【アニ山】滝川第二高校でインターハイ予選を見てきました

どうも、ブクメです☆

先ほどアップした5月18日の大阪に引き続いて、19日の兵庫でのサッカー観戦の記事もアニ山さんから届きました。

最寄駅から3キロでもバスの本数も多いと書いているものの、たぶん、アニ山さんのことだから、バスを使わずに歩いて向かったんだろうなとか勝手に思いつつ、私の行動スタイルでは、ほぼカバーできないエリアの高校サッカー世代の内容と言うことで、実際に自分で観戦していないので強い印象を残すことはできないものの、神戸星城高校が全国大会の舞台などに上がってきた時には、「アニ山さん、やるな!」と思うことでしょう。

ちなみに、私もシュートを打たないサッカーは好きではないですが、明らかに枠を外れていくシュートを強引にただ放つというのもあまり好きではありません。

では、アニ山さんの記事です。

おはようございます。
ブクメ氏の助手見習い・アニ山です。

5月19日は兵庫県の総体予選が動いている滝川第二高校にお邪魔してきました。

前日の5月18日は、東大阪市・花園でのJFLを見た後、吹田サッカースタジアムに移動し、J1・G大阪-C大阪を観戦しました。こちらは、#21矢島慎也がボランチでスタメン出場ということで、足を運んだ甲斐があったのですが、写真が上手く撮れなかったこともあって、ブログ用に文章をしたためるのは諦めました。
この日は来場者に「アリエール」試供品の配布がありました。ひとり暮らしには嬉しいお土産です

さて、滝川二高は神戸市の西区。神戸市営地下鉄に乗り、ユニバ競技場のある総合運動公園を通り越し、終点の西神中央駅からさらに3キロほど。距離は結構遠いのですが、学校から徒歩5分ほどの最寄りの停留所まで、休日の日中でも1時間当たり3本ほどバスが運行されているので、アクセスとしてはさほど気にはなりません。

こちらも今年3月に人工芝グラウンドが完成したとのこと。
グラウンドの入り口には、2006年度の全日本ユースと、2010年度の高校選手権、二度の全国優勝を顕彰する記念碑が建っています。

この日は4回戦でベスト32。滝川二高では午前10時から計4試合が予定されていたのですが、帰りの飛行機に間に合うように2試合だけを観戦しました。

【滝川二 5 – 0 加古川南】

【神戸星城 3 – 0 川西北陵】

第一試合の滝川二高は、出場選手の背番号が軒並み大きい。ラウンドが低いということで、Bチームベースなのか? とも思たのですが、帰宅後に確認した新人戦の公式記録でも、ほぼ同じような背番号が並んでいたので、どうやら固定番号のよう。
加古川南は健闘したものの、マイボールになったところで抗う武器がない。
ボールを運ぶ、あるいは仕掛ける段で、綺麗にノーファウルで奪い返されてしまう。
守備面は5失点したものの、前半セットプレイからの3ゴールと、後半PKによる2ゴール。滝川二高の仕掛けには粘り強く対応できていたように思うので、惜しいなぁと思うところ。

逆に滝川二高は、後半攻撃陣を頻繁に組替えてきたことからも、流れから崩してゴールを奪いたかったのではないかと想像する。

さて、滝川二高もさることながら、自分の中の目玉は、第二試合の神戸星城。
組合せが発表されるまで知らなかったのだけど、神戸星城は今大会の第2シード。ということは直近の大会である新人戦で準優勝を飾ったことになる。調べてみると、報徳学園、神戸弘陵、滝川二高を倒して勝ち上がってきている。
これはやはり、どんなサッカーを見せてもらえるか興味がそそられる。

試合は神戸星城が押しながらも、35分ハーフの後半28分……つまり残り10分を切るところまでスコアレスが続き、神戸星城が攻めあぐねた展開にはなったのだけれど、実際に観戦してみると、なるほど、端々に面白味がある。
ベースとして、繋いでビルドアップ指向であるのだけれど、4-1-2-3の前3枚、センターに身体を張ってボールを納められる#21島田が入り、両翼にスプリント力のある#9吉見、鋭いドリブルで仕掛けていける#8熊元と、それぞれ個性のあるアタッカーを前線に揃えている。
そして、その前線を司る2列目のキャプテン#10福西が、能力的にひとつ抜けている。試合中のコミュニケーションの様子を見ても、チームの核という雰囲気が滲み出ている。
後半28分の先制点も#10福西。
クロスを胸で受けて、ゴール前の密度が高いところだったが、しっかりコースに、枠内に蹴り込んだ。
何気ないシュートだけど、ディフェンスに当ててしまうことが少なくないシチュエーション。こういうシュートひとつからも、基本的な技術力の高さが垣間見える。

静岡の富士市立であったり、愛知の名経大高蔵であったり、福岡の飯塚高校であったり、各地て新興勢力が伸びてきているけど、兵庫でもフレッシュな顔が出てきた。
全国大会出場に手が届くかどうか、キーマンになる福西のマークがキツくなったときにチームが総合力でそれを跳ね返せるかが鍵になると思うけど、群雄割拠の様相を呈している最近の兵庫県、充分チャンスは巡ってきそうな気がする。

【アニ山】ラグビーの街・花園で、サッカーを見てきました

どうも、ブクメです☆

アニ山さんから記事が届きました。申し合わせているわけではなく、文章ができたときに送ってもらっているのですが、今週は、昨日までは、比較的、余裕があって作業する時間が多かったにも関わらず、よりによって、打ち合わせ的な外出で動き回っている日に原稿が送られてくる、しかも、この後もう1つ記事が来ています。まったく相性が悪いなと思いつつ笑 冗談ですよ、こういうやり取りをしても問題ないくらい仲良しです。冗談ですよw

アニ山さんの特徴として、あまりサッカーの公式戦をやらないような場所で開催されると、そこに優先して足を運ぶことが多く、今回の花園もfacebook辺りでチェックインしているのを見たときには「なぜ大阪?」と思い、その後に、知っている女友達が「大阪に来ました」とかチェックインしていて、なるほどそういうことかとニヤニヤしていたら、全然関係なく、花園目的で大阪に行っていたようです、たぶん。

では、アニ山さんの記事です。

おはようございます。
ブクメ氏の助手見習い・アニ山です。

さて今回は、5月18日・JFL第8節、FC大阪-ヴェルスパ大分戦。東大阪市花園は、JFL初の開催です。

自分は【有料開催実績があったり、それが可能な会場】を「スタジアム」、それ以外を「グラウンド」と区分しているのですが、今回訪れた花園多目的球技広場は、お蔭様で自分が観戦した200か所目の「スタジアム」となりました。
花園多目的球技広場は、全国高校ラグビー開催時の「第3グラウンド」に当たります。
正式名称は「広場」になっていますが、6レーンの陸上トラックがあり、コンクリートのスタンドと土盛りに囲まれ、キチンとした「スタジアム」の体になっています。同じ「第3グラウンド」でも、埼玉スタジアム第3とは大違いです。
ただ、堀込み式の構造なので、外周からフェンス越しに内部を見下ろすことができ、有料試合を開催する場合はフェンスに目貼りをする必要があります。
(高校ラグビーでは全グラウンドを広域に囲い、有料入場者が各グラウンドを自由に往き来できるそうです。)

またこのスタジアムは、近接する河川の遊水地機能を兼ねるので、取水口がある兼ね合いからメイン・バックの中央部の一番いい部分にスタンドが存在しません。
ザッと目算で収容可能人数を測ってみましたが、ギッチリ詰め込んで2800人というところ。この日の公式入場者数【2685人】というのは、正直、かなりの再入場者をカウントしているのではないかと思います。
昨年末から、東大阪市がFC大阪のホームタウンとなり、ここを本拠としてのJリーグ参戦を目指すとのこと。
ただ、この「第3グラウンド」ではJ3要件も満たさないから、J3昇格の暁にはメインスタジアムのほうを使用することになるのでしょうか?
スタジアムマニア的な自分は花園メインでサッカーが見たいから大歓迎ですが、幾らなんでもオーバースペックですね。

【FC大阪 0 – 1 ヴェルスパ大分】

この日はピッチの縦方向に強い風が抜けるコンディションで、結果として前半はヴェルスパ、後半はFC大阪と風上に立ったチームが押し気味に進めました。しかし、前半のヴェルスパはグラウンダーでボールを走らせて、風には左右されない内容で押し込んでいたように思います。オーソドックスな繋ぎの組み立てから、ボランチの#10瓜生から精度の高い長短のパスが配球され、自分としては面白味を感じるサッカーです。

一方FC大阪は、ここまで7試合4ゴールの#11川西がベンチスタートというのを割り引かなきゃいけないのかもしれませんが、結構単純に、縦に早くボールを入れてきます。
シュートも良く言えば積極的。ポンポン撃ってきますが、ディフェンスのブロックに阻まれることも多い。
また、パスミスや細かいファウルが目につくこと、ボールを奪われた後にあからさまに相手の身体に「手」を掛けにいくことなども相俟って、全体的に「雑」な印象を受けました。

「好みのサッカー」というバイアスがかかっているとは思いますが、どちらにも決定機があった中でヴェルスパ大分のほうがが内容的には上……というのが試合を通じての感想でした。
そんな意味では、ほぼラストプレイでコーナーキックから#17清水がドンピシャのヘディングでゴールを奪い、この試合がヴェルスパ大分の勝利で幕を閉じたのは、なんたがホッとしました。

よく「シュートを撃たないと始まらない」というヒトがいます。
一理はあるのかもしれませんが、僕は逆に、「無駄なシュートは幾ら撃っても決まらない」とも思います。撃つのなら、「コースを作る」という事前動作と、「枠に撃つ」という集中力を備えて臨んでもらいたい。この日のFC大阪には、その部分が希薄だったと感じました。
特に育成年代のプレイヤーにはそういう心掛けを持ってもらいたいな、と、このゲームを通して改めて思うところです。

関東U15リーグ2019/05/19 浦和レッズJrユース vs FC東京U-15むさし 1-0勝利・・・内容に結果も付いてきた

どうも、ブクメです☆

同じレッズランドでも、一番奥の天然芝グラウンドでの試合観戦は、久しぶりでした。人工芝のピッチが増えたことで、向きも変わっていたことも今日初めて知ったくらい、普段は、土手側のピッチでの試合が多いため、そうなると、そもそも一番奥の方まで行かないので、ちょっとびっくりしました。

なんとなく、ピッチサイドにロープが張ってあるだけで回りで見られるスタイル。気を抜くとボールが飛んできますが、こういう観戦環境って好きですね。

そんな、いつものレッズランドの観戦ながらもちょっと違った場所で観戦しているような気持ちにもなりつつ、約1か月ぶりに浦和レッズジュニアユースの試合を観戦しました。

ちょうど、前回観戦したのが、結果的に大量失点で敗れた柏レイソルU-15戦で、その後、大敗を引きずらずに、次節は、鹿島アントラーズノルテに勝利したものの、前節は、横浜FC U-15に敗れるての今節と言うことで、このブログを書く前に、関東U15リーグの順位表を眺めつつ、混戦の今シーズンを感じつつ、実は、試合前には、順位を見ていなかったので、今日の相手のFC東京U-15むさしが、その時点で2位にいるチームであるということも知らず、浦和が上位とも下位ともほとんど差がない状態で今節の勝敗で、上位グループにも下位グループにもなりかねなかったというのを知り、それを考えると、数字上だけでも今日の勝利は大きかったなということを噛みしめたりしています。

ということで、試合の話に移っていきます。

この試合のスタメンと交代は以下、

GK18番鮎澤太陽、DFが左に24番山野悠、右に2番齋藤駿、真ん中に3番滝瀬健太郎と22番青柳仰、中盤が、左に21番河原木響(後半21分⇒10番新城愛斗)、右に8番桐山龍人、真ん中に23番関谷輝と17番都築駿太、FWが28番志田出帆(後半終盤⇒12番石川真稀)と11番稲垣篤志(後半36分⇒26番植竹優太)

となります。

連続で見られていないため、昨年から見てきた選手以外は、なかなかチームの状況や、選手の特徴など把握していくのが難しいので、断片的な内容になりますが、前回観戦した柏レイソルU-15戦から比べると、前回代表でいなかった8番桐山龍人が戻り、逆に9番西田春斗が不在という状況でした。

前半スタートから、右前線に入った8番桐山龍人のところにボールが集まる中で、そこにボールが入った時には、相手のプレッシャーがあってもキープでき、また、サイドから突破が高い確率でできており、そこ起点での攻撃が多く見られました。

前半開始5分ほどで、8番桐山龍人が突破してのクロスを28番志田出帆に合わせて惜しいチャンスを作るなど、複数のチャンスを作り出していました。

その他にも7分に17番都築駿太がシュートのチャンスを作り、12分には、相手キーパーの位置を見て11番稲垣篤志が狙いすましたシュートを放つなど、浦和ペースで序盤が進みます。

また、この試合で印象的だったのは、相手の攻撃を受けた際のカバーリングの意識。

例えば、前半18分に相手の反撃で突破されかけたところで、24番山野悠がタイミングよく相手の突破を停める場面がありましたが、こういうカバーリングのプレーで上手く相手の攻撃を抑え込んでいる場面が多く見られました。

前半の惜しい攻撃の形としては、前半24分に24番山野悠が相手のプレッシャーを受けながらキープして21番河原木響に預け、そこからの大きな展開が合えばという場面や、前半30分に11番稲垣篤志のポストプレーから、28番志田出帆につながり、シュートを狙った場面ですかね。

おそらく、28番志田出帆は、私は見るのは初めてだと思いますが、今日は、決めきるところでの課題が出たものの、動き出しの良さや、良い位置を見つけ出すのが上手い選手だなという印象を受けました。

前半を0-0で折り返したところまでの印象だと、内容としては悪くない、相手が上位チームだとしても、どちらかというと浦和ペースで試合を進められたものの、やはり、前回観戦した時も印象として残った、チャンスの数の割りに、決めきれていないという印象が残りました。

結果から言えば、前半にも何度かメモしていたのですが、キーパーの位置を見ての浮き球のシュートだったり、ゴールへの意識が強いプレーをしていた11番稲垣篤志が結果的に、ゴールを決めるという流れになったのもうなずける展開になりました。

後半開始早々に11番稲垣篤志の思い切ったミドルシュートが相手キーパーを襲い、コーナーキックを獲得したように、ゴールを奪う意識を見せたプレーからスタート。

その後前半10分に28番志田出帆の仕掛けや、11分には、11番稲垣篤志から抜け出した8番桐山龍人への惜しいパス、20分には、崩しの形としてかなり惜しかった、右サイドバックの2番齋藤駿のオーバーラップを活かした8番桐山龍人からの展開で、右前線に入った時には、ゴール前に17番都築駿太など複数名が走りこめている状況で上手く合えばという形になっていましたが、クロスは相手ディフェンダーに跳ね返され惜しくもゴールにはならず。

また、セットプレーでも惜しいチャンスがありました。後半20分のコーナーキックのチャンスで24番山野悠からの正確なキックからをファーサイドで22番青柳仰がヘッドで折り返し、3番滝瀬健太郎がヘッドで合わせるも枠を捉えきれず。これも、惜しかった。

それでも、後半も相手ゴールに迫るプレーができている中で、迎えた27分に11番稲垣篤志がペナルティエリア外から思い切ってシュートを放ち、これが相手ディフェンダーの間を抜けてゴールに吸い込まれます。

回りくどくなりましたが、結果的にゴールへの意識高くプレーしていた11番稲垣篤志らしい形のでのゴール。見事でした。

1-0の状況から、残り15分ほどという中で、相手の反撃を受けて危険なシュートを放たれたものの、18番鮎澤太陽の好セーブで防ぐなど、相手の反撃を抑え1-0で勝利となりました。

もちろん、対戦相手の他の試合を今シーズン見たわけではないため、細かい状況はわかりませんが、数字上のところで考えれば、今シーズンの関東U15リーグで上位にいる相手に対しての試合内容としても、浦和ペースで多くの時間を戦えていましたし、全体的な戦い方も、先ほど書いたような守備の際の個で突破されかけた時のカバーリングの意識だったり、チーム内での試合中の声掛けも含めて、やはり、この順位にいるチームではないよなと思うわけで、今日の勝利をきっかけに浮上していくことが期待されます。

そう考えると、やはり課題は、攻撃の回数は多く作れているのに得点につながっていない場面が多いことだと思われ、それを得点につなげるための精度や工夫、あとは、決定機の際の落ち着き(?)なども含めたところですかね。

個でのゴールを決められる選手が試合をわけた一戦に、流れから崩しで決められるゴールも増えてくると、より試合をコントロールできるようになっていくと思います。

良い感じだと思います!

ではでは。

写真は、facebookページで掲載しています。この試合の写真はこちら

日本クラブユースサッカー選手権(U-18)関東大会1回戦 2019/05/18 浦和レッズユース vs エスペランサSC U-18 10-0勝利・・・見事な二桁得点無失点で初戦突破!

どうも、ブクメです☆

「エスペランサって予選系でよく対戦するよね」みたいな話をしていて、過去当たったよなとか思っていたら、そういえば、組み合わせが決まった時に、1,2回戦は、昨年と同じという情報をもらっていたことを忘れていただけでしたw

ということで、プレミアリーグの戦いは、いったん中断期間に入り、今週末から、夏の全国大会となるクラブユース選手権の関東予選に入りました。

ちなみに昨年のこの対戦カードで書いたブログは、『第42回 日本クラブユースサッカー選手権 関東大会1回戦 2018/5/20 浦和レッズユースvsエスペランサ 4-0勝利・・・畳みかける手ごたえと、足りないえげつなさ』ということで、昨年も数字的には無失点で快勝しているという1回戦だったのですが、昨年は、チャンスの数の割りに4点だったということで、もっと取れたのになと言うわがままな感想を書いてますね、私。

では、今年はと言うと、えげつなく得点を重ねてくれました。終わってみれば10-0の圧勝で昨年のように相手の時間帯というのを作らせないまま(終了間際に少しだけ相手に攻め込んられる場面はありましたが、打たれたシュートもGK石塚悠汰がしっかり防いでくれましたし)終始、浦和ペースで勝利となりました。

欲と言うのはいくらでもでるもので、前半に9番波田祥太の2ゴールで15分くらいまでに2-0とリードして楽な展開を作り出していたものの、前半残りの30分ほどは、チャンスの数は山ほどつくるもの追加点が決まらない時間帯があったので、そこでも決めていれば、更にスコアが凄くなったのではとか思ったりもします(応援する側と言うのは、そういうものですw)

ということで、久々に、ほぼ得点だけ書けば良いという得点経過だけでたくさん書けてしまう試合の話を書きつつ、プラスαをその後に書きますね。

vsエスペランサSC U-18戦メンバーと交代は以下、

GK1番石塚悠汰、DFが左に6番清水楽人(後半スタート⇒5番遠藤龍河)、右に8番冨田蓮(後半30分⇒27番山田奈央)、センターバックに12番福島竜弥と21番南濵優大、MFが左に10番山中惇希、右に15番松村大也、真ん中に17番盛嘉伊人と4番玉城大志(後半12分⇒22番奥山圭介)、FWが左に13番堀井真海(後半20分⇒37番高橋悠)、右に9番波田祥太(後半スタート⇒7番與那覇航和)

となります。

前半9分に9番波田祥太が決めて1-0

前半14分に左サイドから6番清水楽人が突破し、クロスに9番波田祥太が合わせて2-0

後半5分に左サイドから10番山中惇希が突破しクロス。キーパーが対応しきれなかったところを17番盛嘉伊人が決めて3-0

後半11分に左サイドから12番福島竜弥が仕掛け、クロス。キーパーが弾いたところに詰めていた7番與那覇航和が決めて4-0

後半15分に・・・15番松村大也のアシストで13番堀井真海がゴールで5-0(ちょうど、明日のイベントで旗を付けるという話に気を取られていて見逃して、見ていた方に聴きました。)

後半18分に、17番盛嘉伊人からのパスを13番堀井真海が見事なトラップからキーパーと1対1になり、落ち着いて浮かせて決めて6-0

後半26分にコーナーキックからの流れでこぼれ球を7番與那覇航和が振り向きながら放ったループシュートが決まり7-0(このゴールは、見ていた位置からだとディフェンダーとかぶっていたので、急に浮き球のシュートが来て見事なコースで決まったという印象。アイデアのある7番與那覇航和のシュートなので、思い切って狙ってみたというよりは、イメージして狙ったと思われる。真偽は不明w)

後半28分に左から10番山中惇希が左から深く仕掛け、逆サイドの15番松村大也まで大きく展開し、再び折り返したところをヘッドで合わせて8-0

後半34分にセットプレーで17番盛嘉伊人からのクロスに5番遠藤龍河が合わせてゴール9-0

後半36分にコーナーキックのチャンスで17番盛嘉伊人からのクロスに10番山中惇希がヘッドで決めて10-0

こんな形での快勝となりました。

得点者の名前を見ても、悪い動きではなかったものの、なかなか今シーズンゴールという結果に結びついていなかった選手が決めるなど、もともと持っている得点感覚を取り戻すという意味でも得点できたのは大きいですよね。

また、10得点と言う結果以外でも攻撃の形で良かったところをいくつか書き出しておきますと、この試合では、とにかく本人の得点という結果には、ならなかったものの、右サイドに入った15番松村大也からサイド攻撃からかなり多くのチャンスが得点につながった場面以外も作られていました。

やや一方的な展開であったこともあるかもしれませんが、比較的バランスをとる役割が多い4番玉城大志が、右サイドから8番冨田蓮がドリブルで突破して折り返したクロスにヘッドで惜しいシュートを放っていたときに、そういえばセットプレーではなかったけど、普通にペナの中に入ってヘディングしてたなとか、そういう場面もあったり。

また、後半から入った7番與那覇航和は、実際に2得点と言う結果は残しているものの、私個人的には、この2得点以上に、後半7分のチャンスの場面での動きが印象的で、10番山中惇希が中盤辺りから仕掛けた時に、斜めに走って良い位置取りをし、10番山中惇希からのパスをテンポよく、左サイドから上がってくる12番福島竜弥にワンタッチでさばいたことで、この2人の動きを活かす形になり、そのまま10番山中惇希が右からゴール前に走りこんでいき、左から突破した12番福島竜弥のクロスに合わせてあと一歩でゴールと言うところまで行きました。

今日の相手は確かにそれほど守備のプレッシャーがなかったとは言え、この場面の一連の流れと言うのは、守備のプレッシャーがきつい相手でも同じように大きなチャンスにつながっているだろうなという、動きの質だったと思います。

あとは、前回の大宮アルディージャU-18戦に引き続き、1年生ながら途中出場した37番高橋悠も、後半終盤に角度がないところから思い切って狙ったシュートがバーを叩くという惜しい場面を作ってましたね。

昔のように関東予選にグループステージがあったころとは違い、トーナメント形式になってからは、特に1回戦は、それなりに差がある相手との試合にはなるものの、負けたら終わりになることで、なかなか、この大会のこのラウンドが新戦力を試すという場には、ならないのが現状ですが、そういった中でチャンスを与えられた1年生がこういう惜しい形を作るのは良いですよね。

全体的に見ると、今シーズンは、こういう展開の試合でも緩むことがないのは、各ポジションでの競争が激しくなっているからなのかなとも思いますし、それは、チャンスを与えられた選手がそれぞれの持ち味を見せているからでもあるわけで、シーズンが始まってから、ほとんどのポジションで、競争が激化するという状況になっているのは、定位置を掴みたい選手にとっては大変な状況かもしれませんが、チームにとっては、プラスになるわけですし、私が見たい育成カテゴリというのは、こういう競争をしながら特徴を磨いて見せた選手が活躍していくという流れなので、勝手に楽しませてもらってます。

そういう意味では、全国の出場は、今のチームであれば問題なく決められるだろうという楽観視をしてしまいそうにはなりますが、見る側としても、今日は喜びまた一旦引き締めて行かなければなと思っています。あくまでトーナメントなので、何が起こるかわかりませんから。

2回戦の対戦相手は、東京武蔵野シティU-18か千葉SC U-18になるわけですが、昨年の東京武蔵野シティU-18との一戦が難しい試合になったことはよく覚えていますし、今年のチームは見ていませんが、昨年は、Jユースカップの予選の時のこのチームの戦いも見る機会がありましたが、気を抜ける相手ではないことは確かです。千葉SC U-18の事はよくわかりませんが、仮にこちらが勝ち上がってくるとしたら、手ごわい相手を破ってきた相手になるわけですからね、より気を引き締めなければならないですよね。

もちろん、2回戦からは、負け上がりもあるので、そこで負けたから即敗退とはならないですが、まずしっかりと2回戦で勝って全国を決めてしまい、おそらく、その後は、新しい選手にもチャンスを与えられるような関東大会のその先になってくると思いますので、チームの底上げも考えて、決めてしまいましょう!

ではでは。

この試合の写真は、facebookページに掲載しています⇒こちら

埼玉県S2リーグ 2019/05/12 浦和レッズユースB vs 伊奈学園総合高校 1-2敗戦・・・Aチーム相手には、工夫が必要

どうも、ブクメです☆

ユースのプレミアリーグを埼玉スタジアム第3グラウンドで観戦後、場所を埼玉平成高校に移動しまして、今度は、浦和レッズユースBの臨む埼玉県S2リーグを観戦してきました。

たびたび書いていますが、見方が難しいです、浦和レッズユースにとってのS2リーグ。これは、当然ですが、プレミアリーグに参加するチームをAチームとしていて、チームとしては、S2リーグの昇格が第1目標にはならないこともあり、かといって、人数が多い高校サッカーのように、基本Bチームは、Bチームとして1年間戦うような形をとれるほど総数が多いわけではないため、どうしても、完全な軸が作れない。でも、相手チームは、それなりのレベルになっているので、個々に特徴のある選手がそろっていれば、ポンポン点が取れるほど守備が緩いわけでもない。

特に、日本のサッカーは、このくらいのカテゴリになると守備に重点が置かれるチームが多いので、守る(跳ね返す)ことができるチームは、多い印象があります。更に、相手が浦和レッズという名前が付くことで、相手の頑張れる容量が増えるケースも多い。

これを、プレーする選手には、踏まえて戦ってもらう必要があるということになるわけですね。

その辺を考えるのにわかりやすい試合でもあり、最後の少しの時間ですが、それを打開するための工夫を見せてくれた試合でもあったとも思います。

では、試合の話に移りますね。

vs伊奈学園総合高校戦メンバーと交代は以下、

GK18番関大輝、DFが左に26番舘澤佑磨、右に32番岡田翼、センターバックに3番清水哲太と23番山本陽生真、MFが左に14番千葉希(後半17分⇒42番吉田来綺)、右に29番伊澤壮平(後半35分⇒28番アピッチ輝)、真ん中に40番茂木柊哉(後半スタート⇒38番舘樹)と39番戸田大翔、FWが左に36番瑞慶山一真(後半17分⇒33番小川聖凪)、右に7番與那覇航和(後半28分⇒35番島垣翔)

となります。

メンバー的には、前節の武南高校B戦のメンバーがベースで、今日は、同日にプレミアリーグが開催されていたと言うことで、そちらに絡んでいたメンバーが外れたという状況。

全体的に、浦和の攻めの回数がかなり多かった試合でしたし、セットプレーもかなりの数取れていた試合でもあるのですが、試合の終盤までペナルティエリア内で相手チームがやられたと思ったような決定機は、私が見た限りでは、ほとんど作れていなかったように感じた試合です。

では、それがどうしてか。

7番與那覇航和のところにボールが入ると、キープできて展開もできていた。前線の36番瑞慶山一真のところにボールがおさまり、そこから捌くことができていた。

サイドからの攻撃も多くできていたし、バックラインからの長いフィードで大きな展開もできていた。

それでも、得点が入らなかったのは、ありきたりな話ですが、シュート意識が低かったことと、相手陣内に容易に持ち込むことができたために、パス回しで簡単に崩せるイメージがあったかもしれない。唯一シュート意識が高かったのが14番千葉希でしたが、プレーとしては、味方との連携が重視されているようには見えなかった。

それぞれのポジションでそれぞれ必要な動きはあったけど、何かが足りなかった。

相手の守備陣は、本当に集中していましたよね。

これは、昨年もS2の試合を割と多めに見させてもらったので、既に驚きでもなんでもないのですが、S2に所属する埼玉県の高校のAチームになると、あれくらいは普通。

では、どうするかと言えば、連携などを高めて攻撃に工夫を加えて崩すことが必要になるわけですね。

今年の1年生の選手を見ていて、分かりやすく技術がある選手も何人かいます。例えば、ある程度チームとしてベースができてきたAチームに入ったらそのチームの中に入ってすぐに能力を発揮させることができるのではないかな、という選手もいます。

もちろん、それを目指してアピールしたいという選手が大半だと思います。

逆に言えば、S2に臨むチームと言うことであれば、活躍すれば、そのチームから抜けることにもなるわけで、それだけチーム作りも難しいですよね。

○○が組み立てられるようになったから、チームのバランスが良くなった⇒次節に○○は、Aチームに行っていない・・・とか。

そういう状況を昨年1年見てきて思うのは、Bチームにいる選手は、Aチーム以上に難しい環境で経験が積めているという意識で少ない時間にしっかりとコミュニケーションをとって、味方の動きを理解する努力をして理解される努力をして、メンバー構成ががらりと変わっても適応して、もちろんそれは、味方との連携もありますが、相手チームを把握する時間の速さというものもそうだと思います。

今日の試合で言えば、相手がリスペクトしすぎて、攻撃の選手の怖さがない時間がほとんどだったと思います。でも、相手の守備の集中力はかなりのもので、当たり前のサイド攻撃、当たり前の突破の仕掛けなどでは、決定機が作れなかったと思います。

駆け引きできる選手が数人いれば、そこを読み取ってできることがあったと思います。

同じことが繰り返され続けた結果、相手は更に守りが安定して、逆にあまり守備にプレッシャーがない時間が続いていた中で、後半に、1チャンスで決められてしまった。

そこで、相手に「行ける!」という空気が出たところで、浦和の方の守備がバタつく時間ができてしまい、それでも、点が取れるはずと同じような攻撃を繰り返しては跳ね返されが続く中で、更に失点をしてしまう。

では、全体的に良くなかったかと言えば、見方を変えれば、例えば、交代で入った38番舘樹の仕掛けは、面白かったですし、33番小川聖凪は、最終的に1点返したから良かったと言うことではなく、やるべきことがわかった動きをできていた。

それ以上に、その1点返した場面の直前から見られた39番戸田大翔と32番岡田翼の連携による工夫した動きによる揺さぶりで相手のマークがずれたところで、結果的にゴールまでの流れができたことが重要なわけですね。

では、この二人の連携を高めて、そこからもう一人加わってとか、そういう考え方ができるがAチームだとすると、Bチームの場合には、その選手は、次は、別のカテゴリにいるかもしれないわけですから、とにかく先ほど書いた要素がどれだけできるかにかかってくるのかなと思います。

もちろん、0-0が長く続いたから、今日のような展開が生まれたわけで、あれだけ多くのセットプレーのチャンスを作っていたのだから、セットプレーで点を取れていれば、相手が点を取らなければならない状況を作り出せるので、もっとやりやすくなるわけですが。

チームとして、経験するためのリーグと位置付けて、S2に今シーズンも残留できれば良いということであれば、それでも良いとは思います。

でも、もしそうだったとしても、今日のようなタイプの相手もこれから多いでしょうし、その中で、今日のようなプレーをしていて、それでも、自分をアピールできていれば良いとなっても、なんか嫌だな~と思ってしまう、わがままなブクメでした。

私が今の段階で分かる範囲内での特徴を考えれば、このタイミングでこういう選手が入れば流れが変わるかもしれないという交代の流れにはなっていましたし、その選手が必要なプレーをしようとしているのもわかりましたが、チームとして意図がくみ取れていないように感じられました。そこが共有されていくだけでも、もっと楽に本来の差を見せられると思います。

ではでは。

この試合の写真は、facebookページで掲載しています⇒こちら

高円宮杯プレミアリーグ2019/05/12 浦和レッズユースvs大宮アルディージャU-18 0-1敗戦・・・結果敗戦もチームは順調に成長中

どうも、ブクメです☆

これまでの大宮アルディージャとの対戦の時には、状況によっては、さいたまダービーだからとか、勝つことが必要な相手とか書いたことがあるような気もするのですが、まあ、当然ながら、いつも同じ感情の人間などいないということで、今回は、シンプルに言ってしまえば、一つの試合と見れば、結果的に勝ったのが相手だったと言うことで、試合内容やチャンスの数などで考えれば、どちらに転んでもおかしくないような試合でした。つまり、一つの試合としても楽しかったですし、今シーズンの浦和レッズユースという繋げて見て行く要素でも、確実にプラスになっていくチームとしての戦いぶりだったと思います。

とは言え、相手が大宮アルディージャU-18になった場合は、今回は、直接対決にはならなかったものの、兄弟対決になる構図もあったり、少年団が一緒だったとか、国体で一緒に戦ったとか、色々勝手知ったる関係性があるところでは、プレーした選手としては、ただ負けという結果に悔しいという感情があっても良いと思いますし、お互いの健闘をたたえ合えるような気持になれるのであれば、それも良いと思いますし、それが、この対戦カードなのかなと思います。

ホーム&アウェイで考えたときには、まだアウェイ(場所は、埼玉スタジアム第3グラウンドでしたので、アウェイ感はなかったですが)での1戦が終わっただけなので、次は結果でも負けない、それが大事ですけどね。

・・・と、最初に総括的なことをなんとなく書いてしまいましたが、日曜日は、まず埼玉スタジアム第3グラウンドでユースのプレミアリーグを観戦し、終了後に埼玉平成高校に移動して、埼玉県S2リーグを観戦という流れで動きました。

ここ最近、気温が上がってウォータブレイクが入るような試合も出てきていますが、今日は、気温は上がっても、風が強めでその風は涼しいという中での試合となりました。

では、試合の話に移りますね。

vs大宮アルディージャU-18戦メンバーと交代は以下、

GK25番鈴木彩艶、DFが左に6番清水楽人、右に8番冨田蓮(後半40分くらい⇒5番遠藤龍河)、センターバックに12番福島竜弥と21番南濵優大、MFが左に24番佐藤優斗(後半スタート⇒10番山中惇希)、右に11番石橋遼大(後半スタート⇒15番松村大也)、真ん中に17番盛嘉伊人(後半45分⇒37番高橋悠)と4番玉城大志、FWが左に13番堀井真海(後半32分⇒22番奥山圭介)、右に9番波田祥太

となります。

事前に聞こえてきていたように、やはり相手の前線の個々の能力が高く、ドリブル突破の仕掛けだったり、パス回しの連携だったり、その辺りの守備には、やや苦しめられる場面はありつつも、序盤は、守備的な意識よりもサイドバックも含めて、思い切って攻撃的に仕掛けていく意識も持ちながらプレーしている様子が見えるスタートとなりました。

さっそく、GK25番鈴木彩艶からのペナルティエリア内からのロングフィードで左前線の24番佐藤優斗に一気につながるパスが通り、会場がザワザワするようなスタートから、仕掛ける場面があり、攻撃のスイッチが入り、3分には、コーナーキックのチャンスから17番盛嘉伊人が惜しいシュートを放ちます。

この辺がダービーらしいなと思ったのは、いつも以上に思い切ったプレーをする選手が多いようにも感じられ、その場面の一つとして、6分に右サイドバックの8番冨田蓮がボールを持つとそのままドリブルで持ち上がり、17番盛嘉伊人にパス、そこから早い展開で左サイドから駆け上がる6番清水楽人に繋げ、そのまま左サイドから高い位置までドリブルでもちあがって、クロスに9番波田祥太が飛び込むという形は、ベンチからの声でサイドバックの二人に積極的にもっと行けと言う指示も聞こえてきたのである程度の指示もあったとは思うものの、サイドバックの二人と中盤が絡んでの積極的な攻撃からのチャンスで面白い試みでしたし、相手の攻撃陣が危険な選手が多いのであれば、受ける形よりもこちらが攻め込む形で相手が低い位置で守備的にプレーする状況にしようというところでも効果的なプレーでした。

10分には、13番堀井真海が良い形で9番波田祥太に繋げて大きなチャンスを作り、シュートを放つ場面がありました。

前半15分くらいまでは、浦和が攻勢で仕掛ける場面が多くあったものの、いくつかのチャンスを決めきれないところで、徐々に相手ペースになり、受ける時間が多くなったところでは、その流れを切るために、20分には、4番玉城大志が少し距離があるところから思い切ったシュートを放ったり、同じく4番玉城大志から右前線の11番石橋遼大に長めのパスを通しての反撃や、同じく、バックラインから12番福島竜弥の攻めのスイッチを入れるような長めのパスでの狙いなど、相手の攻撃を受けた後の反撃のパターンでも、ただ蹴り返すだけではなく、意図のあるフィードなどが見られました。

また25分前後には、浦和が立て続けにチャンスを作る時間帯ができ、25分には、6番清水楽人の仕掛けから9番波田祥太へつなげての惜しい形、26分には、13番堀井真海がドリブルで仕掛けての惜しいシュート。27分には、6番清水楽人からの長いパスに9番波田祥太が抜け出し、シュートを狙います。

30分あたりからは、相手の攻撃を受ける回数がまた増えたものの、このまま抜けられたら決定機になりそうなところで、11番石橋遼大が戻ってサイドからの攻撃のドリブルコースを限定させるような守備でピンチを防ぐなど集中して相手の攻撃を防ぎます。

35分には、カウンターの形で長いパスを受けた13番堀井真海が落として、11番石橋遼大がすぐさま逆サイドへ展開する形で反撃する場面を作ります。

前半終了間際には、コーナーキックのチャンスで4番玉城大志からのクロスを9番波田祥太が受けて戻したところで17番盛嘉伊人がシュートを狙うもキーパーに防がれます。

前半は得点は動かず0-0で折り返します。

前半のプレーを見ている限りでは、後半もそのまま交代なしにしばらく続けても良いかなというくらい全体的に集中してプレーできていた展開でしたが、後半スタートから前節と同様に、10番山中惇希と15番松村大也が両サイドに入る形での交代がありました。

結果的には、タイプの違った2枚を同時投入したことで後半スタートから、そのサイドを活かした攻撃でチャンスを作ります。

2分には、15番松村大也の右サイドからの攻撃からコーナーキックを奪いチャンスを作ります。そのコーナーキックのチャンスで4番玉城大志からのクロスに6番清水楽人がヘディングでゴールを狙います。

6分には、15番松村大也の右からの仕掛けから、10番山中惇希を経由して6番清水楽人に繋げ、惜しいミドルシュートを放ちます。

浦和の攻勢で相手が引き気味になる時間帯になり、特に17番盛嘉伊人が(たぶん)楽しそうに、パスコースを探して出しているようなイメージのプレーが多くなってましたね。

9分の17番盛嘉伊人から9番波田祥太に繋げてシュートまで行った場面や、12分には、13番堀井真海へ通したパスからシュート(コーナーキック獲得)など、パスを出した選手がシュートまで持ち込めるようなタイプのパスを多く出していました。

13分に、10番山中惇希が左サイドをドリブルで突破し、最後はディフェンダーに体を入れられたものの、惜しい形を作り、結果的にコーナーキックを獲得。

15分くらいには、10番山中惇希起点で右前線に繋げ、13番堀井真海に繋がり、17番盛嘉伊人、4番玉城大志とテンポ良くパスがつながる流れで4番玉城大志が倒されて直接狙える位置でのフリーキックを獲得。

9番波田祥太、4番玉城大志、17番盛嘉伊人がボール近くに立ち、17番盛嘉伊人が直接狙うことになったものの枠を捉えきれず。

20分には、17番盛嘉伊人が中盤で奪い、13番堀井真海に繋げてチャンスを作ります。

浦和の攻撃ばかり書いていますが、最初に書いたように相手の攻撃陣が手ごわく、相手の攻撃の回数も少なくありませんでしたが、そこを0でやれていたのも、守備陣が踏ん張れていたこともありますし、特に今シーズン良いなと思うのは、鋭い攻撃を受けて、跳ね返すときに、ただ大きく蹴りだしてしまえば、一時的に楽になりそうな場面でも、意識して長いフィードにも攻撃的な意識を持って出している選手が多いなと言うこともあり、これもあって、受け手守備的になっての悪循環を打開することができ、そのパスを受けた中盤前線も強弱を付けながらやれていることも大きいなと。

そんな流れもありつつ、後半25分に右サイドの8番冨田蓮から15番松村大也に繋げ仕掛け、折り返し(13番堀井真海も経由したかも)が10番山中惇希につながり決定的な形になりかけたものの、このシュートは、枠を捉えきれず。

後半32分に22番奥山圭介が入り、得点を奪いに行く形に入ってスイッチを入れて行きたかったところでしたが、33分に、見事な連携からのスペースへの抜け出しと、精度の高いシュートを決められてしまい、0-1とビハインドを負う形になります。

残り時間の事もあり、リードした相手も若干守備的に変わっていく中で、0-0の均衡を破るというイメージとは少しプランが変わってしまった中で、思うように、交代選手の特徴を生かし切れないところも出てしまったかもしれませんが、最後まで得点を狙いに行き、何度か惜しい形も作りつつ、結果としてその後スコアは動かず0-1の敗戦となりました。

1試合の勝敗のポイントというところでシビアに書いてしまえば、数回あった、相手より早い時間で作れていた複数回の決定機のところで、浦和が決めていれば、全く逆の流れになっていたところで決められなかったことに尽きると思いますが、相手も同様の状況でしたし、そのうちの一つが相手に決まったことが勝敗を分けたと言うことになります。

要するに、どちらに転んでもおかしくない試合だったと言うことです。

そして、先ほども触れたように、今シーズンの浦和レッズユースということで言えば、しっかり積み上げがされてきた中で、この試合でも、更に積み上げができているなという感想を持ちました。

1試合の敗戦、ダービーや背景に色々ある敗戦としての悔しさは、選手としてしっかり再戦の時まで持ち続けてもらい、チームとしては、この後、プレミアリーグは1か月ほどの中断期間に入るところで順位的にはちょうど真ん中の5位。上も見える、下ともそれほど離れてないということで、良い緊張感を保ちながら、いったんクラブユース選手権予選へ頭を切り替えて、おそらく、新しい選手にもチャンスが与えられるであろうこの期間での更なる競争も含めて、よりチームとしてもレベルが上がった状態でプレミアリーグ再開に臨むということでは、悪くない状況だと思っています(勝手に楽しんですみませんが、今年は、そういう楽しさも与えてもらっています。)

ではでは。

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【アニ山】プリンスリーグ東海で、富士市立高校に行ってきました

どうも、ブクメです☆

アニ山さんから記事が届きました。私は、facebookなどでアニ山さんが足を運ぶ試合では、頻繁にチェックインがされているので、それだけでも、休みがあれば、何かしらサッカーの試合に足を運んでいる印象で、1日数試合観戦も多いので、ゴールデンウィークは、いったい何試合に足を運んだのだろうというレベル(暗に、試合数の割に記事が届かないので、もっとたくさん書いても良いのですよ!とプレッシャーをかけるために書いていますw)に色々な場所でのサッカー観戦の情報を見ています。

今回は、東海プリンスリーグの試合ですね。なんとなく、静岡の試合の比率多くないですかと突っ込んだら、何か以前日程的な理由を言われたような気がしますが、忘れました。

私がほとんどわからないカテゴリの試合です。

では、どうぞ。

おはようございます。
ブクメ氏の助手見習い・アニ山です。

さて、なんだかんだでイロイロなスタジアムやグラウンドでのサッカー観戦が増えてくると、軽く「スタジアムマニア」的な感覚が芽生えてきてしまいます。よく、【お城巡り】を趣味にされている方がいらっしゃいますが、多分、アレと同じような感覚です。行ったことのないスタジアムの名前を目にすると、足を運びたくなってしまいます。
自分の基準としては、有料開催の試合か、ジュニアユース年代以上の公式戦を観戦した場合に「行ったことのあるスタジアム・グラウンド」としてカウントしているのですが、この連休中は新たに、800席ほどの屋根付き観客席を備えた人工芝グラウンドを開設した桐光学園高校や、東海学生リーグが行われた岐阜県の養老スマイルグラウンドなどを訪れました。
本当は、養老での岐阜協立大-愛知学泉大の観戦記を書こうと思っていたのですが、前半途中から悪天候に見舞われ、メモを取るのもままならない状況になってしまったので、文章を書くのは断念しました。
ちなみに東海1部昇格2シーズン目を迎えている愛知学泉大は、古豪・岡崎城西高校の系列校で同校出身の選手も多いようですが、サッカー部員が在籍する学部が今年度から募集を停止していて、ホームページでは1年生の名簿も見当たりません。学泉大のサッカー部は、どうなっちゃうんですかね?

で、今回は5月4日、富士市立高校で行われたプリンスリーグ東海・富士市立-浜松開誠館のゲームについてです。

【富士市立 5 – 1 浜松開誠館】

富士市立は今年、プリンスリーグに昇格。静岡県の東部に位置する同校がプリンス所属となったことで、埼玉県在住の自分としては、東海プリンスが格段に観に行きやすくなりました。グラウンドはいつ頃の敷設かわかりませんが、綺麗な人工芝で、体育科系の学科が設置されているとのこと。
自分は昨年4月、J-stepでのエスパルスユース対レッズユース戦に訪れた際、その前日に富士市立vs清水東という、静岡県1部のゲームを当地で観戦しました。その試合で富士市立が面白いサッカーをやってくれたので、再び観戦の機会を狙っていた次第です。

プリンス初挑戦の富士市立ですが、今節まで2勝1分1敗と上々のすべり出し。この日の相手、昨年の選手権代表校・浜松開誠館に対しも堂々とした戦いぶりで、前半1-1の折り返しから、後半頭に8分#11進藤、12分#6芦澤のゴールで突き放し、最終的には5-1。圧勝という印象のゲームになりました。

富士市立は局面局面では、狭いエリアをドリブルで突破する、あるいはパスワークで抜けていく、そういう仕掛けがみられるのですが、そこで「ココにボールを通してみよう」とか「こんなボールタッチで相手の逆をとってみよう」という感じのプレイが現れてくる訳です。そして、選手たちが楽しそうにサッカーをしていることが伝わってきます。
ゴール裏に張られている横断幕「今こそ遊びがものをいう」というスローガンが象徴するように、恐らく日々の練習では、自由に様々なアイデアを引き出し、チャレンジをし…という光景があるのだろうな、と勝手に想像してしまうところです。

もうひとつ、ピッチに近い環境では、選手同士で交わされる会話にも注意しながら観戦するのですが、富士市立のゴールキーパーのコーチングは、素晴らしかったです。自分の中では、今年ベストのゴールキーパー。
守備ブロックでのコミュニケーションやポジッションの修正等々は勿論ですが、例えば前線でのプレイ、後半なかばのキツイ時間帯で相手ボールになった場面で、#10勝亦健太に対して「カツケン、そこ頑張ろう」と、もう一歩二歩のプレッシングを要求し、首尾よくディレイに成功すると「グッドー! よく粘ったー!」というように、フィールドプレイヤーの背中を押し、それに応えた選手への称賛を忘れないという、ベンチの大人たちから発せられていてもおかしくないレベルの声がゴールキーパーから飛んでくる。
こういう調子で多くの選手に対して声を掛けていくので、通りすがりの観戦者である自分にも、富士市立のほとんどの選手の名前が判明しました。逆に、このキーパーの名前がわからなかったのが残念です。
こういう「ポジティブな声」が盛んに飛び交うチームは見ていて気持ちいし、勉強にもなります。
自分はJリーグチームのゴール裏から離れて随分経つけれど、いわゆるサポーターの中には「サポート」というものを履き違え、実際にはチームの足を引っ張っているのでは? と思わずにはいられない人間を結構目の当たりにしてきました。
ユース年代のゲームでこういったキーパーに出会うと、以前の経験も相俟って、【勝利に向かって後押しをする】というサポートの本質を考えさせられます。

最後に富士市立高校へのアクセスですが、JR東海道線・吉原駅で岳南鉄道に乗り換えて15分ほど、「岳南富士岡駅」で下車して、そこから徒歩10分。ユース年代の会場としては、アクセスがかなり良い部類に入るかと思います。
ちなみに、吉原駅の岳南鉄道窓口で販売される切符は、いまでは貴重な「硬券」になっています。
自分は常々、サッカーファンと鉄道ファンの親和性は高いと感じているのですが、鉄道に興味のあるサッカーファンは、硬券を購入がてら、富士市立高校を訪れてみてはいかがでしょうか。

埼玉県S2リーグ 2019/05/06 浦和レッズユースB vs 武南高校B 5-0勝利・・・J3のU-23チームを応援する方の気持ちが少しわかる

どうも、ブクメです☆

結局、ジュニアユースは断念(既に結果も確認済みで2-0勝利ということでホッとしてます!)し、6日は、レッズランド開催のS2リーグに来ました。

奥の方に知っている方も来ているようでしたが、なんとなく手前側で観戦する形になりました。

熊谷高校戦を踏まえての1年生の特徴を更に見つけよう、という気持ちでいたのですが、ある意味これが以前にも書いたようなS2リーグにBチームという形で参加している浦和レッズユースの見方の難しいところで、相手がBチームだから、浦和も1年生中心でまた行くかということではなく、昨日のプレミアリーグのジュビロ磐田U-18戦にベンチ入りしていたメンバーも含めた3年生や2年生も含めて、前回と同様のスタメンが4名のみというメンバー構成で臨むことになりました。

タイトルに書いたのは、以前、浦和のユース出身選手が所属しているカターレ富山とFC東京U-23のJ3を見に行った時に、FC東京U-23のメンバー構成を見て、普通にトップの試合に出ている選手も含めてその試合のメンバー構成が、なんか、予想していたU-23のメンバーと違うじゃないか!と思ったときと少し似た感覚を感じたということで書きました。

イメージしていた1年生中心のチームではなかったことで、若干頭の切り替えができず、実際に試合展開も早い時間に得点を積み重ねる比較的楽に見られる展開になってしまった(←良いことですが)ことで、少しまったりと見てしまうところもありました。

昨日と比べると、時折晴れ間もあったものの、曇りで暑くなくプレーしやすい気候になっていたと思いますが、終始強風が影響するような試合でもありましたね。

では、試合の話に移ります。

vs武南高校B戦メンバーと交代は以下、

GK1番石塚悠汰、DFが左に31番大野海翔(後半32分⇒26番舘澤佑磨)、右に32番岡田翼(後半15分⇒39番戸田大翔)、センターバックに34番工藤孝太と3番清水哲太、MFが左に7番與那覇航和、右に14番千葉希(後半23分⇒29番伊澤壮平)、真ん中に40番茂木柊哉(後半27分⇒42番吉田来綺)と35番島垣翔、FWが左に22番奥山圭介、右に37番高橋悠

となります。

相手のメンバー構成やどのような選手が武南高校Bとして組まれているかはわからないのですが、試合スタートの段階では、最終的な得点差がついたような浦和が圧倒しているという形には見えなかったものの、やや高校のAチームとやる時のような守備に隙を作らないような粘られて攻めても決められないような展開というよりは、チャンスの場面で相手の守備陣でコントロールミスなどが出て一気に決定機になるような形が多く感じられました。

浦和の攻撃としては、前半4分に22番奥山圭介が惜しいシュートを放ちます。

前半5分には、40番茂木柊哉から左の7番與那覇航和に渡し、左前線に走りこむ31番大野海翔に繋げてサイドから惜しい仕掛けがあります。

で、この流れをメモしているタイミングで浦和の先制点が入ったと言うことで、得点の時に下を向いていて見ていませんでした。確認した方に聴くと14番千葉希のゴールとのこと。

更に2点目も何と言うことか、また下を向いているタイミングに入ったと言うことで、このゴールは、最初は、40番茂木柊哉が触って相手にも当たって入ったのでオウンゴールではないかと言われていたものの、オフィシャルで結果が出てから確認すると40番茂木柊哉のゴールになっていましたね。

前半12分に34番工藤孝太からの長いパスを受けた14番千葉希がためを作り、右サイドを駆け上がる32番岡田翼に渡し、仕掛けます。

今考えると、左サイドバックの31番大野海翔も、右サイドバックの32番岡田翼も気が付くと高めにいて攻撃に絡んでいたので、中盤の7番與那覇航和や14番千葉希が良い形でキープしてサイドが上がれる状況を作り出していたのかなと思います。

前半14分に、守備は不安定だったものの、相手の攻撃の狙いとしてパス回しでの崩しの狙いが上手くハマった時にやや対応が遅れることがあった中で、一度決定機を作られる場面がありましたが、ここは、相手のシュートが精度を欠きます。

そして、浦和の3点目。3点目のゴールは、見ましたw

23分に、37番高橋悠からのパスを22番奥山圭介がなんなく決めて3-0とします。

比較的試合としては、浦和としては楽な展開になったところや、守備も3番清水哲太と34番工藤孝太のセンターバックを中心に相手の攻撃を問題なく跳ね返している状況で、中盤での35番島垣翔と40番茂木柊哉のところでのさばきも上手く行っており、37番高橋悠や、14番千葉希が、ドリブルで果敢に仕掛ける構図が生まれ、22番奥山圭介が隙を狙っている、サイドバックも上がれる形を7番與那覇航和がキープしながら作るなど、圧倒はしていないものの、得点差と試合運びで若干相手との差を感じてしまって、私自身少しまったりと見てしまう展開になってしまいました。

前半を3-0で折り返し、後半も浦和ペースで進みます。

私は以前から時々書いているのですが、ロングフィードの蹴り方や軌道が好きなタイプというのがあって、その中でも3番清水哲太のパンチ力のあるフィードが好きで、割とその辺を期待しながら見てしまうところがあるのですが、この試合でも、後半早々に、鋭いフィードでバックラインから前線に走る7番與那覇航和にパスを通していましたが、この試合でも、フィフティのボールではなくて、強くて速いボールで味方の動きを考えて強めのフィードを意図的に出しているという場面が結構あったのですが、結構強めで受けにくいところでも、これを受け切ってトラップして仕掛ける選手を見ていると、レベル高いなと併せて感じるわけですね。

さてさて、私自身、集中を取り戻した(w)後半も早い時間に浦和が追加点を決めます。

6分に、右サイドでパスを受けた31番大野海翔が裏へ出したパスに抜け出した22番奥山圭介が、またもやなんなく決めてしまいます。

これで4-0となります。

前半12分に37番高橋悠が中盤辺りでパスを受けて持ち上がると相手ディフェンダーの激しいディフェンスで倒されてファールを受けるも、相手もフリーキックで蹴りなおすだろうと思ったであろうところで、すぐさま起き上がったと同時に右前線に走る32番岡田翼にパスを通し、チャンスを作った場面がありましたが、こういうプレー大好きです。

今シーズンは、プレミアも含めてユースを見ていて、なんか良いなと思うところとして、ドリブルで突破する(したい)タイプの選手に対して、相手ディフェンダーに引っかかることが多くて実際には奪われてしまうことが多いという状況もあるのですが、そこで、味方を使うプレーをしろという指示は出ていないだろうなと感じるくらい、仕掛けるタイプの選手が、そのプレーを果敢にトライし続けている様子が見られます。

過去には、ストライカータイプの選手が、気が付けばパスも上手い選手になって、それはそれでよいものの、最も強みにしていくべきだった突破力が失われていくという姿も見てきたので、もちろん、独りよがりになりすぎることに賛否は出てくるとは思いますが、突破ができるタイプの選手には、今年のように、これまでにない相手の守備のスピードだったり、スペースを消してくる動きだったりで、最初は思うように行かないかもしれませんが、適応して強みを更に研ぎ澄まされた状況にしていく楽しみが見ていてあります。

もちろん、無限に時間が与えられるわけではありませんが、「こうしなさい」が強すぎないのだろうなと感じられるところは、見ていて嬉しいところでもあります。

・・・と、話が試合からそれましたが、分かる方にはわかってもらえる、試行錯誤の段階の選手のプレーを見ながら、感じていることだったりしますので、書きました。

メンバー交代がいくつかありながら、終盤になるにつれてリードも多い状況の中で、3番清水哲太からの強めのパスが前線の選手に供給されるところを見つつ、この試合の最後の得点は、交代で入った29番伊澤壮平のゴールになるのですが、この得点までの流れが見事でした。

43分に、この試合、既に2点決めている22番奥山圭介が、中盤辺りでパスを受けると、そのまま、右前線に持ち上がると、私たちが見ていた側からすると、おそらく、右前線に走っていた39番戸田大翔(?)が良いスペースに走っていたので、そちらにパスを出しているかと思ったのですが、実は、裏に抜けていた29番伊澤壮平の抜け出すタイミングに完璧に合わせたパスを通していたということで、見事なタイミングのパスと見事な抜け出し、そして、見事なシュートでの29番伊澤壮平のゴールとなりました。

一連の流れからきれいなゴールでこの試合の締めくくりとなりました。

さてさて、来週は、開幕戦と同じく、浦和レッズユースのプレミアリーグの大宮アルディージャU-18戦が11時キックオフで開催され、その後15時からS2リーグも開催されると言うことで、同日開催バージョンになるので、またメンバー構成も変わってくると思いますが、おそらく移動して問題なく観戦できると思いますので、次節も楽しみにしています。

ではでは。

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高円宮杯プレミアリーグ2019/05/05 浦和レッズユースvsジュビロ磐田U-18 1-0勝利・・・試せることが増え、結果もつく好循環

どうも、ブクメです☆

やはり、得点が決まってみんなで喜んでいる姿を見られるのって良いですよね!

ということで、先週に引き続き、今週も日曜日は、ユースのプレミアリーグ観戦で場所も駒場スタジアムになります。ブログの最初の1枚は、円陣を組んでいるところを載せることが多いのですが、ふと最初に下の写真を載せたら、ほぼ先週と変わらない感じになったので、得点後に喜んでいるシーン(少し落ち着いたバージョン)にしました。

↑先週とほぼ同じ。

私は、サッカーを考える時に置かれている状況とかを前提として考えて見るようなことが多くて、それは、割と試合分析とか相手分析とかの前に、精神的な部分が左右しそうなポイントを拾い上げるのですが、一つの大一番と考えられていた青森山田高校戦を勝ちに近い引き分けという形で乗り切ったところで、結果が出ている現状と、対戦相手の戦績など見て行く中で、緩みが出てしまうとしたらここかなというのが今日の試合でした。

・・・が、まったく心配することもなく、集中力の高い状態で試合をスタートすることができていました。そして、精神面というところで言えば、良い意味で自信を持ってチームとして余裕を持ってプレーすることができることで、選手の中により「試み」も加えられている様子がうかがえました。

では、試合の話に移りますね。

vsジュビロ磐田U-18戦メンバーと交代は以下、

GK25番鈴木彩艶、DFが左に6番清水楽人、右に8番冨田蓮、センターバックに12番福島竜弥と21番南濵優大、MFが左に20番木下翼(後半スタート⇒10番山中惇希)、右に11番石橋遼大(後半スタート⇒15番松村大也)、真ん中に17番盛嘉伊人と4番玉城大志、FWが左に13番堀井真海(後半45分⇒27番山田奈央)、右に9番波田祥太

となります。
*5番遠藤龍河が交代準備していたものの、交代前に試合が終了しています。

前節との変更点としては、中盤の両サイドが左に20番木下翼、右に11番石橋遼大になっていました。

さきほど集中した入りができていると書きましたが、序盤は、少し相手の攻撃を受けるという場面が多かったようにも感じます。今日は、やや風が強い中での試合となったものの会場の作りからピッチレベルでは、そこまで強風という感じではなかったものの、スタンドの高さでは、結構強めの風を感じていたので、浮き球に関しては、ある程度影響を受けるという中で、前半は相手にとっての追い風のような展開だったこともあるかもしれません。

その中で、ポツポツメモを見てみると、6番清水楽人が相手のサイドからの鋭い攻撃を上手く摘み取っただったり、21番南濵優大が、バックラインで待つのではなく、相手選手にくさびとして入ったパスに対して、タイミングよく攻撃に転じる前に奪って反撃のような内容が多かったことからも、相手攻撃に対しての良いプレーが多くあったスタートですかね。

反撃の場面では、9番波田祥太へ長めに当ててという狙いがスタートは、何度かあり、上手く入った時には、可能性を感じさせるプレーが見られました。

で、実際には、前半7分あたりに17番盛嘉伊人が持ち上がってファールを受けてフリーキックという場面は、あったものの、相手の守り方やサイドの選手の攻撃の仕方の特徴もあったのかもしれませんが、おそらく前半は浦和のコーナーキックは終了間際の1つだけだったと思うのですが、セットプレーがかなり少ない前半となりました。

サイド攻撃に関しては、やや左からの攻撃に関しては、相手の守備を突破することに苦戦していたものの、怪我から復帰して前節は、後半45分をプレーした11番石橋遼大が序盤は、工夫のある攻撃を見せていたように感じます。

前半8分の良いリズムで9番波田祥太に繋げた形や、4番玉城大志からの右前線への展開を受けて突破しての折り返しを9番波田祥太が受けてという形。更には、10分には、17番盛嘉伊人が右サイドの11番石橋遼大の近い位置にポジションを移動させながら、近い距離でのパス回しで突破を図った場面がありました。

前半の間に17番盛嘉伊人が11番石橋遼大の方向へパスを出した時に、何かメッセージ性のあるパスと届かなかったパスでも11番石橋遼大が、こういうパスが来るのかとパスの後に、意思疎通しているような感じに見えたところもあり、こういうところが「試み」ができる余裕なのかなと感じたところでもあります。

人によっては、今日は前半攻撃が上手くいかなかったという話をしている方もいたのですが、私としては、こういう試みが多く見られた前半で楽しかったです。

13番堀井真海もプレースタイルを変えずに貫いてくれていて、相手の激しい守備にあって自由なプレーはさせてもらえていなかったものの、14分には、豪快にポストを叩くシュートを放ち、15分には、6番清水楽人、20番木下翼、13番堀井真海と繋がった流れで惜しいシュートを放ち、17分には、8番冨田蓮のスローインから右サイドで受けて、見事なトラップからの反転で一気に抜け出して仕掛けるなど見せ場を作っていました。前半のクライマックスとしては、30分のディフェンダー3人くらいの間を相手が有利な状態と思われたところで、かき分けてゴールに向かって突破した場面ですかね。

前半の試合の流れとしては、結果的に先ほど書いたようにセットプレーがあまりとれなかったと言うことは、仕掛けの回数や狙いや試みは面白くても、受け手の反応が遅れたり合わなかったりも多くて、最終的には、相手にとっての危険な場面がそこまで多くは作れなかったとも言えると思いますが、今日の狙いや試みのいくつかを頭に残しているので、今後の試合でこれがあってきてチャンスが作られた時には「なるほどね」と独り言を言おうかと思ってますw

守備のところでは、集中した対応ができていて、後ろの選手からの意図のあるフィードもこの試合は見どころが多かったというか、21番南濵優大と12番福島竜弥のセンターバックの二人は、後ろからの攻撃に関しても、表現として適切かはわかりませんが、攻撃的な狙いのあるセンターバックとしてのプレーやパスも多く見られたような気がします。

両サイドバックの守備の安定もしかり。相手をいなすプレーもできていましたし、ボランチのところで守備的なところをケアしている4番玉城大志の質の高さも見られ、これらによって、17番盛嘉伊人が色々な試みができるのかなとも感じました。

ただ、なんというか守備からの流れでの相手の強引なシュートがディフェンダーにあたって、良い形で相手にこぼれてしまうなど、そういう試合の流れ的なところでは、予期せぬ形からの決定機は何度か相手に与えてしまっていたかなと思います。前半15分あたりにこぼれ球が見事なスルーパスみたいなところに行ってしまった場面で相手がシュートミスしてくれたのは助かりました。

セットプレー自体は、コーナーキックを与えてしまう回数は、多くなっていましたね。

前半終盤に、右に流れて、17番盛嘉伊人が受け、20番木下翼、4番玉城大志、そして左前線に上がる6番清水楽人とテンポ良く数名が絡んでの攻撃は惜しかったです。

前半、やや短いパスのところでミスが目立っていた25番鈴木彩艶でしたが、それを帳消しにしたプレーが前半40分のプレーで、良い位置で相手にフリーキックのチャンスを与えたところで、狙われたコースやシュートのスピードも含めて、決められてもおかしくないようなシュートを放たれたのですが、これを見事な反応で25番鈴木彩艶がはじき出し失点を免れた場面がありました。

そして、もう一つこの試合で25番鈴木彩艶が凄かったのが、キーパーの位置からのフィードで一気に前線の選手に良い形でロングパスを通してチャンスにつなげる場面で、前半では何度かあった中で、42分に9番波田祥太へ一気に繋げて、11番石橋遼大にパスが繋がりドリブルで深くまで侵入して、相手ディフェンダーにブロックされるも、コーナーキックを獲得(これが、この試合の浦和の最初のコーナーキックだったはず)する流れを作りました。

どちらにも得点のチャンスはあったものの、前半は得点が入らず0-0で折り返します。

後半スタートから中盤の両サイドが交代し、左に10番山中惇希、右に15番松村大也が入ります。

結果的に、この後の交代が後半終了間際までなかったことが物語るように、前半と違ったタイプの両サイド2枚を入れて、これがかなり相手にとって脅威となり、浦和ペースを作り出します。

さっそくの9分に9番波田祥太がくさびで受けて、15番松村大也に見事なタイミングでパスを通すと持ち上がり力強く仕掛ける形を作ります。

更に、左サイドでは、10番山中惇希が持つと何かやってくれそうな雰囲気が感じられる突破がさっそく見られ、珍しく、写真のタイミングがいつも下手な私が(w)、後半5分に左サイドから10番山中惇希が走り出したところで、なんか点が決まりそうということでカメラを構えて撮っていたらゴールが決まったという感じでした、珍しく写真も加えて説明できますw

このパスを出したのは、6番清水楽人だったと思いますが、こんな感じになります。10番山中惇希が相手ディフェンダーよりも一つ早い反応で走りこみます。奥には、9番波田祥太がファーからは、15番松村大也が走り、手前には、13番堀井真海がいるような状況ですね。

で、結果的に、ここまでえぐってのキーパーとディフェンダーの間に鋭いクロスを供給し、オウンゴールにつながったわけですが、10番山中惇希がサイドから来て、中に9番波田祥太が走りこむパターンでは、仮にディフェンダーが触れなかったとしても、このクロスだったら、9番波田祥太が足先で触ってゴールが決まるパターンだということもわかる位置取りなんですね。本当に見事な形でした。

これで、完全に浦和のペースとなり、徐々に運動量のところでも相手の守備陣に疲労が見えてくるような場面も増えてきて、後半は、かなりチャンスが増えます。メモしただけ書き出しますね。

8分には、13番堀井真海の仕掛けからフリーキックを獲得します。

9分には、10番山中惇希の左からの突破から裏に抜ける6番清水楽人に渡し、クロス。こぼれ球を17番盛嘉伊人が思い切ってシュート(相手ディフェンダーに当たり、コーナーキック。)

10分には、17番盛嘉伊人がおそらく、キーパーが前に出ていることを見越して直接狙った浮き球のシュート(キーパーがキャッチ。)

14分には、6番清水楽人からのフィードに抜け出した15番松村大也が仕掛け、コーナーキックを獲得。

16分には、13番堀井真海からのパスを受けた9番波田祥太がシュートを放ち、キーパーに弾かれバーに当たる惜しい形(コーナーキック獲得。)

17分には、17番盛嘉伊人からのクロスに10番山中惇希がヘディングシュート(コーナーキック獲得。)

21分には、12番福島竜弥からのスペースへのパス(味方が感じて走りこめれば決定機になるような面白い狙いのパス。)

26分には、10番山中惇希が相手ディフェンダーのプレッシャーを受けながらも6番清水楽人に預けて抜け出し、再び受けての突破。

30分には、4番玉城大志からの裏へのパスに15番松村大也が抜け出し一気にゴールへと向かうもオフサイドの判定。

32分には、25番鈴木彩艶からの見事なフィードが左サイド前線を走る10番山中惇希へ渡り、そのまま突破しクロスを入れ、9番波田祥太が走りこむも決めきれず。

38分には、コーナーキックのチャンスから、17番盛嘉伊人が上げたボールが一旦クリアされ、再び17番盛嘉伊人の方に転がり、15番松村大也へパスを通し、シュートを放つも相手ディフェンダーがギリギリブロックに入り防がれます。

39分には、17番盛嘉伊人が相手ディフェンダーを越す浮き球のパスを裏へ通し、13番堀井真海が抜け出して仕掛ける形を作ります。

40分には、左から10番山中惇希が抜け出し、9番波田祥太がヘディングシュートを放つもキーパー正面。

と、メモできただけでもかなりチャンスを作り、同時に、時間の使い方や、強弱ののつけかた、相手が焦れるようにキープする場面なども入れつつ、結果的には、運動量の面でも後半優った浦和がそのまま得点は動かなかったものの1-0で勝利となりました。

今シーズン3勝目でその3勝が全て1-0というスコアになるものの、今日の1-0がこれまでで最も、攻撃回数や試みが多く見られた中でのスコアで同じスコアでも、確実にチームとしての成長が見られる形での勝利となりました。

特に、後半に関しては、実際に得点と数えても良い活躍を見せた10番山中惇希を始め、おそらく本人は、決められなくて悔しい思いをしているであろう9番波田祥太や15番松村大也も、見る側からすれば、シーズンスタートから見れば、格段にゴールへの雰囲気と実際に狙う姿勢が増しているのがわかりますし、「どうしてゴールが決まらない」という感情を持つ必要はないと思います。どちらかというと、「ゴールが近づいているな俺」くらいの感覚で続けていけば、すぐに得点も決められると思います。

ということで、5試合で勝ち点10の二けたという良いペースで3位まで浮上したわけですが、私は割と「慢心したな」と怒るタイミングを待っていたりしますw

でも、チーム内の競争も含めて、常に緊張感が保たれるようなチーム状況になっているなというのが素直な感想で、そういう状況では、見る側が怒る必要もないまま今シーズンは進んでいくのかなと感じる部分もあります。つまり楽しんで見られているわけです。

そんな良い流れの中で、来週は、また、ちょっと一味違った試合になるシリーズ(?)のさいたまダービーになりますね。

勝手知ったる選手も多いような相手になるでしょうし、やりにくさも出てくるでしょうし、違ったモチベーションが生まれる試合にもなると思います。そして、おそらく、聞いた話では、結構なドリブルでガンガンのタイプの選手も相手に何人かいるようなので、そういう相手に対しての対応も含めて、また来週も楽しみに足を運びたいと思います。

ウォーターブレイクも取られる夏日の試合となり、体調管理のところも気にしなければならない時期に入っていきますね。

暑い中お疲れさまでした。ではでは!

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埼玉県S2リーグ 2019/05/03 浦和レッズユースB vs 熊谷高校 1-1引き分け・・・高校のAチームとやる意味を感じる

どうも、ブクメです☆

金曜日は、駒場スタジアムサブグラウンドで行われた埼玉県S2リーグの浦和レッズユースB vs 熊谷高校の試合を観戦してきました。

このグラウンドでサイドからネット越しに観戦しようとした時にちょうど良い隙間があるのですが、写真を撮るには、なかなか難しいところもあり、facebookの方で載せた写真では、次のような強制的なワイド撮影のような写真も結構あったりしますw

こんな感じw

とは言え、サッカーを見るという点では、こういう横に長い隙間があるので、見やすいとも言えますね。

さて、浦和レッズユースのBチームが参加しているS2リーグは、ちょうどプレミアリーグの開幕戦と同日にスタートしたのですが、日程的には、そこから1か月ほど空いての第2節となります。この間、このS2リーグに臨むチームのベースとなる1年生は、シンガポールの遠征があったり、足は運べなかったもののいくつかの練習試合もあったようで、この期間でチームとしてどうなっているのか・・・を考えるのも若干難しいのが、このリーグに参加するチームのメンバー構成が、高円宮杯プレミアリーグに臨むAチームだったり、試合日程だったり(公式戦の日程が被る被らないなど)で、例えば、開幕戦では、3年生が2人入っていた状況でしたが、今回は、スターティングメンバーを見た限りでは、バックラインに23番山本陽生真、後半に入れ替わる形で26番舘澤佑磨と2年生が一人ずつ、入るという構成で基本的には、ほとんど1年生での構成となっていました。

いた選手、いなかった選手、行事や、負傷など誰がいていなかったということを考えられるほど頻度多く見られていないですし、開幕戦で見られていないユースから加入した1年生も数名いたりと言うことで、細かいところを見るというよりは、この試合も、S2リーグを戦うというところと、新しい選手を見るというところに若干重きを置いてみることになりました。

では、メンバー書きますね。

vs熊谷高校戦メンバーと交代は以下、

GK30番川崎淳、DFが左に31番大野海翔、右に28番アピッチ輝、センターバックに23番山本陽生真(後半スタート⇒26番舘澤佑磨)と32番岡田翼、MFが左に38番舘樹(後半スタート⇒29番伊澤壮平)、右に42番吉田来綺(後半34分⇒40番茂木柊哉)、真ん中に39番戸田大翔と35番島垣翔、FWが左に36番瑞慶山一真(後半17分⇒33番小川聖凪)、右に37番高橋悠

となります。

開幕戦の時に見られなかった、28番アピッチ輝、38番舘樹がこの試合でスターティングメンバーとして見ることができました。また、前回も見られた選手でも、開幕とは別のポジションでプレーする選手もいたりでしたね。

主導権というところでは、浦和が握りつつも、攻めの試みの連係ミスだったり、果敢な突破を仕掛けて、相手の早い寄せで引っかかりカウンターを受けるような展開が多いように感じられました。この辺は、昨年も足を運んだS2の試合でいわゆる3年生中心のAチームが出てくる高校と対峙した時に感じられた、BチームとしてS2に臨んでいるチームとの違いというか、連携面にしてもそうですし、特にわかりやすく出てくるのは、ジュニアユース時代には、個人で突破がガンガンできていたような選手が、素早く強度のある守備に対してかかってしまうというところや、そもそもの連携面でそのチームにかけている時間の違いが出るところもあり、そこは、ある程度仕方がないところです。

ただ、この辺は、S2リーグを見る監督が昨年から変わっても、長めのボールで蹴り合いになるような展開ではなく、ポジショニングだったり、上手く意図が合わないことも多かったものの、見方の動きを予測した落としだったり、スペースに走り出してみたり、色々試みている様子が見られたのは嬉しかったですね。

もちろん、Aチームよりも、チームとして成熟させるのが難しいのがBチーム(ベースとなるメンバーが固定されにくく、活躍すれば次はいないこともあるような複雑さ)ですが、その中でも、いるメンバーがそれぞれで考えてやろうとしているのは伝わりました。

少し試合の流れも書いてみますね。

試合開始早々の2分に42番吉田来綺が惜しいシュートを放ちます。5分には、38番舘樹が、長身ながら柔らかいボールタッチやテクニックを見せつつ、サイドから突破して仕掛ける形を作ります。7分には、右サイドバックの28番アピッチ輝からの鋭い縦へのフィードに42番吉田来綺が抜け出して仕掛けます。

10分には、36番瑞慶山一真、38番舘樹、37番高橋悠と良い距離でパスが回り、37番高橋悠が仕掛けていきます。

14分には、コーナーキックのチャンスで23番山本陽生真か38番舘樹がヘッドで合わせるもキーパーにキャッチされます。

16分あたりに、39番戸田大翔が攻撃の流れの中で、左前線のスペースに入っていき、上手くパスが入れば、チャンスになるという形を作ります。

17分には、37番高橋悠がドリブルで果敢に仕掛け相手に倒されフリーキックを獲得します。この試合では、相手の寄せが早く数名に囲まれる形で37番高橋悠にとっては、なかなか突破を許してもらえなかったものの、それでも果敢に仕掛ける姿勢を多く見せていたのは良かったと思います。このくらいの守備や強度に慣れて突破できるようになると、持ち味が生きてくるのではないかなと思います。もっとパスを出した方が良いとか、そういうところは、チームの話なので、私は何も言いません。

先ほど書いたような仕掛けて奪われてシンプルに長いボールで攻めてくる形で反撃を受けることが多い中で、それでも、集中して跳ね返すことはできていたものの、26分にやや対応が緩くなったところでシュートを放たれ、ポストに弾かれて外れるかと思ったものの、右サイドのポスト内側に跳ね返り、左サイドネットに入るような形で決まってしまい、0-1とビハインドを負う形になります。

失点後の30分にコーナーキックのチャンスに28番アピッチ輝がヘッドで合わせるも、これは、枠を捉えきれず。

31分には42番吉田来綺が、ボールをもらった角度からだと難しいような角度へのパスを正確に出し(開幕戦も同様でしたが、腰が強いのか、通常のパサーとは違ったイメージのキックの質を持っているとこの試合でも何度か感じる場面がありました、まだよくわかりませんが)、36番瑞慶山一真につながり仕掛けます。

前半40分には、39番戸田大翔から裏へ抜け出した36番瑞慶山一真にパスを通し、このまま一気にゴールへとなりそうなパスでしたが、これは、オフサイドの判定。

なかなか、崩しというところでは、上手くいかない場面が多かったものの、セットプレーから惜しい形を作り出していた浦和が前半終了間際のコーナーキックのチャンスで、28番アピッチ輝がヘッドで決めて、1-1と同点に追いついて前半終了となります。

後半に入り、代わって入った29番伊澤壮平が、さっそく開始早々に、インターセプトからチャンスを作るプレーを見せ、7分には、右サイドを駆け上がった32番岡田翼からのクロスを受けて仕掛け、高い位置でフリーキックを獲得します。

前半は、ややボランチの位置で思うようにプレーできていないようにも見えた35番島垣翔でしたが、後半は、意識してパスを受けて両サイドに散らすようなプレーが見られました。

ただし、全体的に崩すというところでは、後半もなかなかうまくいかない中で、それでも、果敢に仕掛けることでフリーキックやコーナーキックは多く取ることができていました。

例えば、13分に37番高橋悠の仕掛けからフリーキックを獲得し、31番大野海翔が精度の高いボールを入れて、相手にクリアされるも今度はコーナーキックを獲得した場面のような感じ。得点が入るとしたらセットプレーからかなという雰囲気はありましたが、後半は、逆転ゴールを奪うことはできず。

試合終了間際には、ヒヤッとする場面もありましたが、結果は、1-1の引き分けとなりました。

これで、私にとっての新1年生ベースのS2の試合観戦は2試合目。たったの2試合で、プレーを見るのすら初めての選手も多かったので、先ほども書いたようにチームとしてどうとか、コンセプトとしてどういうことが徹底されているかも、まだわからないところが多いです。

特徴というところでは、実際に得点を決めた以外にも数回セットプレーでヘディングで競り勝っていた28番アピッチ輝がヘディングが強いタイプの選手なのかな~とか、試合終盤に見せた、右サイドバックからのドリブルでの仕掛けで、相手ディフェンダーの裏に短いパスをのような出し方をしつつ、自ら裏に走りこんでマイボールにして仕掛けたプレーなど見ながら、なるほどこういうことをする選手なのかと考えたりですね。

全体的には、やはり、このカテゴリの高校生世代のプレスの速さや強さなどに対して、判断が遅れて、ジュニアユースから見ていた選手でも、これまでできていたプレーのテンポだと、簡単に奪われてしまう場面も多く見られたのが、逆に良かったというか、こういう相手と戦うことで、対応するためにどうなっていくのかを今後見て行こうと思いましたよ。

もちろん、応援する立場としては、S2リーグを戦う浦和レッズユースのチームとしては、可能な限り今年もS1への昇格を意識した戦いはしてほしいですし、勝ち点を積み上げていってほしいですが、選手それぞれにとっては、簡単ではない相手が多い方が良いなと思うところもあります。

で、次は、6日で、今シーズンのS2で初めてBチーム同士の対戦となる武南高校B戦になりますね。浦和自体がどのようなメンバー構成で臨むかもわからないですが、高校のAチームとの対戦とはまた違った戦いになると思います。

6日は、ジュニアユースの関東U15リーグもあるので行きたいとは思っているのですが、やや遠方の関東になるため、仕事の兼ね合いなどで、所要時間的に厳しいとなった時には、S2の試合にまた足を運ぶことになるかもしれません。

ひところよりは、思うように動けるようになったものの、今年は、自分以外のところで起こることで、予定通りにいかないことが多いので、ギリギリまでわかりません。

欲を言えば、Bチーム同士の試合は、同じような条件下の相手で、特徴を出しまくって浦和が大勝するみたいな展開を期待してしまったりもするんですよね。

あ、そういえば、この試合では、私の観戦する中では、今年初めてウォーターブレイクが入りましたね。5月に入り、暑い日も増えてくると、今度は、暑さとの戦いも入ってくるんですよね。体調管理にも気を付けましょう!

ではでは。

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