アカデミー卒業関連2013/02/16 浦和レッズユース出身の岡田昌巳の所属するドイツ4部フレンスブルク・ヴァイヒェ訪問と本人に会ってきました。

フレンスブルク・ヴァイヒェのホームスタジアム(Manfred - Werner Stadion)2013年2月16日岡田昌巳(フレンスブルク・ヴァイヒェ)2013年2月16日

 

 

 

 

どうも、浦和サポブクメです☆

あ、写真は本人に掲載OKをもらっています!

浦和レッズユースが高円宮杯を制した年の浦和レッズユースのメンバーをよく知っているという方は多いと思います。サッカーでは、ある1つの世代にドッシリした選手が各ポジションに揃って快進撃を見せた年の翌年というのは、経験面も含めて苦しいシーズンになってしまうということは、このJリーグのアカデミーではよくあることですよね。

岡田昌巳という選手は、いわゆるその大変な1年を支えた選手の一人です。そのシーズンのブログでもよく、中盤の3枚の池西希と石沢哲也と岡田昌巳の名前は出していた記憶があります。岡田昌巳については、ユースでの試合以外でもトップの練習に参加していたり、サテライトリーグに出場したりしたこともあったので、下部組織を見ていない方でも知っている方は多いのではないでしょうか。

下部組織を見ている方や、その時の岡田昌巳の姿を見ていた浦和のサポーターの方からは、よく今何しているのか聞かれることが多いのですが、ブクメ自身なかなか情報がなく、○○にいるらしいという噂レベルしかわからないことが多かったんですね。

で、所属先がわかったのが2011年11月。その時は、ドイツ4部リーグのリューベックというチームにいることが確認でき、ブログでも書きました⇒その時のブログはこちら

で、リューベック時代に一度訪問しようと思っていたのですが、こちらは叶わず、1年が経過してついに目的が果たせたということになります。そもそも、今回のヨーロッパを2週間ほど回っている旅ですが、ロンドンで仕事という用事もあったのですが、そもそもの最大の目的は、ドイツに訪問して浦和レッズユース出身の岡田昌巳に会ってくることだったんですね。

それで、やはり行くなら試合を見たいということで、試合の日程を合わせたことで、やや長めの2週間ほどの旅になり、その間に別の試合観戦の予定を入れたり、スタジアムめぐりをしていたというわけです。口実といえば口実なんですけどね。基本的に、大きな目的の間に、こういう予定を入れていくのがいつものスタイルなんですね。

さて、今どこのチームに所属しているかというと、タイトルにも書きましたが、フレンスブルク・ヴァイヒェというチームに所属しています。カテゴリ自体はドイツ4部リーグになります。場所が、いわゆるドイツの最北端で数キロ北上すればデンマーク国境という位置になります。

フレンスブルクはこんな感じという写真を載せますね。

フレンスブルク2013年2月16日フレンスブルク2013年2月16日フレンスブルク2013年2月16日

 

 

 

フレンスブルク2013年2月16日フレンスブルク2013年2月16日フレンスブルク2013年2月16日

 

 

 

 

 

本人は、フレンスブルクは「村」と何度も強調していましたが、観光で訪れたブクメにとっては、建物きれい、街並みきれい、少し歩けば海がある、素敵な場所です。北欧が近いということで、北欧からの観光客の方が多いということです。

さて、肝心な試合なのですが、天気自体は悪くはなかったのですが、いわゆるピッチの凍結が続いているということで、当初は先週から冬期休暇明けとなる予定が、その試合が延期され、今回のホームゲームも延期になってしまったんですね。

ただし、ちょうど同日にデンマークに場所を移してドイツ6部のチームと練習試合を行うということで本来の予定になかったデンマークにも訪問することになり、練習試合を観戦してきました。

まず、試合の写真をざざっと載せますね。

練習試合:フレンスブルク・ヴァイヒェvsRendsburger TSV 2013年2月16日練習試合:フレンスブルク・ヴァイヒェvsRendsburger TSV 2013年2月16日練習試合:フレンスブルク・ヴァイヒェvsRendsburger TSV 2013年2月16日

 

 

 

練習試合:フレンスブルク・ヴァイヒェvsRendsburger TSV 2013年2月16日練習試合:フレンスブルク・ヴァイヒェvsRendsburger TSV 2013年2月16日練習試合:フレンスブルク・ヴァイヒェvsRendsburger TSV 2013年2月16日

 

 

 

練習試合:フレンスブルク・ヴァイヒェvsRendsburger TSV 2013年2月16日練習試合:フレンスブルク・ヴァイヒェvsRendsburger TSV 2013年2月16日練習試合:フレンスブルク・ヴァイヒェvsRendsburger TSV 2013年2月16日

 

 

 

練習試合:フレンスブルク・ヴァイヒェvsRendsburger TSV 2013年2月16日練習試合:フレンスブルク・ヴァイヒェvsRendsburger TSV 2013年2月16日練習試合:フレンスブルク・ヴァイヒェvsRendsburger TSV 2013年2月16日

 

 

 

 

 

 

 

岡田昌巳は、リューベック時代からやっていた右サイドバックでヴァイヒェでもプレーしています。この試合は、35分x3本という形式(最初は45×2かと思っていたら、急に変わったらしい)で行われ、岡田昌巳は3本目に出場していました。ブクメのイメージの中では、中盤をやっているイメージが強かったので右サイドバックでどのようなプレーをするのか全く想像がつかなかったのですが、アップダウンを繰り返しながら、右前線のスペースが空いた時には何度もオーバーラップを仕掛けて見方からパスを要求し、高め、低め、強めと様々な種類の効果的なクロスを上げていましたし、ポジションを中に移動させながら、シュートを狙う場面も2度ほど見られました。

最初聞いていた話では、4部のサッカーというのは、いわゆる放り込みが多くなる体格重視のサッカーになる傾向があるということでしたが、今日の試合を見ている限りでは、ヴァイヒェというチームは、やや前線が決定力に欠ける部分はあったものの、つなぐ部分はしっかりつないでいたように思いますし、やはりドイツで日本人選手が重宝されるという意味を、岡田昌巳のプレーを見ていて感じました。全体的に体格が良い選手が多いからということも多いと思うのですが、細かいプレー、繊細なプレーがややもたついてしまう選手が多い中で、右サイドで岡田昌巳を経由した攻撃になるときは、そいう細かいプレーに周りも触発されてワンタッチで素早い攻めの組み立てができるようになっていた印象があります。

・・・と、初めてこのチームの試合を見たことと、練習試合で相手が6部のチームだったということもありますので、これがヴァイヒェだ!ということもわかりませんし、岡田昌巳にしても、どういう選手と組むとどういう持ち味が出せるのか、そのあたりは定かではありませんし、ドイツのチームでこの4部くらいのカテゴリから、どのようなタイプの選手が見出されてスカウトされたりするのかは、わかりませんが、これから前進していくために必要なプレーをしようという姿勢が見えましたし、実際に一味違ったプレーを見せていたと思います。

向上心の高さを話していてもうかがえますし、悪いチームではありませんが、もっと上のカテゴリでやれる力を持っている選手ですので、今後の活躍に期待しまくっています。あとは、もっと見られる環境があれば、更に可能性は広がっていくと思うんですけどね。

ヴァイヒェというチームは、6部くらいから、順調に4部まで上がってきたということ(だったかな?)で、いわゆるチーム自体の体制が追いついていないというか、クラブのホームページでの情報が足りなすぎるとか、スタジアムなども、なかなか調べるのが大変だったり、良い選手がいても実際に見る機会がないとわからないという狭さがあるんですよね。

その辺の改善の前に、サッカー関係者やチーム関係者の方は、もっと岡田昌巳を見るべきだと思いますよ、はい(←個人的な思い入れが強いための生意気な言動です。)

また、今回、岡田昌巳に会いたかったのも、やはりブクメとしては自らを過酷な環境下においてサッカーを突き詰めて上を目指していくようなタイプの選手が浦和の下部組織から多く出てほしいと思っているんですね。細かいことまでは、書きませんが、現在に至るまで、相当紆余曲折ありながらたどり着いて、進行形の状況なんだと感心させられます。何より、その行動力ですね。

英語ができるからとか、育った環境が日本とは違うからとか、そういう表面的な状況で一括りにするのではなく、サッカーで生きていくためにプロになるために、試行錯誤しながら、自ら動いているな~という印象です。

すごく刺激になりましたし、いろいろな話を聞けて良かったです。今後、浦和の下部組織の選手たちに還元できることも何かあるかもしれません。ありがとうございました!

・・・ということで、ブクメの旅は、明日ハンブルクに移動して、最終日を過ごす流れになります。

実は、ここフレンスブルクに到着するまでも、スムーズではない色々があったのですが、その辺は、ハンブルクでのスタジアム巡りのブログを書くと思いますのでその時に合わせて書きたいと思います。

なんだかんだで、練習試合にはなってしまったけど、予定にはなかったデンマークにまで行くことができたので、ある意味美味しい思いをした1日でした。

ではでは。