第29回日本クラブユースサッカー選手権(U-15)大会 1次ラウンド第3日2014/08/17 浦和レッズJrユースvsジュビロ磐田U-15 1-1引き分け・・・優勝するなら楽な相手を求める必要はない

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どうも、ブクメです☆

グループステージも3日目となりました。昨年は、グループステージが早い時間の試合ばかりでしたが、今年は、1日3試合の予定の中での一番遅い14:40キックオフになり、グループステージ最終日の今日は、既に浦和の試合の前に第2試合まで終了している状況で、当然と言えば当然ですが、試合前の段階で3位の8位以内という条件は、試合前の段階で容易にクリアという状況にはなりました。

初戦からトーナメントという大会の酷さもどうかと思いますが、全国大会という舞台を不必要に拡大することでグループステージが緩くなってしまい、第3戦の臨み方がおかしくなるようなチームが多く出てくるのもどうかと思いますが・・・。まあ、そこを言っても仕方ないですし、頭の中で2位以内で突破という条件が正常だと考えても、その条件もしっかりクリアしてくれたので、頼もしいわけですが。

では、試合の話に移りますね。

この試合のスタメンと交代は以下、

GK18番高草木天平、DFが左サイドバックに16番角田涼太朗、右サイドバックに2番山崎広大、センターバックに3番大西翔也と22番大桃伶音、MFが左に27番二見健太、右に19番山下勇希、真ん中に23番白土大貴と8番立川将吾、FWが左に11番白田颯人、右に20番長倉幹樹

となります。

昨日の帯広の森球技場の芝の状態の良さを考えると、グリーンパークに戻った今日の芝の状態の悪さが目立ってしまう中での戦いになりました。条件はどのチームも同じとは言っても、やはり細かいプレー、精度を考えた時にスピード感なども考えても、よりよい環境でやらせてあげたいとは思います。

それでも、第1戦と比べると、この芝の環境でもそこまでバタバタするようなことはなく戦えていたと思います。

第2戦で、セレッソ大阪U-15相手に前半だけで3-0とリードするような相手ということで、どんなものかと思っていましたが、組織的なところでは、セレッソ大阪U-15の方が、良かったようにも見えました。ただ、第2戦までで2連勝で既に引き分け以上で1位通過を決めている相手だったので、どのようなメンバー構成で来たのかはわかりませんが、なんとなく。

ということで、試合ですが、スタメンという点では、大幅に第1,2戦から変えた形でのスタートとなりましたが、既に第2戦で途中から出場している選手も多いことなどから、バランスが崩れるようなこともなく、むしろ終盤に相手ペースになった時間帯を除けば、より長い時間自分たちのペースで試合を進めることができていたと思います。

言うまでもないことですが、課題は継続中で、今日の場合は、崩すという点では、相手の守備の組織が思ったより緩かったこともあるかもしれませんが、できている回数は多くなっていたと思いますが、フィニッシュの精度のところは、この大会で継続した課題として、この試合でも感じられました。

試合開始早々の1分に、8番立川将吾のミドルシュートをキーパーがはじいたところに20番長倉幹樹が押し込んで早くも先制かと思われましたが、ここはオフサイドの判定。

その直後にも、11番白田颯人が抜け出してキーパーと1対1の状態になるものの、キーパーの早い飛び出しでシュートは、キーパーに当たり、ゴールならず。

ただ、崩して大きなチャンスまでつながる回数は、この試合はかなり多かったですね。

そのような流れの中で、16分に右サイドから2番山崎広大のスピードのある攻撃参加から、グラウンダーの強めのクロスがディフェンダーの隙間を縫って、ファーサイドからペナルティエリアに走りこんだ11番白田颯人まで届き、これをしっかり決めて1-0と浦和が先制します。

19分にも、11番白田颯人の突破から27番二見健太が惜しい形を作るもキーパーに阻まれます。

24分に、相手に決定的な場面を作られるもシュートが枠を外れて失点は免れます。

28分には、3番大西翔也がバックラインからの長いパスから、最後は20番長倉幹樹がシュートまで持ち込みます。

前半終盤の36分に、浦和が再び決定的なチャンスを作ります。19番山下勇希が左前線でパスを受けると、いったん16番角田涼太朗に下げて精度の高いクロスを入れると、これは相手ディフェンダーに跳ね返されたものの、そのこぼれ球を11番白田颯人が思い切ったシュートを放つもこれは、ポストにあたりゴールならず。

前半は、1-0で終了します。

後半スタートから、20番長倉幹樹に代えて10番シマブク・カズヨシ、2番山崎広大に代わり5番山崎舜介が入ります。

前半同様に、守備陣などのバランスはよく、問題なく戦えていたとは思いますが、5分に相手に与えたコーナーキックのチャンスで失点してしまい、1-1と同点に追いつかれます。

失点直後の7分に、23番白土大貴から右の27番二見健太にパスが通り、折り返しを11番白田颯人がシュートも枠をとらえきれず。

8分に27番二見健太に代わり6番荻原拓也が入ります。

10分にその6番荻原拓也から左前線に展開され、最後は10番シマブク・カズヨシが惜しいシュートを放ちますが、これは僅かに枠をそれます。

14分に、11番白田颯人に代わり14番弓削翼が入ります。

20分前後の時間帯は、浦和の決定的な場面が多かったものの、相手のプレッシャーとかは関係なしに、決めきれないシュートも多かったと思いますので、この時間帯でのシュートミスは、課題としてより考えた方が良いと思います。

決まってもおかしくなくてわずかに外れたという決定機では、29分にペナルティエリア内への高めのボールに対してキーパーの間に上手く5番山崎広大が入り競る形となり、キーパーがクリアしきれずにこぼれたところに14番弓削翼が良いポジションで詰めた場面は、難しいところでなんとか足を延ばして触ったものの、ぎりぎりで枠を外れました。

終盤の10分間くらいは、どちらかというと相手の攻撃が多くなるような展開になりましたが、得点は動かず、結果1-1で試合終了となりました。

これで、浦和レッズジュニアユースは、勝ち点5となり2位でのグループステージ突破が決まりました。

この試合は、グループステージ突破と言う意味では、既に決まった状態での試合でしたが、試合を決めてしまえるような決定機が多かったところを多く外してしまったのは、もったいなかったと思います。でも、昨年も同じようなことを書いていたと思いますが、決定機で決められないな~という感覚が逆にシュートミスにつながってしまっているのであれば、そこはいったんおいておいて、今日の場合は、より決定機を多く作れていたことを重要視して、まずそこが重要であるというところに頭を置いて、もう少しリラックスした形で決定機に臨む(?)ようになれれば良いかなとも思います。

さてさて、決勝トーナメントの組み合わせが発表されて、対戦相手がまたジュビロ磐田?と思ったら、ジュビロSS磐田というチームなんですね。一応、順列的には、ジュビロ磐田U-15がこの世代で一番強化に力を入れている世代だとしたら、その下に位置するのがジュビロSS磐田ということにはなっているようですが、グループ1位で突破してきた相手ですし、意識としては、今日対戦したジュビロ磐田U-15よりも強い相手であるという意識で臨んだ方が良いですね。

そして、一番気になっていた会場は、ここから先は、ずっと帯広の森なんですね。決勝は陸上競技場ですが、そこまでは、ずっと球技場。思いっきり力が発揮できるピッチ状態のグラウンドで安心しました。

そして、タイトルでも書きましたが、そもそも出場することが目標ではなく、より多く勝ち進めれば嬉しいというチームでもないですし、関わるすべての人たちの気持ちを背負って優勝をするために、この大会を獲りに来たのが浦和レッズジュニアユースなのですから、決勝トーナメント以降は、正直、気の緩むような相手との対戦はいらないと思います。

全て強い相手と戦いながら、試合の中でも更に成長を遂げて、頂点まで上り続ける戦いを見せてもらいたいです。

昨年の高円宮杯もそうでしたし、一つも気の抜けない相手と戦ってぎりぎりの勝負で勝ち抜いていくことでチームが成長して勝ち進んでいったことで最終的に頂点に上り詰めたという流れが望ましいです。

ということで、決勝トーナメントに進んでいくわけですが、連戦で疲労がたまるタイミングでもあると思いますので、明日の休息日を有効に使って、最高の状態で火曜日からの決勝トーナメントに臨んでください。

私が見られる試合は、あと2つですが、そのあたりから足を運んで見届けてくれるサポーターの方などに引き継ぐべく、しっかり見させてもらいますね!

ではでは。

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