第42回 日本クラブユースサッカー選手権 関東大会1回戦 2018/5/20 浦和レッズユースvsエスペランサ 4-0勝利・・・畳みかける手ごたえと、足りないえげつなさ

どうも、ブクメです☆

午前中のジュニアユースの関東U15リーグに引き続き、間に回転ずしを挟みつつ(w)再び、レッズランドに戻り16:00キックオフの浦和レッズユースの夏の全国をかけた戦いとなるクラブユース選手権関東予選ノックアウトステージ1回戦のエスペランサ戦を観戦してきました。

今日は朝から、ほとんど雲もないくらい晴れ渡った1日でしたが、天気予報で言っていたように、前日の雨が暑さをもっていき、気温はあまり上がらないと言われていた通り、日なたにいると暑いものの、日陰に入るとカラッとしていて涼しいという1日でした。

まあ、日陰なしでプレーした選手にとっては、暑いことに変わりはなかったと思いますが。

さてさて、先週足を運べなかったプレミアリーグでしたが、しっかり勝利したところでプレミアリーグはいったん中断期間に入り、ここからは、夏の全国大会へ向けての戦いになるわけです。数年前は、グループステージのような形からでしたが、現在は、浦和レッズユースが登場するラウンドでは、ジュニアユースと同じくノックアウト方式のトーナメントで、1回戦は、負けたら終わり。2回戦で勝てば全国、負けると負け上がりということで、ジュニアユースに比べれば2つ勝てば全国なので、多少の気持ちのゆとりはあるかもしれませんが、何が起こるかわからないノックアウト方式というのは、怖いものです。

ということで絶対に負けてはならない1回戦です。相手チームはエスペランサというチーム。実力的には差があるチームですが、厳しい予選を勝ち上がってきているチームですので、挑戦者として臨んでくる相手に「やれる」と思わせないでしっかり勝ち切れるかがポイントでした。

その点では、ある意味成功である意味、大きな課題も残ってしまった試合とも言えるかもしれません。

では、試合に移ります。

vsエスペランサ戦メンバーと交代

GK30番鈴木彩艶、DFが左に3番林海斗、右に14番柳田大輝、真ん中に8番白土大貴(後半26分⇒34番成田安里)と5番大城螢(後半スタート⇒40番山田奈央)、MFが左に24番山中惇希、右に6番上野夏輝、真ん中に16番玉城大志(後半16分⇒22番佐藤陸人)と39番盛嘉伊人、FWが17番波田祥太(後半36分⇒15番石橋遼大)、右に10番池髙暢希(後半スタート⇒9番二見健太)

となります。

実際のところ、負傷者が増えているという事実はありますが、それぞれのポジションにプレミアリーグでも経験を積んでいるどっしりした選手をしっかり配置し、そこにS2リーグで攻撃面で存在感を見せてきた39番盛嘉伊人がスタメンから入ったり、既にプレミアリーグでベンチ入りはしていた鈴木彩艶が初スタメン(ですよね?)を果たす構成となりました。

初戦の難しさなどどこ吹く風か、試合開始から浦和レッズがやや一方的な攻めを見せる展開となります。

開始2分に24番山中惇希が決めて1-0と先制すると、7分に16番玉城大志から前線の10番池髙暢希へとつなげ、ペナルティエリア内で折り返しのクロスから17番波田祥太を経由したかスルーした形になったかで、最後は、6番上野夏輝が決めて2-0。

更に、9分には、3番林海斗が狙いすました見事なコースを狙ったシュートで3-0とします。

そして、16分には、6番上野夏輝からのロングフィードを左前線で受けた24番山中惇希からの折り返しを10番池髙暢希が受けてシュートを決めて4-0。

最初の15分ほどで4点差と一気に試合を決める形まで作る最高の出だしとなりました。

攻撃もしっかり中盤を経由した形での攻撃も多くなり、16番玉城大志からの展開や、39番盛嘉伊人に関しては、中盤のポジションでパスを捌く役割もしながら、かなり意識的に、行けるという状況では、前線のスペースに走りパスを受けて攻撃に厚みを加える役割もこなしていました。その流れでの22分の10番池髙暢希から受けたパスからのシュートは、バーを叩いたボールがゴールラインの中に落ちたようにも見えたのですが、判定はノーゴール。前半は、ゴールのラインが見えるような方向から試合を見ていたので、入っていたようにも見えたのですが、ライン上だったのでしょうかね。

右サイドバックに入っていた14番柳田大輝は、相手のサイド攻撃に対しての安定した守備とともに前線への攻撃の起点にも多くなっていました。

また、この試合は、どうもゴールからは見放されてしまっているような入りそうなゴールが入らない場面が多くなった17番波田祥太ですが、その運動量と前線でのキープ力は、この試合の前半の大量得点や試合を通して攻守において重要な役割を担っていたと思います。

さてさて、チャンスがなかったということではなく、4点目が入ってからも、浦和が攻勢の時間がかなり続いた前半でしたが、若干、相手のプレッシャーが緩い中で、自由なプレーが出来すぎることで、やや雑になってしまう時間が増えたり、少しペースダウンしたのか、パスの出し手は、難しいところへ供給するも見方の出だしが一歩遅れるなどする中で、徐々に相手が攻撃のパターンを把握してきたというか、なかなかフィニッシュまで行かずに引っかかる場面が多くなり、追加点が決められないまま4-0で前半を終了します。

後半に入り、決定力のある9番二見健太を投入したり、22番佐藤陸人を中盤に入れるなど、攻撃面でまた違った特徴を持った選手を入れることで、再び後半体力得点と行きたかったところですが、思った以上に相手チームが自信を持ったプレーをするようになり、浦和がボールを持つ時間が長く、ゴールに迫る回数が多いことには変わりはないものの、前半のように簡単にシュートコースを開けたりフリーで撃たせてもらえるような場面が極端に減った印象があります。

結果から言えば、最初に書いたように前半16分までに決めた4ゴール以降ゴールは入らなかったのですが、後半も24番山中惇希のサイドからの突破からの鋭いクロスに誰かが飛び込めていればという形だったり、39番盛嘉伊人からのコーナーキックに17番波田祥太がヘッドで狙った場面だったり、ゴールに近づく場面はありましたが、前半のそれとは違い、相手の守備の集中力と跳ね返せるという意識が変わっただけで、これだけゴールは簡単に決まらなくなるものだなと言う典型的な形に持っていかれてしまったともいえるかもしれません。

それでも、試合としては4点で十分であり、多くの選手がプレーする機会を得ることもでき、初戦としては上々の快勝とも言えるのかもしれませんが、やはりノックアウト形式の予選と言うことを考えると、この先の試合のことを考えても、守備に集中力が出て簡単に行かなくなった後半の時間帯に、それでも2,3点決めるという強さを見せてほしかったということも正直ありますし、さらに言えば、前半4点取った後に若干、ペースを落としてしまったところもあるところで、えげつなく得点を奪っていき、相手の気持ちを折ってしまうというところまで持って行ってほしかったなという欲が出てしまったりもしました。

たぶん、かなり昔の話ですが、次に対戦相手となる東京武蔵野シティ(が、横河武蔵野FCだったころ)のクラブユース選手権の関東予選で全国をかけた順位決定戦を戦ったときに、守り切られてPK戦まで持ち込まれてPK戦で敗退して全国を逃したという苦い記憶が未だにサポーター的な頭に残っているところもあるからなのかなというところもあるんですけどね。

だから、相手が守備的に来て、守りに自信を持ってこられたときに決められるかという勝負になった時がもしこの先あるとしたら今日の後半は課題として大きく残るのかなということです。

なんとなく、昔から、浦和の育成チームに足りなかったえげつなさ。攻撃的な迫力のある選手も多い今年なので、そういう強さも見せてくれると嬉しいと思いつつ、初戦で早い時間で4点差つけて勝敗自体はほぼ決めてしまっただけでも、十分な出だしすし、Aチームの公式戦が初出場と言う選手もいるなかで、その選手たちが問題なく力を発揮してくれる姿も見られたので、今年は、本当に多くの選手にチャンスが与えられて、その選手がそれぞれの持ち味を見せてくれているだけでもかなり嬉しいんですけどね。

今年のチームのここまでの流れにかなり期待を持っているので、少しずつ厳しくなってしまう。そんなものだと聞き流してください。

ということで、来週、小平でしっかり勝利してまずは全国を決めてしまいましょう。

ではでは。

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日本クラブユースサッカー選手権1次ラウンド第3日2013/07/28 – 浦和レッズユースvs愛媛FCユース 4-1勝利・・・ここからは別の戦いと考えて

群馬県立敷島公園補助陸上競技場2013年7月28日

 

どうも、浦和サポブクメです☆

1次ラウンドのグループステージも最終節となりました。第1日のガンバ大阪ユースとの試合後に、「残り2試合の相手には、問題なく勝利するくらいでないと、決勝トーナメントに行く資格はないですよ」とか、大きなことを言いながら、第2日のガイナーレ鳥取U-18戦で勝利を飾って迎えた第3日の前に、結果を見ながら3位になった場合には、どのような位置に浦和が置かれているのかをチェックしてしまう人・・・あると思いますw

そんなわけで、この試合の前に、他のグループの状況を見ながら、3位の上位4チームまでが決勝トーナメントに進めるということで、勝ち点3で+5という状況の浦和がどうなのかをチェックして、大負けしなければ、その成績で得失点差+3くらいでも、勝ちあがれる可能性はかなり高いということを確認しつつの小心者が今日もブログをお届けします。

今年のクラブユース選手権は、浦和レッズユースにとっては、気候的にも昨年と比較すればかなり恵まれた状況下で試合を行うことができています。今日は、グループステージ最終戦にして初めてスタートから晴れという気候下での試合となったものの、昨日の大荒れの天候が逆に地面や空気を冷やしてくれたからか、気温的には思ったよりだいぶ涼しめの9時キックオフの試合となりました(ちなみに、11:30からの試合も隣で観戦しましたが、その時は、いつも通りの地獄の暑さにピッチ上はなっていた模様なので、その部分でも恵まれた印象。)

まあ、あくまでこれは観戦する側で木陰で日陰がある補助グラウンドの場合という話で、ピッチでプレーする選手たちにとっては、昨日1日は空いたものの連戦で疲労がたまる苦しい時期で、ピッチ上は常に日が差す環境でしたので、少しはましだったというくらいのことでしょうが。

さて、そんな1次ラウンド最終戦は愛媛FCユースとの一戦となります。正直、事前の情報はなかったものの、ガンバ大阪ユース相手に引き分けたということで、割とやりにくい相手なのかなという想像もしていたのですが、う~ん、試合が終わってみてもなんと表現して良いのかわからない相手でした。

では、試合の話に移りますね。

この試合のスタメンは以下、

GKが18番関口亮助、DFが左サイドバックに3番森亮太、右サイドバックに19番橋岡和樹、センターバックが左に6番吉原大、右に4番茂木力也、MFがボランチに14番斎藤翔太と8番須藤岳晟、左に7番広瀬陸斗、右に10番関根貴大、FWが左に9番小川紘生、右に11番進昂平

となります。

昨日の練習試合の1本目は確かに久しぶりに4-4-2のボランチが2枚という形に戻していて、まあ、練習試合で大会帯同組の構成上そのように一時的に戻して45分間戦っただけだろうと思っていたのですが、なんと、今日の試合でもその形が継続されていました。ポジションが流動的になる中では、それほど大きな変化ではないと言われてしまえばそれまでなのですが、それでも正直驚きました。

ちなみに、メンバーは第1日のガンバ大阪ユース戦から5番齋藤一穂に代わって19番橋岡和樹が入っています。

終わってみて、冷静に今考えると、この3位の上位4チームまで次のラウンドへ進むことができ、割と全体的に混戦状態が続く第2日までの結果を踏まえて、第3日に関しては、勝ち点4くらい既に稼いでいるチームにとっては、勝ち抜けはほぼ決まったような状況になるため、引分け狙いなのか、既に明日のラウンド16を計算して、あからさまな戦いをしてきたところもあるようで、ちょっとグループステージの勝ち上がりに緊張感を持たせ続けられない、このレギュレーションには、結果的に疑問を持ちます。

さて、まさにその勝ち点4で3位以内は確定している愛媛FCユースはどうかというと、ものすごく雑に表現すると第2日のガイナーレ鳥取ユースと同じバックラインと中盤を低めにスペースを空けない守備的な布陣で、前線の選手がカウンターで仕掛ける形で、その姿勢が極端であり、失点が増えてもその形を崩さない相手と書けば近いような気がします。

そのため、浦和としては、これも第2日目同様に、守備的な相手を崩して先制して相手が守備的な姿勢を崩したところで突き放して勝利する形になれば最高かなといったところ。

相手を崩すためのプレーを数人が絡んでということにおいて、今年はかなり苦戦が続いている中での基本的に守ることが優先なので、より崩しにくい相手という嫌な相手の出方になりましたが、確かに数人が絡んだ連携というところでは、これまでどおり思うように行かない部分はあったものの、守備に人数はかけても、奪いにくるための運動量やプレスの激しさが相手にはなかったため、ほぼ浦和ペースで試合を進めることができていました。

開始3分に、さっそく11番進昂平と10番関根貴大がワンツーで抜け出し10番関根貴大がドリブルで抜け出してシュートまで持ち込み、コーナーキックのチャンスを獲得します。

4分には、中盤でパスを受けた14番斎藤翔太が左前線への大きな展開で3番森亮太に繋げ、左サイドの相手陣内に入って少し持ち上がったくらいの位置からゴール前へクロスを上げ、7番広瀬陸斗がヘディングシュートでゴールを狙います。

サイドは持ち上がって深くまで切れ込んでクロスまで持ち込めるとチャンスとしては大きくなるため、3番森亮太にもそのようなプレーが求められることが多いのですが、今日、そういうプレーが多かったように3番森亮太のクロスの弾道や強さを考えると、そこまで深く持ち込まない段階でゴール前に強く巻いた長距離のクロスを入れる形の方が、より3番森亮太の長所を活かせると考えているところもあったのですが、今日その形でのクロスが相手を脅かしていたのは事実であり、やはりこれは武器になるなと勝手に再確認してました。

5分には、その形で3番森亮太が中盤から少し上がったところから強めのボールを右の10番関根貴大へ供給し、10番関根貴大がヘッドで折り返して、9番小川紘生か11番進昂平がペナルティエリアでそのボールを受けてゴールを狙おうとする動きからのチャンスもありました。

5-4-1のような相手の布陣の中で唯一危険に感じさせたのがカウンターの形でのワントップのフォワードが鋭く出た時に中盤の1枚がそこに絡んでという攻撃でしたが、6分に一度そういう形で少し危ない場面を作られたものの18番関口亮助がしっかり守ります。

これまで守備的な相手に対しては、やや焦れてしまって、ロングフィードという選択肢が多用されてしまう傾向も多かったのですが、この試合では特にこれまでの試合でロングフィードからチャンスを演出してきた4番茂木力也のプレーを見ていて、ロングフィードを蹴る動きを見せながら、ショートパスで中盤に預ける形など、相手をけん制するプレーを織り交ぜながら、狙いどころでロングフィードをドカンと蹴るように、守備的な相手に対してパスを意図的に使い分けている姿勢が印象的でした。

12分に19番橋岡和樹からの右前線へロングフィードに10番関根貴大が抜け出して持ち込んでクロスを入れるサイドからの崩しを試みるプレー、15分には、オフサイドになったものの10番関根貴大からディフェンスラインの裏に飛び出す7番広瀬陸斗に対して、キーパーとどちらが先に触れるかというきわどいクロスを供給しヘッドで狙うプレー、16分には、ここ最近味方を生かす方のプレーや、いわゆる汗をかくプレーで、ゴールを果敢に狙う姿勢が少し減っていた9番小川紘生の前線でパスを受けた際に近くを2人走っている中でも自らのシュートを選択したプレー。

やはり、それぞれの選手のプレーの質は、これまでで最もらしさの出るプレーが多くなっていた印象があります。

24分には、7番広瀬陸斗がドリブルで仕掛け、11番進昂平にいったん預けると前線へ走り再びパスを受けシュートを狙う場面がありました。ここは、2人で相手をかなり崩せていた惜しい形でした。

それぞれの動きやプレーの選択という部分では、かなり好印象を持つプレーが増えていたものの、得点を奪うための工夫や狙いというところでは、やはり苦戦する部分もある中でしたが、今日も時間はかかりましたが、一つのプレーで試合の流れが大きく動きます。

ガイナーレ鳥取U-18戦の時は、松崎洸星が崩すための個人技から打開して先制しましたが、今日は14番斎藤翔太がやってくれました。前線にスペースが少ない中で、このスペースにボールが来たら狙ってやろうという思っていたのでしょう、前線で相手ディフェンダーの間くらいに入ったボールをものすごい勢いで奪取して、一気に持ち込んでシュート。このシュートはキーパーに弾かれるも、こういう場面での反応はさすがとも言うべき、11番進昂平がこぼれ球を誰よりも早く奪いゴール!

見ている側とすると、ボールがゴールを抜けたので、一瞬サイドネットだったり、決まらなかったのかと思ってしまいましたが、ネットが破れていただけのようでしたw しっかりゴールです。

この30分の先制点が入ったことで当然浦和が有利な状況になり、相手も得点を取るために少しリスクを取ってくるのかと思っていましたが、守備的な姿勢は変えず。

そうだよな、まだリスクは負わないのも、グループ突破は濃厚という状況を考えれば、リスクを負って大量失点になるよりは良いから、まだ守備的に来るよな・・・と勝手に納得しつつ・・・前半は1-0で折り返します。

後半も展開としては大きく変わらず、先制したことで浦和がより、攻撃の時に余裕をもって仕掛けていけるようになったくらいの変化でしょうか。

変わらず守備的な相手に対し、浦和がしっかり早い時間に追加点を挙げることに成功します。

5分におそらく10番関根貴大からだったと思いますが、左サイドでボールを持つと、やや厳しめのペナルティエリア右奥の方に強めのクロスを上げると、これに11番進昂平がしっかり反応しており、届かないかもと思わせておいて、しっかりヘッドで折り返すと、ここに7番広瀬陸斗がしっかり飛び込んでゴール!2-0とします。

いよいよ、相手が攻撃に比重を置くかと思いきや、変化なし。

そして迎えた9分に、今度は、7番広瀬陸斗が放ったシュートのこぼれ球を11番進昂平が決めて3-0とします。

ついに、攻撃的に・・・とはならず、相手は終始守備的な布陣を崩さず戦ってきます。

この連戦の中で、疲労を考慮しても後半10分くらいで3点差という得点差は浦和にとっては最高の展開であり、ここからは、交代をフルに使い、明日のラウンド16まで考えながら戦うことができます。

14分に10番関根貴大に代えて27番邦本宜裕が入ります。

この27番邦本宜裕が交代で入ってすぐに裏へ抜け出しパスを受けて決定的な形を作ったところで相手キーパーにペナルティエリア内で倒されPKを獲得します。

このPKを、とにかく今日は、前線から中盤から、時にはバックラインに近い位置までポジションを移しながら、先ほども書いたような汗っかき役のプレーもしっかりこなしてきていながら、最近得点がなかなか奪えていなかった9番小川紘生がキッカーとなり、難なく決めて4-0とします。

18分に、9番小川紘生に代えて23番安東輝、23分に3番森亮太に代えて17番川上開斗、26分に14番斎藤翔太に代えて13番條洋介、29分に11番進昂平に代えて20番東伸幸と、公式戦初出場となるフレッシュな選手も投入して経験を積ませることも含めて、願ってもない展開を有効に活用した浦和が、試合終了間際に、もったいない失点を食らうも、結局4-1と快勝でこの試合を終えることができました。

この交代が多くなった時間帯でも、23番安東輝や27番邦本宜裕など前線で激しいプレスをかけて相手からボールを奪取して仕掛けるなどできていましたし、第2日でサイド攻撃からアシストを決めている19番橋岡和樹も、同様に右サイドから鋭く突破してラストパスを27番邦本宜裕に出した場面(ここは、27番邦本宜裕がワンタッチで味方に落とすも味方が反応できずに得点には至らず)や、正直なところ、そこまでいったら強引にシュートに行ってほしかったのですが、右サイドからの攻撃参加で、ゴールラインを割ってしまうかくらいのかなり、優しくないパスが供給された際に、ゴールラインぎりぎりで追いついて、自分なら届いて、相手には届かない絶妙な位置にボールをコントロールして、さらに浮かせて相手ディフェンダーを抜き去ってペナルティエリア深くに侵入した場面がありました。パスという選択肢の方がより確率が高かったとは思いますが、角度的に狙っても良い位置まで持ち込めていたので、次はシュートでお願いします。

その他、中盤の23番安東輝から右から攻撃参加した19番橋岡和樹にパスが通り、クロスに対してキーパーと20番東伸幸のどちらが触るかというきわどいボールが上がった時に、危険を顧みずに果敢にヘッドで合わせていった20番東伸幸のプレーも良かったです。

さてさて、終わってみれば、もう一方のガンバ大阪ユースとガイナーレ鳥取U-18がスコアレスドローに終わっていて、勝ち点を6にした浦和がなんとグループ1位通過となりました。

そして、抽選の結果、ラウンド16は、サンフレッチェ広島ユースとの対戦が決まりました。昨年のJユースカップの仮を返すチャンス到来といったところですかね。そして、浦和の入ったブロックを見ると、いわゆる浦和がよく対戦する機会を持っていてやりにくさを明らかに感じる相手は、根こそぎもう一つのブロックに入ってくれました。

ラウンド16を勝ち進むと、可能性としては再び今日の愛媛FCユースと対戦する可能性もあるというトーナメントになりましたが、ここからが本当の戦いであり、仮にそういう対戦カードが実現したとしても、別のチームと対戦するくらいの気持ちでここからは戦ってほしいですね。

ノックアウトでの戦いは、ちょっとした気持ちの緩みだったり、隙を見せた時にそれが取り返しのない結果につながってしまうことが多々あります。

サンフレッチェ広島ユースも、星勘定だけでグループステージの結果を見てみれば、そんなに強くないかもしれないと思ってしまいそうな苦戦ぶりですが、プレミア常連、全国大会の優勝候補として、強さを見せている経験のあるチームですから、浦和としては、グループステージで1試合ごとに上がりつつあるギアを更にしっかり上げつつ、更に相手の戦い方にも柔軟に対応して戦ってほしいです。

決勝トーナメントで、もっともっとチームになれ!←意味不明ですか?

明日からの戦いも楽しみに見させてもらいます!

ではでは。

群馬県立敷島公園補助陸上競技場2013年7月28日群馬県立敷島公園補助陸上競技場2013年7月28日群馬県立敷島公園補助陸上競技場2013年7月28日

群馬県立敷島公園補助陸上競技場2013年7月28日群馬県立敷島公園補助陸上競技場2013年7月28日群馬県立敷島公園補助陸上競技場2013年7月28日

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おまけの写真。

 

日本クラブユースサッカー選手権1次ラウンド第2日2013/07/26 – 浦和レッズユースvsガイナーレ鳥取U-18 7-0勝利・・・得失点差のアドバンテージ

群馬県立敷島公園補助陸上競技場2013年7月26日

どうも、浦和サポブクメです☆

大会も2日目になりました。ブクメも、1日目の経験を生かし、今日は予想外の渋滞でバタバタしないために、早朝の明らかに混まないであろう時間に出発し、早めに現地に到着しまして、仮眠をとりつつ、万全の態勢(?)で会場に入りました。

今日も天候は不安定な様子はありましたが、昨日に比べると、雨も試合中は全く降らず、天候に影響されることがない条件にはなったと思います。やや、群馬らしい暑さになる兆候はあったものの、そのあたりも9時キックオフのおかげで助けられた感じもあります。

では、試合の話に移りますね。

この試合のスタメンは以下、

GKが18番関口亮助、DFが左サイドバックに3番森亮太、右サイドバックに19番橋岡和樹、センターバックが左に5番齋藤一穂、右に4番茂木力也、MFがボランチに14番斎藤翔太、左に22番荒木聡太、右に10番関根貴大、真ん中に9番小川紘生と26番松崎洸星、FWが11番進昂平

となります。

こういう大会では珍しく、第1戦と比べてメンバー変更とポジション変更が多く見受けられる試合開始時の状況となりました。19番橋岡和樹、22番荒木聡太、26番松崎洸星が第1戦では出場していなかったメンバー。14番斎藤翔太は、ボランチへポジションを移し、10番関根貴大は中盤の右へ移り、センターバックも右左入れ替わっていたと思います。

夏の連戦ということで、メンバーをうまく入れ替えながら戦うことは望ましいことだとは思います(選手にとってこういう変更がやりやすいかどうかは分かりませんが、ポイントはそこではないですよね、たぶん。)

まずグループステージを危なげなく突破するために最重要視されると思われていたのがこの試合で、浦和としては、第1戦で敗れたこともありますが、この試合では勝利と共にできるだけ多くの得点を奪うことが要求されます。その点に関して、しっかり結果を残してくれた試合となりました。

今年の浦和がなぜか陥ってしまうことが多くなる、相手の状況に対応してのチームとしての動きができずに、淡々といつものペースで試合を進めてしまい、実力差がある相手にも関わらず、何か相手と良い勝負になっているような展開に見えてしまうケース。

実際、今日の試合は、今日のような相手に対して効果的なプレーで打開した先制点を奪うまでは、思った以上に危険な流れに引き寄せられていた試合と振り返ると感じられるものでもありました。

まず、これも当然起こり得ることではありますが、昨日は途中からも出場しなかった選手で今日いきなりスタメンになった3選手は、この試合が大会の開幕のようなものなので、試合開始からしばらくは、緊張感漂うプレーになりぎこちなくなっている様子が見受けられることもありました。

相手の状況を見てみると、明らかにバックラインと中盤が人数をかけて守備を意識した距離感で攻撃に関しては、前線にいる、長身の選手に当ててくるだろうというという相手の布陣に対して食いついてこないにも関わらず、後ろ側でボールを回している状況だったり、それでもチャンスになる形もあったものの、人数をかけた相手守備陣のところで不用意なパスを出すなど目立ちました。

攻撃の仕掛けを書き出してみますと、2分に5番齋藤一穂からのロングフィードを11番進昂平が前線で受けて、左の22番荒木聡太に渡しての仕掛け。3分に19番橋岡和樹が右サイドからドリブルで仕掛け、10番関根貴大に渡し、10番関根貴大がドリブルでサイドから仕掛けていく形。7分には、11番進昂平から、26番松崎洸星、左に展開し22番荒木聡太へ繋げようとしたところで相手にカットされた形。10分の22番荒木聡太から左サイドバックの3番森亮太へパスからのクロス。11分の10番関根貴大から11番進昂平に繋げてシュートを狙った形。21分の19番橋岡和樹が11番進昂平とのワンツーで抜け出してサイドから仕掛けた形。

攻撃の回数ということでは、当然引き気味に対して多くなったものの、それらの攻撃が相手にとってどこまで脅威になっていたかと考えると、それほど脅威に感じさせることができないような、相手にとって対応しやすい攻撃が多かったように感じます。

浦和としても、ここ最近の相手と比べてみても、久しぶりに守備を相当意識してきた相手と対峙したことで、攻撃の課題の部分がより露骨に見えてしまうような前半30分くらいまでの展開ではありました。

ただ、今日の相手に関しては、実力的に差があるため、その突破口を開くというところでは、先制点を決めてしまうために、思い切ったプレーを誰かができるかどうかが鍵になるかと思っていましたが、そのカギとなるプレーをしたのは26番松崎洸星でした。

今日は、緊張していた部分もかなりあったのでしょうが、序盤は、彼らしくないプレーが多い印象がありましたが、やや落ち着いて、らしいプレーが増えてきた35分に中盤やや高めでパスを受けた時に人数をかけた相手ディフェンスに対して、思い切ってドリブルでかわす選択肢を選び、1人2人交わしたところで、ふわりと浮かせたパスを裏に出すと、こういうパスに反応できるのもさすがだと思いますが、11番進昂平がしっかり裏に脱け出してパスを受けてゴール。

26番松崎洸星の駆け引き勝ちとも言えるプレーを起点にして待望の先制点を奪うことに成功します。このゴールがきっかけとなり、浦和のゴールラッシュが始まります。

先制点の直後の36分に、今度は11番進昂平からのパスを受けた10番関根貴大が、ペナルティエリアの僅か外くらいからグラウンダーでコースを狙ったお得意のシュートを放ち、これが決まって2-0となります。先制点までは時間がかかったものの、前半残り5分くらいで一気に2点を奪い、かなり楽な形で前半を終了します。

後半スタートから、22番荒木聡太、26番松崎洸星に代わり、7番広瀬陸斗、8番須藤岳晟が入ります。難しい展開を打開して先制点の起点となった26番松崎洸星が後半はより得点に絡む動きが出るだろうと思っていたところでの交代だったのでやや残念ではありますが、こういう交代にも慣れてきました。選手も慣れてきたかな?

メンバーは交代しても、勢いにのる浦和のペースは変わらず、前半終盤の流れそのままにゴールが量産されます。

まずは、1分に右サイドバックの19番橋岡和樹の攻撃参加から、サイドを駆け上がり、深くまで持ち込んでクロス、いったんは跳ね返されるもこれが再び19番橋岡和樹にわたり、今度は浮き球のクロスを上げると11番進昂平がヘッドで合わせてゴール!3-0となります。

4分に左サイドから3番森亮太、左前線の7番広瀬陸斗と左からの展開に10番関根貴大が絡んで7番広瀬陸斗とパス交換からシュートまで持ち込みます。この攻撃で得たコーナーキックのチャンスから、5分に9番小川紘生からのクロスに7番広瀬陸斗がフリーで飛び込んでゴール。4-0とします。

この様子なら、二桁得点もあるかもと思いましたが、決定的な形は多いもののここからしばらく追加点が奪えない時間が続きます。

ただ、相手の集中力もやや薄れてきた中ではありましたが、後半の攻撃に関しては、得点のにおいのする仕掛けが多くなりました。

7分には、3番森亮太からの斜め前線への強めのフィードに対して11番進昂平がしっかり落とし、10番関根貴大へ繋げると、右サイドから攻撃参加する19番橋岡和樹へタイミングよくパスを供給すると、そのままドリブルで深くまで持ち込んでクロス。グラウンダーの強めのボールだったので、相手にあたってオウンゴールになる可能性も含めて良い狙いのクロスでしたが、これは相手ディフェンダーに当たり、ラインを割ってコーナーキックになりました。

9分には、前線で激しいプレスを受けながらも7番広瀬陸斗がキープして11番進昂平へラストパスを送り、パスを受けた11番進昂平がゴール右隅を狙ってシュートを放つもここはギリギリで相手キーパーに弾かれて得点ならず。

10分には、8番須藤岳晟からのパスに脱け出した9番小川紘生がシュートを狙います。

11分に、11番進昂平に代えて27番邦本宜裕が入ります。

15分前後にも10番関根貴大の惜しい場面や、9番小川紘生の惜しいヘディングシュートもありつつ、交代で入った27番邦本宜裕が絡んだ形でのチャンスも多く作れていました。

そして、再びゴールラッシュが始まったのは、22分に10番関根貴大に代わり23番安東輝が投入されてからになります。

25分に、前線で23番安東輝がパスを受けると、ディフェンダーがやや多い状況でしたがゴールを向いてドリブルを選択し、一人二人とディフェンダーを交わし、残すはキーパーのみとなったところで落ち着いてシュートを決めてしまいます。これで5-0。

28分に、14番斎藤翔太に代わり13番條洋介が入ります。あまり名前がでてきませんでしたが、今日はボランチというポジションを務めた14番斎藤翔太は、昨日とは別の役割としてですが非常に安定したプレーを見せてくれました。

29分に、13番條洋介から7番広瀬陸斗、3番森亮太とテンポよくパスが回りクロスに9番小川紘生が飛び込む惜しい形がありました。

そして、迎えた31分に27番邦本宜裕からのラストパスに脱け出してパスを受けた23番安東輝が落ち着いてゴールを決めて6-0。

そして、この試合最後のゴールは37分。19番橋岡和樹が右サイドバックの位置でパスを受けると右前線に脱け出す23番安東輝にパスを通し、そのままサイドから仕掛けてラストパスを送ると7番広瀬陸斗が難なく決めて7-0。

この展開であれば、9番小川紘生や、交代出場で良いプレーを見せている13番條洋介や27番邦本宜裕にもゴールを取らせてあげたいというところでしたが、40分に9番小川紘生からのパスを受けた27番邦本宜裕に決定的な場面が生まれ、見事なシュートをゴール右に放ちましたが、ここは相手キーパーの好セーブに阻まれ、残念ながら彼らのゴールはならず。

それでも、無失点7得点という数字の上では望んだ通りの結果を残すことができました。

あまりしっかりはチェックしていないのですが、今大会は6グループともにやや混戦模様になっているグループが多く、いわゆる1次ラウンドを突破するための3位の上位4チームまでという条件を踏まえても、最終戦までどうなるかわからないような様相になってはいるものの、今日の7得点によって浦和は得失点差で比較的有利な状況を作り出すことができました。

1次ラウンド最終戦の愛媛FCの強さは正直未知数なのですが、昨日敗れたガンバ大阪相手にスコアレスドローということですので、侮れない相手にはなるでしょう。ただ、浦和としては、今日の結果を踏まえて、大負けさえしなければ1次ラウンド突破の可能性は、高いという位置までは持って行けている(と思われる)ので、変な緊張感を持って試合に臨む必要はないと思います。

気になる点は多いですし、また次はどのようなメンバーでどのようなポジションで戦っていくのかも読めない状況ですし、何か浦和はこの大会を淡々と進めている印象があり、戦っている選手自身からも、そういう方針に乗っかってしまっているような雰囲気も感じられ、そういうところは何か変な感じもしますし、あまり個人的には好きではないのですが、この2試合を通して、より多くの選手がこの全国大会を経験することができた中で、迎える3戦目以降ということで、そこがプラスに作用して良い流れが生み出されれば良いなと思います。

日曜日の試合を楽しみにしています!

ではでは。

群馬県立敷島公園補助陸上競技場2013年7月26日群馬県立敷島公園補助陸上競技場2013年7月26日群馬県立敷島公園補助陸上競技場2013年7月26日

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おまけの写真です。

日本クラブユースサッカー選手権1次ラウンド第1日2013/07/25 – 浦和レッズユースvsガンバ大阪ユース 1-3敗戦・・・クラセンよりも育成かも!?でも、成長している!

群馬県立敷島公園補助陸上競技場2013年7月25日

どうも、浦和サポブクメです☆

浦和レッズユースの夏の一大イベントとなるクラブユース選手権が今日から開幕しました。開催地が群馬県に変わってから3度目のクラブユース選手権となります。夏の群馬はありえないと毎年言われるくらい暑いのが恒例だったのですが、今年は、ちょうど天候が悪いタイミングと被ったこともあり、湿度は80%~90%というもの凄い不快な数値にはなりつつも、気温としては比較的試合をしやすい中での開幕となりました。

浦和レッズユースは、ガンバ大阪、愛媛FC、ガイナーレ鳥取U-18の3チームと共にグループEに入っています。大会を勝ち進むという意味では、すべて勝つことが求められるということではない、3位の上位4チームまでが決勝トーナメントへ勝ち進める方式のグループステージが1次ラウンドになります。

暑さに配慮してか、今年は第1試合の開始が9時からとなり、浦和はすべての試合が群馬県立敷島公園補助陸上競技場で9時ということで、それでも晴れるとものすごく暑くはなりそうですが、比較的例年よりは、プレーする選手にも配慮された形で大会が行われるのですね。

さて、9時キックオフということで、今日は埼玉県鳩山町付近の実家から、下道で余裕をもって3時間前に出て、「まあ、早えに着いちゃうだろうけど、そうしたら駐車場で寝ていよう」と、この距離、下道2時間で余裕のはず・・・と思っていたら、前橋に近くなるまではそこまで渋滞もなく比較的スムーズだったものの、想像を超える渋滞にはまってしまい、到着したのが試合開始の20分前くらい。一時は、開始に間に合わない覚悟もしましたよ。

最近、細かいことを考えすぎて見る傾向が強くなっていたので、このクラセンは、純粋に選手たちが優勝目指して戦う姿を楽しませてもらうことを第1にして見させてもらおう。もちろん、采配だってこの大会では勝利の部分をいつもよりも重要視してくれるはずだから。

そう思って、ちょうど、浦和レッズのジュニアユースをメインに観戦しているサポーター友達が、仕事の合間を縫って見に来てくれたので、たわいもない雑談も挟みつつ、気持ちにもゆとりを持って観戦していたのですが、なんというか、結果的には、また純粋に楽しむ状況以外のところに心持って行かれてしまうことになりました・・・でも、家帰って爆睡したので復活です。

ということで、前置きが長くなりましたが試合の話に移ります。

さて、ユースのカテゴリにおいて、ガンバ大阪ユースが強いということは、よく聴くものの実際になかなか全国大会などでも直接対戦することがなく、その強さがどういうものなのかなどはわからないものの、今回の1次ラウンドの中では、もっとも手ごわい相手ということは確実。

そういう相手との開幕戦になるため、結果以上に1試合通して手応えを掴んで終われるかなど、大会を戦っていく上で良いスタートを切るための手応えを選手が得ることがより重要な試合とも言えるかなと思っていました。

この試合のスタメンは以下、

GKが18番関口亮助、DFが左サイドバックに3番森亮太、右サイドバックに6番吉原大、センターバックが左に4番茂木力也、右に5番齋藤一穂、MFがボランチに8番須藤岳晟、左に10番関根貴大、右に9番小川紘生、真ん中に7番広瀬陸斗と14番斎藤翔太、FWが11番進昂平

となります。

メンバー構成は、プリンスリーグのFC東京U-18戦と全く同じでのスタートとなりました。

大会の初戦ということもあり、緊張感もありつつ、小雨がぱらつく状況、ピッチが滑る状況などもあり、やや細かいボールコントロールに苦戦する選手が多い印象はありましたが、試合の入り方や集中力という部分、また、前の試合からの変化として、より多くの選手が声を出している様子がうかがえました。

小さいことですが、大きな変化です。

相手の攻撃に関しては、裏を狙ってくるプレーに関しては、やや脅威を感じるものの全体的には、プレスもそこまで激しく来ないこともあり、浦和にとっても比較的自分たちのサッカーをやることに集中できているようにも見えました。

この試合で、キーになっていたのは14番斎藤翔太で、中盤での経由役、守備のところも含めてチームとしても彼を経由する意識をはっきりと感じられました。こういう展開は、彼がこのポジションに入ってから初めてだったようにも思います。

開始2分くらいで、その14番斎藤翔太ところからカウンター攻撃がスタートし攻める場面もありました。相手の攻撃に対しても、4番茂木力也が危ない部分をしっかりカバーした4分のプレーだったり、とにかく今日は守備に関しては、最後の仕事をさせないという集中したプレーを長い時間続けることができていたと思います。

5分には、カウンターの形で10番関根貴大がドリブルで攻め上がる形を作ります。

8分には、つながらなかったものの8番須藤岳晟からの前線へのパスに11番進昂平が抜け出していく形もありました。

そして、思わぬ形で浦和が先制に成功します。コーナーキックの場面で、相手キーパーがハイボールの処理をミスしてオウンゴールとなりました。この際、11番進昂平がキーパーにプレッシャーを与えていたので、実際には、そこから生まれたゴールとも言えると思います。

先制点の直後にも10番関根貴大と11番進昂平のパス回しからの攻めや、18分には4番茂木力也のロングフィードから11番進昂平が抜け出して仕掛ける形を作ります。

ただ、緊張感とピッチコンディションが影響している部分もあると思いますが、浦和にとっては大きなチャンスの一歩手前のところで、ちょっとしたコントロールミスなどで自らでチャンスをつぶしてしまうケースも目立ちました。

例えば、20分には、かなり反撃しやすい高めの位置でインターセプトしてカウンターがスタートし、7番広瀬陸斗がボールを持ったタイミングで、高めの位置に11番進昂平。左から3番森亮太と10番関根貴大が前線に走って行くといううまくつながれば決定的なチャンスになりそうな、人数的にも有利な状況で楔のパスの精度が悪く、相手にカットされてしまう。こういった場面は結構多くなってしまっていた印象があります。

先制した状況、試合運びも攻撃に関しては、あまりスムーズにいかないものの相手に決定的な形も作らせないという、いわゆる悪くない展開で進んでいましたが25分に、今度は逆に浦和が、この雨のコンディションも影響してからミスが出てしまい、そのミスもカバーできる状況にもあったと思いますが、結果的に相手選手に押し込まれてしまって1-1の同点とされます。

ミスからの失点なのでいただけないですが、この大会で上を狙っていくことを考えた場合には、ここしばらく抜け出せなかったこういう展開でズルズル行く形から抜け出す必要があるという思いもあったので、この展開を逆にどう乗り越えるかにポイントを移しながら、そこからの試合展開を見ていきましたが、相手の絶妙なループシュートなどで危険な場面は作られたものの前半残りの15分の戦いぶりを見る限りは、しっかり立て直して戦えていたと思います。

その15分間で、6番吉原大からのクロスに7番広瀬陸斗がヘッドで合わせた場面や、10番関根貴大のペナルティエリア少し外くらいからのグラウンダーでコースを狙ったシュート(ここは、ミートできなくて枠を外れてしまったが狙いは良い)など、何度か浦和もチャンスを作ることができていました。

前半は、1-1で終了します。

後半に入って、メンバー交代などはなかったものの、明らかに前半よりも前線で11番進昂平がポストプレーを成功する確率が高くなっていた状況の中で、これに気づいて楔のパスや、ロングボールが11番進昂平に入った時に、意識的に近くを走れる選手がいれば、大きなチャンスになりそうだと思っていたのですが、ここは、残念ながら、そこを察することができている選手がおらず、その意識と距離感を調整できていたら、決定的な形になったであろうという11番進昂平が競った後のこぼれ球に対して、味方が遠かったり反応が遅れたという形が3回くらいありました。

相手の攻撃に対する対処が苦しくなってきた中でという話も聞こえてきましたが、私としては、攻撃のところが連携がうまく行かない中で、シュートで完結せずに奪われて攻撃される回数が多い状況でもあったので、その中で特に人任せにならない守備というところで、前半は攻撃の部分でも良い起点になっていた14番斎藤翔太も必要なときには労を惜しまず、最終ラインまで戻って球際に厳しい守備をできていたことで、相手としては攻めているけど、フィニッシュまで行かせてくれなくてやりにくいという印象を持たせることはできていたと思うんですね。

このような試合展開になった時には、試合に色を加える選手が入ってくると面白いかなと思っていました。そして、15分に、7番広瀬陸斗に代えて13番條洋介が投入されました。13番條洋介は、先週のプリンスリーグでも途中交代で得点をにおわせるようなパス、飛び出しなどを短い時間で見せてくれたので、試合の展開としてもタイミングとしても、これでより面白くなりそうな流れになりました。

実際、中盤のパス交換に強弱が加わり、その中でも21分には、中盤でパスを受けた際に左サイドを駆け上がる10番関根貴大に対して、スピード、コースなど完璧なパスを通し、チャンスを演出していました。

22分には、9番小川紘生からのクロスに13番條洋介がヘッドで合わせる場面もありました。

ちょうど、この交代あたりから、浦和がセットプレーのチャンスを得た際の得点が入りそうな空気感が断然に上がったというか、5番齋藤一穂や6番吉原大の惜しいヘディングシュートなど立て続けにありました。

27分には、10番関根貴大が前線で相手のプレスを受けながらも粘ってキープし、ペナルティエリア左外くらいの位置でフリーキックのチャンスを得ると、13番條洋介がキッカーを務め、惜しい軌道でのシュートを放っていました。

本当は、25分あたりで23番安東輝が交代の準備をしていたので、逆転ゴールを狙いに行くさらなる交代が来るのかと思っていたのですが、その段階では交代はありませんでした。

35分くらいに、8番須藤岳晟からのパスを受けた10番関根貴大がドリブルで仕掛けて力強く抜いたように見えたものの、これはファールを取られてしまいます。その直後に、相手の攻撃で危険なシュートを放たれ、さらにそのシュートがピッチの凸凹に当たってイレギュラーバウンドしてヒヤリとしましたが、これは枠をそれます。

相手の攻撃も激しさを増す中でしたが、浦和の守備の集中はきれず、この戦いぶりであれば最悪でも1-1では終われるだろうというくらい集中できていたのですが、35分に、先ほど準備していた23番安東輝がようやく入ることになるのですが、交代選手は、先ほど途中交代で入って惜しいプレーを見せていた13番條洋介。この交代で、一瞬チーム「???」という状況が生まれ、その交代の直後にそれまで集中できていた守備がふわっとしたところを相手に狙われて得点されてしまい1-2。更に、この逆転ゴールに追い打ちをかけるセットプレーからのダメ押しの3点目を奪われてしまいます。

交代出場した23番安東輝は、試合終了間際に11番進昂平とのパス回しで惜しい形を演出するプレーもあったものの、こういう試合の流れでは本来の形を出す展開にもならず。

結果、1-3で敗戦となりました。

試合が終わり、車を運転して家に帰るまでの2時間くらい、この試合終盤での出来事のことをずっと考えていました。

その中で出た、この交代の理由は、約束事があって、それを13番條洋介が守れなかったことに対して下げられたのかな、くらいにしか思えないことと、集中しているチームの中にあえて誰が見ても動揺するような出来事が加えられたということは、このタイミングでも選手のメンタルの育成を考えているのかな~ということ・・・くらいです。そう考えるようにしないと合点がいかないのでw

で、その部分に対してのモヤモヤを残していたのですが、昨夜眠っていなかったこともあり、実家に戻ってから、思いっきり眠ってみたところ、ものすごく楽観的になって目覚めました。

最後に起きたことを、なかったことにしてしまえば、今日の試合は、個性的なメンバーがそろった先週と同じメンバーでの戦いということを考えて見ると、先週とは見違えるくらいの意識の変化と成長が見られた試合でした。集中力もすごかった。この戦い方ができれば、残り2試合に関しては、問題ないでしょう。得点に関しては、やや自分がやらなければという気持ちが強くなっている選手が多いことは否めませんし、逆に生かすことを考えて、本来の持ち味が薄れている選手もいるように感じますが、たった一週間で大きな前進があったことは確かです。

そして、今日良かったのは、最近よくある、ミスからの失点の後にも動揺せずに戦えた1-1になった後の戦いぶり。評価されるべき成長です。

色々わからないことは多いですが、それでも大会は進んでいきますので、明日はしっかりがっつり勝ってやりましょうよ。

ブクメも、試合前にゆったりできるように明日はもっと早めに会場に向かいます。

連戦ですので、しっかり休んでくださいまし!

ではでは。

群馬県立敷島公園補助陸上競技場2013年7月25日群馬県立敷島公園補助陸上競技場2013年7月25日群馬県立敷島公園補助陸上競技場2013年7月25日

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おまけの写真ですよ。