関東U15リーグ2018/09/29 浦和レッズJrユース vs 鹿島アントラーズJrユース 2-0勝利・・・跳ねるピッチを制したのは浦和

どうも、ブクメです☆

最近は、人工芝でも質の良いピッチがようされるような会場や、その特徴を生かしてホームで強さを見せるようなチームもいるというケースは増えているものの、明らかにその人工芝の質の悪さが試合に影響する会場と言うのは、このカテゴリでも珍しいわけで、土曜日の住金グラウンド開催の浦和レッズジュニアユースの試合を観戦したわけですが、想定よりも弾むピッチコンディションで、不思議なサッカー(?)が序盤展開されるという試合になりましたが、逆に、そのピッチコンディションを、結果的に制してしまった浦和の強さが見られることになる、面白い試合にもなりました。

ということで、大型の台風の心配がされる週末となりましたが、関東方面は、まだ影響があるということでもなく、キックオフの時間的に、雨がポツポツ降る時間帯もあったものの、その後の大雨になる前の比較的やりやすいコンディション(注:天候のみ!)での試合となりました。

上位争いが大混戦となる中、消化試合数も結構チームによってばらつきがある状況を抜け出して、この関東U15リーグの優勝を狙い、またしっかりと全国大会への出場枠内の順位を死守しておきたい浦和としては、しっかり勝利が必要になります。

前回足を運んだ大宮アルディージャ戦では、少し嫌な負け方をしてしまい心配するところもありましたが、その後の横浜F・マリノス戦(足を運べていないので内容はわからない)では、しっかり勝利しており、連敗しない強さを見せてのこの一戦ですね。

この試合の対戦相手は、鹿島アントラーズジュニアユースということで、会場が住金グラウンド。正直なところ、あまり相性が良くないイメージが強い会場と対戦相手になりますが、今年は、相手がかなりリーグ戦を苦戦しているようで、状況が違うわけですが、それでも、この時期の残留争いをしているチームと言うのは、上位対決よりも難しい試合になることも多いのですよね、経験上。

では、試合の話に移ります。

この試合のスタメンと交代は以下、

GK18番淺沼李空、DFが左に6番大野海翔(後半38分⇒5番寺田真紘)、右に26番桐山龍人、真ん中に11番工藤孝太と3番岡田翼、中盤が、左に7番篠田大輝(後半40分⇒20番早川凌介)、右に34番都築駿太(後半32分⇒14番坂田綜太郎)、真ん中に8番戸田大翔(後半35分⇒2番小林純太)と4番島垣翔、FWが13番伊澤壮平と27番西田春斗(後半37分⇒21番鈴木雄大)

となります。

試合開始から感じる違和感。

それが、最初は、まずは相手の出方を見ながら探り探りやっているのかなと思ってしまうところは、あったものの、なんだか、蹴りあいになる中で、バウンドしたボールのコントロールが上手くいかずに、やりにくそうなプレーが目立つんですね。このピッチ、思った以上にボールが跳ねるんですね。

これまで、鹿島アントラーズジュニアユースが相手の時は、こういった相手が残留争いで苦しんでいるような状況で対戦したことがなかったからか、本来であれば、このピッチを活かしての強さを見せるであろう相手もコントロールが上手く行かないような状況だったんですね。

だから、余計に試合自体に違和感を感じたのかもしれません。

そういったことはありつつでしたが、残留するための迫力で苦しめられるという構図よりは、上手く行っていないチームと言う方に寄ったプレーが相手に多い印象で、ピッチのコントロールに苦慮しながらも、浦和が試合をコントロールする展開にはなりました。

特にスタートからしばらくは、浦和の右サイドの27番西田春斗、34番都築駿太、26番桐山龍人のところでの突破や仕掛けが多く、その仕掛けや浮き球のパスに対して、相手のクリアが中途半端になることが多く、クリアボールのこぼれ球を狙っての攻撃が大きなチャンスになることが多くなりました。

その中で、前半7分には、こぼれ球を上手く奪った27番西田春斗が惜しい形を作ります。

前半8分には、ロングボールを27番西田春斗が上手く26番桐山龍人に落として仕掛ける形を作ります。

相手の攻撃に関しては、これも跳ねるボールのコントロールが難しいところでしたが、やや抜けられると危険と言う前半8分の場面で6番大野海翔が上手い守備で止めるなど、守備の部分での集中もしっかりしており、相手に思うような攻撃はさせず。

前半9分には、その6番大野海翔からのロングボールを相手ディフェンダーのクリアが中途半端になったところを26番桐山龍人が狙い、奪って仕掛ける形を作ります。

更に、前半10分には、同じく相手のクリアボールを狙った13番伊澤壮平が奪い、シュートを狙います。

前半29分には、4番島垣翔から、26番桐山龍人にパスをつなげドリブルでディフェンダーをかわし、左の7番篠田大輝へ展開し、13番伊澤壮平へパスを通し、シュートまで持ち込むなど、こぼれ球を狙い、得点を狙う形を作りながら、徐々に、ピッチの状況にも慣れて、仕掛ける回数が増え、チャンスも増えていった浦和でしたが、セットプレーの精度など含めて、得点を奪いきるところまでは行かず前半は0-0で終了します。

相手の攻撃もそれほど危険な場面は、なかったものの、前半の終盤に、相手サイドバックの選手のスピードある仕掛けや、前線に人数をかけてせめてテンポよく攻めてきた時には、怖さを感じた場面もありましたが、基本的にこういう攻撃は許されていないのか、危険だと思うプレーは、あまりやってこないという感じで、集中した守備で特に問題なく、対処できていたと思います。

それでも前半終了0-0の状況が、どちらのチームにとって良かったのかと思うと、チャンスの数が多かった浦和の方が決めきれなかったとも言えるため、1点が先に相手に入ると難しくなるため、後半ここだというチャンスが来たらしっかり決めて有利に運んでほしいと思っていたら・・・そうしてくれました。

後半スタートから、さっそく、6番大野海翔からのフィードを受けた27番西田春斗が仕掛けて倒されてフリーキックを獲得すると、このフリーキックのチャンスで8番戸田大翔が精度の高いキックで3番岡田翼に合わせて、フリーの状況でヘディングシュートを狙いますが、やや深く入ってしまったために、抑えることができずヘディングシュートは枠を捉えられず。それでも、得点が近づいていることを予感する、狙い通りの形になっていたので、そろそろ得点が入るかなという雰囲気もありつつ、迎えた後半7分に、これも相手のクリアが中途半端になったところから、7番篠田大輝が13番伊澤壮平へパスを出し、そこからの流れで、最後は27番西田春斗決め、浦和が先制。

ここから、更に攻撃の勢いを増すと、迎えた後半18分のコーナーキックのチャンスから、8番戸田大翔のキックを3番岡田翼が合わせてゴール(私は、7番篠田大輝のゴールかと思っていたのですが、一緒に見ていた数人がみんな3番岡田翼のゴールと言っていたので、そうだと思います。)

前半のような、浮き球でボールが弾みすぎてコントロールが読みにくいのであれば、細かいグラウンダーでのパス回しや、ピンポイントのフィードで弾ませずに狙うなど、バウンド自体のタイミングにも合ってきた中で、ピッチコンディションを支配した浦和が、より強度を強め、その中でも、13番伊澤壮平のドリブルでの仕掛けや相手ディフェンダーを力強く突破していくようなプレーが印象的でした。

2点のリードがある中で、残り10分くらいのところからは、相手の反撃で1点返されて勢いに乗られるないように、やや守備に意識をおいて、時間をかけつつ、交代メンバーも上手く入れながら、投入された選手も(特に、後半37分から入った21番鈴木雄大の相手バックラインやキーパーめがけてのチェイスが良かった)運動量多く、相手に思うようなプレーをさせず、ここで決められると危険と言う危ない仕掛けをされた後半36分の相手プレーも18番淺沼李空が落ち着いて対処し、無失点で切り抜け2-0で勝利となりました。

まあ、スコア以上に完勝の試合だったと言えると思います。

そして・・・浦和の残り2試合は、鹿島アントラーズつくばと、鹿島アントラーズノルテなんですよね。

同じリーグに鹿島が3チームというのもどうかとは思いますが、その鹿島系列と3連戦で最終戦と言うのもなんだか、変な感じですが、まずは、順位差のある鹿島アントラーズジュニアユースを問題なく破ったので、つくば、ノルテと、今度は、勝ち点が競った鹿島系列との、優勝争い、全国の出場枠死守をかけた戦いになるため、ギリギリの戦いになる可能性もありますが、残り2つもしっかり勝って、気持ちよく全国に向かっちゃってください!

住金グラウンドで快勝の印象は、あまりないので、ここから帰る時に気分よく帰れる結果を残してくれてありがとうございましたとも言わせてもらって今回のブログを締めておきます。

ではでは。

写真は、facebookページで掲載しています。この試合の写真はこちら

関東ユースU-15リーグ2012/03/11 第2節- 浦和レッズJrユース vs 鹿島アントラーズJrユース 1-3敗戦・・・思うように行かない時

住友金属総合グラウンド

 

 

 

 

どうも、浦和サポブクメです☆

ありきたりな言葉しか書けませんが、こうしてネットに文章を載せる者として当然のこととして書かせていただきます。東日本大震災から1年が経ちました。 震災の被害に遭われた皆様。謹んでご冥福をお祈りいたします。

サッカーと言うのは不思議なスポーツで、「技術的に戦術的に強いチーム=100%試合で勝利する」にはなりません。

当然、思いや気持ち、心だけで勝てるものでもありません。

これらを結び付けて行くことで勝率が上がっていくものですが、それでもこうすれば100%勝てることはないスポーツです。

この言葉を踏まえて、まず、今日の試合について大まかに書きますね。

この試合のスタメンは以下、

GK22番関敦也、DFが左サイドバックに6番中塩大貴、右サイドバックに3番新井克之、センターバックに2番信沢啓人、5番水上真、MFがボランチに18番石井康輝、トップ下に15番高橋聡史と10番堀内千寛、FWが左に7番川上開斗、右に19番村上秀斗、真ん中に9番和久井大輔

となります。

今日の対戦相手は鹿島アントラーズジュニアユースとなります。また、今シーズンからはホーム&アウェイで同じ対戦相手と2戦ずつ戦うレギュレーションに変わっていることは、前回の開幕戦の時に触れましたが、今日は鹿島のホームでの対戦となります。

こういうレギュレーションになり、初となるシーズンと言うことで、どういう風に見ようかと、毎回の様子を見ながら考えているのですが、3月いっぱいくらいは、めいっぱい課題見つかりまくりの苦しい状況になることが当然と考えてチーム作りをしていく時期と考えるべきかなと今日の段階では考えています。

ホーム&アウェイのセオリーでは、ホームで勝ち、アウェイでは負けない、そういうバランスで進められると浮き沈みで苦しむこともなく良いとも思うのですが、そこにこだわりすぎる時期でもないし、3月いっぱい、もしかすると4月いっぱいくらいまで、成長するための課題を見つけることの方を重視してやっても良いかもしれないとも思います。

いわゆる、手さぐり状態ということですね。

試合は、すごく大まかに書くと、開始からやや硬さが見られた浦和がパスミスやパスを受けた時にボールをキープできない状態が最初の20分くらいまで続き、その間ピンチもありつつ失点は免れ、その後は主導権を握れている時間帯も作れていたものの、相手ゴール前での仕掛けるプレーの精度が悪く、大きなチャンスが作れない流れの中で、ミスから32分に失点し前半を0-1で終了。

後半も同じような状況が続く中で、浦和が生かせなかったセットプレーのチャンスで20分に相手に追加点を許し、28分に3失点目を喫し、試合終了間際の反撃でディフェンスラインの裏へ通ったボールをしっかり10番堀内千寛が決めて1点を返し、ロスタイム含めて猛反撃するも、結果は1-3で敗れたという感じになります。

交代は、前半はなし、後半に15分に19番村上秀斗に代えて11番新納大雅、22分に15番高橋聡史に代えて14番松尾佑介でした。

これはいいなと思った展開が2回ほどあったのですが、いずれも浦和が落ち着いてきた前半20分以降のプレーなのですが、ボランチの位置の18番石井康輝にパスが入った時にサイドの7番川上開斗が前線の9番和久井大輔や10番堀内千寛が相手ディフェンダーにマークされている中で、うまく中のスペースで楔になるために走りこんでパスを受け、そのボールをワンタッチで左サイドバックの6番中塩大貴に送り、そのボールをまた6番中塩大貴がワンタッチで前線へロングフィードを送る流れを作り、この一連のパス回しからの展開によって、10番堀内千寛がそのロングフィードに対して抜け出して行く形に繋がった場面。結果は、パスが長くなってしまったものの、思うように行かない展開が多く、狙いが単調になってしまっていた試合の中では、数人が意図して絡んだ中での崩しの形として良かった形だったと思います。

また、15番高橋聡史と19番村上秀斗、10番堀内千寛がちょうど良い距離関係になれている時間帯に細かくパス回しで相手を崩して行こうという意図的なプレーも効果的に作用していて良かったです。

ただ、やはり今試合を思い返してみると、今日は全体的に思うように行かない中でそのイライラがプレーの中に出てしまっていらないカードをもらってしまったり、打開する何かを見いだせないままに一つ一つの精度が悪くなってしまったことで更に自らを苦しめてしまっていたようにも思います。

相手のセンターバックの2枚が、比較的相手が攻撃的に行けている時でも守備の意識を強く対応しようとして集中力高くやっている中でのプレーの選択肢としては、今日は工夫が足りなかったように思います。そこでサイドからと言う選択肢の中でもクロスの精度が良くなかったことなど、流れを打開するために正確性が求められるプレーをもっと大事にできていたら、試合展開ももう少し変わったかもしれません。

さて、最初の方に書いたことの延長上になるのですが、今日は震災から1年という忘れてはならない1日でした。そして、ご存知のように直接的な被害で言えば、今日の相手の鹿島は大きかった地域にいるチームですし、思いを強く戦っていたのかもしれません。

ただ、だからと言って、今日の浦和が思うように行かなかったことが相手の思いの強さによるものだったとなっては絶対にいけません。しかしながら、思いの強さが集中力を持続させたり、際でのプレーを激しくしたり、ゴール前での決定力を上げることはあると私は考えています。

直接的な被害は大きくなかった浦和ですが、昨年の震災後にもブログに書いていたことですが、同じ東日本にある浦和も様々な面で大変な思いをしてきたことは事実です。

それでも思いの差があるということになるのであれば、それは今日のような悔しい敗戦で得た経験で埋め合わせていくしかないと思います。

新レギュレーションでスタートし、いきなりスタートがアウェイで2連戦でしたね。たったの2試合ですが、すごく意味のある2試合であったとも言えます。そして、けが人や体調不良の影響もあって、やや本職とは違ったところを受け持つ選手や、公式戦2試合目にして早くも1年生(新2年生)の関敦也がゴールマウスを守ることになったりもしました。

下部組織の試合を見てきて、スタートからこれだけ密度の濃い経験をできているチームもなかなかないと思います。

まずは、この2試合での経験を次のホームでの初戦でぶつけてやりましょうよ。

そして、怪我で悔しい思いをしている選手もまた、今の悔しさを復活し
た時にどれだけ出せるかで全く変わってきます。実際、例えば今の浦和レッズユースを見ていても、怪我で長期離脱をしていて、その後、しっかりスタメンを奪い、貴重な戦力となっている選手もいますし、一つ一つの捉え方をプラスにしてください。

凄く分かりやすい見本としては、浦和のトップチームで新監督のミシャが「ポジティブに!」ということを強調して言っていますよね。

凄く良いメンバーがそろっている浦和レッズであっても、サポーターの雰囲気がネガティブだったりすることで、悪い意味でチームにまで影響して、悪循環に陥っていたという最近の分かりやすい例もあります。今年のトップチームがやろうとしている戦術も決して簡単ではありません。それだって、サポーター含めたチーム全体の雰囲気がポジティブになるかネガティブになるかだけで、良くも悪くも簡単に変わって動いて行ってしまいます。

チームの中で作る雰囲気づくり、特に流れが悪い時に良くするための雰囲気づくり。チーム内でもチーム外の応援する立場でも、すごーーーく重要なんですよ。

今日の試合で、相手に追加点を決められて試合の終盤で突き放されてしまった時にベンチから聞こえていた監督の言葉を覚えていますか?確か、「この状況を楽しめ」って言っていたと思います。

極端に言えば、逆境を楽しむ雰囲気を作れる選手が今後どれだけ出てくるかで、今日のような展開が終わってみたら4-3で逆転勝利していたなんてことも普通に起こり得るんですよ。

ということで・・・来週のレッズランドでの試合を凄く凄く楽しみにしています!

ではでは~。

 

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