高円宮杯プレミアリーグ2019/06/30 浦和レッズユースvs柏レイソルU-18 1-2敗戦・・・圧倒する時間が作れた手応えが重要なのですよ。

どうも、ブクメです☆

午前中に聖望学園下川崎グラウンドでS2リーグを観戦後、場所を日立柏総合グラウンドに移し、午後は、高円宮杯プレミアリーグの柏レイソルU-18戦を観戦してきました。

相変わらず車で向かう柏方面は、時間が読めず、近くまでスムーズに行っていても、目的地まであと数キロのところで激混みとかで、焦らされる経験が何度もありつつ、カーナビが指す到着予定時間に常に疑いを持ちながら向かいましたが、混むエリアは混んだものの思ったほどではなく、下道でも間に合いホッとしました。

さてさて、昨年は、スタジアムの方で柏レイソルU-18とプレミアでは対戦したものの、今年は、総合グラウンドの方と言うことで、写真がネット越しで惨い状態になっています。2週連続の柏方面でのプレミアは、いずれもネット越しの写真で失礼します。ネット際にベンチが多く置かれているのですが、ベンチの位置を考えると、ネットに張り付いて立ってみると座っている方に迷惑をかけてしまうというもどかしい位置関係だったりします(どうでも良いかw

余談ですが、ハーフタイムに傘が豪快に壊れました。何年使っていたのかわからない傘でしたが、ハーフタイムのタイミングで少し雨が強くなった時に傘を差していたのですが、少ししてから閉じようとしたら、バネのところが錆びてもろくなっていたようでボンっと弾けたというか。その後、傘は閉じなくなってしまいました。傘のケアはしていなかったですが、人生で傘がこういう壊れ方をしたのは初めてです。自転車のメンテナンスを怠って、走っている時にチェーンがぶちっと切れたことはありましたが。ケアは大事ですね。

と、関係ないことをダラダラ書いたのは、プレミアリーグが再開してからのこの2試合、選手も新体制で手探りでやっているところはあると思いますが、結果がついてこない状況で、やや不安になるところも出てきてしまうと思うかもしれませんが、もし、このブログを読んでいる選手がいたら、見ている側としても深刻なことを書き綴る必要があるようには感じていませんよということを余談雑談で表現して見ましたw

毎度、柏レイソル系のアカデミーとの試合を観戦した時のブログでは、特殊な相手なので、もし敗戦した場合は、切り替えてしまって良いと私は書いてしまいます。

私は、育成の段階では、組織力が一番とされるチーム作りは嫌で、これをやると、選手の特徴がかなり限定されたポジション以外は消されてしまうので、浦和の育成でこれをやられたらいやだなとずっと思っているのですが、かと言って対戦相手として迎える時には、こういう相手と対峙するのは本当に消耗されるというか。そういう覚悟を毎回持って柏レイソルのアカデミーとの試合を観戦しています。相手の組織されたポジショニングとパス回し、サイドへの大きな展開、そして、今回は、前線に強くて突破力のある選手もいるということで、しばらくは、覚悟通りの、難しい試合になったと思います。

では、試合の話に移りますね。

vs柏レイソルU-18戦メンバーと交代は以下、

GK25番鈴木彩艶、DFが左に6番清水楽人、右に8番冨田蓮、センターバックに12番福島竜弥と27番山田奈央、MFが左に10番山中惇希(後半14分⇒24番佐藤優斗)、右に22番奥山圭介(後半24分⇒34番高橋悠)、真ん中に4番玉城大志と17番盛嘉伊人、FWが左に7番與那覇航和、右に13番堀井真海(後半24分⇒20番木下翼)

となります。

細かく聞いてはいないのでわかりませんが、ベンチメンバーやベンチ外のメンバーを眺めつつ、また怪我人が増えているのか、それ以外の理由なのかわかりませんが、スタメン含めて数名入れ替わっていたりしますね。

 

試合開始からしばらくは、パス回しで走らされて、消耗させられてというやり方をゴールに向かうこと以上にしてくると思っていたのですが、珍しく(?)前半開始から得点を奪いに来るような姿勢が相手に見られました。

相手の9番に対しては、27番山田奈央がマンマーク気味に対応するような場面が多く、それでも相手のパス回しや動きで、かなり神経を使って対応することが求められる流れになりましたね。どちらかというと、パスを受けた時の体の使い方とかは上手いのですが、完全にコースが消されている位置でも突破を考えたら強引に仕掛けてくる場面も多く、それはそれで対応は大変だったと思いますが、そういった攻めに対しては、浦和もしっかり対応することができていました。

くどい様ですが、柏レイソルU-18とやる時には、相手が気持ちよくパス回しをし続けられると追う方が消耗しますし、奪いきれない時間が続くと相手もより勢いに乗ってしまうと言うことで、相手のリズムをおかしくするための試みが必要になってくるのですが、その試みをするためには、やはり奪ってから早い攻撃で相手に圧力をかけていく必要があるのですが、かなり相手にパスを回されたり、今年のチームは、サイドをちらつかせてトップにも当ててくるような工夫が多用されていて、かなり走らされる展開にはなっていたものの、最終的に守り切ってのカウンターのところで、浦和が先制に成功します。

前半19分に12番福島竜弥がインターセプトしたところから、中盤辺りに下がってきていた13番堀井真海にパスを入れると、やや態勢がもつれながらも、キープして右の22番奥山圭介につねげたところ、右サイドバックの8番冨田蓮がオーバーラップで走り込み、そこへパスを繋げると、パスを受けた8番冨田蓮が持ち込んでシュートを放ち、これがゴールとなります。

相手がボールを持つ時間がほとんどだった中で、まさに、狙い通りの形でカウンターで先制に成功します。

この先制点で、若干相手のペースが乱れたところで、13番堀井真海の思い切ったシュートなど浦和が攻勢をかけるかと思われたところでしたが、前半21分に中盤でのパス回しのところでコントロールが上手くいかなかったところを狙われてキーパーと1対1の形を作られてしまい、失点。

試合は1-1と振出しに戻ります。

再び相手の勢いが出てきて、危ない場面も作られるものの、今年のチームの特徴として良い点として失点した後にバタバタと連続失点を許さずに切り替えてプレーできるところがあるのですが、比較的、失点を引きずらない戦い方はできていました。

前半26分には、4番玉城大志のサイドチェンジから6番清水楽人の攻撃参加で惜しいシュートを放つ場面など、惜しい形を作ります。

前半30分に相手のサイド攻撃でヘッドで合わされたものの25番鈴木彩艶の好セーブで防ぎます。

前半35分前後には、7番與那覇航和が起点となって2度ほど惜しい形を作り、更に前半40分には、10番山中惇希からのパスを受けた7番與那覇航和が相手キーパーの好セーブに阻まれるもののかなり惜しいシュートを放つなど、相手のチャンスも多いものの浦和もチャンスを多く作る形で前半を1-1で終了します。

ポゼッションでは相手の方が圧倒的に上でしょとか言われるかもしれませんが、浦和の試合運びとしては悪くなく、相手のパス回しに翻弄されて消耗というよりは、相手の方も前半の時点での得点の動きなどもあり、やや前半終盤では、ちょっとリズムがおかしくなってきているかなと言う場面と同時に、浦和の17番盛嘉伊人や4番玉城大志、そこに7番與那覇航和も絡む形で、落ち着いてキープし、相手のプレスをいなす場面も加えられるなど、相手の素早いプレスに対しての対応もできるようになってきている状況でした。

そのためか、後半スタートの交代はなし。

後半最初の大きなチャンスは、11分。13番堀井真海から10番山中惇希にパスが繋がり、パスを受けた10番山中惇希がドリブルで突破し、見事なシュートを放つも相手キーパーの好セーブに阻まれます。

やはり、相手の攻撃は脅威にはなるものの、浦和の方が慣れてきたことや、相手が浦和の仕掛けに対しいて構える意識も加わってきたことで、明らかに前半のスタートとは違う雰囲気で後半は進んでいきます。後半14分には、高い位置でファールをもらいフリーキックを獲得するなど、相手がファールで止めるという場面も増えてきたように感じます。

後半は、見ていた位置から浦和のゴール前が一番遠い位置になったため、どのような状況でそうなったのか、確実にはわからなかったものの、後半15分くらいに相手の仕掛けでペナルティエリア内でハンドの判定を主審が一度はしたのですが、その後、線審がその前にオフサイドがあったということを伝えたようで、結局、一番もどかしい流れの中で手にあたってPKを取られるという状況は、免れます。

そして、タイトルにも入れたように、圧倒する時間帯を多く作れるようになったのが、後半15分あたりから。

相手のリズムがおかしくなっていたところで、まず24番佐藤優斗を投入し、更に後半24分には、20番木下翼と37番高橋悠が同時に投入され、突破力とゴールへの意識が強いフレッシュな選手の仕掛けによって、かなり浦和が相手にゴールに迫る時間が増えます。

後半16分には、17番盛嘉伊人が左サイドをかけあがる24番佐藤優斗をおとりに使い前線の13番堀井真海に縦パスを通し、仕掛ける形を作ります。

後半18分には、6番清水楽人から22番奥山圭介、更に8番冨田蓮がオーバーラップで上がったところパスを通し、惜しいクロスを供給します。

後半21分にも、6番清水楽人の仕掛けから、良いポジションに入った7番與那覇航和につなげ、ドリブルでしかけて 惜しい形を作ります。

後半22分には、コーナーキックのチャンスで17番盛嘉伊人からのクロスをいったんは跳ね返されるもこぼれ球を22番奥山圭介がペナルティエリア外から思い切って狙うも枠を捉えきれず。

28分には、20番木下翼がドリブルで仕掛け、決まってもおかしくないコースにシュートを放つも、相手キーパーに弾かれます。

その直後にも、20番木下翼の仕掛けから、37番高橋悠に繋げ、シュートを放ちます。

その後も、17番盛嘉伊人の後半37分の枠を捉えた強烈なシュートなど、決してシュートミスではなく、しっかり枠を捉えた狙いも悪くないシュートも多くあったものの、相手キーパーの好セーブに阻まれ、浦和側から言えば、畳みかける時間帯を耐えきられてしまったとも言えます。

そして、試合終盤に逆に浦和が攻めて相手の反撃という前半と逆の展開で相手に決められてしまい、結果としては1-2で敗戦となりました。

様々なチームで様々なカテゴリで様々な環境で様々な考え方があるとは思いますが、私が望むのは、選手全員が特徴を伸ばしていける育成チームで、最優先することが負けないことではなく、それぞれが最大限特徴を伸ばせることを優先して考えながら、その中で、チームとしての決まり事や戦術に近づけるという順番になりますので、その点では、安全な選択肢をしない度胸も必要ですし、その分ミスも増えるのは、ある程度仕方がないところで、そのミスもコミュニケーションで防げることであれば、話し合って、お互いの特徴を殺さない程度に妥協する部分も作るなどやっていければ全く問題ないと思いますし、この試合で言えば、相手を圧倒する時間を作れたことが重要ですし、相手の組織的な守備に対しても、序盤は、苦しめられても、逃げることを選ばずに度胸を持っていなすようなプレーを中盤の選手ができるようになったことも大きいですし、動きのところで1.5列目的なプレーで責任を持って攻撃もくさびもカバーもやるというところを求められた選手も試合の中で考えて、求められるプレーに近いことが多くできるようになった時間帯に、相手を圧倒することができたとも言えます。

もちろん、守備は個々で頑張ってねというサッカーで良いと言うことではなく、今いるカテゴリは、自分の能力を最大限に伸ばす場所だということに重点が置くべきというだけで、その先には、組織的な守備だったりがついてくるわけです。

言葉で説明すると複雑になりますが、優先順位の話です。

だから、「逆転負けした」という結果は、もちろん守備に対して考える理由にはなりますが、それが優先順位が高いところを越えてはいけないわけで、私は、今年、上野前監督が作ろうとしていた要素と、新体制で重要とされる要素の優先順位を間違えない融合のためのチーム作りとしては、「大変順調です」と言えるわけです。

これができてくると、現在負傷で離脱している選手が戻ってきたときでも、その選手の特徴を生かす動きが自然とチームでできると思います。

もし、2試合勝てないと言うことをネガティブに考えてしまうことがあるのであれば、勝敗を分けたポイントは、「この試合は、相手のキーパーが凄かっただけ」と考えてしまってよいと思うんですよね(当然、別のポイントもありますが、余計なネガティブを振り払う時に必要なことなんです。)

きれいなパス回しとか、ポジショニングを競う採点競技ではないですから、相手の戦い方を壊すことができたことをプラス要素としてとらえれば良いのです。

来週は、ようやく新体制なってから初めてのホームゲーム@さいたま市浦和駒場スタジアム。

ガッツリやってやりましょう!

ではでは。

この試合の写真は、facebookページで掲載しています⇒こちら

埼玉県S2リーグ 2019/06/30 浦和レッズユースB vs 聖望学園高校 2-5敗戦・・・大量失点でも壊れず、ギアを上げることができたことが重要

どうも、ブクメです☆

6月最終日の日曜日は、午前中は、ユースのS2リーグ、そして、移動して午後からは、ユースのプレミアリーグ観戦となりました。

まずは、午前10時キックオフのS2リーグ、浦和レッズユースB vs 聖望学園高校の試合の話から。

・・・スタートからやらかしたというか、思い込みが引き起こした失敗というか、今回は、聖望学園高校ホームの試合と言うことで、試合会場も聖望学園と書いてあったことから、勝手に「聖望学園高校のグラウンド」が会場だと思い込んでおり、学校の方に車で足を運んだところ、守衛さんらしき方に「今日はサッカーは聞いてないな」と言われてしまい、車からなので細かく聞くこともできずに「延期か!?」とか勝手に思ってテンパってしまいまして。

そうなんです、聖望学園高校には、浦和レッズのアカデミー出身の選手が今年は活躍しているということで、足を運ぼうと思っていたものの、結局、ここまで一度も足を運ぶことができておらず聖望学園高校ホームの試合に足を運ぶは、これが初めてだったんですね。

で、近くのコンビニで情報を集めつつ、googleマップで調べたところ聖望学園下川崎グラウンドなるものが出てきまして、10分ほどで行けると言うことで、移動したらそこでやっていたという流れでした。まあ、そもそも方向音痴で昔から、初めて行く場所では、上手くいかないたどり着けない、勘違いとかも多いので、早めに行っていたので、バタバタしたものの、割と問題なくキックオフから試合を観戦することはできました。

しっかり観戦用のスタンドがあり、屋根も付いているという素敵な環境のグラウンドでした。

さて、今回は、対戦相手が聖望学園高校ということで、高校サッカーの新人戦の頃に聖望学園の試合を見た限りでは、森田悠仁や鳥海颯が出場していたため、アカデミー卒業生関連も含む対戦カードになりますが、浦和レッズユース絡みの試合になりますので、応援は、浦和レッズユースという立ち位置で文章は書いていきます。

ちなみに、割と私自身最近バタバタした生活をしておりまして、なかなか情報を追えていないところもありまして、聖望学園が夏の全国へ向けて決勝まで勝ち進み、残念ながら決勝で敗退したという表面的な情報は知っていても、現在のチーム事情だったりがほとんどわからないという状況。

ですが、近くに座っていた方の話が聴こえてきて、今日の聖望学園高校のスタメンは、先週の決勝のメンバーの控えメンバー中心でこの試合のスタメンが組まれているとのことでした。で、スタメンだったメンバーが控えに入っているという話(確認を取ったわけではなく、聴こえてきたというだけなので、合っているかは不明。)

ただ、ざっと見た限りでは、スタメンに9番森田悠仁の姿はなく、ベンチにそれらしき姿が見えたのは確かで、鳥海颯に関しては、ベンチにもいなかったと思います。

*後半から登場した浦和レッズジュニアユース出身の9番森田悠仁は、登場して短い時間で2得点の活躍(要するに浦和レッズユースBとしては、2点決められてしまったと言うことです)

*そして、この試合に浦和レッズユースBで出場していた14番千葉希は、同じ3年生でジュニアユース時代一緒にプレーしていた森田悠仁と試合後に言葉を交わしていました。

と、ここまでが、アカデミー卒業生関連を含めた前置きになります。

では、試合の話に移りますね。

vs聖望学園高校戦メンバーと交代は以下、

GK30番川﨑淳、DFが左に31番大野海翔、右に32番岡田翼、センターバックに34番工藤孝太と28番アピッチ輝、MFが左に29番伊澤壮平、右に14番千葉希、真ん中に42番吉田来綺(後半41分⇒40番茂木柊哉)と39番戸田大翔、FWが左に38番舘樹(後半9分⇒35番島垣翔)、右に33番小川聖凪(後半14分⇒36番瑞慶山一真)

となります。

これまでS2リーグに関して色々見てきた中で、Aチームと戦う難しさという中でも、聖望学園高校は昨年までS1リーグにいた埼玉県の強豪でなおかつ、現段階では埼玉県のベスト2のチームということで、強度のところだったり、寄せが甘くなった時に決定機を作られてしまうなど、より集中力が求められ、実際に今日は浦和も前線に身長の大きい、38番舘樹と33番小川聖凪が入ったものの、競り合いのところでは、簡単に競り勝てないような状況も多くなりました。

それでも、今シーズンのS2リーグを戦う中で、チームとしての対応力も身についてきている印象で、内容としては、浦和が仕掛ける場面も多くなるスタートとなりました。

序盤は、中盤の42番吉田来綺が絡んだ攻撃が多くなり、開始3分にこの試合の最初のシュートを放ち、4分には、バックラインの28番アピッチ輝から32番岡田翼を経由して裏に42番吉田来綺が抜け出して、パスが通ればというチャンスを作り、6分には、31番大野海翔からのパスを見事なトラップから仕掛ける形を作っていました。

それ以外にも、9分には、33番小川聖凪が相手のキーパーに対して、プレスをかけてキックミスを誘う動きを見せたり、10分には、GK30番川﨑淳からのカウンターで42番吉田来綺、33番小川聖凪、38番舘樹とテンポ良くパスをつないで仕掛ける形や、11分には、29番伊澤壮平が左からドリブルで果敢に仕掛ける形を作るなど、浦和の攻撃も迫力あるものになっていました。

良い流れの時間帯で迎えた12分に42番吉田来綺からのパスに抜け出した33番小川聖凪が決めて1-0と浦和が先制に成功します。

しかしながら、その先制ゴールから3分後の15分に、そこまで相手の鋭い攻撃に対しても、守備の対応も、上手くできていたようには見えたのですが、ペナルティエリア外での仕掛けから、ディフェンダーが寄せるも僅かに空いたコースにグラウンダーのシュートを決められてしまい、1-1と同点に追いつかれます。

同点に追いつかれた後も浦和は結構チャンスを作れていて、20分には、オフサイドになったものの、34番工藤孝太から32番岡田翼を経由して裏に抜け出した14番千葉希へのパスが通ればキーパーと1対1というところで、ここは惜しくもオフサイドの判定。

更に、22分にも34番工藤孝太が左前線のスペースに走る29番伊澤壮平へ長いパスを通すも、これもオフサイドの判定。

28分には、GK30番川﨑淳から33番小川聖凪に長いパスを通し、右前線に走る14番千葉希へつなげるとドリブルでもう一つ中へ切り込み、39番戸田大翔につなげ、シュートを放ちます。ここは、かなり惜しい形でした。

前半30分には、28番アピッチ輝からの精度の高いロングフィードで31番大野海翔に繋げてチャンスを作ります。

更に、前半の終盤には、14番千葉希がドリブルや、テンポを遅らせてのパスなど工夫を見せたプレーでチャンスを作りゴールに迫る形が増えましたが、得点は動かず1-1で前半は終了となります。

後半に入ると、試合が一気に動いてしまします、浦和にとっては厳しい形で。

先ほど書きましたが、聖望学園高校は、後半から9番森田悠仁を含めた本来のスタメンの選手を数名投入し、その選手たちの迫力のある攻撃を受けて対応にバタバタしている間に連続失点を喫してしまいます。

後半7分にミスからの失点で1-2と逆転されると、後半12分に、森田悠仁に決められて1-3、更に後半15分にも森田悠仁に決められて1-4とされ、後半15分までに勝負としては、かなり厳しい3点差に広げられてしまいます。

結果としては、敗戦となったものの、今日の見せ場は、この1-4とされた後からだったようにも感じます。

そのまま押し切られて更に大量に失点してもおかしくなかった展開でしたが、ここから、浦和が相手の攻撃陣を恐れて受けるのではなく、自らリスクを取ってでも奪いに行くというプレーを34番工藤孝太や14番千葉希など数選手が見せ始め、その辺りから、浦和が攻撃する回数が増えます。

後半18分には、14番千葉希のドリブルでの仕掛けから、42番吉田来綺につなげシュートを放つもこれは、惜しくもバーに嫌われます。

後半25分には、インターセプトから29番伊澤壮平と39番戸田大翔のパス交換から突破を仕掛けたり、その直後には、途中から入った35番島垣翔が42吉田来綺の下げたボールをワンタッチで右前線に走る32番岡田翼に通してチャンスを演出します。

後半30分前後には、相手の攻撃を受けピンチが続く場面もありますが、それでも耐えきったところで、迎えた後半33分に14番千葉希がドリブルで果敢に仕掛け、相手ディフェンダーとの駆け引きの中で一度倒れてしまうものの、すぐさま立ち上がり、ミドルシュートを放つとこれがゴール右上隅に突き刺さる素晴らしいゴールとなり2-4と2点差に迫ります。

その後も、34番工藤孝太がセンターバックの位置からドリブルで仕掛けマルセイユルーレットで突破し自らゴールに迫ろうとする気迫のこもったプレーを見せるなど、本当に心が折れそうな連続失点の後でも、そこからギアを上げて攻撃によって流れを作って、渡り合う展開に持って行けたことがかなり良かったですし、最高に見ていて楽しい時間になりました。

結果は、その後に相手のスーパーミドルで1点追加されて2-5というスコアで終わったものの、後半の1-4になってからの戦いぶりは見事でしたし、今後に確実につながるものです。

ではでは。

この試合の写真は、facebookページで掲載しています⇒こちら

アカデミー卒業生関連 2019/06/29 – 社会人関東2部 tonan前橋 vs Criacao Shinjukuを観戦してきました。

↑クリアソンの8番は、浦和レッズユース出身の須藤岳晟

どうも、ブクメです☆

先週に引き続き、今週も関東社会人リーグの試合を観戦してきました。タイミングが良かったというか、浦和レッズユース出身の須藤岳晟(大学は、中央大学出身)が所属するCriacao Shinjuku(クリアソン新宿)が浦和レッズユースの夏の全国大会の会場の一つとなるNTT図南スーパーグラウンドでtonan前橋と対戦するということで、「須藤岳晟のプレーも見られて、グラウンドが悪くなりやすいNTT図南グランドの様子も見られる!」となったわけですね。

このグランドは、デフォルトで、虫よけスプレー必須という会場として知られていると思いますが、蚊はやはり多かったですね。そして、ピッチコンディションですが、以下のような感じでした。

パッと見は、良い状態に見えますが、やはり実際の試合を見る限りは、グラウンダーのボールが少し違和感のある跳ね方をするような状態は見られました。ただ、明らかに試合に影響するような状況ではなく、現時点では、問題なく試合ができると言えるのかなという感想です。

数年前に浦和レッズユースも夏の大会でこの会場を利用したことがありましたが、その時は、特にピッチコンディションが悪い状況での試合になってしまい、できるだけ浮き球で行くように指示がでるくらいの状況でした。

今日くらいの状態で試合ができれば問題ないと思いますが、最近は、雨も多く、また暑い日が続いてくと、およそ1か月後の試合の時にはどうなっているのかなは、読めないと言えば読めないですよね。

さてさて、本題に移りまして、須藤岳晟が所属するクリアソンは、現在、社会人関東リーグ2部で1位という状況。そして、対戦相手は、2位のtonan前橋ということで、順位的には狙ったわけではなかったものの2週連続で1部の首位対決と2部の首位対決を観戦するという流れになりました。

先週のVONDS市原と同じく、1位2位対決にはなるものの、クリアソンとしては、2位と勝ち点5差つけての首位になるため、この試合で敗れても首位が入れ替わると言うことはない構図になっているものの、しっかり勝って、差を広げておきたいところ。

そして、その状況のチームに浦和レッズのアカデミー出身選手がいるという状況も同じで2週連続で首位が敗れる形になると、私が不運を持ち込んでいるとなってしまうのも若干気になりつつでしたが、結果から言えば、クリアソンが1-0で勝利してくれました。

このNTT図南スーパーグラウンドをホームグランドとして戦っているだけあってtonan前橋は、ピッチコンディションをものともしない戦いを見せており、実際のシュート本数などで言えば、公式記録はわかりませんが、かなりtonan前橋の方が圧倒していたと思いますが、クロスバーやポストに救われた場面や相手のシュートミスなどに助けられたところもありつつ、とにかくキーパーが好セーブを連発して結果的には、無失点で、チャンスのところでは少ない決定機で1点をもぎ取っての勝利という形になりました。

さて、須藤岳晟はというと、これまた先週の基本的にセンターバックのイメージしかない西袋裕太がボランチで、チャンスでサイドに開いて攻撃参加しまくっていたのと同様にユースの時には見たことがなかった、右サイドバックというポジションに驚きつつ、久しぶりの須藤岳晟のプレーを楽しませてもらいました。

試合後に、須藤岳晟と少し話すことができたのですが、社会人リーグらしく、チームによっては、サッカーに専念できるような環境のところもあれば、クリアソンのように、仕事との両立で前日の夜まで仕事して終電で移動してというかなりベストコンディションで戦うのが難しいような状況を聞きつつ、土曜日開催がそもそもクリアソンの選手にとっては厳しいようなのですが、まあ、その辺も含めてホームチームが有利になるように日程などが組まれるのも過酷な社会人リーグの勝負の世界なんだなと感じたわけです。

ただ、どうやらクリアソンではサイドバックが本職になったということではなく、そういったチーム事情によって、サイドバックをやることもあるということで、前節はボランチだったと言ってましたね。

過酷だなと感じながらも、その状況があっても首位を走っているクリアソンというチームは凄いなとも感じたわけです。

日程的に、7月中旬の試合で浦和のアカデミーの試合とかぶっていなくて足を運べそうな対戦カードを見つけたので、上手く調整できれば行ければと考えています。

その日であれば、3連休最後の祝日開催なので、万全な状態でのクリアソンも見られるかなと言う狙いもありつつです。

ということで、夏のクラセンのピッチコンディションチェックと、アカデミー卒業生関連の試合観戦のブログでした!

ではでは。

関連の写真は、facebookページにアップしています⇒こちら

 

 

 

【アニ山】プリンスリーグ北信越を観戦してきました(星稜高校-カターレ富山U-18)

どうも、ブクメです☆

昨日アップしました総理大臣杯の北信越予選に引き続き、先週末のアニ山さんの北信越方面のサッカー観戦の別の試合の記事が届きました。

いや~、本当に試合観戦の幅が広いなと思います。

では、記事をどうぞ!

おはようございます。ブクメ氏の助手見習い・アニ山です。
6月22日は日中に前回の記事にありました総理大臣杯の北信越予選を、夜は石川県西部緑地公園に移動しJ2・金沢-新潟を観戦。翌23日は午前中に北信越プリンスリーグ、午後は富山に移動してJ3・富山-八戸というハシゴを試みました。
レッズの下部組織がらみでは、アルビレックス新潟の大谷、広瀬、戸嶋はスタメンだったのですが、カターレ富山では新井瑞希がリザーブからも漏れ、コンコースでのサイン会に参加していました。ですから彼を間近では見られたのですが、やはり遠くて構わないからピッチで活躍する姿を確認したいものです。

で、今回はハシゴ観戦の行程中、レッズの下部組織に関係ないカード、北信越プリンス第9節・星稜高校-カターレ富山U-18です。

【星稜 2 – 1 カターレ富山U-18】

会場は金沢大学の「SOLTILO FIELD」。金沢駅から35分ほどバスに揺られます。
前日に来た北陸大学の、一つ手前の山を登って行くような感じです。
昨日といい、今日といい、県の中心駅から路線バスで35~40分、さらに停留所から5~6分歩けばピッチにたどり着くので、アクセスが悪いというワケではないのですが、山肌を切り開いた広大なキャンパスと、眼下に広がる青々とした稜線を眺めると、「タイヘンな立地だなぁ」と感慨にふけってしまいます。

この日は一般観戦エリアがベンチ側に設定されていて、僕は星稜ベンチのすぐ脇で観戦。監督・コーチの指示がよく耳に入る環境でした。

星稜高校のアップを眺めていると、マイボールでは「あいだを取る、あいだを通す」、ディフェンス面では「間合を詰めるだけでは意味がない。寄せたら取り切る」といった指示が出されます。
練習やアップからの見学は、そのチームが大事にしている姿勢・方針が伺い知れるので、僕にみたいな素人には勉強になります。

試合は開始5分のところで星稜が先制。右からのクロスに#11白鳥橘平が合せます。
早い時間帯にゲームが動いたからか、その後はどちらかといえばカターレがボールを保持する時間帯が増え、そして、星稜の選手の動きが、やや鈍くぎこちなく映ります。ベンチからは「速く捌く」そして「もっと高い位置にボールを運ぶ」という趣旨の声がかけられます。
その後、前半41分、失点には繋がりませんでしたが、星稜のサイドバックの選手が出し処に困り、迷った揚げ句に選択したバックパスが弱く、これをスチールされピンチを迎えます。なるほど、ベンチの危惧が具現化したようなシーンです。

また、窮屈な試合運びを強いられたのでアンカー役の#9廣島大雅への負担が大きくなり、かつ、ここを狙われ潰され…といった流れになり、星稜がよりリズムを失っていきました。

前半は26分にオウンゴールで追加点と、星稜リードの2-0で折り返し、後半は3分にカターレ富山が後半から出場した#20丸山陽大のゴールで追い上げてからは、カターレがペースをつかんで勢いを増しますが、なんとか逃げ切っての星稜勝利。監督さんは非常に不満だった様子です。

ベンチからは様々な指示があったのですが、「全く駆け引きがない」といった内容の指摘もありました。マーカーがついている選手にパスを出す。また、そのマーカーをずらす努力をしていない。そういう細部を怠ると丁寧に繋ぐサッカーはできなくなるというのには納得です。

星稜側で観戦していたのでどうしても星稜目線での感想になってしまうのですが、粗が出てしまった感のある星稜に対して、カターレ富山は選手・ベンチ共に落ち着いたゲーム運びだったかと思います。
カターレ富山は逆転まで行ってもおかしくなかったのですが、枠を捕らえられないシュートが多かったのが、ひとつ残念。
帰宅後に公式記録を確認してみると、カターレ富山は3年生がスタメンに2人、リザーブに1人と大変若いチーム構成でした。
この内容で勝ち点という結果に繋げられなかったのは勿体ないのですが、選手構成を考慮すると、今後の上積みに期待といったところでしょうか。

【アニ山】総理大臣杯北信越予選・準決勝を見てきました(新潟医療福祉大-金沢星稜大/北陸大-新潟経営大)

どうも、ブクメです☆

アニ山さんから記事が届きました。そういえば、アニ山さんに記事を書いていただくようになって、それが浦和レッズのアカデミーの試合絡みではないところで、アカデミー卒業生関連の内容が入るのは初めてかもしれないなと思いつつ(そうでもなかったかもですがw)、今回は、総理大臣杯の北信越予選に足を運んだと言うことで、新潟医療福祉大学の浦和レッズユース出身のシマブク・カズヨシの事にも触れてくれています。

では、どうぞ!

おはようございます。ブクメ氏の助手見習い・アニ山です。
6月22日・23日の週末は、金沢・富山でサッカーを見ていました。

一応、自分としてはレッズユースの観戦に軸足を置いているつもりなので、監督が変わって迎えるリーグ戦の再開は気がかりだったのですが、この週はちょっと思うところがあって、早いうちから金沢・富山に足を運ぶ計画を立てていたのです。
計画した当初は、土曜昼は福井・丸岡での北信越プリンスを予定していたのですが、後に明らかになった総理大臣杯北信越予選の準決勝が金沢市にある北陸大学グラウンドでの開催だったので、こちらに振り替えることにしました。

北陸大学は金沢市の郊外にある山の上。金沢駅からは路線バスで40分ほど揺られます。
綺麗な人工芝ピッチが2面あり、クラブハウス側には観戦用スタンドもあります。

【新潟医療福祉大 3 – 1 金沢星稜大】

第1試合は新潟医療福祉大4-1-3-2、金沢星稜大5-4-1という布陣でスタート。

後ろに重きを置いて我慢しながら少ないチャンスを狙うというゲームプランと思しき星稜大に対し、医療福祉が押し込みながらも攻めあぐねる展開になります。
ようやく前半37分にペナルティエリアに侵入した#9矢村健が倒されPKを獲得。これを決めた医療福祉が楽になったかと思いきや、直後に星稜大の速攻から#7平野隼平のアーリークロスをワントップの#8河田力城が頭で流し込んで振り出しに。
先制して医療福祉に油断が生まれたのか、アッサリした同点劇で、また、このゴールの後にも立て続けに危ない場面を作られました。
昨年冬、インカレで医療福祉を観たときに、勝利はしたものの守備ブロックに危なっかしい不安定なプレイが散見されことが頭を過ぎります。
後半2得点で押し切ったものの、こういった緩さ・甘さは気になります。

この試合の目当てはレッズユース出身・医療福祉の#10を背負うシマブク・カズヨシで、左ハーフでの出場。
前半26分は深いトコロまでドリブルで抉り、中に折り返すもあわず、前半33分には右足アウトに引っ掛けたパスも、反応した#11佐々木快がシュートには至らず…と、決定機を演出。
後半23分の3点目は、出足よく相手陣でルーズボールを拾ったシマブクが起点となってのゴール。
見せ場は幾つかあったがお膳立てのところで、本人のシュートはゼロ。
自分としてはシュートも見たのですが、正確性だけではなく相手が対応しづらい軌道を描く彼のパスにはそれだけでも面白みがあって、足を運んだ甲斐は充分ありました。2年生の今年、10番を背負って、しっかりプロの目に止まるラインに乗ってきたと感じます。

医療福祉ではもう1人、市立船橋出身の2年生・#22有田朱里が目を引きました。
トップ下の彼にボールが入ったところで、ディフェンスをずらしながら、ワンタッチで心地よく前に捌いてきます。後半35分から右のワイドへと1列上がるカタチになりましたが、今度は巧みなボールの受け方、引き出し方をしてきます。
次に観戦機会があるとすれは、おそらくインカレになってしまうけれど、もう一度見ておきたいですね。

【北陸大 2 – 0 新潟経営大】

第2試合は、タレントが揃う北陸大学の順当勝ちですが、新潟経営大も組織的なサッカーで健闘しました。
北陸大は4-1-2-3のトップに体躯のある#9長島グローリーを配してポストプレイで試合を組み立てながら、ワイドや2列目には鋭いドリブルのある#11高橋大樹や、#10東出壮太を要し、力強さとスピード感を備えた攻撃を仕掛けてきます。
また、右サイドバックの#18新井健太郎もアグレッシブで、攻守の切り替えが早い。先制点は、彼が最終ラインで接触もいとわずハイボールを跳ね返し、転倒したもののマイボールを確認するや果敢にオーバーラップし、エンドライン間際で折り返したクロスがアシストになりました。彼はアップの時から一際大きな声でチームを鼓舞していて、こういう「やるべきことをやる」プレーヤーは僕は好みなのですが、後半15分で負傷退場のアクシデントに見舞われてしまいました。北陸大学は7月4日に天皇杯・鹿島アントラーズ戦を控えていて、こういう新井みたいな選手がプロとの戦いでどこまでやれるか見てみたかったのだけれど、はたして間に合うでしょうか?

追いかける展開となった新潟経営大学も、スピードやテクニックでは引けをとるものの、コンビネーションをベースに徐々にペースをつかんでいきました。
人が連動してパスコースを作り繋ぐサッカーで、止める・蹴る・動く、という基本がしっかりしています。守備でも球際の対応が粘り強く、ルーズボールやセカンドが拾える展開になりました。
特に後半は、北陸大の運動量が落ちてきたか、互角以上の戦いぶり。
最大のチャンスが0-1からの前半36分、#14森崎岬波とのワンツーから抜け出した右サイドバックの#4吉田翼のシュートはポストに嫌われます。完璧に崩したと言っていいシーンで、ここで追いつけていればまた違うゲームになっていました。
また、前後半を通じて10本のコーナーキックを得ながら、セットプレーからの好機が作り出せなかったのは残念で、こういうところで感じる底力の違いが勝敗を分けたようにも思います。

アカデミー卒業生関連 2019/06/22 – 社会人関東1部 東京ユナイテッドFC vs VONDS市原を観戦してきました。

どうも、ブクメです☆

バタバタしていて、先週の土曜日に足を運んだ社会人サッカー関東1部リーグの試合のブログを書くのが遅くなってしまいました。今回は、東京ユナイテッドFC vs VONDS市原のカードと言うことで、浦和レッズのアカデミー出身選手絡みだと、VONDS市原にユース出身の西袋裕太(22番)が所属しています。

会場は、小石川運動場ということで、後楽園とか東京ドームとかの近くで小石川後楽園の横にあるグラウンドということで、割と、私個人的には、高校も比較的このエリアに近いところだったり、この周辺で働いていたこともあったりしたのですが、この会場に足を運んだことはなく、グラウンドの向こうに東京ドームホテルが見えるのもなんだか、不思議な感じでした。

ただ、天候には恵まれず、雨が降ったりやんだりの気候で、ピッチのわきで見るという感じだったので、なかなか集中して見られる状況にはなりませんでした。

アカデミーは関係ないですが、浦和レッズのトップチームに長く所属していた永田充が東京ユナイテッドFCにいると教えてもらいましたが、この試合は、怪我なのか出場していませんでした。あとは、東京国際大学の試合に比較的多く足を運んでいたときに見ていた、川上翔平だったり、東京農業大学も比較的多く見てきた大学ですが、その時に見ていた岡庭裕貴だったり、なんとなく知っているという選手が東京ユナイテッドFCにいましたね。

基本的には、西袋裕太を見ることにモチベーションを持って観戦という感じでしたが、実際かなりその点では楽しめました。

昨年の夏くらいに、柏の葉公園サッカー場でVONDS市原の試合を見たときの西袋裕太のポジションは、センターバック。浦和レッズユースでも、ほぼセンターバックか、パワープレーの時のフォワードというポジションしか見たことがなかったと思うのですが、この試合で彼が入っていたポジションは、ボランチ。それも、かなり自由度が高いようで、中盤でつなぎに入っているかと思ったら、結構右サイドのスペースに走りこんで攻撃に絡んでいる回数も多くなってました。

攻撃もできるというのは、ユース時代も見ていたものの、かなり新鮮で、また、楽しめました。

おそらく、カードの累積の関係もあり、前半にカードを一枚もらっているということもあり、前半のみで交代となってしまったのはちょっと残念でしたが。

あまり、情報として追っかけられていないカテゴリにはなるのですが、割と知っている方に多く会場で会うことができ、色々情報をいただきながら観戦してました。何気に、首位対決だったのですね。VONDS市原が首位で、東京ユナイテッドFCが2位という構図での戦いで敗れてもVONDS市原の首位は変わらないものの、上位同士の対決らしいレベルの試合でした。

東京ユナイテッドがかなり決定機を外し続けていたことや、VONDS市原の方がゴールに迫った時の迫力があった戦いだったので、0-0で終わるかVONDS市原が勝つかなという展開で後半が進んでいたものの、裏へのパスに抜け出されて、完全に崩した形で東京ユナイテッドが得点し、その後は、VONDS市原の反撃及ばずということで、首位決戦は、東京ユナイテッドが勝利して首位との勝ち点差を縮めるという結果になりました。

西袋裕太の新境地(?)を見ることができたことや、そのポジションがかなりハマっていたところも面白く、半分しか見られなかったので、また機会があれば、VONDS市原の試合にまた足を運びたくなりました。

ピッチの右奥に見える細長い建物が(記憶が正しければ)東京ドームホテルです。ちらっと東京ドームの屋根も見えてますよね。

ちょうど、この日は、東京ドームでも野球の交流戦が行われていたようで、帰りが若干その試合の終了と重なり、久しぶりに巨人ファンで混雑する電車に乗ることになりました。これもまた個人的には懐かしいw

ではでは。

関連の写真は、facebookページにアップしています⇒こちら

高円宮杯プレミアリーグ2019/06/23 浦和レッズユースvs流通経済大学柏高校 2-2引き分け・・・新体制でのプレミア初戦。手ごたえと課題と。

どうも、ブクメです☆

前日の土曜日に社会人リーグの東京ユナイテッドvsVONDS市原の試合を観戦し、その後に、知人と飲みに行き、そこそこ遅い時間になり、知っている方は知っていると思いますが、今私が住んでいるところは、電車はそこそこ遅い時間まであるものの、最寄り駅から家に帰るためのバスが23時前に終了してしまうと言うことで、浦和付近とかで飲むと、電車で1時間くらい最寄り駅までかかるために、22時でも間に合わないくらいになるため、その場合は、駅から1時間ほど歩くということになります。

私の頭の中では、ユースの試合に対してのモチベーションが過去最高くらいに高まっているため、試合観戦を万全の状態にしたいということで、もう、大宮に泊まってしまえと言うことで、自宅に戻らずしっかり睡眠をとって日曜日の流通経済大学柏高校戦に向かいました。

車で行くことが多いエリアなので、だいぶ久しぶりに電車+徒歩で会場まで行く感じで江戸川台駅から歩いてみたら思ったより距離があるなと言う感じでしたが、見る方としても良い感じの準備運動になったというかw

天気予報的には雨の予報でしたが、結果的に試合中は雨が降らず、湿気は高いものの比較的、暑さも若干ですが和らいだ中での試合となりました。

この会場は、金網+ネットのダブルネット(?)なので、写真は、結構惨いことになっていますのでご了承ください。

さて、

今月最初に浦和レッズユースの体制が変わり、新体制になってから私自身は、クラブユース選手権関東予選の横浜F・マリノスユース戦は見られなかったので、公式戦での戦いは、この試合が新体制になって初と言うことになります。

今日の試合の見方とか、考え方とかをするうえで、やはり先週のFC東京U-18との練習試合に足を運んでおいて良かったなと思う部分も多く、そこで実際に見られた要素と、そこで聞けた話も踏まえて、大まかにですが、チーム状態とか、どういうところに重点を置きながらやっていくのかなということを、ぼんやりと思い描きながら、いわゆる難しいリーグであるプレミアリーグの、更に、相手の今シーズンの順位など関係なく、浦和レッズユースとして、この会場では、少なくとも私が足を運んだ中では、全て敗れている流通経済大学柏高校グラウンドでの流通経済大学柏高校戦で、新体制下で3週間ほど経った選手たちが、一つの答えとして(というのは大げさかもしれませんが)やってきていることに自信を持つための実戦の場としては、申し分ない条件だったと思います。

そして、一つの証明と、また課題もしっかり残すという試合になりました。

なんというか、攻撃の試みとか、意識とか、見ていて面白くて、メモするよりも純粋に楽しんでしまった要素が多くて、実際にこのブログを書く前に自分のメモを見たら、大してメモしていなかったというw 私も長年のもろもろで見方とか楽しみ方を変えざるを得なかった期間がかなりの年数重なったと言うことで、見方や楽しみ方のリハビリ中なんですよw

でも、既に思い出しつつありますw

ということで、試合の話に移りますね。

vs流通経済大学柏高校戦メンバーと交代は以下、

GK25番鈴木彩艶、DFが左に6番清水楽人、右に15番松村大也(後半35分⇒8番冨田蓮)、センターバックに12番福島竜弥と21番南濵優大(後半27分⇒27番山田奈央)、MFが左に10番山中惇希(後半スタート⇒37番高橋悠)、右に22番奥山圭介(後半45分⇒11番石橋遼大)、真ん中に17番盛嘉伊人と4番玉城大志、FWが左に13番堀井真海、右に7番與那覇航和(後半35分⇒20番木下翼)

となります。

*後半終盤に一度は16番根岸恵汰も交代の準備をしていたものの、試合展開からか、交代はありませんでした。

試合開始から、「ああ、プレミアってこういうものだったよな」と感じたのが、浦和の左サイドの攻撃のところで、10番山中惇希の突破からチャンスを作られるということをしっかり研究されてというところもあるのか、10番山中惇希が突破を試みるスペースのケアなどが、かなりしっかり整備されていて、なかなか思うような突破が許してもらえないなという場面を何度か見つつ、それでも3分に6番清水楽人がサイドバックの位置から攻撃参加したところで、相手守備のプレッシャーを受けながらも10番山中惇希がパスを通して6番清水楽人に繋げてサイド攻撃でチャンスを作る場面がありました。

相手守備が硬く引っかかりそうな状況の中でしたが、浦和は恐れずにパス回しで打開を図る場面が多く見られ、7分には、13番堀井真海のポストから17番盛嘉伊人、4番玉城大志とテンポ良くパスをつなぐ流れから抜け出した10番山中惇希にパスを通して仕掛ける形を作ります。

また、22番奥山圭介と15番松村大也の右サイドからの攻撃回数も多く作られる中で、崩し切るという形はなかなか作れていなかったものの、全体的に、ゴールへの意識のあるプレーが良く見られる中で、その意識のところが結実したのが12分の先制点の場面で、サイドからの攻撃で15番松村大也からのクロスに対しての対応で相手キーパーとディフェンダーが交錯するような形になったところで、そのこぼれ球に対していち早く反応した13番堀井真海がゴールに押し込んでの先制に成功します。

・・・で、このゴールに関してですが、私は、13番堀井真海が決めたと思っていたのですが、周りでは7番與那覇航和が決めたという声も多くて、「まあ、プレミアだし、公式記録が今日中には出るから確認できるよね」みたいな感じになっていたのですが、浦和レッズのオフィシャルページでは、7番與那覇航和のゴールになっていて、プレミアリーグの公式ページだと13番堀井真海のゴールになっているという、答え合わせができない状況にw

結局、ブログを書く時点で分からずという状況なのですが、自信はないですが、私は、13番堀井真海のゴールだと思ったので、そちらで載せています(確認がもしできたら、追記する予定です。⇒追記:プレミアの公式記録も7番與那覇航和のゴールと訂正されたということで、與那覇航和の得点で確定)

その後も、中盤で17番盛嘉伊人や4番玉城大志が落ち着いて相手のプレスを交わしながら展開する攻撃や、バックラインからのフィードも含めて、右サイドからの攻撃でチャンスを作る場面が多く前半20分には、15番松村大也からの右サイドからの力強いクロスを13番堀井真海がダイレクトで合わせる惜しい場面がありました。

相手が結構長いボールを入れて、前線に人数を割きつつ、裏に抜けてくる狙いが多くなる中で、守備の対処のところも集中してできていたとは思いますが、結果的に2点取られてしまった選手になりますが、分かりやすく危険な選手がいるなというのは、気になっていましたが、そういう選手のところにチャンスボールが行ってしまうというか、バックラインのパス回しのところで、トラップミスして流れてしまったところを、すかさず相手の11番の選手が奪ってそのまま持ち込まれてしまい失点を喫し1-1と追いつかれてしまいます。

それでも、リスクを減らす戦い方よりも、攻撃の組み立てや仕掛けることを重視した戦い方を浦和が続けていき、24分には、高い位置で13番堀井真海がインターセプトして仕掛けてチャンスを作るなどありつつ、相手の反撃を受けて一つ抜けられてしまったら決定機になるところで22番奥山圭介がねらいすましたタックルで相手のサイド攻撃を摘む場面などありつつ、見ていて楽しいけれども、見ていて冷や冷やする場面も当然多くなるという試合にはなっていました。

前半終了間際には、フリーキックのチャンスから17番盛嘉伊人がゴール前へ蹴りこみ、こぼれ球を21番南濵優大がシュートし、相手ディフェンダーにあたって跳ね返ったところを10番山中惇希が更にシュートを狙うも、これも相手ディフェンダーにコースに体を入れられてというように、ゴールへの意識の強さと相手の守備陣の集中力も強いということで、前半は、追加点はならず1-1で折り返します。

あまり細かいことまでは書くつもりはありませんが、浦和には怪我人が多い状況で、復帰して間もないという選手や、実際これまで主力で出ていた選手でも出られない状況の選手が多いという中で、10番山中惇希と本来はもう一人が前半のみのプレーではないかと聞いていたのですが、10番山中惇希はハーフタイムで37番高橋悠と交代したものの、もう一人の選手は、結局最後までプレーしたということで、なんとなく状況を聞いていた身からすると、大丈夫なのか心配になるところもありつつも、実際プレーを見る限りは問題なくやってくれてました。

後半スタートも浦和が得点を狙う姿勢がスタートから見られ、開始早々に7番與那覇航和がドリブルで突破を試みる場面を作り、交代で入った37番高橋悠も果敢に突破を試みて、その結果コーナーキックを獲得するなどチャンスをさっそく作っていきます。

そして、迎えた後半9分に見事なゴールが決まります。37番高橋悠がペナルティエリア内の右深くゴールを狙うには角度がほとんどないような位置で相手ディフェンダー含めて密集している状態から、おそらく最初はグラウンダーで強めのマイナスのパスを試みたと思うのですが、それが相手ディフェンダーに跳ね返り再び37番高橋悠に、そのボールを思い切ってシュートを狙いグラウンダーのシュートが、ゴールの左隅に決まります。

見事なゴールで再び2-1とリードを奪った浦和ですが、前半と比べて、相手が浦和の攻撃の奪いどころを絞ってきたとも言えるのかもしれませんが、前半から中盤へのプレスは厳しい中でも、そのプレスは、4番玉城大志や17番盛嘉伊人がいなして交わすことでそれほど脅威になってはいなかったものの、中盤からの前線へのやや距離があるところでのパスに対して狙って奪ってくる場面が多くなり、実際に、中盤の選手が近い距離でパス回しをする中で前線の選手で降りてきて受ける動きをする選手がほとんどいないというところで、少し距離があるところでの当てるパスが狙われて、攻撃に意識が行ったところで奪われて素早く裏に抜けてカウンターを仕掛けるプレーでたびたび決定機を作られることなります。

後半13分に作られた決定機は相手のシュートミスに救われる形になったものの、後半20分に6番清水楽人からのパスを受けた7番與那覇航和がドリブルで仕掛けて、そのまま持ち込んで見事なシュートを放つもこれがわずかにゴール左にそれてゴールにならずというチャンスの後の後半23分に、中盤から前線への縦パスを狙われて奪われたところで早い展開から抜け出され、前半にも1点決められている11番の選手にパスが渡り、守備を振り切られ、ある程度の高めのコースのシュートであれば、25番鈴木彩艶が反応できたとは思いますが、ゴール右下隅にきっちりと決められて失点。

2-2と同点にされてしまいます。

このゴールによって、相手の攻撃に更に勢いが出たところで30分にもキーパーと1対1になる決定機を作られるものの、そのシュートは高めの隅を狙いポストを叩き外れます。

割と、キーパーと1対1でも25番鈴木彩艶が守る場合は、ペナルティエリア外くらいだと、高めだと隅でも反応して防ぐことが多いので、相手が難しいところを狙いすぎての事かなとも思いつつ。シュートミスではありますが、相手には、キーパーの守備範囲がある程度伝わっていると思うので、その辺のプレッシャーは与えているからこそのシュートミスなのかなとか思っています。

相手の攻撃を受ける中で、やはり中盤と前線の距離が開きすぎるところをケアする選手が見られない中で、35分あたりに37番高橋悠がそのスペースのケアに気が付いて下がって受けようとする動きなど見られた判断は良かったと思います。

その後、後半35分に交代で入った20番木下翼のドリブルで惜しい形を何度か作り、更に、22番奥山圭介も疲労であと一歩シュートまでの動きがついて行かなかったように見えたものの、ペナルティエリア内で決定機を作るなど、再び逆転する予感も見せつつ、逆に、3点目を奪われる危険性も見せつつも、試合はそのまま得点が動かず2-2で終了となりました。

気づきましたか?

今シーズンのプレミアリーグで初めて2点以上だったんですよ、この試合。

そして、明確にこれまでとは違い、攻撃の意識のところでのリスクを取ることに対して、これまで以上に多くの選手がミスを怖がらずに仕掛けたり、試みるようになりました。

その分ミスもありましたし、ピンチになる場面が決定機になる場面も多くなりました。

でも、すごく楽しかったんですよね。

交代に関しては、先週の練習試合のFC東京U-18戦で逆転ゴールを奪っていた11番石橋遼大がもう少し早く投入されると思っていたら、アディショナルタイム入るくらいの投入になったとかも、理由があるのか、ただ、出すタイミングを逸してしまっただけなのか、交代のプランとかも、なんとなく、読めないところも逆に新鮮で良いなと。たぶん、ピッチ上でプレーしている選手を見て、疲労とかもあるけど、何か起こしてくれそうだなとそれを待っていてとかなのかなとか、色々想像してましたw

いつだか忘れましたが、高円宮杯プレミアリーグが始まってある程度年数が経過してきましたが、ここ最近では、プレミアリーグで戦い続けることが選手が挑戦することよりも優先されて、リスクを負わないサッカーをするチームがなんとなくプレミアリーグで増えている印象がありました。もちろん、失点0を重視して、1点取って勝てるサッカーは、安定感はあるかもしれませんし、もちろん、指導者としても、プレミアリーグで戦い続ける土壌を残すことが課せられたノルマみたいなプレッシャーがあるチームが大半かとは思います。

でも、このリスクを取って選手の特徴を生かして、よりそれぞれの持ち味を発揮できるようにバランスをとっていくことができるチームの方が、突き抜ける可能性が高く、よりこのカテゴリで言えば、急激に伸びる選手を多く作ることができると思っています。

なので、守備の選手にとっては、よりやらなければならないことや個の対応での強さが求められるようになって行くことにはなると思いますが、特に今日のチームとしての戦いを見た限りは、もちろん、リスクを取りながらも組み立てる選手や前線の選手の動きや意識の共有の精度を高めていって、ミスを減らしていくことは必要になりますが、ある程度、ミスしても後ろで跳ね返すからやってこいという強さをセンターバックをやる選手は、これまで以上に強く意識して行くと総合的なレベルアップにもつながると思います。

凄く良いと思います。鬼門で負けないサッカーもできたし、複数得点も奪えた。

今やろうとしていることは、とにかく前向きに考えて、コミュニケーションをしっかりとって、声を出してやっていくことでより精度が上がって自信がついて行くことですから、今日の試合の得点も失点も今後につながる前向きな要素としてやってもらえれば良いかなと思います。

楽しかったです、来週の試合が待ち遠しいです。

ではでは。

関連の写真は、facebookページにアップしています⇒こちら

【アニ山】日大藤沢高校で総体神奈川予選を見てきました(日大藤沢-横浜創英/三浦学苑-平塚学園)

どうも、ブクメです☆

アニ山さんから記事が届きました。今回は、総体の神奈川県予選ですね。このエリア開催の高校サッカーの試合というのも、なかなか私の行動スタイルでは縁がないですよね。浦和レッズユースと同じカテゴリに該当する高校が昇格したらとかですかね。日大藤沢高校のグラウンドには行ったことがないですが、日大藤沢高校の試合は、どこかで観戦したことがあるような。でも、浦和絡みだったのかは覚えていません。総体予選と言えば、埼玉県予選の決勝が西武台高校と聖望学園高校なんですよね。

今年は、縁があって2月の新人戦の時にこの両チームの試合を観戦できていて、特に聖望学園高校は、注目していたので決勝まで進んだということでかなり見に行きたいのですが、浦和レッズユースのプレミアリーグの試合と完全にかぶっているんですよね、残念。

ということで、アニ山さんの記事です、どうぞ!

おはようございます。ブクメ氏の助手見習い・アニ山です。

6月16日は、神奈川県総体予選の準々決勝。日大藤沢高校のグラウンドに行ってきました。
日大藤沢高校は、小田急江ノ島線の「六会日大前」駅で下車。日本大学生物資源科学部キャンパスの裏手にあります。
僕はここに来るのは2回目なのですが、この学校のグラウンドがホントに素晴らしくて、ほとんど「スタジアム」といった様相。試合前にスタンドの座席数を数えてみたら1180席ありました。JFLくらいなら開催できるんじゃないか?というスペックです。(人工芝ピッチなので、JFLの開催要件は満たしませんが)
僕が足を運んだことのある高校のグラウンドの中では図抜けた施設で、大学でもこの規模のものを持っているところは少ないんじゃないかと思います。

育成年代の試合では、厳しい観戦環境を強いられる会場も少なくないので、こういったグラウンドは本当にありがたいです。

【日大藤沢 3 – 2 横浜創英】

【三浦学苑 2 – 1 平塚学園】

2試合とも延長戦で決着、タイムアップ間際に試合が動く劇的なものになりました。得点経過を追っていくと、

第1試合の日大藤沢と横浜創英は開始5分で横浜創英が先制。#10荒俣圭汰のコーナーキックが強風も手伝い直接入ってのゴール。
ただ、風上に立った前半を上手くクローズできず、前半ロスタイムに日大藤沢#9平田直輝が起点となっての崩しから#8植村洋斗の同点ゴールが決まり、後半開始早々には右からのアーリークロスにファーで#9平田直輝が頭で合せて逆転。
横浜創英的には後半良い所なく進んでいたところ、今度は日大藤沢が試合をクローズできず、後半ラストプレイで追いつかれて延長戦へ。
一進一退の延長戦は、後半のラストプレイでコーナーキックからこぼれ球を#20小川晶映が押し込んで日大藤沢が勝ち越し。このゴールと共にタイムアップ、という幕切れ。

第2試合は前半スコアレスの折り返しから、後半風下になりながら優勢を保っていた平塚学園が左ハーフ#8渡邊波季のゴールで先制。そのまま推移する中、こちらも後半ロスタイム、フリーキックのこぼれ球を#10相原琉希押し込んで三浦学苑が同点に。
延長戦では前半にセットプレイからゴール前の混戦からゴールが生まれて勝ち越し。

横浜創英は狭いところでのボールキープやパスワークに特徴があって、神奈川県では近年お気に入りのチームなんだけど、このゲームではその特徴を出し切れなかったと思う。
特にビハインドになった後半、風下になって、より丁寧にボールを運ばなくてはいけない状況で、慌てたようなキックが散見された。後半の最後、ゴールキーパーから出たボールを3人がつないで、最後#13亀山陽有のヘディングゴールまで持っていったのはさすがなのだけれど、これは後述するけれど、日大藤沢の判断ミスに助けられた部分が大きい。
後半3分の2失点目も、右からのクロスに、1人のフォワードに対しディフェンスが2枚残っていたにもかかわらず、完全にファーでフリーにしてしまい、それをダイレクトで頭で合わせた#9平田直輝は素晴らしいのだけれど、前半終了間際の同点ゴールを引きずったまま、なにか浮き足立ったような失点劇だった。
また、1-2のスコアからキーパ#1梅澤亘の三度のファインセーブで救われていて、突き放されていておかしくない試合。
日大藤沢は風下の前半で丁寧につなぐ姿勢が見られたり、決定力のある#9平田やのキレのあるドリブルをもった#11小林来生などを要するバランスのいい攻撃陣等、魅入る部分が多かったのだけれど、後半ラストプレイの判断はいただけなかった。
カウンターからボールを相手陣に運んで、コーナーサイドに流れていったので、「ああ、ここで時間を使うんだな」と思いきや、中に折り返して、ボールは相手キーパーに。
このキーパーのスローイングから横浜創英の同点ゴールに繋がるので、日大藤沢が延長戦を呼び込んでしまった。
シーソーゲームでもつれたゲーム展開も、内容面を考えれば日大藤沢が一枚上手を行ったのゲームだった。
強風下のコンディションや強敵の日大藤沢相手という難しい面はあったけれど、横浜創英ならもっと出来るだろう、と期待をこめておきたい。

第2試合のほうは、前半は正直なところ、「ブツブツ切りで、ちょっと退屈なゲームだなぁ」と思っていた。
「ブツブツ切り」の要因には、三浦学苑のイージーミスなんかも含まれているのだけれど、これは平塚学園の守備ブロックの作り方が上手かったのかな、とも思う。
とにかく相対的に三浦学苑の印象が悪くて、この試合後に三浦学苑のリーグ戦の戦績が芳しくないことを知るのだけれど、「ああ、なるほどな」と納得してしまった。
特に後半、三浦学苑が風上に立っても平塚学園の攻勢が続いていて、ほとんど良い所ナシで後半ロスタイムへと入っていった。
平塚学園は前半から攻撃の核になっていた#8渡邊が、後半左サイドを縦に突破して折り返すチャンスメイクが2回あった後、後半11分に同じような流れから今度はカットインしてのシュートで先制。彼は身体を張って納めるようなプレイも出来て、プレイに幅がある。
第1試合が日大藤沢のゲームなら、第2試合は平塚学園のゲーム。後半ロスタイムの三浦学苑の同点ゴールも、フリーキックを平塚学園のキーパーがファンブルし、こぼれたボールを押し込んだもの。三浦学苑は九死に一生というか、首の皮一枚で拾ったような勝利で、平塚学園からしたら、本当に惜しい試合になってしまった。

練習試合2019/06/16 浦和レッズユース vs FC東京U-18を観戦してきました。

どうも、ブクメです☆

5月末の東京武蔵野シティU-18戦でクラブユース選手権出場が決まった試合を観戦し、その次の週から、10日間ほどカンボジアに行っていたのですが、現地滞在中に、トップチームの監督が代わり、同時に、ユースのコーチ陣もごっそりと持って行かれるという出来事を知りました。

もう、サポーターサイドとしては、悪い意味で、慣れっこになってしまった、我慢できない体質(サポーターもですよ!)でシーズン途中で壊してしまうという浦和レッズ名物のような出来事にはなりますが、結果的には、そのあおりを受けてユースも2年連続でシーズン途中で体制が変わることになりました。上野監督の2シーズン目のチーム作りが非常に期待させてもらえる流れで来ていたので、今年のチームがどのように作り上げられていくのかを見てみたかったというのが正直なところになりますが、浦和レッズからしたら、そんなこと関係ないですもんね、知ってますw

そして、日本にいなかったために観戦できなかった横浜F・マリノスユース戦が新体制に代わってからすぐに行われ、敗れたために、全国は決めたものの関東大会では敗れたということで、2週ほど公式戦がないという状況になり、5月31日に帰国はしたのですが、どうやらカンボジアで帰国前日に食べたエビにあたったらしく、帰国してから数日間寝込むという状況になり、その週末はどこにも行けず。

そんな流れで、気が付けば、新体制になってから一つも試合的なものが見られない状況で、来週末には、プレミアリーグが再開する状況になってしまったという。

で、予定を見たら今回のFC東京U-18との練習試合が組まれているのを眺めて、足を運ぶことに決めたわけです。

もちろん、ジュニアユースの大事な全国へ向けた戦いとかぶっているのは知っていました。そして、その場所に行かずに敗退の知らせを聞くことになってしまいました。大事なジュニアユースの公式戦よりも、練習試合を選んだのかとか言われますよね。そういうことになります。

これは、以前から周りの方には公言しまくっていたのですが、私の中で、最も尊敬する育成世代の監督は池田伸康さんになります。そして、池田伸康さんが仮に浦和レッズでなくても、ユース世代の監督をやることになったら、そのチームを全力でサポートすると決めていました。

なので、もともと浦和レッズユースが中心の行動スタイルとなっていましたが、そこにまた特別な理由が加わったのが新体制ということになります。様々なトップチームのゴタゴタの結果にはなりますが、私としては、特別な状況がいきなり目の前にやってきました。

もちろん、浦和レッズというフィルタがかかるので、全て監督の思うようにやらせてもらえるかはわかりませんし、また、理不尽なことがシーズン中に起るかもしれませんが、それでも、育成で大事なことや、選手の個性で勝負できるようにすることのためには、戦ってくれる人ですし、何より、「人間として大事なこと、育成の世代で大事なこと」を最優先に考えてくれる人です。武器を磨く手伝いはしてくれても、壊されることはありません。逆に、いる選手全ての特徴を生かそうとして悩むタイプかもしれません。

ということで、サポーターとして、池田伸康監督の作り上げるチームを全力でサポートする。勝手に影の参謀になった気持ちでいますw

今後は、今の体制が続く限り(私のプライベートが許す限りとも言えますが・・・)は、全力サポートを浦和レッズユースに注ぐことに自然となってしまうと思います。私にとっては、そのくらいの出来事です。

・・・とだいぶ前置きが長くなりましたが、練習試合の話に移りますね。

とは言え、メンバーとか交代とかは書きますが、あまり細かい内容には触れません。悪しからず。

今回の練習試合は、FC東京小平グラウンドで11時から45分ハーフで1試合と、30分x2で行われました。

1試合目(45分ハーフ)のメンバーと交代は以下、

GK25番鈴木彩艶、DFが左に6番清水楽人(後半37分⇒31番大野海翔)、右に15番松村大也(後半22分⇒3番清水哲太)、センターバックに12番福島竜弥(後半22分⇒27番山田奈央)と21番南濵優大(後半22分⇒5番遠藤龍河)、MFが左に10番山中惇希(後半スタート⇒37番高橋悠)、右に22番奥山圭介(後半22分⇒11番石橋遼大)、真ん中に17番盛嘉伊人(後半スタート⇒16番根岸恵汰)と4番玉城大志、FWが左に7番與那覇航和、右に13番堀井真海(後半43分⇒29番伊澤壮平)

となります。

前半23分(ウォーターブレイク中断直後)に失点し0-1

後半12分に失点し0-2

後半15分に37番高橋悠から追い越して走る6番清水楽人にパスが通っての左サイドからの攻撃から最後は、7番與那覇航和が決めて1-2

後半37分にペナルティエリア内での混戦状態から20番木下翼が押し込んで2-2

後半42分に11番石橋遼大がペナルティエリア内で仕掛けて倒されてPK獲得。自ら決めて3-2

結果3-2で見事な逆転勝利となりました。

1本目(30分)のメンバーと交代は以下、

GK1番石塚悠汰(22分⇒18番関大輝)、DFが左に31番大野海翔、右に3番清水哲太、センターバックに5番遠藤龍河と27番山田奈央、MFが左に20番木下翼、右に11番石橋遼大、真ん中に39番戸田大翔と35番島垣翔、FWが左に29番伊澤壮平、右に33番小川聖凪

となります。

0-0で終了

2本目(30分)のメンバーと交代は以下、

GK18番関大輝(10分⇒30番川崎淳)、DFが左に26番舘澤佑磨、右に43番?、センターバックに23番山本陽生真と28番アピッチ輝、MFが左に14番千葉希、右に32番岡田翼、真ん中に40番茂木柊哉と42番吉田来綺、FWが左に36番瑞慶山一真、右に38番舘樹
*ユースの1年生に43番がいなかったので、ジュニアユースの選手(または、外部から途中加入?)だと思います。

となります。

開始早々から10分までに立て続けに3失点、21分にも追加点を決められ0-4で終了。

 

割と負傷者が多いようで、基本的には、出られる選手は全て出場する予定だと聞いていたので、出ていない選手は、もちろん出場ができない状況。出場していた選手でも聞く限りでは、治ったばかりだったり、まだ万全ではない選手も含まれるようです。工藤孝太は、U16日本代表ですね。

結果だけ見れば、1試合と言う形式で行われた最初の45分ハーフでの1試合は、2点ビハインドからの逆転勝利という見事な形での勝利となりました。最後の1本での0-4での大量失点での敗戦は、相手の高い位置で奪う戦い方に適応できず、奪われて一気にピンチになる場面が多く、更に相手の前線の選手のシュート精度が大変高く、落ち着く前に失点を重ねてしまったという状況でした。

 

試合中の監督からの声掛けに耳を傾けつつ、選手のプレーを見つつ、新体制でやりたいことは、こういうことなんだろうなと言うのも、ぼんやり見えつつ、これまで見たことがないような動きや仕掛けを見せる選手もいましたし、そのプレーに対しての賛辞の声が聞こえたときに、面白くなりそうだと実感するポイントも多くあり、ただ、既にシーズンが開幕してから2か月ほどのタイミングでこれから新しいことをやっていくということでの危うさが見えるところもあり、これがすぐに結果に跳ね返ってくるのかは、正直なところ、どちらに転ぶ可能性もあるなというところは、あったものの、選手が信じてやっていければ、すごいチームになりそうだという予感もする試合でした。

練習試合に意味はないという声も聞かれますが、少なくとも、今日の試合では、FC東京U-18の方のベンチからの声を聴いていても、練習試合だからという雰囲気は全くなく、真剣勝負に近い空気感で相手も浦和もプレーできていたことも大きく、その中で逆転勝利という結果も出すことができての来週のプレミアリーグ再開。やはり、いきなりプレミアではなく、今日のこの試合に足を運んでおいて良かったと思います。

さあ、プレミア再開!全力でサポートするぞ!

ではでは。

この試合の写真は、facebookページに掲載しています⇒こちら

【アニ山】熊本と福岡でインターハイ予選を見てきました(大津vs済々黌/秀岳館vs八代/東福岡vs九州国際大附属)

どうも、ブクメです☆

5月末からカンボジアに行っており、7日朝に帰国したのですが、6日に帰国準備している時に、アニ山さんから原稿が送られてきて、「また、タイミング悪く送ってくるな笑」と思いつつ、そのタイミングではアップできず、更にその辺りから体調をちょっと崩しかけていて、帰国して更に体調を崩し、週末身動きを取れない状態でいたのですが、せっかく記事をいただいたので、ちょっと落ち着いてきた今のタイミングでアップします。

では、どうぞ。

おはようございます。ブクメ氏の助手見習い・アニ山です。

先々週、ブクメ氏から「観戦数の割に寄稿が少ないから、もっと記事を書け」とプレッシャーを受けたので、2本続けて記事を送ってみたら、今度は「送るタイミングが悪い!」とキレられる始末。
で、先週寄稿をしなかったのは、それに著しく気分を害したから…というワケではなくて、とにかく仕事と、サッカー観戦以外の趣味に忙しかったのです。
そんなこんなで今回の記事は、今年度(2月1日からカウントしてますが)71~73試合目の観戦についてです。

6月1日・2日の週末は、インターハイ予選を観戦に、土曜日は熊本・大津運動公園、日曜日は北九州・本城陸上競技場に行ってきました。

2日の福岡県決勝・東福岡-九州国際大附属戦は面白いゲームだったのですが、帰路の飛行機の都合で後半17分までの観戦になってしまいました。

前半10分頃から球際の争いが激しくなり、これを交わすように両チームのパスやプレイスピードが一段上がっていくスピーディーな試合になりました。前半は東福岡のポゼッションに、九州国際大附属が奪ってからの速い攻め、という展開で、後半頭に九州国際大附属が2名の選手交代で両ワイドを投入、サイドからの仕掛けを意識して勝負に出てきた…と盛り上がってきたところで、後半17分。ここでウォーターブレイクが入り(35分ハーフなので)、僕はここでスタジアムを後にしましたが、思わず身体が前のめりになるような、引き込まれるゲームで、本当に残念でした。(一応、写真は撮っておきました)

結果は皆さん御存知のとおり、延長までスコアレスで推移し、PKで東福岡の勝利となったわけですが、九州国際大附属側のスタンドで観戦していた自分には、選手の気迫、保護者の情熱、そして積極的なベンチワークと、「打倒・東福岡」にかける想いがひしひしと伝わってきました。

さて、熊本県予選のほうですが、こちらはベスト16。

【秀岳館 8 – 0 八代】

2試合目のほうをまず、簡単に書いておきますと、
少し力の差がある対戦になった上、前半の18分ごろ、八代高校のキーパーが相手選手との接触で足にダメージを負ってしまいました。
歩きも覚束ないので、プレイを続行できるような状態ではなかったと思いますが、どうやらリザーブのキーパーが不在だったようです。
重めの打撲で、筋肉に強いインパクトを受けてしまい、力が入らないような感じになったのではないか、と推測しますが。
その時点でスコアは【3-0】になっていたのですが、万全な状態で進めてもらいたかった。ちょっと八代高校には、かわいそうな試合になってしまいました。

秀岳館は#10ターレスが後半26分から交代出場。既に試合が決まっていたので、流し気味にも感じましたが、それでも交代直後に鋭いステップから振りの早いシュートを放ち、これは枠をとらえませんが、見せ場は作ってくれました。
スタメンのフォワードはパワーのある#9時森とスピード系の#20河村で、特に体躯に恵まれた時森には「攻撃の柱」といった存在感があります。
センターバックの#5ケンタも(彼はハーフなのか、外国籍の選手なのか、情報を持ち得てないのですが)、跳ね返すだけではなく、機を見て持ち上がりも見せます。
秀岳館はセンターラインがしっかりしていて、そして魅力ある個を揃えるチームだな、という印象。

【大津 1 – 0 済々黌】

さて、第1試合の大津-済々黌。

プレミアウエスト所属の大津に対し、済々黌は県2部と、カテゴリーで3つの差があるということで、やはり大津が終始押し込んでいく展開。
済々黌は、格上の大津に対して5バック……4バックにフォアリベロを置いたようにも見えますが……ともかく、最終ラインが内側に締めて、ゴール前の密度を高くする、我慢して我慢して、ワンチャンスを狙うサッカーになります。

ただ、そのワンチャンスの狙い目になるカウンターのシチュエーションも、大津の守備陣に隙がありません。ディフェンダーが落ち着いた対応をみせて、有効なシュートまで繋げさせない。

ザッと、大津の好機を挙げてみると、

9分、#6佐藤のミドルからキーパーが弾いたボールを#10濃野が押し込むもオフサイド

17分、#7樋口がキーパーを交わしてのシュートは、マウスに戻った済々黌ディフェンダー#3がクリア

31分、#10濃野のパスを受けた#6佐藤のミドルをキーパーが跳ね返し、もう一度作り直してからの#10濃野のシュートは、バーのわずか上

前半終了間際の36分が最大の決定機で、ドリブルで抜けた#7樋口がキーパーと1対1になるもキーパーのファインセーブに阻まれる

後半は8分に#10濃野が中盤で左に叩いたボールを受けた#13時松のクロスを、#9半代が頭で合わすもキーパーの範囲内

23分、#7樋口がマイナスに折り返したボールに#6佐藤が走り込み、グラウンダのミドルが枠をとらえるも、ここもキーパーのファインセーブ

その直後には途中出場の#17大島のシュートがバーに嫌われる

27分、#17大島の右からのクロスに2人が飛び込み、ファーで#5立野が触るも枠外

と、改めて列記すると、よく済々黌が凌いだなと感心しますが、遂に後半32分にセットプレイの流れからゴール前で#5立野が押し込んでのゴール。

前述のように攻撃面で完封されていたので、済々黌に勝ち身は薄かったとは思いますが、3年生はこの大会で引退ということもあって、実力以上のものを引き出しての健闘だったのではないでしょうか。

大津は苦戦をしたというよりは「てこずった」という表現のほうがしっくりきます。
集中力を持って守備を堅めてくる相手に対して、苛立ちや慌てた感じはなく、
「積極的にミドルを撃つ」であったり、
「縦のボールの出し入れでディフェンスを釣り出し、その裏をパスワークとコンビネーションで狙っていく」であったり、
「サイドからのクロスで横から揺さぶる」であったり、と
やるべきことを積み重ねてゴールに繋げていった感じがします。
「選手が意思統一をして、やるべきことをやっていく」という、強いチームが持ち得る姿勢・メンタルを垣間見たような気がします。