アカデミー卒業生関連 2019/08/04 – 大学サッカー 立正大学vs明治大学を観戦してきました。

*立正大学でキャプテンマークをつける5番中塩大貴

どうも、ブクメです☆

土曜日に引き続き、日曜日も大学サッカーに足を運びました。

今年立正大学が1部に昇格し、スタジアムの規模の関係か、これまで立正大学のホームと言えば、立正大学熊谷キャンパスグラウンドの試合が普通だったのですが、今年は、熊谷スポーツ文化公園陸上競技場が多くなっていて、私の家からのアクセスでかなり良い会場として、時間が調整できそうなときにパッと来れるグランドとして多く足を運んでいた身としては、この会場の方が愛着があるという感じなのですが、発表されている前期の11節までの日程では、今回の試合のみ会場がここなのですよね。

今回の対戦カードは、アミノバイタルカップ決勝の再戦となる立正大学vs明治大学のカードであることもあり、また、集中応援日ということもあり、キックオフに近い時間に会場に着いた時には、スタンドがほぼ満員状態でした。

立正大学にも明治大学にも浦和レッズのアカデミー出身選手が複数所属しているものの、この試合でメンバーに入っていたのは、フル出場を果たした立正大学の5番中塩大貴のみとなりました。

試合は、現在リーグ首位でもある明治大学の得点の多さと失点の少なさが物語るような試合になりました。選手同士の動きの連携や守備の硬さ強さに加えて、ゴールを狙いに行った時の個の力とシュート精度も高い。なかなか立正大学が思うようなゲーム運びをできない中でも相手の攻撃を跳ね返して0-0の状態で試合は進んでいく中で、前半終了間際に明治大学の8番森下龍矢が突破して見事なシュートを決めてリードする展開。

後半もやや明治大学ペースで進む中で、立正大学も攻撃の回数が増えてきていた後半30分以降の時間帯で、明治大学の11番佐藤亮が得点前にも密集状態の中でわずかに空いたスペースで際どいシュートを打ってくる場面があって危険な選手というイメージがあったのですが、その佐藤亮が、後半35分に決めて明治大学が2点リードと立正大学にとっては、かなり厳しい展開になります。

明治大学2点リードのまま試合は、残り5分ほどとなり、立正大学も後半43分に11番見原慧が、角度のないところから見事なゴールを決めて1点差に迫るも試合終了間際に、明治大学19番中川諒真に豪快にヘッドで決められ、結果的に立正大学は、1-3で敗戦となりました。

昨日の試合の時にも書きましたが、今年は、大学サッカーにほとんど足が運べていないので、それぞれの大学の事情がほぼ分からない状況で、その試合その試合で感じたことを判断するしかないものの、立正大学も1部の上位争いをするチームとして崩れない戦いを見せるチームになっているのは確実でしたが、それ以上に明治大学の強さが際立った(特に勝負どころでの点を奪う強さと守備)というのが素直な感想でした。

1つの試合として観戦する時には、こういうレベルの戦いを見たときは、有料で観戦しても良かったな(とはいっても大学サッカーは、私は日本サッカー後援会なので、試合ごとに払うことはないのですがw)と思うのですが、それに値するような試合だったと思います(この試合は無料試合でした。)

ちなみに、試合には関係ないと言えば関係ないのですが、立正大学のスコアボードのタイマーってこんな不思議な構造でしたっけ?

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40分になるとストップして、「なんか、時間が進まなくなったな」と思っていると、45分になったら急に針が45分に移動していたと思うんですよね。そういう構造なのかなと、割と試合を楽しみながらもそこは気になりまくってました。

そんな感じです。

ではでは。

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アカデミー卒業生関連 2019/08/03 – 大学サッカー 東京国際大学vs関東学院大学を観戦してきました。

*東京国際大学の4番は、浦和レッズユース出身の小木曽佑太。関東学院大学の19番は、浦和レッズジュニアユース出身の木下海斗

どうも、ブクメです☆

8月最初の土曜日は、今週から再開された大学サッカーの関東2部リーグの東京国際大学vs関東学院大学の試合に足を運びました。

今年は、スタートから、かなりプライベートで様々なことが起こり、その中でも、どうも、大学サッカーに足を運ぼうと思っていたタイミングで、何かしら起こって足が運べなかった、または、その流れで強烈な体調不良になっていたりw

ということで、前回の大学サッカーは、いつ足を運べたのかなと思ったら4月の熊谷スポーツ文化公園陸上競技場の試合だったということで、4か月近く足を運べていなかったことに自分でも驚きつつです。

さて、今回は、ちょっと昼間の予定が長引いたこともあり、それでも問題なく足を運べる距離にある東京国際大学坂戸キャンパスグラウンドの試合に足を運んだという流れです。事前に色々調べてもいなかったので、現地についてから、情報を確認したりでしたが、関東学院大学には、浦和レッズジュニアユース出身(高校は、昌平高校)の木下海斗がスタメンで出場していました。東京国際大学では、小木曽佑太がスタメン出場ということで、共にジュニアユース出身までを合わせると複数の浦和のアカデミー出身選手が所属している大学ですが、出場していたのは1人ずつでした。

現地に着いたら思ったより知っている方が多く来ていたということで、情報を集めながら見ましたが、順位的には、どちらも今シーズンは苦戦している状況下での対戦になりましたが、今回の試合では、明暗がくっきりと分かれてしまいましたね。

試合開始から、点を奪いに来る関東学院大学の猛攻を受け切れずに、早い時間で東京国際大学は失点(アシストは、19番木下海斗だったと思います。)

更に、立て直せないままに立て続けの失点で前半10分くらいで0-2という状況になってしまい、かなり試合が難しくなりましたね。

事前の情報としては、関東学院大学がこの試合までの失点数が平均で1試合2点と多かったこともあり、攻撃の鋭さと反するようにどこかで守備にほころびが見えるとバタバタ行くのかなとも思って見ていましたが、もし、そうだとすれば、2点のビハインドも安全な点差でもないかなと思うところもありましたが、試合を大きく動かしそうな決定機を東京国際大学が決めきれなかったところ、また、判定もやや厳しいものになり、後半早い時間で退場者を出し、10人での戦いを強いられることになってしまいます。

攻撃のリズムと味方の動きが合わない場面が東京国際は多すぎて、収まりどころもない状況で来た中で、逆に10人になってからは、シンプルにゴールを狙うプレーが増えたことで、7番宇高魁人の突破への試みなどでチャンスが増えたように感じられましたが、例えば、ファールを受けつつも、7番宇高魁人へパスが通っていて、そのままゴールまで行けるような流れではあったものの、審判はアドバンテージを取らずに止めてしまったり、そういうところも、ついていなかったなと。

結果的に、勝負のところでは、流れを取り返すポイントになりそうな場面は、あったものの、その場面を逃し、逆に更に2失点を喫し、0-4で東京国際大学敗戦となりました。

以前から書いていますが、今日は、どちらにもアカデミー出身選手が出場していましたが、ここ数年足を運んできた回数や、もともと私の家から近い会場の一つでもあることなどで東京国際大学はどういう状況でも肩入れしてしまう(浦和のアカデミー選手が出場しなくなったらたぶん、足は運ばないと思いますがw)ということで、気持ち東京国際大学頑張れという気持ちで見ていたのですが、色々課題と問題が多いようにも感じられましたね。

スタンドの応援団(部員)から聞こえる声も、もともと茶化すような応援が許されていて、それが面白い時もありますが、今日は、なんだか、チーム自体がうまく行っていないことが言葉や、雰囲気で伝わってきてしまいました。

そんな若干気楽な気持ちで足を運んだ試合ではあったのですが、試合を見ながら色々考えてしまうこともありました。

でもまあ、10人になってからのわかりやすいゴールを目指した攻撃は、なかなか迫力ありましたし、方向性をしっかり定められれば、強さは見せられそうな気もするんですけどね、それがコントロールできていないのが今の状態なのかもしれませんが。

ちなみに、ディフェンダーながらチーム得点王らしい4番小木曽佑太ですが、この試合でも、セットプレーから相手キーパーの好セーブにあったものの、ゴール右隅下を狙った見事なヘディングシュートなどありました。

上手く調整して、もう少し大学サッカーも多めに足を運べると良いのですが、まだちょっとわかりませんw

ではでは。

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【アニ山】インターハイに行ってきました(後編)・初芝橋本-高知/北越-青森山田

どうも、ブクメです☆

アニ山さんから記事が届きました。インターハイ観戦関連の記事の第2弾ですね。沖縄県には、高校生の頃に修学旅行的な形で行ったことはあるものの、サッカー目的で足を運んだことがないため、いくつかのスタジアム名が出てきますが、私としては、一つもピンときませんw

そして、実は、インターハイの経過はほとんどチェックしておらず、この記事を持って、青森山田が敗れたことを知ったという程度の本当に情報を追えていません。この記事をアップする前に、そういえば、どこが優勝したのだろうと調べてみたら、正に今日が決勝で、桐光学園が優勝したのですね。

なので、あまり記事の内容に反応できていないのですが、記事の最後の方にあった新潟勢の台頭のところで新潟明訓高校が出てきて、浦和レッズユースBが参加した水戸ホーリーホックユースカップで、総得点差で浦和の1位通過を阻まれた相手で結局、決勝まで進んでいたんだよな~、なるほど新潟勢が台頭は、よくわかる話だと思った感じです。

では、アニ山さんの記事です。どうぞ。

おはようございます。
ブクメ氏の助手見習い・アニ山です。
さて、沖縄インターハイ観戦記の後編、7月28日(日)観戦分です。

この日は19時那覇発のフライトで成田に戻る予定です。14時前には試合が終わるとはいえ、何かトラブルが起こると嫌なので、比較的バスの便が多くアクセスしやすい、那覇市の南東隣、南風原町にある黄金森公園陸上競技場を選択しました。

バスの便が多いと言っても最寄りではなく、少し離れたところに多くの路線が経由する停留所「兼城十字路」があります。そこからスタジアムまでは徒歩で15分ほど。
ただし、自分は25分ほど歩く破目になりました。いや、迷ったワケではないのですがね。
プリントアウトした地図を持っていたのですが、キチンと見ずに、なんとなく最短距離を行こうとしたため、スタジアムの裏手の山道に入ってしまいました。
入口は整備された遊歩道という雰囲気だったので油断をしていたのですが、「黄金森」というだけあって、進むにつれ鬱蒼とした森の中を行く、かなり急な上り坂になります。頂上近くで視界も開けてくると、今度はスタジアムに向けて階段をひたすら降りていかなくてはなりません。結果的には大きく遠回りした上に、スタジアムの裏手の山をワザワザ超えてくる格好になりました。
遊歩道の入り口に『ハブに注意』なんて看板があったので、そこで恐れおののいて引き返し、地図を確認していればコンナコトにはならなかったんですけどね。

【初芝橋本 1 – 0 高知】

大まかな印象では、パスで繋いでいく高知と、ドリブルでボールを運んで突っかけていく初芝橋本という構図の試合。

高知高校は、このゲームを見たところでは、左利きのアンカー・#5小黒大翔がキーマンという感じがしました。
中央で細かくボールを動かしながら、#5小黒に入ったところで機を見てフリーになった選手などに大きく小さく散らしていきます。この視野の広さと間合の良さ、そして配球されるロングボールの正確性から、能力の高い選手だということが感じられます。
高知高校は後半21分にPKで失点しますが、追いかける展開になって#5小黒を前線左に上げてきましたましたが、これもチーム内での評価の高さを反映するような采配です。
レッズユースでいえば、井澤春輝のような信頼の置かれ方…と喩えるとわかりやすいでしょうか。

前線は3トップ気味の位置取りをしますが加えてトップ下と両サイドバックが流動的にボールを引き出していきます。
もちろん受けに回ることも多いのですが、前を向いてゲームを作れている時間帯では、前日の2回戦で埼玉代表・西武台を4-0と大差で下している勝ち上がりもなるほどと頷けるところです。

【北越 1 – 1 (PK 5 – 4 )青森山田】

このゲームの最大のポイントはやはり、1-1のスコアで迎えた後半37分、青森山田の決定機でしょう。
相手コーナーキックをクリアしてのカウンターでキーパーと1対1となった場面で、#17タビナス・ポールがシュートを大きく外してしまいます。
時間帯的にも、もう勝負を決めるゴール…になるハズでした。

後半17分から投入されていた#17タビナスは、このプレイの直後に交替を命じられます。監督の心中が窺われる采配です。

タビナスと対峙した北越キーパー#1平山颯太の間合いの詰め方が巧かったこともあるでしょうか、それに対してタビナスが若干慌てたようにも映りました。

さて、試合を通してみると青森山田がとてもギクシャクした、北越が自分のサッカーをやりきったというゲームで、結果PK戦で北越が勝利しましたが、内容面をみると妥当な結果に落ち着いたのではないかと思います。

北越が後半13分に先制。後半18分に青森山田がセットプレイで追い付く…という得点経過なのですが、このスコアが動く前に青森山田としては2度ほど危うい、命拾いしたというシーンがありました。
一度目は前半15分、北越#11田中翔がエリア内でボールを受けて切り返しに対たところ、青森山田ディフェンスのチャージがファウルの判定でPK。これを北越キッカー#9庄内碧がポストに当てて決められず。
二度目は後半7分、北越が中央から#12五十嵐翔のスルーパス、#5藤吉玲依が完璧な受け方をみせてフリーに。さらに落ち着いてキーパーも交わし、角度のないところからマウスにボールを流し込もうという絶体絶命の局面。ここでディフェンスがスライディングで戻りボールを跳ね返します。

青森山田は前後半ともクーリングタイムには、監督から非常に厳しい口調の声がかけられていました。内容はハッキリとは把握できませんでしたが「やっていない」、「闘っていない」という趣旨のものだったと思います。

一方の北越はピッチ上でも【やれる・勝てる】とボジティブな声が飛んでいました。パスワークで相手を振り回し、最後のキメのところではスルーパスに対して斜めに入る動きでディフェンスの裏を取るなど、連動性の高い仕掛けで青森山田の守備ブロックを翻弄する時間帯もあり、また、ルーズボール、セカンドボールが北越に収まる場面も多く、良い流れに乗ったチームと歯車が噛み合わずに悪循環を起こしてしまったチームの典型的な側面も顕れていました。

それにしても、昨今の新潟県のユース年代の充実ぶりはすごいなぁ、と。
この北越をはじめ、昨年度の選手権で見た帝京長岡、また、これはTV中継での確認でしたが北信越プリンスを制してプレミア参入戦に挑んだ新潟明訓と、それぞれなかなか面白いサッカーをやってきます。
これも北信越プリンスによる高いレベルでの切磋琢磨の効果でしょうか。

【アニ山】インターハイに行ってきました(前編)・帝京大可児-徳島市立/丸岡-矢板中央

どうも、ブクメです☆

アニ山さんから記事が届きましたよ。昨年に、高校サッカーのインターハイが沖縄開催と聞いた時には、かなり行きたい気持ち強くなっており、更に、知っている選手もそちら方面のチームに入ったなどもあったのですが、結果的にいくつかの条件が重なり、沖縄に行くモチベーションを行動まで移すところまで届かずでしたが、アニ山さんは、宣言通り、しっかり沖縄に足を運んでの試合観戦ということで。

会場の選び方は、相変わらずのアニ山さんらしさが出ていますね。

ということで、アニ山さんの記事です、どうぞ!

おはようございます。
ブクメ氏の助手見習い・アニ山です。
さて、この週末はインターハイの観戦に沖縄に行っておりました。
男子の1回戦に合わせて金曜日・26日から二泊三日で沖縄に入ったのですが、初日は那覇空港着が午前11時。その日はとにかく最もスムースに移動できる会場に…ということで、西原町民陸上競技場にまいりました。それでも同会場にたどり着いたのは第2試合(関大一高vs米子北)前半終了間際となりました。
ただ、自分の到着前にはかなり強めのニワカ雨があったようで、それはそれでラッキーだったかもしれません。

さて、しっかりと観戦できる2日目ですが、カード的には1回戦で星稜を破った水戸商業と富山第一、青森山田と大津という2試合がある吉の浦公園ごさまる陸上競技場が気にかかったのですが、スタジアムマニアの発想としてはFC琉球がJFL時代に使用したスタジアム・北谷陸上競技場を潰しておきたいという思いもあり、悩んだ挙げ句に北谷を選びました。

北谷までは那覇のバスセンターから45分ほど。運動公園の最寄りの停留所は運行本数が多くないので、少し離れた国道58号線を走るバスを利用しました。
自分は「謝苅入口」という停留所で下車しましたが、陸上競技場は運動公園の一番奥にあるので、バス停から徒歩10分といった感じでしょうか。

大きめのメインスタンドが東側を向いていて夏の沖縄の陽射しを正面から受けるのには難儀しましたが、スタンド最上段から外を眺めると、この海が広がります。


【帝京大可児 0 – 0(PK 4 – 5 ) 徳島市立】

2回戦・北谷会場の1本目は帝京大可児と徳島市立の対戦。
帝京大可児は4-4-2、徳島市立は少しシステムがはかり辛かったのですが、恐らく4-3-2-1のツリー型で、相手ボールで左ハーフの#9木村広也が落ちてきて5-4-1的なバランスを取っていたのではないかと思います。

徳島市立の相手ボールに対するアプローチが積極的で、徳島市立ペースでゲームは進んみますが、前半14分に大きなチャンスが訪れます。
帝京大可児センターバックの足元の処理が乱れたところ、徳島市立#7槇野秋也がスチール。そのまま持ち込んでキーパーと1対1になりますが、フェイントでキーパーも交わそうとした#7槇野のステップに帝京大可児のキーパー#1安江翼が見事に対応してボールを抑えます。

この辺りを境に、今度は帝京大可児が前でゲームを進め出します。19分には#14横井内壮が真ん中から左に叩き、フリーになった#7関根空がシュートを放ちますが、惜しくも外。

徳島市立の対人に強く、球際にしぶとい守備に対して、帝京大可児がそれを背負って、いなしながら、どのように前を向くシーンを作れるか…という構図になっていきますが、それ以降は双方ともシュートらしいシュートもなく、スコアレスで70分が終わります。
後半ロスタイムにはPK戦に備えて、両チームともゴールキーパーを交替しただけあり、徳島市立#17米田世波が3本、帝京大可児の#17牧田修希が2本セーブ。牧田は他に触りながらもゴールとなったのが2本あり、帝京大可児は本当に惜しくもの敗退です。

帝京大可児は前述の前半19分#7関根のシュートの直後にクーリングタイムに入ってしまったのがツキがなかったか(この試合はクーリングに入る時間が少し遅れた)。それまでの5分間ほどは流れを引き寄せていたのに、再開後は徳島市立がリズムを取り戻してしまいました。
35分ハーフのゲームは、ただでさえマネジメントが難しいと思いますが、さらにクーリングで5分程度、飲水で1分程度の中断が入る。熱中症対策なので仕方ありませんが、前後半がさらに【15分-10分-10分】と3つのピリオドに分割されてしまうと、従来のサッカーとはまた違ったスポーツにも感じてしまいます。

徳島市立は、スタメンキーパー#1中川真が安定。クロス、セットプレイを中心にカバーエリアの広さを発揮し、帝京大可児はペナルティエリア内のハイボールはノーチャンスといった感じでした。
フィールドプレイヤーでは中盤の#5川人太陽。攻守に存在感がありましたが、特にディフェンスでは最終ラインの前で攻撃の芽を摘み取り、チームに好循環をもたらす働きぶり。
もうひとり、右サイドバックの#6平佑斗も、クサビのパスに対しての反応がよく、そのボール奪取からオーバーラップで攻撃の起点になっていましたが、ひとつ残念だったのは、クロスやスルーパスなど最後の部分に精度がなかったこと。もう少し丁寧に可能性のあるボールを供給できていれば、徳島市立は70分で勝ちきれていたのでは、とも思えます。

【丸岡 1 – 1 (PK 3 – 2 )矢板中央】

丸岡高校は、北信越プリンスでの戦績からは好調さが窺え、見ておきたいと思っていたチームでした。
この試合も両チーム決め手を欠いたというか、なかなかシュートまでいけない序盤になります。
矢板中央が前半28分と早めにフォワードを交替。#11大貫翔平out #9多田圭佑inと手を打ってきますが、この辺りからやや矢板中央寄りに流れが傾きます。
後半クーリングタイム前には立て続けにシュートまで持ち込み矢板中央が優勢にゲームを進めていたのですが、後半26分に左サイドを突破した丸岡#11明間希からのクロスに合わせた#7中村晃大のヘディングがバーを叩いて内側に吸い込まれ、押されていた丸岡が先制。
しかし直後に矢板中央#7靏見拳士朗がフリーキックを直接決めて同点。矢板中央の底力を感じさせます。

第2試合もPK戦にもつれ込みますが、こちらも充実のPK戦でした。
丸岡#1倉持一輝、矢板中央#1溝口陽日ともに2本セーブ。最後矢板中央は5人目のキッカーがバーに当てて丸岡の勝利。

PK戦自体、緊張感がみなぎり引き込まれるものですが、2試合とも両チームのキーパーの反応が素晴らしく、見応えのあるPK戦でした。

第6回水戸ホーリーホックユースカップ最終日 浦和レッズユースB vs 湘南ベルマーレU-18B 1-0勝利、FC東京U-18B 1-2敗戦・・・3日間通して、より見えたこと

どうも、ブクメです☆

27日からスタートした水戸ホーリーホックユースカップも大会3日目、最終日となりました。若干台風の影響を受けつつ、強風の中での試合や曇っていても湿気と暑さが凄い試合など様々なありましたが、最終日の2試合は、シンプルに猛暑日の中での試合となりました。どのくらい暑かったかというと、最高気温は35度を超え、1試合目と2試合目の合間に駐車場に戻って車のエンジンをかけたときに表示された温度が42度になっていたというくらいの暑さw

昨年は、決勝戦のみの1試合を観戦したので、3日間2試合ずつこの時期に戦うということは想像しつつも、やはり単発の試合としての状況しかわかりませんでしたが、今回は、3日間全てに足を運べたことで、単純に優勝を目指した戦いというところ以外にも、かなり大変な要素が多いことを確認できました。

見てるだけなのに、暑さでボーっとしてしまったり、人と話す時にあまり頭が回っていないような状況もあったりしましたのでw

ベンチ側の声がすぐ近くで聞こえてしまうことが良いかどうかは別として、今回初日と最終日で浦和が戦ったツインピッチは、スタンドで応援するチーム側にいるだけで、ベンチからの声がはっきりと聞こえてきます。それによって、なるほど、こういう指示を出したり、声を賭けたりするんだと感じることも多くなりました。

新体制になってから、特にハーフタイムの時などは、まず選手同士が話をするような時間が設けられることが多くなりましたが、この大会でも、最初の写真のようにウォーターブレイクなどの時に、同じポジションの選手が、控えの選手含めて選手同士で話をするという場面が多く見られ、試合中の声掛けもかなり多く見られました。

これが、当たり前になってきていることが大きいなと感じています。控えの選手も自分がプレーしているイメージで試合を見ることができ、同じポジションの選手の動きを見ながら、こうしたほうが良いとかアドバイスしつつ、自分が出た時のイメージにもつながる。本当に重要なことです。

では、試合の話に移りますね。

10:20キックオフのvs湘南ベルマーレU-18Bのメンバーと交代は以下、

GK41番樋口燿大、DFが左に31番大野海翔、右に32番岡田翼、センターバックに5番遠藤龍河と40番茂木柊哉、MFが左に14番千葉希(後半10分⇒26番舘澤佑磨)、右に42番吉田来綺、真ん中に39番戸田大翔と35番島垣翔、FWが左に29番伊澤壮平、右に19番成田安里(後半27分⇒33番小川聖凪)

となります。

この大会の中では、メンバー交代も少なく、勝負にこだわるような雰囲気が感じられたのがこの湘南ベルマーレU-18B戦です。

スタートから精度の高い相手の攻撃を受ける形になり、開始2分には、結構危険な形でシュートを打たれる場面があり、ここは相手がシュートを外してくれたから良かったものの、2日目までの相手にはないやりにくさのようなものが感じられる相手でした。

実際、相手のフォーメーションや戦い方に合わせて、前半10分まで行かないくらいで、19番成田安里のワントップ気味にして、中盤中央に39番戸田大翔と42番吉田来綺、左サイド14番千葉希、右サイド29番伊澤壮平でアンカー的な位置に35番島垣翔が1枚で入るような形に変更して戦っていたと思います。

そして、このワントップにしたことによって、既に昨日の試合でも自信を持ったプレーで存在感を見せてゴールも奪っていた19番成田安里が、この試合でも、くさびのパスを受ける時も相手を背負いながら、体の向きとトラップの精度で抜け出すような場面を作るなど良いプレーが随所に見られました。

また、バックラインでは、5番遠藤龍河が力強さを見せて跳ね返し、狙える時には、相手の攻撃の起点へ激しくプレッシャーに行き奪い取って攻撃に転じる起点になるというプレーも見せていました。

何度か、相手に攻め込まれる場面は作られたものの、0で抑え、逆に、19番成田安里の果敢なドリブルからのシュートなど、かなりゴールに近づいたプレーも何度かあったものの、フィニッシュの精度というところで、決めきれずに0-0で折り返します。

後半に入って最初の決定機は、後半4分の42番吉田来綺が相手キーパーの虚を突いたループシュートを狙った場面。ここは、バーに弾かれ得点にならなかったものの、あと数センチゴール方向にずれていたら、決まっていたという惜しい形でした。

やや全体的には、ミスも多くなり相手の反撃の機会も与えてしまった後半でしたが、攻撃面では、前半同様に19番成田安里の動きが良く、自らの突破や味方を活かすところも含めてチャンスに絡むプレーが多くあったものの、残念ながらゴールには至らずでした。

狙いというところで、面白いと感じられたプレーが後半26分にあったのですが、中盤辺りで42番吉田来綺がパスを受けた時に、31番大野海翔が走り出していた場面で、相手ディフェンダーの左から通せば、確実に通っていたものの相手ディフェンダーと対峙するような形になるところで、ディフェンダーの右(そのディフェンダーとキーパーの間くらいのところ)を狙って鋭いパスを通し、結果的には、相手キーパーがギリギリ先に触ったものの、31番大野海翔もそのパスの意図に気づいて加速して走りこんでいて、先に触れれば、よりゴールの可能性が高かったというプレーがありました。こういう狙いと、それを感じ取って走りこむ選手がいるという状況ができていたこのプレーはかなり良かったと思います。

0-0のまま時間が過ぎていき、このまま行くと延長戦はないため、PK戦が見えてくるかなと言う残り3分くらいの時間で、浦和がゴールを奪います。

42番吉田来綺を起点に、33番小川聖凪がパスを受けテンポよく近い距離の選手(誰かわかりませんでした)に下げて抜け出した33番小川聖凪に再びパスが渡り、シュート。これをキーパーが弾いたところを29番伊澤壮平が押し込んでゴール。試合終了まで残り少しと言うところで先制に成功します。

その後、やや長めと感じられるアディショナルタイムに相手フリーキックからヘッドで合わされて同点にされたかと思われたものの、これは、オフサイドの判定。

結果的に、1-0で勝利となりました。

続けて、FC東京U-18B戦です。

13:00キックオフのvs湘南ベルマーレU-18Bのメンバーと交代は以下、

GK30番川﨑淳(後半9分⇒18番関大輝)、DFが左に26番舘澤佑磨、右に32番岡田翼(後半スタート⇒31番大野海翔)、センターバックに23番山本陽生真と28番アピッチ輝、MFが左に36番瑞慶山一真(後半9分⇒29番伊澤壮平)、右に38番舘樹(後半9分⇒42番吉田来綺)、真ん中に14番千葉希(後半スタート⇒39番戸田大翔)と43番チェコ(後半17分⇒35番島垣翔)、FWが左に9番波田祥太(後半9分⇒33番小川聖凪)、右に44番レオ(後半22分⇒2番長田拓巳)

となります。

この大会の締めくくりの試合ということで、もちろん勝利を狙いつつですが、湘南ベルマーレ戦と比べると、最終戦なので多くの選手を出場させるという意図も若干あったようにも感じられる試合。

開始から、相手のパス回しや突破の対応に苦しみ、相手ペースでしばらく試合が進みます。前半3分に抜け出されてシュートを打たれるなど、危険な場面を作られつつ、前半7分にペナルティエリア僅か外辺りで与えたフリーキックを直接決められ、0-1と追いかける展開を作られてしまいます。

浦和も前半14分に、43番チェコと38番舘樹のパス交換で抜け出した43番チェコがシュートを放つもディフェンダーにコースを消されて決めきれず、直後にもフリーキックの場面で43番チェコからのボールに味方が合わせられればというところで相手ディフェンダーがクリア。

前半18分には、44番レオが高めの位置でプレスをかけてインターセプトに成功し、ドリブルで仕掛けるも相手ディフェンダー2枚にコースを消されて奪われます。

前半19分には、43番チェコから32番岡田翼、そして、ゴール前に走りこんだ36番瑞慶山一真に合わせヘディングシュートを放つも枠を捉えられず。

前半23分には、32番岡田翼のスローインから9番波田祥太が相手ディフェンダーのプレッシャーを受けながらも抜け出した26番舘澤佑磨にパスを通し仕掛けるも相手ディフェンダーに阻まれます。

相手の攻撃も多くなる中で、前半25分には、サイドから突破されてしまいシュートを放たれるもここはGK30番川﨑淳が好セーブ。

前半を0-1で折り返します。

後半は、開始早々に23番山本陽生真からの縦パスを9番波田祥太がキープしてからの突破などでチャンスを作るなど流れを引きもどせるような攻撃が見られたものの、後半6分に、またもやフリーキックを直接決められてしまい、0-2と2点のビハインドを背負う難しい展開になります。

後半14分に、39番戸田大翔から29番伊澤壮平を経由し、前線の44番レオにパスが通ると、果敢に仕掛けてコーナーキックを獲得。

そのコーナーキックからの流れで、43番チェコがクロスを上げたところで、走りこんだ23番山本陽生真がペナルティエリア内に侵入したところで相手に倒されてPKを獲得。

このPKを39番戸田大翔が決めて1-2と1点差に詰め寄ります。

その後、後半25分に26番舘澤佑磨から、29番伊澤壮平、42番吉田来綺とパスが繋がり、長めのクロスをタイミングよく受けた2番長田拓巳がシュートを放つも、これはキーパーにキャッチされます。

更に、後半28分には、31番大野海翔から39番戸田大翔、29番伊澤壮平とパスが通り、右から抜け出した42番吉田来綺にパスが通り、シュートを狙うもこれもコースが甘く相手キーパーにキャッチされます。

試合終了間際には、29番伊澤壮平がミドルシュートを放ち、これが僅かにゴール左にそれます。

試合終盤に何度か追いつくチャンスはあったものの、決められず試合は1-2で終了となりました。

 

この大会の最終戦は、勝利では飾れなかったものの、この大会のスタート時と比べると見違えて動きが良くなった選手もいますし、もともと自信を持ってプレーしてくれれば、かなりポテンシャルを最初から感じていた選手が、この大会中に、一つ殻を破ったと感じられる部分もあったりしました。

正直に書きますと、暑さや、移動が多かったりで、交代選手も多い中で、私自身もどこまでしっかり試合が見られていたか若干怪しいところも多かったのが反省点にはなります。おそらく、その起点は別の選手だとか、そんな内容も多くあったりするかもしれませんがご了承ください。

とにかく、私自身、3日間通してこの大会を見られたことで、また色々な発見をさせてもらいましたので、よく書いていることですが、ここで感じたことを踏まえて、また次の試合で見て行く流れになりますので、次は和倉ユースになると思いますが、楽しみにしています。

3日間お疲れさまでした。

ではでは!

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アカデミー卒業生関連 2019/07/28 – 第48回全国自治体職員サッカー選手権大会 川口市役所vs静岡市役所を観戦しました。

どうも、ブクメです☆

7月27日~29日までの期間は浦和レッズユースBの参加する水戸ホーリーホックユースカップを観戦しつつ、例年のこの大会の日程通りであれば、28日の試合が午前中9時30分くらいからの1試合のみの可能性が十分あり、その場合は、終わってから高速で移動すれば、福島県のJヴィレッジで開催される全国自治体職員サッカー選手権大会の見たい試合に間に合うという、ある程度運任せの日程を考えていました。

まず、今年は、水戸ホーリーホックユースもクラブユース選手権に出場したからか、水戸ホーリーホックユースカップの予定の発表が開幕ギリギリくらいまで更新されなかったりしてやきもきしたものの、期待通り、浦和レッズユースBの28日の日程は、9時15分キックオフとなりました。

そして、自治体サッカーの目的のチームは、川口市役所で28日の試合は、大会2日目ということで、川口市役所自体が1回戦を突破してくれないことには、見たいチームがなくなるということでしたが、これも、5-0大勝で2回戦進出を決めてくれました。

ということで、全てが思惑通りのスケジュールになったということで、足を運ぶことができたのですが、この大会前に台風が発生したということで、どれだけ影響がでるか心配していたところでしたが、影響が出てしまったんですね。28日のキックオフが1時間遅れて、10時15分になり、この時点で、急いで移動してもギリギリ13時キックオフに間に合うか間に合わないかと言うことになりました。

ただ、当日現地に移動するまで同行者ともども気が付いていなかったのですが、自治体サッカーの方も1時間遅れてスタートすることが早めに決まっていたようで、結果的に、Jヴィレッジ内のカフェで一休みしてから試合を観戦することができる流れにもなり、結果的には、かなりラッキーが重なった形になりました。

で、日程的な移動的なことばかり先に書いてしまいましたが、なぜ川口市役所を?と思われる方も多いと思いますが、今年の川口市役所には、浦和レッズユース出身の選手がなんと3人もいたりします。

結果的には、ピッチの上でプレー見ることができたのは、一人だけだったのですが、その一人は細田真也(マーボー)で、前半右サイドバック、後半は中盤の右に上がってのプレーで後半途中までのプレーで、ゴールを決められそうな場面も何度か見られました。

もう一人は、金野僚太で、ベンチ入りはしていたものの出場はありませんでした。そして、どうも、全国系の大会で足を運ぶときに縁がない繁田秀斗もこのチームに所属していますが、負傷で参加できずということになりました。

もちろん、大会に参加しているチームは優勝目指しての真剣勝負になるのですが、卒業生を眺めることを楽しむというスタンスで私たちは見させてもらいました。その意味では、長い間来られていなかったJヴィレッジで、ジュニアユース時代にこの場所で全国大会を戦う姿を見た細田真也が社会人になってからプレーするところが見られたというのは、感無量でした。

震災があり、そこから、ある程度落ち着いたところで、付近に足を運びたいとか口にしていながら、結局、原発対応の作業拠点としてコンクリートで埋められているJヴィレッジの姿を見ることもなく、長い年月が過ぎて、まるで、以前のJヴィレッジそのままで各ピッチが整備されたくらいの状況にまで復元された会場で試合を見る。ある意味、私はズルいなとも思ってしまったりもするわけです。

でも、足を運べて良かったですし、この1日は、とても思い出に残るものになりました。帰りがけに、震災前にJヴィレッジでの全国大会に足を運んでいた時には、毎回立ち寄っていた「道の駅 よつくら港」にも寄ることができました。こちらも、津波の被害を受けた道の駅ということで、確か道の駅からそのまま海が見える風景だったと思うのですが、現在は防波堤が作られていて道の駅からは海が眺められないような作りに変わっていました。防波堤を越えると海水浴場が作られており、道の駅含めて人も多くにぎわっている感じもありました。

大会自体は、「Jヴィレッジ復興記念」というサブタイトルも付いている大会だったのに、Jヴィレッジ駅(現在は、臨時駅扱い)に電車が止まらないなど、車以外で足を運ぶ人にはだいぶ大変なアクセスにはなっていたようですがw

この機会が与えられたことに感謝しつつです。浦和レッズのアカデミー出身選手が参加することがなければ、この大会にもJヴィレッジにもしばらく足を運ぶ機会がなかったのですから。来年は、オリンピックの時期に被ると言うことで、この大会は開催されないようですが、このように浦和レッズのアカデミー出身選手が参加するようなチームが出てくれば、なんとか調整して足を運びたいなと思います(次回は、鳥取開催らしいです。)

ではでは。

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↑細田真也

↑金野僚太

 

 

第6回水戸ホーリーホックユースカップ2日目 浦和レッズユースB vs ファジアーノ岡山U-18B 2-0勝利・・・第2戦と同じく戦う姿勢を見せ快勝!

どうも、ブクメです☆

昨日に引き続き、日曜日も水戸ホーリーホックユースカップを観戦してきました。昨日のツインフィールドから場所を移しましてホーリーピッチという会場で浦和レッズユースBは、1位通過をかけてファジアーノ岡山U-18Bと対戦しました。

台風の影響を考慮して、当初の9:15キックオフから10:15キックオフに変更になり、今日は、この試合の終了後に、場所を福島県のJヴィレッジに移動しまして、自治体職員サッカーを観戦する流れで考えていたので、移動時間と見たい試合のキックオフに間に合うかがかなりギリギリでしたが、幸い、Jヴィレッジの方の試合も、1時間遅れてスタートになったことで、問題なく観戦できました。

試合観戦後、再び水戸のホテルに戻ってきてブログを書いているのですが、当然ながら夜も遅めの時間になっていて、更に翌日には、順位リーグが朝からあるということで、若干バタバタしながら書いておりますw

他会場の結果などがわかっておらず、結果的に今日の勝利で問題なく1位通過していると思っていたら、得失点差(総得点差)で2位になっていたということで、3連覇はできなくなったものの、その対戦カードを見つめると、Jクラブばかりの2位グループになっていて、湘南ベルマーレU-18Bと対戦し、その後、柏レイソルU-18BかFC東京U-18Bと対戦ということで、対戦相手という点では、結果的には、面白い相手と戦える最終日になったのかなと思いつつです。

では、試合の話に移りますね。

10:15キックオフのvsファジアーノ岡山U-18Bのメンバーと交代は以下、

GK41番樋口燿大、DFが左に31番大野海翔(後半18分⇒26番舘澤佑磨)、右に32番岡田翼、センターバックに5番遠藤龍河と40番茂木柊哉(後半スタート⇒28番アピッチ輝)、MFが左に14番千葉希、右に42番吉田来綺(後半19分⇒43番チェコ)、真ん中に39番戸田大翔(後半26分⇒23番山本陽生真)と35番島垣翔、FWが左に19番成田安里(後半11分⇒44番レオ)、右に29番伊澤壮平(後半スタート⇒33番小川聖凪/後半23分⇒36番瑞慶山一真)

となります。

テントが目の前に立っているような状況だったので、見る場所の選び方が難しく、少し高さのある所で見ていたのですが、上記のような感じで手前のサイドでの攻防があまり見えないという状況での観戦にはなりましたw

試合開始早々は、やや相手の攻撃を受けてしまう場面がポツポツあり、前半2分に相手シュートは枠を外れたものの、キーパーと1対1の場面を作られることがあったり、前半5分には、サイドを切り裂かれて際どいクロスを入れられてしまうなどあったものの、割とすぐに修正してからは、浦和ペースで攻撃を仕掛ける場面が多くなりました。

前半5分に、14番千葉希が力強いドリブル突破でサイドから切り崩すプレーを見せます。

前半9分には、19番成田安里がドリブルで果敢に仕掛けてチャンスを作ります。この試合の序盤の戦いでは、特に19番成田安里の意識の高さが見られるプレーが多く、前半11分にパスを受けた際には見事なトラップで抜け出して29番伊澤壮平に繋げシュートまで持ち込む場面を演出し、前半13分には、39番戸田大翔から31番大野海翔、14番千葉希を経由しての左サイドからの攻撃で、キーパーとディフェンダーの間を狙ったクロスに対して19番成田安里がわずかに合わなかったものの、反応して走りこむ場面を作るなど、良い動きを見せていました。

そして、動きの質の良さを見せていた流れが結果に結びつきます。前半15分に、31番大野海翔がドリブルで中央に切れ込みながら抜け出す19番成田安里にパスを通し、パスを受けた19番成田安里は、そのまま迷いなくゴールに向かいシュートを放ちゴール!

1-0と先制します。

この辺りからは、かなり浦和が押し込む時間が続き、前半20分には、39番戸田大翔から31番大野海翔につなげ、ゴール前にクロスを上げると、42番吉田来綺が良い位置で受ける形を作るもややトラップが流れてシュートまで行けずでしたが、そこまでの攻撃の流れは見事でした。

前半21分には、相手が連続で仕掛けてきたところで、40番茂木柊哉が見事なインターセプトで奪うプレーや、5番遠藤龍河が見事なカバーリングで防ぐ場面など、守備面でも相手の攻撃に対して、強さを見せる場面が多く見られました。

前半32分には、42番吉田来綺から32番岡田翼に繋げた右サイドからの攻撃でクロスに19番成田安里が走りこむも、ディフェンダーにわずかに先に入られて防がれたもののここも惜しい場面でした。

前半を1-0で折り返し、後半も浦和の攻めが多い展開が続き、後半4分に、39番戸田大翔からのパスを受けた42番吉田来綺が放ったシュートは、ポストを叩いたものの、これを33番小川聖凪が押し込んで2-0とします。

後半5分には、39番戸田大翔からのパスを受けた14番千葉希が左から攻め上がり、クロスに19番成田安里が受けてシュートを放つも相手キーパーに弾かれます。

後半7分には、フリーキックのチャンスから5番遠藤龍河がヘッドでシュートを狙います。

後半10分には、14番千葉希が左サイドから仕掛けて角度のないところからグラウンダーの強めのボールを入れ、これは、おそらくシュートを狙ったと思いますが、誰も触れずにゴール少し右にそれていきます。誰かが合わせていればゴールという場面でもありました。

後半12分には、流れは見ておらず、シュートを打つ直前のところだけ見ていたのですが42番吉田来綺がループシュートでゴールを狙い、これがわずかにゴール左にそれます。

後半13分あたりには、相手キーパーがボールをキープしたところに33番小川聖凪が果敢にプレスをかけるプレーがありました。

後半16分には、相手の攻撃で鋭いシュートを放たれるも、ここはGK41番樋口燿大が防ぎます。

後半17分には、32番岡田翼のクロスに33番小川聖凪がヘッドで合わせるもこれは、枠を捉えられず。

チャンスの数は多いものの、追加点を決めることはできずに2-0で試合終了となりました。

正直なところ、タイトルにも書きましたが、この試合では、試合に臨む姿勢もしっかりゴールの方を向いてプレーできる場面が多かったですし、2得点決めて無失点で勝利したことで、快勝と書きましたが、1勝1分で来ていたのと1分した相手がそこから2勝するとは、あまり考えておらず、大会のページもなかなか他チームの結果や順位表が更新されない状況だったので、浦和が勝てば1位通過かなくらいに思っていましたが、実際は、2勝1分が2チーム並ぶ形で、得失点差も並んだものの、総得点の差で浦和レッズユースBはグループ2位という結果になったと、このブログを書く直前に初めて知り、ちょっとびっくりしていました。

大会の優勝はなくなりましたが、この大会では、試合ごとにチームが良くなっていることが観戦していて見えていましたので、2位グループでの順位リーグにはなりますが、先ほども書きましたが、対戦相手は、なかなか面白い相手ばかりですので、この大会の締めくくりとして、力強い戦いと勝利が見られるのを楽しみにしています。

ではでは。

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第6回水戸ホーリーホックユースカップ1日目 浦和レッズユースB vs 新潟明訓高校 0-0、vs矢板中央高校 3-0・・・3連覇をかけた戦い

どうも、ブクメです☆

27日土曜日からは、昨年決勝のみ足を運んだ、水戸ホーリーホックユースカップに今回は、スタートから3日間観戦する流れで足を運んでいます。厳密に言うと明日28日は、午前の1試合のみ観戦で、その後に組まれている練習試合は予定があるため観戦できないのですが、大会の全日程は、全て観戦する予定です。

浦和レッズユースBは、新潟明訓高校、矢板中央高校、ファジアーノ岡山U-18BとグループBに入っています。

初日の27日は、新潟明訓高校と、矢板中央高校と対戦し、28日はファジアーノ岡山U-18Bと対戦します。

そして、最終日の29日は、順位リーグを2試合戦うことになります。

浦和レッズユースBは、この大会を2連覇しており、3連覇を目指した戦いとなりますが、優勝するためには、グループを1位通過する必要があり、最終日のグループ1位同士の対決(浦和の場合は、グループAの1位と準決勝を戦う)を制し、グループC1位vsグループD1位の勝者と決勝を戦い勝利する必要があります。

今大会のブログは、ちょっと日程詰め詰めの空き時間に仕事もしながらということで、試合ごとではなく、1日目、2日目、3日目とその日ごとに複数の試合があってもまとめて1つのブログとして書かせていただきます。ご了承ください。

大会1日目の浦和の試合は、ツインフィールドで開催されました。この会場は、今回初めて足を運んだのですが、天然芝と人工芝のグラウンドを挟んでスタンドが設置されていて、間のコンコースを挟んでどちらの試合でも見られるような作りになっていて、全体ではないですが屋根も付いていると言うことで、キャパシティが多いわけではありませんが、非常に観戦しやすいグラウンドでした。

↑こんな感じです。スタンドへの入り口を入って左側が人工芝グラウンド、右側が天然芝グラウンド。

特に今日は、台風の影響は強風のみという天候で、雲は多いものの直射日光が差し込む時間の方が長い状況でしたので、スタンドに屋根があるというのは、本当に助かりました(選手は、直射日光を浴びての試合なので暑かったと思いますがw)

では、試合の話に移りますね。今日開催された2試合とも、かなり強風の影響を受けた中での試合になっていますので、かなりやりにくい試合環境だったと言うことを最初に書いておきます。また、浦和レッズユースとしては、この時期恒例となった、メキシコからの交換留学生的な選手が今年もこの大会から参加しています(おそらく、8月7日~の和倉ユースにも参加すると思われます。)

43番チェコ(セルヒオ)、44番レオという名前のはずです。

では、1試合目に行きます。

13:15キックオフのvs新潟明訓高校のメンバーと交代は以下、

GK18番関大輝、DFが左に31番大野海翔、右に29番伊澤壮平(後半9分⇒32番岡田翼)、センターバックに23番山本陽生真(後半9分⇒5番遠藤龍河)と40番茂木柊哉、MFが左に36番瑞慶山一真(後半スタート⇒35番島垣翔)、右に38番舘樹(後半スタート⇒42番吉田来綺)、真ん中に14番千葉希と39番戸田大翔、FWが左に44番レオ(後半9分⇒19番成田安里)、右に9番波田祥太(後半スタート⇒33番小川聖凪)

となります。

自由交代制のようなので、かなり時間帯とか実際に記録上は誰と交代しているのかとか、自信ないですw

辛口なことを書くと、この第1試合は、やや試合への気持ちの面での入り方が悪く、なんというか、実際にピッチに立っていた選手がどのような気持ちで試合に入ったのかはわかりませんが、なんだか、ピリッとしない試合に見えてしまったのは事実です。もちろん、暑さもあり、強風もありましたが。

そんな見え方はしていたことを踏まえて、メモしたところから攻撃やピンチの場面をいくつか挙げますね。

前半2分に、39番戸田大翔からの展開が左サイドから抜けだした36番瑞慶山一真に合えば、チャンスにつながりそうな形を作ります。

前半4分に、44番レオのインターセプトから、14番千葉希を経由して裏に抜け出す9番波田祥太へパスを通すもこれはオフサイド。

私が見た限りでは、あまり見たことがない右サイドバックのポジションに入っていた29番伊澤壮平がドリブルで持ち上がり、最後は44番レオに繋げてシュート(この流れでコーナーキックを獲得。)

前半7分にコーナーキックのチャンスに39番戸田大翔からのクロスに23番山本陽生真がヘッドで狙います。

前半9分には、29番伊澤壮平が再びドリブルで仕掛け、枠は捉えきれなかったものの強烈なシュートを放ちます。

前半11分のコーナーキックのチャンスで39番戸田大翔からのクロスを36番瑞慶山一真がヘッドで枠を捉えるシュートを狙うも決まらず。

前半15分に9番波田祥太がキーパーと1対1の形を作り強烈なシュートを放つもキーパーに弾かれ、そのこぼれ球を36番瑞慶山一真が追いかけるも一歩届かず。

前半20分にGK18番関大輝からのロングフィードが38番舘樹に通れば一気にという形も、コントロールがうまく行かず。

前半終了間際に相手に決定機を作られるもこれは、相手が外してくれて失点を免れます。

前半を0-0で折り返します。

後半は、大幅にメンバー交代がある中で、後半10分に33番小川聖凪が下がり気味の位置から裏へ抜ける42番吉田来綺に通し、チャンスを作ります。

後半16分に35番島垣翔からの展開で19番成田安里がドリブルでサイドに持ち上がり、クロスを上げるも狙ったファーには誰も走りこんでおらず。

後半18分に32番岡田翼の右サイドからの仕掛けから、大きく左に展開し、テンポ良く、中央の35番島垣翔に渡りシュートを放つも相手キーパーに弾かれます。

後半20分には、42番吉田来綺がペナルティエリア内でキーパーと1対1の形を作り、シュートを放つも惜しくもバーに弾かれます。この場面の時、後ろのピッチの笛が抜け出したタイミングで鳴ったような錯覚があったので、一瞬、オフサイドかと思ったりしてしまいました。同時に試合をしていると、後ろの試合の笛や歓声やコーチングが、こちらの試合のものと勘違いさせられる局面が実は、スタンドレベルだと何度もあって混乱したりw

ということで、チャンスも多くあったものの、決めきれずの試合で0-0で終了となりました。

これが第1試合。

続いて第2試合のvs矢板中央高校戦です。

15:45キックオフのvs新潟明訓高校のメンバーと交代は以下、

GK41番樋口燿大(後半14分⇒30番川﨑淳)、DFが左に26番舘澤佑磨、右に32番岡田翼、センターバックに5番遠藤龍河(後半10分⇒14番千葉希)と28番アピッチ輝、MFが左に38番舘樹(後半スタート⇒29番伊澤壮平)、右に43番チェコ、真ん中に35番島垣翔(後半10分⇒31番大野海翔)と42番吉田来綺(後半10分⇒39番戸田大翔)、FWが左に33番小川聖凪(前半18分⇒36番瑞慶山一真/後半10分⇒33番小川聖凪/後半29分⇒2番長田拓巳)、右に19番成田安里(後半19分⇒44番レオ)

となります。

第1戦の後に、喝が入ったのか、選手たちで気持ちを入れ替えなおしたのかは、わかりませんが、見違えるようにわかりやすく気持ちの入った戦いをしてくれたのが、この試合でした。

特にスタートから中盤左に入った38番舘樹が自らの力強い突破や経由した攻撃で、相手守備陣を脅かすプレーを見せていたのが印象的でした。

また、攻撃面で印象的だった流れの一つが、開始早々に右サイドから43番チェコが突破を仕掛けてクロスを上げるというタイミングで、ペナルティエリア付近に、38番舘樹、33番小川聖凪、19番成田安里と3人が走りこんでいるような状況を作り、この場面では、パスを受けた19番成田安里が相手ディフェンダーにブロックされたもののシュートチャンスを作るところまで行っています。

攻撃で相手をバタバタさせることに成功し、その流れの中で早い時間に先制点も奪うことに成功します。

前半11分に、38番舘樹からパスを受けた42番吉田来綺が、豪快なミドルシュートを放ちこれが決まって1-0となります。

得点につながったプレーではないものの、前半15分ほどに見られた、ラインを割りそうな場面で19番成田安里が最後まで追いかける姿勢を見せていたのも印象的でした。後ろから大きな声でコーチングする5番遠藤龍河の声もそうでしたし、この姿勢で試合に臨めば連覇も難しくないというチームをこの試合では見せてもらったと思います。

前半26分には、左サイドバックに入った26番舘澤佑磨が攻撃参加し、そこへ38番舘樹が見事なパスを通して、そのまま持ち上がり、チャンスを作ります。

前半を1-0で折り返した後半も浦和ペースが続き、後半11分には、19番成田安里からのパスを受けた29番伊澤壮平が思い切ってシュートを放ちます。枠を捉えられなかったものの、良い狙いだったと思います。

そして、後半14分に39番戸田大翔がドリブルでペナルティエリアに侵入し、更に突破を仕掛けたところでたまらず相手ディフェンダーが足をかけたところでPKの判定となり、そのPKを39番戸田大翔が難なく決めてゴール。2-0とリードを広げます。

守備の対応も、やや自信を持ちすぎてミスしたら危ないかもと思うような場面があるようなバックラインで相手に食らいつかせてターンでかわすなどのプレーもありつつ(これに関しては、奪われていないので良しだと思いますよ。)

この試合で一番のピンチが後半27分に訪れたのですが、割と距離があるところでの相手フリーキックの場面で強風も上手く味方につける形で、強烈なシュートが浦和のゴール左上隅に突き刺さるような弾道で飛んできたところをGK30番川﨑淳が、左腕一本で見事な反応ではじき出して防ぎました。

この場面を防いだ浦和は、後半28分に44番レオが決定的な3点目となるゴールを決めます。

また、ほとんど時間がなかったためボールを触ることはなかったものの、後半29分には、長い間怪我で戦列を離れていた2番長田拓巳が復帰してプレーするところも見られました。

多くの選手が、目を見張るようなプレーを見せたこの試合は、結果自体も3-0と快勝に終わり、大会1日目を1勝1分で終え、他チームの結果はわからないものの、28日のファジアーノ岡山U-18B戦で勝利することで、1位通過に大きく近づく展開にはなっていると思います(調べてないw)

27日は強風と暑さという敵が加わりましたが、明日は、台風から温帯低気圧に既に変わったようですが、それでも雨の中での試合に強風付きとかもあり得るのかなと思いつつですが、今日の第2戦のような戦いぶりで、内容も伴った勝利が見られることを楽しみにしています。

ではでは。

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【アニ山】クラブユース選手権を見てきました(東京ヴェルディユース対大分トリニータU-18)

どうも、ブクメです☆

アニ山さんから記事が届きました。意見が割れても良いので、浦和レッズユースの試合を見た記事も書いてほしいようなニュアンスのことを話したような話していないようななのですが、頑なにかぶった浦和レッズユースの試合の記事はかかないということのようです残念w

ということで、今回は、クラブユース選手権の初日の別会場の試合の記事をいただいています。

そういえば、ちょうど、今日の宮城総合でのユースの試合を観戦してから帰りに、アニ山さんが記事にしている試合の会場となった伊勢崎華蔵寺の敷地の前を車で通りました。車での移動と言うのは便利なのですが、こんなところにこんな施設があって、そこにサッカーグラウンドもあるというのに、これまで何年もその前を通ったことがあっても素通りしていたんだなと感じます。徒歩移動の魅力、自転車移動の魅力、スピードがゆっくりな方が見える景色もあるんですよね・・・と、どうでも良いことを書いたところで、アニ山さんの記事に移りますね。

おはようございます。
ブクメ氏の助手見習い・アニ山です。

さて、クラブユース選手権が始まりました。
大会初日の7月21日は、自分もブクメ氏と共に、前橋フットボールセンター(下増田)Bコートで11時から行われたレッズユースvs松本山雅ユースを観戦したのですが、それに先立つ第1試合は、自分にとって未踏の会場・伊勢崎市華蔵寺公園陸上競技場で行われた東京ヴェルディユースvs大分トリニータU-18の試合を見ることにしました。

今年の大会では富士見総合グラウンドが会場から外れ、この伊勢崎華蔵寺が新たに加わりました。バックスタンド後方には遊園施設があって、ゆっくり回転する観覧車や時折運行されるジェットコースターを眺めながらのサッカー観戦です。

来年のインターハイは群馬開催になります。例年並の大会規模であれば10面程度のピッチを確保しなくてはいけませんから、この華蔵寺もサッカー会場になるのでは、と予想しています。
伊勢崎駅から華蔵寺公園までは2キロ弱。駅前から真っ直ぐ一本道なので、徒歩でも苦ではなく、群馬県内のスタジアムでは最もアクセスが良いのではないかと思います。僕は試合後すぐに前橋・下増田まで移動する必要がありますから、折り畳み自転車を担いで朝イチの東武電車で伊勢崎駅に向かいます。
また今年のクラブユースは、第1試合のキックオフが15分繰り上がり8時45分。第2試合は据え置きの11時開始ですから、インターバルが長くなり、ハシゴ観戦には幸いです。華蔵寺-下増田間は道のりで4キロほど、かつ、とても緩やかな下りが続くので、下増田には10時半に到着と、時間的にも体力的にも大変余裕のある移動でした。
ハシゴ観戦趣味のある方には、このルート、お勧めしたいと思います。

【ヴェルディユース 0 – 1 トリニータU-18】

ヴェルディユースは2月の東京都U17以来の観戦になります。
その時と比べると、4-1-2-3という布陣は変わらずですが、センターバックだった#3藤田譲瑠チマが一列あがってアンカーに。逆に2月にアンカーだった#5がセンターバックに下がっています。これはひとつ前で強く弾き返そうという意図に加えて、試合開始早々に見せたように、藤田は前に顔を出した時に強いシュートを撃てるので、その面白味をみてのことかなぁ、と想像するところです。

大分はシステムが取りずらかったのですが、おそらく3バック…というか5-4-1のように見えます。両サイドでスローインを担当している選手から判断すると4バックか? とも思えるのですが。結局、自分の手帳には3バック・4バック両建てで記入しました。

試合は、大分がマイボールでワントップの#18小浜耀人に当てて攻撃のリズムを作ろうとする場面もありますが、大まかに言えばヴェルディがポゼッションでゲームを支配し、トリニータがボールホルダーに早いチェックをかけて高い位置からの攻撃を狙う…という流れになりました。
大分は前線からのプレスが効果的で、特にトラップが乱れたところなど、狙いどころが的確。2列目の#9豊永拓弥あたりが起点となり、大分も悪くはないな…という感じなのですが、仕掛けやラストパスの狙いどころ、ヴェルディのほうがひとつ精度が高く、五分五分の流れでありながら、結果ヴェルディのほうにより強い「ゴールの匂い」が感じられる展開になります。

そんなこんなで、感覚的にはヴェルディが一枚上手かという印象だったのですが、大分の勝因はなんといってもキーパー#1木戸雄登の活躍でしょう。
前半14分にはカウンターからヴェルディ#10松橋優安、31分には#11遠藤海斗と、それぞれ一対一の場面をセーブ。後半にも14分に#10松橋、7天満恭平と繋いで最後は#14阿野真拓がフリーで放ったシュートを防ぎます。1点リードで迎えた後半26分には中央での細かいパスワークから#10松橋のラストパスを受けた#3藤田のシュートをセーブしてコーナーに逃れます。特にここは、ヴェルディが完璧に崩したシーンで、これでゴールが奪えなければ致し方ないという感じです。

大分のゴールシーンは、#11西城響也の左からのクロスに#9豊永を経由して#18小浜の頭。これをヴェルディのキーパー#12小原諒万が弾くのですが、こぼれ球を#18小浜が押し込んでのゴール。大分にしたら、ここまであまり可能性のあるラストパスが配球できていなかったのですが、ここでは精度のいい折り返しが入ってきた、また、こぼれ球が小浜の足元に流れるという、運不運もある紙一重のゲーム。
親御さんたちは気が気ではないでしょうが、僕のような第三者にはとても楽しめる内容でした。

クラブユース選手権2019/07/25 浦和レッズユースvs名古屋グランパスU-18 0-2敗戦・・・強さの基準水準と勝負強さ

*今回のブログは、細かいレポート的なものは、書かずに総括的な流れと感じたことを中心に書いています。

どうも、ブクメです☆

クラブユース選手権は、今日から決勝トーナメントに入っていき、浦和レッズユースのベスト16ラウンドの対戦相手は、名古屋グランパスU-18となりました。

公式戦では、地域的なものもあり、あまり多く対戦したことはないものの、割と大きな大会の上の方のラウンドでは、勝っている(調べると、2008年の高円宮杯決勝2015年のJユースカップ決勝で勝利している)のですが、私は、この勝った記憶よりも、これも結構前の話になりますが、2010年のGo for 2014 Cupの3位決定戦(0-4敗戦)の試合のイメージがどうしても頭に残り続けてしまっていて、名古屋グランパスU-18とは、完敗したこの試合で、そもそもの相性が悪いという印象がずっと頭を離れなかったんですね。

一応その時のブログのリンクを載せておきます(第4回GO FOR 2014 CUP 3位決定戦2010/12/28 vs名古屋グランパス 0-4敗戦・・・これが基準)で、実は、今回のタイトルは、このブログを見直す前に書いていて、「基準水準」という言葉を使っているのですが、以前のその試合のブログでは、「基準」という言葉を使っているのですね。無意識に使った似た言葉がありましたが、もちろん、それぞれ若干意味や使い方は違うものの、同じような言葉を試合後のブログで使ったということで、その相手が名古屋グランパスU-18だったという。

似たニュアンスを感じた一戦であり、ある意味、スタートが遅れた新チームのように、時期の意識をずらしながら見て行く必要もある中で、今回も、勝負というところでは、逆転勝利できる局面も作れていたものの、試合内容としては、かなり相手に押し込まれ続けてしまった一戦で、不思議なことに、ここで改めて書こうと思っていた内容に近いことが全く違うその時のチームと、その時相手だった名古屋グランパスU-18に完敗した時に感じて書いた内容に近いものがあるなということで、お時間がある方は、先ほどのリンク先を読んでみてください。

 

ということで、簡単に試合のことを書き、総括的な内容を書きますね。

vs名古屋グランパスU-18戦メンバーは以下、

GK25番鈴木彩艶、DFが左に6番清水楽人(後半16分⇒34番工藤孝太)、右に8番冨田蓮、センターバックに12番福島竜弥と27番山田奈央、MFが左に24番佐藤優斗(後半30分⇒37番高橋悠)、右に22番奥山圭介(後半スタート⇒15番松村大也)、真ん中に4番玉城大志と17番盛嘉伊人(後半22分⇒20番木下翼)、FWが左に7番與那覇航和(後半スタート⇒16番根岸恵汰)、右に13番堀井真海

となります。

表現が雑ですみませんが、正直に試合スタートから感じたのは、柏レイソルのような正確な足元とパス回しと幅を使った攻撃に加えて前線の選手がそれぞれ力強いイメージがあり、「力強い柏レイソル」みたいなイメージを勝手に持って見てしまっていました。

相手に保持される時間が長く、浦和のストロングポイントの一つであるサイド攻撃のところも、かなりケアされてしまっていたこと、あとは、これは、相手ペースになっていたからだけかもしれませんが、どうも、体力的には他チームより余裕があると思われた浦和の方が、それぞれの選手の動きや反応、攻守の切り替えが遅くなっているようにも感じられました。

単発にはなりますが、奪った後のカウンター気味の仕掛けで何度かチャンスを作るものの、そもそもの攻撃回数で相手が多く、やや雑に外れるシュートも多かったもののとにかくシュート意識が高く、前半31分の失点は、その少し前に同じような場面でシュートを外した選手が、同じような場面で今度は調整して見事なシュートを決めてきたという感じでしょうか。

前半では、終盤に、7番與那覇航和と17番盛嘉伊人のポジションを入れ替えたところで、17番盛嘉伊人が味方との距離感を狭めての細かいパスを混ぜた狙いで攻撃を組み立てたところと、13番堀井真海が、強引な仕掛けと、そのこぼれ球も自らのボールにして突破してやろうというプレーをした時間帯に、やや相手が守勢に回り、浦和の時間を作れていました。

後半も全体的には、相手ペースで進む中で、得点が動かないままに向かえた後半残り10分くらいに12番福島竜弥を左サイドバックにポジションチェンジさせたところで、これも、きれいな突破というよりは、リスクもあるけど、とにかく切り裂いて突破してやろうという姿勢を見せたことで、その突破に成功した数回がいずれも大きなチャンスにつながっていました。

最後の最後で、失点をして0-2というスコアとなり、この大会は敗退となりました。

表面的には、「勝敗」というところでは、ひっくり返せる大きなチャンスがあったのも事実です。だから、逆転勝利はできたかもしれませんが、総合的に負けたなと感じたのは、初めてだったかもしれません。

相手チームの事はほとんど知らないので、実は、名古屋も新たな試みを始めたばかりですとかだったらすみませんが、完成度の高さを感じさせる戦いができる相手に、もしかすると、勝敗と言うところでは、この大会のモンテディオ山形ユース戦で勝利するまでなかなか勝てなかったですが、新体制になってからの浦和レッズユースは、どの試合でも相手を圧倒する時間が作れていた(フィニッシュが決まらない)と思うのですが、この試合では、それが作れないままに終わってしまったという悔しさもプレーしていた選手には残ったと思います。相手に飲まれたところもあり、また、選手同士がこれまでと比べて動きが重たく感じられた。この理由ははっきりとは私にはわかりません。

これは、私が勝手に感じたことですが、ハーフタイムの監督からの選手に対して書ける言葉や声がいつもより強く伝えようとしているように反対側のピッチにいながら伝わってきました。

ここまでのプレミア含めた試合で、見られたプレーの良いところが集約されて出れば、展開は変わった。でも、それが試合によって出せない相手の戦い方によって出せない。それが出てしまった試合なのかもしれません。だから、今後やることは明確で、個々の武器を研ぎ澄まして、整理整備されてきた守備バランスもより強化する、それが、どのような相手であっても、自分たちが主導できるようになっていく。

この試合でも数選手が見せた、相手に引っかかっても突破してしまうくらいの、突き進む意識。

そして、既に前線に強い選手がいても、放り込むだけのサッカーにはならないような戦い方が現在のチームにはできるので、前線で収まりどころとして強烈なプレーができる選手の台頭も待たれます。

個でできることを研ぎ澄まし、更に、組み合わせでできることも増やす、特徴同士が活かしあって数倍の力を見せるとか、この大会だけでも大きな発見がありました。

前線での強さというところでは、9番波田祥太が見せたプレーがものすごかったわけですが、この2試合は、いなくなってしまったりで、こういうところは、私は、何も言えないです、もう、本当に。。ですが、前線で収める動きをするプレーとして、抜けた強さを見せた、彼の存在と、前線でプレーする選手はもちろん体格やプレースタイルに違いがありますが、やはり、この試合の戦いを見ていても、前線で強烈な強さを持った選手がいて、そこに相手を食いつかせての他の選手が生きるという構図がこの試合では作れなかったのも事実なので、ここを脅かすレベルを目指して前線の選手にはやってほしいです。

勝負強さを付けるためのリスクに挑戦ができるチームにはなってきていますので、チーム全体のレベルを一つ上げるために、個人名をあえて挙げてしまいましたが、9番波田祥太の水準のプレーに近づき追い越すような選手が台頭してくることも必要になるなと感じたのも事実です。

私は、S2リーグも多く見ていますからね。そうなるポテンシャルを感じている選手もいます。でも、まだ足りないです。

新体制のチームも、最初の段階をクリアしてきていますし、選手の表情もなんか、以前よりよくなっているんですよね確実に。

次の段階へ上がるべく、またこの試合とこの敗戦を私自身も頭に刻んで、ここからのチームの、そして、選手個々の取り組みを、より集中して見て行きたいと思います。

課題も多く見つかってしまいましたが、それを上回るくらいの発見もありましたし、私自身は、この大会をかなり楽しませてもらいましたよ。本当にありがとうございました!

ではでは。

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