2013 Jユースカップ第21回Jリーグユース選手権大会2013/11/09 2回戦 – 浦和レッズユースvsジュビロ磐田U-18 延長戦2-1勝利・・・終わらない!見届ける。

大久保グラウンド2013年11月9日

どうも、浦和サポブクメです☆

最高でした!この言葉だけで、今日のブログは終わらせてしまっても良いくらいです。

いつからでしょうか、

「浦和の下部組織に関わる選手全てがプロになれる素質を持っている。それがこの環境で育てられることによって開花していく。それを手伝い、見届けたい。」このことを前提に、出場している選手、していない選手に限らず、良い部分を見つけて伝えていくことを考え、人間を育成するという部分に長けた関係者の方々に共感して、ただ、彼らの頑張る姿を応援し、試合に足を運んで感じられた部分を綴る。自分の役割はそのくらいで、あとは現地に足を運んで表情を見て、純粋に応援するものとして楽しむことを続けてきた日々。

これが、育成批評、戦術批評のようなブログになってしまったのは・・・。

本当は、読んでいる人が、少しニヤッとしてしまうようなニュアンスを毎回織り交ぜて楽しくブログを書いていきたい。

気が付けば、指摘が正しかろうが、何だろうが、傷つける人が多いブログになってしまっている。本意ではないです。でも、そういうことなのでしょう。

色々考えることが多い最近の中で、ここ最近の自分を取り巻く流れの中で、ある程度、気持ちが固まったところで、私の中では、カリカリせずに、今年1年残りを楽しく見届けて、一区切り付けて次に行こうという気持ちが強くなっています。

そんな中で、本当に苦しいシーズンを過ごしてきたユースの選手たちが、このJユースカップで輝きを見せてくれている。

そして、今日は、感動まで与えてくれた。言うことはないです。

これまで、負ける気がしない試合というものを何度か見てきました。

その試合と同じような空気を、今日の後半から感じたんですね。それは、前半に出場していた選手の問題という意味ではありません(この言葉を付け加えないと、伝わらないというのも私を苦しめます。)

戦術に縛られ、相手が攻撃に長けた空気を感じた時に守備意識の高い5バックになった時には、簡単な形で失点することが多くなり、そこに意識が行く為か、全体的にスペースを大胆に使うことができない。もともと、リスクを伴った戦術なのだから、攻撃のところで自信をもって仕掛け、そこから作り出して行かないと、ただの脆い5バックになってしまう。

ただ、指示からか、自ら考えての動きか、そこまではわかりませんが、後半はそこがはっきり変わっていたんですね。

特に、右サイド。長めのパス、楔のパスを供給することに集中し、攻撃に参加することのなかったセンターバックの右に入っていた35番小木曽佑太が、後半に入り、リスクを負って攻撃に参加する姿勢が見られた。同時に、右サイドハーフの2番細田真也もドリブルで仕掛ける回数が増えた。

一見、人数を減らしてリスクを負って、奪われたら危ない状況ではあるが、これによって相手の左サイドを制圧できるようになります。

すると、自然と、攻撃に大胆に行く選手のカバーができるようになっていったんですね。右サイドのスペースに23番安東輝が降りて行って埋めていたり、後半からボランチに上がった4番茂木力也も必要な時にはバックラインに下がってケアをしていた。

それまでの、ぎこちない時間帯というのは、後ろで選手が入れ替わる動きはあるものの、相手選手を揺さぶったり、仕掛けたりする中での人の入れ替わりではなく、極端に言うとただ人が動いているだけということも多く、相手が形を崩さない中で、2人くらいで長いパスで打開しようとして、それでも7番広瀬陸斗がうまく収めることもできることが多かったため、攻撃としては相手ゴール前に攻め込んではいたものの、やはり戦術としては、意味のない中での個の力というイメージが強かったんですね。

何か、後半は右サイドで見られた大胆さから、全てが動き出した印象が強いです。

試合は、ビハインドを負っていた後半。でも、負ける空気が感じられなかった。むしろ、楽しんでいる自分がいました。

左サイドも、3番森亮太が仕掛け、5番齋藤一穂もサイドから攻撃参加をすることがある。もちろん、典型的なセンターバックタイプの5番齋藤一穂なので、オーバーラップがスピードある迫力あるというものではないが、右との対比で、それも効果的に実は利いていたりする。3番森亮太は、もともとサイド深くまで上がらなくても、相手ディフェンダーの脅威になるくらいの、力強いクロスを早めにゴール前に供給することもできる。

3バックの1枚に、ボランチの8番須藤岳晟が入ることにもずっと疑問があった。しかしながら、今日はスタートが5番齋藤一穂、4番茂木力也、35番小木曽佑太と3人とも、センターバックタイプ(本来は、違うという選手ともいますが、このチームではセンターバックとして役割を与えられた場合には、やはりセンターバックとしてのプレーを堅実にこなしている。)であり、逆にそういうタイプ3人がそろってしまったことと、守備の意識からサイドバックの2枚も下がり気味になったことで、逆にギャップを相手の能力の高いフォワードに狙われてしまった。

後半の、右サイドからの狙いと同時に、そこをコントロールしたのは、ほかでもない8番須藤岳晟であり、これは興味深い話です。

やはり攻撃の意識の中で空いたスペースをカバーするという部分での流動的なポジションチェンジは、チームに自信も与え、その結果、やや動きが重たかった10番関根貴大が、一瞬の隙をついて抜け出し、相手のプレスを受けながらもクロスを上げきり、これを7番広瀬陸斗が押し込んでのゴール。フォワードにも色々いると思いますが、やはり相手のディフェンダーのプレッシャーをうまく受けながら、決定的な仕事をするのも10番関根貴大の特徴だと思います。スピードで抜き去るとか以上に、これができるからタカはすごいのだと思うんです。

今日の後半にやったことでのイメージをしっかり残してやっていけるのであれば、このチームは急激に強くなると思います。前半で下がった17番勝野瑛や13番條洋介のパスの特徴ももっと生きてきます。後半から入った4番茂木力也の久しぶりに見た攻撃的な姿勢でのプレーと時間帯で18番関口亮助に、「行くな!」と止められて慌てて守備に戻るとか、まあ、そういうコミュニケーションも含めて、良いな~と思うわけです。14番斎藤翔太もU17ワールドカップからの良いイメージを持ってきてくれました。ミドルシュート惜しかったです。

そして、延長戦までもつれ込んだ中でのセットプレーからの35番小木曽佑太の劇的なヘッドでのゴール。

興奮したし、楽しかったし、余韻に浸りまくったし、何よりも、基本的に苦肉の策としてのオプションとしてのパワープレーで流れを変える試合は多くあったものの、今日のように先行される流れの中から、チーム全体で流れを引き戻し、主導権を奪い取り、何度も崩し、セットプレーも何度も獲得し、追いついて、逆転し、そして、最後の最後では、(何が起きたのか、わからなかったのであとで確認しましたw)18番関口亮助が決定的なピンチの場面で弾き、押し込まれそうなボールを3番森亮太が頭ではじき出して防いだ。そして、勝った。

負けるわけがない。今日のサッカーなら。

浦和レッズユースが抱える状況が、Jユースカップでの躍進で変わるわけではありません。でも、たとえ、この大会が、そしてプリンスリーグ残り3試合がどんな結果に終わるとしても、今日のような試合が見られるのであれば、私は、笑顔で試合を楽しんで見届けていきたいです。

まだまだ終わりません。無理してでも、来週大阪までみなさん足を運んで彼らの戦いを見届けてみませんか?

 

ということで、スタメンや交代の流れは、オフィシャルで!とか、こんな感じのブログどうですかね?

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