高円宮杯プレミアリーグ2019/4/28 浦和レッズユースvs青森山田高校 1-1引き分け・・・成長と競争激化の予感

どうも、ブクメです☆

第4節にしてようやくホーム(中立⇒アウェイ⇒アウェイ)開催の試合が来ました。開幕戦こそ敗れたものの、その後のアウェイの2試合では、結果的に先行逃げ切りという形で、課題と手ごたえの両方を感じつつ、結果を残した形でまずは、下馬評的には、最も手ごわい相手と言われる青森山田高校との一戦を迎えることとなりました。

会場は、駒場スタジアム。

良く書いていますが、駒場スタジアム開催のユースの試合では、好きなエリアというのがあって、毎回そこで観戦します。

ただ、エリア的には、割と頻度が高く、試合中に独り言のようにネガティブ発言を繰り返す方がいて、ちょうど私がいる辺りまで聞こえてくるような声量で語り続けるというタイプの方が、数人(組)これまでにいることがあり、今日もそんな感じで、試合の途中には、この人黙らせるプレー出てくれよと思いながら見る時間帯もあったのですが、結果的に、黙らせるプレーをしてくれたわけで、気持ち良いなと思っていたりw

私の中では、青森山田高校のイメージというのは、試合巧者で、内容的にそれほどやられている印象がなくても、取るべきところの強度が強く、気が付けば、失点していてそのまま勝ち切られてしまうイメージ。今年対戦するから別の試合を観戦して研究してとかやらないところが私のダメなところなのですが、今日しっかり見て、思った以上に、ロングスローも多用してくるため、セットプレーの量と自陣にそこそこ近いところでは、スローインに逃げてもセットプレー同様の対応が必要とされるということで、なかなか神経がすり減らされるような時間帯も多くなりました。

この試合でも前の2試合同様に、相手の攻撃を受ける時間というのがそこそこ長くなってはいましたが、受ける時間に受けるだけにならないような試みが多く見られ、上手くいかないことも多かったものの、その試みが増えていたことが何より嬉しいことで、怪我から復帰した選手や、出場時間が限られた選手が存在感を見せるようなプレーも見られ、最終的には、ビハインドから追いつくゴールもありましたし、逆転ゴールが決まってもおかしくないくらい後半終盤は、多くチャンスを作ることができていたり、とにかく、シンプルに私の目線での浦和レッズユースでこうあってほしいという要素を多く感じることができ、楽しかったです。

では、試合の話に移ります。

vs青森山田高校戦メンバーと交代は以下、

GK25番鈴木彩艶、DFが左に6番清水楽人(後半31分⇒22番奥山圭介)、右に8番冨田蓮、センターバックに12番福島竜弥と21番南濵優大(後半終盤⇒27番山田奈央)、MFが左に24番佐藤優斗、右に15番松村大也(後半スタート⇒11番石橋遼大)、真ん中に17番盛嘉伊人と4番玉城大志、FWが左に13番堀井真海(後半22分⇒10番山中惇希)、右に9番波田祥太

となります。

左サイドバックでしのぎを削っていた、6番清水楽人と12番福島竜弥(5番遠藤龍河と入れ替わる形でセンターバック)が共に先発に入るという布陣で、それ以外は、これまでと同じメンバー構成になりました。

また、ベンチメンバーには、浦和カップで足を運んだ試合や、S2の開幕戦の時にビデオ係になっていて、おそらく怪我でそれが長引いているように見えていた11番石橋遼大が、今シーズン初めて入っていました。

試合開始から、ゴールに向かって仕掛けてくるというよりは、セットプレーやゴールに近い位置でスローインを獲得すればロングスローで同様のチャンスを作れるということからか、シンプルな仕掛けと長いボールを織り交ぜながら相手が攻めてくる形で、実際に序盤からかなり回数多く、それらに対応することになりましたが、守備の選手が集中して跳ね返していくという展開になりました。

かなり集中してやれていたのですが、この時間が続くと、体力よりも集中力のところでの消耗が激しくなるような、そんな序盤です。

相手守備もかなり硬く、シンプルな仕掛けでは、すぐに囲まれて奪われてしまうような場面が多かった中で、焦れるため、ロングボールでとりあえず蹴り返してしまいたくなるような状況ではあったものの、この試合でまず感じられたのが、長いパスでも意図をもって狙おうという姿勢。

その一つの例として、前半2分に4番玉城大志か17番盛嘉伊人からのフィードだったと思うのですが、相手のプレッシャーを受ける中で、前線の9番波田祥太の位置を上手く考えて受けやすい高さやスピードも考えてフィードを出した場面があり、そのパスを前線で収めた9番波田祥太が、13番堀井真海に繋げて枠は捉えきれなかったものの、思い切ったシュートにつながる場面がありました。

これまで以上に、個人の打開が許されない守備をされる中で、そこを崩す試みも相手の攻撃を受ける中で狙えている状況。

この試合の序盤では、これまで以上に、9番波田祥太にくさびのパスが入ってという形が見られたのも印象的でした。

そして、前半のカギを握っていて、また、本人としては、前半終了後に悔しい交代になったと思われる右サイドで先発出場していた15番松村大也。プレーの質が悪いわけではなく、守備の部分含めたところでは、強さも見せているものの、どうも、攻撃になった時の打開のところで、一歩遅れてしまうことがあり、本来であれば、追いつけるパスで追いつけない場面が数度ある。私が見る限りは、同学年で長く一緒にやっている17番盛嘉伊人が出したパスでギリギリ通らなかったパスが前半だけで2度ほどあり、これは、相手の守備の強さを考えたときに、15番松村大也だったら反応して追いつけるところへのパスとして出していて、これに追いつくことで一気にサイドから打開できるという意図があるパスだと思うんですね。この辺りが、本人としては、少し思うように動けていないなという状況で一歩遅れてしまうのかなと。でもね、そういうことは、感じられても、プレーの強度とか質が悪い様には見えないんですよね。だから、意識次第だと思います本当に。

さてさて、相手を崩すための試みというところでは、両サイドバックも利いていたと感じられたので触れておきますと、まず左サイドバックの6番清水楽人は、前半15分前後に立て続けに攻撃の起点としても機能した場面があり、1つ目は、インターセプトから24番佐藤優斗へつなげて、サイド攻撃からクロスに15番松村大也が追いつければというチャンスの場面、2つ目は、9番波田祥太への正確なロングフィードでパスを受けた9番波田祥太から4番玉城大志に預け、そこから思い切ったミドルシュートでチャンスに繋げた場面。こういう、サイドバックというポジションながら、イメージしている範囲が広く対応プレーエリアが広くて視野も広いなというプレーが見られました。

右サイドバックの8番冨田蓮に関しては、サイドでの守備の強さというところは、既に言うまでもないのですが、この試合では、試合の強弱をつけるところを意識したプレーも多く見られました。展開として、速く蹴ってしまいたいようなところでも、いったん止まって遅行の流れを作ったり。

・・・試合の流れの前にそれぞれの選手の話になってしまいましたが、試合展開としては、前半27分に失点を喫してしまうのですが、これは、まあ、相手のセットプレーやロングスローを集中して跳ね返していて、ほとんど対応できていたところで、一つ、こぼれたところに相手選手が良い位置にいて、その選手に対して寄せに行けずにシュートコースが開いたところに思い切り蹴りこまれたという感じの失点。これも相手の強さであり、やられたなという感じはありました。

久しぶりにビハインドを背負う展開になりましたが、この試合で成長として感じられたのは、失点しても、まったくバタバタすることなく、跳ね返すところは集中しなおして、そして、相手を崩して点を取るためにどうするかというプレーにすぐに戻れたこと。

前半の残り20分ほどでは、この2試合で決勝点アシストと決勝ゴールの豪快ミドルを決めて勢いに乗る13番堀井真海が、これまでにない強度での守備に苦しむ中でも、なんとか持ち味を見せようと、果敢なドリブル突破からファールを受けて良い位置でのフリーキックを獲得した33分のプレーがありました。

同様に、9番波田祥太も相手ディフェンダーがコースを塞ぐ難しい形ながらも逃げずにシュートを放ってコーナーキックを獲得するなど、ゴールに向かった意識というのも前線の選手が見せていたのは、確率のところ以上に重要だったのではないかなと。

実際、そのコーナーキックのチャンスでセットプレーに強い6番清水楽人が惜しいヘディングシュートを放つ場面もありました。

前半0-1で折り返し、後半スタートに、先ほど挙げましたが、15番松村大也に代わり11番石橋遼大が入ります。

後半開始早々に、前半の失点と同じような場面を作られかけたものの、今回は、ある程度寄せてコースを限定させられていたことで(それでも、かなり鋭いシュートは放たれましたが)25番鈴木彩艶の好セーブで失点を免れます。

後半の入りというところでは、無駄に蹴らないという意識ではできていたものの、収まるところが見つからずに、相手の攻撃を受けたり、高い位置で奪われてピンチになるという場面が何度かありましたが、この時間をこらえます。

後半12分には、13番堀井真海の突破からフリーキックを獲得し、4番玉城大志からのゴール前に蹴られたボールのこぼれ球を21番南濵優大がミドルシュートを放ちますが、これは相手キーパーの正面。後半16分には、24番佐藤優斗が左サイドから突破を仕掛けチャンスを作ります。

そして、多用はしないものの、うちにもロングスローはありますよ、とばかりに(最も飛ばせる5番遠藤龍河は、この試合はいませんでしたが)24番佐藤優斗が後半17分にロングスローからチャンスを作り、まず9番波田祥太がシュートを放ち、ディフェンダーに当たってこぼれた球を11番石橋遼大が更にシュートを放つもこれも相手キーパーに防がれます。

やや試合勘というところで動きのところでは、思うように行かない入りをしていたように見えた11番石橋遼大でしたが、先ほどのシュートだったり、その後、17番盛嘉伊人からの右前線への追いつければ一気に打開できるというパスにあと一歩で追いつけたというところなど、徐々にサイドの突破力が行きそうな動きというのも見えてきました。

そして、この試合の流れを大きく変えていったのが、まず後半22分の10番山中惇希の投入。投入して2分後の後半24分に17番盛嘉伊人から11番石橋遼大を経由してパスを受けると、果敢に突破を仕掛ける場面を見せると、迎えた後半35分。左サイドからドリブル突破し、クロスに9番波田祥太が合わせます。ヘディングシュート自体は、跳ね返されるも、そのこぼれ球を17番盛嘉伊人が見事にゴール左隅に決めて1-1の同点とします。

また、この得点の前の後半31分に投入された22番奥山圭介も惜しいプレーを見せます。

後半41分に、同点ゴールと同じような形で再び10番山中惇希が左サイドから突破し、クロスを上げます。22番奥山圭介が中へ、9番波田祥太が外へ流れていき、クロスボールは、9番波田祥太へ届き、これをマイナスで折り返す形で、22番奥山圭介が難しい態勢ながら、なんとか触るも、クロスバーを越えます。

更に、43分には、持ち込んだ10番山中惇希からのディフェンダーの間を通すようなパスに22番奥山圭介が点で合わせるもこれもわずかに枠をそれます。この場面でその奥に9番波田祥太が走りこんでおり、触ったらオフサイドということで触らなかったと思いますが、先ほどの場面含めて、22番奥山圭介と9番波田祥太の2選手の距離感や位置取りなど、かなりゴールのにおいを感じさせるような場面を作り出していました。

そして、後半44分には、コーナーキックの流れから12番福島竜弥が惜しいシュートを放つなど、後半終盤は、かなり浦和が相手を崩すようなプレーが多く見られたものの、結果的には、同点で試合終了。

それでもここまでの2連勝という結果の中で、見る側が感じていた手応えは嘘ではなかったことがはっきりと確認できた試合でしたし、試合ごとに発見があるし、成長も見られる、そして、選手間では、厳しいポジション争いにはなるかもしれませんが、複数のポジションでそれぞれの特徴を見せながら台頭してくる新しい選手も出てきている。

ただ、ここがピークではないですし、単純に、強いという位置づけの相手との1回目の戦いが終わっただけで、順位表を眺めてみれば、今シーズンのプレミアリーグは混戦です。名前だけで考えられるシーズンではなく、格下も格上もないと考えていく必要があります。

・・・と、言うまでもないですよね。

また次節、同じ駒場スタジアムで新しい発見がある楽しい試合を待ってます。

ではでは。

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関東U15リーグ2019/04/27 浦和レッズJrユース vs 柏レイソルU-15 1-5敗戦・・・取るべき時間帯に取れなかったことが響いた試合

どうも、ブクメです☆

今年は、ユースと日程が完全にかぶっているケースが多く、私的な事情も相まって、ジュニアユースの試合に足を運べないケースが多い関東U15リーグの前半戦。

気が付けば、第2節ぶりの浦和レッズジュニアユースの試合観戦となりました。1か月以上ぶりになります。

期間的には、1か月程度ですが、試合数も多くあれから5試合が消化されている状態であり、結果を眺めるくらいしか状況を掴むことができないなかでの観戦となりました。流れとしては、苦しいスタートを切ったものの、この2試合は連勝してきたと言うことで、チームとして良い流れができつつあるのかなという期待を持っての観戦となりました。

この試合のスタメンと交代は以下、

GK18番鮎澤太陽、DFが左に24番山野悠、右に2番齋藤駿(後半9分⇒16番石川幸稀)、真ん中に3番滝瀬健太郎と22番青柳仰、中盤が、左に23番関谷輝(後半7分⇒35番早川隼平)、右に21番河原木響(後半32分⇒12番石川真稀)、真ん中に7番萩元雅樹と17番都築駿太、FWが9番西田春斗と11番稲垣篤志

となります。

ちょうど、たまたまこのブログを書く直前に、高円宮杯プレミアリーグの柏レイソルU-18vs市立船橋高校の3-0柏レイソルU-18勝利のことをツイートしている方がいて、監督の話では、スコアほどの差はなかったとあったみたいな内容を読んで、今日、柏レイソルに1-5で敗れた浦和レッズジュニアユースの試合も、やろうとするサッカーが全く違うので参考にならないことが多いとはいっても、前半のしばらくの時間を押し込んでいた展開を考えても、崩れだしてから立て続けに失点を続けた時間帯からは、攻撃のスイッチの入れ方と仕掛け方、守り方には差があるなと感じたのは、事実ですが、トータルで考えると、やはり、タイプで考えたときに、柏レイソルの育成チームと対戦する時には、相手にリズムを渡す前に壊してしまうような展開ができるかどうかにかかり、それがこの試合では、前半にできたのにできなかったことが後半の大量失点を生んだのかなという結論になってしまいます。

レッズランドで、このネット越しで写真が大変なことになるグラウンドで、昨年の夏の大会終了後の再開初戦の関東U15リーグで4-1で大勝した試合は、相手がリズムが出てパス回しと仕掛けが手が付けられなくなる前に、壊してしまうことができたことも一つ勝因だったのかなと感じていた一つなので。

その点では、出だしから浦和が相手陣内で長い時間プレーすることができ、相手のパス回しも早めにカットしてカウンターに持ち込める回数なども多くできていた。

前半4分の9番西田春斗から23番関谷輝に繋げて左サイドから仕掛けてクロスに7番萩元雅樹に合えばという場面だったり、見ていた位置から遠目で誰がというのは、確認できなかったものの、7分には、ポストを叩くヘディングシュートや、9分には、豪快なミドルシュートも枠を捉えきれなかったものの放たれていてシュート意識もあるなという印象、更に17分には7番萩元雅樹のインターセプトからサイドを使って仕掛けるなど、これも序盤良かったポイントで、相手のパスコースを上手く読んで奪うこともできていたんですよね。28分の11番稲垣篤志の仕掛けから得たコーナーキックのチャンスなどセットプレーもそこそこ取れていたと思うのですが、やはり、攻勢が続いた時間帯で得点が奪えなかったことが後々に響いたのかなという印象が残ります。

前半の終盤くらいから、徐々に相手のパス回しがレイソルっぽいなという場面が増え、更に、相手の10番の選手の突破を停められなくなってきていなという印象を残しつつその前半を0-0のスコアレスで折り返した後半、5分のところでおそらく、10番の選手の仕掛けから得点を奪われたと思います(くどい様ですが、見ていた位置からだと写真のような状態で、前半の浦和の攻勢が遠くで行われ、後半の攻められる場面も遠くで行われているということで、細かいところがよくわかっていません、言い訳ですw)

攻撃のスイッチを入れた相手に対して早めに失点を食らい、当然ながら相手のパスの精度が上がり、スピード感も出てくる中で相手のパス回しを追いかけるだけのような場面が増えてしまう、でもビハインドがあるから得点を狙わなければならないということで、難しい展開に入ってしまった中で、14分に2失点目をくらい、更に相手がやりやすい展開になります。

浦和もセットプレーなどで得点のにおいのする場面があったものの、崩すというところでは、なかなかうまくいかず、それでも後半28分には、35番早川隼平のサイドからの仕掛けから、一人経由して相手を揺さぶる形で崩すような形が作れたものの、ここは、合わせたシュートがわずかに枠を外れて得点ならず。

2点ビハインドで、ここで決められて1点差にできていれば、流れは変わったかもしれません。

そして、30分に3失点目ところで、33分にペナルティエリア内で16番石川真稀が角度のないところからゴールを決め1-3とするも、その後36分38分と立て続けに決められ、試合終了間際に、17番都築駿太の惜しいシュートなどありつつ、終わってみれば、1-5の大敗という結果になっていました。

 

実際のところ、ここ5試合ほどを見られていないため、この間にチームにどのようなことがおき、どのように進んでいるのか、新しい発見があったのか、難しい状況が発生しているのかなど、とにかく見られていないだけにわからないことが多いです。そして、私の中では、どうしても柏レイソルの育成チームとやる時には、フィルターがかかってしまうので、そちらの要素での試合の見方が強くなってしまったところもあります。

1か月前と比べてメンバーがいくつかのポジションで変わっていたり、代表系でおそらくいない選手もいただろうし、変わった選手が怪我なのか、作り直しているところがあるのか、とにかくわかりません。確実に次節5/6に足を運べるかがわからない中で、12日は、再びプレミアリーグとかぶる。そして、おそらくその次の週からは、ユースのクラブユース選手権の予選とかが入ってくるため日程が読めない。

ただ、このタイミングで1つ試合を見られることができたので、また、これを踏まえて、行けないとしても結果など見つつ気にしていくことになります。

分かりやすいのは、この試合を引きずらず、次節に無失点で複数得点で勝利するという展開とか見せてくれると嬉しいなーと思ったりしてます。

ではでは。

写真は、facebookページで掲載しています。この試合の写真はこちら

【アニ山】千葉県U18リーグ・八千代市総合運動公園に行ってきました

どうも、ブクメです☆

アニ山さんから記事が届きました。私も最近は、まったくできなくなってしまいましたが、スタジアム好きというか、各地のサッカーで利用されるスタジアムやグラウンドに足を運ぶのが好きで、そういう動き方をすることもあるのですが、確かアニ山さんは、足を運んだとみなすルールが、ある程度の公式戦の開催で足を運んだスタジアムが足を運んだスタジアムとしてカウントされるとかだった気がします。

様々な会場やカテゴリに足を運ぶアニ山さんですが、そういった意味では、新しいスタジアムでの試合観戦と言うことでよりテンション高く足を運んだのだろうなと思ったりしています。

ちなみに、偶然ではありますが、今月初めの浦和カップで浦和レッズユースと対戦したことで気になっていた敬愛学園高校が今回足を運んだ試合に入っていて「お!」となりました。敬愛学園高校は、その浦和カップでは、決勝まで勝ち進んでいたんですよね(PKで敗れた。)

勢いと強さと、シュート意識と枠に飛ばす意識、アニ山さんもミドルが枠に飛ぶことに注目していたようですね。

では、アニ山さんの記事です。

近県のU18リーグを見ておこうということで、3月の茨城、群馬に続き、4月20日は千葉県u18の1部・八千代市の総合運動公園陸上競技場に。
東葉高速鉄道の村上駅から、僕の足で15分程度。まだ真新しい施設で、平成26年ごろに完成したようだ。八千代高校のゲームで、良く使われる。
傾斜のキチンとした、1500人程度を収容できるメインスタンドがあって、高校生の県リーグとしては、かなり恵まれた観戦環境。ただし、フィールド部分とスタンドに仕切りなどが無いので、有料開催は難しいものと思われる。

この陸上競技場は、何年か前、高校ラグビーの千葉県予選、準決勝か準々決勝で使用したのを僕はテレビ中継で見ていて、それ以来気になっていた。
一方で、八千代高校の校庭は人工芝化工事が進んでいるらしい。県リーグの日程を見てみると、この陸上競技場を使うのはこの節まで。次々節となる6月からは、八千代のホーム扱いのゲームは、高校のグラウンドが会場となっている。
こうなると、今度いつチャンスが巡ってくるかワカラナイということで、病み上がりの身体を押して八千代市までやってきた次第。

【八千代 3 – 0 日体大柏】

キックオフから日体大柏に勢いがあって、速い両サイドを中心に相手エンドに押し込んでいく。八千代はスピードに対応しきれず細かいファウルも目立って、いわゆる後手後手といった感じになった立ち上がり。
八千代がようやくファーストチャンスを掴んだのが前半13分。コーナーキックから#5が頭で合わせてのゴールで、これで両チームの勢いがすっかり入れ替わってしまった。こういう一つの切っ掛けで空気がガラリと変わってしまうのが、ユース年代らしい展開だなぁと思う。
先制をした八千代の選手は、動きが明らかに良くなり、#9、#13のツートップの前線からの守備も効果的に機能して、日体大柏のプレイを窮屈にさせる。八千代マイボールになった際も選手同士の距離感が良くなっているので、シンプルなパス交換で相手をいなして、ボールを前に進めることができるという好循環。

1-0で折り返したハーフタイムに日体大柏は2人選手を交代して仕切り直しを試みるけれど、後半2分に八千代#11のロングシュートが決まって、突き放された。前に出たキーパーの位置を見極めて頭上を狙った40メートルほどのシュートで、点の取られ方、時間帯、日体大柏には堪える失点だった。

日体大柏は4-2-3-1か4-1-2-3か。アンカーに入る#8がやっぱりポイントで、ココでボールが落ち着くし起点にもなるのだけれど、追いかける展開となってからはパスのブレなどから高い位置でボールを失うことが多くなり、後半31分には警告を受けるなど、中盤が苦労する流れになってしまった。
前述のように、ハーフタイムで選手を2人入れ替え、切り替えていこうとした矢先の2失点目で、ゲームの流れを掴み損ねた典型だったように思う。
また、日体大柏は選手を6人交代させたように思うのだけれど、あれは僕の記入ミスだろうか?

【敬愛学園 4 – 0 千葉明徳】

2試合目の敬愛学園は、2017年の2月に新人戦で見たことがあって、その時は「厳しい指導をする学校だなぁ」という印象が残っている。その時の相手は茂原高校で、言ってみれば格下相手なのだけれど、茂原高校が集中力高く臨んできたので、敬愛学園が少し手こずった…というゲームだった。結果的には4-1と勝利したのだけれど、やるべきことが出来ていなかったり、プレイに油断が垣間見えると、ベンチからかなり強い口調で叱咤が飛んだ。
このゲームでも特に後半は、途中から出場した選手のプレイが中途半端だったようで、激しい言葉が投げかけられた。
前半16分、18分、20分と立て続けにゴールを挙げて、この試合は決まってしまったのだけど、この3つのゴールで感心したのは、ミドルレンジから強いシュートを枠内に撃てていること。
この2チームは今季1部に昇格してきた同士の対戦で、1部中下位の力加減になると思う。
これくらいのレベルのチームでは、ゲームの組み立ては良くても、フィニッシュのところで物足りない感想を抱くことが往々にしてある。1試合だけの感想でタマタマかもしれないけれど、こういうしっかりしたシュートの撃てるフォワードが育つチームは、強くなってくると思う。

千葉明徳は、2016年に1部リーグ2位という成績で、このときに最終節かその前あたりに観戦に行こうと計画していたが、行かず仕舞いだった。
前半早いうちに5分間で3ゴールを奪われ、それで試合が決まってしまったけれど、試合中の選手同士のコミュニケーション、コーチングがとても活発。なかでもゴールキーパー#1のコーチング力には感心した。悪い流れになってしまったゲームだけれど、千葉明徳が台頭してきているベースは垣間見えたような気がした。

高円宮杯プレミアリーグ2019/4/21 浦和レッズユースvs市立船橋高校 1-0勝利・・・ゴラッソ、無失点で連勝!結果を残して首位対決へ

どうも、ブクメです☆

先週のアウェイでの鹿島アントラーズユース戦でプレミアリーグ初勝利を飾った浦和レッズユースは、今節もアウェイでの戦いとなります。対戦相手は、市立船橋高校。今年は、プレミアリーグイーストの開幕戦の全試合を観戦したアニ山さんなどに話を伺いつつ、大まかな勢力図を想像していたものの、第2節では、開幕戦勝利した多くのチームが敗戦、敗れたチームが勝利をしたということで、2連勝した青森山田高校以外は、2連敗した鹿島アントラーズユースを除いて1勝1敗で8チームが並ぶという大混戦になったことで、正直なところ、自分の目で見ないとわからないという結論になりつつありますが、ご存知の方も多いかもしれませんが、私は、浦和レッズの育成がらみや、何かで関わって知っている選手がいるようなチームではないと、あまり足を運ぶ気にならないという偏食気味のダメなタイプなので、浦和レッズユースとの対戦相手としてのプレミアリーグイースト参加チームを眺めながら判断していくということになるのかなと思います。

今日、会場に足を運んでいた知人数人は、そのまま移動して柏レイソルvs鹿島アントラーズユースの試合を観戦したようです(・・・ので、そこからまた情報もらいますw)

ということで、開幕戦を見た限りでは、今シーズンは苦しい戦いを強いられそうだという聞いていた今日の対戦相手の市立船橋高校でしたが、第2節では、下馬評が高い大宮アルディージャU18を破っていたりと、やはり、試合をしてみないとよくわからないという形での日曜日の試合観戦となりました。

こういう前振りをしておきながら、相手の細かいところには、あまり触れないんですけどねw

では、試合の話に移ります。

vs市立船橋高校戦メンバーと交代は以下、

GK25番鈴木彩艶、DFが左に12番福島竜弥、右に8番冨田蓮(後半45分⇒6番清水楽人)、センターバックに5番遠藤龍河と21番南濵優大、MFが左に24番佐藤優斗(後半29分⇒20番木下翼)、右に15番松村大也(後半16分⇒10番山中惇希)、真ん中に17番盛嘉伊人と4番玉城大志、FWが左に13番堀井真海(後半29分⇒19番成田安里)、右に9番波田祥太

となります。

左サイドバックのスタメンのみ、前節の6番清水楽人から12番福島竜弥に入れ替わっています。

これは、開幕から共通している点として、まず右サイドバックの8番冨田蓮のサイド(相手の左サイドで攻撃に使いたいサイド)に関しては、この試合でも、ほぼ相手がやりたいことをやらせないような形ができており、間から抜こうとした時には、5番遠藤龍河と21番南濵優大がしっかりと跳ね返す。

そして、この試合では、そこに加えて4番玉城大志が相手の攻撃を摘むプレーというのも多く見られました。

左サイドバックに関しては、12番福島竜弥の突破も期待される中で、相手チームとしても、右サイドバックからの攻撃が一つのストロングポイントとなっているようで、なかなか守備の面ではつかみ切るのが難しく良いクロスを上げられてしまう場面もあったものの、その分、この試合でも12番福島竜弥のサイドからの攻撃でチャンスを作る場面も複数回作れていました。

攻撃のところでは、距離感を意識した連携での突破の試みも多く見られ、例えば、前半5分には、気が付けば左前線に4番玉城大志と15番松村大也と17番盛嘉伊人がいる形でパス回しから仕掛ける形だったり、7分には、24番佐藤優斗のロングスローから17番盛嘉伊人が落として15番松村大也がシュートを狙う場面があったり、10分前後には、連続で12番福島竜弥が左から突破してクロスを供給し、精度が良ければという形を作り、15分には、4番玉城大志のインターセプトから13番堀井真海、15番松村大也へとテンポ良くパスが回り、左前線のスペースへロングフィードが供給され、24番佐藤優斗が反応して走りこむ形など、多くの選手が、複数のポジションに移動しながら、距離感も良く攻撃を狙うという形が上手く行っている回数が多くなりました。前線で味方を活かすための潰れ役としての9番波田祥太の動きも利いていたと思います。

ただし、流れの中から崩し切っての決定機というのはこの試合は、なかなか作ることができなかったようにも感じられました。良いイメージで、意識しながら攻撃ができる回数や時間が増えてきていることが重要だと書いておきます。

そして、この試合では、タイトルでも書いたようにゴラッソ(素晴らしいゴール)が生まれたんですね。前半18分に、ペナルティエリア外でパスを受けた13番堀井真海が反転してコースが開いているのを見ると、迷わずにシュートを選択し、その強烈なシュートがゴールに突き刺さります。

ここしばらくは、そもそも、埼玉県S2リーグや昨年末のGo For World Cupなどで、こういう思い切ったシュートを狙い決めた選手は見られたものの、プレミアリーグの舞台では、そもそもこういうシュート自体がほとんど見られなくなっていた浦和レッズユースにあって、この見事な得点が決まったと言うことは、かなり大きいことだと思います。

これでセットプレー以外で2試合連続ゴールが決まったということで、これもまた大きいと思います。

前半は、この13番堀井真海の見事なゴール以外にも、枠は捉えきれなかったものの、前半終了間際に17番盛嘉伊人がテクニックで相手ディフェンダーを交わして15番松村大也に渡し、思い切って狙ったシュートなどもあり、崩すための試み、狙える時にはシュートを狙う意識など、前進が見られました。

・・・と、細かく見えているように書いていますが、今日は、グラウンドレベルからの観戦でなおかつ、前半の浦和の攻撃するサイドが遠いという位置で見ていたため、距離感などがわからない場面が多く、かなりわかりやすかったところばかりピックアップすることになっています、実はw

細かくわからなかったところは、また来週は、スタンドレベルで見られるさいたま市浦和駒場スタジアムスタジアムから見させてもらうと言うことで良いですよね。

ちなみに、最初に書きましたが、後半は、相手の攻撃の時間が結構な割合を占めることになり、その相手の攻撃が遠くてわかりにくいということで、実際に結構シュートも打たれていると思うのですが、相手側のベンチでは、シュートのたびに盛り上がっていたものの、割と25番鈴木彩艶を見ている限りは、余裕で見送っているように見えた相手シュート場面も多かったように見えて、どのくらいピンチだったのか、わからないところも多かったという・・・すみません。

ただ、当然ながら、ビハインドを背負って後半スタートから仕掛けてくる相手に対して、最初の10分、15分くらい耐えればと思っていたところで、気が付けば結構な時間耐えることになっていたようには感じました。

ただ、結果的には、失点をしなかったわけで、私が見た限りの多く打たれたシュートの中で、本当に危険な決定機は1つで、相手がそのシュートを外してくれて助かったという場面もありましたが、全体的には、ある程度コースを切ったりできていたのではないかなと思っています(思うようにしています。)

後半は、守りの時間が多かったものの、交代は、攻撃的な選手が入る形で、10番山中惇希は、受ける流れの中で、持ち味が出しにくい状況だったものの、後半38分に、テンポをずらしたドリブルで相手ディフェンダーを抜き、裏に抜け出す20番木下翼へのパスがやや弱くなってしまったものの、惜しい形も作り出していました。

また、19番成田安里もこの試合では、攻撃的なところというよりは、相手のサイドからの攻撃に対して読んでタイミングよくボールを奪う(攻撃の芽を摘む)ようなプレーでの貢献が多くなりました。

ということで攻められる時間が多かった後半もしのぎ切って1-0で勝利。連勝することができました。

ということで、この試合スーパーゴールを見せてくれた13番堀井真海の写真を載せておきます。

前節の、流れからのゴール、今節の、シュートコースを空けたらミドルもあるよ、を体現したスーパーゴール、そして、実際のところ守備の時間も長いものの、この2試合を0に抑えきったということは自信になるわけで、対戦相手が意識しなければならない要素も増えてきました。

そして、次節は、第4節にして浦和レッズユースとしては、今シーズン初めてのホーム開催のホームゲームでさいたま市浦和駒場スタジアムに首位の青森山田高校を迎えての一戦という構図になったわけで。なんだか、物凄く楽しい流れになってきたではないですか。

もちろん、ここまでの采配を見ていても、相手の長所を警戒して意識して守備的にやれというメッセージではなく、自分たちの時間帯を長くするために、攻撃的に(もちろん、守備も含めたところにはなりますが、自分たち主導でできるサッカーをやるための挑戦は感じるという点で攻撃的という印象)やっていけというメッセージを感じるものですし。

まずは、2連勝した流れでの、一つ目の大きな勝負として、今シーズンの下馬評が凄く高い青森山田高校相手に、ここまでの手ごたえをぶつけて更に前進してください!

ではでは。

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高円宮杯プレミアリーグ2019/4/14 浦和レッズユースvs鹿島アントラーズユース 1-0勝利・・・流れからのゴールで勝ち切った!

どうも、ブクメです☆

鹿島アントラーズユースとの対戦と言えば、鹿島アントラーズクラブハウスがこれまでのセオリーで、ここ数年は、その会場では、なかなか勝てていない印象があり、内容としても厳しい試合が多かったという見る側としての少し嫌な印象があったものの、今回の鹿島アントラーズユースとの試合は、県立カシマサッカースタジアムスタジアム。

何気に、私が記憶する限りは、鹿島アントラーズユースとこの会場で公式戦を戦ったことがないような印象を持っています(細かく調べていません)が、Jユースカップで優勝した現在の大学4年生が最高学年だった世代のユースが下馬評の高かったセレッソ大阪U-18を下した場所だったり、結果としては、敗戦となったものの、浦和レッズジュニアユースがヴィッセル神戸U-15相手に好ゲームを繰り広げた会場だったり、私自身も、育成に足を運ぶ方も、割とこの会場には、良い印象を持って(トップチームサポーターがここが嫌い、鹿島嫌いとか、そういう話は、関係ありませんw)いる方も多いような気がします。

もちろん、プレーする選手にとっては、この会場での経験がない選手がほとんどだと思うので、関係ないのですが、見る側の私としては、そんな感じもあったので、若干リラックスして試合に臨むことができましたという前置きをしつつ。

おそらく、このブログを以前から読んでくださっている方は、昼間の試合でその日のうちにブログが上がっていなかったことで、「たぶん、運転で疲れ果てて眠ってしまった、ブクメ」と思った方もいると思いますが・・・正解ですw

疲れ果てて眠り、その日に帰ってからやる予定だった仕事も何もできずに、次の日の早朝に起きて、慌ててまずは仕事をしてそれが一段落してからブログを書き始めています。

試合から丸1日くらい経ってからブログを書き始めているものの、印象に強く残った場面が多かったことから、書き始めて、昨日のことや試合の場面が、まだ鮮明に残っている箇所が多いです。

では、まず試合の流れを大まかに書きますね。

vs鹿島アントラーズユース戦メンバーと交代は以下、

GK25番鈴木彩艶、DFが左に6番清水楽人(後半スタート⇒12番福島竜弥)、右に8番冨田蓮、センターバックに5番遠藤龍河と21番南濵優大、MFが左に24番佐藤優斗(後半38分⇒10番山中惇希)、右に15番松村大也(後半22分⇒19番成田安里)、真ん中に17番盛嘉伊人(後半45分⇒7番與那覇航和)と4番玉城大志、FWが左に13番堀井真海(後半22分⇒20番木下翼)、右に9番波田祥太

となります。

試合後に、いくつか入ってきた情報もあったのですが、直接聞いたわけではないので、私が感じた印象などで書くと、前節からスターティングメンバーが数か所変わっていますが、今年の鹿島アントラーズユースの事は、ほとんど知らないものの、これまでの印象で考えると、跳ね返す力を考えたメンバー構成にして、そこから全体的なメンバー構成を組んだ時に今回のスターティングメンバーになったのかなと、スタメンを見てまず考えていました。

実際に試合が開始してから5分ほどは、相手が高めのボールなど含めて攻めてくる回数が多く、その辺りをこの試合スタメンで入っていた21番南濵優大や、6番清水楽人が跳ね返すところなど見つつ、勝手に「なるほどね」とか思ってたりしました。

それでも、決定機自体は、ほとんど作られていないものの、コーナーキックやフリーキックを与える場面は、やや多い印象がある序盤となりました。

前半8分の相手の攻撃を防いでからの6番清水楽人から17番盛嘉伊人を経由して24番佐藤優斗に繋げたプレーなどを始めとして、受けて跳ね返して、ただロングボールで前線がという展開にならなかったのが、今日の試合の勝利につながった一つのポイントと感じられたところで、更に、この試合では、前線に入った13番堀井真海がパスを受けてからの突破の鋭さが際立っていて、前半11分には、難しいボールを上手くポストで受けて9番波田祥太へつなげるようなプレーも見せたかと思うと、前半12分には、スペースに走り出してパスを受けたところで反転してそのまま突破してキーパーと1対1の場面を作り出しこのシュートはコースが甘く相手キーパーにはじき出されるも、相手守備陣にとっては、かなり驚かされたプレーになっていたと思います。

↑先制点後に喜ぶ選手たち

昨シーズンから、だいぶ長い期間、公式戦では、ゴール自体少なく、入ったゴールもセットプレーからのみという状況で、この試合は、流れからのゴールも予感させるような、数選手が絡んだワンタッチパスでの突破などの試みも多く見られ、ゴールを意識した突破も見られた中で、その予感が的中するような見事なゴールが生まれます。

前半14分に、13番堀井真海が、パスを受けると右前線深くまで運び左前線から走りこむ24番佐藤優斗にラストパスを送り、これを決めて浦和が1-0と先制します。

浦和レッズユースの試合をあまり見ていない方には、「あ!浦和が先制してる!」くらいの驚きだったかもしれませんが、私たちにとっては、「数選手が絡んで相手を崩そうとするプレーや突破の試みが多く見られて流れからのゴールが期待できそうだなと思っていたところで、長い期間見られなかった流れからのゴールが決まった!」という喜びのゴールでした。

もちろん、これまでできなかった崩すためのプレーや数選手が絡んだプレーというのは、数選手が近い位置で高めの位置で前を向いて展開することが多いわけで、テンポ良く行けば崩せるものの、少しずれたり、パスの強さが合わなくて、コントロールが上手く行かない状況から相手の反撃を受けたときには、より相手には攻撃するスペースが多く生まれてしまうということもありますが、その辺りのリスクを許容した上で、挑戦する方のプレーが多く見られたと言うことが、この試合で見ていてうれしかったことで、前半で言えば、そのプレーが許されていたことも嬉しかったですし、それを可能にしていたのは、特に個人の感想にはなりますが、前節同様相手の左サイドからの攻撃を自由にさせなかった8番冨田蓮の守備であったり、真ん中で高めのボールに対して5番遠藤龍河と21番南濵優大が力強く跳ね返していたこと。4番玉城大志がこの試合では、守備的な意識を高めにプレーしていたことに加えて、左サイドバックに入った6番清水楽人が、ポジショニングも含めて、ボランチに近いような試合を落ち着けるボールの受け方回し方をしていたのも大きかったかなと思いました。

この形で、相手が浦和陣地でプレーする場面も多く、セットプレーも多く与えてしまってはいたものの、これらによって「やられた」と思う場面はほとんどなかったとも言える前半でした。

攻撃の部分で前半良かったところをピックアップすると、前半23分の9番波田祥太の上手い追い込みから結果的に前線でインターセプトを成功させたプレーだったり、24分の6番清水楽人が中盤のスペースが開いたところに上手く入ってパスを受けたところからの、24番佐藤優斗、13番堀井真海と繋がり、再び24番佐藤優斗へつなげての仕掛けの場面、前半28分の仕掛けのところでは、最終的には、相手に守備陣にかかったものの、「今の攻撃何人絡んだかな」と思い返したら、6番清水楽人、4番玉城大志、13番堀井真海、24番佐藤優斗、17番盛嘉伊人と5人絡んでいたという、その試みだけで少しテンションが上がったりした場面。

前半31分には、13番堀井真海が再び見事な突破で右前線に流れていったところで、15番松村大也がペナルティエリア内に流れていき、左から24番佐藤優斗も走りこむ形で、クロスが合えばというかなり惜しい場面も作りました。

あとは、監督からの指示でもわかりやすく、前にも後ろにも絡めと言う17番盛嘉伊人のプレーが印象的で、前半40分にバックラインも含めて攻撃参加していた時には、センターバックの位置に下がってケアする場面なども見られました。

そんな感じの前半でした。

比較的守備的なところでもバランスが取れていたので、特に交代せずにそのまま行くかと思っていたところでの後半スタートからの左サイドバックの交代。6番清水楽人から12番福島竜弥への交代となったわけですが、最初は、もちろん私としては、ちょうど見に行った浦和カップで12番福島竜弥の左サイドバックでのプレーでかなり良い印象を受け、プレミアリーグ開幕戦でも良い印象そのままで来たものの、この試合では、守備の落ち着きを作っている6番清水楽人のままで行くかなと思っていただけに驚きましたし、実際に1点ビハインドで当然のことながら、後半の早い時間から攻撃に比重を置いてきた中で、ややそのサイドから仕掛けられて危ない場面が多くなったのも事実ですが、結果的には、ある程度耐える時間を経えつつも、後半5分に9番波田祥太のポストから17番盛嘉伊人にマイナスのパスが入ったところで、思い切って左前線を駆け上がり、パスが通れば大きなチャンスになるというプレーもあったように、て、攻撃ができるタイミングでは、攻撃の持ち味も何度か見せることもできていたと思います。

期待に応えた選手にはチャンスを与え、それが、負けないためという理由で崩されない起用になるというメッセージにもなるところですかね。もちろん、チャンスが与えられた選手と手ごたえを得ていたのに交代になった選手にとっては、まったく印象が違ってくる内容にはなりますが、育成を考えると、紙一重ですが、間違っていないのかなと思います。

逆に、ミスした選手でも、その後の取り組み次第では挽回ができるとも言えるでしょうし。

後半22分に、20番木下翼と19番成田安里が同時投入されます。ここも、守りを意識した起用ではなく、追加点を狙いに行く起用ですよね。

20番木下翼のドリブルでの仕掛けが良いというところに関しては、これまでもたくさん書いてきましたが、この部分は、言うまでもなく、この試合でも見せてくれました。

この試合では、同時起用された二人によって高い位置で奪うという守備面でのプレーでもさっそく良い形がありました。後半29分あたりのプレーになるのですが、19番成田安里が相手のサイド攻撃に対して、上手いポジション取りでプレッシャーをかけていき、ある程度相手が仕掛けられるコースを限定させたところで、そこに来た相手に対して20番木下翼が上手く読んで奪う。これで高い位置での反撃ができる形が作られました。

19番成田安里の攻撃の仕掛けに関しても、難しいパスに追いついてクロスを上げる場面や、スタートが少し遅れたものの、チャンスで9番波田祥太が粘ったボールのこぼれ球に対して、素早く反応して相手ディフェンダーのブロックにあったものの、思い切ってシュートを狙った場面(結果的にコーナーキックを獲得)など攻撃面でも見せ場を作り、同時に、先ほど挙げたようなプレーのような守備面での駆け引きや受け渡しのところなど、良い守備も見られました。

もちろん、まだまだこれからというプレーや、監督からの指示も多い状況ですが、短い時間ながら印象の残るプレーは見せてくれました。

また、残り10分ほどと短い起用になり、時間的にも相手が得点を取るために仕掛けてきて守備にも重きをおかなければならない時間帯で投入された10番山中惇希が試合終了間際で見せた、左サイドからドリブルで仕掛け、相手ディフェンダー3人くらいに取り囲まれながら、それでも奪われずに突破していき、コーナーフラッグ付近で、時間も使いつつ、同時に抜ききるための駆け引きもしていて、抜け出せたらゴールを目指そうくらいの姿勢も見えたプレーが見られました。

1-0勝利という数字上の結果以上に、多くのものが詰まった1戦になっていました。

もちろん、この勝利で一気に優勝候補の一角になったと言えるような状況ではなく、その辺りには選手もわかっていると思いますが、明らかな前進をしていることがわかるチーム状況になっていて、更に、明確に、優勝争いができるチームになるためのリスクも負いながらの起用采配が見られることが、見ている側としては何より嬉しいわけです。

間違えなく、今後は、個々の選手のチーム内での戦いもし烈になってくると思います。

ただ、それがチームとしては自然な流れになります。

楽しくなってきました。楽しい試合でした。勝利も嬉しいですが、それ以上に感じられるものが多い試合だったことが大きいです。

次節も楽しみにしています!

ではでは。

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ちなみに、今年は、ユースのプレミアリーグと日程が被ることが多くて、なかなか見に行けていないジュニアユースの関東U15リーグ。なかなか勝てていない状況でしたが、この日に行われた川崎フロンターレU-15戦で見事勝利したという結果を確認してホッとしています。21日もユースとかぶってしまっているため、次に足を運べるのが27日の柏レイソルU-15戦になると思います。

アカデミー卒業生関連 2019/04/13 – 大学サッカー 東京国際大学vs東京学芸大学、駒澤大学vs立正大学を観戦してきました。

どうも、ブクメです☆

土曜日は、熊谷スポーツ文化公園陸上競技場で開催された関東大学サッカーリーグの2試合を観戦してきました。

開幕戦は、足を運べなかったと言うことで、今週が今シーズンの関東大学サッカーリーグ初観戦になります。

なんだか、関東大学サッカーリーグで熊谷スポーツ文化公園陸上競技場を使うこと自体があまりこれまでなかった(別の大会で昨年はありましたが)ので、若干違和感がありつつ。更に、今回の試合では、立正大学と東京国際大学に浦和のアカデミー出身選手が所属している状況ということや、比較的、私が住んでいる場所から近場をホームグラウンドとするチームと言うことで良く足を運ぶ大学ではあるものの、立正大学は、立正大学熊谷キャンパスグラウンド、東京国際大学は、東京国際大学坂戸キャンパスグラウンドのイメージがありますので若干の違和感を感じつつも、個人的には、地元感(とはいっても車で1時間くらいはかかる場所ではあるのですがエリア的に)のある場所で大きな会場での試合観戦というのは実際良いものですね。試合もしっかり見ることができました。

今日の2試合では、第1試合の東京国際大学vs東京学芸大学では、浦和のアカデミー出身選手でメンバーに入っていた選手は、東京国際大学の4番小木曽佑太、第2試合の駒澤大学vs立正大学では、5番中塩大貴の二人となりました。

プレーする舞台としては、1部と2部と言うことで、分かれてしまったものの、今年は、キャプテンとしてチームを引っ張る存在となる2人です。しかも、プレーするポジションが共にセンターバックという。この2チーム以外でも、浦和レッズユース出身の4年生では、青山学院大学の高橋聡史や日本大学の東伸幸など、センターバック(想像しているポジションと実際に変わっていたらすみません)でチームの軸としてプレーする選手が多いという印象ですね。

さて、話を戻しますが、今日の試合では、小木曽佑太も中塩大貴もキャプテンということで、その場合には、分かりやすい写真が撮れます↓w

↑東京国際大学4番小木曽佑太

↑立正大学5番中塩大貴

そう、コイントスですね。

これだけではわかりにくいので、集合写真も載せておきます。

立正大の方は、集合写真の準備中の写真で、中塩大貴は、向こう向いてしまっているではないかという突っ込みありがとうございますw

なんか、この写真しか撮れていませんでした。

第1試合の東京国際大学vs東京学芸大学の試合は、前半早い時間に守備が安定しない間に中途半端な対応で、ペナルティエリア内で簡単に仕掛けられてしまい、東京国際大学がビハインドを負う形でのスタートとなり、失点直後には、逆に相手の守備が不安定なところで決定機を作りつつもクロスバーに当ててしまい、0-1という状況が結局試合終盤まで続き、後半は、東京国際が攻め込む場面も増えた中で、セットプレーから追いついて1-1で終了となりました。

第2試合の駒澤大学vs立正大学の試合は、開幕戦で早稲田大学相手に見事に勝利スタートした立正大学が、駒澤大学のシンプルで力強い攻撃に対して上手く対応しつつ、前半10分も経たないうちに、見事なゴールで先制し、そのまま優勢な形で進めていくように前半では見えたものの、後半に入ると、より強度を高めてきた相手にたいして押し込まれる場面が続き、カウンターで見事なパス回しで仕掛ける場面も何度かあったものの、相手の早いペースに急いで対応して引っかかり再び攻撃を受けるような落ち着かない展開になる中で、立て続けに失点して逆転を許してしまい、結局、そのまま1-2で敗れるという結果になりました。

浦和レッズのアカデミー出身選手のいるチームを応援する形で見ていたので、2試合とも、なかなか苦戦を強いられた印象を持ってしまうことにはなりました。

とはいえ、まだ2節ですので、今日見た試合を踏まえて、次回また見られるときに、この難しい試合を経て、どうなっているのかを見られば良いかなと思います。

立正大学も、東京国際大学も浦和のアカデミー出身の選手がこの二人以外にも複数所属していますので、色々、簡単には行かない事情などもあるとは思いますが、多くの選手が今後の試合に絡んでくることも同時に期待しつつ。

ということで、関東大学サッカーリーグ観戦はじめの話でした。

ではでは。

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【アニ山】高円宮プレミアイーストを見てきました

どうも、ブクメです☆

既に浦和レッズユースのプレミアリーグ2019開幕戦の試合に関しては、私もブログで書きましたが、アニ山さんもその試合を観戦していたと言うことで文章を書いてもらいました。本文の中で触れられているように、観戦が被る試合に関しては書かないという話をされていたのですが、別にこのブログは、私と同じ考えの方が書き手を忖度し合って言論統制を図るような物ではありませんので、むしろ基本的な、育成に対しての想いは同じ方でも、見る試合の幅が違い様々なものを見ている方で目線が違った方の感想も欲しかったことと、最も大きな理由は、同じ試合を見ていた中でのハーフタイムに話した時の、浦和レッズユースに対する感じ方が、対照的だったことにあります。

アニ山さんは、書いていただいている文章を読んでいただくとわかるように、サッカーというカテゴリに対してかなり幅広く見られている方です。中心に浦和レッズユースがあるわけではありませんが、比較的、多く浦和レッズユースのここ数年の試合を見てくださっている方で、やや私に近い目線で見ていただくこともあったりしたことから、浦和レッズの育成の積み重ねのなさに対して、危機感を共有していただいています。

ちなみに、アニ山さんより、「一応、自分が文章をまとめるまでは、他人のレポートは読まないことにしているので、(選手や監督のインタビューは目にすることがありますが)」と原稿をいただいたメールに記載されていたように、私が書いたブログや他の方のレポートなどを読まない状態で書いていただいた原稿になります。

原稿を読んでみて、実際に感じたことをある程度オブラートに包んでいるところもあるなと私は感じてしまったりしましたが(w)、面白かったのは、ここが浦和レッズユースの攻撃に関しての、こうなることが必要だと感じた部分が一致していたことだったりします。

では、アニ山さんの記事をどうぞ!

おはようございます。
ブクメ氏の助手見習い・アニ山です。

4月6日、7日の両日は高円宮プレミアリーグの開幕節。AGFフィールドでイーストの全5試合を観戦してきました。
実は、この助手見習い活動を始めるに当たって、ブクメ氏と観戦が重複した試合については文章を書かないつもりでいたのですが、ブクメ氏から試合後に、「今日のレッズユースの試合について、アニ山さんの目線からも文章を書いてください」とのお言葉をいただきました。
ブクメ氏から「書け」と言われますと、こちらも【助手見習い】という非常に弱い立場ですから書かないわけにはいきませんw

そんなこんなでプレミア開幕節の感想を、レッズユースを中心にしたためてみたいと思いますが、2日目はカメラを忘れてしまったため、写真は初日のものになります。
また、今回の文章は、最後まで「ですます調」で進行します。

まず、5試合10チームを眺めて、この開幕節の内容だけで判断すると、レッズユースは10チーム中、8~10番目の力加減になるのかな…というのが率直なところです。
プレミアリーグは楽なカテゴリーではないのは当たり前ですが、いつにも況して厳しい戦いを強いられるシーズンになるな、そして、だからこそ、より積み重ねを意識して、選手の特徴を活かし成長を促すようなチームづくりが必要だな、と感じました。

相手のエスパルスユースは、高いスキルを備えた個々が連動してボールを動かし、かつ、開幕戦とは思えない充実ぶりが伺える内容だったことから、その点を割り引いてレッズユースを評価しないといけないのかもしれませんが。

守備面では2失点目が自陣深いところでのショートパスがミスになり相手に渡った、言ってみりゃ自滅の失点で、逆にこの相手に「崩されてのゴールを1つしか許さなかった」と考えると、一定の評価はできるのかな、と考えています。
ミスから生じた2点目は、こういう失点は印象がとても悪いのですが、自分はこういうミスをあげつらう気にはなれません。
むしろ、後ろでパスを回す際には、最大限の集中力と注意力を持って臨む、そういう動機付けになってくれればいいし、また、その意識でチャレンジを繰り返してくれればいいと思っています。

攻撃面では、今年のレッズユースは#9波田にいかに上手にボールを入れるかがポイントになる、と自分は思っていて、その観点からすると物足りない試合ではありました。どうしても、選手が孤立している場面が多かった。
推進力のあるドリブルで#10山中が左から攻撃を作るシーンもあったけれど、やはり単騎での仕掛けになりがち。
マイボールの時に、チーム全体がどんな理想図を描いてい前に進もうとしているのか、これもエスパルスユースとの相対的な感想にもなるのですが、レッズユースにはその部分が希薄だった気がします。

ひとつ可能性を感じたのが、ツートップというかトップ下というか…で出場した#17盛が、引きながらボールを欲しがる場面があって、ここで、いわゆる『攻撃のスイッチを入れるパス』が出ていれば…と感じたことが幾度かありました。
この試合では、波田を裏に走らせるようなロビングが選択されることが多かったのだけど、ボールを引き出す盛の動きにあわせて、その足元に入れてあげて、そこから前へ…という展開が出てくれば、数的にも五分以上で、前にスペースもある、という状況が作り出せ、攻撃のバリエーションも選手の連動性も膨らんでくるのでは、と期待が持てるワケです。

自分は、2節のアウェイ・アントラーズユース戦には行けなくて、次は3節・市立船橋戦観戦になるのですが、レッズユースがどんな意思を持って主体的に攻撃を組み立ててくれるか、そんなところに注目したいと思っています。

長くなってしまいましたが、他のカードについても簡単に幾つか。
自分は開幕節の試合の中では柏レイソル-尚志高校戦を一番注目していたのですが、尚志の#9染野がハットトリックで格の違いを見せつけるカタチになりました。
奪った3ゴールも、フリーキックを直接、速攻で左サイドからのクロスを頭で、中盤のターンオーバーからプレスの緩んだところを見逃さず25メートルほどのミドル、と違うパターンからで、そしてどれも観客を唸らせるもの。この土曜日は西が丘の大学サッカーに行こうか、こちらに来ようか迷った訳ですが、こちらはこちらで満足感に満ちたゲームでした。

もう一試合、2日目最後のアルディージャとアントラーズの対戦。アルディージャユースはとても評判の高い世代になるわけですが、こちらも納得のゲーム。
注目していた#14柴山はベンチから外れていましたが、左サイドでスピード感のある#10高田や、シュート力のある#15大沢など、一目にタレントが揃っていると感じさせます。中盤に入る#8瀬良も、細かいプレイが巧いし、ゲームを落ち着かせる「間」もいい。
アントラーズに少し元気がないかな…という雰囲気もあったのですが、アルディージャに前評判通りのものを見せてもらいました。

埼玉県S2リーグ 2019/04/07 浦和レッズユースB vs 西武学園文理高校 1-0勝利・・・もう1つの戦いもスタート!

どうも、ブクメです☆

味の素スタジアム西競技場での高円宮杯プレミアリーグのユース開幕戦観戦後、場所を埼玉平成高校に移動しまして、もう一つの浦和レッズユースが望む公式戦となる、埼玉県S2リーグの開幕戦を観戦してきました。

浦和レッズユースBとして、埼玉県のリーグに参加してようやく昨年S2リーグまで昇格を果たし、幸い私も比較的多くの試合に足を運ぶことができ、このリーグの上位争いをするチームのレベルの高さを感じることもでき、ユース全体として高いレベルの中で戦える環境ができてきたと感じた1年を過ごし、そのレベルの中でも、S1昇格争いを最後まで演じ手ごたえも感じた中でのS2リーグ2年目となります。

S2リーグに臨むチームの監督も今年は新しくなったため、見る側としては、新1年生(特に外部から来てくれた選手は、初見の選手も多い)も含めて、特に楽しみな要素が多い開幕戦となりました。

昨年は、確かS1リーグにAチームが所属するチームのBチームとの戦いがスタートは多く連勝スタートとなった中で、観戦はできなかったものの、Aチームでこのリーグに臨んでいる西武学園文理高校相手に初黒星を喫して、その次の試合でもAチームに敗れたということから、S2リーグのトップチームで来る相手に対しては、簡単には行かないと言うことを実感。ちなみに、今回対戦した西武学園文理高校とは、ホームとアウェイが入れ替わった2回目の対戦でも敗れたため、昨年2敗した相手といきなり開幕戦で対戦することになりました。

この相手に、どのような戦いができるのかも含めて、見る側としても濃い内容の試合となりました。

では、試合の話に移りますね。

vs西武学園文理高校戦メンバーと交代は以下、

GK30番川﨑淳、DFが左に31番大野海翔、右に3番清水哲太、センターバックに34番工藤孝太と40番茂木柊哉、MFが左に37番高橋悠、右に14番千葉希(後半14分⇒35番島垣翔)、真ん中に39番戸田大翔と42番吉田来綺、FWが左に29番伊澤壮平、右に33番小川聖凪(後半35分⇒36番瑞慶山一真)

*26番舘澤佑磨が後半アディショナルタイムに準備も出場前に試合終了したため交代はなし

負傷者や、プレミアリーグの方でメンバーに入っていた2年生などあり、こちらのスターティングメンバーでは、3年生の3番清水哲太、14番千葉希以外は、全て1年生という構成になりました。

くどい様ですが、S2リーグは、浦和レッズユースにとっては、Bチームが望む戦いという位置づけにどうしてもなってしまいますが、見る側の私としては、そういう見方はしていません。もちろんプレミアの方のメンバーに入れない悔しさや、そこへ上がるためのアピールの場と考えてプレーする場として考える必要もあると思いますが、基本的には、埼玉県の上位校のトップチームも多く挑んでくる大会ですから、ここで臨むチーム自体がそのままプレミアリーグで戦ってもそん色ないくらいのチームになってくれることを望んでいます(もちろん、現実的には、ここで活躍した選手がプレミアのメンバーに入っていく流れにはなるので、難しいところですが。)

応援する側としては、Aチームがプレミアリーグにいる状況であれば、最大であと2つ上のカテゴリのプリンスリーグ関東までは昇格ができるので、そこを目指したチームになってほしいと考えて見ています。

その点で、この試合では、3年生の3番清水哲太と14番千葉希がチームを落ち着ける役割も含めて重要な存在となる試合でもありました。実際に、この試合でも声をかけチームを落ち着ける役割もしつつ、狙える時には、仕掛けていく形などもありました(守勢の時間帯で突破を試みて引っかかりカウンターを受ける場面もあったりはしましたが、もちろんアピールも重要なので、これに関しては、特に言うことはありませんw)

この試合で思い出した(実は、若干忘れかけていた)こととしては、やはり埼玉県の上位のトップチームになるので、90分を通しての勝負所での変化というものがあるなという点。それに関しては、後半のところで触れます。

正直なところ、序盤は、1年生中心で臨んだ浦和が試合を支配するような展開が多くなりました。相手の攻撃に関しても、特にセンターバックに入っていた34番工藤孝太が高いボールに関してはほぼ競り勝ち跳ね返し、センターバックで組んでいた40番茂木柊哉とともに安定した守備を見せていました。

前半10分くらいには、34番工藤孝太が攻撃参加して枠を捉えた強烈なシュートを放つ場面も見られるなど、ジュニアユースの時にフォワードもセンターバックも両方やった時のイメージ通りのプレーを堂々とやれているのが印象的でした。

まだ、この試合だけでは、外部から入った1年生の特徴を大まかにしか把握できませんでしたが、前線に入っていた33番小川聖凪は、印象に残るプレーが多く、大型のフォワードながら、柔らかくテクニックでかわす場面なども見られました。前半33分の得点の場面も、3番清水哲太のロングフィードをペナルティエリア内右辺りで受けて、アウトにかけてループ気味に決めたゴールに見えました(見ていた位置から、もっとも遠い位置だったので、はっきりはわかりませんでしたが。)

もちろん、ジュニアユースから見ていた37番高橋悠の前後半通してのスタミナがどれだけあるのかというドリブルでの仕掛けや突破、29番伊澤壮平の左サイドに流れながらの突破なども多く見られました。

・・・と褒めまくっておいて、落とすわけでもないのですが、1-0とリードして迎えた後半は、修正してきた相手に対して、守勢に回る時間がかなり長くなりました。この辺りが、やはりトップチームで来る相手と対戦する時の難しさで、浦和はスタートからかなり飛ばしてきたことで主導権を握ったものの、90分を考えてということではオーバーペースだったのかもしれず、後半にスイッチを入れてきた相手に対して、まずは、わかりやすく、寄せの速さに対して、精度が落ちたり引っかかる場面が増え、逃げるために大きく蹴る場面も増えてきてしまうなど、かなり危険な時間帯が長く続いてしまいました。

この時間帯に、落ち着けられるポイントがなかったことも後半が難しい試合になってしまった理由かと思います。

先ほど書いた、埼玉県の上位チームのトップチームがいるようなカテゴリになった時に、昨年も対応しきれずに試合終盤に形勢逆転されてしまって実際に追いつかれたり逆転負けしたのもこういうところで、90分を考えて強弱をつけながら、監督の采配も受けながら、勝負するところで効果的に変化してくるチームがいる。この難しさがあるんですよね。

結果的に、この試合は、なんとかしのぎ切って1-0で勝利することができましたが、S2を戦うチームにおいては、こういう相手に対しても、90分戦いきることをしていかないと、勝ち点が積み上げられないところもあるんだよな(という、忘れていた私も再確認したことでしたw)

とにもかくにも、S2リーグ開幕戦でこの相手に勝利できてスタートできたということは、かなり大きいと言えます。1試合を通した戦い方という課題も残りますが、実際に序盤の戦いぶりを見ていると、まだまだ慣れていないメンバー構成で連携などがずれまくってもおかしくないところで、思った以上に、できていたこと、ゴールを奪うための姿勢が多く見られたところなども、まだ1試合のみですが、S2リーグの今シーズンの戦いにもかなり期待させてもらえる結果となりました。

次節は、5月3日ということで、約1か月ほど先になることや、S2リーグを頂点として戦っているわけではないので、今回の開幕戦は、プレミアリーグとかぶったことで考えられたメンバー構成かもしれませんし、常にAチームの状況に影響されるのがS2リーグを戦う選手になるので、プレミアリーグとかぶっていない次節は、変化もあるかもしれないということを想定しつつ、新1年生の特徴ももっとつかめるように、おそらく足を運べると思うので、楽しみに待ちたいと思います。

ではでは。

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高円宮杯プレミアリーグ2019/4/7 浦和レッズユースvs清水エスパルスユース 0-2敗戦・・・私は前向きにとらえました。

どうも、ブクメです☆

ブログを書くようになってだいぶ期間が経ちますが、ここ数年は、だいぶ客観視して見られるように悪い意味でなってしまっている浦和レッズユース。

その最も大きな理由が、実は、今日の試合に関しては、ハーフタイムに、知人に言われるまで忘れていた言葉で思い出した「積み重ねのないチーム作り」という点。スタートは良くなくても、良いポイントを見つけ、そこが確固たる強みになっていき、課題になる部分がクリアされて行って、チームとしてのレベルアップがされていくという正常なことが起こらない状態ですね。本当に、これがもどかしく、育成のカテゴリを見る時の気持ちを踏みにじられる瞬間なんですよね。これが繰り返されてきたので、そういう風に見るようになっていたわけです。

今年は、たびたびブログでも書いていますが、私的なことで、複数の難しい状況がまとめて起こるという、ちょっと自分の頭でも整理ができないような問題が新年からずっと続いていました。3月は本当にピークのピークで、複数の内の1つは、ようやく3月末に計算できる状態になってきていたものの、別の一つは、実は、浦和カップの2日目に足を運べたのですが、その日まで続いていました。場合によっては、試合の途中や第1試合のみで、トラブルの連絡が来て対応に追われることにもなりかけてました。が、この日に2つ目の難しい状況も無事一段落となりました。

やることなすこと裏目に出るというのは、本当にきついですよね。体感しました。そのうち一つは、さすがに個人のfacebookアカウントで吐き出してしまいましたw

そんなこんなで、今年のこの数か月で感じていることは、これまで行きたい試合に自由に行けすぎていたなというシンプルな感想で、それが当たり前で前のめりすぎて、硬くなりすぎていたかもしれないな・・・ということを考えることもできないくらいでしたが、それだけに、行ける試合の楽しさが半端ないんですよね。

確かに、育成の方針とか、やっていることを見れば、分かりやすく選手の個性を伸ばすだろうクラブチームも高校も増えてきているんですけどね。でも、じゃあ、そちらに移りますかと言われると、そうもならない。結局、浦和レッズユースが好きなんだなと実感しています。

そして、方針に関しても、現在の監督になって、昨年の夏以降は、よくわからない状況になったものの、そこまでの現監督がやってきたやり方に関しては、もちろん、現場にいて、選手と言う立場であれば、色々な考えがあるとは思いますが、私としては、すごく良かったんですね。なので、基本的に、監督がやりたいことをある程度できれば、積み重ねもされていくものだと考えるところがあります(もちろん、別の要素で壊されることは、常に覚悟する必要はありますが。)

ということで、試合後は、周りの方に聴く限りは、ネガティブな言葉も聞かれたものの、おおむね私は、今日のプラスのポイントとわかりやすい課題がクリアされていくことで、少なくとも、残留のための戦いをしないチームに早い段階でなり、更に前進できれば、上位争いができるという計算をして、次節にその課題がどこまでクリアされるのかを楽しみにするというのが今です。

では、試合の話に移りますね。

vs清水エスパルスユース戦メンバーと交代は以下、

GK25番鈴木彩艶、DFが左に12福島竜弥、右に8番冨田蓮(後半39分⇒7番與那覇航和)、センターバックに5番遠藤龍河と27番山田奈央、MFが左に10番山中惇希(後半16分⇒24番佐藤優斗)、右に15番松村大也、真ん中に4番玉城大志と16番根岸恵汰(後半16分⇒13番堀井真海)、FWが左に17番盛嘉伊人、右に9番波田祥太(後半30分⇒19番成田安里)

*正確な交代時間などは、公式を見てください。私は割とざっくりです。

試合開始からしばらくは、独特の雰囲気などもあり、緊張感がある選手もいたものの、最初から相手が飛ばして得点を狙いに来るというイメージというよりは、若干様子を見るような立ち上がりの中、浦和が仕掛けるという形も何度か作り、開始3分くらいには、17番盛嘉伊人の仕掛けからフリーキックのチャンスを作ります。

開幕戦ということで、試合後に勝利監督インタビューも場内に放送されていたのですが、清水エスパルスユースの監督が語っていたように、サイドからの攻撃を狙っていたがそこを上手く防がれてしまったとあったので、やはりなと思った一つの要素として、相手の左サイド、浦和の右サイドの8番冨田蓮のところで、前半5分あたりに鋭い仕掛けを落ち着いた対応で8番冨田蓮が防いだことに始まり、サイド攻撃を封じることに成功し、そこからの攻撃が思うように行かないと相手にイメージを刷り込ませることができたことで、序盤の相手に勢いを封じることができていたのだなと、納得です。

同様に左サイドの12番福島竜弥も私としては、運よく1試合だけ足を運べた浦和カップの試合の時に触れた、予想していなかった選手の台頭と書いたのがここで、左サイドバックとしてプレーする12番福島竜弥の印象は、ほとんどなかった中での起用と守備も含めた攻撃の時の思い切りの良さと、サイドからのチャンスメイクがこの試合でも見られました。

ちなみに、この試合では、6番清水楽人がベンチ外(S2の試合にもいなかったので、怪我か学校行事系かも?)でしたが、浦和カップの時には、この2人が2試合含めて同じくらいの出場時間で共に見せ場を作っていたことと、セットプレーのところでは、昨年も見せていたように、6番清水楽人の競り合いの上手さで惜しいヘディングシュートなどもあったことから、互いの特徴含めて左サイドバックというところでは、ここでの競争もチームにとってはプラスになっていくのだと私は感じています。

・・・と試合の流れと関係ないことを書いてしまいましたが、試合前には、相手の攻撃陣の評価が凄く高いような文章をいくつか読んだため、この試合は、スタートから受けて跳ね返してのカウンターになっていくのかなと思っていたこともあったので、この辺りは、大きく覆す、浦和が相手のゴール近くでプレーする機会も多く作れる出だしとなりました。

ただ、攻撃としては、連携面でまだまだというところが多く見られ、攻撃の回数は作っているものの、実際トータルの1試合のシュート数は5本もいかなかったと思いますので、ゴールを脅かすための崩しなどは、少なかったとも言えます。

また、相手の良さを出させない守備ができてはいたのですが、結果的に、これがプレミアリーグなんだなと言うのが、数少なくても、大きなミスがある時に、外してくれないというところで、前半17分に失点を喫しましたが、ここは、相手に自由にさせない中で、もちろん守備でもいくつかミスはあったものの、そこに対しても味方がカバーする形で防げていて試合としては、守備のバランスも落ち着いてきていたところで、一つ守備の連係がずれたところで裏に出されて一気に抜け出され、守備が戻れず抜け出した選手にラストパスを送られて決められるという形になりました。

それでも、そこから崩れるということはなく、21分にも似たようなピンチは迎えたものの、そこでも対応した8番冨田蓮が、一人の突破と裏に一人が走りこんでいて他のディフェンダーが戻り切れていないというところで、突破もケアしながら、裏への抜け出しに対するパスコースも限定させるような対応をして、結果的にここでは、相手のラストパスがその8番冨田蓮にかかるような形で相手のチャンスを摘むことになりました。

前半は0-1とビハインドで折り返すことになりますが、前半の攻撃面では、良い位置でのフリーキックは、複数回取れていたものの、そこが活かし切れていなかったですね。攻撃の形で良かったのが、前半23分の9番波田祥太が左に流れつつ受けたパスを中に移動する10番山中惇希に渡し、ワンタッチで出されたパスを再び9番波田祥太が受け、更に17番盛嘉伊人に預けて前線へ抜け出しラストパスを受けられればという前線3人が絡んだテンポの良い攻撃。

更に、前半39分に左サイドバックの12番福島竜弥が攻撃参加し、突破してのクロスに10番山中惇希が合わせたシーン。ここは、枠を捉えきれませんでしたが惜しい形でした(後々公式記録を見ると、山中惇希のシュートが0本になっていたですが、この場面は、シュートだったと思うのになと思って追記w)

後半に入っても試合の流れとしては、相手も色々工夫してきてはいましたが、サイドからの攻撃に対する守備の対応はできており、ただ、真ん中から崩しにくる形での仕掛けてきた後のこぼれ球に対しても相手の方が反応が早く、ヒヤリとする場面は増えてきたように感じます。

浦和の攻撃としては、後半15分あたりに、13番堀井真海と24番佐藤優斗の同時投入があり、果敢な仕掛けからチャンスを作る場面も増えましたが、得点までは遠く、後半30分には、19番成田安里が投入され、2本ほど、パスを受けてためて抜け出す味方にチャンスにつながるようなパスを供給できかけていたのですが、僅かにオフサイドにかかってしまいました。

相手の攻撃に対しても、守備陣がしっかり対応はできていたと思うのですが、やはり後半も1失点してしまうのですが、そこは、守備の連係のミスからで、それも、そこまで含めて狙って決めてしまうような選手がいなければ、失点しなかった場面かもしれませんが、ここを狙われて決められてしまったのは事実です。

結果、開幕戦は0-2の敗戦となりました。

タイトルで私は、前向きにとらえたと書きましたが、これは、鼓舞するために嘘をついているわけでもなんでもなく、カギになるポイントが見られ、そこに真剣に取り組んでいけば、かなり良いチームになると感じたからです。

まず、守備面では、全体的には良く、その中でも、プレミアリーグにいるような超攻撃的と言われるチームがいたとして、その場合、やはり強さの一つとしてサイド攻撃に強烈なアタッカーというケースも多いわけでして、そういったチームに対して、この開幕戦で、サイド攻撃が簡単に通用しないというイメージは植え付けることができたは、かなり大きいと思っています。

後は、守備の連係(声掛け含めてかなり重要なことをこの試合で感じたはず)を高めることでこの試合に起った2失点の少なくとも1点は防げていたこと。個々の能力の問題ではなく、連携と声掛けのところだから、修正できること(意識の問題。)

攻撃面では、形が作れないという声も聞こえてきたのですが、私は、物凄く可能性を感じてしまったのですが、それは、2トップ(公式だと、1トップ扱いになっていたので1.5列目という解釈だと思いますが)の一角に入っていた17番盛嘉伊人の存在。シンプルにゴールを狙えるタイプの選手に対して、攻撃に予想外の要素を加えられる17番盛嘉伊人のような選手が、このポジションに入っていることで、前線の組み合わせをしばらくこの形でやるとしたら、一つ下のところでの4番玉城大志に加えて、一つ前のポジションでも相手の虚をつくプレーができる選手がここに入っていて、実際に、この試合では、「頼むから、連携のところを意識してくれ」という場面が実際にはかなり多かったものの、セオリーの攻撃パターンでは、相手に防がれてしまっていたところでも、彼を経由して、工夫されたパス出し、ワンタッチプレーなどで数回完全に相手の裏をかいて10番山中惇希がサイドを突破した場面もありました。

後半途中に一つ下のポジションですが、投入された7番與那覇航和もそうですが、今年の9番、10番の特徴を存分に生かし切れるタイプの選手がいるのに、とにかく、連携面が高まらないことが、もったいないと昨年から感じていたので、そこが高まっていけば、一気に上昇気流に乗れるとすら感じています。やれないことをやることを頑張るのはもちろん必要ですが、それ以上に、やれることをより研ぎ澄ますことが必要なわけでして、それを高め合える素材がいるチームだから、できるはずなんですよね。

よって、私は、前向きな印象を持っているわけです。

今年は、一つ一つ積みあがって前進していき、選手が楽しい表情で結果も付いて来るような姿を見られることを期待して、来週の鹿島アントラーズユース戦を楽しみに待ちます。

ではでは。

この試合の写真は、facebookページに掲載しています⇒こちら

【アニ山】仕事終わりに横浜M-鳥栖@横浜国際に行ってきました

どうも、ブクメです☆

浦和レッズが横浜F・マリノスに0-3負けしたタイミングで掲載すると、ちょっとイラっとする方も多いかもしれませんが、記事をいただいたので容赦なくこのタイミングでアップしますw

私個人的にも、浦和レッズユース出身の広瀬陸斗が加入したと言うことで、横浜F・マリノスというチームには、特に思い入れはないものの、今年は、気になってストリーミングなどで見られるときには、チェックしていたりするチームです。

アニ山さんも触れていますが、私としても、割と浦和の育成がらみではなくても、近い距離で見ることになった選手が多いんですよね、今年のマリノスは。特に、多く見られていたころの浦和レッズユース(ジュニアユース)が対戦して、対戦相手ながら印象に残った三好康児(アンダーカテゴリの代表に多く足を運べていたときにメンバーだったこともあって、勝手に愛着もある)だったり、ユース時代に、小野裕二へのピンポイントパスで得点演出されまくった天野純だったり、同じく、浦和のアカデミーの選手が選ばれていたアンダーカテゴリの代表系の試合でよく見ていた喜田拓也だったり、いわゆる知っている選手が多いのも惹かれますよね。

そして、広瀬陸斗を見る目的で視聴した2試合くらいで、面白いサッカーしているという印象を持ったので、機会があれば見たいと思ったりもしてしまっています。

私の立ち位置を勘違いしている方には、怒られますねw

では、アニ山さんの記事です。

おはようございます。ブクメ氏の助手見習い・アニ山です。
ユース年代のリーグが始まる3月のうちに、Jリーグを意識して観戦しておこうということで、3月29日に横浜国際で横浜M-鳥栖戦を観戦してきました。
入場時に、ベースボールシャツ風のユニフォームの配布があり、チケット代のモトを取った気分になって嬉しかったのですが、冷静に考えると、マリノスファンでもない自分にはあまり活用方法がありません。パジャマにするわけにもいきませんしね。
昨年9月には仙台スタジアムで、同じようにベガルタのレプリカユニフォームの配布をいただきましたが、アレもクローゼットに眠ったままです。

【横浜M 0 – 0 鳥栖】

マリノスは、レッズユース出身の#18広瀬陸人がスタメン。他にも#8喜田であり#10天野であり、#44畠中槙之輔でありマリノスやヴェルディのユースや大学時代に目にした面々が名を連ねていて、チームがグッと若返った。
マリノスは4-1-2-3で、広瀬は左サイドバックでの出場。マイボールでは両サイドバックが高い位置をとるのだけど、広瀬は中に絞りならが前に出て、2列目左の#10天野が外に開き広瀬とポジッションチェンジをする格好になる。右利きの広瀬と左利きの天野でバランスをみながらの位置取りなのか、と想像するところ。時には気がつけば、広瀬が右のワイドのあたりにいることもある。
マリノスはバイタルの狭いエリアをパスワークで抜けていこうとしてくるのだけれど、この崩しに広瀬が頻繁に絡んでいく。広瀬の攻め味が存分に発揮されていて、彼は良いタイミングでマリノスに加入したと思う。
広瀬が単に前へだけではなく、左サイドから遠いエリアまで顔を出していくので、当然ボールを失った時にこの「裏のスペース」を狙われるのだけれど、ここで今度は、センターバックの#13チアゴ・マルチンスがカバーリング能力の高さを発揮する。相手フォワードにスピード負けしない走力と、フィジカル、身体の使い方の巧さ。リスクを負って前がかりになるチームに、こういうセンターバックがいてくれると心強い。
今季のマリノスを実際に見てみると、攻撃に面白味があって、チームのバランスも良い。開幕して悪くないスタートを切っていると思うけれど、それも納得だなぁ、という内容だった。

鳥栖は、シーズン開幕前の選手移籍・加入状況を目にして、勝手な感想なのだけど、降格候補になってしまうのでは?危惧している。
なかでも、田川が移籍してしまったのが残念。ハードワークをいとわない「鳥栖らしい」フォワードで、将来チームの看板選手になると思っていた。
海外の大物を獲得するならば、トーレスのような前線の選手ではなく、若手フォワードを上手に使って決定機を演出できる中盤の選手のほが、鳥栖の補強ポイントだったんじゃないかなぁ、と、外野からホントに勝手な感想をもっている。
この試合でも、たまたま高い位置でマイボールになると良い形は作れるのだけれど、前目から奪っていく印象は薄くて、後ろに重心を置いてしっかりブロックを作ってく守備を指向しているように映った。どうしても攻撃が単騎になりがち。#11豊田・#44金崎という、実績のあるツートップだけれど、孤立することが多かった。
後半には3回ほどポスト・バーに救われたシーンがあって、中身としては鳥栖の負けゲーム。

自分はこの後、4月10日に秩父宮でのカップ戦・F東-鳥栖戦を観戦することにしているので、特に鳥栖の攻撃面が、どう変わるのか、変わらないのか、注目したいと思う。