プリンスリーグ関東2016/04/30 – 浦和レッズユースvs東京ヴェルディユース 3-2勝利・・・選手の成長を見られた試合

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どうも、ブクメです☆

やはり、会場が近くても、羽根倉橋を車で通過するかしないかだけで、かなり所要時間が変わってしまうのが、浦和付近のサッカー観戦あるあるです(・・・よね?)

13:30からのジュニアユースの試合を観戦し、15時10分くらいには会場を後にしたので車がおける場所が遠くなったことでの移動時間のあるなしに関わらず、NTT東日本志木グラウンドから大原サッカー場への移動は、羽根倉橋を通る必要があり、試合観戦中は、それほど橋が混んでいる様子ではなかったのですが、ちょうど移動時に混んできたらしく、そこを通過するだけで15分くらいかかってしまったかもしれません。

結局、大原サッカー場到着は、16時10分ごろとなり、試合には間に合いませんでした。

ということで、今回の試合観戦は前半15分ごろからになり、前半は、見る場所が定まらず、あまりしっかり見られない場所から見たため、先制点は、大まかな形しかわからなかったり。そんなこともあります。でも、良い試合が見られたから、私が遅れようが、そんなことは、どうでもよいことなのです。

個人的には、大原サッカー場は、もろもろ理由があり、試合観戦するのはあまり好きな場所ではあないのですが、芝のコンディションがあまりにもきれいで、プレーする選手にとっては、最高のコンディションが用意されているなと感じつつ。

はい、ということで、結果を見れば、言葉通りの右肩上がりで、負け、引き分け、勝ち、と3節まで、順調に調子を上げている浦和レッズユースの今シーズンのプリンスリーグ関東での戦い。

大きな課題が早めに出て、そこに関しても少しずつ改善されると共に、気が付けば、リーグ全体が混戦模様になり、今回の第4節東京ヴェルディユース戦に勝利すれば、得失点差は、他チーム次第になりますが、勝ち点では、リーグで最も多い数になるという試合。

相手ペースになった時の対応という部分で危うさを見せているものの、それ以外では、一つレベルの違う戦いを見せられる水準になっている今シーズンのチームだと思って見ています。

まず、試合の流れなど書いてから、今日感じられたことなど書きたいと思います。

この試合のスタメンと交代は以下、

GK1番山田晃士、DFが左サイドバックに6番鈴木海都、右サイドバックに3番関慎之介、センターバックに5番遠藤凌と40番橋岡大樹、MFがボランチに16番大西翔也、左に9番川上エドオジョン智慧(後半34分⇒17番立川将吾)、右に2番高山大智(後半38分⇒15番荻原拓也)、真ん中に10番渡辺陽と11番時里元樹(後半45分⇒22番関大夢)、FWが20番長倉幹樹(後半24分⇒23番シマブク・カズヨシ)

となります。

前半は、立ち見スペースあたりで、少し遠目に眺めていましたので、あまり細かくはわかりませんが、(空白の15分)のあと、9番川上エドオジョン智慧のドリブルがこの試合も鋭く相手が対応に苦慮しているなと思っていた矢先に突破からのクロスの流れで、11番長倉幹樹が落ち着いて決めて1-0と先制。最初の得点に間に合って良かったとホッとしつつ、5番遠藤凌からの縦パスに抜け出した9番川上エドオジョン智慧の仕掛けから、10番渡辺陽をいったん経由して、右の2番高山大智にはたき、クロスに10番渡辺陽がヘッドで合わせるも得点ならずでしたが、守備は集中して跳ね返すだけではなく、パス回しでいなせるところはいなしつつ、攻撃は鋭くゴールに迫るという形が見られた前半でした。それ以外にも、36分の40番橋岡大樹のヘディングシュートだったり、38分の16番大西翔也の右前線への展開でディフェンダーにクリアされかけたものの、抜けたところにしっかり2番高山大智が反応して折り返しを11番時里元樹が狙った場面だったり、前半終了間際のカウンターの場面での11番時里元樹から2番高山大智へのパスが通っていれば一気にゴールかもという展開など、追加点のにおいもしつつの1-0リードの前半でした。攻撃面だけでなく、コンパクトな守備で精度の高い東京ヴェルディユースの選手の良さを最小限に抑える形で試合が進められていました。

・・・が、こういった質の高さは、既に今年のチームは、どの選手が出ても、高い水準でできているのです。問題は、これまでも苦しんできた後半に一度は来る相手ペースの時間帯の対応の仕方なんですね。

まず、相手が得点を取るためにスイッチを入れてくる後半スタートですが、ここに関しては、むしろ浦和のほうが、例えば、9番川上エドオジョン智慧と6番鈴木海都の絡みで厚みのある攻撃で相手ゴールに迫る場面を作ったり、9番川上エドオジョン智慧がバー直撃のシュートを放ったり、2番高山大智の裏へのパスに対して20番長倉幹樹が、相手ディフェンダーとの駆け引きに勝って抜け出す場面など、15分くらいまでは浦和のペースを維持したまま試合が進みます。

この試合の試練の時間は15分くらいからでしたね。

相手が攻撃のスイッチを入れ、左右にボールを散らしながらすきを狙って攻めてくる回数が増えてくる中で、全体的に引き気味になり受ける時間帯がスタートしてしまい、セットプレーから何度か危険な形を作られ、実際、得点の推移としては、フリーキックを直接決められて29分に同点に追いつかれる、逆転して、突き放して、1点返されて結果的に3-2という競ったスコアになったので、表面的には、これまでの試合とあまり変わらないという印象を持つ方も結果を見ているかもしれませんが、この試合では、決定的に違うポイントがあったと思います。

失点のうちの1点は、角度がなく難しいフリーキックを直接決められたので、流れの中で決められたのは、1点だけで、かなり相手の攻めの試みは多彩だったものの、それにチーム全体でしっかり対応して守備ができていたこと、それが、慌てて跳ね返すばかりということではなく、意図をもっての蹴りだしも多かったように感じられます。

で、決定的に違うポイントというのが、「カウンターの精度の高さ」だったと私は思います。

15分のカウンターの場面では、9番川上エドオジョン智慧がヘッドで落として10番渡辺陽が反応してキープして再び、9番川上エドオジョン智慧に通してという形があったり、23分にセットプレーからピンチを迎えて、なんとか1番山田晃士が防いだ直後にカウンターのチャンスで2番高山大智が持ち上がって、クロスに20番長倉幹樹がヘッドで狙う形にまでつなげた場面だったり、相手の攻撃を抑えたときに特に10番渡辺陽を経由した時のカウンターから決定的な場面を作る回数が多くなっていたと思います。

セットプレーを決められて同点に追いつかれて、攻撃的な交代をしようとベンチが動いていた中で、そのプランを変えた逆転ゴールの場面は、これもおそらくカウンター気味だったと思いますが、代わって入ってワントップの位置に入った23番シマブク・カズヨシが、前線でパスを受けてそのまま、相手のプレッシャーをかいくぐってドリブル突破して、最後は、折り返しを2番高山大智が落ち着いてコースを狙ってのゴールでした。

逆転ゴール後の35分もカウンターの形で10番渡辺陽を経由して2番高山大智、11番時里元樹とつながり、ゴール右を狙ったシュートがわずかに外れ、直後にも今度は左から2番高山大智が抜け出して折り返しのパスを15番荻原拓也が狙ったシュートも似たようなコースでわずかに右に外れるシュートとなりました。

そして、40分に10番渡辺陽から15番荻原拓也にパスを出し前線に走り再びパスを受けてシュート。いったんはキーパーがはじくも、これに再び反応して押し込んで3-1と、2点差に突き放すことができ、このまま3-1で勝ちきれれば、最高でしたが、混戦状態で1点返されて3-2とされたところに、また課題を残してという終わり方ですかね。

前の試合でもそうでしたが、相手の攻撃を受ける時間帯でも、カウンターの精度が高いという武器をこの試合で見せつけたことは大きく、ここに自信が持てると、逆に相手のペースと思われる時間も浦和のカウンターからの得点チャンスが大きくなっていると捉えることができるようになりますね。いや、なってますね。

この試合から見られた選手の成長は、名前がたくさん上がった攻撃的な選手以外にも、バランスを意識してプレーする時間帯を理解して我慢できるようになってきた選手の存在も大きく、また、運動量はどのポジションでも求められるものの、ある程度一つ下では我慢してバランスをとる必要があった23番シマブク・カズヨシが、ワントップに入った時に、その攻撃面での能力を出し切ってゴールにつなげたことなど、多方面で感じることができました。

まずは、この水準の戦いを継続してどの試合でもできるようにしながら、(競争なのでもちろん、今ポジションを得ている選手は、奪われないようにより質の高いドッシリしたレベルまで持っていくことを目指してもらうことは大前提ですが)、より高い位置にい続けながら、多くの選手にチャンスが与えられて、特長を加えて、よりチームに厚みを加えていけるような流れでプリンスリーグを戦えるようにしてほしい。それくらいの要求をしたくなります。

競争が激しいことから、若干選手によっては、アピールしなければということで、本来できる、試合を読む力がある部分よりも、見せなければならないということでやや、やりすぎてしまう(表現が難しいですが)ところが見られたりもしましたので・・・いや、これは仕方ないとは思いますし、今はそれでも良いような気もしますし、それも含めて、これから見ていくのは楽しみなんです。

そんな、手ごたえの多い試合を見させてもらいました。

あとは、全体的に前に書いたような、選手が大人になる必要があると書いた部分も、今日は、周りが判定などにワーワーなっているときに、選手はいたって冷静にプレーしてくれていたな~と感じたわけで、こういうポイントを見るのも嬉しいわけです。

次も楽しみにしています。

ではでは。

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プリンスリーグ関東2016/04/23 – 浦和レッズユースvs川崎フロンターレU-18 2-0勝利・・・見る側とは勝手なものなのです。

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どうも、ブクメです☆

よくよく考えてみれば、第2節の後に少し厳しめのことを書いたりしていたのですが、そんな試合で前半に2-0で折り返したときに、今日は問題ないよと気を緩めていたのは私でして、見る側の雰囲気としても大体そんな感じになっていて、それなのにああいう展開になり、言いたいことを言うわけです。見る側とは勝手なものですよね。でも、感じることをできるだけ素直に書くようにしていますので、今後もお付き合いくださいませ。

ということで、土曜日は、プリンスリーグ第4節vs川崎フロンターレU-18戦を観戦してきました。川崎フロンターレU-18とのアウェイゲームと言えば、このところ、しんよこフットボールパークで開催されることが多くて、天気が悪くて、なんだか嫌な負け方をするというイメージが強くなったりしていたのですが、場所も変わり、天気も雲は多くても雨が降ることはなく、時々晴れ間も見えるような、若干風が気になるような部分もありつつも、なんか、色々なものを吹き飛ばしてくれ、今後は、良いイメージをこの対戦で持つことができそうです。

明日トップチームの試合が開催される等々力陸上競技場の奥にある等々力第1サッカー場が会場ということで、天然芝だったところが、管理のために使い勝手が悪かったところを人工芝にしたり、照明をつけたりと改修して、フル活用できるようになったらしく、そこでの川崎フロンターレの育成の初の公式戦(?)が今回の試合だったとかだったと思います。

ということで、まず試合の話を書きますね。

この試合のスタメンと交代は以下、

GK1番山田晃士、DFが左サイドバックに6番鈴木海都、右サイドバックに3番関慎之介、センターバックに5番遠藤凌と40番橋岡大樹、MFがボランチに16番大西翔也、左に9番川上エドオジョン智慧(後半40分⇒17番立川将吾)、右に2番高山大智(後半45分⇒15番荻原拓也)、真ん中に10番渡辺陽と11番時里元樹、FWが20番長倉幹樹(後半35分⇒23番シマブク・カズヨシ)

*後半アディショナルタイム数分経過した後に26番池髙暢希が交代の準備をしていましたが、交代する前に試合が終了となりました。

となります。

プリンスリーグ開幕から、負傷明けで途中から出場が2試合続いていた10番渡辺陽がスタメン復帰。ボランチが16番大西翔也となり、トップに入ることが多い11番時里元樹が一つ下に下がり、そのトップに20番長倉幹樹が入るという変更で、バックラインとサイドはそのままという感じですね。

今回は、ゴール裏のネット越しに観戦となったため、前半は、浦和レッズの攻撃するゴールが一番遠いところにあるため、細かいところが分かりにくい状態での観戦になりましたが、序盤から前線で激しいプレスを11番時里元樹や10番渡辺陽がかける姿が特に印象的で、激しいプレスのかけかたにも色々特徴がでるんだな~と思うくらい、まずその2人のプレスのかけかたはよく、その2選手以外の前線での運動量で完全に勝ったスタートで主導権を握る中で、2分に9番川上エドオジョン智慧の仕掛けから得たコーナーキックのチャンスで、11番時里元樹のクロスに6番鈴木海都が合わせてゴールで早い時間で先制します。

このゴールに関して、相手の公式のツイッターでは、オウンゴールとなっているという話で遠いサイドで見ていた私たちは、ガヤガヤしていたのですが、結局公式で6番鈴木海都のゴールになっていました。良かった。

試合の展開としては、先制点の時間帯こそ今日のほうが早かったとは言っても、時折相手の攻撃を受ける程度で、ペースを浦和レッズユースが握って有利に試合を運ぶというところが、前節に似ているところがあったのですが、さすがに今日は、見る側も、ベンチからの声も、選手同士の声を聴いていても、前節の試合から得た教訓をしっかり意識するような感じになっていましたね。

また、特に前半は、今日の試合で見ていた位置というのもありますが、前半のディフェンスラインのプレーというのがいつも以上にしっかり見られる状況下で、その中では、特に5番遠藤凌のピンチの際のカバーの動きだったり、摘む動きだったりの狙いどころの良さが良く見える前半でもありました。

また、決定機まで作るところまでもう一工夫必要というイメージもあるものの、左サイドの9番川上エドオジョン智慧、右サイドの2番高山大智のサイドからの仕掛けもかなり相手の守備陣を脅かしていましたね。ここからの攻撃で多くのコーナーキックを得て、チャンスを作れていたと思います。

タイプが違うということで、なかなかプレスをかけるという部分では評価をしてもらいにくいという部分はあるかもしれませんが、トップに入っていた20番長倉幹樹も、奪えそうなところでの狙い方だったり、特長は出せていたと思います。前半終了間際の相手のプレッシャーを受けても強く突破を試みて奪われそうになってもキープして持ち上がるプレーなど良かったです。

そして、やはりまだ万全ではないとは思いますが、やはり10番を背負ってスタメン復帰した渡辺陽の存在感は、ボールを持った時のプレー以外でも目立っていましたね。

ということで、内容と結果が見たとおりについて1-0とリードして前半を折り返します。

後半スタート直後に、10番渡辺陽から20番長倉幹樹にあてて、いったんサイドの6番鈴木海都に開いて再び20番長倉幹樹が抜け出してシュートという惜しい形からスタートし、後半も立ち上がりは、浦和レッズペースで入ることができていたと思います。9分にも16番大西翔也から9番川上エドオジョン智慧に長いパスがきれいに通り、9番川上エドオジョン智慧がドリブルで深くまで仕掛けて折り返しに11番時里元樹が合わせてキーパーがはじくという場面もあったり。

ただ、後半10分くらいから、ドリブルに切れがある相手の1,2選手くらいの突破に苦しみ危ない場面が増えるという時間帯がこの試合でもできてしまいました。

こういう表現が良いかどうかはわかりませんが、逆に後半は、見ている位置からだと浦和が相手の攻撃を受けた時の状況が遠目からしかわからなかったので、その時間帯に、どのように苦しんでいたのかをもう少し近い位置で確認できればなと思う部分もあります。

実際、遠目から見ても、相手がシュートミスしてくなければ、やられていたかもしれないという場面が2度ほど確認できました。

ベンチからも、その選手に自由にやらせるなという指示も出ていたようですので、個人技のある選手が気持ちよくプレーできるような状況を作ってしまっていたのでしょう。

こういう時にどうするのか。相手の勢いをいなして落ち着けられる選手がしっかりその時間帯をコントロールして、耐えて流れを取り戻すということができるようになることが一つではあると思いますが、今日の場合は、受けている時間帯をしのげていたかどうか。ある程度、相手選手のシュートミスなど運にも助けられたとも言えますが、耐えることはできていたということだと思います。

今日大きかったのは、相手ペースの時間帯をしのぎつつ、その時間帯の少ないチャンスで逆に追加点を奪えてしまったことだと思います。

後半20分に獲得したセットプレーのチャンスから、クロスボールに対し、競り合って(か、キーパーがはじいたか)でフィフティーの状態にこぼれたボールにいち早く迷いなく走り込んで押し込んだ10番渡辺陽のゴールで2-0にすることができた。これは、相手にとってかなり大きなダメージになったと思います。

ここからは、時間の使い方も、相手を焦らす様なプレーも(これは、特に20番長倉幹樹が上手かったと思います)できるようになりましたね。

後半は、23番シマブク・カズヨシだったり、17番立川将吾がだったりが、相手ペースの時間帯に準備して、交代するのかなという雰囲気も割と早めの時間からあったのですが、結果的に、そういうピンチの場面をチームとして凌げていると判断されて、交代が待たれ、結果的に、流れを自らで取り戻したということです。最初の交代が、かなり珍しい、後半35分になったというのも、ある意味、ピンチの場面で確かにやられている場面もあったものの、ピッチ上の全選手で耐えるということができていたからこそ、交代を迷わせたとも言えます。

そして、後半35分に入った23番シマブク・カズヨシ、41分に入った17番立川将吾、45分に入った15番荻原拓也(かなり惜しいシュートがありました)も、その時間でやるべきことを理解して、反撃したい相手に対して、バランスを崩したところを狙って、相手ゴールを脅かしながら、しっかり時間も使うこともできていました。

まだ、相手ペースの時間帯にしっかり打開するという部分では、正直課題も多いと思います。ただ、今日は、チーム内でなんとか耐えようとして、耐えられたことが一つ大きいと思きく、一つ成長したのだと思います。

終わってみれば2-0勝利。

前節と今節は、見る側にとっても良い勉強になりました。

さてさて、ここ最近、途中交代だったり先日の支部リーグなどで何度か見ていますが、あまりなじみがない16番大西翔也の1ボランチでしたが、本職ではないなという、これから覚えていくであろう課題は出たものの、バランスをとることを重視した動きということで考えると、なるほどそうかという起用であり、また左右にパスを散らすというところでも、効果的に動けていて、また違った特徴の選手が堂々とプレーしたなという印象。このポジションは、井澤春輝や立川将吾や負傷離脱している伊藤敦樹や松高遼など、本当に様々な特長のある選手で競争が繰り広げられていくのだろうなと今日もまた思い知らされました。

ディフェンスラインも、しっかり声を出し合いながら、それぞれの選手を補い合いながら、しっかり守れていました。

・・・で、気が付けばプリンスリーグ関東は、3節終了時点で、全チームが1勝はしている状況で、東京ヴェルディユースが勝ち点7で1位にいる状況は、次節直接対決で叩けるので問題ないとして、2位から5位までが勝ち点4、その下の4チームも勝ち点3という大混戦。

ある意味、出だしで少し躓いた浦和レッズユースでしたが、リーグとしては、第3節を経過して振り出しに戻ったような状況の勝ち点差になりますので、浦和レッズユースは、浦和レッズユースの高いレベルでの課題を常に意識しながら、リーグ戦では、ここから走る・・・そんな感じにしてくれると気持ち良いですよね。

 

この試合の後に、結果的にかなり変則的な試合になりましたが、前半30分、後半25分という練習試合が行われました。

この試合のスタメンと交代は以下、

GK30番石井僚、DFが左サイドバックに24番関根束真、右サイドバックに22番関大夢、センターバックに4番轡田登と17番立川将吾、MFがボランチに14番井澤春輝、左に15番荻原拓也、右に26番池髙暢希、真ん中に13番樋口颯太と23番シマブク・カズヨシ、FWが19番甲斐崇史

となります。

この試合は、前半5分に13番樋口颯太が高い位置でボールを奪い、左の15番荻原拓也に通すと、ドリブル突破で深くまでえぐって折り返しを19番甲斐崇史が合わせて先制に成功するも、9分に突破を許して同点に追いつかれます。そして、20分にもゴールを許して1-2と逆転されてしまいます。前半終了間際(か、その前に)15番荻原拓也が足を痛めたようで、30分の前半が終了して後半が始まるときは、浦和レッズユースが一人少ない状態で試合が普通に行われていて、当然、相手のチャンスも多くなるものの、失点は許さず、そのような状況下だったので、いつもと比べて攻撃参加がほとんどないなと思われていた24番関根束真でしたが、こういうところがさすがだなと思うのですが、試合終了近くのここぞというタイミングで攻撃参加して、思い切ってシュートを狙ったところ枠自体をとらえていたシュートでしたが、相手ディフェンダーに当たってコースが変わってゴールに吸い込まれるという形で決まり、結果的に、2-2の引き分けに持ち込んで終了となりました。

数的不利などあっても、だから負けても仕方ないという終わり方ではなく、しっかり追いついて終わってくれたことが嬉しかったですね。

今日の試合を踏まえての次節が首位東京ヴェルディユースとの一戦。楽しみにしています!

ではでは。

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プリンスリーグ関東2016/04/16 – 浦和レッズユースvs桐光学園高校 2-2引き分け・・・手応えと、課題。やっているけど、やれているか?

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どうも、ブクメです☆

前節のプリンスリーグ開幕の時もそうでしたが、一つの試合を見たときの感想を文章にする時というのは、レポート的に早く提供することも必要とされるものかもしれませんが、ある程度、時間を置いて、別のことをして、しばらくしてから考えたほうが、考えがまとまるということが多いです。その意味では、浦和付近でのホームでの試合でも、ある程度移動に時間がかかる場所に引っ越した昨年からの生活のほうが良いと言えるかもしれません。ただ、運転をしたあとは、家に戻ってから急な眠気に誘われて、1時間程度で目が覚めれば良いのですが、時々、仮眠のはずがしっかり眠ってしまうとかになることもあるのは、問題です。

土曜日の場合は、そういう移動の時間での頭を整理する時間と同時に、プリンスリーグを観戦した後に、サポーターの方などと話をする時間を挟んで、さらに、埼玉県支部リーグの試合をレッズランドに移動して観戦することもでき、言葉を交わす選手がそうそういるわけではありませんが、全選手がレッズランドに移動していたことで、プリンスリーグでプレーしていた選手の表情も遠目に見ることができ、また、逆に駒場スタジアムにいて試合に出場していなかった選手が、公式戦を戦う姿も見ることができます。

今回は、短めになりますが支部リーグも分けてブログに書く予定ですが、ユースを見つめるという意味では、特に試合が悔しい展開に終わった場合は余計にですが、今日のように、試合のみを観戦して、そこで完結して、ブログを書くより、今年見られたプレシーズンや、先週の開幕戦を踏まえた今日のプリンスリーグから、その試合が終わった後の雰囲気というのも通して見てからのほうが、頭がすっきりします。

ごくごくまとめると、今日の今シーズンをプレシーズンから割と多く見させてもらっている1サポーターとしての感情の起伏としては、試合開始で見られたチームのでの戦い方が、リーグを戦うために必要な安定感のある戦い方に戻っていたことに安心し、実際に主導権を握った戦いになり、選手個々の好不調や、どのようなイメージで戦っているのかなとか、そういうところを考えながら見られる中で、2点リードで折り返し、後半は、相手の攻勢をもろに受けてしまい、落ち着けられる選手がおらずに、唯一前半から、得点を決められはしなかったものの、ここをしっかり押さえる必要があると相手の10番の選手に翻弄される場面が出て、追いつかれてしまったところでは、試合展開からの相手の後半の出方が想定内であったにもかかわらず、対応できなかったことに若干不満を覚え課題を感じ、同時に、これは、要因が色々なところにあるので、そこの出どころから考えなければならないと思いますが、判定でも、浦和レッズユースが、上手くいかないと思う時間帯に、やや不可解な判定に感じることも合わさったりで、同調してイライラしている様子がベンチからの声に反映されてしまい、それが選手にも伝わってしまってから、不必要な警告を受ける場面も目立ってくる。

よろしくないなと思う部分もあるものの、判定どうこうよりも、やはりチームとして、チームの中で試合を落ち着けることができていなかったことのほうが心配になりました。

この辺の感想に関しては、近くで見ていたサポーターとしても多種多様でした。審判を敵に回すような言い回しが多く、それが選手にまで浸透していることが要因だと強く言っている方もいました。そういう見方もあるようですが、私は、チームの中で難しい時間帯に落ち着きを与えられる選手がいなかったことがこの試合を難しくしたと考えています。

その後の、レッズランドで少し声をかけることができた選手の雰囲気などから考えても、今後、ドッシリして強くリーグ戦で常に上位で戦って昇格まで絡むためには、チームとしてのコミュニケーションが必要なのかなと感じるところもあります。

もちろん、そんな余裕がないし、出場するための競争も激しい。そのくらい層が厚い今年だと思いますが、それぞれの選手を補い合うことができないと、悪い流れに乗ってしまうことも考えられます。

一つ例を挙げてしまいます。

代表の活動が多く、プリンスリーグ開幕前には合流したものの、飛び級も含めて、色々な環境でいろいろな質の選手や色々な指導者の下で、個人の経験としては大きく積んでいる橋岡大樹が少し悩んでいるように感じられます。これは、過去に現在大学4年生の浦和レッズユース出身の新井純平が代表の活動が多い時期にユースで見られた状況にも少し近いところがあるのですが、早くからチームの軸として出場機会を得ている選手で、様々な環境を経験すると、見られる目と求められるものが、一つ違うものを見せなければならないという重圧が出てきます。

チーム内では、常に挑戦者の気持ちでと思って望んでも、環境が許してくれない。そんな雰囲気に苦しめられているようにも思います。

よく、私は育成は、特長を活かしあうことが必要と書きますが、それは、チーム内での選手の短所もお互いに理解して補い合うということが必要だということも意味します。

例えば、球際強くとか、もっと声を出すとか、こういう部分は、得意不得意別にして、やるようにしなくてはいけないと思っています。

でも、性格的なものとか、本来の資質などで、絶対的に不得意なものが、特に特長が目立つ選手には出てきます。そこまでやるものだと、強いるのか、それとも短所として補い合う方向で、チームとしての強さを増していけるのかどうか。余計なお世話かもしれませんし、取り越し苦労かもしれませんが、そのあたりを少し早い段階でコミュニケーションをしっかりとる方向で修正していく必要があるかもしれないと感じた部分もありました。

現在のユースの3年生は、ジュニアユースの高円宮杯を制していますよね。その時は、課題と思っていたところを、当時主力だった選手に感じてもらうために、直接的ではなく、例を挙げる意味で、大会前のリーグ戦の際に書いたのですが、その文章で、少しトラブルになってしまったことがあります。

結果的に、その年は、課題と思っていた部分を残したまま、短い期間の大会の中で超越して一気に走り切ってしまったのですが、ユースという環境下で同様に行けるかどうかというのは、まだわかりません。補い合うこと、活かされること、信頼すること、それがチームとしてまとまってこないと、ユース世代の最高峰のリーグ戦への昇格は難しいのではないかと感じる部分が強いのです。

そういう部分と、また、育成ですが、トップチームがあることで、浦和レッズというチームを考えると、不調で悩んでいても、基本的に使われ続けるという選手は、宿命と考えて乗り越える必要がある。これは、いうまでもありませんけどね。

・・・すごく前置きが長くなったw

ということで、少し簡潔になりますが、試合の話に移りますね。

この試合のスタメンと交代は以下、

GK1番山田晃士、DFが左サイドバックに6番鈴木海都、右サイドバックに3番関慎之介、センターバックに5番遠藤凌と40番橋岡大樹、MFがボランチに14番井澤春輝、左に9番川上エドオジョン智慧(後半35分⇒15番荻原拓也)、右に2番高山大智(後半16分⇒20番長倉幹樹)、真ん中に23番シマブク・カズヨシ(後半25分⇒10番渡辺陽)と17番立川将吾(後半16分⇒16番大西翔也)、FWが11番時里元樹

となります。

スターティングメンバーは、開幕戦と同じですね。

戦い方のベースとして、安定感のあるやり方に戻った印象で、バランスを大きく崩さずにスタートしたこの試合は、かなり意識が攻撃攻撃でカウンターを強烈に受けていた前節と比べて、バランスも意識して、行きたいところを我慢して裁くことでリズムを作ろうとしていた選手など、良い形で主導権を握れたと思います。

ただ、守備のところで対応を誤って、決定機を作られてシュートを外してくれて助かったという場面も実際に前半から何度かありました。

そこを決められなかった相手と、セットプレーからのチャンスで19分に6番鈴木海都のクロスからの流れで14番井澤春輝が決め、さらに、2番高山大智と3番関慎之介のパス交換からの突破から前線でパスを受けた11番時里元樹がドリブルでペナルティエリアに侵入し、倒されてPKを獲得、これを2番高山大智が決めたのが33分と、流れの中からではないものの、しっかり2点取ることができていたので、相手10番のディフェンダーに囲まれながらもタイミングをずらした素早い振りのシュートだったり、やや不気味な印象は残しつつも、試合自体は、浦和レッズペースでしっかりやれていた前半だったと思います。

そして、後半に関しては、先ほども書いたように、相手が当然、ゴールを狙って攻撃にウェイトを置いたスタートからの猛攻(どちらかというとがつがつした猛攻というよりも、細かいプレーとテクニックに連動した守備が取れなく対応できなくなっていたように感じられましたが)で9分に1点返され2-1とされ、その14分に2-2の同点にされ、その後も、逆転されてもおかしくないような展開になりつつも、そこは凌いで2-2の状況のままで残り10分ほどで、コーナーキックのチャンスから、5番遠藤凌のヘディングシュートがバーを叩く(ただ、ここは、枠をとらえていても、若干不可解なファールか、オフサイド判定になっていたのでノーゴールになっていた)場面や、交代で入った20番長倉幹樹が数回相手ゴールに迫る惜しい場面を作るなどありましたが、結果的に2-2で終了となりました。

たらればで言えば、1点返されて2-1にされた少し後に、決定的な場面があってここで決められず、決めて3-1になっていれば、試合運びが楽になったかもしれないなどあるものの、それは相手にも同様にあったことなので、結果は結果です。

今日の試合に関しては、今後のことを考えれば、自信を持って続けていけば良い部分と、課題の部分をはっきりと切り分けて考える必要もあるのかなと思います。

逆にいえば、プレシーズンで、はっきりとは見ることができなかった大きな課題も、2節という早い段階で見られたことは、ここをしっかり考えて修正できれば、十分取り戻せる段階だと考えることもできます。

前節は敗れた、第2節は、逆転されていてもおかしくないような展開ながらもしっかり勝ち点1は積み上げたと考えることもできます。

ポジティブに課題と向き合ってください。イライラしない。選手が大人になる。これは、現体制での宿命です。

後退はしていない。確実に前進しています。開幕戦から比べても、選手個々で見ても、前節の課題をしっかりクリアしてできているという選手が多く見受けられました。

攻撃の連係、守備の連係がまだまだに見える部分があることも、最初に長々と書いたコミュニケーションの部分につながると思いますし、どういう話をしているかわかりませんが、例えば2失点目で同点に追いつかれた後に、すぐに選手が集まって話をしている姿などもしっかり見ています。そういうコミュニケーションの意図は見られます。すごく良いことだと思いますよ。

あとは、コミュニケーションの質を高めていくことで一つ一つ改善していくのかなと思います。

プレシーズンを踏まえての、開幕戦を踏まえての、第2節を踏まえての、第3節の川崎フロンターレU-18戦。敗戦、引き分けからの勝利、また一歩前進している姿を次節見られることを楽しみにしています。

ではでは。

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プリンスリーグ関東2016/04/10 – 浦和レッズユースvs山梨学院高校 2-3敗戦・・・開幕戦の難しさなのかもしれない

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どうも、ブクメです☆

今年は、山梨県のチームが3チームプリンスリーグ関東に在籍していることから、山梨県方面に足を運ぶ機会も増えそうです。

割と何度も触れているので、既にご存知の方もいると思いますが、土日祝日の渋滞がひどい山梨県方面では、渋滞の高速道路を使うよりも、下道で山道を超えたほうがスムーズなケースが多いので、基本的に私も、秩父周りで山梨県に入るのがほとんどです。今日も、そんなルートで向かいました。なんとなく、これまで使ったことがなかった東秩父の山を越えるルートで行ってみたり、山道にも色々ありますね。大変ですけど、乗り越えていくと妙な充実感があるのが山道です。

敗戦という結果に対してのモヤモヤとは別の部分で、モヤモヤが残った状況下で、有料道路やら、最終的に関越自動車道を使おうかなとか思いながら、家に向かって車を走らせていたのですが、この比較的時間のかかる運転というのは、気持ちを落ち着かせてくれるわけで、結局、帰りは、また別の山越えで下道で帰る感じになりました。

はい、というわけで、今年もプレミアリーグ昇格をかけた長いプリンスリーグ関東での戦いがスタートしました。

勝つことのみが重要ではないですが、今年こそ昇格ということで、好不調の波を少なくして、しっかり勝ち点を積み上げていくことが必要だと思っています。そして、プリンスリーグ関東をシーズンスタートと考えてのプレシーズンに比較的足を多く運ぶことができた今年は、ドッシリと戦える形という手ごたえというものをサポーター的な立ち位置でも実感することができていたため、かなりの期待を持っての開幕戦となりました。

もう一度書いておきますが、開幕戦の敗戦という結果に対しては、もちろん勝っておくことができるのが最高ではありますが、長いシーズンの一つなので、それほど大きなこととは考えていません。

開幕戦の緊張感からか、やってやろうという気持ちがバランスを崩してしまったのか、根本的に、これまでに試合で見たことがないような部分もあったので、ここでまた新しいことを試したのか、それをこの1試合で理解するのは難しいですが、一つの試合、また、リーグ戦ということで考えると、リーグ戦での戦い方というよりは、短期決戦での大会を戦うような状況になってしまったように、見ていて感じました。

そのあたりは、この先足を運べると思われる2節、3節と回数を重ねて実際に見て感じていければ良いことかと思います。

ということで、試合の話に移りますね。

この試合のスタメンと交代は以下、

GK1番山田晃士、DFが左サイドバックに6番鈴木海都(後半33分⇒15番荻原拓也)、右サイドバックに3番関慎之介、センターバックに5番遠藤凌と40番橋岡大樹、MFがボランチに14番井澤春輝、左に9番川上エドオジョン智慧、右に2番高山大智(後半スタート⇒20番長倉幹樹)、真ん中に23番シマブク・カズヨシ(後半25分⇒10番渡辺陽)と17番立川将吾(後半スタート⇒24番関根束真)、FWが11番時里元樹

*後半アディショナルタイムに、22番関大夢だと思いますが、出場の準備をしていましたが、交代が認められず。

となります。

メンバー構成としては、この試合の前に浦和カップの三菱養和SCユース戦で戦ったメンバーとほぼ同じで、その時は、キーパーが新1年生の30番石井僚でしたが、1番山田晃士に代わり、中盤左が15番荻原拓也に代わって9番川上エドオジョン智慧というスタメン構成でした。

まず、仕掛けの形や、チャンスになった場面得点経過を簡単に書きますね。

前半2分に、左前線でパスを受けた9番川上エドオジョン智慧から14番井澤春輝に戻し、縦パスを11番時里元樹がシュートまで持ち込むという形を作ります。

前半6分に、40番橋岡大樹からの縦の長い展開から前線でチャンスを作ります。

前半8分に、14番井澤春輝からのパスを受けた9番川上エドオジョン智慧がシュートまで持ち込みます。

前半11分に、23番シマブク・カズヨシと9番川上エドオジョン智慧のパス回しからの仕掛けで最後は、2番高山大智につなげシュートを狙うも、これは、枠をとらえきれず。

前半13分に、サイドからの2番高山大智の突破から、折り返しを9番川上エドオジョン智慧がヘッドで決めたかに見えたものの、見ている位置からは折り返しに見えたのですが、少し出ていたようで、これはオフサイドの判定でゴールにならず。

前半15分に、左サイドから6番鈴木海都がパス交換しながら前線に攻撃参加してチャンスを作ります。

前半16分に、カウンター気味に仕掛けられて相手選手の突破を許すも、ペナルティエリア付近で数選手が戻って守備の対応ができる状況になりながらも、若干中途半端な対応になってしまい、そこを思い切ってシュートを狙われてしまい、これが決まり0-1とビハインドを背負う形になります。

前半21分に、40番橋岡大樹⇒11番時里元樹とパスがつながった形で裏に抜け出す17番立川将吾へのパスを試みるもわずかに相手ディフェンダーが早く反応しクリアされましたが、ここが通れば決定的という場面を作ります。

前半32分に、23番シマブク・カズヨシの粘り強いドリブル突破からチャンスを作ります。

前半35分に、ゴール近くで23番シマブク・カズヨシ、17番立川将吾がシュートを狙うもいずれもディフェンダーにコースを消されて跳ね返されます。

前半42分に、14番井澤春輝が低い位置から左前線への精度の高いパスを9番川上エドオジョン智慧に通し、チャンスを作ります。

前半43分に、17番立川将吾のパスを右前線で受けた2番高山大智が相手ディフェンダーのプレッシャーをかいくぐり持ち込んで、23番シマブク・カズヨシにパスを通そうと狙うも、ここは相手にクリアされます。

前半終了間際のセットプレーのチャンスでは、40番橋岡大樹がファーで折り返すも、ここを詰めきれず、得点ならず。

数回の決定機を作るも決め切れずに、0-1で前半を折り返します。

前半にやや攻守のバランスが、攻撃の方に、本来守備のバランスをとる選手も傾いていたことで、反撃された際に、一気に深くまで攻め込まれて対応に苦慮するという場面が多くなったことからか、後半は2名交代し、4-2-3-1のような形で、14番井澤春輝と5番遠藤凌がダブルボランチのような形でスタート。これにより、ある程度、バランスが意識されるような状況にはなったと思いますが、やはり、相手が仕掛けてきたときには、前半と同じようなピンチの迎え方をするところがなかなか修正できなかったようにも感じられます。

後半10分に、右前線にポジションを移した9番川上エドオジョン智慧がドリブル突破から、シュートを放つもディフェンダーに跳ね返されます。

前半あまりプレスが効果的にかけられていなかった部分も若干修正され、その一つの結果として、交代で入った20番長倉幹樹が相手キーパーが足でボールを処理する際に、プレッシャーをかけにいって、ミスパスを誘うなどのプレーも徐々にみられるようになりました。

後半13分に、ボールの処理をミスしたところから、一気に持ち込まれてピンチになるも1番山田晃士が上手くコースを消して相手シュートを体でブロックして失点を免れます。

そして、迎えた15分に右前線からの9番川上エドオジョン智慧の仕掛けから、20番長倉幹樹、11番時里元樹とパスがつながった中で、ペナルティエリア内で相手ディフェンダーがコースをふさぐ形で密集状態になるも、11番時里元樹が果敢にゴールを狙い、いったんは相手ディフェンダーに跳ね返されるも、再びシュートを放ち、これが決まって1-1の同点に追いつきます。

これで、一気に逆転まで行きたかったところですが、やはり相手の攻撃に対しての対応が攻撃に偏った後に、かなり緩くなってしまう傾向にあり、その後、20分、25分と連続で失点を喫して逆に1-3と点差を2点差に広げられてしまいます。

より攻撃的に行く必要が出てきたところで、長期離脱していた10番渡辺陽を後半25分、後半33分にサイドからの攻撃がプレシーズンでもかなり効果的で結果も残していた15番荻原拓也を投入して、攻撃的に行くことで、チャンスの数は増え、より得点に近い形でのチャンスが増え、迎えた44分にペナルティエリア少し外で獲得したフリーキックのチャンスを11番時里元樹が直接決めて2-3と1点差に迫るも、反撃及ばず、試合は2-3で敗れるという結果になりました。

確かに判定の基準などが、かなりファールであろうプレーを流す傾向にあるなど、選手をイライラさせる要素は強かったと思いますが、そういう点よりも、私は、試合のスタートから何点か気になった点があります。

一つは、当然ながら起こりうる、公式戦の初戦による緊張感からの硬さが見られた部分。相手ホームということもあったと思いますが、相手が割と全体的にリラックスムードを作ることに成功して、声を掛け合って、プレッシャーを厳しくかけてきたのに対し、プレシーズンの試合でも大前提となっていた、球際の激しさというところが、あまりできていなかった点。実際、相手選手の数名はプレッシャーをいなすのが上手く、かけに行っても上手くかわされる選手はいたものの、やはり、これまで最低限度やることが求められていたそういう部分が、何か探り探りになってしまっているように感じられました。

あとは、試合の組み立て方が変わったように感じましたが、キーパーも高い位置を取ってサイドが高めの位置を保って組み立てる。確かに、数的優位を作りやすい部分はあるのですが、これまで守備のバランスとか、球離れを良くしてある程度、攻撃重視でもOKとされる選手に簡単に供給していた選手まで飛び出したり、ドリブルで強引に仕掛けたり、後ろのバランスよりも、前のスペースにばかりはいっていて、数的優位は確かなのですが、奪われたときのリスクが大きすぎるような、攻撃的な意識になってしまっていたように感じられます。

短期決戦の大会では、その攻撃的な意図で一気に勢いをつけて、駆け抜けることもできると思うのですが、今日始まったこの重要なプリンスリーグ関東は、リーグ戦です。あくまで私の考え方になりますが、やはり長いシーズンを戦う場合は、守備を重視とまで極端なことは言いませんが、バックラインとボランチの位置では、ある程度守備的なドッシリ感が優先されて、チームとして相手がどのような形で挑んできたとしても、しっかり対応できる形を見せてから、攻撃のリスクなどを試みていくべきだと思うので、この試合になっていきなり、メンバー構成や配置は変わらなくとも、やり方が大きく変わっている部分や、約束事が変わってしまって、チームなのにチームとして機能していないような場面が多くなってしまうこと、そこに対して、あまり修正する指示が聞こえなかったのが、どう表現してよいのかわかりませんが、不思議でした。

今日のような試合は、一見するとスリリングで、追うチームからすれば、ビハインドから追いついて、その後また2点差に開かれたところで終盤、1点差にして追いつけるかというところで必死に攻める姿も、楽しめる要素ではあるとは思います。ただ、これでは、ここ何年もリーグを苦戦してきたやり方と変わらないのではないかと。

ちょっと、今年はプレシーズンの試合を多く見すぎたのかもしれません。

おそらく、ほとんど見ていなくて今日の試合を見れば、初戦の緊張感と相手の迫力あるフォワードと数名の足元の技術にたけた選手に苦しめられたな、やられた部分はあるけど、終盤の猛攻で惜しいところまでは行けたし、第2戦からは、落ち着きが取り戻され良くなっていくだろうという見方もできるかもしれませんが、私は、今年こそようやく、大事にされるべきものが大事にされている印象があったところが、再び、新たな試みになり、選手が混乱して今回のような結果になったのではないのかという危惧もあります。

私の思い込みかもしれません、すみません。

ただ、そういう試合ではありますが、長期離脱していた10番渡辺陽が間に合って短い時間ながら復活できた点だったり、正直、これまでだったら、今日のように判定が、ちょっとおかしいなと感じるような試合では、イライラして、それが我慢できないような選手がいてもおかしくないと思ったのですが、プレーとは関係ないところで審判を欺くような行動を我慢して、プレーに昇華させていた選手がいたことなど、プラスの要素もいくつか見つけられたので、その点は見ていて嬉しかったです。

来週のホーム開幕戦に期待しています!

ではでは。

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プリンスリーグ関東2015/12/06 – 浦和レッズユースvs桐光学園高校 1-0勝利・・・笑顔の最終戦

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どうも、ブクメです☆

まず、メンバーや得点を書いてしまってから、色々書きますね。

この試合のメンバーと交代は以下となります。

GK1番大川圭為、DFが左サイドバックに7番高橋聡史、右サイドバックに22番遠藤凌、センターバックに36番橋岡大樹と4番小木曽佑太、MFがボランチに5番中塩大貴、左に2番川上開斗(後半37分⇒24番松高遼)、右に10番堀内千寛、真ん中に14番渡辺陽と8番影森宇京(45分⇒11番中塚貴仁)、FWが21番時里元樹(後半13分⇒19番川上エドオジョン智慧/後半26分⇒13番新井瑞希)

*終了間際に交代準備をしていた3番東伸幸は、入る前に試合終了となりました。

となります。

後半4分に、ペナルティエリア外からの14番渡辺陽の枠をとらえていたシュートが、相手ディフェンダーに当たり少しコースが変わってゴール。

この1ゴールを守りきり、1-0で勝利となりました。

はい、ということで、2015年のプリンスリーグ関東も最終戦となりました。既に前節ホーム最終戦を終えている浦和レッズユースは、アウェイの、かもめパークというところで、最終戦を迎えることになりました。

この3年間、結果的にプリンスリーグ関東では、最終節まで降格の可能性を残すという不本意な連続記録のようなものを残してしまいました。ここ2年は、最終節自体は、勝ち点をしっかり取って終えることができたものの、その残留は、プレミアリーグ参入戦出場チームの結果を待ってからという状況でした。

今回は、前節の翌日のプレミアリーグで降格の可能性があった関東勢が結果を残してくれたことで、ほぼプレミアリーグからプリンスリーグ関東への降格チームが0になった状態で、少し良い風が吹く中での最終節となり、対戦カード的にもここまでの流れを考えると順位も8位から下がる可能性が低いという流れにはなりました。

そんな話を他方から聞きつつ、実際私は、前回のブログで書いたように、プリンスリーグ最終戦は、とにかく悔いを残さずやりきってくれれば良いかなくらいの気持ちでいました。

そんな最終戦は、スタートからそれで臨むのが珍しい4-1-4-1のフォーメーションでスタートとなりましたが、結果的には、その戦い方がしっかりはまったという印象で、同時にやはり長所を消してくるという戦い方を相手がしてこなかったことで、それぞれの選手の特長が出せる試合にもなったと思います。

ワントップの選手は、1人でも、相手バックラインやキーパーへのプレッシャーをかけることを要求されていたことで、かなりの消耗を強いられたと思いますが21番時里元樹は、その役割をしっかり果たしてくれたと思います。はまったとは書きましたが、交代の流れでは、このフォーメーションの1トップに適さないタイプのフォーワードの選手にとっては、かなり難しい起用になったようにも感じられました。でも、頑張ってくれました。

ホームでの対戦の時に、個の力でやられたようなところもあった、相手の危険な数選手が自由にできないような守備もしっかりできていたと思います。結果的に、印象的な選手は何名かいましたが、危険な選手があまり目立たないような試合になったのは、しっかり対応できていたということなのだと思います。

そして、結果的に、2年生ながらキャプテンの9番松澤彰が怪我で離脱してから、そのキャプテンの役割を背負って戦った14番渡辺陽が、奪ったこの試合唯一のゴールが決勝点となりました。今シーズンは、14番渡辺陽が、奪ったゴールが結果的に当該チームから勝ち点を奪い、勝ち点を積み上げさせなかったことも、大きいのかなと勝利した試合や勝ち点1を積み上げた試合を振り返ると思います。

どうしても育成のところを見ていると、早い学年の選手が早くからチャンスを得ると、色々な話が耳に入ってきてしまいます。そういう意味では、ポジションを奪われた上の学年の選手が悔しいのと同時に、早くから出番を与えられる選手や関わる方にも重圧が強いだろうなと言うのは、実際伝わってきます。だからこそ、その中で、最終的にその得点で12得点をあげた渡辺陽が4選手同時にはなりますが、得点王と言う結果で終えてくれたのは嬉しいです。

Jユースカップで優勝をという結果を残してくれたことで、今シーズンのチームに対して、色々言っていた人を黙らせる結果というものを残してくれた3年生の選手の活躍と同様に、結果で示してくれた14番渡辺陽を誇りに思います。

単発の試合にはなりますが、それと同じくらいに誇りに思うのは、累積警告で残念ながら最終戦が出場停止になった20番関慎之介に代わって最終戦の右サイドバックを務めた22番遠藤凌は、おそらく、途中出場はあっても公式戦では初出場だったと思いますが、相手の攻撃を封じる意味で守備力を評価されての抜擢だったと思いますが、公式戦の経験が少ないとは思えないくらい堂々と相手の攻撃を跳ね返してくれました。

不動のセンターバックとして、怪我せずに後半戦を戦った1年生の36番橋岡大樹も同様にこの試合でも、存在感を見せてくれました。

そして、選手によっては、この試合で引退となる選手もいる3年生。

頼もしいの一言に尽きます。

まだ、長野の大会が残っているでしょ?と言われると、頭がややごちゃごちゃしますが、一つの大きな締めくくりとして考えたら絶対にこの試合でしたし、そういう締めくくりの試合で、浦和レッズユースの、「これまで」と「ここから」において、色々なことがしっかり感じられたのも嬉しかったです。

浦和レッズユースには、魅力的な選手がたくさんいることを誇りに思います。

今年の3年生は、表面的なところでの下馬評が低くて、そこしか見ない人にごちゃごちゃ言われるのも悔しいから、結果で示せばよいと、たびたび触れてきましたが、その結果を残してくれて嬉しいです。昇格争いには絡めませんでしたが、逆境下で今年のプリンスリーグは、しっかり最終節で自力で残留をつかみ取りました。

一つ一つ、上回っていく結果もしっかり残してくれたことを見届けました。

また、今年は負傷者が多い1年だったことで、3年生の選手の中にも長期離脱を強いられた選手が多くなりました。

その点では、長く負傷離脱していた11番中塚貴仁が終盤出場して力強くプレーしてくれたことも嬉しく、また、この試合の後に行われた練習試合では、9番松澤彰や12番松尾佑介がプレーしている姿を久しぶりに見ることができたのも嬉しかったです。

ここ最近では、このチームには「不本意」なことが多く起こり、それにより最後まで悔しさを残してという選手も実際に多かったと思います。

色々なことがありましたが、試合後に、選手とご父兄の方々で恒例の写真会があり、その様子を眺めていましたが、その時の選手の笑顔がとても印象的でした。そこでの短い時間が、私たち、このチームの選手たちを見てきたサポーターにとっての財産となるでしょう。

今年は、特に3年生の次の舞台について考える時間や、それを踏まえて、他の試合に足を運ぶということも多くなった1年になりました。そこまで頭に入れながら、3年生の次の舞台での活躍を今から楽しみにしています。

「この大学は、こういうサッカーをしていたから、ここにこの選手が加入したら、このポジションでこういうプレーをしてほしいな」とか、本来の特性がしっかり生かしてもらえると良いなとか、そんなことばかり考えています。

ということで、お疲れ様でしたにならずに、まだ長野で3試合公式戦を戦う3年生の選手もいるという話なので、そこまでを見届けてから、今年のユースのまとめのブログを書ければと思っています。

ただ、最終戦の19日がジュニアユースの全国大会の1回戦と被ってしまっているので、ここはすごく悩んでいます。しばらく悩んで決めたいと思います。

ではでは。

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プリンスリーグ関東2015/11/29 – 浦和レッズユースvs川崎フロンターレU-18 2-3敗戦・・・残り1試合、悔いを残さずやってほしい。

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どうも、ブクメです☆

駒場スタジアムでのプリンスリーグホーム最終戦は、カラッとした晴天の中での試合となりました。残り2試合となり、ここ3シーズンは、不本意ながら毎シーズン自力の状況よりも、他チームの状況に左右されるような終盤戦、つまり残留争いという構図に巻き込まれてしまっています。

本当は、今日の試合に関しては、点の取り合いと言う構図になったので、その勝負の分かれ目は、運が左右した部分も大きかったと書きたかったのですが、トップチームの監督も結果を運を理由としてしまったようなので、さてどうしたものかと思いつつ、ブログを書いています。

まず、試合得点経過などを先に書いてしまいますね。

この試合のメンバーと交代は以下となります。

GK18番山田晃士、DFが左サイドバックに7番高橋聡史、右サイドバックに20番関慎之介、センターバックに36番橋岡大樹と4番小木曽佑太、MFが左に2番川上開斗(後半33分⇒17番伊藤敦樹)、右に8番影森宇京、真ん中に5番中塩大貴と14番渡辺陽、FWが左に13番新井瑞希(後半13分⇒19番川上エドオジョン智慧)、右に21番時里元樹(後半27分⇒10番堀内千寛)

となります。

得点経過を書きますね。

前半7分に、14番渡辺陽がペナルティエリア外からシュートを決め1-0。

前半45分に、決められて1-1。

後半9分に決められて1-2。

後半16分に、フリーキックのチャンスから8番影森宇京⇒4番小木曽佑太というここ最近のセットプレーからの相手が警戒していても、得点になる可能性が高いパターンで4番小木曽佑太がヘッドで競り勝って落としたところを5番中塩大貴が受けて反転しながらシュートを放つとこれが相手のハンドを誘い、これで得たPKのチャンスを14番渡辺陽がしっかり決めて2-2の同点に追いつきます。

しかしながら、後半32分に再びゴールを決められてしまい、2-3。

このまま2-3で敗戦となりました。

前節の横浜F・マリノス戦とは違い、相手の特長も存分に発揮されてしまう部分もあったものの、その分長所を消しあうわけではなく、浦和レッズユースの選手の特長も出せるような試合になったと思います。

序盤は、川崎フロンターレの育成チームはこうであろうというやり方を存分に発揮されて、かなり危険な攻撃に苦しめられるという状況でスタートしましたが、この状況をしっかり耐えつつ、早い時間帯で思い切りよいシュートから先制点を奪えたことで、これもまた、相手の印象通り、守備がバタバタし始めたところで、一気に浦和のペースに変わり、攻め込むことができる回数、大きな決定機も数回作ることができたところで、追加点が奪えなかった。

そして、リードして折り返したかった前半のうちに追いつかれて折り返すことになったのも、やや試合の進め方としては、難しくなってしまいましたね。

そして、後半の早い時間に前半の同点ゴールと同じような形で決められて逆転されてしまったわけですが、ここで突き放されなくなったのは、ここしばらくの戦いでの成長の証だと思うのですが、しっかりセットプレーの流れから、同点ゴールまでつなげて2-2にできたわけです。

ただ、そこから逆転して突き放すというところまで持って行けなかったわけですが、その間も決定機は結構あったと思いますが、シュートコースを上手くふさがれてしまってというケースが多かったですね。これを、運が悪かったというのか、それとも、相手のその守り方がやられているようで、意図して防がれていたものなのかは、実は、意図してコースをふさがれていたようにも見えたのも事実です。

しつこいようですが、こういう拮抗した試合や難しい試合で、結果的に敗れるという結果になるときは、積み重ねの差が大きな理由であると私は考えてしまいます。

前節の横浜F・マリノスユースと比べると、かなりつけ入るすきは多くあった今回の相手だったと思います。その相手に対して、現体制で浦和レッズユースでやってきたチーム作りは、選手が自ら状況に対応することを求めることと、やるべきプレーを細かく指示して能力を締め付けることを、どちらも中途半端にやってきてしまったために、必要な状況判断が少し足りなかったことと、相手の攻撃として脅威になる選手、その数選手が力を発揮するエリアを開けてしまうことが多かったところを修正する指示がなかった(あったのかな?)

要するに、見る側としても、それがコロコロ変わる姿を見続けてしまったことで、選手側に原因のウェイトがあるのか、指示を出す側に原因があるのか、それすらも良くわからないのが事実なんですね。

ただ、1つのシーズンという考え方では、もうそういうことを細かく言っていても仕方がないところまで来てしまっています。

残留ということを考えると、日曜日の当該チームの結果だったり、プレミアから降格するチームや、プレミアへ昇格するチームなどによっても変わってくるので、終わったことは仕方がないので、残り1試合では、今のチームで出せる力をすべてぶつけてほしいです。おそらく、最終節も長所をつぶし合うような戦い方ではなく、お互いの武器を出し切ることができた方に結果が付いてくるというような試合になるような気が、なんとなくします。

だから、個性の強い選手が集まる浦和レッズユースの出場するすべての選手が、わかりやすいくらいにその特徴を出し切って、その特徴に自信を持って、最終戦を戦い抜いてください。

ではでは。

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プリンスリーグ関東2015/11/23 – 浦和レッズユースvs横浜F・マリノスユース 1-3敗戦・・・関東勢とのリーグ戦は別物

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どうも、ブクメです☆

ちょうど、プリンスリーグが中断される山梨学院戦の時のブログで書きました、Jユースカップで得られる真剣勝負という経験。負傷者などがあり、Jユースカップからの戦い方も変更になったりしたので、実際にその時に思い描いていた方向とは違うものの、Jユースカップで戦える最大試合数の6試合を戦うことができ、優勝という最高の結果までたどり着くことができ、更に公式戦での空きがなく一週間おきの真剣勝負の流れで、プリンスリーグの再開となりました。

正直、横浜F・マリノスユースというのは、これまで浦和レッズユースを応援する側として見てきた中では、嫌な対戦相手の筆頭ともいえるような相手です。

Jユースカップで残した優勝という結果は、間違いのない実力です。ただし、個々の能力を最大限発揮できるという意味では、対戦相手が、他地域のチームが多かったということが、プラスに作用したこともあると思います。

その個々の能力を最大限に生かすという意味では、再開後初戦のこの試合は、かなり相手に研究されてしまったという印象が否めない試合となってしまったと思います。

優勝という大きな結果から一週間という流れになるため、もしかすると、少し気持ちが緩んでしまうかと心配する部分もあったのですが、その点は、全くなく、よくコントロールできたなと試合開始からすぐに感じることはできたのですが、それでも、体力面、試合への意識の切り替え以外の部分で、大きな大会で精神的にも負荷のかかる試合が続いたことでの疲れが、思ったよりも蓄積されている選手が多かったようにも感じられる試合でした。

それを踏まえて、相手が個々の足元の技術が高い選手が多いために、自信を持ってやってきたプレッシャーをいなされるケースも多いという、やや、状況としては、ここ最近積み上げてきた戦い方では、相性の悪い相手と対峙してしまったともいえるかもしれません。

ということで、試合のメンバーと得点経過など書きますね。

この試合のメンバーと交代は以下となります。

GK18番山田晃士、DFが左サイドバックに7番高橋聡史(後半22分⇒10番堀内千寛)、右サイドバックに20番関慎之介、センターバックに36番橋岡大樹と4番小木曽佑太、MFが左に2番川上開斗(後半15分⇒24番松高遼)、右に8番影森宇京、真ん中に5番中塩大貴と14番渡辺陽、FWが左に13番新井瑞希(後半39分⇒31番シマブク・カズヨシ)、右に21番時里元樹(後半15分⇒35番長倉幹樹)

となります。

前半37分失点0-1

前半38分、21番時里元樹がタイミングよい抜け出しとタッチで駆け引きに勝ち決めての同点ゴール1-1

前半41分失点1-2

後半35分失点1-3

結果1-3の敗戦となりました。

割と落ち着いた展開で試合がスタートするも、要所要所でかなり研究されている印象があり、個々の突破でのこれまで通じた仕掛けが、封じられる印象が強く、攻め込む回数はそこそこあるものの、ゴールを脅かす(ペナルティエリア近くまで持ち込んだということではなく、シュートがキーパーを脅かすようなという意味)形がほとんど作れず。

守備ブロックの作り方も、上手くやられたなと言う印象はありました。それでも、数回精度が高ければゴールの可能性もというプレーが、個々ではなく、中盤やサイドの選手が攻撃参加して、前線と絡んだ場面では作れていましたが、最後のところで枠をとらえられないなどが多かったと思います。

セットプレーでも、数回大きなチャンスを作れていたと思います。

よく、この相手との対戦では、前線攻め込んで圧倒しているような雰囲気でリードを奪って、ハーフタイムに修正されて一気に流れが変わるということも経験してきているのですが、この試合では、得点経過もありますが、後半途中から得点を奪うために、布陣を変えるなど、対応されにくい時間帯での変化という試みによって、打開を図るという意味では可能性のある変更で同点逆転を狙うという点では、良かったと思いますが、結果的に、パワープレーを行う時間帯には、かなり選手が疲弊してしまっていたようにも感じ、そのあたりが、全国大会で戦った時の一週間空いたからということではない疲労の蓄積が出てしまったのかなとも思います、合わせて、身長の大きめの選手としては、一番対峙するのに体力を削られるようなタイプの相手前線の選手を抑えなければならなかったことも響いたかもしれませんね。

これまでできていたことができなかったということは、反省点かもしれませんが、それが同様にできていても苦慮するような相手だったという印象が強いです。

さてさて、プリンスリーグも残り2試合となりました。

残りの相手も、どちらかというと苦手なタイプの相手だと思います。ただ、この短い期間に得てきたもの、自信を持って良い部分を確実に出し切り、その中で、同じ関東勢で2度目の対戦、研究されやすいという点を試合の中で、プレーする選手が意識して、打開することがチーム内、選手間でできていければ、決して悪い結果になるとは思えません。

もしかすると、またよくわからない変更などが起こるかもしれませんが(これまでも度々あったので・・・)、浦和レッズユースに所属するすべての選手の特長を十分に見極めてもらって、総力戦で今年の残り試合を戦い切ってほしい、そういう思いが非常に強いです。

Jユースカップ優勝により、長野での大会が3試合加わり、3年生にとっての今シーズンの残り試合と言うのが、ややあいまいになり、更に、その大会は、最終戦がジュニアユースの全国大会の初戦と重なるため、足を運べないため、今年は、アカデミーを応援する側としては、ややスケジュールには恵まれていない(でも、優勝により得られる公式戦での経験のチャンスが増えるのは良いこと)と思いつつ、まず、プリンスリーグ残り2試合を一つの締めくくりと考えて、しっかり2試合見届けさせてもらいたいと思います。

結果的に、まる3年間、不本意な状況と戦ってきた現在の高校3年生の最後の意地、今後も不安定な状況の中でこのアカデミーで過ごしていく2年生1年生の戦いぶり、そこをしっかり目に焼き付けておきたいと思います。

ではでは。

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プリンスリーグ関東2015/09/20 – 浦和レッズユースvs山梨学院高校 1-2敗戦・・・積み重ねがあれば、対応できた試合だと思います。

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どうも、ブクメです☆

試合途中でスマホが熱を持ち、気が付いたら、メモが消えてしまい、この試合の細かい部分のデータがなくなってしまいましたw やらかしですw

ただ、最近は、ツイッターなどで速報などを細かく書いていただける方が増えているので答え合わせには困りませんね。オフィシャルを見つつ、オフィシャルでよくある間違えの部分は、そういう情報で摺合せられる、便利な時代になりました。

ということで、この試合は、記憶をたどりつつの文章になります。幸い、試合の細かい部分に触れていくよりも、この試合で感じて文章として書きたいことが試合の細かい内容以上にあるので、その辺が中心になると思います。

2連勝で再び結果として良い状況がついてきた浦和レッズユースの今節の相手は、山梨学院高校、場所は、山梨学院和戸グラウンドになります。連休中、行楽地の山梨ということで、渋滞で試合に間に合わなかったいう方も多かったように見受けられます。

でも、私のメモは消えましたw

というわけで、以下のメンバーの交代や時間は、他のサイトなどを参照させていただきました。

この試合のメンバーと交代は以下となります。

GK18番山田晃士、DFが左サイドバックに10番堀内千寛、右サイドバックに36番橋岡大樹、センターバックに7番高橋聡史(後半スタート⇒20番関慎之介)と4番小木曽佑太、MFが左に21番時里元樹(後半16分⇒13番新井瑞希)、右に23番高山大智(後半16分⇒8番影森宇京)、真ん中に24番松高遼(後半22分⇒5番中塩大貴)と14番渡辺陽、FWが左に9番松澤彰、右に19番川上エドオジョン智慧(後半8分⇒17番伊藤敦樹)

となります。

得点経過は、前半42分失点、後半11分失点、後半44分、4番小木曽佑太ですね。

まず、この試合を書く上で、相手の9番前田大然選手の存在には驚かされました。素直にすごいストライカーがいたものだと。浦和レッズユースホームの試合の時にも結果的にこの選手には、活躍されて敗戦していたのですが、その時は、浦和レッズユースの方の状況に頭が行き過ぎていたのか強烈な印象というところまでは行っていなかったのですが、今回の試合では、そのフォワードとしての能力に驚かされました。

スピードの部分を前面に出して評価している方もいましたが、いわゆるスピードタイプの選手というよりは、ゴールを意識した動き、ポジショニング、思い切りの良さ、運動量など、様々な必要要素を兼ねていることに驚かされました。

他チームでここまで個人の選手で衝撃を受けたのは久しぶりです。

と同時に、浦和レッズユースのディフェンダーの選手にこのレベルの相手とより多く対峙して経験を積める空間をもっと用意してあげたいなとも感じてしまったわけです。

その前に、育成環境が整うことの方が大事ですかね。

さてさて、試合についてですが、過去よく書いていた、クラブユースと高校の部活のチームでの対戦において典型的に起こりやすい状況が久しぶりに起こってしまったという序盤の展開だったと思われます。

激しいプレッシングでこちらがボールを受けてからの求められるプレーの判断の速さが、ここ2試合の数倍必要とされる中で混乱してしまい、更にこちらが、攻撃のパターンとして強みとして考えられだしていた部分もケアされてしまった(キーになる選手が怪我で十分に練習ができない流れで無理して出場していたことも影響したこともあいまったという話もありますが)ことで、完全に相手のサッカーのリアクションしかできない展開になってしまいました。

守備的な試合になり、攻撃も収まりどころが作れず、単発で奪われるという時間が続くことで何度も決定機を作られる中で、運にも味方され、無失点で我慢できていた中で、徐々に相手のウィークポイントを感じた選手が、反撃の糸口として、狙い始めることで、相手ペースは変わらないものの、相手ゴールに近づく場面が増えてきた前半の終盤でしたが、結果的に得点を奪うことができず、そんな中で、先ほど書いたように、相手の9番前田大然にいわゆる日本のユース世代のプリンスリーグでは、なかなか想定できないような、個人能力の高さから見られたスーパーなゴールで先制を許し、光明が見え始めていた流れを一気に引き戻される形で前半を終えることとなりました。

後半スタートから、センターバック(前半カードをもらっていたことで、相手のやっかいなフォワード相手にもし退場になったらという考えが働いたことか、または、フィジカル的にもプレスに強さのあるフォワードで固めたいという意図かだと思います)を一枚交代してスタート。

前半が、ボランチのところでやや守備的なところで必要以上の仕事を一人が受け持つことになっていたために、中盤かサイドあたりに収まりどころを作ろうという試みがあるかと思いましたが、そこは特に変化なく。

後半8分に入った17番伊藤敦樹も前線投入だったので、長いボールでの前線でのキープをという考えがあったのかもしれません。

相手の勢いを受ける形は変わらず、後半11分に再び9番前田大然に決められて0-2と2点ビハインドを背負ったところで、後半16分に13番新井瑞希が中盤左、中盤右に8番影森宇京が入り、更に、ロングスローで一気に攻撃のチャンスも作れる5番中塩大貴が給水タイム後(だったと思われる)に投入されて、やや単発になっていた攻撃パターンに、いったん収めてさばける選手や、相手のディフェンダーをかく乱できるプレーが加わり、更にセンターバックの4番小木曽佑太も前線に上げるなど、反撃に試みた中で、多くのチャンスを作り、その中で13番新井瑞希の右サイドからの突破の折り返しを4番小木曽佑太が落ち着いてコースに流し込んでのゴールで1点返すも、結果的には、終盤のチャンスで同点、逆転までは及ばず試合は、1-2で敗戦となりました。

そうそう、ここ最近、ご父兄の立ち位置、浦和レッズの下部組織の育成のサポーターとしての立ち位置、そして、サッカーをフラットに見る方の立ち位置、あとは、トップチームありきで育成も応援する方の立ち位置など、同じ試合を見た場合でも、見方考え方が当然異なるべき人たちと、長めに話せる機会が増えています。

当然、受け入れられないこともありますが、この、時々討論のようになってしまう状況が、非常に参考になることも多くなっています。

ちょうど、今回の試合の後も、そういう様々な視点での見方でその試合について色々話す機会もありました。この試合についての考え方も、色々見方が分かれていて面白かったですよ。

考えが違う人を無視して自分の立ち位置や立場を侵されないようにしたり、一方的に同じ考え方だけで固まって、敵を作って攻撃するというような傾向になりやすい環境の中で、私にとっては、今は幸せな環境になっているなと実感しています。

ただ、試合の後は、そういう感じですが、私の見方では、チーム批判を繰り返すことをしたいのではなく、光明が見えた連敗ストップした試合からは、特に試合中は、フラットなサッカー分析よりも、当然積み重ねてきたものが違うのですから、そこをしっかりやってきたチームとやれば、チーム全体の現在地に差が出るのは当然のことなので、そこを原因にマイナスな見方をするタイミングは(いったん)終わったと考えています。

山梨学院戦を完敗と捉える方もいるかもしれませんが、私は、積み重ねが足りないシーズンの中で、この試合では、選手の中で、相手ペースの展開になりながらも打開策を見つけ出して試みて、反撃のチャンスを作るところにつながるプレーをできた選手も出てきていたことに、かなりプラスの要素を感じています。

連勝が2でストップして上位をうかがう上での直接対決には敗れた形にはなりましたが、今は、積み重ねでの現状を嘆くよりも、良かった部分を大事に続けていくことが必要だと思います。

結果的に混戦ですから。残留することを見つめていてもしょうがないですし、結果的に浦和レッズユースの残り3試合も当該チーム直接対決だけですし、同様に勝ち点が近いチームが多いということは、他所でも潰し合いだらけなんです。

大事なのは、相手にサッカーの内容をポイント換算して上回ることではなく、今回の試合のように苦しい展開になった時に、どれだけそこを打開するために試合中に冷静に判断して実行できる選手が増えるかだと思います。

采配も以前と比べれば、こちら側のエゴが入った見方を除けば、かなり理にかなったものが増えています。間違えなく。

この試合でのプラスの要素を大事にしてください。

プリンスリーグ関東は、ここから2か月ほど空き、Jユースカップに入っていきます。当然そう書くだろうなということを書きますが、今の浦和レッズユースに必要なのは、真剣勝負の試合を多く経験していくこと。なので、今年から、負けたら終わりのトーナメント制になるJユースカップでは、最低1試合~最大6試合と経験できる試合数が勝ち進めるかどうかで全く変わってしまいます。

一つでも先に、そして、決勝まで進めば、そのままの流れで翌週末にプリンスリーグの残り3試合に入っていけるということもあります。

今シーズンの残りでできることを大事に戦っていってくださいね。

あれ?その前に、Jユースカップまでの公式戦がない3週間の週末は、ユースはどうするんだろうと日程を見ながら考えつつ。

あ、Jユースカップの1回戦は、足を運べません。

ではでは。

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プリンスリーグ関東2015/09/13 – 浦和レッズユースvsヴァンフォーレ甲府U-18 3-2勝利・・・上位をうかがうチャンスをもぎ取る2連勝!

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どうも、ブクメです☆

前節での好要素が予感ではなく、更なる前進への大きな糧となっていくのか、それとも、下位チーム相手での一時的な爆発となって、またごちゃごちゃとなってしまうのか、ユースの試合を待つ一週間というものが、すごく長い時間に感じられるここ最近でしたが、プリンスリーグの戦いにおいて2週間連続で良い兆候をしっかり見つめて見られたのは、かなり久しぶりのことで、その余韻に浸る日曜日の夜です。

前節昌平高校に大勝して、連敗を脱出した浦和レッズユースは、現状の下位争いを抜け出す意味でも、また、その先にあるものを再び見据えるためにも、非常に重要な一戦となるヴァンフォーレ甲府戦を迎えました。

今シーズンのプリンスリーグ関東は、実際の順位と勝ち点を眺めてみると、言うほどの勝ち点差がないため、実力差があるチームが多いとも言い切れない現状ですが、残り試合数が減っていく中では、その連勝で追いつけ追い越せる差も、一つの勝敗で思った以上にチャンスが広がったり、厳しい状況に追い込まれるという時期に入ってきています。

残り5試合で順位表を眺めてみた時に、浦和レッズユースにとっては、先週に引き続きの今節で、合計勝ち点6を積み上げられるか否かの結果と同時に、チーム、雰囲気、采配などで好循環が持続されていくような手応えが見る側にまで伝わってくるかも気になっていたところでして、そこまで含めて良い兆候が見られれば、再び上を目指して戦うことが現実的になっていくかなと感じていました。

もちろん、様々なことがここ最近では起こっていますし、私は幸運にも良くなる兆候を感じた先週の試合と、その流れでの今日の選手のプレーぶりとベンチの雰囲気を感じることができたからということもありますが、ネガティブな雰囲気を口にする方もスタンドにはいるのは事実でしたが、私にとっては、ネガティブなことよりもポジティブに今日の試合を応援することに集中したほうが良いなと感じていましたし、実際にそういう見方をさせてくれるようなプレーぶりも選手からは見せていただきました。

前置きが長くなりましたが、試合の話をざっと書きますね。

この試合のメンバーと交代は以下となります。

GK18番山田晃士、DFが左サイドバックに10番堀内千寛、右サイドバックに36番橋岡大樹、センターバックに7番高橋聡史と4番小木曽佑太、MFが左に21番時里元樹(後半12分⇒17番伊藤敦樹)、右に23番高山大智(後半45分⇒22番遠藤凌)、真ん中に24番松高遼と14番渡辺陽、FWが左に9番松澤彰、右に19番川上エドオジョン智慧(後半32分⇒13番新井瑞希)

となります。

対戦相手のタイプから言うと、前節のようにサイドのスペースをあまり使わせてくれないなという印象を試合開始早々受けつつ、もしかするとここ数日の雨続きでピッチが表面的ではないところで緩くなっていたのかもしれませんが、試合のスタートは、ややボールコントロールが上手くいかないようなプレーが多いところからスタートはしてしまったものの、前節からの好要素が継続されており、24番松高遼を中心に相手の攻撃の起点のところを中盤のところで上手く消しながら、前回の対戦で苦しめられたサイドからのスピードのある攻撃を最低限に食い止める戦いぶりに徐々にシフトされていき、また、前線でも、やはり意識的にプレーを変えてきたことが確実にプラスに作用していると思われる9番松澤彰のところでのボールの収まりがしっかりしたこと、守備のところも、やや時折相手にミドルシュートを撃たせてしまうところはあったものの、決定的なプレーをほとんどさせずにできていたと思います。

前線とバックライン、そして、中盤でのバランスが確実に向上したことで、より周りの選手も特徴を出しやすい形になりつつあり、実際に前半は、得点は入らなかったものの、ゴールに迫る場面も多く作れていました。特に前半の終盤では、コーナーキックのチャンスでの21番時里元樹からのクロスに23番高山大智が合わせたシュートだったり、フリーキックでの7番高橋聡史からフィードを9番松澤彰が収めてマイナスのボールに36番橋岡大樹がダイレクトで狙った形、14番渡辺陽の思い切ったシュートなど、よりゴールに近づくプレーをすることもできていました、あとは、鋭いカウンターでのチャンスメイクも19番川上エドオジョン智慧と23番高山大智が絡む形で何度か作れていました。

ただ、得点経過事態は、そんなに甘くないというか、前半から、サイドからの攻撃はおさえこめていたものの、時折ミドルレンジからシュートコースを開けてしまったところで思い切りよく打たれてヒヤリとする場面があったところの延長線なのか、後半スタートして1分ほどで、少し遠くてはっきりはわからなかったものの、相手選手に全くプレスがかからない状態でキーパーもやや前目に出ていたところで右上隅を狙ったきれいなシュートを決められて0-1とビハインドを背負う形になります。

ただ、チームとして良い方向になっているとはっきり実感できたのはここからで、失点直後に21番時里元樹からのパスを受けた9番松澤彰がゴールを決めて、あっという間に同点にし、そのままギアを上げて攻撃をすることで相手のハンドを誘ってPKを獲得し、14番渡辺陽がしっかり決めて2-1と逆転に成功、更に、21番時里元樹から19番川上エドオジョン智慧、クロスボールに9番松澤彰がヘッドで狙うシュートと続いた後に、ペナルティエリア付近で19番川上エドオジョン智慧がドリブルで仕掛け、最初に放ったシュートは、ディフェンダーにコースを消されて跳ね返り、再び19番川上エドオジョン智慧のところへ、ディフェンダーがコースを消している状態ながら、位置的には、再度強引にシュートを狙うのもありかと思っていたところで、落ち着いて走りこむ14番渡辺陽にラストパスを送り、ゴール。

後半スタートから0-0のスコアがあっという間に3-1となったところで、まだ後半10分くらいだったと思います。

短い時間のできごとでしたが、ここに浦和レッズユースが確実に変わった部分が集約されていたと思います。

失点後にすぐに追いついたこと(これ、重要。)

そのままの勢いで逆転まで持って行ったこと(これ、かなり重要。)

畳み掛けるように追加点を奪って2点差にしたこと(これ、相当重要。)

実際に、この試合では、本来であれば、試合をほぼ決めてしまう4点目というのも、取れていてもおかしくなかったと思います。4番小木曽佑太の強烈なミドルシュートは、強さと言いコースと言いほぼ完ぺきなコースに飛んでいましたし、その後、17番伊藤敦樹が放ったミドルシュートもコースとしては、完ぺきに近いと思いましたが、キーパーの好セーブに会い、ぎりぎりのところで弾かれてしまいました。おそらく、通常であれば、少なくともどちらかのゴールは、入っていたと思います。

これにより、試合自体は、まだ何か起こりそうという雰囲気を残したまま、後半34分にセットプレーから1点返され3-2とされ、その後も、点を取りに来る相手に対して、最後のところで防げていたものの、連続でゴール近くで与えたフリーキックなどは、結構脅威ではありましたね。

そのような流れではありましたが、防戦一方になるわけでもなく、采配としても、守備的に早めにしたくなるところを我慢して、攻撃で押し切るカードを切りつつ、途中から入った13番新井瑞希も、最初は、もっと思い切りよくいってほしいなと思う部分もありましたが、徐々に持ち味を見せて、この選手を自由にさせると怖いという印象を植え付けさせることにも成功しつつ、試合終盤では、13番新井瑞希からのクロスを9番松澤彰が折り返してゴール前に入っていた10番堀内千寛がシュートを放つこれも枠をとらえていたものの、ぎりぎり防がれるという場面もありました。

相手のキーパーを中心とした守備力の高さで、いわゆる試合を決めるゴールは決められなかったもののかといって、決定力がなかったわけでもなく、決まっていてもおかしくない脅威を必要な時間に相手に与えられていたというのも大きいと思います。

ということで、3-2で勝利した浦和レッズユースは、ただの2連勝ということだけでなく、順位的には、7位とそれほど変化はないのの、まず確実に脱出しなければならない下位2チームとの差をしっかり広げることに成功したわけです。

そして、残留争いというところに少し余裕がでてきたところで、ふと上を見てみれば、プレーオフ圏内の3位との勝ち点差が2まで迫っていて、2位とも勝ち点差が4と十分射程圏内であることに気が付くわけです。

しかも、残り4試合が、その勝ち点2差以内の3位~6位のチームになるということで、、、面白すぎるじゃないですか!

チーム一丸で、ここからは足踏みせずに行きましょうね!

それにしても、ブログを書いている身からすると、純粋にユースの選手たちにフォーカスして、応援する形で文章を2週間連続で書けるというのは、幸せなことだと実感しています。

ではでは。

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プリンスリーグ関東2015/09/06 – 浦和レッズユースvs昌平高校 5-0勝利・・・結果と同じく見られた好要素

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どうも、ブクメです☆

日曜日に昌平高校でプリンスリーグを観戦してきました。1日雨という天気予報ではありましたが、試合の時間帯は、時折雨が降る時間はあったものの、全体的には、試合に影響がするほど大雨にはならず、比較的やりやすいコンディションでの試合になったと思います。

試合が終了して、その後の45分1本の練習試合の時で、そちらの試合に出た選手としては、やややりにくい印象はあったかもしれませんが。

さて、数字だけで見れば、この試合からJユースカップで中断期間に入るまでの3試合は、残留争いから抜け出すために重要な当該チーム同士の対戦と言える勝ち点のチームとの試合となり、逆に言えば、ここで3勝すると、今度は、再び昇格争いに絡めるかもしれないという重要な3試合であり、浦和レッズユースにとっては、連敗の流れを断ち切るためにも特にこの試合が重要な1戦となりました。

先週の試合後のブログでは、辛辣なことを書きましたが、そのくらい危機的な状況になっていたと思いますので、そこで書いたことは、常に私の心の中に置いていますが、昨日の試合に関しては、表面的には、最下位の相手に勝利しただけで、同じく勝ちから遠ざかっている相手との対戦なので、この勝利=浮上のきっかけとなるものでもないという見方をする方も多いかもしれませんが、私としては、いくつかの面で、チームとしての大きな変化を感じることができました。そのことは、試合のことを書いた後に触れたいと思います。

この試合のメンバーと交代は以下となります。

GK18番山田晃士、DFが左サイドバックに10番堀内千寛、右サイドバックに36番橋岡大樹、センターバックに7番高橋聡史と4番小木曽佑太、MFが左に2番川上開斗(後半20分⇒21番時里元樹)、右に23番高山大智(後半31分⇒13番新井瑞希)、真ん中に24番松高遼(後半27分⇒8番影森宇京)と14番渡辺陽(後半42分⇒26番井澤春輝)、FWが左に9番松澤彰、右に19番川上エドオジョン智慧(後半11分⇒17番伊藤敦樹)

となります。

試合開始から、気迫のあふれるプレーでこれまでとの違いを感じさせる入り方をした浦和レッズユースは、中盤の右に入った23番高山大智のサイドからの迫力のある攻撃でチャンスを作り、その23番高山大智が9分にゴールを奪って早い時間での先制に成功します。

全体的にという点で明らかに変わったのは、思い切ったプレーを自信を持って遂行する選手が増えたという印象で、例えば、左サイドバックの10番堀内千寛が持ち上がって攻撃参加できるというタイミングがあれば、ゴール前まで走りこんでゴールを狙う姿勢を見せるプレーを見せたり、「らしさ」という意味では、出場機会があっても失っている印象が強くなっていた19番川上エドオジョン智慧が本来の強さと激しさ、シンプルにゴールを目指していく姿勢が見られました。

実際、28分の2点目の場面では、その19番川上エドオジョン智慧が相手ディフェンダーを力強く振り切って突破したところでたまらず倒されたことによるPK獲得を14番渡辺陽がしっかりと決めてのゴールでした。

守備のところでは、センターバック2枚の中でどちらかというとクレバーなプレーをする傾向が強い7番高橋聡史もこの試合で変化を大きく感じられた選手の一人で、もちろん、強さだけではないプレーも当然いつも通りやっていたという点にプラスして、この試合では、シンプルにするべき時は、シンプルに蹴りだすという部分や、競り合いでの力強さも加わり、前回の同チームとの対戦の時に見られた課題となる部分も含めて一気に克服してきた印象がありました。

また、中盤に入った24番松高遼が守備のバランスをうまくとりつつ、相手の細かい攻撃の起点となる部分を上手くつぶしながらプレーしていたため、相手の攻撃のパターンを減らすことにも成功していましたね。

ただ、相手の高さ勝負ではなく、こちらのディフェンダーの間を狙ったロングボールとそこに走りこむ質の高い選手に上手くパスが通った時には、危険な場面も作らることも何度かありました。ただ、こう言った場面でも失点を許さなかったことが、この試合での勝敗を分けたともいえると思います。

前半を2-0で折り返し、迎えた後半は、スタートから相手が得点を取るためにややリスクを負いながら仕掛けてきたもののその10分ほどの相手ペースをしのぐことに成功した後は、完全に浦和のペースで試合を進めることができ、後半11分には、23番高山大智が右サイド深くまでドリブルで持ち上がってのクロスに9番松澤彰がおとりになる形でその奥に走りこんだ2番川上開斗がヘッドで押し込む見事なゴールで3-0とします。

更に、23分には、24番松高遼が右前線へ抜け出し、高めのクロスを9番松澤彰が折り返し、最終的には17番伊藤敦樹が角度がないところからヘッドでコースを狙いゴール。これで、4-0とします。

そして、後半アディショナルタイムには、途中交代で持ち味を見せるプレーを何度か見せていた13番新井瑞希が、右のゴールラインを割りそうなボール(パスというよりは、クリアボールの跳ね返りとか、そういうボールがそちら方向に飛んで行ったというようなボール)に対して、しっかり追いかけて割ってしまってもおかしくないところをマイボールにして上げたクロスを17番伊藤敦樹がダイレクトでゴールに蹴りこんでのゴールで、終わってみれば、5-0で大勝という結果となりました。

これは、実際に聞いたわけではないのでわかりませんが、この試合の好要素と、それが大勝につながった大きな要素の一つは、全選手の勝利への意識が統一されていたことにまずあるように感じられます。

そういう試合で見る側としてもわかりやすく伝わってくる気迫というものが、チーム全体から感じられたことが大きかったっと思います。

また、選手一人一人が、自分がやるべきプレーを意識してプレーできていたことも大きいなと思います。それにより、味方のプレーも意識してプレーできる選手が多かったために、セカンドボールへの反応も圧倒的に浦和が勝っていたと言えます。

特に9番松澤彰がこの試合では、強みである胸トラップを徹底してやることで長いパスが前線で収まる確率が飛躍的に上昇し、そこでしっかり収まることや、シンプルに周りを活かすプレーも多用することで、より攻撃の種類が増していました。

もちろん、冷静な見方をしてしまえば、これまでの連敗していた時でも、試合のスタートに良い形で入ることができて序盤で相手を圧倒することができていた試合というのは決して少なくなかったと思いますが、そこで得点が取れないことが、チームが乗れずに結果的に敗れていた要因でもあったわけでして、この試合は、上手く得点が奪えて、更に追加点も奪うことができたから、こういう流れになっただけだと言う見方をする方もいるかもしれません。

でも、圧倒するということと、得点が決まる雰囲気が高いゴールへ向かう姿勢が見られるというのは別のことで、相手にとって脅威となるゴールへ向かった攻撃回数という意味では、明らかにこの試合は、これまでとは別物になっていたことは事実です。

勝利も嬉しかったです。でも、この試合で最高に嬉しかったのは、「この選手の特長は、本来ここなのにどうして消されているんだろう??」とずっと感じてきた、消されていた選手の特長を最大限に発揮されているのを見ることができた点です。

あとは、特に今年は見られなかった、監督とコーチ陣のコミュニケーションもこの試合では、見られたのも、これまでもやっていて、こちらが気が付いていなかっただけかもしれませんが、見られたので、それだけでも何か嬉しく感じていました。

全ての試合で、今日のような、応援する側にもはっきり伝わるような気迫を感じさせてくれるプレーを選手には期待しています。

そして、そういう気迫を自然と毎試合みせるようなモチベーションを選手に与えるのは、監督コーチ陣です。別に監督がモチベーターでなくても良いと私は思いますし、現体制以前の浦和レッズユースでもそうでしたが、監督とコーチもチームとして連携して足りない部分を補い合うことができるチームであれば、全く問題ないんです。

今度こそ、継続してもらえますよね?

楽しみにしています!

さてさて、この試合の後の45分1本の練習試合に、浦和レッズジュニアユース出身で今年昌平高校に進学した山下勇希が出場していました。

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26番井澤春輝とマッチアップしている5番の選手が山下勇希です。

プリンスリーグ一つとれば、かなり残留は厳しい状況にある昌平高校ですが、私のサポーターの友達の数人は、昌平高校の目指すサッカーの虜になっている方もいたりするくらい方向性として楽しみなサッカーをやっている昌平高校に浦和レッズのアカデミーから進学した山下勇希ですので、そのサッカーの中で躍動する姿を今後も楽しみに追えればと思っています。

ちなみに、その練習試合では、13番新井瑞希の豪快なゴールで1-0で浦和レッズユースの勝利となりました。

ではでは。

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