第24回埼玉県クラブユース(U-14)サッカー選手権 準決勝2015/01/25 – 浦和レッズJrユースU14vs坂戸ディプロマッツU14 1-0勝利・・・結果を残したが、自らで修正するべき点も見つけつつ。

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どうも、ブクメです☆

この大会は、全部行けそうとか、3回戦の試合の後に書いたのに、さっそく次の準々決勝行けないとか、とんだ嘘つきだ、すみません。

ということで、その準々決勝もしっかりと勝利してくれたので、この準決勝を観戦することができました。場所は、熊谷スポーツ文化公園陸上競技場になります。観戦環境としても暖かくて助かったのですが、この競技場は、ちょっとスタンドとピッチまでの距離があって見にくいんですよね。しっかり、顔も覚えながらプレーも覚えながら、というのは、またお預けと言うことで。。

ちょっと、最近情報に疎いところが多いのですが、この大会の3位決定戦は、なくなっているんですかね?公式サイトには、記載されていないので、そういうことなのだと思うのですが、それなら、なおさらなのですが、この大会についてブログで書くときには、たびたび触れているのは、新チームでの戦いを考えた時には、練習試合で強い相手との試合を多く行うよりも、それなりのレベルの公式戦での試合経験の方が大きいと考えられますので、まず、この大会に関しては、3位決定戦があった頃には、準決勝までは、内容が悪くても勝ち上がり、この大会での最大試合数を戦えるようにしてほしいということは書いてきました。

3位決定戦が、もしないのであれば、決勝まで進むことがそれに当たり、その部分は、この試合の勝利でまずは掴んでくれたということになりますね。

この試合のスタメンと交代は以下、

GK25番西尾優輝、DFが左サイドバックに39番林海斗、右サイドバックに33番伊藤大翔(後半30分⇒32番石塚稜真)、センターバックに22番大桃伶音と21番北村龍馬、MFが左に29番佐藤輝(後半6分⇒42番吉岡直輝)、右に35番岡村勇輝、真ん中に23番白土大貴と24番吉岡佑馬、FWが左に27番二見健太(後半9分⇒37番金子直樹)、右に40番森隼平

となります。

最近は、サポーターの知人が、ツイッターで速報をやってくれているので、助かります、メモを少しさぼれますw

この試合のゴールは、前半17分に浦和の攻撃でペナルティエリア内で混戦状態になったところで、最後に23番白土大貴が押し込んでのゴールの1ゴールになります。

序盤は、思ったよりも硬さが見られた相手チームに対して、浦和の攻勢が目立つというところからスタートしつつも、なかなか得点が奪えない中で、ようやく17分にゴールが決まって、試合運びとしては、楽になったものの、相手チームの積極的な交代や、中盤での守備の厳しさ、更には、機動力のある大きめの前線の選手にサイドから抜け出して仕掛けられるなどで、対応がやや後手になる時間帯が多くなり、新チームのこの時期、このタイミングでは、凄く必要なことではあるのですが、やや課題が残るポイントも多くなった試合ではないかと思います。

この試合では、大型のセンターバック2枚で力強さがある分、裏に抜けられてスピード勝負を狙われた時、切り替えの部分などで、やや相手に狙われている危ない時間帯が多く、相手の圧力を受けたためか、跳ね返した時のボールの精度が悪くて奪われたり、ボランチのところでのボールのおさまりが悪くなったりは、していたのですが、これを踏まえて、試合の終盤を考えてみると、選手の中で話し合ったり意識的に動くようにしたのか、バックラインとボランチの距離感が良くなり、いわゆる選手間でのカバーの意識が高まる時間帯も見ることができ、選手同士でこういう変化が試合中にしっかり見られるなら、今後は、大丈夫かな、と言う感想です。

あとは、ちょうど、前日の日本代表の試合を見てからの流れになるので、引いて守る相手に対して崩して決めようとする浦和の攻めを見ていて、そこを崩すというのは、大変なんだなという感想を持ちつつ、特に35番の岡村勇輝のゴールへの意識というのは、守備のところで引いた相手に対しては、かなり有効に感じられる場面も多かったです。実際に、果敢に狙ったシュートで相手が守備の人数が多いことで跳ね返りがそのままゴールに入りそうな場面もありましたし。

この先、関東U15リーグが開幕すると、相手によっては、守備のところに人数を割いてしっかり守ってカウンターを狙うようなチームが出てくると思いますが、当然崩すために前線の連携や、中盤が追い越して仕掛けるなど崩しの精度を上げていくことも必要とされると思いますが、パス回しが優先されて、相手が、ここからは打ってこないだろうというところで思い切ったシュートを打てる選手がいるだけで、相手のプランを混乱させることも実際できますので。

課題も残りましたが、3回戦の時に書いたように、チームの印象が良いことには変わりなく、その一つの理由として、試合の途中に、あまりよくないなと思われたポイントが終盤には、かなり修正できていたことにあります。

また、相手の攻撃陣に良い選手がいたことで、より守備陣にとっては、考えて対応しなければやられるということで、この1試合の中だけでも、成長が見られたポイントもありました。

さてさて、決勝は、大宮アルディージャに決まったようですね。そうすると、タイプが全く違う相手になりますので、引いた相手を崩すためのとか、そういうことにはならなくなると思いますが、逆に組織的に高いサッカーを見せてくると思われますので、相手の戦い方を試合中に見極めて、相手ペースにもっていかせないためにはどうするかを考えつつ、こちらの良さを出すことが必要ですかね。

まあ、サポーターの立場からすると大宮アルディージャとやるなら、気持ち全面でガッツリ戦い切って欲しいなと言う部分ばかり臨んでしまいそうです。

会場は、なぜか準決勝よりグレードダウンした補助競技場の方になるようですが、逆に近い距離で見られるので、それはそれで楽しみだったりします。グラウンドのコンディションは気になりますけどね。

ということで、決勝も楽しみにしています。

ではでは。

あ、試合とは関係ないところでなのですが、ちょっと書いておきたいと思った出来事があったのですが、メインスタンドのところで今日は観戦していたのですが、今日の対戦相手の坂戸ディプロマッツの選手が応援する場所を探して歩いている時に、「ここだと迷惑になるから、向こうに行こう」と言う声が聞こえてきて、わざわざバックスタンド側まで移動して声を出して応援していたんですね。ちょっとしたことではあるのですが、周りを気遣う気持ちが選手間で持てるというのは、良いことですね。ほっこりしました。

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第24回埼玉県クラブユース(U-14)サッカー選手権 3回戦2015/01/10 – 浦和レッズJrユースU14vsフォルチFC U14 5-0勝利・・・新チームスタートの大会初戦ですが、かなり好印象でした。

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どうも、ブクメです☆

サッカー好きの方から言えば、かなり遅い出だしの2015年のサッカー初観戦となりました。2015年もよろしくお願いします。

ということで、昨年は、新年から、海外の大会に足を運んだりで、決勝戦のみしか足を運べなかった、2015年のジュニアユースの最高学年となる、現中学2年生の世代が参加する、埼玉県クラブユース(U-14)サッカー選手権で浦和レッズジュニアユースが登場する3回戦の試合を観戦してきました。

会場は、岩鼻運動公園東松山サッカー場となります。ちょうど、かなり昔になりますが、まだJリーグにサテライトリーグがあったころ、同公園内にある、陸上競技場で浦和レッズのサテライトの試合を観戦した場所で、懐かしさを感じつつ、当時は、坂戸市に住んでおり、自転車でここまで来るのに迷って、グラウンドから見える高台の方にある住宅街に紛れ込んで、たどり着くまで苦労したな~と思いつつ。

でも、諸々の事情により遅刻して、前半15分くらいからの観戦になりました(寝坊が原因ではないのですw)

そんな、ややバタバタした流れでの観戦になったことや、選手がつけている背番号が大きめの番号だったり、昨年メトロポリタンリーグの観戦がなかった関係で、思ったより、選手の皆さんが大人になっておりまして、要するに、選手の背番号と顔と名前が、一致しないごちゃごちゃ状態のため、今回は、スタメンや、交代などなど、細かいところには触れません、すみません。

凄く、おおざっぱな表現をしてしまえば、現段階で、かなりチームとして良い状態に既にあるという印象で、今年も、ある程度、関東U15リーグの1部のレベルの中でも高いレベルからチームがスタートされて、その中で、様々な選手が切磋琢磨して、成長することで、頂点を目指した戦いと同時に選手自身も成長していけるのかな~という感じです。おおざっぱですが。

今日見ただけでも、攻守の切り替えの部分をという声も聞こえてきましたが、それがうまく浸透している印象で、その延長線上での、選手間でのスムーズなポジションチェンジや、中盤でどっしりとしたバランサーになれる選手もいましたし、チャンスの数とゴール数に差異があるところからは、やはり得点を決める部分に関しては、貪欲に考えていく必要はあると思いますが、相手が人数をかけて守備を固めた中で、何かが起こる可能性の高い形でのシュートの狙いなども、悪くはないと思うんですね。

おそらく、現段階では、今年は、この大会をしっかり追いかけられると思いますので、まずは、この大会で、より選手の特徴と特長と名前と顔を覚える努力をしていきます!

ではでは。

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高円宮杯(U-15) 2014/12/23 浦和レッズジュニアユースの選手たちの戦いは、次のステージへ。

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この今日の試合の澄んだ青空のように、ここから羽ばたき、次のステージに進む、浦和レッズジュニアユースの選手たちの前途が、明るいものになりますように。

サッカーと言う世界に身を置く者、そこに身を置く者を応援する者。

サッカーと言うスポーツに関わるということは、そのサッカーというスポーツの、サッカーの神様の残酷な仕打ちとも、向き合っていかなければならないとは知っていても、内容と想いが結果が伴わない試合には、そのサッカーの神様を恨みたくなる時もあります。

久しぶりに、そんなことを試合後に強く思いました。

ただ、今日の試合においては、会場となっていたケーズデンキスタジアムの空気と澄んだ青空と、そして、対戦相手の選手の姿勢も、対戦相手のベンチから選手に向けて出されていた指示も、なぜか、凄く、頭の中に残っていて、深くは関わってはいないので、わからないですが、浦和レッズジュニアユースの育成も好きで、今日の対戦相手のベンチから出ていた選手への声のかけかたも好きで、実際にピッチで戦っている選手からも、そういう部分も伝わってきて、でも、採点競技であれば、浦和レッズジュニアユースの完勝だったのにという思いも強かったり、なんというか、応援している身からしたら、応援しているチームが負けたのだから、悔しいのですが、不思議な感情も同時にありました。

全てを含めて、貴重な時間を分けてもらったなという1試合でした。サッカー選手は、見るものに感動を与えることも義務であるということを考えれば、応援していたチームの結果が喜びということには、なりませんでしたが、その空間でもらえたものの大きさは、計り知れないというか。

私自身が、少し忘れかけていた、試合後に全ての選手の表情を遠くから、眺めることも、できました。そんな、以前のように純粋に下部組織を応援していたころの自分を取り戻させてくれる空気が、今年のチームの、この大会にはありました。

そういった姿を見せてくれたチームには、感謝の気持ちしかありません。

そして、これは、以前から何度もブログで口にしているように、育成を点ではなく、線で見るというのが、私の方針ですので、今年の3年生にも、試合に出場することで経験を多くできた選手の点が、次のラウンドでどのように活かされるかの次への点への線を見て、そして、出場できなくて悔しい思いをした選手の次のラウンドへの点への線、更にその次の点への線を思い描きながら、今後も、楽しみに応援させてもらいます。

私が書く文章を読んでくれている選手がいるかもしれません。その選手にとっては、浦和レッズユースに上がるという選手に関しては、特に不安な思いを抱かせるようなことを多く書いてしまう、この1,2年だと思います。そのことは、申し訳なく思いますが、これは、あくまで私が思い描く育成に必要なことが、度外視されていることに対しての警鐘になり、見方を変え、考え方を変えれば、サッカー選手の人生としては、プラスに作用することもあるのかもしれません。

何が言いたいかと言うと、あなたたちが3年間所属する来年から3年間の浦和レッズユースというチームに対しては、先入観は、持つ必要はなく、その指導方針が、どんなであれ、そこでどのように成長していくかは、それぞれの選手自身が見極めて、取り組んでいくものだということです。

世界の様々なサッカーを見ても、一つの方針を貫いて、常に安定したことができているチームというのは、数少ないです。私自身が、強い気持ちで応援してきた浦和レッズの下部組織なので、方針も含めて、そういった数少ない少数派の、方針のぶれない選手の力を伸ばせる育成を期待はしてきましたが、それは、難しいことは、残念ながらはっきりしました。

ただ、変化は激しいものの、そういう一貫しない方針であっても、良い時代というのも作り上げられるはずですし、それには、やはり選手の取り組み方というのも重要になって来ると思います。

ですから、ユースの環境に入った時、疑問に思う部分が必ず出てくると思いますが、その時の取り組み方を少し工夫する努力をしてみてください。考えて、考えて、それでも疑問がでて、それでもがんばって、結果的に、その方針に、疑問を持ったまま長い時間が続くかもしれませんが、取り組み方一つで、その3年間で得られるものは、大きく変わってくると思います。

そして、ジュニアユースでサッカー人生のすべてが決まるわけではないように、ユースでもすべてが決まるわけではありません。

思うように行かない時ほど、焦らずに少し長い目を持って、考えて取り組んでみてください。

これは、高校サッカーに進む選手も同様です。とにかく、サッカーの世界は、1年1年で本当に環境が変わるものですから、自分のサッカー人生を常に見つめながら、変化にも対応できる力をつけて、まずは、次の3年間に取り組んでもらえたらと思っています。

サッカーの好き嫌いはあります。、私は、選手の個性を消すサッカーは嫌いです。戦術も重要、個性もそれが、ただのワガママが許されることになってはいけませんが、最低限の戦術と、選手は、その中で個性も伸びていくというのが望ましいと思いますので、今後も、そういう方針のところに対しては、マイナスのイメージを持ってしまうと思いますが、様々な方針のサッカーがあるから、サッカーは、面白いとも思っています。

ダラダラと書きましたが、私は、今年の浦和レッズジュニアユースのサッカーは環境面含めて大好きでした。本当は、もっと先の、頂点に立つところまで見たかったです。今日、鬼気迫るプレーを見せた選手が、この大会で次戦で戦う姿を見たかったです。

そして、準備をしていて出番がなかった選手が、どのようなイメージをしていたのかもプレーで見たかったです。

でも、サッカーの酷な部分がでてしまったが今日です。悔しいです。でも、仕方ない。

なので、次の舞台、ラウンドで、その続きは、見させてもらいます。

本当に、楽しい数日間でした。ありがとうございました!

ではでは。

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高円宮杯(U-15)2014/12/21 2回戦 浦和レッズJrユースvs柏レイソル U-15 2-0勝利・・・1試合通しての集中した戦いで、完勝!

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どうも、ブクメです☆

浦和レッズの下部組織にとっては、柏レイソルの下部組織との対戦は、毎回特別な思いで見させてもらうことが多いです。そのくらい、重要視する部分が、戦術vs個というチーム同士の対戦の典型的な姿が見られるのが、このカードになります。戦術は重要ですが、個性を大事にしてほしいという見方で応援してきた私にとっては、負けて欲しくない相手であり、逆に、その徹底した戦術という強さの前に、浦和レッズの下部組織は、苦しめられて敗戦してきたという試合も多く目にしたものです。

この大会に臨んでいる選手たちにとっては、あくまでこの大会の、このシーズンの最終的なゴールは、優勝であり、一つの通過点になることには変わりないのですが、彼らにとっても、今シーズンのリーグ戦では、2敗している相手であり、関東リーグの優勝を奪われたチームになりますので、思い入れの強い試合だったと思います。

そんな相手と、カシマスタジアムで対戦する試合を観戦するというのも何か不思議な感じがあり、最近は、足を運んでいませんが、以前は、トップチームの応援でよく足を運んでいたアカシマスタジアムのメインゲートで、あまり好きではない、鹿島アントラーズ色満載のデザインの階段を上がって、メインスタンドに入っていくというのは、それはそれで興味深いものがありました。

この一戦は、凄く内容の濃い、この試合は、逆に言えば、形容するのは凄く簡単な試合であり、試合を1試合と言う形で戦い、勝負のところで優った浦和レッズに結果も付いて来た試合でした。

ということで、簡単に試合を振り返りたいと思います。

この試合のスタメンと交代は以下、

GK25番西尾優輝、DFが左サイドバックに23番白土大貴(後半4分⇒2番山崎広大)、右サイドバックに5番山崎舜介(後半34分⇒22番大桃伶音)、センターバックに3番大西翔也と4番橋岡大樹、MFが左に9番樋口颯太(後半開始⇒20番長倉幹樹)、右に11番白田颯人、真ん中に8番立川将吾と6番荻原拓也(後半6分⇒14番弓削翼)、FWが左に7番菊地泰智、右に10番シマブク・カズヨシ

となります。

前半は、得点は動かなかったものの、お互いに、リスクを負う部分は、少な目に、それでいて、駆け引き自体は、ものすごい展開が、要所要所で見られました。

特に相手の戦い方が、浦和の選手の個性を発揮させないような戦い方をしていたことで、かなりストレスを感じてプレーしていた攻撃陣も多かったと思いますが、焦れることなく集中した戦いが、前半を通して繰り広げられていたのが良くわかります。

その中でも、数は多くなかったものの、23分のフリーキックのチャンスで、8番立川将吾がからのボールを4番橋岡大樹がヘッドで落として、10番シマブク・カズヨシが惜しくも枠を捉えられずという場面など、決定機も数回作りながら、そして逆に相手の攻撃でも、数回は、危険な形を作られたものの、特に相手の決定的な仕事をする選手で、実際に今シーズンのリーグ戦でも、結果と言う形で残されてしまっていた相手を、自由にさせず、また、個の戦いでも、心理的に優る形を作り出した守備陣という構図も見ものでした。

そして、勝負の後半では、もちろん、得点を奪うためには、浦和もリスクを負う時間帯というのを作る必要がある中で、交代で入った20番長倉幹樹が、さっそく結果を出します。

後半9分に、右サイドからの6番荻原拓也からのクロスに対し、ややヘッドで狙うには遠い位置にも見えましたが、相手キーパーが、結構前のポジションをとっていたところをしっかり考えて、キーパーを越えるようなヘディングシュートでゴール。

リスクを負ったところでカウンターの心配もしながら攻撃をするというところまで行く前の段階で、浦和レッズが、かなり試合を有利に運べる先制点を決めることができました。

そして、これにより、逆に少しバランスを崩してでも点を取りにいかなければならなくなったのが相手と言う状況を作り出したことで、気持ち的にも有利な状況が作られ、前半は、ややいなされることも多かった、高い位置で囲い込んで奪うという形が多く見られるようになりました。

特に、前半苦しんでいた右サイドの11番白田颯人が守備のところで強烈な運動量を見せて、残り30分ほどで味方と上手く囲い込んだ中で、多くの回数相手のサイド攻撃を摘むプレーを見せ、自身も、奪った後の高い位置からの攻撃を多く見せられるようになりました。

そして、相手の攻撃にも上手く対応しながら、迎えた28分に大きな大きな追加点が入ります。

このゴールに大きく貢献したのが前半は、スペースを消されてなかなか思うような仕事ができなかった、10番シマブク・カズヨシが、少しゴールまでは距離があるところで、思い切ったミドルシュートを放ち、このシュートは、惜しくもクロスバーに跳ね返るも、そのボールにしっかり反応した20番長倉幹樹が、しっかり押し込んで2-0にします。

試合終了まで残り10分ほどという段階でも大きな大きな2点差にする得点は、試合運びの上でもパーフェクトな追加点の時間帯だったと思います。

そして、結果、そのまま2-0で相手の反撃を許さず勝利を収めて、準々決勝進出を決めました。

采配も含めて、この試合は見事としか言いようがありません。

攻撃的により特徴を持ったプレーができる選手、そして、バランスよくプレーできる選手、もちろん、相手の出方によって対応は変わってくると思いますが、この試合では、スタートでは、攻撃の部分をより最優先にして、サイドからの仕掛けで打開できる可能性を考えたスタートにしたと思いますが、その攻撃によるスペースを相手に狙われ始めて、また、サイドからの守備においては、少し運動量が足りないという判断がされたと思う中で、その部分を考えた、交代などで相手の狙いどころを潰しながら、比較的受ける時間帯で大きく跳ね返す、やや形上は、放り込みに近いような時間帯に、交代で出場した選手が、しっかりポストプレーをしてくれることで、前線のおさまりも非常によく機能したように感じます。

良いな~と思うのは、ユーティリティに重きを置かずに、特長を信じて、足りない部分で相手の対応で対処できないようであれば、そこに特長を持つ選手を投入して対応していくという部分なんですよね。

だから、交代した選手は、もちろんそのことに関しては、悔しいのは当然なのですが、何が起こり、自分がどうして最初のチョイスに慣れたのか、そして、どうして交代することになったのかを、説明されなくても、わかりやすいのです。

だから、こういう部分がわかれば、文章を書く側としても、もし、その交代に対して不満な思いがあるのであっても、その交代にあるメッセージを理解したほうが今後のためには良いですよ、と言うことができます。その部分を修正して、足りない部分を補てんできれば、より長い時間起用されるようになるわけですから。

同じように、第1戦から考えてみると、今日は、相手の特徴と、試合での展開で、チームのバランスが崩れた時に、落ち着ける意味でのプレーができることに特長を持った選手が交代で長い時間プレーする機会は、訪れませんでしたが、次戦のヴィッセル神戸戦では、展開によっては、求められる時間が必ず来るはずです。

今年のプレミアカップで見たヴィッセル神戸と、夏の全国大会の時に長い時間ではないですが、見たヴィッセル神戸。明らかに成長曲線を描いていることが確認できた相手であり、その時のイメージからすると1回戦2回戦とは、おそらくまったく別タイプの相手になると思います。

課題になっていた、フィニッシュという部分でも、確かにまだ、ここで決めなければという決定機で精度が足りないという部分は見受けられますが、この大会に入ってみる限りは、決めきる力は、確実に上がっています。そして、試合を有利に運ぶために、必要な時間帯に、ゴールを奪うことを優先して、しっかり結果を出すことができています。

この上昇曲線で一つ一つ登って行けば、必ずその頂点は見えてきます!

少し話は脱線しますが、私は、基本的に、アカデミーにいる段階でツイッターで選手をフォローして、つぶやきを直接チェックするということはしないのですが、それをチェックした友人などから、偶然入ってくるような言葉は、大事にしています。

2回戦の試合後では、出場していた選手で自らのプレーに満足できないという選手のつぶやきを偶然友人から聞きましたが、その思いは大事です。スタンドから見ていた側からすると、十分、やるべきプレーはできていたと思いますが、選手自身がそのような思いを持つことも重要です。

そして、次の試合のために、同じ舞台で戦うことができずに、次の対戦相手の試合を撮影しにいっているという選手の話も聞きました。もちろん、1回戦の時にも書きましたが、帯同自体できなかった選手もいます。試合で実際にプレーで流れを変えることは、ベンチに入らないとできないですが、この大会で戦っている選手は、現地にいる選手だけではないですよね。そして、もちろんスタンドにいる私たちも一緒に戦っているつもりです。もちろん、悔しい思いの方が強くて素直に応援できないという人もいるかもしれません。

それらの、その一つ一つの思いが、力になり、このような舞台での頂点への戦いで優勝するチームが生まれるものだと思います。

また、明日も、そのような全てで作られた2014年の浦和レッズジュニアユースというチームの戦いを見られることが楽しみです。

ではでは。

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高円宮杯(U-15)2014/12/20 1回戦 浦和レッズJrユースvs SSS Jrユース 3-1勝利・・・より長い時間を高い集中力で戦う必要性

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どうも、ブクメです☆

およそ、2か月間公式戦がない中で、準備を進めて来た浦和レッズジュニアユースの今年最後の戦いとなる高円宮杯U-15第26回全日本ユース(U-15)サッカー選手権大会が開幕しました。

しばらく、大阪の堺ナショナルトレセンで開催される時期が続いていたので、開催地が固定されていくのかと思っていましたが、今年は、茨城県の鹿嶋や水戸での開催となったことで、泊まらずに日帰りで観戦できることは、凄く助かります。個人的には、Jヴィレッジや、堺ナショナルトレセンのように、一つの会場で多くのチームが試合をするような会場の方が全国大会の雰囲気は感じられるな~と思う部分もあるのですけどね。

今年の浦和レッズジュニアユースは、全国優勝できる力をしっかり持ったチームというイメージで見て来た中で、課題もはっきりしているチームであり、夏の全国大会でも同じ課題を抱えて悔しい敗戦となってここまで来ました。

関東U-15リーグの最終戦が行われた後から2か月ほどの期間で、関西遠征があるという話を聞いていて足を運ぼうとしたのですが、ちょうど、その期間に海外で仕事が入ってしまい、私自身まる2か月見ることができずにここまできました。

で、キックオフからのプレーを見て、まず、若干緊張している選手もいるものの、チームとしてのいわゆる、よほどの相手でなければ、アンラッキーで負けることはないような力のあるチームの雰囲気はしっかり見ることができました。

と言う前置きを書きつつ、試合について、簡単にですが触れますね。

この試合のスタメンと交代は以下、

GK25番西尾優輝、DFが左サイドバックに23番白土大貴(後半18分⇒2番山崎広大)、右サイドバックに5番山崎舜介、センターバックに3番大西翔也(後半40分⇒22番大桃伶音)と4番橋岡大樹、MFが左に9番樋口颯太(後半17分⇒35番岡村勇輝)、右に11番白田颯人(後半23分⇒14番弓削翼)、真ん中に8番立川将吾と6番荻原拓也(後半6分⇒34番上野夏輝)、FWが左に7番菊地泰智、右に10番シマブク・カズヨシ

となります。

くどいようですが、私は、今年の浦和レッズジュニアユースのやり方に関しては、まったく異論を持っていません。もちろん、置かれる環境において、優先されるべきものなどは、人さまざまで、帯同メンバーもろもろに関しては、いろいろな考え方が持たれると思いますが、環境としてしっかり機能している中で、悪い要素や思いは持ち込まれるべきではないと思いますし、帯同しているメンバー、帯同できなかったメンバー含めて、思いを一つに、また、出場しているメンバーは、その思いを背負って戦われるべきだと考えます。

この試合の対戦相手のSSSジュニアユースですが、強烈なストライカーなどはいないものの、非常に組織的な中に、中盤で、サイドで、判断で一つレベルの違うプレーをする選手が数人いるチームと言う印象でした。

それぞれの選手の能力で言えば、浦和の方が上でしたが、サッカーの質においては、相手の方がやや完成度が高いという印象です。ただ、その分、浦和の方は、攻撃的な選手の個性において自由度高くやらせてあげているという印象がありました。

まあ、私が好きなスタイルです。組織的にハイレベルなサッカーをこなすチームは、今増えていますが、そういうチームを、多少、ムラっ気は、あっても個々の特徴で壊してしまうサッカーを浦和はやっていたと思います。

前半12分に7番菊地泰智が先制ゴールを決めますが、このゴールまでの流れが象徴的で、左サイドで23番白土大貴がパスを受けた時に、左前線のスペースに、パスを通し、このパスをしっかり予測していた8番立川将吾が、そのスペースに走りパスを受け、7番菊地泰智に預けると、7番菊地泰智が相手ディフェンダーをかわしてゴールを決めたんですね。

23番白土大貴のアイデアと、そのアイデアにこたえる8番立川将吾、そして、7番菊地泰智は、相手ディフェンダーを個人技で突破して決めた。こういうゴールが良いです。決して組織としてレベルの低くない相手に対して、こういうゴールを決める、決めきれることが大きかったと思います。

そして、追加点の28分のPKでの10番シマブク・カズヨシが決めたゴールは、左右の早いパス回しで9番樋口颯太がワンタッチでグラウンダーのパスをゴール前に供給した狭い隙間で10番シマブク・カズヨシが先に受けて突破したところをたまらず倒されてのPK。これも見事なゴールですし、2点目のゴールが、この時間に決められたのも、大きかったですよね。

2点差で有利に進める中で、34分に1点返されて2-1となった、このくらいの時間帯は、こちらの攻撃でのリズムが味方同士で少しずれることが多くなって引っかかることが多くなったところで、相手の鋭いカウンターを受ける回数が増えていたところでの失点だったため、相手を勢いづかせてしまう可能性のある失点ではあったのですが、その2分後の36分に、裏に抜け出した10番シマブク・カズヨシにパスが通り、キーパーが出たところで見事なループシュートを決めて、あっという間に点差をまた2点に開くことができて前半を終えることができました。

結果的に、後半は得点が動かずに、3-1で試合は終了したものの、2点差をつけて戦い続けることができたことが、やはりこの試合では大きかったように感じます。

チャンスの数は、浦和が多く作る分、前線の選手が個人技を見せようとする分、カウンターを受ける回数も多くなる。中盤から高い位置の選手がタイミングよくインターセプトする回数も多い。多くの選手が、攻撃のところで集中できている時は良いものの、疲労が出てくる時間帯などは、無駄にカウンターを受ける回数も多くなる。

もう少し、その部分をコントロールする必要があると思う反面、ゴールに向かう姿勢がある選手が多いことは嬉しいし、仕掛けるのは楽しいんですよね。

いま、そんな文章を書きながら、昨年のジュニアユースのことを思い出していました。関東U15リーグで優勝が決まってから、高円宮杯までの準備期間に入った時に、どちらかと言うと、味方を生かすことが得意な中盤でコントロールする選手を出場させて、前線の選手に、考えさせることを意図している時期があったのですが、なかなか、上手く行かなかったんですよね。

ただ、高円宮杯では、課題部分を超越して、高い位置で囲んで奪って、一気に前線の選手で攻撃という形で、優勝を奪い取ってしまった。

今日の試合では、先発した選手がどちらかというと、落ち着けてバランス良くしようというよりは、攻撃重視型の印象が強かったんですよね。なので、そこが、長い時間はまれば、昨年に近い攻撃の強さで優勝できるチームに大会期間中に進化していく可能性を秘めており、そして、個人的には、後半23分に投入された14番弓削翼が印象的で、攻撃重視の中で、落ち着きを生むための、キープやパスなどを試みているように感じました。

トーナメント式で短期間で決着するタイプの大会ですから、大会の1試合1分1秒で、手応えを掴んで自信を深めて勢いに乗れるチームが勝ち進んでいく可能性が高く、勝手な予感ですが、このまま、攻撃陣の個性で強烈に押し切って勢いをつける昨年のパターンと、同時に、試合の中で落ち着きを作れる選手が、また、新たなチームの勝ちパターンを生み出して、勝ち進んでいく、その可能性もあるのかな~と感じる部分もあったりします。

いずれにしても、基本的に、全国で優勝を狙えるレベルに達しているチームになっているからこそ、そういう考え方をしながら見ることができるのですけどね。

日付が変わってしまったので、今日になりますが、2回戦の対戦相手は、難敵柏レイソルU-15ですよね。組織的なサッカーの典型的な強敵相手に、より高い集中力で、1回戦のような崩しで得点を決めて、相手を混乱させるような戦いぶりに期待しています!

ではでは。

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関東ユース(U-15)サッカーリーグ2014/09/20 第18節 浦和レッズJrユースvs柏レイソルU-15 0-2敗戦・・・結果は敗戦も、好印象変わらず。課題もくっきり。

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どうも、ブクメです☆

夏のクラブユース選手権から数えてちょうど1か月ぶりの浦和レッズジュニアユースの公式戦となる関東U-15リーグを観戦してきました。対戦相手は、柏レイソルU-15、会場は、日立柏グラウンドですね。気候的に、日によっては少し肌寒さを感じるくらいの季節に入っており、プレーする選手にとっては、不必要な酷暑の中での疲れと言うものを感じずに思いっきりプレーできる季節になりました。こういう環境下での試合が最も選手が本来の力を発揮できるので良いですね。

土曜日は、涼しさ越えて、やや寒い感じもする気候で、曇りで持つかと思われる天気が、中途半端に大粒の雨が断続的に降る時間帯もあったりと、人工芝のピッチだと少しやりにくい時間帯もあったかもしれません。

さてさて、関東U-15リーグ自体は、6月中旬以来と言うことですね。既に日程的には、中断明けの試合は先週末からということになっているのですが、vs三菱養和戦は、10月下旬に延期(最終節の次の週に試合なので、その試合が実質最終節)になっているので、実質その試合までは1試合消化数が少ないという状況下で、この日再開となったわけですが、この試合の始まる前の段階で3位という順位になります。

関東U-15リーグという長期間のリーグのみを考えるとすれば、残り6試合の中で、来年のプレミアカップのこと、そして、高円宮杯の順位をしっかり守りつつ、もちろん、リーグ優勝も視野に入れてということにはなるのですが、正直なところ、それらについて「大丈夫かな~?」という心配は全くしていません。

そして、結果として敗れたものの、今回の試合を見た限りで、その部分は、再確認できました。高いレベルで、高円宮杯で優勝争いをするために、課題が残る限りは、容易に上位対決で結果がでないことを確認できたことと、その課題以外の部分では、柏レイソルレベルの相手でも、凌駕できるようなチーム状態であることも確認できました。

では、試合の話に移りますね。

この試合のスタメンと交代は以下、

GK18番高草木天平、DFが左サイドバックに6番荻原拓也、右サイドバックに2番山崎広大、センターバックに3番大西翔也と5番山崎舜介、MFが左に9番樋口颯太、右に10番シマブク・カズヨシ、真ん中に14番弓削翼と8番立川将吾、FWが左に7番菊地泰智、右に20番長倉幹樹

となります。

どうして浦和の試合だけ土曜日開催なのかと思っていたのですが、よくわからないんどえすが、学校行事系が入っている中学校が多いとか(?)、ということもあるのか、学校を休んで出場している選手や、学校行事に参加するために今日は帯同できない選手もいたようないないような(曖昧ですみませんw)

結果的に、久しぶりにスタメン全員が3年生と言う形になりましたね。

試合開始から、運動量、球際でのプレー、守備での追い込み方など、質の高いプレーを見せていたのは、浦和でした。そこに、前線での連携やアイデアなどに更に工夫が加わった印象で、攻撃部分でも、夏にいなかったメンバーも加わったことで、更に迫力を増す部分もあり、控えにいるメンバーも展開によっては、違いを加えられる選手が待ち構えるという状況にもなりました。

守備に目を向ければ、マークする選手受け渡しの部分がよりスムーズになり、中盤との距離感についてのお互いのコーチングなども、より増えていたように感じます。

特に、ポジショニングについて良い選手が多く、いわゆるセカンドボールを奪える回数が多く、反応もかなり浦和の方が早い印象がありました。

ただ、相手のレベルも組織的に高いことや、ストライカーもいることから、守備のバランスのところの意識が少し強すぎる局面も多かったかもしれません。

そのため、ベンチからも、もっと思い切って行って良いという声がかかっていた回数も多く感じました。

シュート自体も、少なくはなかったのですが、印象として決定的な場面と言うことでは少し少なく、その意味では、長身センターバックを中心とした相手守備陣を崩し切るというところまで、なかなか行かなかった印象もあります。

それでも、開始5分くらいの5番山崎舜介からの縦パスを8番立川将吾がスルーして相手のマークを外して20番長倉幹樹が受けてループシュートを狙った場面を象徴するように、崩しの試みということでは、相手を出し抜く試みが増えていたのはプラスの印象を持ちます。

中盤を経由しての攻撃以外にも、オフサイドにはなったものの、3番大西翔也から左前線の9番樋口颯太までのロングフィードなども、オフサイドがとられなければ、大きなチャンスになっていただろう場面もありました。

前半最初の決定機で言えば、14分に右サイドからのパスを受けた8番立川将吾のゴール左を狙ったシュートは、かなり惜しかったと思います。

前半は、0-0で折り返すことになりましたが、前半、やられたか!?と思われた場面は、前半ではサイドネットのボトルを直撃した38分の相手ヘディングシュート1回だけだったと思います。

後半に入っても、ペースは浦和が握って試合は進んでいきました。

2分くらいに、10番シマブク・カズヨシから20番長倉幹樹を経由したサイドから駆け上がる2番山崎広大が鋭いクロスを上げる場面や、9分の7番菊地泰智から20番長倉幹樹にパスを通し、ディフェンダーに寄せられながらもシュートまで持ち込んだ場面、9番樋口颯太からパスを受けた3番大西翔也がシュートを放つ場面など、攻撃の回数自体は多く、18分には、前半にも一度あったような縦パスをスルーする形でしっかりその前に味方選手が走りこんで、相手の守備を崩して仕掛けることができる場面もありました。

しかしながら、やはりこれがサッカーとも言うべきか、ペースをずっと握っていても決めきれないと、試合が難しくなるとはよく言われますが、この試合でも、少ない決定機の中から後半24分に相手に決められてしまい、0-1とビハインドを背負うことになります。

ただ、ここでバタバタしないのも、今年のチームの強みでもあり、ビハインドを背負っても、大きく相手ペースになったということはなくやれていたと思います。

浦和は、26分に14番弓削翼に代えて11番白田颯人、30分に7番菊地泰智に代えて19番山下勇希と、攻撃に変化を加えられる選手を投入し、同点、逆転を目指すも、リスクを負った結果なので、ある程度仕方ない部分もありますが、38分に追加点を決められてしまい、結果的に0-2で敗れるという結果になりました。

柏レイソルと浦和の下部組織が対戦する時は、ユースも含めたカテゴリーを見る中で、試合は支配していながら、結果的には0-1や0-2で敗れるというケースも多いような気がします。そこには、相手が持つ得点を奪うときの約束事みたいなものがあり、実際に得点を奪われた場面のみを見ると、その局面では、相手の攻撃には厚みがあるのです。相手ペースでなくても、その局面ではしっかりと厚みのある形を作ることが相手の一つの強みでもあるわけですね。

相手の守備のうまさもあるので、今日の試合くらいの仕掛けや工夫があれば、はっきり言って、他の対戦相手であれば、何点か普通に取れていたと思います。特に、サイドからの崩しの形を多く作れていた今日の試合では、こちらがサイドから仕掛ける際の相手の対応がうまかったとも言えますし、これもベンチからの指示でよく聞こえてきていたように、ミドルレンジから思い切ってシュートを狙ってみるなどの回数が少なくなったことで、より相手はサイドからの攻撃に対しての守備に重きを置くことができたとも言えます。

何が言いたいかと言うと、やはり全国優勝を目指すうえでは、柏レイソルというチームは、一つの大きな壁になる相手だなと言うことですね。

1か月前の、クラセンで敗退してから、久しぶりの公式戦で敗戦と言うスタートという結果にはなりました。でも、チームとしては、その時にいなかった選手が戻って来たことを除いても、より前進している印象を強く持つことができました。3番大西翔也を中心とした守備陣のドッシリ感も増していました。怪我明けの選手の体力的なところも、戻ってきている印象を受けました。

夏の大会では、少し足りなかった連携からの崩しや、相手の虚をつくプレーというものも増えている印象がありました。

ただ、それでも相手のゴールを割れなかった。

それでも進んでいる方向性は間違っていないことは見ていた私たちもしっかり感じることができました。ですから、この方向性を継続することで、高円宮杯で対戦するかはわかりませんが、次に柏レイソルと対戦する時までの期間での上昇曲線で、相手を上回れば良いということですね。

来週は、ユースと試合が被っているので、そちらに足を運ぶ可能性が高いと思います。だから、見に行かなかったとしても、目に見える結果と言うものを残してくれるとうれしいですね。

ちなみに、この試合の後に、ピッチを狭めた形での練習試合が行われたのですが、細かくチェックはできなかったのですが、今回の試合での課題となる部分も指示があったのかはわかりませんが、ピッチを狭めて8人制サッカーになっていたことで、結構、ペナルティエリア外からのシュート意識が高い選手が多くて、際どいコースでゴールを決めている選手もいたりで、この意識がフルコートの試合でも増えてくると、更にチームとしての攻撃の迫力は増すだろうなと感じました。壁ありサッカーしかり、シュート意識の重要性を高める練習方法は色々ありますね。

この先が楽しみです。

ではでは。

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第29回日本クラブユースサッカー選手権(U-15)大会 決勝トーナメントラウンド16 2014/08/20 浦和レッズJrユースvs清水エスパルスJrユース 1-2敗戦・・・あと一歩及ばず

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どうも、ブクメです☆

浦和レッズジュニアユースの臨んでいる、クラブユース選手権U-15も決勝トーナメントの2回戦、ベスト16ラウンドまで来ました。

昨日の大雨の中での試合を制した浦和は、このベスト16ラウンドで清水エスパルスジュニアユースと対戦しました。会場は、同じく帯広の森球技場となります。昨日の大雨が嘘かのような、晴れ間も見える良いコンディションの中での試合となりました。

ざっと試合のことを大まかに先に書いてしまいますね。

この試合のスタメンと交代は以下、

GK18番高草木天平、DFが左サイドバックに23番白土大貴、右サイドバックに21番北村龍馬、センターバックに3番大西翔也と5番山崎舜介、MFが左に11番白田颯人、右に27番二見健太、真ん中に14番弓削翼と8番立川将吾、FWが左に10番シマブク・カズヨシ、右に20番長倉幹樹

となります。

予想通り、相手のレベルも高く、スタートしてから手ごわさがすぐに伝わってくるような相手でしたが、浦和レッズジュニアユースもこの大会に入ってからの4試合と比べても最大の集中力で試合に臨むことができていたと思います。

試合開始から、前線の20番長倉幹樹と10番シマブク・カズヨシが、前線でポスト役としての動きもしっかりこなすことができており、例えば、3分には、21番北村龍馬からの長い縦パスをしっかり10番シマブク・カズヨシが収めて仕掛けるような形が作れていました。

前線でのプレスもしっかりできていましたし、守備に関しても警戒すべき選手に対して簡単には仕事をさせないような粘りのあるプレスだったり、カバーリングもスムーズにできていたと思います。

試合自体は、一進一退になっていたのですが、この大会でやや課題となっていた相手セットプレーに対しての守備で、失点した20分までは、集中して跳ね返すことができていたのですが、20分に与えたコーナーキックから、決められてしまい0-1とビハインドを背負う展開になります。

ただ、この失点の直前の浦和のチャンスの場面で、8番立川将吾がからの縦パスを受けた10番シマブク・カズヨシが、見事なシュートでコースもかなりしっかり狙うことができており、ぎりぎりでキーパーの攻守に阻まれたものの、これまで全体的にチャンスの場面でのシュート精度に課題があったチームの中で、これまでと違った雰囲気を感じ取ることができるプレーもありました。

しかしながら、試合展開としては、前半終盤の37分に、一瞬の隙をつかれて、追加点を奪われてしまい、前半を0-2で折り返すことになりました。

後半開始から、27番二見健太に代わり19番山下勇希が入ります。

後半のスタートから、しばらく間、相手の攻撃を受ける時間が続き、苦しい展開になるものの、今時間を耐えきったことで、少しずつ流れが再び浦和に戻ってきたところで迎えた9分に、直接狙える位置でフリーキックのチャンスを得ると、これを10番シマブク・カズヨシが見事に決めて1-2と1点差に詰め寄ります。

勝負というところでの展開としては、2点のビハインドは背負ってしまったものの、後半に決定的な3点目を狙いに来た相手の猛攻に耐え、その直後に1点差に詰め寄るという、願ってもない展開に持ち込むことができました。時間もまだ30分ほど残っています。

後半の浦和は、相手の中央からの突破では、なかなか活路を見出すことができなかったものの、サイドからの攻撃を高頻度で成功させており、チャンス自体は多く作ることもできていました。

後半は、14分に11番白田颯人に代わり6番荻原拓也を投入。残り20分くらいは、かなり浦和がサイドから仕掛け続けるような時間帯や連続でコーナーキックのチャンスを得ることができていました。運動量、球際の激しさも含め、最後まで気持ちも運動量も切らさずに、ゴールを狙い続けましたが、同点ゴールを奪うことができず、結果、残念ながら1-2で試合終了となり、敗退となりました。

相手の守備も集中を切らさず、かなりプレーの選択を早くしないと詰められてしまうような状況の中でも、攻撃の回数、サイドからの崩しは相当数できていたのですが、そこからの1点を奪うことができなかったために、相手は、ある程度サイド攻撃を許しても良いだろうというプランに変わっていたかもしれません。

サッカーと言うのは、駆け引きがうまく行くかで一気に流れが変わったりするものですが、今日の試合の場合は、サイドからの崩しから得点を奪うことができていれば、相手の守備の意識をサイドにもふることができ、結果的に中央からのミドルシュートのチャンスなども作ることができたかもしれません。

なかなか、難しいところです。サイドからの崩しだって、今日に関しては、その後の精度が雑になっていたわけではなく、少し時間を作って人数をかけてという形で精度の高いクロスを上げることもできていた場面も決して少なくありませんでした。

相手の集中力が一歩勝ったということなのかもしれませんが、本当にちょっとしたことで勝敗が決まったと思います。

残念ながら、この敗戦をもって大会は終了となってしまいますが、敗れはしたものの、この大会で最も良い内容と集中力で戦う姿を見ることができて、応援していても自然と気持ちが入りました。

言葉で書くと簡単ですが、全国の舞台で、強豪チームと対戦するときには、もちろん今日の試合も、ちょっとした展開で結果がどちらに転んでもおかしくないような流れにはなりましたが、この舞台で優勝をするためには、やはりまだ足りないことがあることも、プレーした選手、帯同していた選手は、強く感じることができたのではないでしょうか?

試合によって、集中力にムラがでてしまうこと、ドッシリしたサッカーはできるものの、より得点のチャンスにしっかり得点を決めることができていれば、更にもう一つ上のレベルの強いチームになれると思います。

私は、決めきる部分では課題は抱えているチームではありますが、前からも書いているように、全国大会で優勝できる、それに値する最低条件となるチームとして持つべき土台と言うものが今年のチームには既に備わっていると思います。

それでも、1つの大会で基本的に優勝できるチームは1チームです。そう考えると、より頂点に近づくためには、やはり、紙一重の差で、より先に勝ち進むために必要なものを模索していく必要があると思います。

夏の大会は、終わってしまいましたが、今年の戦いは、まだまだ続いていきます。

まずは、お疲れ様でした。

そして、高円宮杯では、更にうえ、一番上を奪い取ってやりましょうよ!

ではでは。

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第29回日本クラブユースサッカー選手権(U-15)大会 決勝トーナメントラウンド32 2014/08/19 浦和レッズJrユースvsジュビロSS磐田 4-3勝利・・・接戦を制してベスト16進出

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どうも、ブクメです☆

大会前のこの時期の週間予報では、しっかり雨という予報はなく、曇りは多くても小雨くらいですみそうだったと思うのですが、予報が変わって、今日はこの大会で初めて完全に雨の中での試合となりました。その雨も、結構本降りの雨が続くような状況で、グリーンパークに比べれば、ピッチコンディションがかなり良い帯広の森球技場でも、やはり影響を受けざるを得ないような状況にはなりました。

最初の写真で、雨の状況はお分かりいただけると思います。

グループステージを1勝2分けの2位で突破した浦和レッズジュニアユースは、決勝トーナメントの初戦でジュビロSS磐田と対戦しました。一応位置づけとしては、ジュビロ磐田U-15の下にジュビロ磐田のサッカースクールがいくつかあるようで、そのうちの一つがジュビロSS磐田ということで良いのでしょうか。

表面的な情報で考えれば、一昨日対戦したジュビロ磐田U-15よりもやりやすい相手とは思うものの、別のグループを1位で通過してきたチームなのでどのようなものかと気になりつつ。

実際試合を見てみると、やはり差がある相手という感じではありましたが、それでも、試合自体は、思わぬ点の取り合いの大接戦という形になってしまいました。

ということで、試合の話に移りますね。

この試合のスタメンと交代は以下、

GK18番高草木天平、DFが左サイドバックに21番北村龍馬、右サイドバックに2番山崎広大、センターバックに3番大西翔也と5番山崎舜介、MFが左に6番荻原拓也、右に27番二見健太、真ん中に14番弓削翼と8番立川将吾、FWが左に11番白田颯人、右に20番長倉幹樹

となります。

試合の展開としては、グループステージの第2戦、第3戦同様に、全体的には浦和が主導権を握って進める試合にはできていたと思います。

開始早々にインターセプトの流れから、5番山崎舜介がそのまま前線に攻撃参加していく場面など、これまでの試合ではあまり見られなかった形も見られつつ、3分には、20番長倉幹樹のポストプレーからの流れで右に展開されてパスを受けた27番二見健太が、ペナルティエリア外から放ったシュートがクロスバーを叩くなど開始から決定機もあり、実際に浦和が押し込むような形が多くなります。

6分にも、混戦状態から押し込めればというチャンスがあり、7分にもコーナーキックのチャンスから11番白田颯人を経由して14番弓削翼がシュートを放ちます。

ただ、明らかに主導権は握っているものの、崩して決定的というチャンスがなかなか作れなかったことや、これは、雨も影響しているのは確かですが、一つ一つの精度が低く、奪われ方の悪い形で相手の反撃を受けるのは気になりました。

25分には、そのような形で相手が人数をかけた攻撃をできる状況になってしまい、決定的な形でシュートを打たれてしまったものの、これは相手が外してくれて失点は免れます。

チャンスの数は多い中でも、先制点がなかなか奪えないなかで、33分に6番荻原拓也に代えて10番シマブク・カズヨシが入ります。

それでも先制点が奪えない流れの中、前半終了間際の39分に失点を喫してしまい、前半を0-1で折り返します。

後半開始直後に、11番白田颯人がペナルティエリア付近でドリブルからの見事な枠をとらえたシュートを放ち、ここはキーパーに弾かれ、そのこぼれだまを10番シマブク・カズヨシがこちらも枠にしっかり放ったシュートは、相手ディフェンダーがぎりぎりでコースに入り、得点にはならず。

その直後の4分に、右前線でパスを受けた27番二見健太がゴール前にシュート気味のクロスを上げると、混戦の中で8番立川将吾が最後に触ったようにも、相手ディフェンダーにあたったようにも見えましたが、公式では27番二見健太のゴールになっていましたね。とにかく、これで1-1の同点に追いつきます。

試合のペース自体は、浦和が握っていたので、この同点ゴールで一気に逆転して突き放せると思っていたのですが、8分に再び、やや不用意なプレーから失点を喫して1-2と再びリードを許してしまいます。

その直後の10分にセットプレーのチャンスで3番大西翔也のヘッドから最後は21番北村龍馬が押し込んで2-2と同点に追いついたところで、このあとようやく浦和がリードする流れになっていきます。

12分に、10番シマブク・カズヨシからのクロスを11番白田颯人が決めて3-2と逆転に成功します。

17分に27番二見健太に代わり19番山下勇希が入ります。

18分に、11番白田颯人からの浮き球のパスを10番シマブク・カズヨシがヘッドで狙うなど決定機を作りながら、19分に、20番長倉幹樹が技ありのループ気味のシュートを決めて4-2として勝負あり・・・と思ったのですが、なんというか、今日は、不用意なプレーが入ったところで少ないチャンスを相手にしっかり決められてしまう失点が多かったのですが、2点リードの後も同様の失点を喫してしまいます。

25分に11番白田颯人に代わり23番白土大貴が入ります。

攻撃の回数はより増えていく流れの中でしたが、32分にやはり守備のところでの不用意なプレーから失点を喫してしまい4-3と一点差まで詰め寄られます。

38分に20番長倉幹樹に代わり22番大桃伶音が入ります。試合終了間際に10番シマブク・カズヨシの惜しいシュートや、23番白土大貴の見事なドリブルからのシュートがポストを叩いてそのままゴールに入ってもおかしくないような軌道に飛んだのですが、これが残念ながら入らず。

結果的には、4-3で勝利しベスト16進出を決めました。

タイトルに書いたように、ありがちな結果に対しての言葉としては、接戦を制してという言葉で表現しやすいスコアですが、少し皮肉がこもっていますよ。

だって、失点は不用意な形なのでもったいないですし、得点ももっと奪えたはずでしたから。

でも、大雨を考慮しないで言いたいことを言えるのがサポーターのわがままなところですので、今日は、正直プレーの精度や、守備なども難しいくらいの雨の影響はあったと思います。

なので、今日の試合は全然問題なしです。

明日は、天気も晴れるまでは行かなくとも雨は降らないような予報ですし、会場も帯広の森球技場ですので、強敵と思われる清水エスパルスジュニアユース相手に、昨日は雨の影響だったんだなというくらい、守備も盤石、決めるところで決める試合を見せてください!できます!

ではでは。

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第29回日本クラブユースサッカー選手権(U-15)大会 1次ラウンド第3日2014/08/17 浦和レッズJrユースvsジュビロ磐田U-15 1-1引き分け・・・優勝するなら楽な相手を求める必要はない

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どうも、ブクメです☆

グループステージも3日目となりました。昨年は、グループステージが早い時間の試合ばかりでしたが、今年は、1日3試合の予定の中での一番遅い14:40キックオフになり、グループステージ最終日の今日は、既に浦和の試合の前に第2試合まで終了している状況で、当然と言えば当然ですが、試合前の段階で3位の8位以内という条件は、試合前の段階で容易にクリアという状況にはなりました。

初戦からトーナメントという大会の酷さもどうかと思いますが、全国大会という舞台を不必要に拡大することでグループステージが緩くなってしまい、第3戦の臨み方がおかしくなるようなチームが多く出てくるのもどうかと思いますが・・・。まあ、そこを言っても仕方ないですし、頭の中で2位以内で突破という条件が正常だと考えても、その条件もしっかりクリアしてくれたので、頼もしいわけですが。

では、試合の話に移りますね。

この試合のスタメンと交代は以下、

GK18番高草木天平、DFが左サイドバックに16番角田涼太朗、右サイドバックに2番山崎広大、センターバックに3番大西翔也と22番大桃伶音、MFが左に27番二見健太、右に19番山下勇希、真ん中に23番白土大貴と8番立川将吾、FWが左に11番白田颯人、右に20番長倉幹樹

となります。

昨日の帯広の森球技場の芝の状態の良さを考えると、グリーンパークに戻った今日の芝の状態の悪さが目立ってしまう中での戦いになりました。条件はどのチームも同じとは言っても、やはり細かいプレー、精度を考えた時にスピード感なども考えても、よりよい環境でやらせてあげたいとは思います。

それでも、第1戦と比べると、この芝の環境でもそこまでバタバタするようなことはなく戦えていたと思います。

第2戦で、セレッソ大阪U-15相手に前半だけで3-0とリードするような相手ということで、どんなものかと思っていましたが、組織的なところでは、セレッソ大阪U-15の方が、良かったようにも見えました。ただ、第2戦までで2連勝で既に引き分け以上で1位通過を決めている相手だったので、どのようなメンバー構成で来たのかはわかりませんが、なんとなく。

ということで、試合ですが、スタメンという点では、大幅に第1,2戦から変えた形でのスタートとなりましたが、既に第2戦で途中から出場している選手も多いことなどから、バランスが崩れるようなこともなく、むしろ終盤に相手ペースになった時間帯を除けば、より長い時間自分たちのペースで試合を進めることができていたと思います。

言うまでもないことですが、課題は継続中で、今日の場合は、崩すという点では、相手の守備の組織が思ったより緩かったこともあるかもしれませんが、できている回数は多くなっていたと思いますが、フィニッシュの精度のところは、この大会で継続した課題として、この試合でも感じられました。

試合開始早々の1分に、8番立川将吾のミドルシュートをキーパーがはじいたところに20番長倉幹樹が押し込んで早くも先制かと思われましたが、ここはオフサイドの判定。

その直後にも、11番白田颯人が抜け出してキーパーと1対1の状態になるものの、キーパーの早い飛び出しでシュートは、キーパーに当たり、ゴールならず。

ただ、崩して大きなチャンスまでつながる回数は、この試合はかなり多かったですね。

そのような流れの中で、16分に右サイドから2番山崎広大のスピードのある攻撃参加から、グラウンダーの強めのクロスがディフェンダーの隙間を縫って、ファーサイドからペナルティエリアに走りこんだ11番白田颯人まで届き、これをしっかり決めて1-0と浦和が先制します。

19分にも、11番白田颯人の突破から27番二見健太が惜しい形を作るもキーパーに阻まれます。

24分に、相手に決定的な場面を作られるもシュートが枠を外れて失点は免れます。

28分には、3番大西翔也がバックラインからの長いパスから、最後は20番長倉幹樹がシュートまで持ち込みます。

前半終盤の36分に、浦和が再び決定的なチャンスを作ります。19番山下勇希が左前線でパスを受けると、いったん16番角田涼太朗に下げて精度の高いクロスを入れると、これは相手ディフェンダーに跳ね返されたものの、そのこぼれ球を11番白田颯人が思い切ったシュートを放つもこれは、ポストにあたりゴールならず。

前半は、1-0で終了します。

後半スタートから、20番長倉幹樹に代えて10番シマブク・カズヨシ、2番山崎広大に代わり5番山崎舜介が入ります。

前半同様に、守備陣などのバランスはよく、問題なく戦えていたとは思いますが、5分に相手に与えたコーナーキックのチャンスで失点してしまい、1-1と同点に追いつかれます。

失点直後の7分に、23番白土大貴から右の27番二見健太にパスが通り、折り返しを11番白田颯人がシュートも枠をとらえきれず。

8分に27番二見健太に代わり6番荻原拓也が入ります。

10分にその6番荻原拓也から左前線に展開され、最後は10番シマブク・カズヨシが惜しいシュートを放ちますが、これは僅かに枠をそれます。

14分に、11番白田颯人に代わり14番弓削翼が入ります。

20分前後の時間帯は、浦和の決定的な場面が多かったものの、相手のプレッシャーとかは関係なしに、決めきれないシュートも多かったと思いますので、この時間帯でのシュートミスは、課題としてより考えた方が良いと思います。

決まってもおかしくなくてわずかに外れたという決定機では、29分にペナルティエリア内への高めのボールに対してキーパーの間に上手く5番山崎広大が入り競る形となり、キーパーがクリアしきれずにこぼれたところに14番弓削翼が良いポジションで詰めた場面は、難しいところでなんとか足を延ばして触ったものの、ぎりぎりで枠を外れました。

終盤の10分間くらいは、どちらかというと相手の攻撃が多くなるような展開になりましたが、得点は動かず、結果1-1で試合終了となりました。

これで、浦和レッズジュニアユースは、勝ち点5となり2位でのグループステージ突破が決まりました。

この試合は、グループステージ突破と言う意味では、既に決まった状態での試合でしたが、試合を決めてしまえるような決定機が多かったところを多く外してしまったのは、もったいなかったと思います。でも、昨年も同じようなことを書いていたと思いますが、決定機で決められないな~という感覚が逆にシュートミスにつながってしまっているのであれば、そこはいったんおいておいて、今日の場合は、より決定機を多く作れていたことを重要視して、まずそこが重要であるというところに頭を置いて、もう少しリラックスした形で決定機に臨む(?)ようになれれば良いかなとも思います。

さてさて、決勝トーナメントの組み合わせが発表されて、対戦相手がまたジュビロ磐田?と思ったら、ジュビロSS磐田というチームなんですね。一応、順列的には、ジュビロ磐田U-15がこの世代で一番強化に力を入れている世代だとしたら、その下に位置するのがジュビロSS磐田ということにはなっているようですが、グループ1位で突破してきた相手ですし、意識としては、今日対戦したジュビロ磐田U-15よりも強い相手であるという意識で臨んだ方が良いですね。

そして、一番気になっていた会場は、ここから先は、ずっと帯広の森なんですね。決勝は陸上競技場ですが、そこまでは、ずっと球技場。思いっきり力が発揮できるピッチ状態のグラウンドで安心しました。

そして、タイトルでも書きましたが、そもそも出場することが目標ではなく、より多く勝ち進めれば嬉しいというチームでもないですし、関わるすべての人たちの気持ちを背負って優勝をするために、この大会を獲りに来たのが浦和レッズジュニアユースなのですから、決勝トーナメント以降は、正直、気の緩むような相手との対戦はいらないと思います。

全て強い相手と戦いながら、試合の中でも更に成長を遂げて、頂点まで上り続ける戦いを見せてもらいたいです。

昨年の高円宮杯もそうでしたし、一つも気の抜けない相手と戦ってぎりぎりの勝負で勝ち抜いていくことでチームが成長して勝ち進んでいったことで最終的に頂点に上り詰めたという流れが望ましいです。

ということで、決勝トーナメントに進んでいくわけですが、連戦で疲労がたまるタイミングでもあると思いますので、明日の休息日を有効に使って、最高の状態で火曜日からの決勝トーナメントに臨んでください。

私が見られる試合は、あと2つですが、そのあたりから足を運んで見届けてくれるサポーターの方などに引き継ぐべく、しっかり見させてもらいますね!

ではでは。

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第29回日本クラブユースサッカー選手権(U-15)大会 1次ラウンド第2日2014/08/16 浦和レッズJrユースvsヘミニス金沢FC 7-0勝利・・・理想の展開。決勝トーナメントの戦いも視野に入れて第3戦へ

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どうも、ブクメです☆

大会2日目に入りました。今日も、雲は多めだったものの晴れ間が多い1日となりました。北海道らしいというか、晴れていると夏らしく、暑く感じられるものの、日が陰った時には、風が冷たく寒くも感じる、そんな試合観戦の環境でした。

プレーする選手としては、連戦で疲労も考慮しながらにはなるとはいえ、やりやすい環境だったと思います。また、昨日のグリーンパークと比べて断然芝の状態が良いため、こちらに関しても今日は、芝の状態に苦しめられてということがなくやれたのも良かったですね。

逆に、明日の第3戦は、再びグリーンパークに戻るため、今日しっかり快勝して、おそらくレギュレーション上では、安全圏になると思われる勝ち点4と、念のため得失点差で有利な状況を作れるかと言うのが、単純にグループ突破ということを数字で考えた時には求めれるような一戦となり、その意味では、しっかり結果を残せた試合となりました。

では、試合の話に移りますね。

この試合のスタメンと交代は以下、

GK18番高草木天平、DFが左サイドバックに21番北村龍馬、右サイドバックに2番山崎広大、センターバックに3番大西翔也と5番山崎舜介、MFが左に6番荻原拓也、右に27番二見健太、真ん中に8番立川将吾と14番弓削翼、FWが左に20番長倉幹樹、右に10番シマブク・カズヨシ

となります。

あまり名前を聞かないようなチームであっても、突出した個性のある選手がいて、そのような選手を乗せてしまうと難しくなってしまうのが、全国大会ともいえるのですが、今日の対戦相手にも、スピードがありテクニックのある小柄なフォワードの選手が非常に目立っており、やや手こずるような場面は、あったものの全体としては、力の差がある印象で、プレッシャーがそれほど強くもない状況であ、るにも関わらず、攻め急いでしまうようなプレーを浦和はしてしまうことで、攻撃に厚みがかけられない前半となりました。

それでも、ペースとしては試合を通して浦和という試合ではありましたが。

攻め急ぎということは書いたものの、攻撃のパターンとしては、早い展開で前線の10番シマブク・カズヨシや20番長倉幹樹にあてて、中盤やサイドの選手の上りを使ってサイドからしかけるという展開は多くできていました。

例えば、2分の大きなチャンスの場面では、10番シマブク・カズヨシが前線でパスを受けて、高めの位置まで上がってきた2番山崎広大に下げて、クロスを上げ、20番長倉幹樹がすらしてペナルティエリアに侵入していた14番弓削翼がシュートという場面などが一つの形ですね。この場面は、枠をとらえることができませんでした。

浦和の先制点は、5分、直前に相手に決定的な場面を作られたところを18番高草木天平の好セーブで防いだ直後で、8番立川将吾から右前線に開いた10番シマブク・カズヨシに通し、クロスを20番長倉幹樹がヘッドで合わせてゴール。1-0と先制します。

浦和の攻勢は続くものの、相手がそれほどプレッシャーをどのポジションでもかけてこない状況や、守備に人数を割いているにも関わらず、中盤を省略して長いパスで人数の多い相手に対して1人2人で仕掛けるという場面が多くなったり、跳ね返されたりと言う場面が多いことで、効果的に得点を重ねられない状況が続きました。

印象としては、10番シマブク・カズヨシが中盤あたりに降りてきたりしていったん中盤を経由してなかで、他の中盤の選手やサイドバックの選手が攻撃に参加する時間が作れた時に、より大きなチャンスになっていたと思いますが、前半は、この回数が少なかったと思います。

1-0という状況では、何が起こるのかわからない状況。連戦の続くこの大会では、できる限り多くの選手がプレーして大会の雰囲気に慣れておくことなどを考えて、3点差くらい早くつけてしまい、ベンチで控える選手たちが、出場できるのがこの試合ではベストと考えると、1点差だと、なかなかそういうこともできないですよね。

ただ、こういうところでしっかり必要なことを実行してくれるのが、今年のチームの強みでもあり、前半終了間際のコーナーキックのチャンスで8番立川将吾からのボールを3番大西翔也がドンピシャで合わせて決めて2-0とし、2点差にして前半を終えることに成功します。

そして、後半に入ると、指示もあったでしょうし、選手自身で考えて修正した部分もあると思いますが、他の選手が上がれる時間を作るような、長いパスではなく、中盤の選手を経由してタメを作ったり、横パスでもう一人経由してサイドバックの選手が追い越していくなどのプレーが増え、攻撃の厚みが増していくことで後半はゴールラッシュとなりました。

後半のゴールラッシュのきっかけとして、後半早々に追加点を奪って3点差にできたことも大きいと思います。

10番シマブク・カズヨシのシュートをキーパーがはじき、再びそのボールを10番シマブク・カズヨシが拾い、角度のないところから折り返し、最後は8番立川将吾が決めて3-0とします。後半3分くらいですね。

後半の序盤の浦和の攻勢では、特に右サイドで27番二見健太と攻撃参加した2番山崎広大のパス交換で切り裂いていくような場面が多かったと思います。

3点差になったことで、ここから交代枠をフルに使いながら、それでも得点を重ねていく展開を作ることができます。

11分に、6番荻原拓也に代わり、19番山下勇希、21番北村龍馬に代わり22番大桃伶音。14分に20番長倉幹樹に代わり、11番白田颯人が入ります。

短い時間に3人交代したものの、ペースは浦和のまま、これも強みですよね。

15分には、10番シマブク・カズヨシがヘッドで決めて4-0とします。

続いて、19分に8番立川将吾に代えて23番白土大貴が入ります。

23分には、3番大西翔也がこの試合2ゴール目となるヘディングでのゴールを決め5-0とします。この得点場面は、ペナルティエリア内ではあったもののややゴールから遠く、直接だとキーパーに反応される可能性が高かったところでしたが、左下隅のちょうど触りにくいところにでバウンドするような見事な狙いのシュートでした。

26分に5番山崎舜介に代わり16番角田涼太朗が入ります。

38分には、19番山下勇希の技ありのスルーパスを、27番二見健太がディフェンダーの裏で受け、折り返しを10番シマブク・カズヨシが決めて6-0となります。

そして、この試合最後のゴールが、39分に入ります。

このゴールは、どの選手だか確認できなかったもののグラウンダー気味のミドルシュートを11番白田颯人が上手く触って流し込んでのゴールとなります。

思ったより少し長めのアディショナルタイムにも決定的な場面が、あったもののシュートがポストに当たり、キーパーにあたりと、やや不運な形で得点にはならず。

それでも、しっかり7得点を挙げての大勝となりました。

2日目までの成績をざっと眺めてみて、グループJで2チームが勝ち点6をとっていて、3位が勝ち点4以上にならないので、3位になった場合でもこのグループよりは上回ることは確定。あとは・・・計算がめんどうなのでやめましたw

グループ3位の上位8チームまでが突破なので、あと3つのグループより上回れば良い感じで・・・とか、考えるのもちょっとめんどうですね。

チームとしてどのように第3戦に臨むのかにもよると思いますので何とも言えないのですが、初戦でレベルの高いサッカーをしていたセレッソ大阪U-15に3-1で勝利していたジュビロ磐田U-15が相手ということで、2連勝で突破を決めている相手がどう臨んでくるのかもありますが、今後の決勝トーナメントを考えたうえでも、相手がどう戦ってくるにしても、決勝トーナメントでの厳しい戦いを視野に入れて、レベルの高い相手と、しっかり課題についても取り組んで、手ごたえを掴みながら、結果も残せるような戦いをしてくれればと思いますね。

後は、決勝トーナメントもグリーンパークになる可能性もありますし、せっかく第3戦がまたグリーンパークでの試合となるので、あの芝の状態でどこまで思うようなプレーができるかということにも挑戦してもらいたいなと思います。

ではでは。

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