高円宮杯第25回全日本ユース(U-15)サッカー選手権大会 決勝 2013/12/28 浦和レッズJrユースvs大宮アルディージャJrユース 2-1勝利・・・8年ぶりの全国優勝!

J-Green堺 2013年12月29日

 

どうも、浦和サポブクメです☆

まず、決勝に関しては、テレビでも放送されたということで、細かい試合内容に関しては、触れません。その点ご了承ください。

私が浦和レッズのサポーターとして実際にスタジアムに足を運ぶようになってから、まだアカデミーの存在をあまりよく知らない2005年の時は、この高円宮杯U15の決勝は、トップチームの天皇杯の準決勝の前座試合として行われるのが通例だったのですよね。

その時は、ちょうど浦和レッズも天皇杯準決勝まで勝ち上がっていて、そこに浦和レッズジュニアユースが決勝まで勝ち進んだということで、トップチームを応援する多くのサポーターの中の一人としてお祭りのような雰囲気の中でなんとなく応援していたと記憶しています。今とはだいぶ違う8年前を懐かしく思います。

選手にとってそのような雰囲気で戦わせてあげることのプラスも大きいかとは思いますが、大会が独立して行われて、応援したいと自発的に思った人が足を運んで応援するという今の大会形式の方がどちらかと言えば好きです。縮小傾向で過密スケジュールになったりする状況は別として・・・。

さてさて、では、まず決勝のメンバーや交代、得点だけ書いてから、思ったことなど書いていきますね。

GK1番関敦也、DFが左サイドバックに20番小崎魁、右サイドバックに5番河内渉真、センターバックに12番関慎之介と28番橋岡大樹、MFが左に3番渡辺陽、右に11番川上エドオジョン智慧(⇒後半16分24番シマブク・カズヨシ)、真ん中に2番浅賀祐太と17番平野正人(⇒後半28分松高遼)、FWが左に10番萩原大智、右に4番轡田登(⇒後半39分伊藤敦樹)

得点:前半13分萩原大智、後半11分渡辺陽、後半16分失点

浦和レッズジュニアユース 2-1 大宮アルディージャジュニアユース

 

決勝戦と言うものは、独特であり不思議なもので、その試合においては、ユースの高円宮杯U18優勝の時もそうだったのですが、あまり試合についてどうこう後で触れようとは思わないんですね。見守りモード(?)というか。

そして、今大会に臨んでいる浦和レッズジュニアユースにおいては、2回戦、3回戦と難しい展開にも関わらず、難なく跳ね除けて勝利した流れで、いわゆる、こういう一つのチームを長く見ていると感じる、その後の結果についての確信めいたものが芽生えてきたんですね。

結果論だろと言われればそれまでですが、過去には、昨年の浦和レッズジュニアユースの3年生が関東U15リーグで残留をかけた戦いで難しい状況が続いていた中での、選手が一つ越えるべきポイントを乗り越えた瞬間に感じた、残留への確信。

数年前に遡ると、現浦和レッズユースの2年生がジュニアユースの3年生だった時に、高円宮杯U15の関東予選に臨んでいた時の決勝戦の日の、決勝なのに見る側として何かその試合での勝利に確信めいたものを感じたことがあったのですが、それらと同様に、今大会の浦和レッズジュニアユースが見せている芯のある強さというものが、半端なかったんですよね。

だから、決勝は、浦和が優勝カップを掲げるための集大成でテレビでも多くの方に、その姿を見ていただけるための場になるだろうな、というくらい、優勝にふさわしいチームとしての強さを身に着けてという段階まで到達できていたと思います。

とかく、個々の選手の能力が高い世代、そしてスタートから結果が残っていたことから、「この代の浦和レッズジュニアユースは良い選手が揃っているから強い」という言葉が、今年の浦和レッズジュニアユースのたとえとして、よく周りから聴こえてきました。

その言葉が先行先行されていたために、今年のチームが抱えていた課題と言うものは、結果に押し殺されてしまう部分が多く、夏の大会では、抱えていた課題も影響して思ったよりも早い段階で涙を呑む結果になったと感じています。

その後、関東U15リーグでは、スムーズに勝ち点を重ね、気が付けばリーグ優勝で、高円宮杯U15に臨むことが決まり、公式戦がない中で2か月近く、全国大会へのチーム作りをしなければならないという、難しい状況になっていたなかで、そのほとんどに足を運べなかったのですが、ある程度結果が求められる段階では着手できなかった部分に着手している印象があり、逆にその部分で、色々な問題が生じているという話も人伝いではありますが、入ってきました。

正直に書きますと、夏が終わり、関東U15リーグで優勝が決まった後の1,2試合までを見た中で私が感じたのは、このチームは、前線の選手の個性が強すぎて、もう少し、攻撃に工夫が加えられるようにならないと、全国大会では研究してきた相手に抑えられてしまうと感じていました。さらに言えば、やりやすい選手で固めたいという雰囲気がチームからも伝わってきていたので、そこにも不安がありました。

だから、個人能力ではない部分をどこまで、そこからの変化変更でチームが理解していくか、それがなされないと難しいだろうなとも感じていました。

で、私自身もしばらく彼らの試合を見ることなく、久しぶりに高円宮杯U-15の本戦を見ることになった時に、感じたのは、強さという部分よりも、出場しているしていないにかかわらず、チーム全体で戦えるチームに変わっていた部分でした。

実際のところ、初戦は3-0と快勝したように、組み合わせが出された時に1,2回戦は、比較的対戦相手に恵まれたと周りからも言われたように私自身もそう思っている部分はあったものの、その考えは甘く、さすがに全国大会に出場してくる相手だけあって、完全ではないものの、どこかに強烈な特徴を持ったチームばかりで、少し歯車がかみ合わなければ、不覚をとるくらい、それぞれ強みを持った相手ばかりでした。

ただ、そういったチームが見せてくる勝負所での強さを浦和レッズジュニアユースが更に上回った勝負への強さで上回って来たわけですね。

これは、悪くとらえてはもらいたくないのですが、結局、攻撃においての課題は、そこまで改善されていなかったものの、その攻撃の回数を作るための、高い位置でのボール奪取能力が物凄く向上しており、結果的には、主流となっている戦術重視の崩しの部分すらも超越してしまったのかとも感じられるのです。

何か、ただの応援する1サポーターとしては、もらい過ぎなくらいの多くのものをこの年末に浦和レッズジュニアユースの皆さんには、もらってしまいました。

育成と言うのは、難しいカテゴリとは言いますが、やはり、個々を育てるということのベースにはチームがあり、今回の浦和レッズジュニアユースの選手たちを見ていても感じるように、強烈なチームのまとめ役がおり、選手間で解決できる問題は選手間で解決できるような土壌があり、心や気持ちの部分をカバーするコーチがおり、ちょっと説明足らずで憎まれ役になる部分もあるが、言っていることにはやはり間違えはない監督がおり、そろそろ反抗期になってきて難しい時期でも、時間を割いて応援するご父兄がおり、そこにサポーターも、ほんの少しだけ絡ませてもらって、色々な要素が一つになることで、正常に作用していくものなのかなと感じます。

私自身も少し、物事を考える上での冷静さを欠きつつあったなかで、この高円宮杯U-15の大会を通じて、再び大事なものに気づかせてもらえた部分が多くあります。

一つ上のカテゴリとその先につながるトップチームのところが、やや方向性を見つけられない流れになっていることよってかどうかは、わかりませんが、今回のチームの3年生からは、多くの選手が別の世界にも羽ばたいていくことになる結果になったと聴いています。

ユースに上がる選手であっても、高校サッカーなど別の環境に進む選手であっても、まったく新しい環境への挑戦になっていくことには変わりありません。

それぞれの選手が、それぞれの世界で、一歩一歩夢に向かって前進できるように今後も時間がある限り、実際に足を運べれば足を運び、足を運べなくても、常に心にとめて応援していきますからね、浦和の下部組織のサポーターはご存知の通り、しつこいですからね(笑)

さてさて、2年生!まず、今大会に帯同したメンバーの中で、実際に試合に絡んだメンバーも、出場は果たせなかったメンバー、残念ながら、ここに帯同できなかったメンバーと色々ありますが、まず、優勝したチームに帯同していた選手は、じかにそこから学べるものが山ほどあったと思います。

そこで吸収したものをしっかり、新チームに引き継いでいってくださいね。また、出場していたメンバーの中でも、本来はあまりやりたくないポジションという雰囲気のことも聴こえていて、その迷いからか、以前は、プレーにムラがある印象があったのが、今回の大会で、チームのために戦うという心でそのプレーに迷いがなくなり、見違えるような安定感を見せていたのが印象に残っていますが、その変化とその変化が大事だという部分を特に、新チームに引き継がなければならないと思います。

チームスポーツである以上、特に2年生も個性の強い選手が多いことからも、今年のチーム作りは非常に参考になると思いますよ。

 

最後に、3年生のみなさん、浦和レッズジュニアユースでの3年間お疲れ様でした!

今後の活躍を心から祈ってます!

ではでは。

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おまけの写真。

高円宮杯第25回全日本ユース(U-15)サッカー選手権大会 準決勝 2013/12/26 浦和レッズJrユースvs柏レイソルU-15 1-1(延長3-1)勝利・・・頂点まであと1つ!

J-Green堺 2013年12月26日

 

どうも、浦和サポブクメです☆

毎試合毎試合が劇的過ぎて大変なことになっております!

どうも、浦和サポブクメです☆あ、2度言ってしまいましたw

浦和レッズジュニアユースの全国NO.1をかけた戦いもいよいよ準決勝まで来ました。よく全国大会は、ベスト4からが一味違ったものになると言いますが、この大会も準決勝からは、スタンドのあるS1で行われ、名前が間違っていたり、読み間違いだったり、得点者が聞いたことのない名前の選手だったりと、ブクメもこのブログでよくやってしまうような状況ではありますが、アナウンスがしっかり入るようになりました。

変化と言えば、この大会が始まってから、天候には恵まれていたものの、この準決勝のタイミングで、第1試合は、試合終盤まで雨が降る中での試合となりました。

この大会に入ってからも、毎試合成長を見せ、チームとしても一つになっていき、ここまで上り詰めてきた中で、準決勝の対戦相手は柏レイソルU-15となります。今年の関東U15リーグでは、1勝1敗の結果となる対戦相手となります。

では、試合の話に移ります。

この試合のスタメンは以下となります。

GK1番関敦也、DFが左サイドバックに20番小崎魁、右サイドバックに5番河内渉真、センターバックに12番関慎之介と28番橋岡大樹、MFが左に3番渡辺陽、右に11番川上エドオジョン智慧、真ん中に2番浅賀祐太と17番平野正人、FWが左に10番萩原大智、右に4番轡田登

となります。

序盤は、かなりお互いに集中して入ることができており、しまった試合となりました。

ただ、その中でも5分に11番川上エドオジョン智慧と5番河内渉真、そこに2番浅賀祐太が絡んでの突破の場面など数人が絡んだ形で高い位置まで持ち上がる浦和でしたが、なかなかその先のフィニッシュの場面まで持ち込めない状況が序盤は多く、逆に相手の攻撃に対してもロングボールに対して、20番小崎魁が跳ね返し、クリアボールに対して17番平野正人がカバーするなど、守備の連携の部分もスムーズにできていましたが、どちらかと言うと、チャンスを作られた時の危険度としては、相手が裏を狙ってきた時の方が危険な感じではありました。

やはり、柏レイソルだな~と思って、見つつも、逆に決定的な場面で余計な手数をかけてくれたりする部分も、柏レイソルだな~と思いつつ、時間が経過するごとに徐々に浦和がこの大会で見せている、中盤より前の位置で相手選手にタイミングよくプレスをかけて高い位置で奪って仕掛ける攻撃が機能し始め、その辺りからは、やや浦和ペースながらも、相手が攻撃に転じた時は、かなり集中力が必要という試合展開になっていましたね。

同様にこの大会での浦和の一つの攻撃の形となっていた28番橋岡大樹のロングフィードでしたが、やはりある程度相手に研究されていたのか、意識的に大きめの相手ディフェンダーにケアされて跳ね返されるケースが多く、なかなかスペースに走る浦和の選手につなげることができない状況になっていました。

また、今日は20番小崎魁が左サイドバックでスタメン出場していましたが、比較的20番小崎魁が高めのポジションを取り、12番関慎之介が左サイドバックに近い位置に開き気味にポジションを取り、攻撃に転じた時には20番小崎魁を経由して展開される攻撃も多い印象がありました。

そのような状況を踏まえつつ、浦和の攻撃の形などを書いていきますね。

10分には、17番平野正人と11番川上エドオジョン智慧、10番萩原大智の3人が絡んで仕掛けます。

14分に相手の反撃で決定的な場面を作られるものの、ここはひとつ余計にパスをつなごうとしてくれたことが幸いして、失点は免れます。

19分に、2番浅賀祐太から3番渡辺陽に縦パスを通し、ドリブルで仕掛けます。

20分には、2番浅賀祐太の攻撃参加から、最後は3番渡辺陽がシュートを放ち、コーナーキックを獲得します。

21分には、コーナーキックのチャンスから4番轡田登が惜しいシュートを放ちます。

22分には、5番河内渉真から、右前線に抜ける2番浅賀祐太へ鋭いパスが通り、そのままドリブルで攻めあがる形を作ります。

25分には、20番小崎魁がドリブルで左サイドを攻め上がり、折り返しのパスを4番轡田登に通し、ゴール前の混戦の中で3番渡辺陽が抜け出してシュートを放つもシュートはわずかにゴール右に外れます。

26分には、10番萩原大智が中盤でインターセプトに成功し、11番川上エドオジョン智慧にパスを通し、3番渡辺陽にパス、ドリブルで攻める形を作ります。

27分に、決定的な形を作られたものの、28番橋岡和樹がギリギリのところでカバーし、12番関慎之介がクリアして、このピンチも切り抜けます。

31分に、10番萩原大智からのパスを受けた4番轡田登のシュートを相手キーパーが弾いたところを3番渡辺陽が狙うも、シュートは枠をとらえきれず。

36分には、11番川上エドオジョン智慧がうまいフェイントで相手ディフェンダーをかわしてミドルシュートを放つも枠をとらえられず。

37分には、ロングフィードを20番小崎魁が頭ですらして前線に送ったところ、誰か確認できませんでしたが、一人選手を経由して11番萩原大智につながり仕掛ける形を作ります。

攻撃の回数では浦和が優るも決定機の数では、やや相手が優っていたという印象の前半でしたが得点は生まれず0-0で折り返します。

後半に入り、2分に3番渡辺陽からのパスを受けた4番轡田登が突破を試みます。

7分に、相手に枠をとらえた危険なコースへのシュートを放たれるも、ここは1番関敦也がはじき出し、失点を免れます。

直後の8分に、12番関慎之介から3番渡辺陽、4番轡田登、11番川上エドオジョン智慧とテンポよく繋がった攻撃で11番川上エドオジョン智慧が持ち上がり鋭いシュートを放つもこれは惜しくもサイドネットを揺らします。

17分に4番轡田登に代わり24番シマブク・カズヨシが入ります。

20分には、24番シマブク・カズヨシが右サイドからクロスを上げますが、味方に合わず。

20分位再び相手に危険なシュートを放たれるも、ここも1番関敦也が好セーブで逃れます。

23分には、17番平野正人から、右前線のスペースに斜めに走った11番川上エドオジョン智慧にパスが通り、この段階でゴール前に3人くらい味方がいる状況で、合えばという場面でしたが、惜しくも相手にクリアされます。

27分にピンチを迎えるもここは、相手のシュートが枠をとらえず。

29分に、10番萩原大智タイミングよく抜け出し、ディフェンダーも抜いてキーパーと1対1になるかというところで相手に倒され、ペナルティエリアわずか外のところでフリーキックのチャンスを得ます。

そして、このフリーキックのチャンスから、混戦状態で2番浅賀祐太が折り返したところから、こぼれ球を3番渡辺陽が低めの強い弾道のシュートを放つとディフェンダーの間を抜けて、キーパーが触るもゴール!・・・かと思ったら、判定はオフサイド。

その前の展開で浦和の選手が少し出ていたようです。

ただ、このゴールと思われた状況がノーゴールになったところで、逆に浦和に火が付いたというか、こういう展開は気落ちしたところを相手につかれるケースも多いと思いますが、浦和の攻撃が、よりここから迫力を増します。

そして、32分に、10番萩原大智がペナルティエリア外わずか右からドリブルで侵入し、更にディフェンダーを抜いて深くまで侵入し、ペナルティエリア左のスペースに走りこむ3番渡辺陽に浮き球のパスを送り、これを3番渡辺陽がヘッドで押し込んで、今度こそゴール!

残り時間10分を切ったところで、浦和がついに先制します。

36分に、11番川上エドオジョン智慧に代わり7番伊藤敦樹、39分に17番平野正人に代えて8番松高遼を投入し、攻撃の意識は緩めず、時間をかけられるところはかけながら、試合終了まであと少しというところでアディショナルタイムに相手選手が決定的な形で抜け出したところで、倒してPKを与えることになり、ここを決められて1-1と同点にされたところで試合終了の笛がなり、この試合浦和にとっては初めての延長戦に入ります。

流れとしては、相手に向いているような展開ですが、今大会でこのような展開で逆に勝負強さを見せ続けている浦和の真骨頂がこの延長戦で出ました。

延長前半は、両チームとも得点が生まれない中で、疲労もピークの中で迎えた延長後半3分に、まさに準々決勝で見た3番渡辺陽から10番萩原大智へのパスからのゴールまでの流れの逆の、10番萩原大智から3番渡辺陽へのラストパスからゴールが生まれ、浦和が再びリードを奪います。

8分に24番シマブク・カズヨシに代わり15番高橋海翔が入ります。

残り2分をしっかり乗り切ればというところで、試合を決める追加点を浦和が奪うことに成功します。

疲労もピークながらチャンスでしっかりペナルティエリア内に侵入した10番萩原大智がボールを奪われないように粘りを見せると最後は、キーパーも交わす形になり、無人のゴールに流し込んで3-1とします。

延長後半も残り1分ほどで2点差をつけ、当然試合はそのまま終了。

苦しい展開を再び力強く乗り越えて、ついに、ついに、決勝の舞台に上がりました!

もうね、帰宅の新幹線の中では、楽しく3往復目の大阪はどのように行こうかとサポーターの友人と盛り上がったものです。

年末で大阪というのは、選手たちの雄姿を見届けたいと思っても、仕事も忙しい時期になるので、足を運べないという方が多数います。本当に、来たいけど泣く泣く来られないという方もたくさんいます。

無理をしてでも決勝の舞台へは足を運ぼうとする方も多いでしょうが、決勝に進出したことで、仮にどうしても休みが取れないという方でもテレビ放送で試合の模様を見ることができます。多くの人に浦和レッズジュニアユースの戦いぶりを見てもらいたかったので、その意味でも、本当に決勝まで勝ち進んでくれてありがとうと言いたいです。

でも、ここで満足ではないですよね?倒さなければならない相手がいますよね?

やってやりましょうよ!

今大会で頂点に立つに相応しいチームは、浦和レッズジュニアユースです!

楽しみで仕方ありません、どうしたらよいものでしょうか。

興奮を抑えつつ、28日の決勝を待ちたいと思います。

かなり疲労がたまっている様子も見えましたが、中1日しかありませんが、出来る限りの回復に努めてください。あとは、疲れた時にあと一歩後押しをできるように、私たちも決勝を一緒に戦います!

ではでは。

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おまけの写真。

高円宮杯第25回全日本ユース(U-15)サッカー選手権大会 準々決勝 2013/12/25 浦和レッズJrユースvs横浜F・マリノスJrユース追浜 3-2勝利・・・成長が止まらない

J-Green堺 2013年12月25日

 

どうも、浦和サポブクメです☆

準決勝進出効果はすごいのか、なんか既に浦和レッズのサポーターの方から祝福ムードの連絡があり、あと2つあるんだからと思ったりする部分もあるのですが、気持ち良い試合だったので、素直に受け止めています。そして、どんな試合だったかと聞かれれば、「明日見られるから大阪に来なよ」で済ませてしまいたいような1日です。

ということで、24日は空き日ということで、いったん浦和に戻った中で、今日25準々決勝、勝てば、明日26日と試合が続くということで、大阪2往復目入りました。そして、3往復目の準備の必要性が着々と迫ってきている感じがします。

テンション高めで、余計なことをダラダラ書いてしまいそうなので、試合の話に移ります。

2回戦でカターレ富山U-15に苦しみながらも、試合終了間際に勝ち越して勝利を飾った浦和レッズジュニアユースの準々決勝の相手は、難敵だったガンバ大阪ジュニアユース相手に圧勝した横浜F・マリノスジュニアユース追浜。相手にとって不足なしの強敵になりますね。

この試合のスタメンは以下となります。

GK1番関敦也、DFが左サイドバックに15番高橋海翔、右サイドバックに5番河内渉真、センターバックに12番関慎之介と28番橋岡大樹、MFが左に3番渡辺陽、右に11番川上エドオジョン智慧、真ん中に8番松高遼と17番平野正人、FWが左に10番萩原大智、右に4番轡田登

となります。

どのような試合の入り方になるのかと思っている暇もないくらいに、浦和が先制点を奪います。開始1分になったかならないというところで、左サイドでパスを受けた10番萩原大智から、4番轡田登へパス、そこからおそらく相手ディフェンダーに少しあたってこぼれるような形になったボールがちょうど、ペナルティエリアに侵入してきた11番川上エドオジョン智慧に流れ、押し込む形でゴール。

幸先よく浦和レッズジュニアユースが先制しますが、サッカーにはつきものの、早すぎる得点は試合を難しくするという展開も少し気になる試合早々のゴールでした。

前節同様、攻撃の形においては、28番橋岡大樹によってのバックラインからのロングフィードで裏を狙う形と、今日は、それに加えて4番轡田登が前線でポストプレーでしっかりボールを収められるケースが多くなり、そこに中盤や前線の選手が絡んで近い距離を走り4番轡田登が落として、10番萩原大智だったり、3番渡辺陽だったり、11番川上エドオジョン智慧だったり、前線の選手と近い距離でのパス交換から、誰かが抜け出して仕掛けていくような形が多く作れる前半となっていました。

また、前線でうまい体の使い方をして高めの位置でインターセプトしてチャンスを作れる場面も多くできていたように感じます。

3分に4番轡田登から8番松高遼に下げて、右前線の11番川上エドオジョン智慧へ展開した場面も4番轡田登が高い位置から奪っての攻撃でしたし、5分も8番松高遼がうまく相手と体を入れ替えるような形でインターセプトして攻撃をする場面があったり、とにかく前線でただやみくもに追い回すだけではなく、意図を持ったプレッシャーのかけ方と出足やタイミングで奪うことを多くの選手が実践していました。

浦和攻勢の展開の中で、12分には、3番渡辺陽がドリブルで仕掛け、ドリブル自体は、途中で相手ディフェンダーに止められてしまうものの、その少しこぼれたところをすかさず15番高橋海翔が奪い、そのままスピードに乗って攻めあがる場面のようなセカンドボールに対する反応の良さからの攻撃もありました。

14分には、3番渡辺陽と10番萩原大智のパス交換からの仕掛けで混戦状態の中でゴールが決まったかのように見えましたが、ラインを割っていなかったようです(見ている位置から前半はゴールが遠かったので、その辺の距離感覚は分かりにくい感じでした。)

20分には、17番平野正人から10番萩原大智を経由しての惜しい形があり、24分には、12番関慎之介の正確なフィードから4番轡田登が持ち上がって得たコーナーキックのチャンスから連続のセットプレーでゴールに迫る形を作ります。

26分には、17番平野正人から10番萩原大智がパスを受けると11番川上エドオジョン智慧とのパス交換で相手ゴールに攻め込みます。

そして、迎えた28分にうれしい追加点が入ります。

左前線でパスを受けた3番渡辺陽が、深くまでドリブルで切り込みつつ、グラウンダーの強めのクロスをゴール前に入れると、相手ディフェンダーがクリアできずにこぼれ、そこを10番萩原大智が決めて2-0とします。

相手の攻撃に関してですが、右サイドからの攻撃に関して、特に怖い攻撃になる印象で、15番高橋海翔のところでしっかり対応できていたにも関わらず、たまに上げてくるクロスの質の高さとバリュエーションが多く、それに対して遠い位置、近い位置と上がってくる選手の狙いが、かなり組織化されているような印象で脅威となる場面が何度かありました。2日前の相手のセットプレーでの強さが流れの中で出されるようなそんなイメージでしょうか。

どちらかというと、浦和の攻勢の中で奪われた後のカウンターでそういうプレーをしてくるのでタチが悪いです。

さてさて、31分には、3番渡辺陽が相手ディフェンダーのファール気味のプレッシャーを受けながらもキープし、5番河内渉真につなげて右サイドから仕掛けます。

前半の残り5分くらいは、やや相手が仕掛けてくる回数が増え、危険な場面も作られます。

そのような流れの中で38分に右サイドからの攻撃で混戦状態のこぼれ球を決められてしまい、1点返されます。

2点差から1点返されるという展開は、サッカーでは悪い流れにズルズルつながることも少なくないのですが、慌てず、まず前半の残り時間を相手の攻撃が終了してゴールキックの際に1番関敦也が、じっくり時間を使って始めるなど、相手のペースに巻き込まれないように時間を使い、前半を2-1とリードで折り返します。

後半は、同点ゴールを狙ってくる相手のカウンター主体の攻撃が浦和が仕掛けた後に来るため、攻守が目まぐるしく入れ替わるような展開。

7分に、8番松高遼から4番轡田登にあてて、ここでターンして前線の11番川上エドオジョン智慧とキーパーの間くらいにパスを通し、先に触れればという形を作った場面のように、とにかく前線の選手にあてて、そこにほかの選手が近い距離で絡んで、ドリブル突破だったりサイドに開いてだったり、攻撃を仕掛けるのですが、相手の守備を突破するところまでは、なかなか行かずに、そこからカウンターを受けた際には危険な場面を作られることも多い状況。

そのような攻防の中で、13分に相手にゴールを決められてしまい、2-2の同点に追いつかれてしまいます。

14分に11番川上エドオジョン智慧に代わり24番シマブク・カズヨシ、19分に15番高橋海翔に代わり20番小崎魁が入ります。

相手の鋭いサイド攻撃に対して、危ない場面も作られてはいたものの、浦和の守備の集中力も切れず、相手の攻撃も多く、浦和の攻撃も多い。その決定機の数も互いに多いながらも最後のところでの集中でどちらも得点をやらないという展開が続きます。

浦和の攻撃も鋭いものの、ややパターンが偏ってしまう、課題の部分も見え隠れする中で、35分に8番松高遼に代えて6番知久航介が入ります。

交代で入った6番知久航介がさっそく36分に、精度の高いパスを前線に通し、10番萩原大智のトラップは少し流れてしまったものの、少しリズムを変えるような中盤からのパスも加わったことで、チャンスのにおいが増えて来た印象があります。

38分には、裏へ抜け出した17番平野正人がゴールに迫る形を作ります。

そして、迎えた後半アディショナルタイム。

浦和の左サイドの方向に出たロングボールに対して、相手選手が特に追うことをせず、その隙を12番関慎之介が狙い、このタイミングで3番渡辺陽が、数が少ない相手ディフェンダーの右の裏を狙える位置にポジションを移しており、すかさず12番関慎之介がそのスペースへパスを通し、3番渡辺陽がドリブルで持ち上がりつつ、強弱をつけたところで左から抜ける10番萩原大智へラストパスを通すと、これを10番萩原大智が決めて、土壇場で3-2と勝ち越すことに成功します。この得点の展開に関しては、17番平野正人を経由したという公式記録があるようで、ちょっと自信がないのですが、とにかく、勝負の分かれ目の部分を嗅ぎ取って得点を奪った浦和が一枚上手だったということは、説明の必要はないと思います。

間もなく試合は終了し、浦和レッズが勝利!

準決勝に進出が決定しました。対戦相手は、柏レイソルU-15です。はい、ご存じの方も多いと思いますが、今年のジュニアユースの3年生にとっては、昨年のU-14時代の監督のいる柏レイソルU-15との対戦が決まったわけですね。

前の試合のブログで、昨年の質の部分を今の強さに加えて今なら実践できるという感じの話を書いていた時には、あまり柏レイソルとの対戦になることは考えていなかったものの、準決勝は、浦和にとっては、成長を見せて、表現はよくないですが、踏み越えて決勝に進むところを恩師に見せつける(?)ような条件が整いましたね。

なんというか、この大会に入ってからの浦和レッズジュニアユースの選手の成長は著しく、監督からの言葉にもあったように、選手が自らで考えて成長して強くなる段階に入っているということでしたが、まさに言葉通り、そのような成長曲線をこの大会で描いているチームだからこその、勝負所での得点につながっているのではないかと思っています。

だから、年末で忙しい時期ですが、足を運べる方は、是非とも明日の準決勝には足を運んでもらいたいです。

今日は、観戦していた場所がベンチサイドであったこともあるのですが、控えでチームを鼓舞する選手だったり、交代して自分のやるべきことを確認する選手だったり、そのような全体としての雰囲気も近くで実感することができ、そこでもチームとしての成長も感じることができました。

まだあと2つあるので褒めすぎませんが、守備が嫌いと言っていた選手が守備において驚くほどの成長を見せていたり、すごく一人一人を褒めたいような要素が多い試合でしたが、そのあたりは、あと2つ勝って優勝が決まったところで書ければと思います。

出場停止でこの試合悔しい思いをした2番浅賀祐太も出場可能になりますし、連戦になるため、疲労の蓄積との戦いにもなってくる中で、総力戦になりますから、チームとして戦い抜くことが重要になってきます。言うまでもなくできると思います。

明日もやってやりましょう!

ではでは。

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おまけの写真です。

高円宮杯第25回全日本ユース(U-15)サッカー選手権大会 2回戦 2013/12/23 浦和レッズJrユースvsカターレ富山U-15 2-1勝利・・・難しい展開も、最後に強さを見せる

J-Green堺 2013年12月23日

 

どうも、浦和サポブクメです☆

浦和レッズジュニアユースが臨んでいる高円宮杯U15も2日目に入ります。初戦でソレッソ熊本を下した浦和の2回戦の対戦相手は、カターレ富山U-15となります。これまた、あまり対戦した印象のないチーム(これまで対戦したことがないかも?)というチームですが、1回戦を7-0で勝利しているということで、1回戦同様に、相手の印象として、攻撃力のあるチームなのかなという印象を持ちつつ(リーグの成績を見たら、守りの堅さにも頷けるのも後ほどわかりました)、U15の代表候補になった選手もいるらしいなど、うわべの情報からとりあえず予想しつつ、試合を観戦しました。

浦和の初戦は、長居公園内のキンチョウスタジアムが会場でしたが、2回戦からは、ずっとJ-GREEN堺での試合となります。S1はスタジアム型で当然観戦しやすいのですが、準決勝、決勝までお預け。2回戦は、S4というちょうど、天然芝が横に4つ並んだ会場の一つになるのですが、S5とS3に挟まれたグラウンドになるため、試合観戦は両ゴール裏のネット越しに見る感じになります(今年のユースの3年生がジュニアユース3年生だった時に同じ高円宮杯でS3で試合をした時もS2とS4に挟まれていたのを思い出します。)

なんとなく、懐かしくなってその時のブログを開いてみたら、3年前のこの大会は、1回戦と2回戦では中3日で、それ以降も必ず1日は次戦までの間が開いていたんですね。グループステージがあったその前年からの変化も含めてずいぶん過密日程な大会に変貌していたんだな、と思ってしまいますね(2010大会の情報、参考までに)

そんなわけで、向こうのゴール裏での展開があまりよくわからないような観戦状況のため、見ていた場所は、どれだけチャンスでどれだけピンチなのかが前半は浦和の攻撃において、後半は浦和の守備においてわかりにくい状況でしたので、どこまでお伝えできるかわかりませんが、試合について書いていきますね。

この試合のスタメンは以下となります。

GK1番関敦也、DFが左サイドバックに15番高橋海翔、右サイドバックに5番河内渉真、センターバックに12番関慎之介と28番橋岡大樹、MFが左に3番渡辺陽、右に11番川上エドオジョン智慧、真ん中に2番浅賀祐太と17番平野正人、FWが左に10番萩原大智、右に24番シマブク・カズヨシ

となります。

1回戦のスタメンから、フォワードの右が24番シマブク・カズヨシに代わった以外は、同じメンバーとなります。

この試合も序盤は、浦和ペースで進みます。開始1分に3番渡辺陽が惜しいミドルシュートを放ちさっそくチャンスを作ります。

印象としては、浦和の攻撃は、いったん28番橋岡大樹にあてて、長い展開か、右サイドに繋いで右から仕掛ける回数が多いように感じました。同サイドでパスを受けた11番川上エドオジョン智慧がボールをおさめながら、ドリブルやパスで仕掛けていき、ボランチの17番平野正人がスペースに抜けていくことで、攻撃に厚みが加わるような展開が多く、相手の攻撃を摘む部分では、守備的なボランチの2番浅賀祐太が相当効いていたと思います。

そのようなイメージを持ってもらいつつ、また試合の流れを書いていきます。

6分に、3番渡辺陽から横に展開し、11番川上エドオジョン智慧が受けてクロスに対して10番萩原大智がヘディングで狙うも枠をとらえきれず。

10分には、5番河内渉真がインターセプトに成功し、そこからの展開でチャンスを作ります。

11分には、10番萩原大智がドリブルで相手ディフェンダーをかわして長い距離をシュートを放つもこれも惜しくも枠をとらえられず。

18分に、12番関慎之介からの正確なフィードを右前線で受けた10番萩原大智から11番川上エドオジョン智慧に渡し、相手のプレッシャーを受けつつも、キープして攻める場面を作ります。

21分に、相手の反撃でやや寄せが甘くなったところでミドルシュートを狙われるもシュートはクロスバーを叩き、難を逃れます。

相手の攻撃は、流れの中であれば浦和の守備陣がしっかり対応することができており、1回戦に7点を奪ったほどの怖さを感じることはありませんでしたが、相手の10番の選手からの攻撃に関しては、特にセットプレーの精度において、この試合は苦しめられることになりました。

その脅威は、後半から強く実感することになるのですが、セットプレーで最初に結果を出したのは浦和。

25分に得たコーナーキックのチャンスでまず惜しい形を作り、直後の27分のセットプレーのチャンスで、2番浅賀祐太がヘッドで決めて1-0と先制します。中盤の守備の部分での存在感い併せて、セットプレーでの2番浅賀祐太の強さがこの大会でも際立っていますね。

この試合が難しくなったのは、もしかするとこの後の状況が影響していたのかもしれませんが、30分に28番橋岡大樹からのフィードを24番シマブク・カズヨシが受け、3番渡辺陽、10番萩原大智とつながり、10番萩原大智が相手ディフェンダーをドリブルで抜き去ったところで、相手ディフェンダーに後ろから倒され、ペナルティエリアすぐ外くらいでフリーキックのチャンスを得たのですが、この場面で、倒した相手選手が一発レッドで退場となりました。確かにイエローカードに値するとは思うファールでしたが、やや厳しい判定だったとは思いつつ、逆にこの退場によってもともと守備力の高いチームにより守備意識の高さが加わってしまったのかな~とも思います。

33分に、24番シマブク・カズヨシがドリブルで持ち上がり、11番川上エドオジョン智慧にパス、そこから10番萩原大智につなげて仕掛けます。

36分には、コーナーキックのチャンスから、15番高橋海翔が惜しいシュートを放ちます。

前半を1-0で折り返します。

前半も、相手攻撃陣に決定力がないために助かった部分はあるものの、セットプレーの形から、キーパーとディフェンダーの間に精度高いボールを蹴りこんで来たり、合わせられたら失点の危険性もあった場面を何度か作られていたのですが、後半になると、恐れていた相手選手の10番のプレスキックの精度の高さから同点ゴールを奪われてしまいます。

後半の入り自体は、1分に3番渡辺陽から24番シマブク・カズヨシを経由し、右から上がる5番河内渉真につなげてサイドからクロスを上げるなど、横に広い展開からチャンスを作ったり、3分に15番高橋海翔が左サイドを上がり鋭いクロスを入れ、ディフェンダーに当たってこぼれたところを3番渡辺陽が狙い、キーパーに防がれるも浦和が高い位置で攻撃を仕掛ける場面が作れるなど、悪くはなかったと思いますが、4分に相手に与えたコーナーキックの場面で、精度高く合わされてヘディングシュートを放たれ、1度は1番関敦也の好セーブで防ぐも、続けざまのコーナーキックで再び合わされてしまい失点。1-1に追いつかれます。

ただ、同点に追いつかれた後に相手ペースになったというわけではなく、そこからは浦和が攻撃を仕掛ける場面が続きますし、相手の守備陣に防ぎきられていたというよりは、決定機までは持ち込んで相手の集中を切らさない守備とちょっとした運の悪さでゴールが決まらない、相手キーパーが数本の決定的なシュートを防いだことで、乗りに乗ってしまっていたことで、浦和が追加点を決められそうな場面が多数ありつつも決められないまま時間が過ぎていき、少ないチャンスで相手にも決定機が訪れてひやりとする場面が、その間にぽつぽつ入るような展開が続きます。

浦和は、11分に11番川上エドオジョン智慧に代わり4番轡田登、28分に3番渡辺陽に代わり7番伊藤敦樹を投入し、なんとか相手の守備をこじ開けようと試みる中で、通常は決定力の高い選手も相手のキーパーにはまってしまったというか、なかなか決定機でシュートを決められない状況が続きましたが、38分にペナルティエリア外真ん中あたりでパスを受けた10番萩原大智が、相手ディフェンダーをひきつけながら、ペナルティエリア内左から抜け出した7番伊藤敦樹にパスを通し、このチャンスを決めることに成功。2-1と再びリードすることに成功。

この後、39分に24番シマブク・カズヨシに代えて9番町田ジェフリーを投入。

試合終了間際には、相手に決定機を作られるも、おそらく15番高橋海翔だったと思いますが、ぎりぎりのところでクリアし同点ゴールを許さず、試合は2-1で終了。

浦和レッズジュニアユースが、難しい展開の中でもしっかり競り勝ち準々決勝進出を決めてくれました!

次戦は、25日に横浜F・マリノスジュニアユース追浜との対戦に決まりましたね。準々決勝で対戦する相手のブロックでは、浦和レッズジュニアユースが夏の大会のグループステージで悔しい思いをしたガンバ大阪ジュニアユースも入っていたり、清水エスパルスや横浜F・マリノスジュニアユースも入っていたりと、ものすごいブロックではあるものの、ガンバ大阪ジュニアユースが上がってくると思っていましたので、少し驚いていますが、そのガンバ大阪を5-1で退けてきた横浜F・マリノスジュニアユース追浜。同じ関東勢ということで、ここにやりやすさを覚えるか、やりにくさを覚えるかは、試合を行ってみるまではわかりませんよね。2年生の時にメトロポリタンリーグでは、悔しい思いをしている相手でもあります(この試合)。

なんとなく、想定としてガンバ大阪と対戦することを考えてばかりいましたが、昨年の対戦した時のブログを読み返しながら、昨年のような質の高い要求はユースくらいからだと吸収しやすいと(個人的にはですが)考えているので、昨年求められた要素を今のチームの強さに加えて見せつけてやるチャンスと考えるとワクワクしますよね。

そして、先ほど書いたように、この大会に入って、守備の部分で相手の攻撃を摘む部分で大きな貢献を果たしていた2番浅賀祐太が累積で出場できない試合にもなります。勝利した試合とは思えないくらい悔しい表情をしていたのが凄く印象に残りましたが、この大会は、まだあと3試合ありますから、次の試合は、出場できない彼の思いも含めて、総合力が試される一つの機会だとも思います。

明日の試合を楽しみに、いったん戻ってきた浦和の地から、再び明日は大阪に向かいます!

ではでは!

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おまけの写真です。

高円宮杯第25回全日本ユース(U-15)サッカー選手権大会 1回戦 2013/12/22 浦和レッズJrユースvsソレッソ熊本 3-0勝利・・・難しい初戦を突破

キンチョウスタジアム2013年12月22日

 

どうも、浦和サポブクメです☆

移動移動の数日も、いったんゴール地点の大阪に到着。22日からは、浦和レッズジュニアユースの臨む、高円宮杯観戦に入りました。

浦和レッズジュニアユースの試合を観戦するのは、本当に久しぶりです。実に、1か月半ぶりくらいになります。結果的に、全国大会に向けたチーム作りをほとんど見られない状況で本番から観戦ということになりました。経過における結果や人伝いに聞く情報はあるものの、自分の目では見ていないため、ある種、できるだけ先入観なく純粋に大会を見守ることにしました。

浦和レッズジュニアユースの1回戦の相手は、ソレッソ熊本というチームになります。情報がよくわからず、公式プログラムを友人と眺めつつ、九州リーグで3位、失点が最も少ないチームなんですね~、ちょっと苦手なタイプかもですね、みたいな話をしつつ、試合を観戦しました。

では、試合の話に移りますね。

この試合のスタメンは以下となります。

GK1番関敦也、DFが左サイドバックに15番高橋海翔、右サイドバックに5番河内渉真、センターバックに12番関慎之介と28番橋岡大樹、MFが左に3番渡辺陽、右に11番川上エドオジョン智慧、真ん中に2番浅賀祐太と17番平野正人、FWが左に10番萩原大智、右に4番轡田登

となります。

初戦ということで、緊張感のあるスタートになるかと思われたのですが、浦和は、試合に対しての強い気持ちに転化させて良い意味で激しく戦えていたことと、逆に相手の守備陣が少し緊張感のある入り方をしてくれたことで、思った以上にスムーズに試合に入ることができたと思います。

開始1分に、28番橋岡大樹からのロングフィードを10番萩原大智が頭ですらして4番轡田登が抜け出しチャンスを作ります。

6分には、3番渡辺陽からのパスに4番轡田登が抜け出し、通れば決定的という状況もわずかに通らず。

相手の守備陣の寄せは早かったと思いますが、そこに対して浦和の個々の選手がしっかりキープ力を見せることができたことと、こぼれ球に対しての反応の速さで圧倒的に優る浦和が高い位置で奪って攻撃できる回数が多い印象がありました。

そんな流れの中で、浦和が8分という早い時間に先制点を挙げることに成功します。右前線にタイミングよく抜け出した10番萩原大智が深くまで持ち込んだ後に、落ち着いてグラウンダーのクロスを供給し、4番轡田登が真ん中、左から3番渡辺陽が駆け上がり、4番轡田登より奥にいた3番渡辺陽にパスが通り、難なく決めて先制。1-0とします。

守備が強いと思われた相手でしたが、どちらかというとこの試合では、守備の部分では浦和の攻撃陣の質で相手を上回っていたために、先手先手で行けたものの、少し驚いたのは、相手の攻撃陣の質もなかなか高かったことですね。攻めの際に、テンポの良いパス回しで浦和のゴールに迫ってくる中で、特に相手14番の選手の攻撃は鋭く、先制点の直後に豪快なミドルシュートがクロスバーをたたくような危険な場面を作られるなど、その選手を経由したところで危険な場面を何度か作られる時間帯がありました。

そんなチャンスを相手が決めきれない中で、先制点から4分後の12分に2番浅賀祐太のゴールで追加点を決めることに成功し、2-0とリードを広げます。

16分には、4番轡田登のパスを受けた10番萩原大智が強烈なシュートを放ちます。これは、キーパーにはじかれるもコーナーキックを獲得します。

17分には、中盤で17番平野正人が相手のチャージを受けながらもキープし、粘ったところで、こぼれ球を近い距離にいた4番轡田登が受けて、クロスに28番橋岡大樹がヘッドで合わせる惜しい形を作ります。

24分には、10番萩原大智が中盤でのこぼれ球をかっさらいドリブルで長めの距離を突破して惜しいシュートを放つ場面を作ります。

27分には、11番川上エドオジョン智慧から4番轡田登に通ればという惜しいパスもありました。

そして、迎えた30分に、3番渡辺陽のドリブルでの仕掛けを起点に、10番萩原大智がゴールを決め3-0と大きくリードを広げることに成功します。

要所要所での相手の攻撃が思った以上に組織的でテンポよく、浦和の守備陣も最後のところでは仕事をさせずに対応できていたものの、一つ決められたら相手が乗ってしまう危険性がある、浦和ペースながらも気が抜けない展開でしたが、うまい具合に浦和が得点を重ねることができ、前半を3-0で折り返すことに成功しました。

やはり今日の試合においては、この3点のリードが大きかったと思います。後半に入ると、多くの時間帯を相手に押し込まれ、浦和が受けるという、あまり好ましくない状況が多くなり、実際、何回か決定的な場面も作られたものの、相手のシュートミスに助けられる部分もあり、GK1番関敦也の好セーブもあり、無失点で切り抜けていきます。

後半は、11分に11番川上エドオジョン智慧に代わり24番シマブク・カズヨシ、15分に4番轡田登に代わり7番伊藤敦樹、22分に17番平野正人に代わり8番松高遼、34分に10番萩原大智に代わり9番町田ジェフリー、37分に2番浅賀祐太に代わり20番小崎魁と5人の交代枠を使い、追加点は決められなかったものの、無失点で切り抜けて3-0で勝利を飾りました。

後半は、受ける時間が多く、そういう時間帯でのプレーに関しては課題を残しつつでしたが、結果的に無失点で切り抜けましたし、8番松高遼を投入したあたりからは、徐々に浦和ペースに戻すこともできていました。

欲を言えば、相手ペースの時間帯の中でも何度か浦和も決定的な場面を作っていたものの、前半のような決定力を見せることができなかった部分もあったため、そのような場面で、もう1点決められていれば、より試合は楽に進められたかなと感じる部分もありつつですが、難しい初戦をしっかり力を見せて勝利で飾ってくれました。

明日も楽しみに足を運ばせてもらいますね!

あ、どうでも良いことですが、明日は、試合の後にそのまま車で家に帰る流れになるので、そもそも帰りが遅くなるのと、たぶん、家に帰ったころにはフラフラなのでブログの更新がすごーーく遅くなると思います。

ではでは。

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おまけの写真。

第24回高円宮杯全日本ユース(U-15)サッカー選手権 関東大会準決勝 2012/11/17 – 浦和レッズJrユース vs 湘南ベルマーレJrユース 4-0勝利・・・全国で戦うチーム

秋葉の森総合公園サッカー場 2012年11月17日

 

 

 

どうも、浦和サポブクメです☆

残留争いを戦い抜くためのチームから、全国で戦えるチームへの成長に向かって。

今年も過酷な関東予選と言う舞台を戦う浦和レッズジュニアユースにとって、全国大会前の大変であるが、必要で重要な4試合。初戦は苦しみながらも勝負強さを見せて勝利。2回戦は、足を運べなかったものの、そこでも勝負強さを見せて勝ち抜いて準決勝まで来ました。

2回戦を見られなかったのが悔やまれるのですが、結果と勝ち方、大まかな様子を聞くだけでも、試合に勝ちために必要なものというのは、確実に身につき、試合ごとに研ぎ澄まされていっているのが分かります。

ここから、全国大会へ戦えるチームに成長するために欲しい、見たいと思っていた要素が今日の試合ではっきり見ることができました。

では、試合の話に移りますね。

この試合のスタメンは以下、

GK18番大川圭為、DFが左サイドバックに19番村上秀斗、、右サイドバックに23番河内渉真、センターバックに4番小木曽佑太と15番石井康輝、MFがボランチに7番高橋聡史と26番松高遼、トップ下に10番堀内千寛、FWが左に11番川上開斗、右に21番萩原大智、真ん中に13番東伸幸

となります。

ジュニアユースの大会で下部リーグに所属しているチームで勝ち抜いてきているチームの場合、例えば大きい選手だったり、スピードのある選手だったり、ドリブルが凄い選手だったり、特徴的な選手が1人2人いるケースが多く、この試合でもまず対戦相手の湘南ベルマーレジュニアユースのプレーも眺めつつ、どういうチームなのか見ていましたが、サイドバックの選手がスピードのありそうな選手にも感じましたが、全体的に突出した選手がいる印象はなく、組織で戦ってくるタイプのようでした。

相手の出来など色々な要素ももしかするとあるかもしれませんが、この試合ではスタートから浦和ペースで試合が展開されます。

初戦での硬さが嘘のように、個々の選手が落ち着いて、広く見ながらプレーできていること、更に球際の激しさも徹底されていました。

特に、この試合で目を引いたのは、中盤の7番高橋聡史を経由した攻撃により、攻撃のバリュエーションが確実にこれまでより増えていたことで、7番高橋聡史を経由した攻撃を軸に、前線の13番東伸幸に当てるこれまでに多い形と2種類のパターンで相手ゴールを脅かす形を作っていました。

いわゆるスタートからしばらくは浦和の時間帯。さっそく、左サイドから攻め上がった11番川上開斗からのクロスを起点に相手ディフェンダーと混戦状態になったところでこぼれ球を上手く10番堀内千寛がシュートするも枠を捉えられず。

更に3分にも10番堀内千寛がドリブルからシュートを放つもこれはポストに弾かれます。

これ以外にも10分くらいまでの間は浦和が押し込む時間が長く、この時間帯で先制点を取っておきたいというところではありましたが、ここでは得点が決まらず。相手の特徴が見えないだけに、逆に少しこの展開が怖いと思う部分もありました。

守備面においては、4番小木曽佑太の存在感は健在で高さに対しても問題なし、遅らせたいところでは相手が行きたいコースを消しながら、タックルで奪うなど的確な守備を見せつつ、左サイドバックの19番村上秀斗も1回戦で強烈な相手のサイドの選手を封じ込めた後半のプレー同様の質でこの試合も守備を見せてくれます。

10分くらいで試合はいったん落ち着いた流れにはなったものの、それでも基本的には浦和の攻勢が続きます。4番小木曽佑太のインターセプトから前線の13番東伸幸にロングフィードであてて攻撃する形や同様に15番石井康輝からのロングフィードで13番東伸幸に収まって攻撃など長いボールでの攻撃もありつつ、この試合では特に攻撃面でめまぐるしい活躍を見せてくれた右前線の21番萩原大智と右サイドバックの23番河内渉真の右の2人が絡んだ惜しい仕掛けもありました。

ロングフィード、中盤を経由、サイドの選手の仕掛けなど、多彩な攻撃が見られる。相手は、予想外で絞りどころが難しくて対応に苦慮していたと思います。

ただ、チャンスが多い割に先制点が入らないという、ちょっと怖い展開が続いていたのが気になっていましたが、凄く良い形で15分に先制点を奪うことに成功します。

ゴールへ向かってペナルティエリア左外ややゴールまでは直接狙うには遠いかどうかという位置で得たフリーキックのチャンスで15番石井康輝が本人は味方に合わせたボールだったかもしれませんが低い弾道で早めのボールをゴール右隅に蹴りこみこのボールが相手ディフェンダー、味方、おそらく誰も触らずに抜けてゴールに吸い込まれます。

結果的に、流れではなくフリーキックからではありましたが、18分と言うなかなか良い時間、浦和の攻勢の中で先制点が奪えたことは相当大きかったと思います。

先制点の後も、コーナーキックのチャンスから7番高橋聡史の惜しいヘディングシュートもありつつ、点を取りに来た相手に裏へのパスを通されてしまい決定的な場面を作られるものの相手のシュートはクロスバーに弾かれます。

やはり、失点して点を取らなければならないということで相手も攻撃的に出てきていたこの20分くらいからは、浦和の攻撃も多いものの相手の攻撃でも危険な場面を作られかけるという回数は比較的多くなっていた時間帯だったと思います。

ただ、浦和もそういう時間帯ということを理解して、上手くスペースを使いながら、10番堀内千寛のヒールパスから左のスペースへ走る11番川上開斗につなげて一気に持ち上がってミドルシュートを狙う場面があったり、21番萩原大智⇒13番東伸幸⇒再び21番萩原大智とワンタッチで繋いで勢い良く抜け出してクロスに11番川上開斗がヘッドで合わせる場面もありました。

また、比較的守備に重きを置いていた19番村上秀斗が上手く前線のスペースに走りだし、そこへ15番石井康輝から低い弾道の鋭いパスが通り、これが通れば一気に決定的なチャンスというところで、19番村上秀斗が上手くトラップして抜けたように見えましたが、これはわずかにオフサイドだったようです。

浦和のチャンスも更にゴールにより近いところまで行くものの2点目が入らない中で、35分に再び相手の攻撃でキーパーと1対1の場面を作られてしまうも、ここは相手のシュートが枠を捉えずでしたが、危険な場面でした。

今日の浦和が見事だったのは、このピンチの後の場面でのチャンスを確実にものにしたことで、とにかくこのゴールが大きかったと思います。

7番高橋聡史が中盤からドリブルを始めると、パスを出すと見せかけて一つフェイントを入れて前のスペースへドリブルで抜け出し数的優位な形を作り出し、抜け出した21番萩原大智にパスを通し、これを21番萩原大智がしっかり決めてくれます。

この後、11番川上開斗や10番堀内千寛の惜しいシュートがありつつ、しっかり無失点でハーフタイムを迎えたいというところで、最後のところでサイドから危険なクロスを上げられ飛び込んできた相手にヘッドであわされるも、これは見事にコースを読んだ18番大川圭為がキャッチして失点を防ぎます。

2度ほど決定的な場面を作られたものの、結果的に良い時間に先制点、追加点を決め、無失点で前半を折り返すことに成功します。

後半に入り、スタートから26番松高遼に代えて6番中塩大貴が入ります。

慎重に入りたい後半の立ち上がりのところで、まずチャンスを作ったのは浦和。6番中塩大貴からのパスを受けた13番東伸幸がキーパーが前に出ているのをみてループシュートで狙うも勢いが足りずキーパーにキャッチされてしまいます。

5分に危険な場面を作られるもまたも18番大川圭為が好セーブを見せます。

そして、10分に浦和が試合を決める3点目を奪います。右サイドから23番河内渉真が持ち上がり、クロスを上げると13番東伸幸が上手くおとりになる形で遠い位置にいた21番萩原大智に繋がり、ゴール。

このゴールで、浦和としては明日の試合へ向けて、選手交代を有効に使って戦うことが可能になります。

この試合で凄かったのは、交代で入ったすべての選手も高いパフォーマンスを見せてくれていたことですね。まず、15分に13番東伸幸に代わり20番渡辺将矢が、同じフォワードの真ん中の位置に入り、20番渡辺将矢が、20分に強烈なヘディングシュートでギリギリキーパーに弾かれてコーナーキックという形にはなったものの、攻撃的な位置で見事なプレーを見せます。

20分に、7番高橋聡史に代えて8番影森宇京が入ります。直後の22分にコーナーキックのチャンスから15番石井康輝が蹴ったボールに対して4番小木曽佑太が上手くおとりになり、10番堀内千寛が決め、より試合を決定づける4点目が入ります。

この後、23分に21番萩原大智に代えて9番和久井大輔、25分に23番河内渉真に代えて5番水上真、28分に11番川上開斗に代えて24番川上エドオジョン智慧、更に37分に10番堀内千寛に代えて17番小田切真人が入ります。

交代メンバーを多く使いながら、それぞれ出た選手たちが気持ち全面にプレーして、結果的には大量リードで気が緩みやすいところでも失点を許さず結果4-0で勝利!

決勝へ駒を進めてくれました!

試合を見ながら、浦和レッズジュニアユースというチームが、全国大会に出場するための戦いから、全国大会で勝ち抜けるチームへこの試合で大きな階段をまた一歩上ったなという感覚を覚えました。

前線の選手の献身的な守備。攻撃のバリュエーションが増えたこと。特に今日は中盤を経由した攻撃を上手く使うことで、長いボールでの大きな展開がより有効になっていたこと、セットプレーと言う武器で結果を残したこと。交代で入った選手のパフォーマンスの高さ、モチベーションの高さ、守備の選手が自信を持ち、穴が少なくなってきていること。あとは、運も味方に付くようになりました(笑)

頼もしいチームになりました!

・・・家に戻ってきてブログを書きながら、今日の試合を振り返っていて、全国大会出場にふさわしいチームに既に浦和がなっていると確信めいたものを感じ、慢心は絶対だめですが、今日のように全ての選手が献身的にやるべきプレーをして、自信を持ってやってくれれば明日の決勝も必ず勝てると確信しました。

どういう皮肉か、浦和レッズユースのJユースカップの1回戦と、明日のジュニアユースの高円宮杯関東予選の決勝が、キックオフ時間含めて被ってしまいました。

正直、試合後もウダウダ悩んでいたりしましたが、決めました。明日はユースに足を運びます。そして、吉報を待ちます。

で、年末に全国大会で一緒に戦わせてください!

ではでは!

秋葉の森総合公園サッカー場 2012年11月17日秋葉の森総合公園サッカー場 2012年11月17日秋葉の森総合公園サッカー場 2012年11月17日

 

 

秋葉の森総合公園サッカー場 2012年11月17日秋葉の森総合公園サッカー場 2012年11月17日秋葉の森総合公園サッカー場 2012年11月17日

 

 

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おまけの写真。

 

第23回高円宮杯全日本ユース(U-15)サッカー選手権 2回戦 2011/12/24 – 浦和レッズJrユース vs 京都サンガFC U15 延長2-3敗戦・・・貴重な経験のできた年代

島原市営平成町多目的運動広場A 2011年12月24日

 

 

 

どうも、浦和サポブクメです☆

まずは、試合の流れを先に書かせていただきますね。

この試合のスタメンは以下。

GK16番高須雄大、DFがセンターバックに4番吉原大と2番益子大輝、左サイドバックに6番荒木聡太、右サイドバックに15番及川皓平、MFがボランチに5番長島巧、トップ下に12番岡野森、7番勝野瑛、FWが右に9番橋岡和樹、左に8番斎藤翔太、真ん中に11番小島良太

となります。

昨日のスタメンからの変更点は、トップ下が17番松崎洸星に代わり12番岡野森となり、それ以外は昨日同様のメンバー構成となっています。

やや昨日よりも硬さを感じたスタートではありましたが、勢いは昨日のまま前半スタートから運動量豊富に前線からもプレスをかけて攻撃を仕掛けるサッカーができていたと思います。その攻勢の流れの中で、前半2分に8番斎藤翔太のペナルティエリア左外あたりからの見事なミドルシュートが決まり、浦和が先制します。

こぼれ球に対しての出足などでも浦和が勝っていたのですが、昨日の相手よりも相手の個々の能力が高かったのか、思うようにいかなかったのかは、はっきりとはわかりませんでしたが、サイド攻撃をされた際に抑えきれずに危険な場面を作られてしまう、守備の際の球際のところでプレスをかけきれない、ここを狙われてサイドからの攻撃から崩されて22分に同点ゴールを決められてしまいます。

この後、32分に6番荒木聡太に代えて3番久保龍希が入ります。

先制して追い付かれた試合と言うのが結構久しぶりだったこともあるからか、同点ゴールを決められたことにより、やや気持ちが守備に行き、消極的になるような場面が出てきてしまいながらも、ギリギリのところで跳ね返して前半はそれ以上の失点はなく1-1で終えます。

後半スタートから、12番岡野森に代えて10番清川大輝が入ります。

この10番清川大輝が入ったことで、後半の立ち上がりから前線の攻撃陣が息を吹き返し、特に11番小島良太の前線での粘り、仕掛け、ボール捌きの部分が良くなり、これにより浦和がチャンスを多く作れるような時間帯を作り出すことに成功します。

そのような流れの中で、後半7分に右サイドでボールを受けた9番橋岡和樹が一度は相手守備陣にボールを奪われかけるもあきらめずに追いかけボールを奪い返し、クロスを上げたところに11番小島良太が飛び込みヘッドでゴール。

このゴールで再び浦和が2-1とリードを奪います。

この後は、一進一退の攻防となり、浦和もチャンスを作るが、相手の攻撃も鋭く大きなピンチも数回迎えると言う流れ。浦和としての大きな追加点のチャンスは、11番小島良太からのパスを受けた10番清川大輝が、ペナルティエリア右外あたりから、やや難しい体勢ながら、しっかりとゴール左隅を捉えた見事なシュートを放った場面でした。決まってもおかしくない軌道でのシュートでしたが、相手キーパーが片手でギリギリで反応してはじき出されてしまいました。

やや相手の攻撃に苦慮してファールが増え、イエローカードも出たりはしたものの、相手にゴールは許さずにこらえ、あと数分持ちこたえればという流れにもなりつつありましたが、後半33分に失点を喫してしまい2-2。

試合はこのまま80分を終了し、延長に入ります。

延長前半開始から、9番橋岡和樹に代えて18番神宮未来人が入ります。

延長前半のもっとも注意しなければいけない立ち上がりのところで、後半に決められた同点ゴールと同じような形で失点を喫してしまい、2-3となります。

その後、8番斎藤翔太に代えて17番松崎洸星、7番勝野瑛に代えて14番加藤智陽と交代メンバーを使いながら得点を狙うも、追い付くことができずに試合は2-3で終了。

残念ながら、2回戦で敗退となりました。

判定がちょっと怪しい部分があったところとか、理由にしたいポイントがないわけでもありませんが、やはり相手の方が試合を決めるためのところで決める力に長けていたということは現時点では認めざるを得ないと思います。

ジュニアユースの高円宮杯での浦和の戦いを見るのは今大会で3回目になりますが、毎年毎年、同じチームで同じ監督が受け持っても、メンバーの個性や、対戦相手、過程、結果など様々な要素が絡み、そのチームの1年と言うのは全くその色が同じになることがないことを実感します。

今年のチームは、特に選手個々の個性の強さが、なかなかチームとしてまとまらないという苦しい状況からスタートし、夏の全国を逃すという悔しい思いをし、関東リーグでも点は取れるが失点もするという、結果を計算した時には危ない状況が続きましたね。

そんなチームが、スタートした時の状況から比べると、驚くほどの成長を遂げて、堂々とこの全国の戦いに乗り込むことができました。

正直、見る側としては、一つ一つの試合を見るたびに、今年のチームには、酷と言うくらい厳しい試練が与えられると思うことも多々ありました。いわゆる、どちらに転んでもおかしくないところで、浦和側に転んでくれないことが多かったとも思います。

関東リーグだって、今年から3位までが自動で高円宮杯に出られるという状況になったら、3位になれずに4位だったとか、これだって少し運が傾けば、3位になっていてもおかしくないくらい勝ち点は積み上げられていたと思うんですよね。

そして、関東予選を4試合戦うことになり、結果的にこの4試合で得たものも非常に大きかったわけで、最も苦戦していた守備の部分での粘り強さも加わりました。

スタートからの成長の度合いを見た時に、ここまでの大変過ぎる状況は、全国大会で優勝するための流れだったのかもしれないと思って見ていました。しかしながら、戦い切ったものの結果はついてこなかった。

でも、これだけ貴重な経験を1年の中で密に経験できたというチームはなかなかないと思います。本当に乗り越えるのは大変なことですが、順風満帆に進むよりも、今年の君たちが経験したような大変な道のりのほうが、今後のサッカー人生やそれ以外の部分でも大きく経験値として生きてきます。

はっきりと書きます。最初に今年のチームの状況を見た時に、今年1年でチームとして戦うのは大変だろうけど、個々の能力の高さや個性の強さがある選手が多いため、ユースに上がってからや、適した高校へ進んでサッカーをすることで、ある程度チームとしての戦い方がしっかりとある中に入って吸収していく中で、能力を発揮する選手は多くなる学年になるだろうと思っていました。そういう見方もしようと思っていた部分も正直ありました。

それが、本当に想像以上に、驚くほどに、この最後の大会の段階ではチームとして戦うこともできるチームになっていた。今年一年の成長は、本当に凄いことで、誇らしく、そして、先ほど書いた部分に関して、ブクメとしては、お詫びしたい気持ちでいっぱいです。

だから、育成の中での自分たちのここまでの3年間に胸を張ってください。そして、結果が残らなかった今回の悔しさは、次の舞台で成し遂げるための糧としてください。

浦和レッズユースに上がる選手、高校サッカーへ進む選手と、進路は分かれていきますが、サッカーを続ける限りは、今年の経験は確実なアドバンテージになります(しっかり活かさなければだめですよ。) まあ、こういう経験が活きるのはサッカーに限ったことではないんですけどね。そのうち分かります、はい。

3年間お疲れ様でした!

ユースに進む選手は、次はユースの舞台でよろしくお願いします!高校サッカーへ進む選手も、しっかり時間のある時に、見に行きますからね!

ではでは!!!

 

第23回高円宮杯全日本ユース(U-15)サッカー選手権 1回戦 2011/12/23 – 浦和レッズJrユース vs ロアッソ熊本Jrユース 4-0勝利・・・場所を長崎に移しまして

島原市営平成町多目的運動広場C 2011年12月23日

 

 

 

 

 

どうも、浦和サポブクメです☆

浦和レッズジュニアユース全国大会が本日よりスタート・・・なのですが、この全国の戦いは既に先月の関東予選の4試合からスタートしている気分なので、高円宮杯5回戦の今日は場所を長崎県に移しましてロアッソ熊本ジュニアユースと対戦ですという心境だったりします。

とは言いつつ、見る側として緊張していたのか、ブクメは腹痛で何度もトイレに行ったり来たりしていたのでやはり全国は違う!

そして、ユースの夏の全国の時の複数の会場で1試合ずつ開催していた時に違和感を感じていたのですが、サッカーの全国大会というのは、同じ会場の複数のグラウンドで同時開催の試合があることによって、雰囲気を感じるというか、そういう意味でも2回戦までの会場の島原市営平成町多目的運動広場ではグラウンド3面を使って同時進行で3試合が行われるので、Jヴィレッジの時ほどではないものの、全国大会やっているんだな~という雰囲気も強く感じました。

さて、話を本題に戻します。

ジュニアユースのカテゴリの全国大会と言うのは、正直なところ対戦相手の名前だけでは測れない、そして、1位で通過してきた各地域の第1代表だから、凄く強いということでもないなど、やってみないとわからない部分(当然、チームとしてはスカウティングをしているのでしょうが)が多いため、この相手だから勝てるとか、厳しいとか、そういうものでもないのは、ここ何大会かを見て実感しているため、今回の1回戦の相手のロアッソ熊本ジュニアユースが、九州地区の第1代表だからというよりも、浦和がこれまでの経験をしっかり試合に出せるかどうかが全てな部分もあります。

そういう意味では、関東予選で浦和が戦い抜いてきた経験が、かなり如実に表れた試合になったとも言えるのがこの試合だったと思います。

この試合のスタメンは以下。

GK16番高須雄大、DFがセンターバックに4番吉原大と2番益子大輝、左サイドバックに6番荒木聡太、右サイドバックに15番及川皓平、MFがボランチに5番長島巧、トップ下に17番松崎洸星、7番勝野瑛、FWが右に9番橋岡和樹、左に8番斎藤翔太、真ん中に11番小島良太

となります。

関東予選の時と比べると、トップ下の位置でプレーすることが多かった8番斎藤翔太が左前線に入り、これまで途中出場が多かったものの、中盤での読みが良く、相手の攻撃を摘むことでチームに貢献してきた17番松崎洸星がスタメン出場となりました。

試合開始から、浦和の前線での運動量豊富なプレーから奪って攻撃して主導権を握ろうとする動きができている中で、相手も攻撃に関しては前線の大きめの選手を当てどころにしながら、力強く攻めてくるというスタート。コーナーキックのチャンスなど浦和も作りつつ、全体的には上手く守備の対応ができている中でしたが、序盤ではやや攻撃を受ける部分もあり、その中で、前半始まって数分のところでサイドから攻められ決定的な場面を作られた場面がありましたが、ここでしっかりしのぎ切れる力が今の浦和のまず大きな強さの一つになっているというプレーがありました。

サイドからのクロスでシュートを放たれ、16番高須雄大がなんとか反応して弾いたところに相手が詰めてくるなかで、2番益子大輝がしっかりカバーする動きをできており、ここのかなり危険な場面をしのぎました。

この辺りから、浦和の守備の部分での動きも更に安定し、サイドからの攻撃に対しての対応、真ん中から来た時の対応、カバーリングなど、しっかり一人抜かれてももう一人がフォローするという動きや、サイドに関しては守りやすい位置に相手を追い込んでそこにもう一人来てプレスで奪うなど、見事にできていました。

浦和の攻撃としては、前半はかなり右に偏る傾向があったのですが、ちょうど右前線の9番橋岡和樹と相手の左サイドバックのところでの駆け引きでほとんど9番橋岡和樹が勝てることや、右サイドバックの15番及川皓平が早めのプレスで相手の芽を摘む守備をしつつ、攻撃参加する機会を多くうかがっていたことなど、偏ったことで相手に守りやすくなっていたということではなく、狙いどころをしっかり突くことができていたと考えて良いと思います。

この2人のサイドからの攻撃、クロスに対して左サイドの8番斎藤翔太がヘッドで合わせて狙うなどする攻撃が、相当効果的に相手の守備を苦しめていました。

例えば、7番勝野瑛から11番小島良太を経由して、右サイドのスペースへパス、ここに9番橋岡和樹が走り込んでマイボールにし、クロスを上げて左からペナルティエリアに侵入した8番斎藤翔太がヘディングで狙う展開があり、このチャンスは決められなかったものの、そのすぐ後の10分に再び右サイドでボールを受けた9番橋岡和樹が上げたクロスに8番斎藤翔太が打点の高いヘッドでゴールに押し込んで見事なゴールで先制します。

前半はこの1点のみであるものの、出足でも浦和がまさり続け、運動量を惜しまず全ての選手がプレーすることで高い位置でのインターセプトからの反撃などでスタートは浦和と同様の激しさで相手も攻めこむ場面も何度か作れていたとは思いますが、気がつけば浦和の攻撃に対応することで手いっぱいになり、浦和のペースに終始持ち込んで試合を進めることができていたと思います。

前半の惜しいチャンスとしては、7番勝野瑛が中盤でインターセプトしてそのままドリブルで持ち込んでのシュートの場面、コーナーキックのチャンスで8番斎藤翔太が上げたボールに11番小島良太がニアに飛び込んで足でコースを変えて狙った場面、5番長島巧からの縦パスに11番小島良太が抜け出して狙った場面、11番小島良太がボールを受けて、溜めて右サイドの9番橋岡和樹に送ったパスからの流れがありました。

この流れの中には、5番長島巧のカバーリングが生きたことや、17番松崎洸星のやはり読みの良さからのインターセプトや攻撃参加の動きが大きく作用していたと思います。

後半に入り、予想通り相手が更に運動量を増して攻めてきましたが、ここも上手くいなすことができたところで、浦和の反撃となり、7番勝野瑛からのクロスに17番松崎洸星が頭で合わせ、ポストに当たったボールがゴール方向へこぼれたところをキーパーが弾き切れずにゴールに転がり込みます。

後半2分でのゴールで2-0とリードを奪います。なんというか、理想的な展開です。

更に後半は、左の8番斎藤翔太を使った攻撃も多く見られ、ここから惜しい場面が何度も生まれます。8番斎藤翔太からのクロスを11番小島良太へ送ってスルーしたら誰も上がっていなかったという場面もあったのですが、これは展開としてもう一人入ってくるような前線の動きができている中での判断であり、問題ないです。

完全に浦和攻勢となったところで、3点目のゴールが生まれます。

右サイドを攻め上がった9番橋岡和樹からのクロスを9番小島良太がシュート、これは相手キーパーがギリギリで弾くもそこに8番斎藤翔太がしっかり詰めていてゴール。

更に15分には、8番斎藤翔太からのパスを受けた11番小島良太がシュートし、ゴール。後半15分までで4-0とし試合をほぼ決めます。

これにより、他の選手と組み合わせた形や、連戦になるために選手交代も上手く使いながら試合を進めることができるようになりました。

18分に11番小島良太に代えて12番岡野森が入ります。見慣れたところでは、サイドの前から後ろというイメージのある12番岡野森ですが、11番小島良太のポジションにそのまま入ってプレーしていました。少し動きにくそうな部分も見られつつでしたが、17番松崎洸星からの見事なパスに抜け出してシュートは浮かせてしまったものの、あと一歩でゴールと言う場面も作り出していましたね。

25分には、9番橋岡和樹に代えて18番神宮未来人が入ります。18番神宮未来人も、何度か惜しいチャンスを演出するプレーを見せていました。

同様に30分に17番松崎洸星と代わって出場した14番加藤智陽も短いながら、何度かゴールに迫るプレーを見せていました。

結果的に追加点は奪えなかったものの難しい初戦を4-0で快勝。更に、4点くらい取ると不用意な失点をしてしまいがちなのですが、これに関しても相手のシュートミスに助けられた場面も確かにあったものの、無失点に抑えきった守備も見事でした。

なんというか、相手の攻撃の時間帯に粘り強く守りきることができるようになったことに加えて、今日は数人が絡んだ攻撃、特にここ最近では守備の部分での貢献度の高さが多く見られた7番勝野瑛の中盤での動きで今日は攻撃の部分でも、味方と息のあった狙いどころの鋭いパスなどが見られたのも良かったと思います。

また、得点にはならなかったものの、苦しい時期の得点源として強みとなっていたセットプレーからの浦和の攻撃のところでも、4番吉原大や5番長島巧があと一歩でゴールという惜しい場面も作れていましたし、ここからのゴールが今後、展開が難しくなった時には再び大きな武器になることもありえるなと実感できる部分も感じました。

ただ攻めが華麗で凄いというチームは、機能しないとあっさり負けてしまうことも多いですが、今の浦和のように、相手の攻勢に対してもしっかり対処できて、その中で攻撃の形を作って得点を奪うということができている、そのパターンも試合ごとに増えているというチームは本当の意味で勝負強いチームだと思います。

明日の戦いにも期待しています。ここしばらくの試合は追いかける展開になっていませんし、こういう試合が常にできれば問題ないのですが、守備が悪くなくても、先に失点してしまう可能性はサッカーでは十分ありますので、もし今後そういう展開になるような試合があっても、自分たちにはセットプレーと言う武器もあるし、苦しい時に得点を決めてくれる選手もいる、とにかく、どうのような場面でも対応力のある浦和の強さを見せて、一つ一つ勝ち上がっていきましょう!

お疲れさまでした。

連戦になるのでしっかり休んでくださいね。

ではでは~。

 

第23回高円宮杯全日本ユース(U-15)サッカー選手権 関東大会決勝 2011/11/13 – 浦和レッズJrユース vs 川崎フロンターレU-15 2-1勝利・・・戦いの続きは全国の舞台で

韮崎中央公園陸上競技場2011年11月13日

 

 

 

 

 

どうも、浦和サポブクメです☆

今日の帰り道、車で韮崎からの帰路、彩甲斐街道経由で甲府-秩父を経て鳩山町にある実家で今ブログを書いているのですが、ご存知の方も多いかと思いますが、このルートを通るといくつかの山を越えて、カーブカーブの連続を抜けてやっと目的地へ辿り着きます。

上級ドライバーではないブクメですので運転中にそういうことを考えながらしみじみという余裕などないのですが、落ち着いた今、しみじみと感じるのです。

今年の浦和レッズジュニアユースのここまでの道のりは、この行程のように険しい下道を一つ一つ越えて作られていき、その行程を経て、一つの目的地であり中継点である戦いが今日の決勝だったのだと思います。

正直、今日に関しては細かい試合の内容よりも、一つ一つを振り返りながら、それが決勝に生きているんだよということを挙げてつらつらと書いていきたい気もするのですが、内容書きます、後々見て思い返すために。

この試合のスタメンは以下。

GK16番高須雄大、DFがセンターバックに4番吉原大と3番久保龍希、左サイドバックに6番荒木聡太、右サイドバックに15番及川皓平、MFがボランチに5番長島巧、トップ下に8番斎藤翔太、7番勝野瑛、FWが右に9番橋岡和樹、左に14番加藤智陽、真ん中に11番小島良太

となります。

2番益子大輝が怪我のため、センターバックに3番久保龍希、また昨日ポジションチェンジで右前線で躍動していた9番橋岡和樹が今日はスタートから右前線でのプレーとなりました。

昨日のブログでも書きましたが、今日の試合に関しては、試合内容が楽に進むとかそういう意味では全くなく、勝負という点において、浦和が勝利することに確信めいたものを感じていました。

強くなるべきチームには、そのための試練が一つ一つ用意され、そこを乗り越えて来た浦和が勝ち進んだ全国を決めるための試合。乗り越えてきた浦和がここを乗り越えられないわけがないじゃないですか。

さてさて、この関東予選に入ってから全ての試合で象徴的な凄めの選手がいるということで、この試合も例外ではなく、今日の川崎フロンターレU-15に関しても、10番の選手ですね、いました。飛び級でユースでやっているという選手らしく、こういう事前情報がなくても、試合開始からのプレーを見ていればその個人の能力としての凄さはすぐにわかりました。

前半は、かなりの時間を川崎の攻撃をしのぐことに費やすことになります。10番の選手もそうなのですが中盤の攻撃陣のレベルが高く、スタートで受ける流れになってしまったことで、攻撃に自信のある相手が更に活性化して攻撃してくるという、いわゆる関東U15リーグの東京ヴェルディ戦のような立ち上がりになったと思います。

浦和も守勢の時間が多くなりながらも、7番勝野瑛から右の9番橋岡和樹を使った攻撃や同じく、ボールを保持してサイドに流れた11番小島良太からのクロスに8番斎藤翔太が飛び込むなど、比較的相手の守備の中で狙いどころとなったサイドからの攻撃で活路を見出していきます。

ちょうど、相手の10番とのマッチアップの部分は6番荒木聡太が対応することが多くなるのですが、最初は苦戦しながらも徐々に相手の動きに対応できるようになり、結果的にはそこからの攻撃をほとんど積みきるところまで試合の中で持って行った6番荒木聡太のプレーと、同じ左サイドの前線に入った14番加藤智陽が攻撃の部分の左サイドと守備に参加する部分での左サイドを運動量豊富に動き回って、攻撃のチャンスメイク、守備の部分での貢献も含めて相当気の利いた動きが出来ていたと思います。

ほぼチャンスが作れないままに、20分ほど攻められて耐えて、カウンターでという展開で、実際決定的な場面も作られ流れも、ギリギリのところで16番高須雄大のファインセーブで回避したり、やられたと思ったところがギリギリ枠から外れてくれたり、やるべきところの部分と勝負を左右するギリギリのところでの運が確実に浦和に向いて進んでいたという試合でした。

守勢守勢の流れの中で、20分ほど耐えた後に、浦和がカウンターから数人を経由してゴールにはならなかったものの、相手に「あれ?」と思わせるような決定的な崩しをすることに成功すると、今まで攻撃攻撃とやっていた相手がやや守備にも頭が行くような流れになり始めます。

この辺りから、相手も攻めてくるが浦和も反撃から惜しいチャンスを作るという拮抗した攻防に試合が変わっていきます。

11番小島良太から9番橋岡和樹、8番斎藤翔太という流れからの得点チャンスや、左サイドで14番加藤智陽が攻め上がってのチャンス、右サイドバックの15番及川皓平のオーバーラップを11番小島良太が上手く使っての攻撃、6番荒木聡太と14番加藤智陽のワンツーから6番荒木聡太が攻め上がってのチャンス、前半の終了近くには、こーなキックから立て続けに3回ほどチャンスを得て、その中で9番橋岡和樹が惜しい場面に絡み、8番斎藤翔太のミドルシュートもありました。

結果的に、決勝戦らしい展開の中で得点はどちらにも入らず0-0で前半を終了。

後半スタートから14番加藤智陽に代わり10番清川大輝が入ります。

後半は、ざっくりと書かせてもらいます。

まず、守備の部分で先ほど書いたように6番荒木聡太が相手の10番に対しての守備の対応が本当に見事で終盤に10番の個人技で1点は返されたものの、本当にマッチアップの機会ではほぼ完ぺきに対応(奪いきってしまったり、遅らせて他の選手と2人で奪うなどなど)、同様に右サイドバックの15番及川皓平も集中した守備で仕事をさせず、センターバックに入った3番久保龍希は読みの良さでの摘む動きで相手の真ん中の攻撃を積み高さなどでは4番吉原大がはじき返す。

更に、5番長島巧がボランチの位置で守備ラインのケアやトップ下の選手たちが思いきってプレスに行ったり攻撃参加できるように本当に気の利いたポジション取りでバランスを取っていました。かと思えば、スルスルと攻撃参加して結構大きなチャンスを演出してしまったり、いい感じでした。

10番清川大輝もこの試合で得点はなかったものの、ドリブルでの仕掛けやキープ力などで相手の中盤までケアしないとやられるという動きをしていたことから、攻めでの相手への脅威と同時に相手の攻撃陣の動きを停滞させる要因にもなっていました。

11番小島良太は、たびたびというか毎回と言っても良いくらい書いていますが、動きながらのポストプレーがとにかく良い。気持ちが乗っている時は本当にヨーイドンが相手ディフェンダーより少し遅れても体の入れ方でしっかりポストとして機能してしまう。この試合でも後半の反撃の場面ではかなりの得点チャンスの際の当てどころとなっていました。

本当は、本人は攻撃の部分で評価されたいのだと思いますが、攻撃の部分も良いのですが、ブクメとしては、7番勝野瑛の中盤での奪いどころの嗅覚の鋭さに対してどうしても強い印象を植え付けられてしまいます。相手の攻撃でそこから先まで行かせると危ないところだったりするところで、インターセプトした回数を数えたらいったいどれくらいあるのだろうというくらい凄かったです。

今更ながら、攻撃で決定的な場面に多くからむ8番斎藤翔太。この試合でも、決定的な場面に絡む回数では最も多かったのではないでしょうか。あと、今更ながら、ヘディングの強さ(上手さ)に見とれている最近です。

そして、17分にこの試合の均衡を破る貴重な貴重なゴールを奪ったのが9番橋岡和樹になるわけですが、本当に得点を取って欲しかったんですよ。満身創痍の状態で、迷い苦しみながら、準決勝ではアシストを決めたものの本人としても、良いプレーをしても得点が最近奪えていないことも気になっていたと思います。10番清川大輝から受けたパスを左足で決めた時は飛び上るほど嬉しかったです(飛び上りましたけどね。)

得点したことで、ゴールを狙うプレーに関しても取り戻したようで、何度もゴールに迫りシュートを放つ場面を作っていましたね。

追加点の場面も、9番橋岡和樹からのシュートをキーパーが弾いたところからでしたね。しっかり詰めていた11番小島良太も見事でした。

2点のリードから、残り5分ほどで1点を返され、1点を守るための戦いぶりも見事でした。

点は取れるが守備のバランスがどうも上手くいかないというところからスタートして、試合によっては守備に意識が偏り過ぎて攻撃が少しおろそかになるような試合もあったりしつつも、守備での自信をつけて行き、この関東予選でも楽に勝たせてくれない強い相手と戦うことで耐える時間の使い方、集中力の持続力もつき、気がつけば全国で戦えるレベルまで到達して堂々と全国へ乗り込むところまで辿り着いた。

本当に、凄いことです。

このチームの戦いが年末まで見られることに幸せを感じます。

リーグでは4位でしたが、浦和には苦しい予選を勝つ抜いて積み上げたものがある、この積み上げたものを全開にして全国で大暴れしてください。集大成の中の集大成を全国の舞台で!

本当に、本当に、お疲れさまでした!

全国楽しみにしています。

ではでは~。

 

第23回高円宮杯全日本ユース(U-15)サッカー選手権 関東大会準決勝 2011/11/12 – 浦和レッズJrユース vs 柏イーグルスTOR’82 1-0勝利・・・集大成を見せる時

韮崎中央公園芝生広場2011年11月12日

 

 

 

 

 

どうも、浦和サポブクメです☆

いよいよ勝負の週末となりました。場所は韮崎中央公園になります。昨日までの雨が嘘のような晴天の中での試合、天然芝のピッチで試合前の練習風景を眺めつつ、多少芝がめくれあがったりでこぼこしているところもあるものの、踏み込んでめくれあがって転んでしまうようなコンディションではなく、比較的しっかりとしたコントロールで試合ができるだろうと少し安心しつつ、試合の時間を待ちました。

気温もちょうど良いくらいではないでしょうか。

初戦の緊張感を越えて、伸び伸びとした戦いで2回戦を快勝、一週間の時間が空いて、自信をつけて臨む2日間となります。

この試合のスタメンは以下。

GK16番高須雄大、DFがセンターバックに4番吉原大と2番益子大輝、左サイドバックに6番荒木聡太、右サイドバックに15番及川皓平、MFがボランチに5番長島巧、トップ下に8番斎藤翔太、7番勝野瑛、FWが右に14番加藤智陽、左に9番橋岡和樹、真ん中に11番小島良太

となります。

前節とスタメンは同じになります。この大会に入って、初戦、2回戦と、チーム力や個々の能力では浦和が勝っているものの、どの対戦相手にも1人2人象徴的な選手がいて、その選手のプレーによってピンチの場面が作られる。そんな場面を見ていたので、自然と見る側としても、相手の中でそういう選手を探してしまいます。

今日の相手の場合は、相手のセンターフォワードが体の強さとボールコントロールの強さで一際印象的な動きをしていて危険な存在となっており、この選手を自由にさせると危険だという印象ながら、全体的に前半は浦和が支配する時間が長く展開されて行きました。

相手の守備で思ったより中央突破をできてしまうような緩い守備や、裏を取った時の対応の甘さなどが見られ、浦和の選手たちもそこを上手く突いた攻撃を仕掛けていたと思います。

9番橋岡和樹のポストから7番勝野瑛のドリブルでの仕掛け、8番斎藤翔太からの展開に5番長島巧が抜け出してシュートでコーナーを奪ってのチャンス、6番荒木聡太が相手ディフェンダーの裏への浮きだまのパスに8番斎藤翔太が抜け出してシュートを放つ、5番長島巧から右サイドの14番加藤智陽へ展開、持ち込んでクロスに9番橋岡和樹が合わせるなど、攻撃もテンポよく相手のゴールを脅かすところまでは持って行けているものの、フィニッシュの部分で精度を欠いて得点が決まらない展開が続きます。

攻撃に切り替わる前の動きでも、特に中盤で浦和がプレスを激しく仕掛けて奪ってしまおうというプレーが多く見られ、8番斎藤翔太が激しいプレスからインターセプトしてそのまま持ち込んでシュートを放ったり、ボランチの位置から5番長島巧がインターセプトして、右サイドからオーバーラップした15番及川皓平へパスして攻撃という場面など見られました。

3人以上がテンポ良く絡む攻撃が増えてきたのも、チーム力が上昇してきた証拠とも言えるかと思います。

最初に書きました、相手のセンターフォワードに対して対応に苦慮するところもあったものの、しっかり守備陣で対応して決定的な場面も作らせず、要するに先制点を奪って、反撃する相手をいなして、2点目を取ってしまえばこの試合は問題ないだろうというくらいスムーズに運んでいたと思います。

前半15分過ぎくらいに立て続けに得たコーナーキックのチャンスで得点ができなかったところで、相手の反撃の際にペナルティエリア内で倒してしまったようで、PKを取られます。

この時に、相手に「俺が蹴る!」というキッカーがおらずに譲り合っているような様子が見られ、こういう状況であれば比較的しっかり見て動けばPKをストップできるのではという雰囲気もありつつ・・・16番高須雄大が止めてくれました、こぼれだまもしっかりディフェンダーがクリアして大きなピンチを乗り越えます。

ちょうど、この後くらいからでしょうか、14番加藤智陽と9番橋岡和樹がポジションを入れ替え、9番橋岡和樹が右の前線に入ったところから、この9番橋岡和樹の右サイドでしっかりボールをキープして仕掛けて捌いてということができるようになります。見ていて「あ、右のがやりやすそうだ」というのが率直な印象で、実際にここからの攻撃も加えて浦和の攻勢が更に強くなります。

9番橋岡和樹から追い越した15番及川皓平にパス、クロスボールを受けた11番小島良太が合わせる場面、11番小島良太へボールを当てて、反転してドリブル、右の9番橋岡和樹へ預けて8番斎藤翔太へパス、ミドルシュートでゴールを襲う場面など経た流れから、前半32分にようやく待望の先制点が入ります。

右前線でボールを受けた9番橋岡和樹が上げたクロスに8番斎藤翔太が頭で合わせてゴール。出し手のクロスの精度とヘディングでの狙いも完璧な形でのゴールとなります。

決定的な失点の場面を防ぎ、時間はかかったものの前半のうちに先制点を上げることに成功します。良い流れです。

この後も、9番橋岡和樹のポストから8番斎藤翔太、11番小島良太にいったん預けて前線に走ったところで再びパスを受け、シュートまで持ち込むなど、細かいパス回しと動きからの攻撃なども絡めつつも追加点は奪えずに前半は1-0で終了。

後半に入ると、相手の攻撃の激しさがあからさまに増し、しっかり耐える時間も多くなりながらも、攻撃の際には浦和も3人以上が絡んだ攻撃が多くみられます。しかしながら、テンポよくパス回しなどで突破を図るも3人目のところでパスミスや強引な仕掛けで奪われることなども多く、ここから相手の反撃を受けるという場面も出てしまったことも事実です。

ただ、やろうとすることや狙いはOKで、そこのボールコントロールをしっかりやれるように更に高めて行かないと反撃を食らいますよという、そういうプレーや仕掛けと言えば良いでしょうか。でも、このくらいの仕掛けを高い精度で成功させて行ければ崩しきるプレーも増えるのも確かなので、奪われた時に切り替え早くしっかり防ぎきれるのであればOKです。

後半17分に14番加藤智陽に代えて10番清川大輝が入ります。

更に、19分に15番及川皓平に代えて3番久保龍希が入ります。

前半は前線で競る際の激しさが少し足りないように見えた11番小島良太でしたが、後半に入ると相手の激しさに呼応するかのように激しく競って収めて捌いて仕掛けるという場面も多くみられ、ここからの攻撃も多く見られ、更に交代で入った10番清川大輝も持ち味のドリブルでの仕掛けを頻繁に見せて相手のディフェンス陣を切り崩そうというプレーが多く見られました。

2回戦の時は後半の半分くらいのところで追加点を奪えてだいぶ楽になったのですが、今日の試合は追加点が奪えずに相手も激しく攻めこんでくるため、1点差の危険性を常に抱えながら耐える時間が多くなったのは事実でしたが、そういう時間の中でいくつか良いポイントが見えました。

後半35分に攻撃の部分で奮闘を続けていた7番勝野瑛に代えて、17番松崎洸星が投入されます。おそらく、摘むためのプレーやスペースを探してのプレーを期待して守備の部分での強化も含めての交代だったと思います。

試合残り5分くらいの攻防のところで、当然、相手は死に物狂いで攻めてくる中で浦和もギリギリのところで守る中でやや相手の攻撃重視になったところでバタバタして落ち着かない状況があったのですが、この終盤のところで、6番荒木聡太が落ち着いてボールを捌いていたところ、プレスを激しく掛けてくる相手に対して5番長島巧が交わして前線へ強引に行くのかと思わせながら、反転してボールを落ち着かせるようなプレーをしたところなど、いわゆる相手のプレーをいなすプレーが見られたのは嬉しかったですね。

最後は、10番清川大輝が左サイドをドリブルで交わしながら、深いところ深いところへスルスルと移動しながら時間を使わせるような動きも見せつつ(本人は、隙を狙って得点をしようとしていたのかもしれませんが)、結果的には相手の反撃を0で抑えての1-0での勝利。

見事です。何が見事かと言うと、1-0で勝てるチームになったこと。欲を言いまくれば、崩しきった場面も多く作った試合だったので決めてしまって楽に勝ってしまって欲しい、1-0での試合は見る側の心臓に悪いとか、そういう思いももちろんもちろんあるのですけど、守備のところでの粘り強さ、この部分でしのぎ切れる自信は、明日の高円宮杯をかけた一戦でも確実に生きて来ますし、攻撃の部分でも、やっている選手たち自身が一番わかっていると思いますが、お互いの動きを考えた動きで数人が連動して攻撃する形も、確実に増えてきているのは、チーム力が上がっている証拠です。

苦しかった今シーズンの戦いで積み上げてきたものを一つの集大成として明日の代表決定戦でぶつけて、一つの答えを出し、堂々と全国に乗りこんでやりましょうよ!

勝てるかな~の心配はもうしていません。勝つと確信しています。

明日の試合を楽しみにしています!

ではでは!