にサッカーの時間以外は自由なので、その時の過ごし方が大事ですね。

 

結局、専修大学からプロになった選手は、誰よりも練習しているし、やることやっているからというのは、感じます。

 

自分は、それができなかったのかなと・・・

 

ブクメ:でも、結果的に今いる世界も良いものではないですか?

 

鈴木:そうですね。それこそ、社会人など色々経験しましたし、だから、いま本当に好きなことでお金もらえて生活できることが、本当に幸せだと感じています。毎日サッカーができて、それでお金がもらえて、こうして応援してくれるファンの方もいて、見に来てくれる方もいて。

 

ブクメ:私も何だかんだでファンになってます。

 

鈴木:幸せなことです。

 

ブクメ:今後は、どのようにやっていきたいですか?方向性として。今、チームとして、上位にいて優勝争いしている状況ですよね。

 

鈴木:まずは、今年優勝して、、

 

ブクメ:今年は、4位以内でプレーオフで優勝を決めるんでしたよね。

 

(試合日程や条件がすぐに変わるカンボジアの状況を感じ取って、鈴木雄太さんが続けます。)

 

鈴木:そうそう、あ、日程変わったの見ましたか?決勝が12月31日になったんですよ。

 

ブクメ:え?本当ですか?(不思議な笑いが2人の間で起こりましたw)

 

ブクメ:どこかの国の、何とか杯みたいですね。この国でそれをやるとは。

 

鈴木:しかも、カンボジアは、シーズン開始が2月中旬とかじゃないですか。それで、12月31日というのは・・・。

 

ブクメ:(直前でキックオフ時間が変わったり、ホームとアウェイが前日に変わったりで、目的の試合が見られないなど何度か経験しているので)ここでは、何が起きても驚かないですけどね。それで、次のシーズンはどうするんだろうとかは、思いますよね。

 

鈴木:知ってますか?今年8月試合がないんですよ。代表戦とか、シーゲーム(日本人には、なじみがないが、2年に1度開催される東南アジアの大会で、この東南アジアでの注目度や本気度がかなり高くなる大会としても知られている。2017年は、マレーシアのクアラルンプールで8月19日~31日の日程で開催予定。)

 

その絡みで、試合がなくて、6月と7月も1試合ずつなんですよ。その期間にカップ戦はあるのですが、リーグ戦としては、この3か月で2試合くらいしか試合しないんですよ。

 

ブクメ:遠征とかは、するんですか?

 

鈴木:タイに遠征するとかしないとか、まだわかりません。

 

ブクメ:えと、今年は、AFCカップの出場権は、どのように割り振られるんでしたか?

 

鈴木:リーグ1位と、確か、カップ戦優勝チームが出場権獲得だったと思います。

 

(ここで、今年から変わったAFCカップのレギュレーションの話や、前日対戦したボンケットの今年の状況などの話になりました。おそらく、興味がある方でないと、頭がこんがらがると思うのと、これも、主観がかなり入ってしまうので、省略します。カンボジアは、今年ボンケットが初めて本戦に出場を果たしています。)

 

鈴木:今年は、優勝して・・・契約はどうなるかわからないですけど、AFCカップに出たいですね。それが、まず一つの目標です。

 

ブクメ:プノンペン・クラウンFCが出たら、AFCカップ見に行きたいですね~(もう、ファンとしてのトークになっているw)

 

(ここから、しばらく完全に脱線して、フリーランストークになったりしましたので、省略。プノンペンでの生活は、何気に困ることはないですよね~とか、ビジネスビザがカンボジアは、取りやすいですね~、だったり、私の仕事も含めて、サッカー的なところも含めて、日本は堅苦しいですね~というトークなどになりました。)

 

(気が付けば2時間の予定が、もう間もなく2時間という状況になるほど話続けてしまいました。)

 

鈴木:こんな感じで大丈夫ですかね?

 

ブクメ:あとは、私にまとめる能力があるのかどうかですね(インタビューが初なので、割と本気でそう思いながら苦笑いw)

 

鈴木:見てくれる方が、読んでよかったと思ってもらえれば嬉しいですね。

 

ブクメ:今回に限らず、また登場していただきますので、よろしくお願いします。

 

(ここで、再びブログのことで私の方針などを説明しつつ、過去に、あまりにも思うことを書きすぎて、悪口のようになってしまって、関係者に嫌われているだろうなということがあったくらいですが、育成の選手のためのというスタンスを変えずに続けてきたためか、幸いチームから来るなと言われることはなく、ここまでやれていますということなど説明。)

 

ブクメ:(上記の話をしつつ)、結果的に、現在海外に移って生活をしていて、日本で以前のように育成の試合を見られることが激減していまして、そこに対して書ける文章が少なくなってしまうなかで、自分ができることを考えたら、せっかく海外にいて、この国、カンボジアにいて、そこでプレーしている日本人選手がいる。

 

色々と環境が違うところで、Jリーグに上がるための文章だったら他の人にもできるかなと常に思っていて、そうではなくて、私が感じる部分としては、育成の選手の中でも能力が高い選手ほど、要領が悪いケースが多くて、せっかく能力があるのに、うまくできていないということが多いんですね。逆に言うことを聞かないで自分のスタイルを変えられないからすごいというところもあって、それを言われることに従ってやりすぎて良さを失ってしまうということもあります。

 

そういう選手の考え方の幅を広げてあげるために、今私がいるカンボジアのサッカーとか、そこでプレーしている日本人の選手の話とかの話を伝えたいと思って今回のインタビューをさせてもらいました。

 

(ここも私のひねくれたところで、日本や日本人が主役になっているタイプのチームには、あまり興味はないということも話したりしつつ、それでも、知る必要はあるので調べたり見たりはするように心がけていますが、どうも気持ちが乗らないという毒もまたはいてしまいましたw ここで、すかさず、それもカンボジアにとって良いことですと言っていただくあたりが鈴木雄太選手の性格の良さを表しているな~と思ったりもしました。)

 

(ここで、また育成の選手へ向けての話に戻ります。)

 

鈴木:でも、(このインタビューが)方向性を広げる役に立てると嬉しいですね。私は、(海外)挑戦するのであれば、10代とか若い方が良いと思います。(今の日本の状況を考えると、)今後は、就職に大学は、あまり関係なくなりそうではないですか?だから、とりあえず大学というのは、一つの手段ではありますけど、それこそ、早めに出た方が、選手としての価値も高いわけですし、ヨーロッパなどは、大学出てからの年齢だと遅いとも言われていますし、それこそ、飛び出してみて、強豪チームのセカンドチームとかが下部リーグにいるので、そういうところに入ってみたりとかした方が、サッカー選手としての幅は広がるのではないかなと思います。

 

ブクメ:大学に行かずに飛び出していく。その先が東南アジアというケースが、まだあまりないですよね?

 

鈴木:大体ヨーロッパですよね。

 

ブクメ:高校生の終わりの段階で、プロという道が開けなかったときに、大学という選択肢がない場合は、大抵最初にヨーロッパを目指しますよね。そこで、東南アジアという選択肢もありかと私は思うんですよね。

 

鈴木:ありですよね。

 

ブクメ:野性味があふれるというか。

 

鈴木:ヨーロッパは、(良くも悪くも環境が)しっかりしていますからね。

 

ブクメ:なんか、ヨーロッパでは、当たり前に道を逆走してくるバイクとかいないですもんね。そういうものが世界では、普通なんだよということを知るという意味でも東南アジアは良いのではないかと。

 

鈴木:確かに東南アジアは、予想ができないことが多すぎますからね。

 

ブクメ:まあ、安易には、挑戦してみなよとは言えないのですけどね。

 

鈴木:最後は、本人が決めることですからね。でも、こういう選択肢もあるとうことだけでも知ってもらえると良いですね。

 

(ここで、思いついたように、一つ質問をしました。)

 

ブクメ:そういえば、以前、浦和の育成出身の選手に、カンボジアリーグのキーパーの質はどうですかという質問をされたことがあるのですが、ポジションは、まったく違いますが、カンボジアリーグのキーパーの質というのはどうですか?私は、わかりやすいところ以外でのキーパーの良さというのがあまりわからないものでして。

 

鈴木:私も細かいことはよくわかりませんが、私が知っているキーパーの基本というものができていない選手がカンボジアリーグのキーパーには、多いように感じます。基本をやらずに勘に頼ることが多いような。あとは、投げ方とか。おそらく、リーグでそこまでキーパーの重要性が考えられていないために、キーパーの指導に力を入れていないのかもしれません。

 

ブクメ:日本人ゴールキーパーが所属しているチームもありますよね。

 

鈴木:(これも、リーグの特徴が影響していると思いますが、)外国人枠をキーパーで一つ使うかどうかというと難しいですよね。

 

ブクメ:身長はどうですか?

 

鈴木:Jリーグは、身長重視の傾向が強いですよね。でも、カンボジアも取るとしたら身長が高い選手だと思いますよ。今いる日本人選手も身長は高いですし。カンボジアは、まだキーパーの重要性を理解できる段階までは来ていないように感じます。まだ、日本の方が、キーパーの重要性を考えて外国人選手も多く入れていますよね。

 

話は逸れますが、先日、そのキーパーの選手や、いまU17のカンボジア代表のコーチをやっている日本人の方と話をする機会があったのですが、その方は、今のカンボジアは、開幕したころのJリーグと似ていると言っていて、そこでプレーする外国人選手には、Jリーグ開幕時に外国人選手としてプレーしていたブラジル人の選手たちが、どのようなことを考えて、日本でJリーグでプレーしていたかを想像してプレーしてほしいと言っていました。

 

当時の助っ人外国人選手も開幕当時のJリーグでプレーする日本人選手には足りないものが多いと感じていたと思うが、そこで彼らがプレーしたことによって、今の日本のサッカーがあるので、カンボジアでプレーする日本人選手にもそのような考えを持ってプレーしてほしいというと言われて、私の考え方も少し変える必要があるかなと感じました。

 

(ここで、鈴木雄太さんと会うきっかけになった、鈴木雄太さんの友人で盛り上がります。)

 

*ここで写真を挟みます。

 

(サッカー話に戻ります。)

 

ブクメ:カンボジアリーグで今日本人は、何人くらいいますか。

 

鈴木:今は12人ですね。

 

ブクメ:それで、上位争いに絡むようなチームでないと、収入的に厳しいという話を聞きます。

 

鈴木:そうらしいですね。具体的な金額まではわかりませんが。幸い、私は、アルバイトを探すなどしなくても良いくらいは、いただけていますが。

 

鈴木:あ、参考になりそうな話が一つありました。

 

日本のJリーグで3年間くらいプレーしていて、契約が更新されないという選手は多いですよね。そこで辞めてしまう選手というのが実際には、多いのですが、私は、あと1年くらい東南アジアでやってみても良いのではないかと思うんですよね。やってみるという。

 

例えば、Jリーグで出場機会がなかったとしても、所属していたチームの名前があるだけで、それなりのお金をもらってプレーできる可能性があります。

 

海外に行きたくないとか、東南アジアなんて、と思っている選手も多いと思いますが、来てみて、やって見て初めてわかることもありますし、自分が見えてくることもありますから。例えば、浦和レッズの場合は、育成からトップチームに上がっても、なかなか出られないじゃないですか。そういう選手が他のJリーグのチームに行くのも良いですけど。もし、プロとしてのサッカーを辞めるのであれば、東南アジアに行っても良いのではないかなと思います。

 

ブクメ:(納得しながら)それは、私も思うところです。

 

鈴木:(今の段階では)Jリーグの経歴は、東南アジアでは、圧倒的ですよね。

 

ブクメ:英語力は、いかがですか?

 

鈴木:(英語ができないと言っている鈴木雄太選手、それでも英語を使っているので、本人が言うほどできないというわけではないと思うのですが、という話を踏まえて)絶対必要です!・・・が、なかなか難しいですよね。

 

ブクメ:チーム内ではどうですか?

 

鈴木:英語ですね。細かいことを伝えるのが難しいです。だから、ボードを使って片言とかで言っていますが、それが伝えられればもっと良いなと思うのですが。

 

ブクメ:(日本人が考えるような英語を文法の間違えもなく、しっかり話さなくては話せないという考えをなくせば)意外と伝えること自体はできますよね。

 

鈴木:そうですね。あとは、なんとなくはわかるけど、なんとなくではいけないことって多いじゃないですか、サッカーって。だから、試合中に伝えることなどができないで、そこで伝えられていれば、その後のプレーも変わってきていたのになと思うことは、あります。

 

なので、難しいですけど、やった方が良いです、ちょっとでも良いので。

 

あとは、現地の言葉も少しでもできた方が良いです。英語ができない選手もいますので。時々、(簡単な英語である)右、左もわからない選手もいますので。

 

ブクメ:その場所で必要な単語を覚えておくだけでも必要ですね。お金とか、方向とか。

 

(ここで、片言クメール語をいくつか出し合って笑う)

 

鈴木:でも、モチベーションが難しいですよね。英語だと、色々なところで通じるので、今後につながりますけど、クメール語は、カンボジアでしか使えないので、今後のことを考えると難しいですよね。

 

(ここで、またブクメが私的な内容を挟んだのでそこは省略。結果的に、私は、今は英語で会話する生活になっているので、雑でも英語を使ってしまえと言う感じになっていますということから、結果的に中学生で習うくらいの単語と文法がわかっていればなんとかなりますね、という話に落ち着きます。)

 

ブクメ:結局、日本は島国ですし、日本から出なくても生活できますので、英語を日常で使う環境に持っていくのは難しいですよね。それに、なんだかんだで、外国というものを受け入れる準備もできているようでできていないですし、違うものを排除するようなところが実はあったりするような・・・。あとは、海外に出てきている日本人でも、日本での常識をそのまま持ち込んで、現地に溶け込まず、そのままの感覚で、ほぼ日本人同士でしかコミュニケーションを取らないで生活するという人もいますよね・・・、あとは、東南アジアをあからさまに下に見たような発言が普通に会話に多く出てくる人とか・・・(と、毒を吐き続けてしまうブクメ。鈴木雄太さんも苦笑いしながら聞いてくれています。)

 

鈴木:(私の話を聞きながら、そういう下に見たような発言をする方がいるということに対して)そこまで、言わなくてもということも実際にありますね。

 

ブクメ:逆に、カンボジア人から見た日本人も、長く付き合ったらおかしいなと思うことも多いでしょうからね。

 

(ここで、他の選手の話などに移りますが、ここも、個人の話になりますので、省略します。面白い、経歴を持っている選手は、やはりカンボジアリーグに挑戦している日本人には多いのかなという印象をここで持ちました。4つほど仕事を持っている選手もいるとか。ちなみに、カンボジアは、割と堅苦しくないことが多いので、日本だとすごく大変そうなことでも、挑戦することは、意外と簡単だったりします。その辺の話も、ここでは、書きませんが。)

 

(この後、銀行口座の事とか、外貨の話とか、プノンペンでの生活の話に完全に脱線して話は終盤に入っていきます。この辺は、フィールドは違っても、カンボジア生活では、少しだけ先輩の私が質問を受けるような形で気が付けば、この話題だけで15分くらい話していました。)

 

鈴木:(上記の話を受けて)勉強になります、この話は。サッカー選手同士では全くでないことなので。

 

ブクメ:では、とりあえず、インタビューは、ここまでにしましょう。

(上記でインタビューは、終了となります。)

*****

まとめ。

最後に、ありがとうございました・・・と言う形で終わらないのが、割と、何度か会っていて慣れてしまっていることからなのか、インタビュアーとしては、足りないところが多くあるなと、音声を聞きなおして反省しきりで終了です。今回の鈴木雄太選手の現在までに至る道というのは、実際に何度かお会いして話したりしている時にも聞いていた話はあったのですが、実際に、インタビューとして話を聞かせてもらうことで初めてわかること。そして、ブログの趣旨をお話しして、それを踏まえて話をすることで、読み直してみると、実際にサッカー経験者ではない私がブログで伝えようとしても絶対にできない、「サッカー選手として生きていく」ことを実践していることが、かなり詰まっていたと思います。

そして、やはり、文章として誰にでも読んでいただける形にするためには、文章の中には入れられないような、難しいことも多いこともわかります。

表面上のメディアというもの、きれいな部分だけが誇張される中で、本当に伝えたいことというのは、やはり実際に向き合って話をすることで分かることも多いのかなと感じました。

今後も、こういう機会が作って、様々な経験をしていて、現在プロを目指している、サッカー選手として生きていきたいと思って試行錯誤しているすべての選手に参考になるインタビューをお届けできればと考えています。

 

最後に、鈴木雄太選手へ。一個人のブログのインタビューに最後まで真摯に付き合っていただき、非常に非常に参考になるお話を聞かせていただき、ありがとうございました。

鈴木雄太選手の所属するプノンペン・クラウンFCの情報は、オフィシャルfacebookページでチェック!(クメール語メインですが、英語が併記されてアップされる情報も多いのでぜひチェックしてみてください。)

インタビュー①へインタビュー②へ

【インタビュー2017年5月】カンボジア1部リーグ プノンペン・クラウン所属 鈴木雄太選手②

どうも、ブクメです☆

プノンペン・クラウンFC所属の鈴木雄太選手へのインタビュー「【インタビュー2017年5月】カンボジア1部リーグ プノンペン・クラウン所属 鈴木雄太選手①」から続きます。文章が大変長くなっているため、3部構成で紹介します。インタビュー②は、大学卒業後から、現所属チームのプノンペン・クラウンFCへの加入前までの話になります。

それでは、インタビュー②をどうぞ!

 

(一通り、浦和の育成の選手の海外挑戦などの話をしつつ、オーストラリアはセカンドキャリアに向いていますよね、という話を挟みつつ、大学卒業後の話に移ります。)

 

ブクメ:それで、大学を卒業されて就職という流れ。ここから先ですよね?面白くなってくるのは。

 

鈴木:ええ、どうですかね?

 

ブクメ:大学卒業後は就職されているということですが、これは、大学4年の就職活動で決まったところと言うことになりますか?

 

鈴木:そうですね。4月に決まりました。就職先は、いわゆるベンチャー企業というところなんですよね。

 

今考えると、どうしてそう考えていたのかわからないところもあるのですが、みんなが行きたがるような大手などには行きたくなくて、ベンチャーに行って仕事に燃えるようなところを探していました。若気の至りと言うか、そういう思考になっていて、ベンチャーばかり受けていました。

 

やりたい仕事と言うよりも、やりたい仕事のタイプで選んでしまったことで、誰もが通る道だとは思うのですが、この仕事を長年やり続けることができるかと考えた時に、疑問が生まれてしまったんですね。会社が新宿にあって、住んでいた場所が東京で、大卒で給料も多くない中で、休みも少なく、たまの休みに朝まで同僚と遊んで使ってしまうような、典型的なサラリーマンのような生活を送っていたんですよ。

 

(ここで、オフレコですが、私が鈴木雄太さんに会うきっかけになった方との出会いのトークが入ります。)

 

ブクメ:疑問を抱いたところで新しいことに挑戦しようとなったのですか?

 

鈴木:本音を言うと、就職したものの、どこかでサッカーをしたい気持ちが、ずっと続いたものの、大学での出場経験も多くなかったですし、当時は、地域リーグなどでプレーするという考えはなく、情報もあまりなかったんですね。そのため、Jリーガーになれないのであれば、就職という選択肢になりました。

 

海外もよくわからなかったですし。同期で海外に行く選手が何人かいたのですが、凄いなと思うくらいで自分もという気持ちには、当時は、特にならなかったですね。サッカーをやりたい気持ちは、ずっとあったのですが・・・。

 

海外でプレーする選手や、地域リーグでプレーする選手のSNSなど見ながら、「いいな~」と思っていました。

 

もちろん、そういった選手たちも、しんどい思いをしていることも多かったと思うのですが、とにかく、毎日サッカーができていいなという思いが強かったですね。

 

ブクメ:それで、鈴鹿ランポーレの絡みのところに入ったのですかね?(経歴が複雑で理解できていないブクメw)

 

鈴木:そこに行くにも色々ありまして・・・、最初に就職した会社は、半年で辞めたんですよ。夏くらいに辞めるとしっかり両親に相談しまして、しっかり気持ちを順序立てて説明しました。(ブクメ談:補足で、その際に、実家にしっかり帰り、正座して、話したというところが、鈴木雄太さんらしいなと。)色々思うことは、あったと思いますが、尊重してくれたんですね。

 

それで、三重県に帰るわけではなく、そのまま東京で探そうと思い、FTA(フットボールトライアウトアカデミー)という・・大人のサッカー教室みたいなところがありまして、たぶん調べればわかります。

 

(調べてみました。フットボールトライアウトアカデミーhttp://www.football-tryout-academy.com/

 

結構お金は、かかりましたが、行ってよかったと思っています。未だに、そこの代表の方などと連絡をとっていて、相談などしています。基本的には、そこでサッカーの本質のようなものを学びながら、体を動かして、それで、時期が来たら海外挑戦や、トライアウトを受けるなどする流れで、国内のセレクションも受けに行きました。

 

そこで、初めて海外というものが頭に入ったわけですね。

 

ブクメ:ここの組織自体が、海外とつながりがあるとかそういうことですか?

 

鈴木:そうですね、代表の方自体は、特にそういう方向に行かせようとするのではなく、つながりのある方が来た時に、そういう話があるという情報などが来る感じですね。それで、そこから様々な国に行っている選手がいます。私も、会社を辞めた年の10月にタイにセレクションを受けに行っています。

 

ブクメ:経歴を見ていると、社会人になって最初のところを辞めて、鈴鹿ランポーレに入って、また辞めて別の会社に入ったようになっています・・・かね?(混乱中w)

 

鈴木:えと、それはですね。鈴鹿ランポーレは、働きながらでないとできないので、初めは、サッカースクールとチームのスタッフを選手兼という形でやっていたのですが、2年目は、仕事を変えたんですね(鈴鹿ランポーレの選手としてプレーしながら、仕事は1年目と2年目は、別のところをやっていたということでした。)

 

ブクメ:なるほど、そういうことでしたか。鈴鹿ランポーレは、所属している時は、関連の会社で働かなければならないということは、なかったのですか?

鈴木:そういうことはないですね。私が在籍していた1年目は、みんなアルバイトをしていましたね。私は、チームに正社員で雇ってもらったのですが・・・。

 

ブクメ:(再び経歴に混乱しながら)と言うことは、FTAは、鈴鹿ランポーレを辞めてからでしたか・・・あれ、そうではないか?

 

鈴木:FTAは、最初の仕事を辞めてから、鈴鹿ランポーレに入るまでですね。すごく、経歴を刻んでいるので。最初の会社を9月に辞めて、タイに行っていたりするので。

 

一ケ月くらいトライアウト行って、色々あって決まらず、一度帰ってきて、その時は、オーストラリアに行こうと思っていたんですよ・・・(笑いながら)でも、お金がなくて。

 

海外は、自分のお金で貯めて行かなくてはという気持ちがあったので、海外はまず止めて、地元の鈴鹿ランポーレに入りました。上のリーグを目指しているチームですし、その時に、初めて地域リーグも良いかなと思ったことがあります。大学生の時の自分に聞いたら、止めとけと言われそうですが。

 

ブクメ:このような形で2年間を過ごされていたということですね。(大学卒業後就職⇒9月に辞めて、FTAに入る⇒鈴鹿ランポーレで働きながらプレーするという期間)この2年間は、どうでしたか?

 

鈴木:まず第1に言えることは、チームに所属してサッカー出来るということが幸せだということを初めて強く感じました。タイに行ってうまく行かず、FTAに入っていたものの、そこでチームとして公式戦があるわけではありませんし。

 

すごく勉強には、なったんですけど・・・でも、正直、仕事しながらサッカーをするというのは、大変なことも多かったですね。それこそ、1年目のスタッフの時には、フットサル場の関連の仕事などもあったりしたので、朝練習して、夕方から夜までスクール、夜は、フットサル場で個サル(個人参加型フットサルのことで、その日に集まったメンバーでフットサルを楽しむことです。)やってたりして、夜12時くらいまで働いていました。それで、オフの日は1日仕事とか。

 

ブクメ:それだけの生活になっていたという感じですかね?

 

鈴木:そうですね。それで、2年間続けてきて、お金を貯めて。

 

ブクメ:それで、チェコ(FSC Stara Riseに2016年3月~5月まで所属)に行ったということですかね。ここへは、どのような経緯で入られたのですか?

 

鈴木:FTAで紹介された方の絡みですね。よくあるというのも変ですが、海外でやっている選手の知り合いという方ですね。

 

ブクメ:このチーム所属時は、いかがでしたか?ヨーロッパで言うと、東欧になりますかね。

 

鈴木:そうですね。ドイツの隣にある国ですけど、東欧ですね。

 

ブクメ:そうでした、そうすると東欧でも少し状況は、違いますかね。チェコは、国としては、いかがでしたか?

 

鈴木:良いところでしたよ。全然危ないこともないですし。ヨーロッパなので、きれいな街並みもありますし。人も優しかったですよ。

 

ブクメ:(比較的日本人に優しいと言われる)ドイツが近いこともあるんですかね?

 

鈴木:どうなんですかね。特に差別されるようなこともなく・・・というか、言葉もチェコ語で何を言っているのかよくわからなかったんですけどね。

 

ブクメ:なぜこういう質問をしたかというと、浦和レッズユース出身で現在フィリピン代表になっている佐藤大介選手が現在、ルーマニアでプレーしているのですが、サッカーのレベルは、高くて良いということなのですが、生活面などでは、そういうアジア人に対する目のようなところで、難しい部分も多いという話を聞いたものですから。

 

鈴木:もしかすると、トップリーグに行くと変わってくるかもしれませんね。私は、下部リーグで地域的にも田舎のチームだったのでそうだったということなのかもしれません(FSC Stara Riseは、インタビューの時点でチェコの4部リーグに所属するオーストリアに比較的近い、南部のイフラヴァを本拠地とするチーム。)

 

選手によっては、他に仕事をしていたり、どちらかというとチームとファンが近い距離のチームでしたので。やはり、1部リーグになるとそういうのがあるかもしれません。以前、スロヴァキアでそのようなことがあったような話を聞いたことはあります。

 

その辺は、感じ方の違いがあるのではないかなとも思いますよ。気にする気にしないだけでも全く違ってくるでしょうし。

ブクメ:なるほど。

 

鈴木:私は、そこは、あまり気にしないようにしています。

 

ブクメ:その時の外国人枠は、どのくらいありましたか?

 

鈴木:わからないですね。私がいたチームは、外国人は私含めて3人でした(鈴木雄太さんの他に日本人2人。)最初、3部のチームに受けに行くと聴いていたのですが、蓋を開けてみたら4部でした。3部に行った選手もいて、そこは、確か4人くらい外国人枠があったと思います。

 

ブクメ:やっているサッカーは、どんな感じでしたか?

 

鈴木:身長が大きい選手が多い国なので、大きく蹴るサッカーになることが多かったですね。細かくつなぐというよりは、早めにサイドを使ってクロスを上げるようなサッカーでした。

 

ブクメ:外国人枠は、どこで使われてましたか?

 

鈴木:どこですかね。私は、サイドでしたね。大学時代までは、サイドは、ほとんどやったことがなかったんですけどね。トライアウトでは、ボランチの選手は、目立ちにくいというのもありまして、そういう選手を求めているチームの監督には、わかってもらえると思うのですが、トライアウトでは、インパクトが大事で、1日で評価してもらう必要があるケースもあるので、サイドの方がアピールがしやすいと考えていて、実際チェコでは、サイドをやっていました。

 

実は、プノンペン・クラウンFCも最初はサイドで入ったんですけどね、トライアウトの時には。結果的には、ボランチになってました。

 

ブクメ:サイドだと、追い越して攻撃だったり、見栄えが良いというのもあるのですかね。

 

鈴木:そうですね、あとは、アシストだったり、ゴールに近いプレーもできますからね。

 

ブクメ:フォワードとかは?

 

鈴木:フォワードは、できないですね。1.5列目とかだったらまだできるかもしれませんが。鈴鹿ランポーレでも、サイドやってましたね。

 

ブクメ:そうですよね。プノンペン・クラウンFCでも、観戦した時にサイドをやっていた時がありましたが、攻撃参加など、サイドが慣れているように見えるプレーも多く見られました。

 

鈴木:そうですね。まあ、今は、色々なところがやれて良いですね(チーム事情や、けが人の関係で、色々なポジションを任されているという話も以前聞いていました。)

 

(ここで、プノンペン・クラウンFCの現在の状況や、私が勝手に見た感想などを語りつつ、雑談のような形になりましたが、ここは、個人の感想が入りすぎているので、省略します。実際にカンボジア人の中でプレーしている鈴木雄太選手の話の中で、カンボジア人選手は、日本のように体を作るための食事の摂り方などを教わっていないために、小さいけど強いという選手があまりいないようなイメージがあるという話は、興味深かったです。)

 

ブクメ:話をチェコ時代に戻しまして、ここには、それほど長くいなかったですよね?

 

鈴木:ヨーロッパは、VISAの取得が難しいとよく言われていますが、シェンゲン協定があって、3か月しかVISAなしではいられないんですね。で、それも行く前に、チームが決まればVISAは出してもらえるということだったのですが、結果的には、おりず・・・とは言っても、下調べをしっかりしなかった自分も悪いのですが、実際は、無理でした。お金をもらってプレーしていたのですが、プロでないといけないということで、国の法律の関係なのか、プロとして認められなかったということのようで、VISAは出せないと言われたんですね。

 

それで、結局3か月しかいませんでした。試合も結局、9試合出場して、リーグ戦の途中で退団する形になりました。

 

(ここで、海外あるある的なVISAの色々な話がでましたが、もちろんオフレコです。いずれにしても、ずるい方法を使いたくないということや、自分がチームからそこまで認められていないということを受け止めようという考え方をして、鈴木雄太さんらしい選択肢で去ることを選んだとも言えると思われます。)

 

上記の中で、いくつか書ける内容で参考になることを書きだします。

 

ヨーロッパやアジアなど、移籍先として良い話をきれいな部分が誇張されて入ってくることが多いが、実際は、難しい部分が多く隠れている。それでも、聞いた話をうのみにして、深く追求してから挑戦しようという人が少ない。鈴木雄太さんは、できなかったことで実際の経験から知ることができたことが大きかった、人のせいにしても仕方がないという考え方に持っていくことができたと語っていますが、経験した立場からすれば、良い情報が入ってきた時点で、できる限り自分で調べたり、人に聞いたりすることが必要だと思うと語っています。そして、仮に自分で100%準備できたと思っても足りず、現地で起こる予想していなかったことは多いとも語っています。

 

鈴木:(上記を踏まえつつ)私は、この時のことでは、それを知れたことで良いかなと、思いましたね、色々な感情はありましたけどね。それも含めて自分の実力かなと考えました。自分で選んで自分で決めたことなら後悔しないかなと。

 

ブクメ:ちなみに、最初の就職先を辞める時のように、ご家族の方には、その後の色々な挑戦も説明したのですか?どういう反応でしたか?

 

鈴木:話はしていますね。私の家族は、そういうことは、応援してくれる方なので。本当に感謝しています。色々思うことは、あると思うんですけどね。地元の場所柄、地域で情報が広がりやすいところがあるので、もしかすると色々と私が知らないところで言われているかもしれません。それでも、私の前では、何もないようにふるまってくれているのだと思います。それで、いつも背中を押してくれるので、幸せですね。恩返しができると良いのですけどね。カンボジアにも呼びたいんですけどね。仕事など忙しくてなかなか叶わないのですが。

 

家族も、結構、やりたいことを仕事にしているんですよ。そういうこともあって、応援してくれているのかな、とも思います。

 

ブクメ:そういう環境が用意されているのは、幸せですね。

 

鈴木:それでも、祖母には、心配されていて、実家に帰ると、言われるときもありますけどね。

 

ブクメ:世代的なものもありますかね。(サッカーとは、まったく違う私の仕事ですが、)私の父は、年代的に、鈴木雄太さんの祖父母の年齢に近いのですが、若いころには、なかなか私のやっていることが理解されずに、よくお説教されていました。

 

会社に勤めた方が安心とか、そういう雰囲気の事は、よく言われていました(今話を聞くと、何をするにも社会人の経験が必要でそこを経由しておくことが必要ということが内容に含まれていたのですが、当時の私は、素直に受け取れずイライラしていました。)

 

鈴木:時代は、変わりますからね。その時の流れを理解するのは、難しいかもしれませんね。私の祖母も、その国(現在挑戦しているカンボジアのこと)は、地雷の国ではないのか、大丈夫なのかと心配しています。実際、どの国も首都の発展具合は、変わらないですよね。

 

(ここで、カンボジアに関しての話で少し盛り上がります。おそらく、これを読んでいただいている、多くの年代の方でもカンボジアのイメージは、貧困や、地雷のイメージがあると思いますし、実際に、メディアに取り上げられるカンボジアも、日本が支援しているところをピックアップしたようないわゆる支援が必要な場所を焦点にして放送されることが多いため、そのイメージが定着してしまっていると思いますが、実際、そういう場所も多いですが、プノンペンやアンコールワットのあるシェムリアップなど、都市部の成長は著しく、おそらく、一度でも足を運んでいただくと、まったくイメージと違うカンボジアがそこにあることに驚かれると思います。)

 

ブクメ:それで、チェコの後は、もう一度タイに行ったんでしたか?

 

鈴木:いえ、タイには、行っていませんね。日本に帰ってきたのが、ちょうど去年の今頃(2016年5月)ですね。ちょうどアジアのマーケットが開く時期で、ヨーロッパのマーケットも開く時期じゃないですか。それで、色々模索したのですが、タイミングも合わずでした。

 

ヨーロッパは、まずシェンゲン協定でそもそも行くのは難しいんですよ。シェンゲン外だったら行けるんですけど。今回代表に選ばれた加藤選手(ブルガリアリーグのベロエに所属して日本代表にサプライズ選出された加藤恒平選手)のブルガリアのトライアウトもどうかとは言われたのですが、うまいこと行かず、どうしようかと悩んだのですが、それでも、まだ諦めたくは、なかったですので、そこから半年間、三重県リーグのチームに入りました。派遣社員として働きながら。

 

ブクメ:すごいですね。

 

鈴木:その半年もすごく大変でしたけどね。地元の友達には、ニートだろうとか、からかわれたりしていました。半分冗談、半分心配してですけどね。

 

その頃は、朝6時から働いていましたね。そのチームは、練習は週2回しかなかったので。3,4日は、公園で一人でボール蹴っていたりとか。

 

その時に、自分は、本当にサッカーが好きなんだなと思いました。

 

ブクメ:なるほど。それで、その後にカンボジアが来るわけですね。

 

鈴木:その前に、ミャンマーにトライアウトを受けに行っていますね、年末に。

 

ブクメ:ミャンマーはどうでしたか?

 

鈴木:私が受けたのは2チームで、その受けた2チームで感じたこととしては、環境は、カンボジアよりも酷い印象がありましたね。グラウンドも、トップのチームは、良いのですが、それ以外のチームは、カンボジアのオールドスタジアム(プノンペンにあるスタジアムの一つで、リーグ戦でも良く使用されるが、ピッチコンディションがかなり酷い。)みたいな、ほぼ土みたいな(これは、おそらく、以前のレッズランドの天然芝が荒れている時のような状況を想像していただくとわかりやすいかもしれません。)

 

(私が余計な話を挟んだのですが、少し付き合ってもらいつつ。)

 

鈴木:ここも良い経験にはなりました。

 

ブクメ:ここも、FTAの絡みからの紹介ですか?

 

鈴木:ここは、まったく関係なくて、海外でサッカーをやっている知人からの紹介で。オファーがあったのですが、ここも色々ありまして。それで、もう代理人をつけるのは止めて、自分でやろうかと思いました。

 

ブクメ:それで、今は、個人でやっているのですか?

 

鈴木:誰も代理人はつけていないですね。東南アジアであれば、いなくても可能性はあると思います。いた方が話はしやすいとは思いますが。

 

ブクメ:代理人も現在は、面倒な資格などがなくなって、ある意味誰でもできるようになっていますよね(2015年にFIFAの公認代理人制度が廃止になっている。) 私が代理人やっても良いくらいというか。

 

(ここで、代理人トークになり、盛り上がりましたが、ここもオフレコです。重要な部分を拾い上げると、代理人に関しては、極端に言うと個人でも簡単にできてしまう時代になっているので、信用しすぎないこと、自己責任であることを認識する。判断が難しいようであれば、信頼できる人に相談してみる。たとえ、その人が直接わからなくても、信頼できる人のコネクションで確認することはできることがあると思います。)

 

(この後、信頼性の話になって、私の話になりました。サッカーとは、関係ないですが、私責任で少し書かせてもらいますと、海外の場合は、日本人同士のつながりというのが余計に強くなる。これは、日本人の性質というのもあると思いますが、私個人の経験では、これまで日本人同士で会話していて、凄くきれいな話が多かったところが、ここ最近は、同じ日本人と関わってきたというカンボジア人と近い距離で付き合うことになったことで、日本人同士で話していたことと、カンボジア人から聞いたその人というのが、つじつまが合わないケースが割と多いなと感じています。信用できる方も多いですが、海外になった場合には、言葉も通じる日本人を狭い世界で信用してしまうケースも多いですが、それは、明らかに危険であるということも加えて書いておきます。)

 

(この後、再び脱線し、東南アジアのリーグの話や、カンボジアリーグ、更に、プノンペン・クラウンFCの話になりますが、チーム事情が含まれているので、省略します。この話の中で、特に鈴木雄太さんが強調しているのは、現在の指導者にすごく恵まれていて、様々な難しい状況もあると思うが、それでも指導者が、ぶれずに自分のやり方を出そうと努力、奮闘されているということでした。)

 

*写真を挟みます。プノンペン・クラウンFCのホームスタジアムとチケット。

 

ブクメ:それで、ミャンマーが上手く行かず、その後は、どうされましたか?

 

鈴木:最初は、ミャンマーから近いと言うこともあり、カンボジアも考えたのですが、ちょうど、その時、外国人枠が埋まっていて、それで、ミャンマーでプレーしていた以前カンボジアリーグでプレーしていた方と知り合って、色々話を聞いていて、カンボジアリーグであれば、環境としては、上位チームでないと、色々大変なことが多いと聞きました。それならば、他の国にしようかと考えました。

それで、フィリピンを考えました。

 

ブクメ:そこで、フィリピンなのですね。

 

鈴木:はい。フィリピンは、自分で考えて、色々チームにコンタクトを取って、英語はよくわからないのですが、そんなことが書いてあるのかなと思ったら飛び込んでという感じです。

 

ブクメ:具体的には、メールなど出すのですか?

 

鈴木:そうですね。メールか、あとは、facebookページですね。なんなら、facebookの方が早いですね。

 

ブクメ:チームでも、そういう方法を受け入れているのですか?

 

鈴木:そうですね、結局、現在所属しているプノンペン・クラウンFCも最初はfacebookでコンタクトを取っていますので。

 

(ここで、一つ触れておきますが、日本でのSNSの流行などは、正直なところ海外と比較するとかなり異質です。日本では、次のブームに移行させようとする動きと、それに乗ってしまう人が多いのですが、海外では、未だにfacebookが連絡手段としては、主流です。サッカー選手で海外を考えていて、ブームが去ったと言ってfacebookをやめてしまっていたり、まだ始めていないという方は、利用して慣れておくことをお勧めします。)

 

ブクメ:フィリピンでは、そのような形で練習会に参加されたということですね。

 

鈴木:そうですね、2チーム参加しています。1つ目のチームは、やや特殊で、3日間練習会をやりますと言われて、参加者が絞られていく形で最後は、12,3人になって、思ったより多く残っているなと思ったら、そこから、その残ったメンバーで1週間練習をして、それで週末に、フィリピン1部リーグのチームとその外国人チームで試合をしまして、それで決めると言われていたのですが、結果的に、それでうまく行かなかったんですね。

 

ブクメ:最終選考までは、鈴木雄太選手は残っていたのですね。

 

鈴木:はい。でも・・・、その時残っていたメンバーで現在加入して登録されている選手がいるかは、不明なんですよね。もともと、練習会をやった時点で、外国人枠は、4人ほど埋まっていたと思うので。フィリピンは、よくわからないことが多かったですね。

 

(ここで、浦和レッズユース出身の佐藤大介がフィリピンリーグのグローバルに所属していたことから、そこから得た情報などで、話が盛り上がりますが、ここも内容的に念のため省略します。)

 

鈴木:もう一つは、昔、伊藤壇さん(およそ20の国地域でプレーしている東南アジアへの海外挑戦のお手本とされる選手)がプレーしたチームですね。そこを受けていたのですが、そこも、色々大変でした。一応、最後まで残ったのですが、契約の話がなくて、最終的には、資金不足でリーグに参加しないとなって、話はそこで終わりになりました。

 

(2017シーズンから、フィリピンリーグは、これまでは、マニラの1か所で開催されるセントラル方式がとられていたところから、各チームがホームを持つことになり、例えば、佐藤大介が所属していたグローバルFCは、セブがホームになったり。移動も多く、資金的に多く必要になることなども影響したのかもしれません。)

 

ここまでで、インタビュー②を終了します。この後のインタビュー③では、いよいよ現在所属しているプノンペン・クラウンFCへの加入の経緯に入っていきます。

インタビュー①へインタビュー③へ

 

2017/06/08 親善試合 カンボジア代表vsインドネシア代表を途中まで見てきました。

どうも、ブクメです☆

そろそろ、日本で浦和のユースとかジュニアユースの試合が見たいストレスが溜まってきました。私の中で最近ショックだったのが、浦和レッズユースのクラブユース選手権予選ののレギュレーションを忘れていて、2回勝って全国が決まったという情報を見た時に、いつの間にかユースの全国が決まっていたという状況だったことですね。

そして、ジュニアユースに関しては、本当に全く帰国しても見られていませんから。

カンボジアでの私の生活で、ちょうど5月~6月にかけて、引っ越して新しい生活、仕事のプロモーションが思うように成果をあげられずに、日本の情報をあまり得られていないというか、ツイッターのチェックすらあまりできていませんでした。

ようやく、6月1日から引っ越して、仕事する環境も整って生活サイクルもよくなってきたところでした。

それなのに、カンボジア代表の試合はしっかり準備している・・・ということではなく、正直なところ、熱狂よりも試合はしっかり見たい方なので、カンボジア代表の試合がオリンピックスタジアムで開催された時のカオスぶりを一度見てしまっているだけに、なんだか代表戦が6月はあるらしいとは思っていたものの、行こうと強く思っていたかと言われると、そうでもなかったのですが。

これは、逆に助かることですが、自分がサッカー好きだと知っている人が、代表戦があることを知って、チケットを買いに行こうと段取りを進めてくれました。

それで、試合の2日前くらいにスタジアムのチケット売り場でチケットを購入。まあ、VIPエリア(VIPとは言っても、メインスタンドのエリアでまだマシというだけなのですが・・・)なら良いかなと思ったら、VIPチケットは売り切れましたということで、その他の席になりました。

ただ、直前になって調べてみたら、Jリーグで以前プレーしていたインドネシア代表のイルファンと現在J3の藤枝MYFCでプレーしているワタナカの対決が見られるということで、そこそこ注目度の高いカードになっていた(カンボジア国内でそういう注目をされていたかはよくわかりませんが)んですね。

他の予定が延びて、結局試合開始には間に合わず、相変わらずのキャパから比べて何枚チケット売っているんだろう、何人に突破侵入されているんだろうというくらい、座席は埋まり、立ってみる人も数列になるような形で萎えましたが、隙間から写真を撮りつつ、前半だけですが見てきました。

ワタナカは11番だったよなと思いつつ、なんとなく遠目に見てもワタナカぽく無いように見えたのですが、ワタナカだったようです。あくまで前半だけの観戦なので、何とも言えませんが、際立って良いプレーができていたということでもなかったようにも思います。

逆に、国際試合出場が禁止されているインドネシア代表の方がやはりワンランク上の強さを見せていましたね。以前スズキカップで見た時同様に、攻撃に関しては、カンボジア代表の選手は、面白い選手が多いのですが、点を取られるときの取られ方が本当に簡単にやられすぎるんですよね。そして、コンサドーレ札幌でプレーしていたイルファンというのは、名前と所属チームとしては良く知っていたのですが、よく考えたら顔も知らないではないか、そして、人数が多すぎるのか、手元のSIMカードでのネット接続もなんだか重たくメンバーなどチェックできず。そもそもイルファンは、出ているのだろうかくらいに思っていたのですが、カンボジア代表のお粗末な守備から個人技できれいにインドネシア代表が先制して、ゴールアナウンスで、イルファンの名前が聴こえ、「あ、出てた。そして、今のきれいなゴールを決めたのがイルファンか。」という形でなんとなく満足していました。

で、前半が終わるころに、スタジアムを後にしました。

そんな観戦の仕方でブログ書いてしまってすみません。

とりあえず、次の帰国予定が、6月中旬ごろからで、本来は、数日滞在していったんカンボジアに戻って、また月末に日本にというスケジュールで考えていたのですが、6月中旬から3週間ほど日本にそのまま滞在することになるかもしれません。

その辺と、育成のことに触れたかったので、ブログとして書きました。

ではでは。

今回の試合観戦の写真などは、facebookページで掲載していますので、ご覧ください。⇒ブクメのサッカー日々facebookページ

 

【インタビュー2017年5月】カンボジア1部リーグ プノンペン・クラウン所属 鈴木雄太選手①

どうも、ブクメです☆

長年、ブクメのサッカーな日々のブログを書いてきまして、初の試みです。

現在カンボジアを拠点にしており、割と頻繁に日本には帰れているものの、なかなか、これまでのように日本で育成の試合を多く見てレポートを書くということができない中で、できることを考えていました。育成の選手に向けてできること。その試みの一つとして、自分が関わってきた選手(プロや現役サッカー選手に限らず、育成の選手に伝わるような話が聞けそうな方)にインタビューを取らせていただき、ブログで紹介させていただくことを考えました。

それでも、皆様ご存知のように、ブクメは、結構ひねくれていますので、そういう選手と会える場に行って、話しかけて、お願いして、ブログを書く人と、インタービューされるサッカー選手という状況でいきなり話を伺うというのは嫌で、縁があって知り合うことができ、ある程度、気軽に話せる関係性になっている方が良いなと。

なので、そういう意味では、私は、運が良い方だなと感じています。現在住んでいるカンボジアリーグにも多くの日本人選手が所属しています。その中で、私がサッカーと関係なく行動する中で、以前働いていた仕事の関係で知り合った方と食事をしている場に、ちょうど来ていた日本人の同級生がカンボジアリーグでサッカーをしているという流れから、紹介されて、仲良くなり、今回インタビューさせていただいたのが、カンボジア1部リーグのプノンペン・クラウンFCに所属している鈴木雄太選手になります。

既に、プノンペン・クラウンFC関連の試合は、3試合観戦して、そのうち2試合は、ブログに書いています。「2017/04/29 カンボジアリーグ プノンペンクラウンvsボンケットの試合を観戦してきました。」「2017/05/25 カンボジアリーグ ボンケットvsプノンペン・クラウンの試合を観戦してきました。

面白いもので、ちょうど、初めて鈴木雄太選手を見たのは、まだ、紹介される前で、その試合に関しては、ここでは触れていないのですが、別のサイトでプノンペン・クラウンFCのスタジアム情報として掲載した時に取り上げています(ブクメの日々「カンボジアサッカーの歩き方(RSNスタジアム/プノンペン・クラウン | 2016-2017)」にて。)ちょうど、この試合で足を運ぶ少し前に加入が決まり、その試合は途中出場ということでした。

・・・と、前置きがダラダラ長くなるのが、私の悪い癖と言うことで、実際のインタビューの話に移りたいと思います。

あえて、経歴などは、インタビューの中で細かく触れるということで、大まかにまず触れておきますと、鈴木雄太選手は、三重県出身で小学校は、下御糸小学校、中学校は、明和中学校、そして、津工業高校、専修大学で学生時代を過ごし、その後の経歴がやや特殊で社会人を経験してから社会人リーグなど経て海外挑戦へと移っていき今に至っています。

単純に今に至るまでの経歴だけでも興味深いものになるのですが、ここに至るまでの様々な話は、現在育成カテゴリで頑張っている選手にも、既にサッカーとは違った道に進んでいる選手にも参考になる話が多いのではないかと思います。

本人の言葉でも出てきていますが、サッカーに対して非常にまじめに取り組んでいる方です。正直なところ、プロとして規則正しい生活を心がけている鈴木雄太選手を、遅めの時間まで引っ張り出したりしようとしてしまって迷惑をかけてしまっていることもありますが、優しく接していただいています(すみませんw)

文章の中で、「運が良い」という話も多く出てきますが、これは、非常に重要な要素で、良くも悪くも、流れに逆らいすぎずに、そこで出てきたチャンスをしっかりつかむ嗅覚と度胸が、今の鈴木雄太選手を作っているのかなと思います。

まずパート1として、学生時代のところまでのインタビューを掲載します。

インタービュー

(雑談からスタート。録音機材の話と価格の話から、なごやかに入る。)

(前日に、ブクメは、カンボジア1部リーグのボンケットvsプノンペンクラウンの試合を観戦していました。)

ブクメ:昨日の試合は、相手が一人少なくなってからの方が苦戦しているように見えました。相手は、より攻撃は個人技重視になって守りの部分も固めている印象で、そこを打開することができない中で、鈴木選手が良いパスを出したのに、前線で奪われてカウンターを受けてという形が多くなったように見えましたが。

 

鈴木:ボンケットは、やることがはっきりして、逆に良くなりましたよね。もう少し自分ができることがあったと思うんですけどね~

 

(ここで、本題に。通常のサッカーメディアなどのようなインタービューというよりは、ブログの趣旨である、育成世代の選手たち、特に最も関わらせていただいている浦和レッズの育成世代で頑張っている、悩んでいる選手が最優先、また、その活動の中で縁があった選手、に向けて、更に、選手のご父兄の方の参考になるような内容を雑談の中で拾わせてもらいたい旨を伝えて話に入る。)

 

ブクメ:では、経歴についてこちらでも調べさせていただいたのですが、その情報とすり合わせながら確認しながら、お話を聞かせてください。

 

鈴木:私の場合は、普通の経歴ではないので、もしかしたら・・・

 

ブクメ:逆に、育成の中でも、順風満帆にプロまで上がる選手に関しては、あまり関与しない(基本的に、浦和のトップないしは、プロになれば、サポーターが付きより多くの人にバトンタッチをできるというような意味合い)方針なので、普通の経歴でない方の話の方が、伝わるものが多いと思います。育成は、能力があっても、例えば監督やコーチとそりが合わなかったり、やり方が上手くないと評価されにくいケースなどある。

 

(これ以外に、ブクメが考える今の浦和レッズの育成の状況などを伝えました。)

 

ブクメ:まず、出身は三重県で、サッカーを始めたのは、いつくらいからになりますか?

 

鈴木:小学校1年生の終わりくらいからですね。

 

ブクメ:きっかけは、何になりますか?

 

鈴木:誰かの影響でというよりは、サッカーを始めたのは、自分からですね。運動など体を動かす方が好きで、何かスポーツをやりたいと思っていたのですが、私が生まれた明和町は、ソフトボールの方が盛んで、小学校に入った時には、まだサッカーチームがなく、やはり、よくあるように、スポーツと言えば、サッカーか野球かという感じで、どちらかというとソフトボールは、動かない時間の方が多くて・・・、動きたいタイプなので・・・だから、小さい頃の夢には、サッカー選手かマラソン選手かと書いてあるんですよね。今はマラソン選手には、なりたいとは思っていないのですが。

 

ブクメ:体力はありますか?

 

鈴木:体力の方は自信がありますね。それなりに。

ブクメ:確かに、試合を見ていても、(過酷なカンボジアの暑さの中でも)走れてますよね。

 

ブクメ:小学校の時は、クラブチームなどには所属していたのですか?

 

鈴木:私の小学校は100人くらいしかいなくて、町内で6つのチームが集まったチームというのがありまして、それでも各小学校には、ソフトボールクラブがあったので、割とそちらに持っていかれるケースが多く、私の小学校からは私一人だけでしたね。

 

ブクメ:小学校では、大会などには参加していましたか?

 

鈴木:やや特殊なのですが、全小(全日本少年サッカー大会)にトレセンで出場することになったんですね。明和町になるのですが、地域大会は、松阪市になるんですね(松阪牛の)。

で、三重県内では、他は少年団になるので、運良く優勝して、全国大会に出場することになって、よみうりランドで試合しました。

 

ブクメ:全小は、どのような感じでしたか?

 

鈴木:その時は、予選が4チームで1次予選、1勝2分で勝ち進めなかったんですよね、対戦相手は、福島、鹿児島などとやったと思います。選手宣誓を福島のチームがしていたので運よくテレビに映れたというか・・・笑

 

(後ほど、全日本少年サッカー大会2002を調べてみたところ、松阪JFCとして参加していた大会で鈴木雄太選手の松阪JFCは、鹿児島の川上、島根の高津、福島の油井と対戦して、1勝2分けの2位で敗退となっていました。ちなみに、この年に全小を制したのが、FC浦和でした。)

 

ブクメ:それで、小学校にそのようなキャリアを積まれまして、中学校は?

 

鈴木:中学校は、そのまま明和中学校に上がってサッカー部に入りました。ただ、そこは、特殊で、少年団を立ち上げた監督が、中学校のサッカー部に外部からコーチとして参加していて、それとは別に顧問の先生もいるような形で、半分ジュニアユースに近いような感じなのですよね。それで、練習もサッカー部として活動はするが、練習以外にジュニアユースのように水曜日にナイターがあったりとか、色々な部分でやや特殊でしたが、その方が関わっていなかったら、そこまで伸びなかったかもしれません。

 

その方が少年団を立ち上げたころには、まだ中学校にはサッカー部がなかったのですが、少年団で教えた選手が中学校でサッカーを続けられる環境を作っていただいたのが、その方ですね。

 

その方が、私のサッカーの原点というか、その方に関われたことが大きかったと思いますし、大学生くらいまでは、頻繁に会って相談していましたね。良い大人になったので(それほど、会ったり、相談はしていませんが)報告はしっかりしています。

 

ブクメ:その方の元で中学校は、3年間プレーされていたのですね。この頃は、選抜などはいかがでしたか?

 

鈴木:中学校でも県のトレセンには選ばれていました。でも、中学校では一度落ちていますね。

ブクメ(ここで、少しありがちな質問もしておかなければならないと勝手にひらめく):ちなみに、そのトレセンで現在名前の知られているような選手は、いましたか?

 

鈴木:小学校の時は三重県トレセンには、山口蛍選手がいましたね。小5の時だったと思います。で、なぜか小6の時にトレセンから漏れたと思っていて気が付いたらセレッソに行っていましたね。当時からめちゃくちゃ上手かったですね、彼は。

 

中学校だと、同世代にはいなかったと思いますが、一歳下だと、矢田旭選手(名古屋グランパス所属)とか、上村岬(2016年までジュビロ磐田所属、2017年現在FC今治所属)がいましたね。あとは、一歳上だと、内田健太選手(名古屋グランパス所属)がいましたね。

、Jリーガーとしてプレーしている選手ですね。

 

ブクメ(なんだか、この話をつなげずに、次に質問に移ってしまう):鈴木雄太さんは、どのポジションをやっていましたか?現在のようにボランチがメインでしたか?

 

鈴木:ずっと、ボランチをやっていますね。

 

ブクメ:割と、過去にまったく違うポジションを長くやっていたり、チーム事情でやりたくないポジションをやらされていた過去があるという選手も多いのですが、ずっとボランチをやっていたのですね?

 

鈴木:小学校の頃は、色々なポジションをやっていましたが、中学校からは、ずっとボランチですね。

 

ブクメ:中学までお聞きしました。高校は、津工業高校ですね。高校時代は、いかがでしたか?

 

鈴木:1年生の時に一度辞めようと思ったことがありました。最初の頃、先生と合わない時期がありまして。。入れ替わりで卒業した3年生でキャプテンをやっていた選手が同じ中学校出身の選手で、すごく良い選手だったのですが、ポジションが同じで、たびたび比較されていた。その時の言われ方が、「○○だったらできたのに・・・」という言われ方をされていました。(今考えれば、)その言葉には、色々な意味があったと思うのですが、当時は、そのことがわからずに、どうして比較されるんだろうという思いの方が強かったですね。

 

ブクメ:プレースタイルなど似ている部分があったのですか?

 

鈴木:ボランチで、派手ではないが、プレーが適格と言うか。

 

ブクメ:そういう状況がありつつも、辞めずに続けたのですか?

 

鈴木:そうですね、それでも1年生の頃は、試合も出たことがなかったですし。

 

ブクメ:それは、その先生とそりが合わない部分などが大きかったのですか?

 

鈴木:実力の問題もあると思いますが・・・全国的には、強かったわけではないですが、強豪から良い選手が集まってくる高校でしたので。

ブクメ:経歴を見てみると、高校で良い成績を収めている(2年次に第86回全国高校サッカー選手権で3位になっている)とありましたが。

 

鈴木:そうなんですよ。私は、運が良い方でして、1年生の時は試合に出られなくて、選手権(全国高校サッカー選手権大会)では、スタンドで応援していたんですけど、ピッチの中で同じ年齢の選手がプレーして、自分は何をしているのだろうと思いまして・・・応援しつつ・・・そこから考え方が変わったんですね。それまでは、文句ばかり言って人のせいにして特に何もしていなかったのですが、この経験で、このまま終わるのは悔しいなという気持ちが強くなりました。その時が、一番努力しました。

 

ブクメ:具体的には?

 

鈴木:特にあるわけではないのですが、グラウンドに一番先に入るとか。それが良いことかどうかはわかりませんが、それしか考えられなかったので。

 

ブクメ:それは、ありますよね。育成の選手を見てきた中でも、考え方が変わった瞬間からプレーも変わるという選手も結構見てきていますので、そういうことがきっかけになることは、ありますし、重要なことですよね。

 

鈴木:そういう状況になれたのもラッキーだと思います。

 

ブクメ:それで、大学は、専修大学に入ったわけですね。

 

鈴木:そうですね。

 

ブクメ:専修大は、どのような形で入ったのですか?

 

鈴木:サッカー推薦なのですが、これも運が良くて、たまたま2年次に選手権で3位になっていて、2年次の成績が推薦に大きく影響するので、この成績で関東1部の専修大学への推薦が取れたとも言えます。工業高校なので、就職することを考える選手も多く、私は、ぽっと出でうまく行ってしまったとも言えます。私たちの代はラッキーだと思います。

 

ブクメ:ラッキーは、ラッキーでも、そのチャンスをつかんだことで今があるとも言えますよね。

 

鈴木:選手権で勝ち上がれたのも、運が良かった部分もあると思いますし。実際、準決勝で大前元紀選手のいる流経大柏(流通経済大学柏高校)に、0-6で完敗しましたし。

 

ブクメ:あ、その年って確か浦和レッズユースも、高円宮杯で流経大柏相手に大敗したような・・・。

 

鈴木:高円宮杯も優勝した年なので、そのはずですよ。その年の流経大柏からは、たくさんJリーガー出てますね。こんなうまい選手がいるのかとビックリしました。

 

ブクメ:正直、あの時の流経大柏の強さは異常でしたよね。私も、ちょうど浦和レッズのユースを見始めて2年、3年目くらいの時で当時、高校サッカーを良く知らずに浦和レッズユースも黄金世代と言われていた時期で、山田直輝とか、高橋峻希とか、原口元気とか、普通に高校サッカーより、浦和レッズユースの方が強いし、負けることが考えられないと甘く考えてみていた部分もあったところで、高円宮杯の準決勝で、見たことないような大敗を流経大柏に喫して、驚かされて、高校サッカーの強さを知ったところもありますし、実際は、今は、高校サッカーの方が強いとまで言われることが多くなっている時代になっていますが、当時は、本当に驚かされました。実際、その後も浦和レッズユースは、流経大柏との対戦では、かなり苦戦を強いられているイメージが今まで続いていますが・・・。

 

(この話の時には、お互い、場は違えど、当時の状況下での流経大柏の強さを思い出して苦笑いしてました。)

 

ブクメ:大学サッカーは、まだ見始めてそこまで長くないのであまり詳しくないのですが、当時の専修大は、大学サッカーでは、あまりやっていなかったようなスタイルを見せて強烈な印象があるのですが。専修大学の時は、どのような感じでしたか?

 

鈴木:私は、そんなに試合絡んでいないですけど・・・、当時のサッカーは凄かったですね。私は、AチームとBチームを行ったり来たりしていました。4年生まで一度も試合に出たことはなかったですし。Iリーグとか、出てました。

 

登録などは、結構されたものの、結局、自分の実力が足らずに出られなくて、4年の後期に初めて出場しました。その頃、就職活動をしていたので、就職決まってからなんですよ。

就職決まってから、このまま終わって良いのか、両親にお金を出してもらって東京に出て来たのに、このままで良いのかという。

 

結構3年生までは、ひどかったんです。夢を持って東京に出て来たのですが、でも・・・、色々難しいことがあって・・・。

 

ブクメ:遊んでしまったとかですか?

 

鈴木:遊んでしまったということはないのですが、サッカーに対して真剣に取り組めていなかったです。もったいない時間を過ごしてしまったと思います。

でも、大学は、そうなってしまう選手が多いと思います、実力があっても。

私は、実力がともなってもいなかったのですが。

 

大学って、基本的に(関東1部クラスになると)下手な選手っていないじゃないですか?その中で、何か持っているとか、できるとか、ないとダメじゃないですか。

 

ブクメ:3年生までの苦しんでいたという状況に関して詳しく聞かせてもらえますか?私が知っている選手でも、浦和レッズユースを経由して大学に進学して、そこから思うようにいかないという選手も多く見てきましたので、できれば参考になるような話をいただきたいです。

 

鈴木:どちらかというと、私は、やらかしてしまう方というか、性格が真面目なところもあるかもしれませんが、それで失敗をしてしまうというか。

大学1年生は、チームのための準備などやる作業が多いのですが、何をやってしまったとかは覚えていないのですが、入部から2か月くらいで失敗をしていまいまして。その時の経験で少し、若かったこともありますが、マイナスに考えてしまったことがありました。

 

大学には、同じ高校から入学した選手がいたのですが、その選手は、1年生から出ていて・・・その選手と、高校生の時にセレクションに行っていて、その選手は、最初からほしいと言われていて、私は、ついでに受かったようなものなんですよ。すごい調子が良かったわけでも無くて、それも運が良かったというか・・・。

 

大学によると思いますが、専修大学は、当時、コーチがサッカー、監督が社会人になるための厳しさを教えるタイプで、その流れの中で、(これも、言葉に対して最も敏感な高校生や大学生くらいの世代だったからと今思えばあるがという話を踏まえて)言葉の中の深い意味を理解できずに、素直に受け取りすぎてしまって苦しんだ時期もありましたね。

 

1年生、2年生の頃は、がんばろうという気持ちがあったのですが、AとBを行ったり来たりすることで、Bに落ちると、なかなか上がれないという状況があり、そこでさらに気持ちを入れなおしてやることができなかったんですね。そうなると、やはりうまく行かないですよね。

 

ブクメ:例えば、ユースを見ていても、AチームとBチームになってしまった時に、応援する側からすると、ここでアピールしないと、いつまで経ってもAチームに上がれないぞ、となるのですが、実際の状況を考えてみると、Aチームのように、それぞれのポジションに慣れた選手がいて、形がある程度できている中に、入ってプレーする状況と比べると、Bチームは、選手の入れ替わりが多かったり、Aチームから落ちてしまった選手と、下の学年の選手がこれからアピールしていくという状況がミックスされる中で、そもそもチームとしての形もまとまっていない、全体的なモチベーションも難しいところがありますが、同じようなことはありましたか?

 

鈴木:ありましたね。どちらかというと、這い上がろうとする選手が抑えられるというような雰囲気というか、私も、這い上がりたい気持ちがないわけではなかったものの、そういう雰囲気で、その気持ちが出せていなかったというか。年齢的にも、一番流されやすい時期というのもありましたね。

 

ブクメ:変な意味で、かっこつけないといけないような時期でもありますね。

鈴木:しかも、私は三重県から東京に出てきたので、東京には楽しいこともたくさんあるわけじゃないですか。部活ならではの付き合いもありますし、そこを断れない雰囲気もあります。

 

それでも、4年の後期に出場する前にもAチームに上がることも何度もあったものの、そのチャンスをつかめずに、またBに落ちるなどありましたね。

 

 

鈴木:結果的に、1年生の時は、チームもあまりうまく機能せず、2部に降格してしまったりしました。選手は、良い選手がそろっていたのですが・・・。

 

ブクメ:なるほど。ちなみに、同期で浦和レッズユースからの選手はいましたか?

鈴木:同期では、浦和レッズユースからの選手はいないです。1つ下の学年に、加瀬光、利根川良太、新井貴晴がいましたね。

 

(この話題から、専修大学に所属していた浦和レッズユースの育成出身の選手が海外挑戦をしていたという私が聞いている情報や、鈴木雄太さんが聞いている情報などで盛り上がったものの、細かい確証がないため、省略しますが、話は盛り上がりました。)

 

鈴木:大学でも色々ありましたけど、良い経験になりましたね。3年生の時に専修大学は、日本一になったのですが、その時から、サッカー部の中から全部が変わったというか、1つ上の先輩方がサッカーに関しても、それ以外でも、Bチームの方も含めてすごい方が多くて。

(ここで、鈴木雄太さんが卒業した年に入部した浦和レッズユース出身の中村駿介選手の話に変わって、ここも、盛り上がりましたが、不正確な情報が多いので、ここもすみませんが省略します。)

***

以上までが、鈴木雄太選手の学生時代の話になります。

いかがでしたでしょうか?インタビュー形式にまとめていくと、少しまじめすぎる文章になってしまいましたし、当然、書かない方が良いだろうということや、不確かな情報のために書けないことも多くなってしまいましたが、掲載した内容以外にも、凄く重要で参考になる話も多く聞けました。この辺りは、ブクメが、吸収させてもらって、同じような境遇があった選手などいた時には、伝えさせてもらうこともできると思います。

多くの選手が似たような状況下にあったり、昔そういう状況だったりしたかもしれません。

しかしながら、鈴木雄太選手の特殊な人生は、大学卒業から始まります。まだ、まったくまとめられていませんので、掲載できるのは少し先になると思いますが、社会人以降のインタビューをお楽しみに!

ではでは。

インタビュー②へ / インタビュー③へ

プノンペン・クラウンは、カンボジアリーグの中でも独自のホームスタジアムを持ち、サポーターも熱心に試合に足を運ぶチームとして知られています。上記は、オリンピックスタジアム開催されたアウェイゲームでしたが、ビッグフラッグと共にサポーターも駆けつけていました。

2017/05/25 カンボジアリーグ ボンケットvsプノンペン・クラウンの試合を観戦してきました。

どうも、ブクメです☆

まず、浦和レッズユースのクラブユース選手権本戦出場が決まりましたね。新戦力も結果を出すなど、まず負けられないトーナメント形式での関東予選を勝ち抜くというところをしっかり果たしつつ、新戦力も経験を積みながら結果も出すという試合だったようですね。

私個人的には、次回は、6月中旬ごろに短期間帰国しますが、この週末には、公式戦が見当たらないようなので、ユースの公式戦としては、6月末に帰国してプレミアリーグのアウェイとなる京都サンガFC U-18戦を考えています。ジュニアユースの試合が、本当になかなか見られなくて気になってます。6月14~週末にかけて、練習試合でもあれば行きたいところです。

さてさて、

少し、ここ数日バタバタしておりました。5月25日木曜日に、別の大会に参加するチームなどの関係で、週末のリーグ戦が前倒し開催になった、ボンケットvsプノンペンクラウンの試合を観戦してきました。少し前に同じカードを観戦しましたが、その時は、プノンペン・クラウンのホームゲーム。そして、今回は、ボンケットFCのホームゲームとなります。

ほとんど、プノンペンをホームに置くチームで構成されているカンボジアの1部リーグですが、自前のホームを持っているプノンペン・クラウンのようなチームもありますが、今回のボンケットなど多くのチームがホームとしているのは、国際試合も多数開催されているお馴染みのオリンピックスタジアムとなります。観戦する側とすると、アクセスが非常に良いので助かります。

前回の同一カードの対戦では、プノンペン・クラウンが4-0と大勝となりました。昨シーズンの成績で言えば、ボンケットFCがAFCカップ出場権を獲得するなどリーグの中でも力を見せていましたが、今シーズンは、ボンケットもやや苦戦気味のようで、今回の試合でも、立ち上がりから、プノンペン・クラウンが押し気味に試合を進め、先制、追加点と決めて、フラストレーションが溜まったボンケットFCが更に退場者を出すという流れで、前回同様にプノンペン・クラウンが快勝する雰囲気すらあったものの、退場者を出してから、ボンケットFCが、中盤を開ける形で前線は、個の力で打開し、守備の枚数は、減らさないような形の戦い方に変えたところで、もしかすると、前回も大勝したことでプノンペン・クラウンの一部の選手たちに気のゆるみが出てしまったことも影響したのかもしれませんが、サッカーではよくある、数的優位の状況が逆に流れを悪くするという展開にプノンペン・クラウンがはまりこみ、かなり長い時間を攻め込まれる形で、一気に同点、逆転と持っていかれてしまうのではないかと思われる部分もあったものの、結果的に、得点は動かずに、プノンペン・クラウンが2-1で勝利しました。

これまでカンボジアリーグで観戦した試合をブログで書いた中でも触れてきた、このリーグは、前線に強烈な外国人選手を置く傾向があるという点が、割り切った戦いになった時には、逆にかなり脅威になり、組み立てなどがまだこれからというチームにとっては、難しい試合になってしまうという例を見たような気もします。その個で圧倒していた一人がボンケットFCの村松知輝という10番をつけた日本人選手というのも印象的でした。

さてさて、毎度のことですが、そこまでカンボジアリーグのことを細かく書けるほどたくさん観戦しているわけではないので、試合の話はこれくらいにしておきまして、今回は、ブログの新しい試みとしまして、このブログの色を残した形で、私が関わらせていただいたサッカー選手の方などに今後は、時間を見つけながら、インタビューをさせていただき、掲載させていただくべく、その動きをスタートさせています。

どちらかというと、初めて会う選手にいきなりインタビューなどではなく、縁があって知り合うことができ、何度かあったり話したりして、打ち解けることができた選手に育成の選手にも参考になるような話も含めてとか、考えると色々こだわりがでてきて、逆に内容がおかしくなってしまう危険性もあるのですが、そのことも承知の上で、今回インタビューを快く引き受けていただいた、プノンペン・クラウンFC所属の日本人選手、鈴木雄太選手のインタビューを取らせていただきました。

このために、(お手頃な価格のw)ボイスレコーダーを買ったり、インタビューの場所をどうしようとか、色々考えたりし、なんだか勝手にテンション上げてました。

いつも書くブログと違い、音声を聞きなおしたり、内容の確認をしたり、できた内容も先方に確認してもらう必よなど色々と繊細にやらなければならないこともあり、更に、ちょうど私もインタビュー後から、ベトナムに行ったり、プノンペン内で引っ越しがあったり、体調崩したり(貝を食べすぎた疑いと、ローカルで怪しいコーヒーを飲みすぎた疑いなど原因はさまざま思い当たるw)で、おそらく6月中旬くらいまでに、文章を作り、確認してもらいアップできる予定で考えています。

サッカーで生きていくという点では、非常に異色の経歴を持っている方で、とにかく、色々と育成の段階でうまく行かないことが多いが、なんとしてもサッカーで生きていきたいという方に、特に読んでいただきたいインタビューになります(私がどこまで、鈴木雄太選手のキャラクターをしっかり文章で書けるかにもかかっているのですがw)

お楽しみに!

今回の試合観戦の写真などは、facebookページで掲載していますので、ご覧ください。⇒ブクメのサッカー日々facebookページ

2017/05/21 カンボジア2部リーグ ヴィサカvsソルティーロ・アンコールの試合を観戦してきました。

どうも、ブクメです☆

次回は、6月中旬に日本に一時帰国することになりそうですが、しっかり調べられていないのですが、育成系の公式戦がないような!?しばらく見られていないので、その週末にジュニアユースの試合が見たいと思いつつ。たぶん、しっかり調べれば試合ありそうなのですが、知っている方がいたら教えてください!(手抜きですみませんw)

夏の全国大会へ向けたユースの関東予選がスタートし、ノックアウト式になったので負けたらいきなり終わってしまう難しいレギュレーションの難しい初戦ながら、浦和レッズユースは、なんなく大勝してくれたということでほっとしています。

自分が多く足を運べていた、この数年で見てきた育成出身の選手たちの活躍の情報も入ってきたりと、正直自分で情報収集できないもどかしさはあるものの、そういう情報が耳に入ってくるのは嬉しいものです。また、そういう良い流れになっている選手もいれば、苦しい時期を過ごしている選手も多いわけでして、そういう情報ほどあまり入ってこないので、それも気になりながら、そこももどかしい日々になっています。

前回日本に戻った時から、少し、私のブログ内で考え方の近い人に文章を書いてもらう形で、少し、このブログにも幅を持たせようと考えていますが、なかなか良い返事はもらえません笑

誰でも良いというわけではないので、これまた難しいものです。

今の私が書けるのは、このカンボジアを拠点にした生活の中で、この環境下でのサッカーだったり、プロを目指す選手には知って置いてもらいたい、レベルと違った、プロになるにあたってしっかり知って置いてもらいたいことも、この東南アジアにはたくさんあります。

今週末は、カンボジアの1部リーグの試合は開催されないのですが、情報を調べていたところ、ちょうど、2部リーグのシェムリアップに本拠地を置いてスタートした、本田圭佑選手がオーナーのソルティーロ・アンコールFCの試合が、本来は、シェムリアップ開催だったところが、急きょプノンペンの行きやすいオールド・スタジアム開催に変わったということで日曜日は、その試合に足を運んできました。

無料開催の試合ということでしたが、思ったよりも観客は多かった印象があります。暑い15:00キックオフの試合ということもあったかもしれませんが、やはりレベル的には、かなり1部リーグとは差があり、今の段階で日本人オーナーのチームだから、高いレベルを期待して、そういう楽しさを求めるには、難しいと思いますが、1から育っていく姿を長い目で見つめるという考え方であれば、良いかとは思います。

ただ、私は、ひねくれていますので、なんというか、日本で注目を浴びるチームだったり、日本人色が強いチームというのは、真剣に応援をするという方向に行かず、今回は、とりあえず、日本でニュースになっていたチームがどのようなものなのかを見たいということで足を運んだため、連れもいたこともありますし、最後まで観戦せずに戻ってしまったので細かいことは書けません。ただ、シェムリアップを本拠地にして、育成機関も作って、そして、チームのシャツを着ているファンもチラホラいましたし、ホームのシェムリアップで地に足をつけてやっていけば、地域に根付いたチームとして良い方向でチームが育っていきそうな雰囲気も感じたのは確かです。

さてさて。

ここで書いて良いのかすごく悩むところですが、ギャンブルというワード自体が嫌いな方は、これ以上読まないでもらいたいのですが、私の今後の仕事と一つの夢に対して、結果が求められることなので、悩みましたが、ここでも告知をさせていただきたいと思います。

以前にも書きましたが、私の仕事の一つとして、日本にエンターテイメントとしてのスポーツブックを根付かせたいということが以前からありました。

色々な動きがある中で、この1,2年は、非常に厳しい風が吹く状況になっていました。しかしながら、一つの結論として、私が行ってきた動きに対して、違法とうい流れに強引に持っていこうとされたことに対して、戦ってくれた方がおり、裁判の結果、逮捕は不当と言う嬉しい結果を作ってくれました。

だからと言って、日本でオンラインでギャンブルを行うことが問題なくなったということではなく、あくまで個人で遊ぶ分ことによって違法になるということは、ないという事例を作ってくれました。⇒不起訴の勝ち取りーオンラインカジノプレイヤーの件

私としては、英国のように企業として上場も認められているような流れの中で、日本でもしっかり守るべきところはしっかり守り、監視するところはしっかりタッグを組んでいく形で、OKにしてもらうことで多くのことが開けると考えていますが、まずはカジノを入れたいようでなかなかその流れは進みません。

なので、働くベースは海外にする必要があるということもありますが、その中で、一つ大きな可能性のある進展がでてきました。

英国にベットビクター(BetVictor)というオンラインギャンブル(私が扱うのは、主にスポーツに対して賭けるスポーツブック、ブックメーカー)の大手企業があるのですが、そこと私が運営するサイトでタッグを組んで日本に住所のある方(基本的に海外に住んでいても、日本に住所があれば登録ができます。そもそもブックメーカーの登録のルールとして、1家族で1アカウントというルールになっていますので、実家日本にある方でも参加できます。私のサイトの方針で、日本で参加することが完全に合法とならない限りは、基本的に海外で遊んでくださいと言うスタンスを取らざるを得ないのです。)の企業があり、そこと提携して日本人向けに独占プロモーションを組めることになりました。

そのベットビクターは、英国プレミアリーグが好きな方ではご存知かと思いますが、イングランドプレミアリーグのリバプールFCのスポンサーとなっており、ワンダーボーイとして注目されてイングランド代表として大活躍したマイケル・オーウェンがブランドアンバサダーを務め、毎試合のリバプールFCの試合の勝敗予想を動画で配信するようなところです。

そのベットビクターから、私のサイトから参加して遊んでいただいた方への独占プロモーションをいただけることになり、その第1弾が、5月15日~6月15日の期間で既に開催されており、新規登録して1000円入金して、ベットしていただいた方抽選1名様に、リバプールFCの全選手サイン入りの公式サッカーボールをプレゼントできることになりました。

今後の成果次第ですが、来シーズンには、リバプールFCの観戦ツアーなども商品として提供していただけるそうです。

この第1弾のプロモーションへの参加者が多くならないと、短い期間でこの独占契約は終わってしまうかもしれません。

もし、ご協力いただける方がおりましたら、このプロモーションへの参加をお願いできればと考えております。

詳しくは、『当サイト独占プロモ第1弾スタート!リバプール全選手サイン入りサッカーボールがもらえるチャンス!』(ブックメーカーファンSP byブクメ)を参照いただければと思います。まったくスポーツブックに触れたことがない方には、『???』という内容かと思いますので18歳以上の方で興味のある方で、詳細が不明という方は、ご質問ください。

よろしくお願いします!

ではでは。

今回の試合観戦の写真などは、facebookページで掲載していますので、ご覧ください。⇒ブクメのサッカー日々facebookページ

アカデミー卒業生関連2017/05/07 大学サッカー 関東リーグ 夢の島競技場開催の2試合を観戦

どうも、ブクメです☆

5月7日(日)は、夢の島競技場で開催された、大学サッカー関東リーグ 東京農業大学vs朝鮮大学校(2部)と法政大学vs東京国際大学(1部)の2試合を観戦してきました。

昨日のブログでも触れましたが、今回の日本の一時帰国予定が当初2週間のところが1週間と短縮されたことにより、この日曜日の試合が今回の帰国時に見られる最後の試合となります。そのため、若干ジュニアユースの試合とも迷いましたが、大学サッカーの方に足を運びました。

今回の2試合の対戦カードの中で、第1試合では、東京農業大学の2年生に影森宇京、3年生に荒木聡太がいます。この試合では、影森宇京がスタメンフル出場。荒木聡太は、Iリーグの方で得点したなどの情報がありましたので、現在は、そちらでプレーしていると思われます。

第2試合は、より多くの浦和レッズのアカデミー出身選手が所属しています。法政大学には、3年生に関口亮助、2年生に松澤彰が所属しており、関口亮助は、スタメンフル出場、松澤彰は、後半途中からの出場。東京国際大学は、進昂平、安東輝がスタメン出場。條洋介が後半途中から出場。また、今回はメンバーに入っていませんでしたが、小木曽佑太と堀内千寛も所属しており、出場機会をうかがっているという状況ですね。

今シーズンの大学サッカーは、先日足を運んだ立正大学vs東海大学に続いて2回目の観戦となります。

第1試合は、東京農業大学の応援という形で見ましたが、新監督の元、多くのメンバーが入れ替わるような今シーズンという情報をいただきつつ、影森宇京は、スタメンに定着して、この試合もスタメンフル出場となり、スタートは、3トップの右、左をやる時間帯もありましたが、基本的にフォワードのポジションで今シーズンはプレーすることが多いようです。

試合自体は、ふわっと入ったところで、あっという間に失点して、その後全体的には、農大ペースだったものの、1点が遠く、0-1で農大が敗れるという試合になったのですが、やや連携面に不安を抱えているように見受けられるというか、攻撃時に味方同士がテンポよく味方の動きを理解して連動した動きからの攻撃というのが、あまり見られなかったのが若干不安でもありつつ、相変わらず、難しいプレーを簡単にやってしまうので、ぱっと見簡単そうに見えてしまうなという褒め言葉を影森宇京には送りたいといえば、ユース時代のプレーを見ている方には伝わるかなと思います。ただ、チーム全体としては、ややクロスの精度も含めて、そこがもう一つ精度高くできればというところが、できていないのが気になりました。

第2試合は、やや東京国際大学よりで(日本では、坂戸のお隣の鳩山町に家があるのでw)応援をしつつ、法政大学のアカデミー出身選手の活躍も期待しながらという不思議なスタンスで見ていました。

東国大も、前半ふわっと入ったところで、3人抜きゴールをきれいに決められてしまうというスタートになったものの、ワンタッチで近い距離で細かいパスで仕掛けるかなり面白い攻撃を東京国際が、その後主導権を握り、その攻撃で特に存在感を見せていたのが安東輝で、スピード感のある店舗の良い攻撃を繰り広げる中で、進昂平のアシストで同点ゴールを奪って、一気に逆転してという展開になるかと思われたものの、セットプレーの守備の対応がやや雑になってしまう印象があるというか、実際にセットプレーの流れから再びリードを奪われて、更にコーナーキックからフリーでヘッドで決められて、1-3となったところで、ややチームとしての集中力が切れてしまったのか、また、そういった攻撃の一部となっていた進昂平が下がったこともあってか、法政大を圧倒していた時の見事な攻撃が終盤はほとんどできないままに1-3で敗れたという印象の試合にはなってしまいました。

後半途中から條洋介が入りましたが、全体的にリズムが少しおかしくなっていた時間帯のため、なかなか思うように攻撃に色を加えることは、この試合ではできていなかったように感じます。

法政大は、浦和とは関係ないですが、ディサロの存在感が際立っていましたね。

東京国際大学に関しては、浦和レッズユース出身の若井祥吾がチームの軸として戦い以前2部から1部に昇格した時は、チームが若井祥吾一人の存在に大きく左右される部分があって、結果的に、1部に上がって1年で降格と言う結果になってしまったことが記憶として強く残っていますが、結果的には、敗れたものの、今回の1部に復帰した東京国際は、1人の選手に大きく依存するということがなく、アカデミー出身の選手含めて、今日見せたような攻撃がより洗練されて来れば、上位争いに食い込むこともできそうな雰囲気を感じましたが、逆に、守備面での集中して長い時間プレーできている中で、時折、なぜか、それがピタッと止まってしまう瞬間や対応が乱れる時がある部分や、セットプレーでの対応には課題が見えていました。

この辺りが、今後どうなっていくのか興味深いところです。

こういう表現が適切かは、わかりませんが、アカデミーを見てきたサポーターサイドのブクメという視点で見ると、今日は、2試合通して、楽しい時間を過ごさせてもらってなんだか、ニヤニヤして見てしまう場面も多かったなという夢の島での観戦でした。

次にみられる機会に、どうなっているのかも含めて、次の機会を楽しみに待ちたいと思います。

ではでは。

facebookページに写真を掲載しています。

東京農業大学vs朝鮮大学校

法政大学vs東京国際大学

高円宮杯U-18サッカーリーグ プレミアリーグEAST 2017/05/06 浦和レッズユースvs大宮アルディージャユース 0-2敗戦・・・個性が活きず戦術に負けるのは、本当に悔しい

どうも、ブクメです☆

一時帰国しており、6日は、さいたま市浦和駒場スタジアムで開催された浦和レッズユースのプレミアリーグvs大宮アルディージャユース戦に足を運びました。

開幕戦に足を運んでから、およそ1か月空いての観戦になります。開幕戦勝利の後、数字上は接戦ながらも、勝利から遠ざかって迎えたダービーという流れですね。

スカパー放送などもあったようなので、細かい情報はあまり必要ないかもしれませんが、簡単に試合の情報を書いてから、今日の試合で感じたことを書こうと思います。

この試合のスタメンと交代は以下、

GK25番石井僚、DFが左サイドバックに6番荻原拓也、右サイドバックに2番池髙暢希、センターバックに4番橋岡大樹と12番大桃伶音、MFがボランチに3番大西翔也と7番弓削翼(後半34分⇒5番関大夢)、左に10番シマブク・カズヨシ、右に11番関根束真(後半スタート⇒13番白土大貴)、FWが左に20番長倉幹樹、右に8番立川将吾(後半25分⇒15番北村龍馬)

となります。

序盤、相手がリズムをつかむ前に浦和ペースで試合を運ぶ時間を作ることができていました。枠には飛ばなかったものの、シュート意識も高く、11番関根束真のシュートや、10番シマブク・カズヨシのゴールを狙う姿勢を感じさせるシュートが前半5分くらいまでに何度か見られます。

相手のディフェンスライン付近でも、高い位置から8番立川将吾がプレスをかけて奪ったり、ワンタッチで8番立川将吾、7番弓削翼、10番シマブク・カズヨシと展開して仕掛ける形など相手のゴールに近い位置で仕掛ける回数は多くなりましたが、決定機を作れたかと言うと、そこまで持ち込めてはいなかったようにも感じられます。

前半15分くらいまでの時間帯で得点ができなかったところで、徐々に相手のいわゆる戦い方にリズムが出てきてしまい、そこに徐々に浦和がはまっていくような印象もありました。

バックラインでパスをつなぎ、サイド前線に放り込む、浦和の選手は追うがなかなか奪えない。見ている側としても若干その流れになると、ストレスがたまるというか、でも、戦術なのでそういうものなのですが、なんというか、そんな感じの時間帯にが前半は続きました。

相手にリズムが出てきたところで、組織的な守備をされたところを強引に打開するようなプレーがなかなかできず、サイドから仕掛けようとするも、サイドからの攻撃は、かなり相手に網に追い込まれるというか、うまくふさがれてしまい、サイドからのクロスが跳ね返されたところから反撃されるという回数も多くなってきました。

特に個々の攻撃に圧力を感じた部分はなかったので、そこまで怖さは見られなかったものの、前半28分にあれあれという形で決められてしまい0-1となります。

失点後の残り15分ほどでは、浦和が立て続けにコーナーキックを4回ほど獲得するも、これも得点につなげることはできず。

この時間帯のセットプレーからの流れでの2番池髙暢希のサイドからの仕掛けからのクロスで12番大桃伶音に合えばという場面もありつつでしたが、決められないままに、逆に前半終了間際に相手に与えたコーナーキックをきれいにヘッドですらして決められてしまい0-2という状況で前半を終了します。

後半に入り、まず出だしのところでは、また浦和が厳しく前線から行くプレーをすることで、相手のリズムを乱すことに成功している時間帯があり、その時間帯に10番シマブク・カズヨシのシュートからキーパーがはじいたところを20番長倉幹樹が狙った場面や、サイドから6番荻原拓也が仕掛けてクロスが合えばという形、4番橋岡大樹からのフィードを20番長倉幹樹が受けて、落としたところを13番白土大貴が狙うなど、前半よりも力強さを感じるような仕掛けができている時間帯がありましたが、ここで完全に流れを奪うことができなかったのもこの試合がを難しくした部分かもしれません。

その後の時間帯は、やや色々変化がありすぎて、その狙いが上手く当たれば、流れを取り戻せたのかもしれませんが、やや強引すぎる采配のように感じる部分もあったりで、結果的に、0-2ビハインドの状態を跳ね返せずに、終了となりました。

気持ちの部分も相手が優っていたという声もちらほら聞こえていましたが、決して、気持ちの部分でこの試合敗れたとも私は思っていません。ただ、雑でも良いからゴールを奪ってやるよという中から強引にみたいなプレーが見られず、サイドからの攻撃も、相手の守備の動きを考えてサイドを使うというよりは、勝負から逃げてサイドからになっているように見えたところもあり、要するに何が言いたいかというと、相手のやり方を混乱させるような、何かをこのチームでは、重要視せずにチームを作ってきているのかなという、若干の怖さのようなものを感じています。

あとは、これは、今日あった方によく話していたことなのですが、テレビ放送があるとか、プレミアリーグになってから、育成系のメディアで大きく取り扱われることが多いなど、メディアが記事を書く。もちろん、プロ予備軍ですから注目されることや取り上げられることで多くの人に知られることは、重要なのですが、メディアが作り上げたイメージと本来選手が持つ性格や特徴がやや違うなというところが割とあるにもかかわらず、そういうインタビューを受けたことで選手がそういう選手にならなければならないという意識でやってしまっている。

勝手にそんなことを考えています。

キャプテンにも色々な形がある。チーム全体に安心感を与えるような個性のキャプテン像もあれば、割とミスも多いが、気持ちとがむしゃらさを見せて、周りの選手がそのキャプテンを支えるために頑張るような構図。ロボットがやるスポーツではないですから、そこには、それぞれの性格感情が存在するわけで、その部分のコントロールが十分になされていないために、チーム全体のそれぞれの選手がやるべきことが、つながっていないように正直感じることも多いです。

相手の組織を打開するプレー、混乱させるプレーが今日は必須で、それは、大きい選手が前に出てそこを狙ってけることではなく、その適性がある選手にその役割をしっかり伝えて、困った時にそこに納められるようにする。それができる選手が、本来やるべきプレーを制御してプレーしている状況は、ややいびつに感じ、もったいなさも感じる。

そういう意味合いで、今のチームの本来の総合力が10あるうちの半分も生かされていないという現状が気になります。

開幕戦で流れを変えた、井澤春輝が怪我で不在という状況も影響があったかもしれませんが、根本的に、一つ考え直さなければならないポイントがあるとは、今日の試合を見ていて感じました。

ダービーだから負けるなよという悔しさよりも、そういう意味合いでの、しっかりそこを教えているのかなという部分のいら立ちの方が私の中では先行してしまった。

そんな、試合でした。

当初の予定では2週間滞在予定でしたが、9日には、カンボジアに戻ることになったため、明日は当初から決めていた大学サッカーに足を運ぶ流れで、来週足を運ぶことを考えていたジュニアユースが今回は、見られない、ユースもクラブユース選手権の予選の試合も1つ2つ見られるかなと思っていましたが、それも見られないため、現育成系の試合は、今回の帰国では、この試合が最後の観戦となります。

幸い、プレミアリーグが中断してクラブユース選手権の予選に入っていくので、ここまでを踏まえて、また、仕切り直しができる期間がこの後しばらく来ますよね。

そこでの変化を期待しています。

言葉がまとまっていないのは、相変わらずですみませんが、思っていることは色々書かせてもらいました。

ではでは。

写真は、facebookページで掲載しています。この試合の写真はこちら

アカデミー卒業生関連2017/05/03 大学サッカー 関東リーグ 立正大学vs東海大学を観戦

どうも、ブクメです☆

昨日の夕方に帰国し、ここからまた2週間ほど日本に滞在します。ちょうど、ゴールデンウィーク期間と言うことで、サッカーの試合も多く開催されるのですが、事前に細かく試合などを調べないままに戻って3日は、大学サッカーということで、改めて昨日の夜に調べてみて、今年の大学サッカーを眺めてみると、結構浦和の育成出身の選手が出場しているチームが多いのですね。行きたい試合がありすぎて嬉しい悲鳴です。

最も多く浦和の育成出身選手が出場しそうな拓殖大学グラウンドでの試合も検討したものの、やや仕事を残していたり、八王子近辺がゴールデンウィークでものすごい渋滞というニュースも見つつ、今回は、立正大学に足を運びました。第1試合が立正大学vs東海大学、第2試合が、早稲田大学vs東海大学というカードになります。今年の早稲田大学の戦いぶりも気になっていましたが、1年生で登録されているメンバーがまだ出ていないことなどもあり、第1試合で浦和レッズユース出身の中塩大貴の所属する立正大学の試合を観戦のみで、自宅に戻っています。

今季から関東2部リーグに昇格している立正大学ですが、中塩大貴は14番の背番号をつけ3バックの左で基本プレーしているということでしたが、聞いたところによると、センターバックの選手が負傷したということで、この試合は、中塩大貴が3バックの真ん中を務めるという状況でした。

大学サッカー自体は、一つのチームと決めて多く足を運べているわけではないため、そのチームのシーズンを通しての変化などまでとらえることができないため、その試合で見た印象しか書くことができないケースが、特に今年は、今後の試合観戦でも多くなると思いますが、今日の試合では、私の立ち位置というところから見れば、中塩大貴の良さが十分に見られた試合だったということができます。

対人での部分、フィードの精度、ロングスロー、攻撃参加に関しては、ある程度、チームの方針として制限されているようですが、それでも、バックラインながら、チャンスに絡むようなフィードも多数供給しており、試合結果自体は、0-1のビハインドから最後の最後で追いついて1-1ドローという結果になりましたが、同点ゴールの場面の起点となったフィードも中塩大貴からでした。

3バックは、難しいというイメージが私の中では、これまでユースなど見てきた中での3バックで感じていて、守備的になってしまえば、5バックになってしまい逆に窮屈になったりするものの、立正大学の3バックは、どちらかというと、守るときは5バックという感じでもなく、負傷したセンターバックの選手が入っている場合には、どのような感じなのかは、見ていないので当然わからないものの、相手前線にスピードのある選手がいて、この試合では、結構間に斜めに走りこまれてピンチになるという場面は多く、また再度を埋めるということもあまりないため、再度から仕掛けられて1枚はがされてピンチと言う場面も多かったように感じます。

それでも、シュートミスに救われる部分はありつつも、最後のところは、やらせていなかった(ひいき目と言われるかもしれませんが、中塩大貴がしっかり、対人のところでは、最後の仕事をさせずに守っていた場面が多かった。あと、キーパーの好セーブも目立っていた)と思います。

この3バックでの戦い方が今後どのようになっていくのかは、興味深いです。

おそらく、やりたいことをかなり制御されてしまっているので我慢している部分も多いと思いますが、その中でも、しっかりと特長の部分を継続して見せ続けてくれていることが嬉しい、そんな試合でした。

ということで、仕事しますw

4日は、おそらく試合がないと思いますので次は、5日のユースの観戦になると思います。いや、4日も探せばあるかな?

そんな、バタバタ帰国中でございます。

ではでは。

写真などは、facebookページで掲載していますので、ご覧ください。⇒ブクメのサッカー日々facebookページ この試合の写真