第24回高円宮杯全日本ユース(U-15)サッカー選手権 関東大会1回戦 2012/11/10 – 浦和レッズJrユース vs 前橋Jrユース 1-1(aet=2-1)勝利・・・初戦は難しい。。

しんとう総合グラウンド2012年11月10日

 

 

 

どうも、浦和サポブクメです☆

ジュニアユースにとって今年最後の大会となる、高円宮杯出場をかけた戦いが今日からスタートしました。 浦和レッズジュニアユースが年末の高円宮杯に出場するためには、3つのブロックに分けられたトーナメント式の関東予選でブロック1位になる必要があります。要するに、そのブロックで優勝する必要があり、そのためには4試合を勝ち抜く必要があります。トーナメント式になるため、負けてしまうとその時点でシーズンが終了してしまうという本当に過酷な予選です。

浦和レッズジュニアユースは、今日の1回戦を群馬県のしんとう総合グラウンドで戦い、勝利すれば明日も同じ会場で2回戦を戦い、更に勝利すると来週土曜日に秋葉の森で準決勝、そして更に勝ち進むと日曜日に熊谷スポーツ文化公園陸上競技場で決勝が行われます。

昨年は、1回戦2回戦が、近場で準決勝、決勝が山梨県の韮崎だったことを考えると、遠目の会場で2勝あげることができれば、準決勝、決勝をホーム(っぽい)埼玉県の会場で戦えるという流れですので、まずは遠目のアウェイで2つしっかり勝利して、地の利も生かして残り2つを一気に勝ち取る、そんな意識で戦うことができると良いなと思ったりします。

では、試合に移ります。

この試合のスタメンは以下、

GK18番大川圭為、DFが左サイドバックに19番村上秀斗、、右サイドバックに23番河内渉真、センターバックに4番小木曽佑太と15番石井康輝、MFがボランチに7番高橋聡史と26番松高遼、トップ下に10番堀内千寛、FWが左に11番川上開斗、右に21番萩原大智、真ん中に13番東伸幸

となります。

スターティングメンバーは、関東U15リーグの最終戦と同様になります。ボランチの位置に入っている松高遼の背番号が27から26に変わったようです。

初戦の難しさとはよく言いますが、夏に初戦敗退の悔しさと難しさを経験してしまっている今年のチームですので、初戦にかける思いというものが強く出すぎたのかもしれませんが、前半は硬さばかりが目立ち、なんというか、やろうとする気持ちよりも慎重にリスク少なくやろという気持ちが逆に裏目に出てしまうようなチグハグした攻撃になってしまっていた印象があります。

このチームの一つの武器である、13番東伸幸に当てての展開も、数回は機能した場面もあったものの、相手に跳ね返されてしまう回数の方が多かったように感じます。また、大きな展開だけではなく、つないで打開しようという意図もあるようには見えたものの、中盤で経由するところもなんというか、引っかかってしまうことが多かったように感じます。

対戦相手に関しては、個々の力でいえば、右前線の58番の選手の攻撃力はけっこう厄介ではあったものの、そこを防いでしまえば比較的問題なく対処できるという相手だったと思います。

ジュニアユースの世代くらいだと、身長が大きくて体を生かしてドリブル突破をしてくる相手というのは本当に脅威です。

ただ、高さという意味では、4番小木曽佑太が、ほぼすべて制することができていましたし、例えば、相手のゴールキックの時に58番の選手に当てる狙いで蹴ってくることがわかると、高さではミスマッチのある19番村上秀斗とマッチアップする形から、その時だけ4番小木曽佑太がマークする形をとって跳ね返すなど、見事でした。

その58番とのマッチアップになっていた19番村上秀斗ですが、前半はかなり手こずっていました。しかしながら、うまく対応し、後半は、サイドからの攻撃で58番の選手をほぼ自由にさせない見事な集中した守備を見せてくれました。

また、15番石井康輝のセンターバックから相手の攻撃を摘むプレーも効果的に出ていました。

攻撃に関しては硬さが見えたものの、守備に関しては、前半はサイドから仕掛けられた際には、対応に苦戦していたもののハイボールや、中からの仕掛けに対する対応はほぼ完ぺきにできていたと思います。

攻撃のところでのテコ入れが、必要ということで28分に、21番萩原大智に代えて8番影森宇京が入ります。

確かに攻撃の組み立てというところでは、苦しんだものの、それでも11番川上開斗のシュートがクロスバーを叩いた場面だったり、23番河内渉真からのクロスを13番東伸幸が押し込んでゴールラインを割ったところでキーパーがはじき出したようにも見えたのですが、ゴールは認められなかった場面など、惜しい場面自体は数回ありました。

また、28分に入った8番影森宇京が中盤を活性化させようと試みた場面で、数回惜しい場面があり、前半の終盤には7番高橋聡史や26番松高遼が前のスペースへ走りこんで仕掛けようとする場面も見られました。

前半は0-0で終了。初戦の大変さ、動きの硬さが明らかに影響してしまった前半でした。

後半に入ると、先ほども書いたように前半苦しんでいた相手の58番の選手とのマッチアップのところで19番村上秀斗が見事な対応を見せたことなどもあり、また中盤の選手のつなぐ意識も上がり、球際のプレーも前半よりは激しくできるようになったことで、前半のようにボールを保持する時間は長いが効果的に攻められないという状況から、相手にとって怖さのある攻撃も見られるような浦和ペースになりかけていました。

・・・が、やはりカウンター攻撃に慣れているチームは甘く見てはいけませんね。後半の10分に浦和の攻めが中途半端に奪われたところで一気にカウンターで攻められてしまい、得点を決められてしまいます。

後半10分、0-1。

得点を奪わなければならない浦和は、13分に13番東伸幸に代わり24番川上エドオジョン智慧を投入。

交代直後は、得点を決めた相手の勢いにやや押される形で、決定的な場面を2度ほど立て続けに作られたものの、18番大川圭為が見事な反応でシュートをはじき出して追加点を与えません。ここで、追加点を与えなかったことが大きく、相手の攻勢が落ち着くと、再び浦和の攻勢の時間となります。

いわゆる前線で高さで収めるやり方がここまではうまくいっていなかったところで、一つ変化を加えたわけですが、24番川上エドオジョン智慧が体の強さでしっかり相手に体を入れて受けることで前線でパスが収まる回数が多くなり、前線の攻撃に迫力が出たというやつですね。

そして、20分に、前線で10番堀内千寛や11番川上開斗がうまく絡んだところで、右前線のスペースに19番村上秀斗が駆け上がったところにパスが通り、クロスに24番川上エドオジョン智慧が合わせてゴールとなります。この場面、よくよく考えてみると左サイドバックの19番村上秀斗が、対角で最も遠いこの右前のスペースを見つけて上がったなと思います。

後半20分、1-1。

この後、38分に11番川上開斗に代えて16番新納大雅を投入し逆転を狙うも決めきれず、40分に果敢に走り回り足がつってしまった23番河内渉真に代わり5番水上真が入ります。

前後半80分は1-1で終了し10分ハーフの延長戦に入ります。

延長前半開始から7番高橋聡史に代えて9番和久井大輔が入ります。

延長前半3分に獲得したフリーキックのチャンスで15番石井康輝から蹴ったボールをペナルティエリア内で4番小木曽佑太が胸トラップしてそのままシュートまで持ち込みますが、これはキーパー正面で得点ならず。

そして、迎えた9分についに浦和が逆転ゴールを奪います。

途中交代の5番水上真が右前線からの鋭いクロスに10番堀内千寛が足で合わせて(コースを変えたような軌道に見えました)ゴール!

その後も、狙えるときは得点を狙いつつ、時間もうまく使いつつで結果的に苦しんだものの浦和が2-1で勝利し、2回戦に駒を進めました!

今日の感想は、初戦は難しいの一言に尽きます。

ただ、その中でも守備の中心としての4番小木曽佑太の存在感は突出していたように感じます。相手の狙いであるカウンターで先制されてはしまったものの、やはり全体的には4番小木曽佑太を中心とした守備で相手が思うように攻撃ができなかったは明らかです。

このポジションがドッシリしているチームは、特に前線の選手の高さとか強さで得点を奪おうとするチームが多いであろうこのトーナメントでは、かなりそれだけで強みになると思います。

また、24番川上エドオジョン智慧の前線で体を張ったプレーと仕掛けもかなり相手にとって脅威になっていました。

中盤の選手を経由した組み立てに苦慮していた部分や、トラップが流れたり、普段なら見えているはずの視野が今日は少し狭い印象の選手もいたり、こういう部分は初戦の難しさと考えておきます。一つここを乗り越えたことで、2回戦ではこの部分も改善されることでしょう。

さて・・・、去年は日程がちょうど他と被らなかったこともあり、この予選はすべて観戦することができたのですが、今年はユースのJユースカップの絡みで2回戦は柏レイソルU18戦と被っているため、見られません。

また、来週末の準決勝、決勝に関しても、Jユースカップの本戦が1回戦からになった場合には、どちらかに試合日程が入るために、1試合しか見られない可能性もあります。

やはり、進行形で考えた時には、例えばこの試合の中では、やっかいなサイドの選手相手に最初は対応に苦慮していたのが、後半はしっかり相手を抑えきった19番村上秀斗が顕著な例ですが、1試合の中だけでも明らかに見られた成長というものを考えた時に、これが1試合、2試合で終わっては本当にもったいないと思うんですね。

で、被った時にはユースに行くと決めているブクメですが、もっと今年のジュニアユースの試合も見たいわけですよ。

だから、勝ち進んでください。別の場所にいて、負けの報告なんて聞きたくないですから!

何よりも、今年苦しんだ関東U15リーグで身に着けて終盤披露した、勝負強さを信じて。あとは、初戦の呪縛も解けたでしょから、相手の見極めを冷静にするだけでもっと思うように戦えると思いますよ。

明日の朗報を待ってますね!

ではでは~!

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おまけの写真。