高円宮杯U18プレミアリーグ2011/07/10/ 第8節 vsコンサドーレ札幌U-18 1-3敗戦・・・全国レベルの厳しさ

札幌サッカーアミューズメントパーク(天然芝)2011年7月10日

 

 

 

 

 

どうも、浦和サポブクメです☆

やってきました、札幌の地。全国リーグとして新たにスタートした今年の戦いですが、比較的近い場所が多く全国での戦いと言う印象が今一つ薄い感じもしていたものの、ここに来て全国での戦いという名にふさわしい遠方でのアウェイでの試合となりました。

よくよく考えてみると、夏の全国大会で福島、夏の遠征で海外などは、これまでもあるものの純粋に試合や大会として遠くの地へ遠征してアウェイで戦うという機会はこれまでほとんどなかったんですよね。

トップの試合に多く足を運んでいたときは普通でしたが、下部組織の試合ではある意味初めてに近いというか、相手には慣れ親しんだ、浦和にとっては初めての会場でのアウェイでの戦いとなりました。

暑すぎる埼玉と比べて、びっくりするくらい快適な気候の北海道は札幌の今回の会場となった札幌サッカーアミューズメントパークは、一見するとアウェイということを忘れてしまうくらい、やりやすそうな環境に試合前は感じられたものでした。

この試合のスタメンは以下、

GK1番三上綾太、DFがセンターバックに3番寄特直人と4番小出啓太、左サイドバックに5番佐藤大介、右サイドバックに2番西山航平、MFがボランチに6番野崎雅也、トップ下に10番矢島慎也と14番繁田秀斗、FWが左に11番堀田稜、右に27番金野僚太、真ん中に12番高田拓弥

控え:15番小峯洋介、18番西袋裕太、24番中村駿介、28番関根貴大、GK16番高浪祐希

となります。

最近のメンバー構成から考えると、右サイドの7番鈴木悠太が今日は体調不良で帯同自体しておらず、その位置にこの大会初スタメンとなる27番金野僚太が入りました。U17日本代表での戦いを終えた20番新井純平は、おそらく他のチームでは同大会に参加していたメンバーが普通に出場していたため、参加できないという状況ではなかったとは思いますが、今回の遠征自体に帯同していませんでした。

試合の入り方は決して悪くはなく、いつもよりも10番矢島慎也がボランチに近い位置くらいまで下がってボールを受ける回数が多いとは感じつつも、12番高田拓弥の動きの質も良く、スタートからしばらくは浦和がこの試合のペースを握るのではないかという展開でスタートします。

実際に、先制点は浦和。左サイドをドリブルで持ち上がった11番堀田稜が絶妙のクロスを上げると相手キーパーが処理できずに前線での攻撃に運動量豊富に絡んでいた12番高田拓弥が押し込んでの先制点となりました。

試合の入り方、早い時間での先制点と、遠方アウェイでの戦い方としてはこの上ないスタートを切れたのですが、先制点の後の流れが、浦和としてはやってはいけない展開でした。

浦和ペースでの序盤はコンサドーレ札幌の良さというものはあまり見えなかったものの、浦和の先制点の後に当然のごとく相手は反撃してくるわけで、そういう時間帯をいなしてペースを渡さないサッカーをしていく必要があったのですが、守備陣が受けてしまい、やや対応が遅くなったところで、同点ゴールを決められてしまいます。

この得点を決めた選手がU18日本代表にも選ばれている札幌の11番榊翔太になるわけですが、代表だからということではありませんが、なるほどストライカーだなという質の高いプレーを見せられてしまったという印象でした。

この失点の後、更に相手が攻勢になることは当然の流れになるのですが、更にこれを浦和が受けてしまうことで試合の流れが完全に攻めるコンサドーレ札幌、守る浦和という構図に代わってしまいます。

こうなると、この世代別の代表に呼ばれている選手が多い札幌だけあって、個人のプレーの質の高さを見せつけられるような形になり、正確なパス回しと前線にストライカータイプがしっかり待ち構えてゴールを狙っているという状況を容易に作られてしまい、チームとして相手を翻弄していくべき今年の浦和のサッカーが影をひそめてしまう展開になってしまいます。

それでも同点という状況なので耐えて行けば、問題ないアウェイという場所での試合運びにもできたはずだったのですが、風の影響もあったかもしれませんが、浦和のミスから失点を喫してしまい、1-2と追いかける状況へと追い込まれて行ってしまいます。

この失点が前半15分くらいでしたので、これ以降前半の残り30分くらいは完全に札幌ペースになりました。

本来であれば、ポゼッションは浦和で相手を走らせて浦和ペースで展開という形を見事に相手に渡してしまう形になりました。中盤での動きの質でも相手が勝っており、前半はとにかくやられたなという印象でした。

実際、GK1番三上綾太の連続ファインセーブがなければ、更に失点していた可能性も十分にあったわけで、前半終了を1点差で終えられたことで後半に可能性を残すことはできていました。

とにかく、後半は中盤の主導権を相手から奪い返すような動きがまず必要で、そこが上手くいけば前線の選手交代など使いながら攻めていけば、まだまだ勝機はあるという考えで後半を見ていました。

後半スタートから5番佐藤大介に代わり18番西袋裕太が入ります。18番西袋裕太はセンターバックの位置に入り、3番寄特 直人が左サイドバックの位置に入りました。

守備ラインを変更してきた浦和でしたが、ペース自体は後半もしばらく札幌が握り、浦和は守備に追われる形になります。

前半気になっていた、浦和の中盤での距離感や動きの質の悪さが少しずつ改善され、14番繁田秀斗の動きが良くなってきた流れの15分に11番堀田稜に代わり28番関根貴大、12番高田拓弥に代わり15番小峯洋介が入ります。

とにかく相手のプレーの質が高く、浦和も対抗するために質の高いプレーが求められたこの試合の中で、まずは最前線でボールを収めるために10番矢島慎也がセンターフォワードの位置へと上がり、中盤の活性化と思い切りの良い攻撃での仕掛けを15番小峯洋介と28番関根貴大にという狙いが見えて良かったですし、実際にこの交代と試合終盤に27番金野僚太と代わって入った24番中村駿介らが見せた中盤でのプレーにより後半の終盤は浦和の大きな得点チャンスも何度か訪れていました。

ただ、結果的には前がかりになったところで反撃を受けたところで守備ラインでの対応を一度誤ったところをしっかり決められてしまって結果的には1-3の完敗という結果になりました。

正直今日の相手は強かったです。個々の能力も高かったですし、パス回しのミスもほとんどなく、試合の中での勝負どころでのプレー(同点ゴールを決められたところ)、後半終盤で前線を走り回れる選手を投入して浦和の前がかりのところを常に狙いミスを誘い、少ないチャンスでダメ押しの得点をしっかり決めてしまう。

ただ、悔しかったのは、浦和が今年やってきた浦和の強さを自分たち主導で落ち着いて行うことができなかったことであるわけでして、以前確かに聞いた「今年は突出した選手がいないからチームで戦うことができていることで強さを見せられている」ということができていなかったことでして、今後はこの部分をもう少し突き詰めて(自信を持って自分たちの形に持ち込む)ことをして欲しいなと思います。

とにかく、このレベルの相手と対峙する時には受けてしまっては必ずこういう試合になります。

確かにこの全国リーグも既に8試合目となり、どのチームも浦和の長所を消すプレーをしっかり研究してきていますが、中盤でのポゼッションに関しては、これまで今年の浦和レッズユースがやってきた動きやプレーがしっかりできていれば研究されたからどうこうというほど簡単に対応されるものではないと思っています。

攻撃の際の仕掛けに対する対処は、研究されればされるほど更に更に工夫が必要になり得点も簡単にはできなくなっては来ると思いますが、その前にやるべき、主導権を握るための浦和のプレーまで見失ってはだめですよ。

この辺りが、どの試合でもできることでドッシリしたチームになるわけで、それがそこからの崩しを考える楽しさや手応えに繋がっていくわけですから。できるのだからやってください。できないのであれば、やれとは言いません。

試合後に挨拶に来てくれたときに、悔しくて下を向いてしまいたいような終わり方の試合でしたが「次は勝ちます!」と力強い言葉が聴けたのは嬉しかったですし、その言葉を信じますので次の青森山田戦では、今年の浦和の強さをまず自らで崩さないように見せつけて主導権を握り、そこから相手のスカウティングを崩すような攻撃での試みを多く見せてください。

サイドバックの攻撃参加、中盤での細かい仕掛け、バックラインからのロングボールでの大きな展開から一気にフィニッシュまで持ち込むスピードある攻撃、更に時には強引なストライカーらしいプレーに戻って仕掛けることができる選手はそれをやっても良いですし、それら全ての基になるのが、中盤でのポゼッションで相手を上回ることですからね。

期待しています。

試合は敗戦で悔しいですが、冷静に考えるとやはり、このレベルの相手と相手が慣れたグラウンドで戦うアウェイゲームというのは本当に経験値を積めるので、良い舞台が浦和には用意されているなと思うのも本音です。

ではでは~!

 

高円宮杯U18プレミアリーグ2011/07/03/ 第7節 vs三菱養和SCユース 0-1敗戦・・・悪い空気をすみません

三菱養和会 巣鴨スポーツセンターグラウンド2011年7月3日

どうも、浦和サポブクメです☆

浦和レッズサポーターに限らずだと思いますが、応援しているチームが負けたりすると、自分の応援が足りなかったとか思ったりすることが多々あります。なんか、そういうものを今日は自分が持ち込んでしまったのかな~と思ったりしています。

こちらのブログを読んでくださっている方にはご存知の通り、U17ワールドカップの日本代表に浦和レッズユースから参加している新井純平を応援にメキシコに行っていました。ただ、浦和レッズユースの全国リーグの再開には合わせたいということでこの日の試合観戦に間に合うように日程を組みました。

メキシコから日本へ帰国する日。早朝にメキシコ・シティのホテルから空港へタクシーで向かうと連日降り続いている雨の影響で空港へ向かう道が冠水状態で1台がやっと通れるくらいの水が少ないところに車が殺到し、大渋滞。これによって、なんと帰国便に間に合わず、当日日本に向かう便がないということで、まさかの経由地ダラス(アメリカ)で一泊することになってしまい、翌日の空いている便で帰国することになりました。成田空港到着が13:05予定だったので、今日の試合の巣鴨へ向かえば15:30の試合にギリギリ間に合うという計算・・・してたら、その便の出発が普通に30分遅れ、到着も20分ほど遅れ、更に間に合うための手段となる京成スカイライナー13:59発には間に合わず、節電ダイヤでその次の電車はキャンセル。結局、その次のスカイライナーで現地に着いたのが試合開始5分過ぎくらいから。それ以外にもダラスで仲良くなった人との待ち合わせが上手くかみ合わずだったり、滞在先のホテルの住所を確認しないで出かけて帰りにタクシーで帰る時に系列のホテルがダラスにたくさんあって行き先に苦戦したり、まあそんな感じで悪い流れをこの試合に引っ張りこんでしまった感じというか、こういうのは結構責任感じます。さらに、相性の悪い相手でここではすっきり試合が進まないことが多いと思ってしまったり。チームの敗戦の反省や、次の札幌遠征で切り替えて戦うことなどはやっていると思うので、何か上手く行かなかった流れの責任の何%か自分も背負わせてもらいます。。

ということで、試合。

この試合のスタメンは以下、

GK1番三上綾太、DFがセンターバックに3番寄特直人と4番小出啓太、左サイドバックに5番佐藤大介、右サイドバックに2番西山航平、MFがボランチに6番野崎雅也、トップ下に10番矢島慎也と14番繁田秀斗、FWが左に11番堀田稜、右に7番鈴木悠太、真ん中に12番高田拓弥

控え:18番西袋裕太、24番中村駿介、25番進昂平、28番関根貴大、30番関口亮助

となります。

この中断明けから、登録メンバーが30人に変わったとか?よくわかりませんが、これにより、より多くの選手を登録してチャンスを待ち、試合直前にアピールできたメンバーが出場できるわけですね。

ブクメが到着したのは前半開始5分過ぎくらいなのですが、これまでの間に14番繁田秀斗の惜しい得点チャンスがあったそうです。

試合展開としては、浦和の攻撃の一つのオプションとなる両サイドの前線の攻撃に対してしっかりマークについて浦和の長所を潰そうとする意図を感じました。実際にこれにより、サイドを使っての攻撃がかなり封じられてしまっていたように感じます。

また、このグラウンドは通常のグラウンドよりも狭い人工芝ぐらうんどで、ややサイドチェンジなどの際に目測を誤ってラインを超えてしまう場面もなんどか見られました。

このような試合の時には、両サイドバックも攻撃参加して入れ替わりながら仕掛けたりすることが必要になるのですが、相手の攻撃もサイドが上がろうとするスペースを狙う印象もあり、なんというかシンプルに正確に狙ってというよりは、中盤に入ったらやや雑にフワリとしたボールをとりあえず前線に放り込み、そこに前線の選手が鋭く狙ってくるというのでしょうか、とにかく正確ではないのに結果的に危険な攻撃になってしまうような、ディフェンスとしてはやりにくい攻め方をしてきます。

それにより、サイドも攻撃参加に集中することはできないような様子でしたね。

そのような中で、前半はリズムよく攻撃ができず、しかしながら決定的に危ないシーンも少ないというような、養和戦にありがちな展開で進んでいきます。

リズムが良くないため、なかなか12番高田拓弥にボールが収まらず、サイドもスペースを狙ってという形が先ほど書いたような理由でなかなか上手く行かない印象。

前半のチャンスとしては、6番野崎雅也から右へ展開された、パスを受けた7番鈴木悠太が仕掛けてクロス、飛び込んだ12番高田拓弥に僅かに合わずのシーンや、同じく7番鈴木悠太からパスを受けた10番矢島慎也のシュート、タイミングを見ながらの5番佐藤大介の攻撃参加、また、サイドをケアされる守備を突破するために、7番鈴木悠太が中へのドリブルで切り込むなど工夫も見られたものの、シュートがいずれも枠を捉えられません。前半最後にフリーキックのチャンスで、5番佐藤大介が直接ゴールを襲う鋭いシュートを放つも相手キーパーに弾かれて得点には至りません。

前半は0-0で終了します。

後半に入ると、浦和は細かい仕掛け、トリッキーな仕掛けで打開を図りだし、これにより前半に比べると相手が対応できず、突破できる回数が多くなります。

前半から、養和の選手の数名が激しいプレスというより少しラフなプレーが目立ち心配されましたが、その流れが悪い結果を生んでしまいます。右サイドで安定した守備をしていた2番西山航平がファールを受け、顔から出血(細かくは不明)でプレーを続行できず。早い段階で守備の交代を余儀なくされます。代わって18番西袋裕太が入り、右サイドバックに4番小出啓太が入り、18番西袋裕太がセンターバックの位置に入ります。

なんというか、前半を踏まえて対応しようと浦和の選手達が考えてプレーして、サイドではなく中を通すパスを使ってみたり、細かく打開するプレー、12番高田拓弥の動きも後半は正確さを増すなど、やりにくそうな展開は変わらないものの、後半は前半より可能性を感じるプレーが増えた印象があります。

後半15分に7番鈴木悠太に代わり28番関根貴大が入ります。リズムが良くなったとは言えないものの、代わった28番関根貴大から10番矢島慎也、12番高田拓弥とテンポ良い攻撃なども見え始めます。

更なる攻撃のバリュエーションを加えるために、25番進昂平を準備しているところで、ディフェンスラインの裏にパスを通され、GK1番三上綾太が飛び出すも一歩相手が先に触り失点。

決定的にやられている印象がないなかで反撃を試みようとするところでの失点が痛かったです。。

失点後に12番高田拓弥に代わり25番進昂平が入り、反撃を試みます。

浦和がやや押している後半終盤の時間帯で連続で獲得したコーナーキックのチャンスで18番西袋裕太が競り勝って味方にヘッドで繋げて狙うと言う場面が何度か見られましたが、これも得点までには至らず。

後半40分に5番佐藤大介に代えて24番中村駿介を投入して、なんとか得点を奪おうと残り時間得点を狙うも、結果的に得点はできずに0-1で試合終了。

やられた感じはないものの、終わってみると負けていたという、三菱養和との試合の時によくある展開での敗戦となってしまいました。

決定的に何が悪かったと言い難い試合でしたが、今後更に研究されることを考えると以前から触れている、スカウティングに負けないバリュエーションをどんどんトライしていく必要が今後は多くありそうですね。今日の試合を見ている限りでは、後半10番矢島慎也が絡んだ何度かのプレーで見られた、細かいトリッキーなプレーでの2人3人が絡んだコンビネーションは、相手も対応できていませんでしたので、このようなプレーを織り交ぜながら、相手がここを潰せばOKという状況ではない工夫でペースとリズムを掴んで、いつもの浦和の戦い方に相手を引き込んでしまえればよいかと思います。

さすがに全国リーグは簡単ではないですね。やりがいがあるでしょう?

さて、この試合の後に練習試合が行われたのですが、その試合は、24番中村駿介のゴールで1-0で勝利しました。怪我から復帰した15番小峯洋介が久々に登場し、ボランチの位置で持ちすぎず上手く捌き中盤でよい距離感で攻撃に絡んでいました。良い感じです。また、左サイドで前線の13番長谷優と左サイドバックの21番小坂慎太朗が、サイドからの攻撃をどんどん仕掛け、アピールしてました。これも良い感じです。

ということで、次は今節勝って浦和より上に行って首位に立ったコンサドーレ札幌U18とのアウェイでの試合になります。

きっちり勝って首位を奪回してやりましょう!

蒸し暑いコンディションの中お疲れ様でした!

ではでは~。

高円宮杯U18プレミアリーグ2011/05/15/ 第6節 vs尚志高校 5-0勝利・・・首位で中断へ

NACK5スタジアム大宮2011年5月15日

どうも、浦和サポブクメです☆

さて、午前中のレッズランドから移動しまして今度はNACK5スタジアム大宮で行われた高円宮杯U18プレミアリーグの尚志高校戦になります。前半15分くらいまでは、自転車移動疲れでヘロヘロだったのは内緒です。

前節を快勝して向かえる第6節。今日の相手も、ここまでの順位や今の浦和レッズユースのバランスを考えると大勝すべき相手と位置づけて見させてもらいました。

NACK5スタジアム大宮は写真のようなゴール裏のこの位置から見るのが好きなのですが、ここ最近、ゴール裏を開放しない試合もあり、今日はどうかと思っていたのですが、開放されていて良かったです。

試合の話に移ります。

この試合のスタメンは以下、

GK1番三上綾太、DFがセンターバックに3番寄特直人と4番小出啓太、左サイドバックに21番小坂慎太朗、右サイドバックに2番西山航平、MFがボランチに6番野崎雅也、トップ下に10番矢島慎也と14番繁田秀斗、FWが左に11番堀田稜、右に7番鈴木悠太、真ん中に12番高田拓弥

控え:8番片槙吾、9番長坂竜一、20番新井純平、22番吉野雅大、23番岸伯富実

5番佐藤大介が累積警告で出場停止。そのポジションに今節は21番小坂慎太朗が入っています。

こういう試合は、逆に気を引き締めて臨まないと危険とはおそらくベンチからも言われていたとは思うのですが、正直なところこの試合はフワっと少し気を抜いたような入り方をしてしまったと思います。

尚志は非常にシステマティックに戦術重視の形を敷いていて、集中して試合に臨んできたと思います。この差がいきなりでてしまい、前半開始早々に緩い守備を突かれて突破され、キーパーと1対1の場面を作られてしまいます。決定的な場面でしたが、ここはGK1番三上綾太の見事な反応によりなんとか失点は防ぐことはできましたが非常に危ない入り方をしてしまいました。

序盤はこれ以外にも、サイドチェンジのパスが思ったより長くなりすぎたり、くさびのパスを受けてから簡単に捌くべきところで中盤で持ってしまい狙われて奪われるなど、ここ数試合では余り見られないようなミスが出てしまっていました。

そんな、入り方をしてしまった浦和でしたが、次第にバランスの良いいつものスタイルに戻り、真ん中からの突破に対してしっかり閉じてくる相手に対し、12番高田拓弥のポストや14番繁田秀斗のポジショニングの良さ、10番矢島慎也のドリブルでのかき回しで相手を翻弄し、ゆさぶりながらサイドの11番堀田稜、7番鈴木悠太へ上手くパスを通してサイドから切り裂いていきます。

また、この大会では初のスタメン出場となった21番小坂慎太朗も持ち味のサイドからの攻撃参加を何度も見せていました。ただ、見事な攻撃とは裏腹に得点が決まらず時間が経過していきます。3番寄特直人のバックラインからのロングフィードや7番鈴木悠太の積極的な仕掛け、11番堀田稜も鋭くサイドを切り裂きシュートまでもって行く姿勢を強く見せるなど何度も攻め立てるもゴールならず。

一度、7番鈴木悠太が放ったシュートをキーパーが弾き、そこを12番高田拓弥が押し込んで決まったかのように見えましたが、これはオフサイド。中盤で決定的なパスを連発していた10番矢島慎也から12番高田拓弥へ渡ってのシュートはキーパーに弾かれてしまうなど、惜しくも決まらない場面が何度もありました。

そんな中で、35分ごろにようやく先制点を奪います。10番矢島慎也が左サイドの11番堀田稜へ絶妙のスルーパスを通し、そのまま持ち込んで角度のないところからしっかりと枠を捉えたシュートが決まります。この場面で特に良かったのが、サイドのスペースにただ出して走らせたわけではなく、11番堀田稜のスピードを計算して、あえてペナルティエリアに近いサイドからやや内側に走りこまないとならないスペースへ縦にパスを出したこと。いわゆる、そのパスに追いつければ、よりゴール近くでボールを受けることになり、シュートまで持っていけるチャンスが大きくなるような位置へのパスだったこと。更に、難しい角度でしっかり枠を捉えるシュートを放った11番堀田稜も凄かったですね。

この先制点が、思った以上に尚志にダメージを与えたようで、既にかなり浦和のパス回しで走り回らされていた尚志の動きが明らかに鈍くなり、対応できなくなり、ここから浦和のゴールラッシュが始まります。

先制点からすぐの35分に10番矢島慎也がミドルシュートでゴールし2-0、40分に深くまでドリブルで切り込んだ10番矢島慎也が折り返しのパスを14番繁田秀斗に通し、14番繁田秀斗が放ったシュートはキーパーに反応されながらもゴールに吸い込まれ3-0、このあと12番高田拓弥に決定的な場面が訪れるもキーパーに弾かれてしまいます。

先制点からあっというまに3点決めて3-0で前半終了。

後半に入り、また早い時間にかなり危ない場面を作られるも、前半同様1番三上綾太の好セーブで防ぐと再び浦和の一方的な展開になります。

前半惜しいチャンスを決められていない12番高田拓弥になんとしても後半得点をとってもらいたいと思っていたのですがあっさりそういう展開になりました。

10番矢島慎也が放ったシュートをキーパーが弾いた所をしっかりつめて12番高田拓弥がゴール。更に、攻勢の中で相手ディフェンダーの手に確実に当たっていたので私含めギャラリーが「ハンドだ!」とか言いつつ、これは流されたものの、混戦の中でこぼれたボールを12番高田拓弥がしっかり決めて結果的に流されて良かったというゴールで5-0。むしろ、ハンドだとかアピールしていた自分がちょっと恥ずかしかったりしましたw

後半10分くらいで5-0と試合はほぼ決まり、浦和にとっては色々な選手を試せる楽な展開。

後半15分に10番矢島慎也に代わり23番岸伯富実、20分に6番野崎雅也に代わり8番片槙吾、25分にGK1番三上綾太に代わり22番吉野雅大、30分に11番堀田稜に代わり9番長坂竜一、40分に4番小出啓太に代わり20番新井純平と結果的にベンチメンバー全選手が出場することとなりました。4番小出啓太の交代は腕を負傷したこともあるため、少し心配ですが、代わって入った20番新井純平がU17日本代表でいくつかやっているポジションの中で経験しているセンターバックで浦和でもプレーしているところが見られたのは収穫でした。

また、今日見ていた位置だからこそ良く分かったのかもしれませんが、トップ下に入った23番岸伯富実のプレーエリアとボールの捌き方が非常に気が効いていて良かったと思います。U16リーグの時に見られた、鋭いシュートは見られませんでしたが、なるほどそうか~と思わされるプレーでした。

9番長坂竜一の僅かにゴールを越えた試合終了間際のシュートは惜しかった・・・、良いタイミングで足を出したんですけどね。

と言うことで、結果は5-0大勝となりました。

結果には満足ですが、ポイントポイントで気の緩みが出てしまった時間帯があったことは課題ですね。

で、家に戻ってから順位表見てみたら、前節まで首位だったコンサドーレ札幌が引き分けていて、浦和レッズユースが首位に立ってました。更に、今日2得点の高田拓弥が6得点が得点ランキングトップ。

7月までの中断期間前に一番上まで来ちゃいましたね。これからは、追われる立場。そういう中での戦いも良い経験です。日程はイマイチわかりませんが、次の週末からはクラブユース選手権の2次予選に入ります。毎年のことですが、グループ2位以内に入れるか入れないかで全く状況が違ってしまう戦い。今の勢いを維持したまま、更に色々な選手を起用しながら、勝ち続けて2位以内を決めつつ選手層も厚くする。これができれば最高ですね!

ブクメ運動不足解消自転車デーは、2勝で気分良く終えることができました。ありがとう!

お疲れ様でした~!

ではでは。

高円宮杯U18プレミアリーグ2011/05/08/ 第5節 vs静岡学園高校 4-1勝利・・・期待通りの快勝!

埼玉スタジアム第2グラウンド2011年5月8日

どうも、浦和サポブクメです☆

土曜日は、まず午前中に大学サッカーの青山学院大学vs中央大学の試合を西が丘サッカ-場で見て、浦和レッズユース卒業生の田仲智紀や林容平、武富尚紀のプレーを見つつ、スタジアムでは国士舘大学に進んだ高木凛や専修大学に進んだ新井貴晴、利根川良太など懐かしい顔をたくさん見ることができました。その後、国立競技場競技場へ向かい、久しぶりにトップの試合を観戦してきました、負けました。

そんな土曜日を過ごしつつ、今日は浦和レッズユースの高円宮杯U18プレミアリーグの第5節となる静岡学園高校戦を観戦してきました。埼スタ第2グラウンド開催です。

直接今シーズンの静岡学園高校の試合を見ていないので大まかな計算でしかないものの、相手は1分2敗というチームになるため、チームとしてのバランスが良く強豪相手にもしっかり勝点を積み重ねられている今年の浦和という構図を考えると、この試合はただ勝つだけではなく快勝という結果を求めて戦ってもらいたいと期待しながら見ていました。

昨日の肌寒さとは打って変わって暑い今日は今期初めて給水タイムが設けられる、体力を削られる環境になっていました。本当に暑かった・・・。

この試合のスタメンは以下、

GK1番三上綾太、DFがセンターバックに3番寄特直人と4番小出啓太、左サイドバックに5番佐藤大介、右サイドバックに2番西山航平、MFがボランチに6番野崎雅也、トップ下に10番矢島慎也と14番繁田秀斗、FWが左に11番堀田稜、右に7番鈴木悠太、真ん中に12番高田拓弥

控え:8番片槙吾、9番長坂竜一、18番西袋裕太、22番吉野雅大、23番岸伯富実

となります。

前節の流通経済大学柏高校戦と同じスタメンになります。

状況の違いとしては、左サイドバックの5番佐藤大介が累積警告が2回でこの試合で警告を受けると次節出場停止になるという状況。

試合開始からの印象として、静岡学園は浦和のバックラインからのロングボールなどの攻撃を警戒しているのか、比較的前線とバックラインに人数をかけるぶん中盤が空くことが多いような印象があり、そのためか前線のプレスは早く、バックラインから3番寄特直人が何本か序盤狙っていたロングボールが少し長めになってしまうなどはありつつも、その分中盤がいつも以上に浦和の狙い通りに使えていることから、ボランチの位置の6番野崎雅也、トップ下の10番矢島慎也、14番繁田秀斗の中盤とサイドの11番堀田稜、7番鈴木悠太、真ん中の12番高田拓弥と攻撃の選手が全体的に良い距離感で攻撃を仕掛けていけていました。

更に、相手の左サイドのところを2番西山航平がバックラインでしっかり抑える分、相手の右サイドでは5番佐藤大介がやや高い位置を保ちながら攻撃に参加する場面も多く見られました。

この試合最初のチャンスは10番矢島慎也のミドルシュート。続いて、7番鈴木悠太が右サイドを駆け上がりクロスボール。14番繁田秀斗から12番高田拓弥へ渡り混戦の中での狙いすませたシュート、いずれも惜しくも得点にはならなかったものの、前半9分に6番野崎雅也から14番繁田秀斗、10番矢島慎也と渡り、そのまま抜け出して体を投げたしたディフェンダーと飛び込んできたキーパーをキレイに越える浮かせ気味のシュートでゴール。

前節ほどではないですが、序盤の攻勢の中でしっかり早い時間に先制点を奪うことができました。

しっかりバランスをとりながら追加点を狙いたい所でしたが、先制点から数分で混戦状態の中で放たれたシュートをGK1番三上綾太が弾いた所を詰められてしまい、失点。同点に追いつかれてしまいます。

展開としては決して誉められたものではありませんが、同点に追いつかれた後流れが変わるということもなく、中盤を浦和が支配する形で試合が進められていき、少し高めの位置で5番佐藤大介がプレーできる状況で左高めの位置から、スタートする攻撃に左前線の11番堀田稜が左サイドを切り裂いてという攻撃、一度6番野崎雅也がドリブルで仕掛けていって「お!」と思わされたり、10番矢島慎也が中盤を面白いように動き回りながら攻撃を展開、12番高田拓弥が激しいプレスにあいながらも粘ってパスをつなげたり、多彩な攻撃が見られます。

守備に関しても綻ばず、高めの位置に5番佐藤大介が上がっていることが多かったために狙われることは当然何度かありましたが、しっかり戻って対処できていました。

そのような展開の中で、この大会で得点を決めて欲しかった7番鈴木悠太に待望の得点が生まれます。サイドというよりやや中央に近い位置でボールを受けるとドリブルで仕掛け、ディフェンダーにかかりながらもボールを放さず抜き去り、キーパーと1対1になったところで落ち着いて決めます。これで2-1となり再びリードを奪います。

このゴールの後に、少し静岡学園が攻め込む時間がありゴールに近い位置でFKのチャンスを与えてしまった時に外してくれたものの危ない場面が立て続けに2度ほどあり、冷やりとしたものの危険な時間帯を何とか凌ぐと、再び浦和のペースとなり、11番堀田稜が左サイドを切り裂き何度かチャンスを作り、そのチャンスから得たCKのチャンスで3番寄特直人がヘッドで狙うもややずれてしまいます。

浦和のペースは続き、この後11番堀田稜が左サイドから切れ込んでシュート、このシュートはキーパーに弾かれるものの、ここに14番繁田秀斗がつめてゴール!欲しかった追加点で前半の内に2点のリードを奪うことに成功しました。

前半は3-1で終了。

後半に入り、静岡学園が攻撃的に来るところをどうかわしていくかと見ていたら、心配無用で後半も序盤から12番高田拓弥の前線での激しいプレスや中盤のバランスと激しさで浦和が勝り攻撃を仕掛けていきます。そんな流れから後半6分に追加点が生まれます。左サイドを攻めあがった11番堀田稜がグラウンダーのクロスを右サイドのポジションに上がっていた10番矢島慎也まで通し、ワイドな展開で揺さぶった後に10番矢島慎也が真ん中のスペースに走る12番高田拓弥へラストパス。これをしっかり決めて4-1。

後半出鼻で追加点を決めたことで浦和としてはかなり楽にプレーできる展開になりました。

この後も12番高田拓弥のシュートや、中盤のスペースに出たパスを流れて受けた10番矢島慎也が斜めにドリブルで動かしながら鋭いシュートを打って12番高田拓弥に当たってしまったという場面も相手の守備が対応できないスペースを狙って動いていたことの証明でもあり、とにかく中盤を浦和が支配していました。

3点リードを奪ったことで、浦和も控え選手を有効に使いながら試合を進めていくことができるようになり、25分に11番堀田稜に代えて23番岸伯富実、30分に12番高田拓弥に代えて8番片槙吾、その後5番佐藤大介が警告を受け次節出場停止になったことからか、5番佐藤大介に代えて18番西袋裕太を投入、3番寄特直人が左サイドバックに入り18番西袋裕太がセンターバックへと入り、あまり見られないバックライン構成になる時間帯がありつつ、35分に7番鈴木悠太に代えて9番長坂竜一が入り、攻撃のオプションを試すなど様々な試みを試しつつ、終盤は相手の攻撃陣をじらすようなバックラインでのパス回しなど、これもまだ少し危なっかしいと感じることもないことはないものの、理想どおりの展開で進められていたと思います。

結局、試合はこのまま4-1で終了となりました。

静岡学園は浦和のサイドが上がる所を狙ってそのサイドを狙って攻めようとする姿勢が多く見られたものの前半は、かなり精度が悪く自らチャンスを潰していた印象があったのですが、後半はやや精度の高さを取り戻して攻めて来る時間帯がありました。それでもバランスよく浦和の守備が跳ね返したり、今日は特に右サイドの2番西山航平のところで完璧に抑えていたことや、左サイドで高めの位置にいた5番佐藤大介のところはスペースに入れて走られたものの、危険な位置までは持ち込ませず摘めていたと思います。

後半に、それほど長い時間ではないものの、相手ペースになっている時間帯にゴールにやや近い位置でファールを与えてしまう場面が多くなった時があり、やや失点の危険性が高まるセットプレーを与えてしまっていた場面が多くなる時間帯があったので、このあたりを更にファール無しで奪ったり、スローに逃げるなどしっかりできれば問題ないと思います。

とにかく、調子が悪い相手や力の差のある相手との対戦の際に割と相手に合わせてしまう傾向が出てしまいがちなところで、しっかりと自分達のペースで快勝してくれたことが何より嬉しかったです。

今後は、今日以上に暑い日が出てきて体力的にも厳しく、コンディションが崩れやすい季節に入っていきますが、今のチームのバランスの良さを生かしながら、浦和のペースで試合を支配できる(時間帯でのスイッチのON,OFFをコントロールしたり、相手に走らせて疲れさせてしまうとか)更なるレベルアップを期待してみさせてもらいますね。

暑い中お疲れ様でした!

ではでは~。

高円宮杯U18プレミアリーグ2011/05/04/ 第4節 vs流通経済大学付属柏高校 2-1勝利・・・続、勝ちきった!

流通経済大学付属柏高校グラウンド2011年5月4日

どうも、浦和サポブクメです☆

ゴールデンウィークと言うことでユースの高円宮杯U18プレミアリーグもやや過密日程となり、前節の東京ヴェルディユース戦から中3日で迎えた第4節。この試合の対戦相手は流通経済大学付属柏高校となります。流経大柏と言えば、昨年はプリンスリーグの初戦で対戦し、浦和が快勝したものの、それ以降の快進撃を考えると初戦でなければ相当苦戦したかもしれないと言う印象と選手権での強さを見ていたり、何より高くて強くてプレスが早いという浦和レッズユースが結構苦手とするサッカーをしてくるタイプということで、今年のバランスの良い浦和レッズがどのように対応しながら戦っていくのかに注目して見ました。

この試合のスタメンは以下、

GK1番三上綾太、DFがセンターバックに3番寄特直人と4番小出啓太、左サイドバックに5番佐藤大介、右サイドバックに2番西山航平、MFがボランチに6番野崎雅也、トップ下に10番矢島慎也と14番繁田秀斗、FWが左に11番堀田稜、右に7番鈴木悠太、真ん中に12番高田拓弥

となります。

左前線に11番堀田稜がスタメン復帰しています。

最初から勢い良く流経大柏が来るのかと思っている間もなく、浦和がいきなり中盤の連携で相手を崩し先制点を奪います。起点は14番繁田秀斗で、右サイドで競り合うような形で一歩先に足を出した14番繁田秀斗のパスに7番鈴木悠太が反応し、ドリブルでサイドを駆け上がりゴール前の12番高田拓弥めがけてグラウンダーでクロス。12番高田拓弥がダイレクトでシュートを放ち、一旦はキーパーにはじかれたものの、そこにつめていた10番矢島慎也が押し込んでゴール。

開始1分経ったか経たないかくらいのゴールでした。あっという間で驚きました。

1点はリードしたものの、時間帯が早いため、まずは浦和としては自分達のペースで試合を進められるように組み立てていく必要があるわけですが、この大会での経験がしっかり生きていてセンターバック、サイドバック、ボランチと守備のところでミスなくバランスよく流経大柏の攻撃をいなすことができていたと思います。しかしながら、ペナルティエリアまで侵入させない、良い形でクロスを上げさせないことをするために集中していながらも何度かコーナーキックやフリーキックを取られることでピンチになる場面が何度かありましたので、こういったセットプレーが強いイメージのある相手のため、少し脅威を感じる部分があったものの、セットプレーの精度が思ったよりも低く、崩されてのピンチもなくということで、守備面でも前半はバランスよくやれていたと思います。

攻撃面では、先制点以降も浦和の攻撃の機会が多く、更に前線からのプレスの意識も強かったため高めの位置で奪ってからの攻撃で一気に深い位置まで攻め込めると言う場面も回数作れていたと思います。

左サイドの11番堀田稜と10番矢島慎也が頻繁にポジションを入れ替えながら、そこに14番繁田秀斗が絡むなど攻撃の際には3人以上がテンポ良く絡む攻撃で仕掛けていましたが、やはり12番高田拓弥のところに強めのプレスがかかるため、なかなか裏を抜けて12番高田拓弥がシュートまで持っていけるという場面は作れていませんでした。

抜け出すプレーは抑えられがちでしたが、その分少し下がってポストとして落としたり、インターセプトを狙ったりの動きが効果的に作用していたと思います。

イメージとして、相手のプレスは前線の選手からの浦和守備ラインへの追い込みは思ったほど激しくはなかったものの、中盤以降の6番野崎雅也がいる辺りから激しく、バックラインの真ん中に関しては相当厳しく来ていた印象があるものの、中盤から細かく回してサイドに展開することで左サイドの11番堀田稜や右サイドの7番鈴木悠太が比較的大きなスペースをドリブルで駆け上がって攻めるという形であれば上手く対応できずにクロスまで持って行くことができていたと思います。ただ、どうしたのか前半は左サイドの11番堀田稜のスピード、ドリブルを使って深くまで攻め込むところまでは良かったもののクロスの精度やシュートの精度に欠けることがほとんどでした。

中盤のプレスが早いという点では浦和も流経柏もという感じで、時には7番鈴木悠太が中盤のプレスからインターセプト、そこから攻撃と言う形を作ったものの、逆に浦和も中盤でプレスがかかった時にたまに出るパスミスから結構危ない場面まで持ち込まれることもありました。

前半35分ごろに失点を喫してしまうのですが、この場面も前線で14番繁田秀斗がプレスをかけて奪ったボールを一旦後ろにはたいた所を狙われて奪われて攻められて、結果的に混戦の中で相手のファールもあったようにも見えましたが、ゴールを決められるという、もったいないプレーが起点となっていました。

前半は1-1で終了します。

先ほども書いたのですが、前半キック精度が悪く気になっていた11番堀田稜ですが、ハーフタイムで指示があったのか渇を入れられたのか、後半スタートから前半が嘘のように精度の高いプレーを連発します。左サイドを駆け上がりドリブルで切り込んでグラウンダーのクロスを走りこんできた10番矢島慎也に狙い済まして入れてドンピシャでシュートを放つもクロスバーに阻まれて得点ならず。これまでの試合同様、なぜかこういう決定的なチャンスで浦和の放つシュートはクロスバーやポストに跳ね返されることが多い・・・。

こういう形で決めきれないと・・・、反撃されるパターンになりそうで怖いと思っていたのですが・・・、まずいと思っていたのですが・・・、左サイドからのクロスボールに・・・、6番野崎雅也が・・・、ヘディングで決めた!

ボランチの6番野崎雅也が絶妙のタイミングでゴール前に上がっていてゴールを決めてくれました。大会3得点目。驚きました。

結果的に欲しい時間帯で2-1とし、再びリードを奪います。

ここからは、後半にリードした状態で残り時間30分くらいという状況でどのように試合をコントロールして勝ちきるかというところに注目しながら見ていたのですが、当然ですが流経柏が攻め込む時間。見ている位置から遠いのであまりしっかりは分かりませんでしたが、しばらく攻め込まれる時間になっていましたが、その勢いを凌ぎきります。

後半30分ごろに10番矢島慎也が少し足を痛めたこともあり8番片槙吾と交代。リードしている状況で残り15分で守備的な部分もケアしながら中盤のバランスを取れる8番片槙吾が入ったことで比較的相手ペースをいなせるような状況が作られます。ただ、やはりまだ守る時間ではないため、3点目を奪って試合を決めてしまって欲しいとも思ってみていたのですが、ペナルティエリア近くで得たフリーキックのチャンスで下げて、更にディフェンスラインにまで下げ、早いけど守りに意識するのかと思ったらそこから放り込んで奪われるなど、ややどちらにするのかわからないプレーもありつつでした。

前半から激しいプレスを受けていた12番高田拓弥が足を痛めて38分に9番長坂竜一が投入されます。ロスタイム入れてまだ10分ほどあるため、まだ守るのは早いし、9番長坂竜一には力強さとスピードでガンガン攻める姿勢を見せて欲しいと思って期待して見ていたのですが、おそらく見ていた浦和サポが期待していた通りに、はっきりとした攻める姿勢を見せてくれて嬉しかったですね。結果的にファールをとられてしまいましたが、力強くディフェンダーのプレスをかいくぐっての強引な裏への抜け出しは凄くよかったです。

やや長めの後半ロスタイムに、11番堀田稜に代わり21番小坂慎太朗、続いて7番鈴木悠太に代わり23番岸伯富実が入り、この時間は当然守る時間と言うことで、21番小坂慎太朗が相手側のコーナーフラッグ付近でしっかりと時間を使うなど結果的に守りきるプレーをしっかりこなし、試合はそのまま2-1で終了となりました。

アウェイで貴重な勝点3を奪うことができました。勝ち方としてはOKです。

この試合で見えた課題点を何点か挙げますと、やや不運な部分もあり、じゃあどうすればいいのかと言われると難しいのですが、やはり決めきることで決めることでもっと試合を楽に進められるのに決められない部分。後半最初に決められていれば、もっと試合を楽に進められたと思います。

正直、これまでに比べると格段にプレスの激しい相手への対応は良くなっていますし、落ち着いていなすこともできるようになってきていると思いますが、やはり攻撃をスタートする際の中盤でのパスミス(プレスが影響したもの)は、カウンターの格好の餌食になってしまうので更に精度を高めていく必要があると思います。

あとは、当然と言えば当然なのですが、12番高田拓弥へのディフェンスが試合ごとに激しさを増していますので、裏へ抜けてパスをもらうのが大変になってきています。ここ2試合高田拓弥の得点自体は無いものの、マークが厳しくなりながらも1試合に数回は決定的なチャンスを作り出すことはできています。まずは、これを確実に決めること。後は、見ていて凄いなと思うワントラップで相手をかわしてしまうようなプレー。マークが激しくて少しイライラしてしまう部分もあり、少し雑になってしまってせっかくのトラップ技術の高さを発揮しきれていないような気もします。相手を欺くことが楽しいと思ってしまうくらい、マークしている選手が取れないようなトラップでかわしきってしまうプレーが見て見たいです。

既にこのレベルの大会でも相当戦えるチームになってきていると思います。だからこそ、手に負えないくらい強いチームになってほしいので、見る側の要求はわがままになっちゃいます。もっともっと上を目指してください!

・・・と、厳しいことも書きつつ、アウェイでしっかり勝ちきってくれたので相当気分良く会場を後にしましたとさ、ブクメは。そんな感じです。

ではでは~!

高円宮杯U18プレミアリーグ2011/04/30/ 第3節 vs東京ヴェルディユース 1-1引き分け・・・追加点の重要性

埼玉スタジアム2002第2グラウンド2011年4月30日

 

 

 

 

どうも、浦和サポブクメです☆

先週末の彩の国カップ予選を挟み、今日は2週間ぶりの高円宮杯U18プレミアリーグとなります。第3節となるこの試合の対戦相手は東京ヴェルディユースとなります。ホームでの対戦となりますので主導権を握って勝ちきって欲しいのと、前節の課題となっていた相手が得点を取りに来た時に、ドッシリとかわせるかや、決めるところで決めて試合を優勢に進められるかなどいくつかのポイントを考えつつこの試合を見させてもらいました。

この試合のスタメンは以下、

GK1番三上綾太、DFがセンターバックに3番寄特直人と4番小出啓太、左サイドバックに5番佐藤大介、右サイドバックに2番西山航平、MFがボランチに6番野崎雅也、トップ下に8番片槙吾と14番繁田秀斗、FWが左に10番矢島慎也、右に7番鈴木悠太、真ん中に12番高田拓弥

となります。

なんとなく、去年からU16日本代表(U17日本代表)に触れる機会が多いことから、浦和レッズユースの20番新井純平と東京ヴェルディユースの24番高木大輔を見ているので、彼らの対決も気になったりはしていたのですが、ちょうど彼らはU17日本代表のスロバキア遠征に行っているためどちらもいないという状態での試合となります。

20番新井純平がこのゴールデンウィークの3試合に出場できないため、登録メンバーとして24番中村駿介が出場可能選手として登録され、早速ベンチ入りしていました。

東京ヴェルディユースのイメージとしては、細かく細かくテクニックと連携で攻め込んでくると言うイメージがあり、前節のFC東京U18同様に、プレーの面ではよく言えば気持ち前面に、悪く言えば荒っぽく汚くプレーしてくるイメージもありつつ、要するに前節の課題からの改善振りを見るには絶好の相手ではないかということで楽しみでした。

右サイドバックの位置に2番西山航平が先週の彩の国カップ予選と同じく入り、それ以外にこの試合ではトップ下の14番繁田秀斗とのペアを8番片槙吾とし、普段トップ下の10番矢島慎也が左サイドへ入ると言う変更点がありました。

この変更では良い点と悪い点の両方が見られたと思いますが、試合開始からしばらくは、8番片槙吾と10番矢島慎也が時折ポジションを入れ替えながら、10番矢島慎也の持ち味も見えていたのですが、比較的東京ヴェルディの守備陣にケアされていた部分もあったのかもしれませんが、比較的消されていた時間が長かったように感じます(攻撃面では消されていたものの、前線からの潰し役としてのプレーは結構効いていました。)

しかしながら、この試合の一つのポイントとして、ボランチとしての経験も多く摘んでいる8番片槙吾がトップ下に入ったことでトップ下ながら守備面でも気の利いたプレーをでき、14番繁田秀斗がのびのびと動けるようなバランスをトップ下に生みつつ、いつもより前目にいることで攻撃参加の際の頭を使ったプレーなど凄く生きていたと思います。

ボランチの6番野崎雅也もこれにより、比較的攻撃に絡める動きをした際に少しバランスを崩しても攻撃参加できていたように思います。

フォワードの12番高田拓弥の裏への抜け出しは、大分研究されるようになってきたものの、それでも前半序盤は相手のディフェンスラインを欺いて裏へ抜け出す惜しいシーンが何度か作れていました。

7番鈴木悠太の縦へのドリブル突破などでも攻撃の機会を作り、序盤の試合の流れを浦和がホームらしくしっかり掴んでいました。そんな中で、試合を更に有利に進められる先制点を早い時間で浦和が奪います。

東京ヴェルディのペナルティエリア内に攻め込んだ際におそらく相手ディフェンダーがクリアしたボールだったと思いますが、そのボールが密集地帯から外れた6番野崎雅也の前に転がり、やや距離のあるところから思い切りのよいシュートを放ち、これがゴールに突き刺さります。

見事なゴールで先制点を奪います。たぶん、15分くらい。

時間帯は違うものの、これで相手としては点を取りに来るために前掛かりにならなければならないという展開となり、前節の課題をしっかり克服するための流れが作られました。

全体的に守備ラインも安定しているものの、時々出てしまうパスミスが少し気になりました。それでも、前線含めたプレスの意識やフォローの動きなど毎試合バランスよくなってきているように思えます。

前半はその後、10番矢島慎也のミドルシュートや、ペナルティエリア内で得た間接フリーキックのチャンスでの12番高田拓弥が下げて10番矢島慎也のシュート(壁は越えたものの、ゴール前に残るディフェンダーに書き出される)、またカウンターのタイミングで8番片槙吾を経由しての右サイドへの素早い展開で7番鈴木悠太が持ち上がるなど、見事な展開が何度も見られました。

危ない場面もあったものの、1番三上綾太の好セーブで防いだり、思っていた以上に浦和が主導権を握った状態で1-0とリードして前半を終えます。

1-0リードの状況での後半のポイントはやはり開始からの相手の攻撃を如何に凌いで追加点を奪っていくかということになるわけですが、危険と思われる最初の15分ほどを落ち着いて浦和が切り抜けます。

まず、前回のような一気に主導権を奪い返されるようなことなくバランスよくプレーしつつ、次は追加点ということでしたし、その流れもあったとは思います。

右サイドからの7番鈴木悠太の攻撃が2度ほど惜しいチャンスを作りました。まず、サイドに切れ込んでのファーサイドへのクロスが14番繁田秀斗へ通りシュート、こぼれたところに12番高田拓弥が押し込もうとするもキーパーに抑えられてしまいます。2度目のチャンスでは、サイドからのクロスを受けた8番片槙吾がつめてくるディフェンダーやキーパーの位置を見極めてのループシュート。これが、惜しくも枠を外れ、ギリギリで飛び込んだ10番矢島慎也の頭にも惜しくも合わず。

この流れで、浦和は2番西山航平に代わり23番岸伯富実が入ります。攻撃的な23番岸伯富実が右サイドバックに入ったということで、おそらく守備よりも追加点に重点を置いた交代だったのだと思います。この後、5番佐藤大介の攻撃参加から12番高田拓弥が裏へ飛び出したところへの惜しいパスなどありましたが届かず。

よし、追加点を取りに行くぞというところでしたが、この後同点ゴールを決められてしまいます。交代したサイドを狙われたということでも守備のバランスが崩れたということでもないのですが、少しシュートコースが空いた所を豪快にシュートを決められてしまいました。この時は得点者はよくわからなかったのですが、後で得点者を見たら12番前田直輝・・・昨年のプリンスに続き、また昨年の国体埼玉県のメンバーだった前田直輝に決められたと知ったときにはイラっとしました(ちょっとだけw)

さてさて、ちょっとこの辺からというか、結構前からと言えばそうなのですが、東京ヴェルディユースの選手達が荒っぽい感じになっていまして、布石はあると思いますし、浦和の右サイドを攻め込んだ時の23番岸伯富実が倒したように見えて、主審の判定がダイブで相手フォワードにカードが出され退場、退場の選手が大暴れのようなシーンがあったり、明らかな報復があってもカードが出なかったりとちょっと雲行きの怪しい感じにはなっていたのですが・・・その辺は後ほど触れます。

失点の後、浦和は14番繁田秀斗に代わり11番堀田稜が入り、更に7番鈴木悠太に代えて18番西袋裕太が入ります。ある程度パワープレーで中盤の位置で起用されることの多い18番西袋裕太ですが、今日は本職(?)のセンターバックに入り、4番小出啓太が右サイドバックへポジションチェンジ、23番岸伯富実が右サイドに入りました。11番堀田稜は左サイドへ、10番矢島慎也はトップ下の位置に入ります。

数的優位を生かして浦和が攻めると言う形にはおそらくなってはいませんでしたが、それでも18番西袋裕太の武器となっているロングフィードからの精度の高い大きな展開で一気に左サイドの11番堀田稜へ通してのチャンスメイクも数回あり、更に決定的なチャンスで8番片槙吾のコースを狙ったシュートはポストに跳ね返り、そこに12番高田拓弥が押し込んだように見えましたがオフサイドの判定。

少し12番高田拓弥が熱くなっていたこともあったのかもしれませんが、この後12番高田拓弥に代わり24番中村駿介が入ります。トップ下の位置に24番中村駿介が入り、10番矢島慎也がフォワードの真ん中の位置へと入ります。

前回の彩の国カップの時に足を痛めていたのを少し引きずっていたのか、10番矢島慎也は終盤のこのポジションチェンジ後は思うように体が動いていなかったように見えました。練習試合などでプレーを見ている時は、テクニックがあるからこそではありますが、ボールを持ちすぎてしまう印象があった24番中村駿介ですが、この試合では簡単に捌く部分とテクニックで仕掛ける部分のバランスが良かったと思います。

セットプレーなどからのピンチもありつつも、1番三上綾太の好セーブやディフェンスが踏ん張りこれ以上の失点はなかったものの、逆転ゴールは奪えず試合は1-1で終了となりました。

さて、この試合の総括ですが、また課題は残りましたが、浦和サポとしては楽しい試合でした。8番片槙吾のトップ下でのプレーでの新しい攻撃パターンや、駆け引き勝ちとまでは行かないですが、リードの状態から相手の攻撃の時間帯を落ち着いて凌げた部分、同点ゴールは見事な得点だったので仕方ないような気もしつつ、後は決めるべきところで決めてしまうことができないことは更なる課題ですが、崩すところで満足して決められなかったのではなく、決め切れなかっただけでシュートまでは持っていっているのでそこまで悲観する必要もないと思います。

常日頃から、勝つために熱い気持ちを持って戦って欲しいという部分も出せていますし、悪い意味で東京ヴェルディのような熱さは出さないようにという部分も浦和は出来ていたと思います。「熱さ=荒っぽさ」「熱さ=文句を言う」ではないんですよね。紙一重名ところですが、「熱さ=激しさ」とか「熱さ=力強さ」とか、そういう部分での熱さを浦和のカラーとして浸透させて欲しいです。冷静さの伴った熱さってやつです。

とにかく、公式戦に入ってから、3試合で毎試合何かしらの成長や驚きが見られていることも応援している立場としては嬉しかったりします。

引き分けなのでOKではないですが、修正された課題や今日出せた良い部分は持続して、また次の試合では今回の修正点を克服して強くなったプレーを見せてください。

お疲れ様でした。

ではでは~。

 

高円宮杯U18プレミアリーグ2011/04/17/ 第2節 vsFC東京U-18 1-3敗戦・・・失点の後が課題

東京ガス深川グラウンド2011年4月17日

 

 

 

 

どうも、浦和サポブクメです☆

先週の高円宮杯U18プレミアリーグ開幕戦を4-0と快勝で終え、最高のスタートを切った浦和レッズユース。今節はアウェイでFC東京U-18との対戦となります。前身となるプリンスリーグ関東では、あまり良い印象のないFC東京U18との対戦ですので、この試合も楽には勝てないながらも手応えを掴みつつ課題も見えれば良いと思って見させてもらいました。

土曜日ほどではないものの、予報よりも気温が上がって蒸し暑いなかでの試合となりました。

この試合のスタメンは以下、

GK1番三上綾太、DFがセンターバックに3番寄特直人と4番小出啓太、左サイドバックに5番佐藤大介、右サイドバックに20番新井純平、MFがボランチに6番野崎雅也、トップ下に10番矢島慎也と14番繁田秀斗、FWが左に11番堀田稜、右に7番鈴木悠太、真ん中に12番高田拓弥

となります。

前節と代わり、右サイドバックに20番新井純平がスタメンとして入りました。

試合開始から、両チームともややラインが高めの印象。前節の課題となっていた、中盤から後ろでの不用意なパスに関しては、しっかり修正している印象ながら、やや傷んだ芝に対応するためなのか、割と速いパスを出して攻撃を展開しようとする浦和。浦和の守備ラインに対して、相手の前線の選手が思ったとおり激しいプレスをかけてくるのですが、5番佐藤大介は無駄に持ちすぎずにはっきり蹴り出したり、簡単に捌くことを意識したプレーでかわしたり、ボランチの6番野崎雅也含め守備陣で数人で囲んで奪ったり、相手に持たれる時間はあるものの、そこまで決定的に危ないと言う場面は作られなかったと思います。

FC東京の守備は、特に右サイドの20番新井純平のサイドでスペースをしっかり埋めることで20番新井純平の持ち味である攻撃参加をするスペースを上手く消していた印象があります。また、開幕戦で2点取った12番高田拓弥も当然のことながら警戒されて研究されていたのか、なかなか仕事をさせてもらえません。

決定的なシーンは両チーム含めてほとんどないものの、前半は概ね浦和がペースを作れていたと思います。特に、攻撃面では10番矢島慎也が前節に引き続き、中盤で気の利いたポジショニングで守備や攻撃に絡み、スペースが空くと果敢にミドルシュートを狙いましたがいずれも枠は外れてしまいました。

浦和の攻撃の形をケアされて難しくされながらも、12番高田拓弥のポストから7番鈴木悠太、そこからドリブルでの仕掛け。5番佐藤大介のロングフィードから左サイドを11番堀田稜の動きをおとりにして12番高田拓弥がドリブルで切れ込んで、最終的にディフェンダーに引っかかるものの、そのこぼれ球を10番矢島慎也がミドルシュートで狙うなど、工夫した攻撃で惜しい場面があったり、パスコースは埋められてしまいながらも、右サイドバックの20番新井純平が上手く浮かせたボールを右サイド前線に出し、そこに7番鈴木悠太が走りこんでドリブルなど、工夫しながら攻撃を仕掛けていました。

右サイドの7番鈴木悠太、左サイドの11番堀田稜は、時折ポジションを入れ替わりながらプレーし、中盤の選手はギリギリ届くくらいのいつもよりも強めの大きなパスで大きな展開を狙っていました。

いずれも、決定的な形までは作れなかったのですが、前半残り数分と言う所で、右サイドからの攻撃から、ケアされていながら12番高田拓弥が上手くディフェンスの前に体を入れボールをペナルティエリア内でおさめると、相手ディフェンダーが貯まらず押して倒してしまい、PKを獲得します。

これを12番高田拓弥が左隅に落ち着いて決め先制。良い時間帯で先制点を奪うことができました。

前半は1-0で終了します。

後半に入り、すぐに12番高田拓弥がゴール前で粘りこぼれだまを14番繁田秀斗がシュート。これが惜しくもゴール左に外れるも、いきなり惜しいチャンスを作り後半もは入りは良かったと思います。

入りも悪くなかったと思いますが、ゴール前でFK相手にFKのチャンスを与えた辺り(このFKは壁に当たり防いだ)で、ここだというところでFC東京が攻撃のスイッチを入れて前線の選手が力強く攻め込む気持ちを見せたところで対応が甘くなり、失点。同点に追いつかれてしまいます。

この失点で勢いづいた相手に浦和が上手く対応できなくなり、今まで落ち着いて回せていた守備ラインのバランスが崩れてしまい、同点ゴールから数分後に逆転ゴールを許してしまいます。これで1-2。FC東京にやられる時のパターンにまたはまってしまった印象があります。

攻撃に割合を割かなくてはならなくなったところで、FC東京の攻撃意識が高まっているという状況の中、7番鈴木悠太のドリブルからの仕掛けや、セットプレーから3番寄特直人が惜しいシュートを放ったり、12番高田拓弥のポストから14番繁田秀斗がシュート(までは行かなかったかも)と、攻めの姿勢は崩さず、しかしながら相手の攻撃の際の守備で手を焼くような、息つく暇のない時間帯となりました。

後半30分になり、5番佐藤大介に代えて前節アシストを決めた23番岸伯富実、続いて35分に7番鈴木悠太に代わって15番小峯洋介、更に12番高田拓弥に代わり18番西袋裕太が入ります。

ポジションとしては、左サイドに14番繁田秀斗が入り、11番堀田稜は左サイドバックへ、23番岸伯富実は右サイドに、15番小峯洋介はトップ下、10番矢島慎也がフォワードの位置に入り、18番西袋裕太がボランチとトップ下の間くらいに入ります。

この形にしてから、今後の形として一つ面白いと思ったことがあります。

昨年のU16リーグでボランチの位置も多く経験している18番西袋裕太と6番野崎雅也がダブルボランチとなり、守備のバランスは6番野崎雅也が取りながら、18番西袋裕太はボールを捌きながら、スルスルと前線のスペースへ上がっていく、右サイドからの攻撃で上げられたクロスはかなりの割合で18番西袋裕太に収まり、ここから攻撃のチャンスが何度か作られていました。パワープレーというほどバランスは崩れず守備も攻撃もできるという形で見ていて可能性を感じました。

この後、FKのチャンスから4番小出啓太がドンピシャでヘッドであわせるもキーパー正面で惜しくも決まらず、更に先ほど書いた18番西袋裕太が上手く前線のスペースに上がってそこに入ったボールをポストとなり落としたところを14番繁田秀斗がシュートを狙うなど、あと一歩という形も見られました。

しかしながら、攻撃の意識と同時に守備はやはり少し落ち着きを欠いている部分もあり、守備ラインを突破されてキーパーと1対1のシーンを作られてしまい、1番三上綾太がペナルティエリアの外でその選手を倒してしまい、一発退場。ただ、この場合の判断は間違えではなく、抜かれたら残り時間から考えても決定的な2点差になるため、懸命な判断だったと思います。

キーパーが退場となったため、フィールドプレーヤーを1枚削ることとなります。14番繁田秀斗が下がり、22番吉野雅大が入ります。FKの場面では失点を免れたものの数的不利も加わった状況でその後決定的な3失点目を喫してしまい、結果的に1-3敗戦となりました。

試合全体で考えると、浦和のチャンスもかなり多かったですし、ここ数年の同一対戦カードの中でもかなりチーム力として上回った試合展開はできていたと思います。しかしながら、元々攻撃力の高いチームが少しバランスを崩して攻撃に比重を置いて点を取りにきた時の対応に関しては、今日はできなかったということになります。そして、失点後に慌ててしまったこともその後の逆転ゴール、3失点目に繋がってしまったとも思います。

一応書いて置きますが、浦和の守備の能力が劣っているわけではないんですよ。試合の中での駆け引きの部分が上手く行かなかっただけなんです。相手がスイッチを入れてきたら、ドッシリと守備をして相手の勢いを削いでしまう。その試合の中での駆け引きに敗れていなければ、今日は浦和が主導権を握り続けられる試合になっていてもおかしくなかったと思います。

同じ会場にいた方が話していましたが、ホーム&アウェイで長丁場のリーグ戦になり、アウェイという場所で強豪との対戦で前半に1-0でリードすることができた。では、後半はどう戦うか。長期プランでそこまで計算して戦っていくのがこの大会であり、その辺りを明確に表現できるようになるかどうかが重要と言うことですね。

FC東京U18は、逆の意味でホームで前半ビハインド、では後半は取りに行く時間帯にややリスクを負いながら攻撃に比重を置く、追いついたら一気に逆転してしまおうというホームでビハインドという中での後半の戦い方を実践してきたということですからね。

ポイントとしては、やはり後半出鼻で決められるチャンスで決めてしまえれば良かった。それができなかったなら、相手にスイッチが入るタイミングで守備陣が落ち着いて相手をいなしてしまい、勢いがおさまった所で追加点を取りに行くなど、色々あると思います。

良い経験でした。2週間後の東京ヴェルディユース戦では駆け引きにも勝ってしまってください!

お疲れ様でした!

ではでは~!

 

高円宮杯U18プレミアリーグ2011/04/10/ 第1節 vs清水エスパルスユース 4-0勝利・・・今年の形

埼玉スタジアム第2グラウンド2011年4月10日

 

 

 

 

どうも、浦和サポブクメです☆

タイトルでのこの大会の名称をフルに入れると長すぎ、プレミアリーグのみにしてしまうと、どこかのリーグと混同してしまうということで、とりあえずこの大会は「高円宮杯U18プレミアリーグ2011」に統一させてもらいます。

さてさて、いよいよ始まりました。楽しみでもあり、不安もあり、見る自分も不思議なテンションになっていました。

今大会の現在の登録メンバーと背番号は以下。

1番三上綾太(GK)、2番西山航平(DF)、3番寄特直人(DF)、4番小出啓太(DF)、5番佐藤大介(DF)、6番野崎雅也(MF・キャプテン)、7番鈴木悠太(FW)、8番片槙吾(MF)、9番長坂竜一(FW)、10番矢島慎也(MF)、11番堀田稜(FW)、12番高田拓弥(FW)、13番長谷優(FW)、14番繁田秀斗(MF)、15番小峯洋介(MF)、16番大石祐輝(GK)、17番カドコダイ・アシカン(FW)、18番西袋裕太(DF)、19番西澤秀平(DF)、20番新井純平(DF)、21番小坂慎太朗(DF)、22番吉野雅大(GK)、23番岸伯富実(MF)

大会の登録メンバーが23人で一定の期間で再登録になると思われます。現時点では、新1年生でGK吉野雅大がメンバー登録されています。長丁場の大会になりますので、今回メンバーに入れなかった選手達が意識して、レベルアップして行き今のメンバーを如何に脅かしていくかが重要になってきます。その辺りがこれまでの短期決戦の大会と違うところです。モチベーションを下げずにやることもプロに近づくために不可欠ですからね。

さて、一つの試合に拘りすぎる必要はない長期戦の大会ではあるものの、ホームであり初戦ですから良い形で勝利したい試合。更に準備期間が短く実戦経験が予定より減っているため、特に今月の試合でどれだけチーム力を安定させていくかなどを考えても重要な一戦です。

この試合のスタメンは以下、

GK1番三上綾太、DFがセンターバックに3番寄特直人と4番小出啓太、左サイドバックに5番佐藤大介、右サイドバックに19番西澤秀平、MFがボランチに6番野崎雅也、トップ下に10番矢島慎也と14番繁田秀斗、FWが左に11番堀田稜、右に7番鈴木悠太、真ん中に12番高田拓弥

となります。

前半のスタートは緊張感からか、様子見なのか、両チームともしっかり繋いでしっかり守ってという印象がありました。プレスの激しい相手で最初からガンガン来られると、苦戦するかもしれないと思っていましたが、比較的清水のプレスは激しさを欠いており、思うようにボールを回せていた印象があります。

序盤は裏を狙って得点を狙う動きが持ち味の12番高田拓弥を使う意図でのプレーが割と少なく(真ん中の守備を割としっかりされていたこともありますが)、サイドから攻撃を仕掛ける割合が多くなっていたように思います。そのため、12番高田拓弥が下がり目になったりサイドに寄ることが多く、得点パターンの形はなかなか作れずにいました。

とは言っても、ペースは浦和。12番高田拓弥が少し低めの位置でボールを受けてからドリブルで仕掛けFKを取り自らで蹴り得点を狙ったり、右サイドから7番鈴木悠太がドリブルで仕掛けてゴールを狙うなど、やや個人技頼みな部分もありながらも、惜しいチャンスは作り出していました。また、10番矢島慎也は中盤で存在感を見せ、タイミングでミドルシュートを放つなどゴールへの姿勢も見せていました。左サイドバックの位置から5番佐藤大介が縦へのロングフィードで10番矢島慎也が裏に抜け出すもオフサイド。

前半序盤は、そのような展開で進み、次第に12番高田拓弥が簡単なポストプレーを生かしたプレーを増やす中でチャンスが増えます。12番高田拓弥が前線で受けたパスを簡単に後ろに捌き、良いポジションにいた14番繁田秀斗が右サイドを駆け上がる7番鈴木悠太へスルーパスを通し、ドリブルでサイドを駆け上がりクロスボールに12番高田拓弥がヘディングシュート。良い攻撃の形でした。

そして、後半の布石になるとも言って良いのかもしれませんが、同じく12番高田拓弥のポストプレーから、普段ボランチで中盤のバランスを取るため攻撃参加の割合の少ない6番野崎雅也が、良い位置まで上がってきており、ミドルシュート。枠は外れましたが惜しいシュートとなりました。

その後、10番矢島慎也のミドルシュートがややブレ球気味になりゴールになるかと思われた見事なシュートは相手GKの見事な反応ではじかれてしまいます。

また、今年の攻撃の一つの武器にもなっているバックラインからのロングフィードを3番寄特直人が狙って11番堀田稜に繋げて攻撃なども何度かありました。

攻撃面では、鋭い形を見せながらも動きから崩してという形は余り見られなかったためチャンスの数ほど攻めているという印象はない前半でその終盤には、守備ラインのパスミスが何度かあり、クロスバーに救われる部分もあったものの、非常に危険な場面もありました。ただ、守り方としては、5番佐藤大介や19番西澤秀平がやや上がり目でサイドを狙われた時にはセンターバックやボランチの位置の距離感がよく遅らせたり上手く囲んで奪ったり、その当たりは良かったと思います。軽率なプレーを減らすことは今後の課題だと思います。

コーナーキックのチャンスで4番小出啓太がヘッドでシュートを狙い先週の浦和カップのときのようにゴールなるかと思われたものの、外れてしまいました。

前半は0-0で終了。

後半スタートから、19番西澤秀平に代わり20番新井純平が入り、同じ右サイドのポジションに入りました。

早速20番新井純平の持ち味である、コーチングやタイミングでのオーバーラップが見られながらも、何か彼が入ったことでか前半に見られた緊張がほぐれて良い意味で多くの選手に笑顔が見られるようになった気もします。

攻撃もテンポ良く数人が絡んで攻め込める回数が増えました。そして、後半5分くらいに先制点が生まれます。

左サイドをドリブルで深く駆け上がり、この段階でゴール前に数人が走りこめておりグラウンダーの鋭いクロスを手前の選手(たぶん11番堀田稜)がスルーし、奥の10番矢島慎也まで渡り落ち着いて押し込んでゴール。待望の先制点を奪います。

更に攻撃に勢いがでた浦和が追加点を奪います。いわゆる12番高田拓弥の得点パターンである鋭い裏への抜け出しに7番鈴木悠太が出したパスが通り、キーパーと1対1の状態でゴール。来ましたこの形という得点でした。

攻撃がテンポ良く進む中で、後半も中盤やバックラインで時折、軽率なパスを奪われてピンチになる場面がありましたが、最後のところでしっかり抑えることができていたので良かったですが、やはりこの辺りは修正が必要です。

2点目以降も、攻撃の迫力は増し、12番高田拓弥が裏へ抜け出しゴールを脅かすプレーが何度もでます。パスを受けた時のワンタッチで相手ディフェンダーを交わしてしまったプレーは凄かったです。

後半25分に7番鈴木悠太に代わり23番岸伯富実、30分に5番佐藤大介に代わり18番西袋裕太が入ります。

23番岸伯富実はそのままフォワードの右の位置、18番西袋裕太はセンターバックの位置に入り、3番寄特直人が左サイドバックの位置に入っていました。

メンバー交代後も攻勢は変わらず、後半35分くらいに追加点が生まれます。左サイドから11番堀田稜がドリブルで切り込みシュート。これが、ポストに跳ね返り14番繁田秀斗に渡り、シュートを狙っても良かったかもしれませんが、ここで周りの動きをしっかり見れていてスペースに上がってきた6番野崎雅也にマイナスのパスを出し、このパスをしっかりゴールに叩き込みゴール!

前半の機を見た攻撃参加の意識が結果となって表れました。6番野崎雅也にとっては公式戦ではユースに上がってから初のゴールだと思います。良いゴールでした。

この試合の得点はまだ終わりません。

後半40分に、中盤でボールを受けた14番繁田秀斗が右サイドの23番岸伯富実にパス。そこから深くまでボールを持ち上がりディフェンダーに寄せられながらも正確なクロスを上げ、12番高田拓弥がディフェンダーの一歩前で合わせてゴール。

得点後、12番高田拓弥は8番片槙吾と交代します。

その後、失点なく終わってみれば4-0の大勝で終了。

良いスタートを切ることができました。

試合の序盤は、上手くパスは回っているものの、やはり公式戦初戦で緊張していたのか中盤の距離感などがやや開いてしまったり細かい仕掛けよりは、リスクを減らしたプレーが多かったものの、後半は今シーズンの形として得点パターンになりそうな形も何度も見られました。また、多くの選手が得点を狙う姿勢がこれまでより強くなっていたのも良かったと思います。先ほど指摘しましたが、やはり中盤から後ろのパスミスに関しては意識して修正していく必要があると思います。

今日の清水のプレーを見ていると、前線の数選手を除いては思ったほどプレスが強くも早くもない印象があり、先週の浦和東高校との試合の時のように全体的に激しいプレスを惜しげもなく運動量豊富にかけてくるような相手になった時に、どれだけいつもどおりのプレーができるかも今後の鍵となります。特に次のFC東京U18はそういう相手ですので、次の試合はより気を引き締めて臨んでください。

まあ、そういうことも書きつつ、今日の試合は非常に楽しませてもらいました。

お疲れ様でした!

ではでは~!

 

浦和レッズユースが挑む高円宮杯U-18サッカーリーグ2011 プレミアリーグが明日開幕

どうも、浦和サポブクメです☆

いよいよ高円宮杯が明日からスタートしますね。ホーム&アウェイの18試合と言うこれまでのプリンスリーグより5試合ほど多くなるため、大会と言う味方で考えるとこれまでと違い、短期決戦の大会のスタメンに選ばれて集中して結果最優先で戦うというよりは、新加入の1年生も含めて大会を通じて成長して総力戦で戦い抜いていくというイメージになりますね。

なんか、時代に合わせてか大会が全国規模になったからかは分かりませんが、オフィシャルサイトもレベルアップしている印象もあったりなかったりします⇒高円宮杯U-18サッカーリーグ2011 プレミアリーグ特設ページ

ピックアップゲームの動画配信とかあるみたいですが、どちらかというとツイッターの専用のハッシュタグとして#premier18が用意されているのが良いですね。全国で行われているプレミアリーグの速報などはこちらでカバーできるのが素敵です。そんなこと言いながら、ブクメは、たぶん試合中はあまりつぶやくつもりもないのですがw

また、大会プログラムは震災の関係で選手登録期限など事情で、第3節から販売されるようです。

浦和レッズユースの新チームのここまでの流れを少し振り返ってみると、GO FOR 2014 CUPで本格始動した新チーム。昨年のチームが3年生のスタメンの割合が高かったこともあり、メンバー構成としては、1から作り直すチームというイメージが強いながらも、昨年から試合に絡んでいた1年生の選手達の台頭もあり、チームとしては比較的バランスよく戦えるチームは維持できた状態でのスタートとなりました。

ボランチの野崎雅也、トップ下の矢島慎也、中盤の構成の軸は彼らとなり、やはり早くから公式戦での経験を積んできたことからチーム内での存在感はさすが。更にセンターバックでは、3年生に加えて2年生の寄特直人と西袋裕太がセンターバックとして年末から多く出場機会を得て、安定したプレーができるようになっていることが大きく、小出啓太や西山航平など3年生とポジション争いをしながら層が厚くなっていくことを期待します。

サイドバックでは、堀田稜が今年は左ウィングとして出場する前提になると思いますので左サイドバックは、佐藤大介と小坂慎太朗が上手く競ってくれると期待しています。右サイドバックは、先ほど名前を挙げた小出啓太や西山航平、そこに新井純平が絡んで来るという構図。新井純平に関してはU17日本代表が夏にワールドカップを控えていると言うことで、不在の期間も多くなってしまい、浦和での出場機会などは思うように行っていないようですが、とにかく運動量や攻撃参加、コーチングや守備の強さなど、彼がいることで与えられるチームへの影響は大きいと思っています。

右ウィングは、ベースは鈴木悠太になると思いますし、ゴールに対して貪欲な彼のプレーがポイントになる試合も増えてくると思います。比較的ドッシリとした両ウィングがいる中で、長谷優や繁田秀斗が割って入ってくるくらいの存在感を身につけられると良いですね。ただ、ブクメ個人的には繁田秀斗にはトップ下の位置で中盤との距離感やポジショニングの良さを発揮して欲しいと思っています。さてさて、そのトップ下では、矢島慎也と組む選手ということで、片槙吾や繁田秀斗、更には小峯洋介や中村駿介にも是非絡んでもらいたいですね。

そして、フォワードの真ん中の位置で新チームのスタートは、カドコダイ・アシカンのワントップという形でロングボールを収めて攻撃を展開するという狙いが強い印象があり、この戦術で戦う場合にはとにかくカドコダイ・アシカンの成長にかなり依存される部分もありますので、アシカンの成長は大きなポイントになります。年末の試合を見ながら、カドコダイ・アシカンが抑えられた時に攻撃が停滞することなどがあった時に、オプションがないと不安だと思う部分もありましたが、2月末の練習試合で見た高田拓弥の動きの質でその不安が結構ふっとびました。とにかく、アシカンのように高さを生かしたプレーではなく、前後への動きや裏へ抜け出すタイミングなどキレの良い動きで得点を奪っていく高田拓弥という武器ができたことで、攻撃面でのオプションも作れるチームになっています。

・・・と、比較的見られる試合は足を運びまくっていますので、現時点で他の選手達に関しても、こうなって行けば更に浦和レッズユースが強くなるということもなんとなく考えられるくらい多くの選手を見させてもらっています。

現時点では、こういうチームになっていくだろうなという雰囲気は上記に書いたような感じだとブクメは考えています。

過去のチームではベストの形で戦えると強いと書いてきましたが、今年のチームで言うと確実に層が厚くなっています。出場機会に恵まれていない選手でも後一つ気付けばという惜しい所まできている選手も多かったりします。ユーティリティな選手でも均等にできるために、決定的に使われる理由にならないのであれば、そのユーティリティの中で一つ抜けた部分を見せることを目指すとか、テクニックが抜群ながら思った以上に最近は突破ができなくなっている選手であれば、意識的に簡単に捌くプレーを増やしてキープとパスのバランスを変えてみるとか、逆に短い時間帯に出場機会を得た時に行うプレーをはっきり分かりやすく実行するとか、少しのミスくらい相手のせいにしてしまうくらいの精神面のズルさを持ってプレーを安定させるとか。

そういったことも今年は長丁場で見ていけると考えると、既にブクメ自身は新しい大会のレギュレーションが好きになっているのかもしれません。

現実的に練習再開からまだ2週間。参加予定の大会も2つ参加できず、一番大事な時期にポッカリ練習ができない時期が続いたということもありますが、それを言い訳にしていても仕方が無いですし、こうして少しの不便さだけでサッカー自体は問題なくできることを噛み締めて、明日からの長い戦いを戦い抜いてくださいね!

ではでは!