第67回国民体育大会サッカー競技(少年男子) 準々決勝2012/10/2 埼玉県vs大阪府 1-3敗戦・・・勝つためのチームと育成

飛騨古川ふれあい広場2012年10月2日

 

 

 

 

どうも、浦和サポブクメです☆

国体の少年サッカーも3日目に入りました。1回戦、2回戦と勝利した埼玉県は、シードで2回戦から登場してその2回戦を快勝で勝ち上がってきた大阪府との準々決勝に臨みました。

この国体に臨む大阪府のチームと言うのは、直接毎大会見ているわけではありませんが、どの大会でも強烈なメンバーを組んできて強さを見せているため、この準決勝で大阪府と当たる可能性が高いということで、見る側としてはこの準々決勝が、埼玉県の優勝へ向けての大きな山と考えられていました。

毎大会、強いというのですから、とにかく国体で勝つためのメンバーを作り上げるという方針のチームなのでしょう。

今日は、試合に関してはあまり細かく触れるつもりはありません。

大まかにまずは書かせてもらい、この大会の埼玉県のチームについて思ったことを書かせてもらいたいと思います。

この試合のスタメンは以下、

GKが1番佐川雅寛(本庄第一高校)、DFが左サイドバックに13番長嶋巧、右サイドバックに2番細田真也、センターバックに4番髙山和真(大宮アルディージャユース)と3番吉原大、MFが左に9番橋岡和樹、右に14番清川大輝、真ん中に6番勝野瑛と8番小野雅史(大宮アルディージャユース)、FWが11番里見直樹(大宮アルディージャユース)と7番菅原朋也(大宮アルディージャユース)

となります。

2回戦同様センターバックが集中力高くプレーできていたことで、相手の人数をかけた迫力のある攻撃の多くを摘むことができていたと思います。そして、やはり両サイドバックに関しては、攻撃参加する機会をあまり作れず、守備に回ることが多くなってしまっていたと思います。

中盤でのプレスに関しても、効果的に作用していたと思いますし、そこで奪うことで相手の攻撃を摘めた部分も多かったと思います。

ただ、攻撃に移った際の仕掛けが単発でサイドから攻めても人数が足りないことが多い印象がありました。

5分に崩されて失点し0-1とされてしまいます。

展開としては、押される時間が大半を占めるものの、失点して数分後に7番菅原朋也のゴールで同点に追いつきます。

この同点ゴールの後は、埼玉が攻撃する回数も増えるものの、逆転までは至らず前半は1-1で終了。

後半は、更に攻められる時間が増えてしまい、10分に失点を喫して1-2と再びリードを許してしまいます。その後は、なんとか堪えていたものの、28分に追加点を決められてしまい、結果的には1-3で敗れました。

交代の流れですが、後半スタートは交代なし。10分くらいに11番里見直樹に代えて10番ンドカ・ボニフェイス、26分に13番長島巧に代えて15番岡野森、後半終了間際に9番橋岡和樹に代えて5番池田壮太朗という交代でした。

そもそも、今年の埼玉県のチームに関しては、既に質の高いプレーが見せられるポジションではないポジションに配置される選手が多いチームの作り方というのが、浦和レッズユースの選手のポジションを見ていると分かるのですが、あえてそういうポジションで経験させつつ、視野を広げて成長させることを目的とするのは、凄く納得できる育成の方法だと私も思っています。

そういうチーム方針が明らかに見える中で、初戦の愛媛県との試合は苦しみながらも、勝ちに持っていくことができ、2回戦の富山県は、やや力の差があり快勝。冷静に大阪府を分析して、あと一つ勝てば最低限あと2試合このチームで経験を積めることを考えて、勝つために展開によっては、慣れたポジションでプレーさせる形をとってみるということをするのか、それとも頑なに、どういう展開でも貫くのか、そういう部分にも注目していたのですが、あくまで方針を貫く交代の流れになっているように感じました。

もちろん優勝を目指して戦っていたとは思いますが、勝つためよりも育成を重視したのかな~という印象も感じました。

ね、見る側は勝手でしょう?1サポーターから見るとこういう風に見えていました。また、このチームに関しては、絶対に負けたくないという気持ちで大差のリードから逆転勝利を飾ったプレ国体の神奈川県との試合を見ていますので、その試合とどうしても比較してしまいます。そこと比べた時には、絶対に負けたくないという気持ちがこの試合では弱かったのではないかと感じる部分もあります。

だから、単純に一つのハイレベルな相手に対してのハイレベルな試合ということを考えて見た時には、その選手の得意なポジションで構成して戦わせてみたらどうなったかな~と思う部分もあります。

それも、育成世代を見るサポーターとしては完全なエゴになります。

最後の最後に出場した5番池田壮太朗がロングスローをした瞬間に、ふとプレ国体の試合を思い起こし、ロングスローから10番ンドカ・ボニフェイスがすらしてというプレーが強烈な武器になっていたその試合で見えた勝つための強みの一つの登場が後半終了間際だったことも含めて、9番橋岡和樹が右でプレーしたのがほんの数分だったことも含めて、なかなか色々なことを考えさせてくれる今日の試合でした。

後は、埼玉県が連戦で既に2試合を戦う中で、その2試合は人工芝の杉崎公園グラウンドで、対する大阪府はシードになっていたために1試合のみしかまだ戦っていない状況で、その試合を今回の天然芝の古川ふれあい広場で戦っているという部分も影響していた部分があると思うので、同条件で戦ってみたらどうなっていたかな~と思う部分もあったりなかったりです。

 

・・・そんな、厳しめのことばかり書いてみましたが、本心はと言うと、チーム作りが難しいトレセンリーグからの国体という戦いの中で、怪我で外れた選手や代表に選ばれてメンバーから外れた選手など、チーム作りの終盤のところで色々な変化を余儀なくされたチームの中で、準々決勝まで勝ち進んでくれたのは、応援する側としては凄く嬉しかったですし、勝利の喜びを2度分かち合わせてくれたことにも凄く感謝しています。

また、車で当日に現地に入り、負けたらその日に帰り、勝ち進むごとに宿をとって観光を楽しもうと決めて行ったので、2つ勝ってくれたことで、かなり飛騨高山という観光地を楽しむこともできましたし、国体の雰囲気を味わわせてもらうこともできました。

そのおかげで、今回の岐阜国体を町ぐるみで協力し合って盛り上げている部分までしっかり体感することもできました。

今回の国体の経験をどれだけ各チームに戻って今後に生かせるかが本当に重要ですからね。生かしてなかったら怒りますからね!

毎回国体の時に書いている言葉で絞めます。今回の国体のように浦和レッズ絡みの選手以外も参加するようなチームを応援すると、他のチームの選手でも愛着が湧くのです。なので、今回の埼玉県のメンバーとして戦った選手は今後気にして見るようになると思いますし、応援します・・・・が、浦和レッズユースと対戦する時は敵ですからね!

それぞれの選手が、今回の経験を良い方向に活かして活躍してください。

ではでは。

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おまけの写真。

 

第67回国民体育大会サッカー競技(少年男子) 2回戦2012/10/1 埼玉県vs富山県 3-0勝利・・・望ましい展開で準々決勝へ

杉崎公園グラウンド2012年10月1日

 

 

 

どうも、浦和サポブクメです☆

まず、U16日本代表のAFC U16選手権に参加するため、国体のメンバーから外れた浦和レッズユースの茂木力也と小川紘生がやってくれましたね! 勝てば来年のU17ワールドカップ出場が決まる準々決勝のシリア戦で勝利して、しっかり代表に参加した意味を示してくれました。

この2人の活躍の吉報を受けて、国体の埼玉県も流れに乗って頂点目指して快進撃を続けてほしいと思っていたら、今日2回戦では、その期待を強くさせるような見事な戦いぶりでの勝利を見せてくれました。

この試合のスタメンは以下、

GKが1番佐川雅寛(本庄第一高校)、DFが左サイドバックに13番長嶋巧、右サイドバックに2番細田真也、センターバックに4番髙山和真(大宮アルディージャユース)と3番吉原大、MFが左に9番橋岡和樹、右に14番清川大輝、真ん中に6番勝野瑛と8番小野雅史(大宮アルディージャユース)、FWが11番里見直樹(大宮アルディージャユース)と7番菅原朋也(大宮アルディージャユース)

となります。

スターティングメンバーは、1回戦と全く同じです。

2回戦の相手は、1回戦で徳島県を破った富山県となります。正直、あまり富山に絡むチームの試合を見たことがないため、どのようなチームというイメージが全くわかないのですが、1回戦を勝利してきたチームですので、基本的にはどこが相手でも気を抜けば、やられるというイメージは持って見させてもらいました。

開始早々に6番勝野瑛が思い切ったシュートを狙うところからスタートし、3分には13番長嶋巧からのロングフィードを受けた7番菅原朋也からのクロスに11番里見直樹が合わせたり、8番小野雅史のクロス気味のシュートなど、埼玉が攻撃のチャンスを積極的に多く作る展開で序盤の主導権を握ります。

少し気になったのは、手を使って相手を引っ張ったり押したりした際のファールの基準がものすごく厳しくて、このくらいは流しても良いだろうというプレーでもすぐにファールを取られることがありました。ぶれるわけではなく、一貫してだったため問題はないものの、いつもならOKのプレーでファールになるためその部分で最初はやりにくそうにも感じられたものの、今日は埼玉県の選手たちがその基準に早めに対応してプレーできていました。

また、ピッチコンディションなのか、詳しい理由はよくわからないのですが、一人の選手がということではなく、多くの選手がドリブルの際のボールコントロールが序盤はうまくいかない印象があり、仕掛けた際にうまくコントロールできずに奪われる場面がすごく目立っていました。

それでも、この試合は埼玉の攻撃の仕掛けがはまる場面が多く、また相手のプレスの速さや仕掛けなどが昨日の愛媛県と比べると緩く、守備のところでも簡単に蹴りだしてくれるなどもあり、終始埼玉県のペースで進められたといえると思います。

特に4番髙山和真と3番吉原大のセンターバックコンビが、すごく落ち着いて安定した守備を試合を通じてできていたこともあり、失点の危険をあまり感じることなく安心して見られましたし、その分、右サイドバックの2番細田真也が攻撃参加する回数も昨日に比べてかなり増えていました。

ただ、昨日と同様だったのは、攻めるもののゴール前で相手にとって危険な場面を作るところまでなかなか持って行けず、得点が奪えないまま前半も終盤まで進んでしまった部分。今日も、前半はスコアレスで後半勝負になっていくのかと思っていた前半32分にコーナーキックのチャンスから、3番吉原大が競ったボールのこぼれ球を11番里見直樹が豪快に蹴りこんでゴール!

すごく良い時間に先制に成功し、1-0とします。

前半でリードを奪えて後半はやりやすくなると思っていたら、更に前半のうちに追加点を決めてくれます。このゴールは、左サイドバックの13番長嶋巧の攻撃参加からの流れでの得点になります。まず、左サイドバックの位置から中盤くらいまで押し上げたところでパスを受けて、そこからドリブルで仕掛け、クロスを上げると見せかけて一つフェイントを入れて相手ディフェンダーを完全にかわしきったところでファーサイドへクロスを上げると、14番清川大輝がヘッドで折り返したところに11番里見直樹が押し込んでゴール。

見事な展開で2-0とし、前半2点のリードで折り返すことに成功します。

後半スタートから、11番里見直樹に代わり10番ンドカ・ボニフェイス、14番清川大輝に代わり15番岡野森が入ります。

この段階で、15番岡野森は左の前線に入り、14番清川大輝のいた右の位置には9番橋岡和樹が入りました。

たびたびブログで触れているので、なんとなくピンときたかたもいるかもしれませんが、9番橋岡和樹にとっては右の前線はもっとも慣れた得意なポジションで、ここに入るとプレーの質が明らかに変わるのですが、後半右に移ってからのプレーは、かなり迫力のあるものを見せてもらいました。前半の左の位置でも仕掛けてチャンスを作るプレーは多いものの、右の場合は直接狙っていく姿勢や動きの質も変わります。

中のスペースへ移動してパスを受けた9番橋岡和樹が、オーバーラップする2番細田真也にパスを出して、クロスから10番ンドカ・ボニフェイスのヘディングシュートまでのプレーも結果的に、スペースに動きスペースを空けて2番細田真也が攻撃しやすい形に動いたことで更に効果的になったもので、前半も多くみられた受けて、サイドに出してクロスに誰かが合わせるという3人での得点への仕掛けよりも更に得点の可能性が感じられるプレーになっていたと思います。

また、前の試合で決勝ゴールを決めた10番ンドカ・ボニフェイスのポストプレーの強さは、この試合ももちろん健在で、今日はそれに加えて直接ゴールを狙う姿勢も強くプレーしていたことで攻撃の迫力は増していました。

そのような流れの中で、この試合を更に楽にする3点目が決まります。

10分に、右サイドをオーバーラップする2番細田真也に向けて4番髙山和真の正確なロングフィードがつながり、2番細田真也がゴール前へクロス。ここに10番ンドカ・ボニフェイスがヘッドで合わせてゴール。

35分ハーフの試合で後半の10分で3点目が入ったことで、かなり楽な展開に持ち込むことに成功します。

この3点目の後の13分に13番長嶋巧に代えて16番松崎洸星が入ります。この交代により、9番橋岡和樹が再び左に戻り、16番松崎洸星は右の前線に入ります。

U16日本代表でもそうなのですが、結構今年の埼玉県のチームは、あえて選手を本来のポジションではないところで起用するというケースが多く見受けられるのですが、ここも3点リードしたことで再び9番橋岡和樹を左に戻したことや、右前線であまりプレーしているのをいたことがない16番松崎洸星をあえて右前線に入れるというのは、やや驚きましたし、同時に、リスクはあるものの、選手の成長を促すうえでも、凄いことをするなと思う部分もありました。

この3点目が入ったところで、相手が攻撃に比重を置いてきたことなどもあり、埼玉県は攻撃に気持ちが行っている選手が多くなっていたことから、16分に決定的な場面を作られてしまったものの相手のシュートは枠をそれて失点は免れ、さらに22分にも決定的な場面を再び作られるものの、ここは1番佐川雅寛の好セーブでなんとか防ぐことができました。

3点をリードした状況で残り10分くらいの時間まで来て、埼玉県は、今後の試合のことも考えて控えの選手を含めて全選手がピッチに立てるような交代をしていきます。

まず、25分に1番佐川雅寛と12番後藤大輝(大宮アルディージャユース)というゴールキーパーを交代。この時間帯、やや相手の攻撃を受けることもあったところなので、ここでのゴールキーパーの交代の時も凄いことするなと感じつつも、そういう場面での交代は、ただ出場機会を与えるための交代ではなくて、しっかりそういう時間帯を凌げというメッセージでもあるでしょうし、選手としてはプレッシャーがかかる部分はあるものの、無失点で抑えれば、得られるものは、大きいよなとも思いました。

29分に7番菅原朋也に代えて5番池田壮太朗(浦和東高校)が入り、これで登録メンバー全員がピッチの上に立つことになりました。

3得点を奪った以降も埼玉には多くのチャンスがあり、その中でも惜しかったのは、最初は右前線のプレーで思うようにプレーできていなかった16番の松崎洸星が、29分に2番細田真也からのクロスに対してうまくゴール前のスペースに入り込んでボレー気味に合わせるもののキーパーに防がれてしまいます。ゴール左隅に低い弾道でかなりスピードのあるシュートになっていたので、これは相手のキーパーを褒めるしかない場面だと思います。ゴールにはならなかったものの、こういうスペースを見つけて入り込んで先に触るプレーは流石でした。

同様に、試合終了まであと数分というところで、15番岡野森からのクロスにピンポイントで16番松崎洸星が合わせて、これもかなり良いコースに飛んだもののゴールにならず。

この2つの惜しいチャンスは、得点にはならなかったものの、いわゆるゴール前で相手に脅威を与えるプレーでしたので、失敗したと思わずにこういうプレーを続けてもらいたいです。

そして、3点目を奪った10番ンドカ・ボニフェイスが残り時間も、ポストプレーでの強さを存分に見せつける場面が多くみられました。

勝ち進めば毎日試合が続く中で、うまく交代を使い全選手がピッチでプレーする展開を作れたことや、短い時間ながら、その選手が得意なポジションでプレーさせながら、ある程度伸び伸びとプレーさせたところで、再び別のポジションで経験を積ませるとかもありましたし、そういう一つ一つのベンチワークも含めて、見る側としても、こういう意図があるんだろうな~というのが伝わってきたことも含めて、密度の濃い試合になっていたと思います。

そして、この試合でもそうだったのですが、直接ゴールに絡むプレー自体はそこまで多くないために、あまり名前は出てこないのですが、中盤での6番勝野瑛の摘むプレーがあることや、8番小野雅史の左右にパスを散らすプレーが、かなり効果的に機能していると思います。

ただ、やはりまだ個々の持ち味を周りが生かし切れないために単発的なプレーになってしまう回数も多いので、そういう部分は1回戦より2回戦が良くなったように、準々決勝では更に良くなるように期待しています。

さてさて、明日の準々決勝の相手は大阪府になりましたね。

国体において、毎大会安定して強いチームですし、下馬評通りに勝ち進んできていますので、手ごわい相手だと思います。ただ、今日のセンターバックの安定感をベースに集中して戦っていければ、実際に見ていないのでわかりませんが、相手の攻撃陣が迫力のある攻撃を仕掛けてきても、十分対処できるでしょうし、今日よりはサイドバックも守備の意識を強くする必要が出てくるかもしれませんが、今日攻撃参加した時に精度高くチャンスにつなげていたように、少なくても攻撃参加できる時には、決定的な仕事ができるような集中力を持って臨んでください。

1回戦2回戦が人工芝で、残り試合は場所が変わって天然芝になるらしいですが、それも人工芝の今回のグラウンドでやや苦しんでいる印象があった埼玉県の選手にとってプラスの変更として出てくるようにも期待しています。

勝ちましょう!

ではでは。

杉崎公園グラウンド2012年10月1日杉崎公園グラウンド2012年10月1日杉崎公園グラウンド2012年10月1日

 

 

 

 

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おまけの写真。

 

第67回国民体育大会サッカー競技(少年男子) 1回戦2012/09/30 埼玉県vs愛媛県 1-0勝利・・・運も味方につけ前進

杉崎公園グラウンド2012年9月30日

 

 

 

どうも、浦和サポブクメです☆

やってきました国体の季節!この大会の出場権を決めるプレ国体では、劇的すぎる試合を見せてくれた埼玉県少年男子。

今年の国体の本戦は岐阜県で開催されています。サッカーの少年男子の開催地は、岐阜の市街よりも富山に近い、飛騨高山になります。

ちょうど台風18号が日本を直撃していて、予報ではキックオフ予定の13:30くらいが結構まずいということでしたので延期になってしまうことも覚悟しつつ足を運びましたが、試合開始時間を1時間早めるなどの措置が取られて、結果的に雨の時間帯とやや風が強くなる時間もありましたが、試合には影響せず開催されました。

さて、埼玉県の1回戦。対戦相手は愛媛県となります。昨年の国体に行けなかったこともあり、愛媛県と聞くと2年前の千葉国体の時に埼玉県を敗退に追いやったチームとして強く印象に残っていてちょっと怖い存在として頭に残っていることもあり、戦っている選手たち以上にリベンジしてくれと勝手に思って見させてもらった部分もありつつです。

では、試合に移りますね。

この試合のスタメンは以下、

GKが1番佐川雅寛(本庄第一高校)、DFが左サイドバックに13番長嶋巧、右サイドバックに2番細田真也、センターバックに4番髙山和真(大宮アルディージャユース)と3番吉原大、MFが左に9番橋岡和樹、右に14番清川大輝、真ん中に6番勝野瑛と8番小野雅史(大宮アルディージャユース)、FWが11番里見直樹(大宮アルディージャユース)と7番菅原朋也(大宮アルディージャユース)

となります。

怪我の関係、U16日本代表の関係などもろもろもあり、当初のメンバーや国体のプログラムに載っているメンバーとは、代わっている部分もあります。結果的に、メンバーを書き出してみるとキーパーの佐川雅寛の本庄第一高校を除いては、浦和レッズユースと大宮アルディージャユースで構成されたチームで臨む形になりましたね。

あえてそうしているのか、ポジションに関して、本来の得意とするポジションが右の選手が左になっていたり、いくつか気になるポイントがありつつ、その影響もあったのか、初戦の硬さもあったのか、試合にリズムよく入ったのは愛媛県の方だったと思います。

細かいパス回しからテンポよく攻めてくる相手に対し、浦和は全体的にボールの収まりや連携があまりうまくいかないようでした。

その中で、6番勝野瑛が中盤でプレスをかけて相手の攻撃を摘んだり奪って攻撃を仕掛けるという意味で、精度の高いプレーを見せ、そこから奪っての埼玉の攻撃という形では何度か惜しい形を作り出すことができていました。

ただ、やはり前線での攻撃に関しては、個々の持ち味は出そうな動きはしているものの、それが数人でつながって連携で相手を脅かすところまではいかないという印象。

埼玉の攻撃を試合の流れで見ていきますと、怪我から復帰して本大会に間に合った2番細田真也のオーバーラップからのクロスに11番里見直樹がヘッドで狙った場面が3分。9番橋岡和樹と7番菅原朋也がうまくパス交換とポジションの移動をしながら攻め上がった13分。6番勝野瑛から大きく左に展開して14番清川大輝に繋げて仕掛けた15分。8番小野雅史がループ気味に狙ったシュートを放った17分。2番細田真也からの縦方向のロングパスに抜け出した11番里見直樹のループ気味のシュート。22分に相手のミスパスを奪った14番清川大輝のシュート。11番里見直樹のポストから、6番勝野瑛にあてての右前線の14番清川大輝へ繋げての攻撃、左前線の9番橋岡和樹にパスが出る場面も多かったと思います。

狙いとして、「お!」と思う場面を簡単に書き出しただけでも結構あるのですが、ゴール付近でのプレーが相手の集中した守備のためか、埼玉の選手が急ぎすぎていたのか、もったいない失い方をしてチャンスを逸するという形も多かったように感じます。

相手が鋭く仕掛けてくる場面に前半の序盤は受ける時間もたびたびあったのですが、ある程度慣れてきたところで守備陣も安定して跳ね返せるようになり、試合としてはどちらにも大きな主導権を与えずに、0-0でハーフタイムを迎えます。

後半に入り、11番里見直樹に代わり10番ンドカ・ボニフェイスが入ります。

ちょうどハーフタイムに入る直前くらいからぽつぽつと雨が降り出し、後半は時間帯によってはやや雨が強めに降る時間帯もあったりで、前半以上に滑りやすくボールをコントロールしにくい状況になりました。

プレ国体の時に、かなりの確率で高いボールに対してしっかりポストプレーを成功させていた10番ンドカ・ボニフェイスが後半から入ったことでシンプルに当てた時に意識的に近い位置やこぼれ球を生かそうとする動きをする選手が出てきて、攻撃に厚みが加わったように思います。

実際10分の10番ンドカ・ボニフェイスのポストプレーから14番清川大輝が抜け出しての仕掛けや、8分にも同様のポストプレーで7番菅原朋也が抜け出して仕掛けるなど、ここからの攻撃が最も得点のにおいのする流れになっていました。ただ、やはりゴール近くまで持って行ってからの決定機を作るという部分では少し工夫が足りないことも多く、チャンスの多さを生かせないという印象も同時にありました。

よく主導権を握っているチームには、フィフティのボールがこぼれてきやすくなることがサッカーではありますが、その意味では、こぼれ球が埼玉の選手に来る確率は高く、主導権はやや埼玉にあると言える展開にはなっていたのかもしれません。

大きなピンチという場面では、後半はそこまで多くはなかったものの、そのピンチになった原因が埼玉の選手の連係ミスからなど来ていたことで、相手の選手のシュートミスに助けられて失点を免れた本当に見ている側はやられたと思ったくらいの大きなピンチがありつつ、もちろんキーパーの1番佐川雅寛の好セーブに助けられた場面や2番細田真也や13番長嶋巧のサイドバックが守備に比重を置いてうまく対応していたことで防いピンチもありますが、決定的なチャンスを作られた場面で失点しなかったのは、運が味方してくれたのでしょう。

試合終盤になると、なんとなく延長戦に入りそうだという雰囲気にもなっていたのですが、アディショナルタイムに入ろうかというところで、14番清川大輝が右サイドからドリブルで持ち上がりクロスを上げると相手ディフェンダーのクリアボールが真上に高く跳ね上がります。そのボールに対して10番ンドカ・ボニフェイス高い打点でヘッドで合わせてゴール右隅に決まります。

土壇場で1点を奪った埼玉県が残り時間をうまく使い、結果的に1-0で勝利を収めました。

試合自体は、どちらに転んでもおかしくない展開でしたが、こういう展開の試合をしっかり勝利で終えることができたのは大きいと思います。今日の埼玉の出来自体は、何度か観戦したトレセンリーグや、プレ国体の試合での良い時の攻撃の迫力や連携と比べると、あまり良さが出せていなかったような印象がありましたが、その中で結果が出たことが多きく、いわゆる連日試合を行って優勝を目指す形式の戦いなので、試合を経るごとにチームの状態が上がっていく形が望ましいとも言えますので、明日さらによくなり勝利して、明後日はさらによくなり勝利して、ピークのところで決勝で優勝、そんな流れになれば良いかと思います。

今日の試合でも、なかなか得点が奪えないところで、一瞬ポジションチェンジをして前線の右左を入れ替えたところで大きなチャンスが作れた場面もありますし、やや攻撃は自重して守備に重きを置いていた13番長嶋巧が後半終盤に左サイドを攻め上がって仕掛けた場面で大きなチャンスになったように、リスクを負うことで大きなチャンスを作ることも今後は更に試合展開によっては必要になってくると思います。

ただ、何はともあれ初戦というのはこういう試合になりがちなので、そこを勝てたことが大きいです!

この勝利を勢いにして、明日の富山県では、さらに前進したチームの強さを見せてください!

ではでは~。

杉崎公園グラウンド2012年9月30日杉崎公園グラウンド2012年9月30日杉崎公園グラウンド2012年9月30日

 

 

 

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