第68回国民体育大会サッカー競技(少年男子) 準々決勝2013/10/1 埼玉県vs東京都 0-3敗戦・・・チーム作りでは、理想形に近い

西が丘サッカ-場2013年10月1日西が丘サッカ-場2013年10月1日

 

 

 

 

 

どうも、浦和サポブクメです☆

今更言っても仕方ないことではありますが、今年のトレセンリーグの埼玉県のチームは、もっと早い段階からもっと多くの試合で足を運べれば良かったな~と思います。

チーム作りの過程、今日のような展開になった際の打開策が見いだせなかった部分、色々とこういうことだったのかと思う部分はあれど、やはり自分が実際に足を運んだ試合が少なすぎて語れるとこまで行っていないのが残念です。

さて、昨日の埼玉県にとっての大会初戦となる2回戦の静岡県に勝利して迎えた今日の準々決勝は、トレセンリーグでも対戦している東京都となりました。開催地域の東京都ということもあり、相当チーム作りをしっかりしてきたのだと思います。

この試合では、浦和レッズユースからスタメン出場したのが3番東伸幸、13番中塩大貴、6番高橋聡史、9番松澤彰、16番新井瑞希の5人。ベンチスタートとなった4番川上開斗と15番堀内千寛も後半途中から出場となりました。

だいぶ研究されているな~という立ち上がりからの、的を得た相手の戦術にやや埼玉県がはまってしまったという印象ながらも、完全に崩されるというところまでは行かず、そのあたりの安定感は、このチームを見始めてからの印象通り継続していたのですが、今日の場合は、セットプレーが明暗を分けてしまいました。

埼玉県の長所をつぶしながら、攻撃も的を得たところを狙われ、前半の早い時間にペナルティエリア付近でフリーキックを2度与えてしまったところで、1度目は、ゴール左にわずかに外れたものの、高さはゴールギリギリのところを狙われ、その数分後に与えたフリーキックを直接決められて10分まで行かないところで0-1とビハインドを追う展開になります。

埼玉県の攻撃に相手がうまく対応していたとはいっても、やはり埼玉県のチームのバランス自体は悪くない印象。しかしながら、追う展開や、相手の動きに対して、臨機応変に対応する部分では物足りない流れになってしまったような気もします。

後半はさらに、軸になるメンバーの負傷なども加わるなど不運な流れも加わり、追加点、前がかりになったところでダメ押し点を奪われの敗戦。

埼玉県の選手たちにとっては、精いっぱい戦って敗れたというよりは、不完全燃焼という気持ちが強かった試合になってしまったかもしれません。

この試合一つを取っていろいろ語ることはできないのですが、トレセンリーグ1試合、練習試合を1試合、国体2試合を見た中で色々考えさせられることがありました。

まず、例年国体の少年男子の埼玉県代表というのは、浦和レッズユースと大宮アルディージャユースのメンバーがベースとなってチームが作られるのですが、勝手に当てはめてはいけないとは思いますが、やはり浦和が個性重視の選手が多い中で、大宮からはチャンスを作るための組織的なプレーに長けた選手が集まります。この組み合わせがマッチした時には、チームとしてかなり強さを発揮する印象があります。

今回のチームには、昨日も書いたように、朝妻佑斗というチームを鼓舞することもでき、守備を統率できる選手もいましたし、浦和の強さのある選手や、個性のある選手、大宮の組織的なサッカーを中盤で作り上げられる選手が組み合わさり、一つのチームということを考えると、理想的なチームだったと思います。

ただ、聞いた話によれば、トーナメント方式となるこの国体が近づくにつれて、少しこういう大会を勝ち上がるためにリスクを負わないチームに代わってしまったとも聞きます。

今日の試合も、おそらく相手が初対戦のチームであれば、こういう展開にはならなかったかもしれません。

大会としては、残念な敗退となりましたが、なかなか面白いチームを見せてもらいました。

そして、私が今年のユースのチーム作りを見てきて、感じていることも、誤っていないかもしれないなという思いもやはり強くなりました。

チームには、軸になる選手が必要。チームには、中盤でゲームを作る(簡単にパスをさばいたり周りを生かせる、キープ力もあればよりよい)タイプの選手が必要であり、ここは、しっかり見出して、少しの失敗や、すこし生意気でも、どっしりと据えていく。この2つを最重要なポイントとして、個性的な選手が、個性を消さずに動けるようにチームを考えていく。

今回は、埼玉県代表ということなので、当然浦和のメンバーでこの選手が入らないのはおかしいなと思う選手もいたわけですが、1チームで出るわけではないので、メンバー選考に関しては、入れなかった選手にとっては悔しさも残ると思いますが、半分づつくらいで選ぶ場合には、ある種なるべきメンバー構成だったとも思います。

今回、国体に参加した浦和の選手は、結果的に、ユースのAチーム、ユースのBチーム、U16リーグを戦うチームとはまったく別の今回の国体のチームで感じたことをしっかり今後に還元していってもらいたいと思います(チームにもw)

浦和のユースの選手だったらということを考えると、正直なところ今日の試合の終盤では、もっと時にはやや強引でもゴールに向かっての気持ちを前面に出して戦ってほしかったと思います。

でも見る側としては楽しませてもらえる要素も多い今年の埼玉県のチームでしたよ。

お疲れ様でした!

ではでは。

西が丘サッカ-場2013年10月1日西が丘サッカ-場2013年10月1日西が丘サッカ-場2013年10月1日

西が丘サッカ-場2013年10月1日西が丘サッカ-場2013年10月1日西が丘サッカ-場2013年10月1日

西が丘サッカ-場2013年10月1日西が丘サッカ-場2013年10月1日西が丘サッカ-場2013年10月1日

 

 

 

 

 

 

 

 

おまけの写真。

 

トレセンU-16(国体)強化試合 2010/9/23 少年男子 埼玉県vs新潟県 2-0勝利・・・国体開幕前最後の強化試合

東松山リコーグラウンド

 

 

 

 

実際は、別の場所でもう1試合位しているかもしれませんが、たぶん国体前の最後の強化試合だと思われ・・・。

どうも、浦和サポブクメです☆

埼玉県トレセンU16メンバーで臨む25日に開幕する千葉国体の強化試合があるということで東松山のリコーグラウンドに行ってきました。前日の猛暑が嘘のような、涼しい気候に雨も加わるという、暑いよりは良いと言うには極端に変わりすぎたコンディションの中で行われました。

埼玉県のホームのユニは赤なのですが、今日の対戦相手の新潟県も赤のユニなんですね。更に、デザインもかなり似ているために最初グラウンドについた時は新潟県の選手達を埼玉県と思いこんでいましたが、知っている選手が全くおらず、ふと白のユニを見ると知っている顔がたくさんいて気が付いたという感じです。

この日のスタメンで浦和レッズユースのメンバーは、右サイドバック新井純平、センターバック西澤秀平、寄特直人、ボランチ西袋裕太、トップ下中村駿介、小峯洋介だったと思います(間違っていたらすみません。)

得点経過は前半開始すぐの東京ヴェルディユースの前田直輝がフォワードらしくチャンスを見逃さずに決めたゴールと、中盤でボールをキープした中村駿介のゴール隅を捕らえた見事なミドルシュートの2点になります。

前半はほぼ埼玉県のペースで進み、しっかり2点のリードを奪う望ましい展開を作り出していました。

後半も埼玉県のペースにはなっていましたが、新潟県も前半より動きが良くなり、相手の守備ラインまで持ち込んだ後になかなか仕事をさせてもらえずに、おそらく枠内のシュートは1本か2本くらいだけだったと思います。

浦和レッズユースのU16の試合でも良く見ているような新井純平のサイドからのオーバーラップでの攻撃参加や、中盤で中村駿介がキープ力を生かして展開していく形などは、当然ですがこの試合でもたびたび見ることができました。交代で入った長谷優が最初しばらく右サイドをやっていたので、若干左サイドでプレーする姿を良く見ているだけに違和感がありました。後半は左サイドになっていましたが、やはり左サイドのほうがしっくりきます(ブクメ的にというだけの話ですがw)

また、最近ボランチから後ろの西袋裕太や寄特直人が試合中に効果的に使う縦への鋭いフィードからトップ下の選手やフォワードの選手が抜け出して攻撃を作る形が見られるのですが、この試合でも数は多くないものの効果的にそのようなプレーが出されていたと思います。

それにしても、さすがに国体選抜だけあって仲間として戦うには頼もしいけど対戦相手として戦う時は手強いだろうなと思いながら、浦和以外の埼玉県のメンバーをどうしても見てしまいますねw

さあ、そんなこんなでもう日曜日には広島県との初戦となります。このトレセン~国体という流れの中で、様々なご好意から比較的多くこの埼玉県のトレセンメンバーの試合を見る機会が得られ、浦和レッズユース以外の選手(普段はほぼ見ようともしていなかった)も含めて愛着が沸いてきたこの埼玉県の国体での活躍を心から願っています。

ではでは!