日本クラブユースサッカー選手権1次ラウンド第1日2013/07/25 – 浦和レッズユースvsガンバ大阪ユース 1-3敗戦・・・クラセンよりも育成かも!?でも、成長している!

群馬県立敷島公園補助陸上競技場2013年7月25日

どうも、浦和サポブクメです☆

浦和レッズユースの夏の一大イベントとなるクラブユース選手権が今日から開幕しました。開催地が群馬県に変わってから3度目のクラブユース選手権となります。夏の群馬はありえないと毎年言われるくらい暑いのが恒例だったのですが、今年は、ちょうど天候が悪いタイミングと被ったこともあり、湿度は80%~90%というもの凄い不快な数値にはなりつつも、気温としては比較的試合をしやすい中での開幕となりました。

浦和レッズユースは、ガンバ大阪、愛媛FC、ガイナーレ鳥取U-18の3チームと共にグループEに入っています。大会を勝ち進むという意味では、すべて勝つことが求められるということではない、3位の上位4チームまでが決勝トーナメントへ勝ち進める方式のグループステージが1次ラウンドになります。

暑さに配慮してか、今年は第1試合の開始が9時からとなり、浦和はすべての試合が群馬県立敷島公園補助陸上競技場で9時ということで、それでも晴れるとものすごく暑くはなりそうですが、比較的例年よりは、プレーする選手にも配慮された形で大会が行われるのですね。

さて、9時キックオフということで、今日は埼玉県鳩山町付近の実家から、下道で余裕をもって3時間前に出て、「まあ、早えに着いちゃうだろうけど、そうしたら駐車場で寝ていよう」と、この距離、下道2時間で余裕のはず・・・と思っていたら、前橋に近くなるまではそこまで渋滞もなく比較的スムーズだったものの、想像を超える渋滞にはまってしまい、到着したのが試合開始の20分前くらい。一時は、開始に間に合わない覚悟もしましたよ。

最近、細かいことを考えすぎて見る傾向が強くなっていたので、このクラセンは、純粋に選手たちが優勝目指して戦う姿を楽しませてもらうことを第1にして見させてもらおう。もちろん、采配だってこの大会では勝利の部分をいつもよりも重要視してくれるはずだから。

そう思って、ちょうど、浦和レッズのジュニアユースをメインに観戦しているサポーター友達が、仕事の合間を縫って見に来てくれたので、たわいもない雑談も挟みつつ、気持ちにもゆとりを持って観戦していたのですが、なんというか、結果的には、また純粋に楽しむ状況以外のところに心持って行かれてしまうことになりました・・・でも、家帰って爆睡したので復活です。

ということで、前置きが長くなりましたが試合の話に移ります。

さて、ユースのカテゴリにおいて、ガンバ大阪ユースが強いということは、よく聴くものの実際になかなか全国大会などでも直接対戦することがなく、その強さがどういうものなのかなどはわからないものの、今回の1次ラウンドの中では、もっとも手ごわい相手ということは確実。

そういう相手との開幕戦になるため、結果以上に1試合通して手応えを掴んで終われるかなど、大会を戦っていく上で良いスタートを切るための手応えを選手が得ることがより重要な試合とも言えるかなと思っていました。

この試合のスタメンは以下、

GKが18番関口亮助、DFが左サイドバックに3番森亮太、右サイドバックに6番吉原大、センターバックが左に4番茂木力也、右に5番齋藤一穂、MFがボランチに8番須藤岳晟、左に10番関根貴大、右に9番小川紘生、真ん中に7番広瀬陸斗と14番斎藤翔太、FWが11番進昂平

となります。

メンバー構成は、プリンスリーグのFC東京U-18戦と全く同じでのスタートとなりました。

大会の初戦ということもあり、緊張感もありつつ、小雨がぱらつく状況、ピッチが滑る状況などもあり、やや細かいボールコントロールに苦戦する選手が多い印象はありましたが、試合の入り方や集中力という部分、また、前の試合からの変化として、より多くの選手が声を出している様子がうかがえました。

小さいことですが、大きな変化です。

相手の攻撃に関しては、裏を狙ってくるプレーに関しては、やや脅威を感じるものの全体的には、プレスもそこまで激しく来ないこともあり、浦和にとっても比較的自分たちのサッカーをやることに集中できているようにも見えました。

この試合で、キーになっていたのは14番斎藤翔太で、中盤での経由役、守備のところも含めてチームとしても彼を経由する意識をはっきりと感じられました。こういう展開は、彼がこのポジションに入ってから初めてだったようにも思います。

開始2分くらいで、その14番斎藤翔太ところからカウンター攻撃がスタートし攻める場面もありました。相手の攻撃に対しても、4番茂木力也が危ない部分をしっかりカバーした4分のプレーだったり、とにかく今日は守備に関しては、最後の仕事をさせないという集中したプレーを長い時間続けることができていたと思います。

5分には、カウンターの形で10番関根貴大がドリブルで攻め上がる形を作ります。

8分には、つながらなかったものの8番須藤岳晟からの前線へのパスに11番進昂平が抜け出していく形もありました。

そして、思わぬ形で浦和が先制に成功します。コーナーキックの場面で、相手キーパーがハイボールの処理をミスしてオウンゴールとなりました。この際、11番進昂平がキーパーにプレッシャーを与えていたので、実際には、そこから生まれたゴールとも言えると思います。

先制点の直後にも10番関根貴大と11番進昂平のパス回しからの攻めや、18分には4番茂木力也のロングフィードから11番進昂平が抜け出して仕掛ける形を作ります。

ただ、緊張感とピッチコンディションが影響している部分もあると思いますが、浦和にとっては大きなチャンスの一歩手前のところで、ちょっとしたコントロールミスなどで自らでチャンスをつぶしてしまうケースも目立ちました。

例えば、20分には、かなり反撃しやすい高めの位置でインターセプトしてカウンターがスタートし、7番広瀬陸斗がボールを持ったタイミングで、高めの位置に11番進昂平。左から3番森亮太と10番関根貴大が前線に走って行くといううまくつながれば決定的なチャンスになりそうな、人数的にも有利な状況で楔のパスの精度が悪く、相手にカットされてしまう。こういった場面は結構多くなってしまっていた印象があります。

先制した状況、試合運びも攻撃に関しては、あまりスムーズにいかないものの相手に決定的な形も作らせないという、いわゆる悪くない展開で進んでいましたが25分に、今度は逆に浦和が、この雨のコンディションも影響してからミスが出てしまい、そのミスもカバーできる状況にもあったと思いますが、結果的に相手選手に押し込まれてしまって1-1の同点とされます。

ミスからの失点なのでいただけないですが、この大会で上を狙っていくことを考えた場合には、ここしばらく抜け出せなかったこういう展開でズルズル行く形から抜け出す必要があるという思いもあったので、この展開を逆にどう乗り越えるかにポイントを移しながら、そこからの試合展開を見ていきましたが、相手の絶妙なループシュートなどで危険な場面は作られたものの前半残りの15分の戦いぶりを見る限りは、しっかり立て直して戦えていたと思います。

その15分間で、6番吉原大からのクロスに7番広瀬陸斗がヘッドで合わせた場面や、10番関根貴大のペナルティエリア少し外くらいからのグラウンダーでコースを狙ったシュート(ここは、ミートできなくて枠を外れてしまったが狙いは良い)など、何度か浦和もチャンスを作ることができていました。

前半は、1-1で終了します。

後半に入って、メンバー交代などはなかったものの、明らかに前半よりも前線で11番進昂平がポストプレーを成功する確率が高くなっていた状況の中で、これに気づいて楔のパスや、ロングボールが11番進昂平に入った時に、意識的に近くを走れる選手がいれば、大きなチャンスになりそうだと思っていたのですが、ここは、残念ながら、そこを察することができている選手がおらず、その意識と距離感を調整できていたら、決定的な形になったであろうという11番進昂平が競った後のこぼれ球に対して、味方が遠かったり反応が遅れたという形が3回くらいありました。

相手の攻撃に対する対処が苦しくなってきた中でという話も聞こえてきましたが、私としては、攻撃のところが連携がうまく行かない中で、シュートで完結せずに奪われて攻撃される回数が多い状況でもあったので、その中で特に人任せにならない守備というところで、前半は攻撃の部分でも良い起点になっていた14番斎藤翔太も必要なときには労を惜しまず、最終ラインまで戻って球際に厳しい守備をできていたことで、相手としては攻めているけど、フィニッシュまで行かせてくれなくてやりにくいという印象を持たせることはできていたと思うんですね。

このような試合展開になった時には、試合に色を加える選手が入ってくると面白いかなと思っていました。そして、15分に、7番広瀬陸斗に代えて13番條洋介が投入されました。13番條洋介は、先週のプリンスリーグでも途中交代で得点をにおわせるようなパス、飛び出しなどを短い時間で見せてくれたので、試合の展開としてもタイミングとしても、これでより面白くなりそうな流れになりました。

実際、中盤のパス交換に強弱が加わり、その中でも21分には、中盤でパスを受けた際に左サイドを駆け上がる10番関根貴大に対して、スピード、コースなど完璧なパスを通し、チャンスを演出していました。

22分には、9番小川紘生からのクロスに13番條洋介がヘッドで合わせる場面もありました。

ちょうど、この交代あたりから、浦和がセットプレーのチャンスを得た際の得点が入りそうな空気感が断然に上がったというか、5番齋藤一穂や6番吉原大の惜しいヘディングシュートなど立て続けにありました。

27分には、10番関根貴大が前線で相手のプレスを受けながらも粘ってキープし、ペナルティエリア左外くらいの位置でフリーキックのチャンスを得ると、13番條洋介がキッカーを務め、惜しい軌道でのシュートを放っていました。

本当は、25分あたりで23番安東輝が交代の準備をしていたので、逆転ゴールを狙いに行くさらなる交代が来るのかと思っていたのですが、その段階では交代はありませんでした。

35分くらいに、8番須藤岳晟からのパスを受けた10番関根貴大がドリブルで仕掛けて力強く抜いたように見えたものの、これはファールを取られてしまいます。その直後に、相手の攻撃で危険なシュートを放たれ、さらにそのシュートがピッチの凸凹に当たってイレギュラーバウンドしてヒヤリとしましたが、これは枠をそれます。

相手の攻撃も激しさを増す中でしたが、浦和の守備の集中はきれず、この戦いぶりであれば最悪でも1-1では終われるだろうというくらい集中できていたのですが、35分に、先ほど準備していた23番安東輝がようやく入ることになるのですが、交代選手は、先ほど途中交代で入って惜しいプレーを見せていた13番條洋介。この交代で、一瞬チーム「???」という状況が生まれ、その交代の直後にそれまで集中できていた守備がふわっとしたところを相手に狙われて得点されてしまい1-2。更に、この逆転ゴールに追い打ちをかけるセットプレーからのダメ押しの3点目を奪われてしまいます。

交代出場した23番安東輝は、試合終了間際に11番進昂平とのパス回しで惜しい形を演出するプレーもあったものの、こういう試合の流れでは本来の形を出す展開にもならず。

結果、1-3で敗戦となりました。

試合が終わり、車を運転して家に帰るまでの2時間くらい、この試合終盤での出来事のことをずっと考えていました。

その中で出た、この交代の理由は、約束事があって、それを13番條洋介が守れなかったことに対して下げられたのかな、くらいにしか思えないことと、集中しているチームの中にあえて誰が見ても動揺するような出来事が加えられたということは、このタイミングでも選手のメンタルの育成を考えているのかな~ということ・・・くらいです。そう考えるようにしないと合点がいかないのでw

で、その部分に対してのモヤモヤを残していたのですが、昨夜眠っていなかったこともあり、実家に戻ってから、思いっきり眠ってみたところ、ものすごく楽観的になって目覚めました。

最後に起きたことを、なかったことにしてしまえば、今日の試合は、個性的なメンバーがそろった先週と同じメンバーでの戦いということを考えて見ると、先週とは見違えるくらいの意識の変化と成長が見られた試合でした。集中力もすごかった。この戦い方ができれば、残り2試合に関しては、問題ないでしょう。得点に関しては、やや自分がやらなければという気持ちが強くなっている選手が多いことは否めませんし、逆に生かすことを考えて、本来の持ち味が薄れている選手もいるように感じますが、たった一週間で大きな前進があったことは確かです。

そして、今日良かったのは、最近よくある、ミスからの失点の後にも動揺せずに戦えた1-1になった後の戦いぶり。評価されるべき成長です。

色々わからないことは多いですが、それでも大会は進んでいきますので、明日はしっかりがっつり勝ってやりましょうよ。

ブクメも、試合前にゆったりできるように明日はもっと早めに会場に向かいます。

連戦ですので、しっかり休んでくださいまし!

ではでは。

群馬県立敷島公園補助陸上競技場2013年7月25日群馬県立敷島公園補助陸上競技場2013年7月25日群馬県立敷島公園補助陸上競技場2013年7月25日

群馬県立敷島公園補助陸上競技場2013年7月25日群馬県立敷島公園補助陸上競技場2013年7月25日群馬県立敷島公園補助陸上競技場2013年7月25日

群馬県立敷島公園補助陸上競技場2013年7月25日群馬県立敷島公園補助陸上競技場2013年7月25日群馬県立敷島公園補助陸上競技場2013年7月25日

群馬県立敷島公園補助陸上競技場2013年7月25日群馬県立敷島公園補助陸上競技場2013年7月25日群馬県立敷島公園補助陸上競技場2013年7月25日

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

おまけの写真ですよ。