埼玉県U-16リーグ2012 07/12 vs 大宮アルディージャユースU16 1-2敗戦・・・進行形であることを忘れないで

与野八王子グラウンド2012年7月12日

 

 

 

 

どうも、浦和サポブクメです☆

今年も埼玉県U16リーグの季節がやってきました。

浦和レッズユースU16は、既に市立浦和高校と対戦しており、その試合は、行けなかったのですが、引き分けたとのことでした。

今日の対戦相手は、大宮アルディージャユースU16となります。試合中はほとんど雨は降らなかったものの、湿気のある強風が絶えず吹き続けるコンディションの中での試合となりました。

試合を見つつ、色々考えることがあったのですが、まずはざっと試合のことを書いてしまいます。

この試合の浦和レッズユースU16のスタメンは以下、

GKが18番高須雄大、DFが右サイドバックに31番水上真、左サイドバックに16番荒木聡太、センターバックに13番吉原大と19番長嶋巧、MFがボランチに25番勝野瑛、トップ下に、21番岡野森と12番中村透、FWが真ん中に17番小島良太、右に15番橋岡和樹、左に20番清川大輝

となります。

31番水上真はジュニアユースの3年生になります。

ポジションなどみると、中盤のポジションはやや流動的に見え、前線も20番清川大輝と17番小島良太が同じくらいの高さで中に近い位置でプレーすることも多くも見えました。

試合は、相手がボールを持つ時間が長く、浦和は単発な攻撃が目立ってしまい、これをどう表現するのが適切なのかは難しいところですが、いわゆる、相手のパス回しや動きが圧倒的に浦和を上回っていてボールを持たれて苦しんだというよりは、浦和の選手がボールを持った際に、味方の動きと合わなかったり、一つ余計にドリブルしてしまうことで、相手に囲まれて奪われてしまったり、パスミスしたりと、いわゆるもったいないプレーが多くて結果的に相手の方が、つないでボールをキープしながら仕掛けようという意識が強かったためにこうなったという感じでしょうか。

例えば、中盤で溜めて、右前線を15番橋岡和樹が走った時のパスの狙いも相手のディフェンダーの距離を考えると、もう少し長めに出してダイレクトにあげられるようなボールが望ましいところが、短くなり、パスは通ったものの、相手ディフェンダー2人くらいに簡単に追い込まれて角度がないところまで行き、結局いったん戻すしかなくなるなど。

見ていた位置からは遠くて細かい部分は見えなかったのですが、22分に中央を突破されて失点し0-1。

24分に中盤でパスを受けた12番中村透が相手ディフェンダーの寄せが甘いところでミドルシュートを決めて1-1と同点に追いつきます。個人の能力の高さを見せたものの、流れの中からの得点ではないわけですね。

前半は1-1で終了。

後半スタートから31番水上真に代えて27番新井克之(ジュニアユース3年生)が入ります。

16番荒木聡太から17番小島良太に当てて、25番勝野瑛につなげて仕掛けたり、17番小島良太が右サイドを広く使うパスを出し、27番新井克之にパスを通してサイドから攻めるプレーなど、人を上手く使って数人で攻める形もあったものの、やはり全体的には単発で攻め上がるケースも多い印象が強くなります。

15分に、18番高須雄大に代えて40番杉本広貴が入ります。

20分に、21番岡野森に代えて35番和久井大輔(ジュニアユース3年生)が入ります。

その後、12番中村透から、左にポジションを移した15番橋岡和樹へのパスが通り、精度の高いクロスが入るなどありつつ、25分に厚みのある攻撃から失点を喫して結果的に1-2で敗れました。

まだU16リーグがスタートしたばかりであるとか、色々な見方ができる試合ではあるとは思うのですが、正直ブクメ個人的には、この試合は不満です。

先日の練習試合の時には、2年生や3年生と混合のチームの中で、それぞれの選手が慣れないポジションでやる部分もあり、その中での1年生の動きというのは、個々の能力を延ばすために慣れないところで四苦八苦して行く中で、連携面などが上手く行かない部分に関しては、全く問題がないと思います。

ただし、今日のように比較的慣れたポジションで出場する選手が多く、昨年長い時間共にプレーしてきたメンバー構成で戦う中で、昨年の最終戦の段階で出来ていたことと比較して、数歩下がってしまっているようにこの試合が見えてしまったんですね。

もちろん、今年のここまでの歩みの中での背景は見られる限りしか分かりませんし、そもそも今年のユースのチーム作りの方針が個人頼みのサッカーになっているので、仕方がない部分もあるのかもしれませんが、個人の能力の高さを見せていたが、まとまりという部分に課題を抱えたままスタートしたジュニアユースの3年生のチームで苦しんだ1年の中で見せて歩みや前進を見てきた中で、私が感じたのは、彼らが一つのチームとしてまとまった時のユースはものすごく強いチームになるのではないかと言うことで、その思いは、リセットされたわけではなく、未だに進行中です。

味方の個性を理解し、味方の動きを把握しながら、必要な時に個々の能力を発揮していく。

そういう部分での成長を、U16リーグの中では強く意識しながら今後も見させてもらうつもりです。

思い返してみてください。一つボールタッチを増やしすぎたことで奪われて反撃を受けてしまった選手が多いのではないですか?ディフェンダーの距離を考えた時にそのパスの選択肢で味方の特徴を最大限に活かせましたか?

できる技術があるのですから、それができることで不用意なカウンターを受けることも減りますし、そこまで考えてプレーしていくことでもっともっと個性を生かせることができるようになるはずです。

次に期待しています!

ではでは~。