日本クラブユース選手権(U-18) 2010関東予選1~2位決定戦 6/27 vs FC東京U18 3-1勝利・・・関東第1代表として全国へ!

那須スポーツパークA面
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 どうも、浦和サポブクメです☆

順位決定戦という言葉もありますが、この試合は、言わばクラブユース選手権関東地区決勝戦です。勝てば優勝という重要な試合。目標はあくまで先の全国大会とは言っても、見るほうもここまで来ると、やはり欲をもってしまいます。苦手な相手を一つ一つ乗り越えて精神的にも強いチームになって欲しい・・・でも、この試合は勝利を求めて戦って欲しい。そんな風に考えていました。

今日のスタメンは以下の通り

 GK16番小笠原正人、DFがセンターバックに3番畑本時央と4番広瀬健太、右サイドバックに25番西澤秀平、左サイドバックに18番堀田稜、ボランチに15番野崎雅也、トップ下が14番矢島慎也と24番小峯洋介、FWが右に10番礒部裕基、左に7番矢島倫太郎、真ん中に9番高木凛

8番若井祥吾と12番皆川孝之が累積で出場停止。逆に累積警告明けの15番野崎雅也がボランチの位置に戻りました。4番広瀬健太がセンターバックに戻り、サイドバックもいつもと少し違うスタメンとなっていますね。出場停止や、全国へ向けて試している部分もあるのかな、という布陣となりました。

苦手としているFC東京U-18相手にどのように戦ってくれるのか。細かい部分では、1年生の25番西澤秀平と24番小峯洋介のプレーがどのくらい相手に通用するのか、昨日に引き続きスタメンのフォワードの真ん中に高木凛が入っていることの意味を周りがどれだけ考えてプレーしてくれるのか、その辺りに注目しながら見ていました。

雨という難しいコンディションの中、その条件を上手く生かしているのは浦和レッズユースという印象で試合が展開されていきます。

まず、最初のチャンスは浦和レッズユース。7番矢島倫太郎からのパスを受けた24番小峯洋介が相手ディフェンス陣にドリブルで仕掛け、抜け出したところを倒されゴール前での直接フリーキックのチャンスを作ります。このFKを7番矢島倫太郎が蹴りますが、壁に弾かれてしまいます。

先制点は、浦和レッズユース。10番礒部裕基からのパスを受けた9番高木凛がゴール。10番礒部裕基が高木凛の動きを良く見てパスを出してのゴールですね。

球際での力強さで相変わらず強いFC東京U-18という印象はありましたが、この試合はキャプテンの3番畑本時央を中心に上手く対応していたと思います。数回スタメン出場も果たしているため、25番西澤秀平も18番堀田稜も味方のコーチングを受けながらバランスよく守備をしていたと思います。

しかし、前半20分くらいだったと思いますが、FC東京U-18に力強いヘッドで同点弾を決められてしまいます。

このすぐ後に、先ほど24番小峯洋介が仕掛けたような形を今度は18番堀田稜が仕掛け、FKを獲得します。このFKのチャンスを14番矢島慎也が直接狙いますが、バーを越えてしまいました。

それでも、仕掛けからファールをもらいセットプレーでのチャンスを作るという形は重要なのでこれもまた良い流れと言えます。

昨日は、9番高木凛の動きを周りがあまり意識して動けていないという印象もありましたが、この試合ではその点も大分改善されていました。その流れが結果として結実します。左サイドからドリブルで切り込んだ7番矢島倫太郎がクロスを上げます。このクロスを、9番高木凛がしっかり足で合わせて見事なゴールが決まります。

周りから、ミスキックが上手くゴールになったという声も聴こえましたが、狙ったと思います。間違えない!

前半最後のプレーで惜しいシュートを10番礒部裕基が放って相手キーパーの好セーブに阻まれた所で前半が終了します。

2-1で再びリードを奪った状態で前半を終了します。

10番礒部裕基が体調不良ということで、後半最初から17番鈴木悠太が代わって入りました。

後半に見事なゴールが生まれます。

16番小笠原正人のロングフィードが立て一直線に抜け、そのまま前線の9番高木凛に渡ります。そのボールを右サイドに駆け上がっていた24番小峯洋介にパス。パスを受けた24番小峯洋介が距離はあるものの躊躇なく、シュートを放ちます。このミドルシュートが見事なコースで相手ゴールに突き刺さります。

このゴールで3-1となります。苦手な相手に主導権を握りながら、更に相手にダメージを与える形で得点差を2に広げるという最高の展開です。

左サイドの18番堀田稜の持ち味である、果敢なドリブルも見られ、同じく右サイドから17番鈴木悠太もドリブルで仕掛けてシュートを放つなど出場している選手達が気持ちを前面に持ち味を出している様子が多く見られました。

また、パス回しに関しても、例えば17番鈴木悠太⇒14番矢島慎也⇒7番矢島倫太郎と細かいパス回しで相手ディフェンスを崩してシュートまで持っていくなどの形も多く見られました。

更に細かいプレーで相手のファールを主張しすぎるFC東京U-18の選手達とは逆に、例えば14番矢島慎也がボールを持った際にドリブルで抜こうとした時に相手ディフェンダーにかかって倒される、それでもファールを主張するよりも倒れた状態でもボールを奪い返す気持ちを見せるなど、そのような部分でもこの試合では相手に勝っていたと思います。

また、最初の方でも触れましたが結果的に2ゴール奪ったからということだけではなく、9番高木凛の入ったときの攻撃の形というものを周りが理解しだしてきたのが良く分かる彼を絡めた攻撃というものが多く展開されたことが大きな収穫と思います。真ん中に11番鈴木大輝が入ったときの全体の攻撃の形は、かなり浸透してきているため、この2つのパターンでの攻撃をチームが理解してできていることも非常に大きな意味があると思います。

試合は3-1で終わりました。FC東京U-18相手に快勝で終わりました。苦手な相手だった東京ヴェルディとFC東京という2チームをしっかり破り、優勝というのは正直、ブクメが最初に考えていた以上の結果でした。

今後の戦いではPK戦での厳しい戦いがあるから経験積んでおいた方がいいよな~と思っていたら、昨日はPK戦でしっかり勝利という展開。苦手な相手には内容のある敗戦でも得るものが多いけど勝って気持ち面で勝って欲しいと思っていたら、しっかり勝利してくれました。

関東で1番になって全国大会へ臨む。なんか凄く良い引きですね、「関東第1代表」、第1、1番、うん、いい響きだ!

選手の皆さん、まずはお疲れ様でした!そして、プリンスリーグもしっかり残り2つ、勝ちきって全国に臨んでください!

那須での2日間楽しませてもらいましたー!

ではでは!!

日本クラブユース選手権(U-18) 2010関東予選1~4位決定戦 6/26 vs 東京ヴェルディユース 2-2 pk=4-2勝利・・・PK戦で2本止めた!

那須スポーツパークA面

どうも、浦和サポブクメです☆

全国は既に決まっているので昨年より多少は気持ち穏やかに那須までやってきましたw 2日間車で往復するのも疲れそうなので安宿一泊とちょっとしたぜいたく遠征となります。既に全国大会出場を決めているクラブユース選手権ですが、この順位決定戦は、今後の全国での戦いを見据えて、一つ一つチーム力を高めつつ、対戦相手が苦手な相手なのでしっかり結果も求めて戦ってほしい2日間になります。

今日のスタメンは以下の通り

 GK16番小笠原正人、DFがセンターバックに3番畑本時央と12番皆川孝之、右サイドバックに2番西山航平、左サイドバックに8番若井祥吾、ボランチに4番広瀬健太、トップ下が14番矢島慎也と5番藤野友則、FWが右に10番礒部裕基、左に7番矢島倫太郎、真ん中に9番高木凛

 15番野崎雅也は前の試合で警告を受けて累積で出場停止。そのため、いつもとスタメンの構成が変わっていました。

 どうも、ヴェルディユースと対戦する時はこうなりがちというか、カードを出し易い審判のためか、イエローカードが飛び交う激しい試合となりました。

試合展開としては、攻撃の意識も強い4番広瀬健太がボランチの位置に入ったことも重なり、中盤底からの攻撃意識の強い展開が多くなりました。主導権がどちらにも転ばない展開ながらも、この試合は先に失点を喫してしまいます。前半、相手に与えたフリーキックを直接決められてしまい失点。

浦和レッズもこの後数回おおきなチャンスを作り出します。

ゴール前の浮きだまをダイレクトで10番礒部裕基が放つもキーパーの正面に飛んでしまいセーブされてしまいます。

フリーキックのチャンスを得て、8番若井祥吾が直接狙うも相手キーパーにはじかれてしまいます。

この試合の荒れ気味の展開は、ラフプレーという形でも現れてしまい前半の途中で2番西山航平(交代後普通に歩いていたようなのでおそらく軽傷だと思います)が負傷し早くも後退せざるを得ない状況になります。18番堀田稜が交代で入り、左サイドバックに、8番若井祥吾がいつもの右サイドバックの位置に戻ります。

この後も浦和の攻撃は続き、10番礒部裕基のシュートのこぼれ球を5番藤野友則が合わせるもバーを越えてしまうなど惜しいシーンは作るものの得点が奪えません。

そんな中、東京ヴェルディユースに追加点を決められてしまいます。少しラインコントロールが乱れたところをスルーパスで切り裂かれてしまい、放たれたシュートを一度は16番小笠原正人が反応してはじくも押しこまれてしまいます。

前半は2点のビハインドで終了します。

後半に入り、どちらのチームも気持ちの入ったプレーが多く、更に審判の基準の低いファールの取り方で更に試合が荒れだします。浦和レッズもあきらめずに戦う姿勢を崩さず後半も果敢に攻めます。この日スタメン出場した9番高木凛が体を張ってポストとなるも、なかなか周りと合わない様子がうかがえました。このプレーを周りが感じて動けるともっと攻撃に厚みが出ると思いますが、これは今後に期待します。

後半20分ごろに9番高木凛に代わり、11番鈴木大輝が入ります。

ここから、浦和レッズユースの反撃が始まります。まずコーナーキックのチャンスで14番矢島慎也が蹴ったボールを10番礒部裕基が頭で合わせてゴール!1点を返します。

そして、途中交代で入った11番鈴木大輝がスペースを上手く狙う動きを連発し、その動きが結果を生み出します。右サイドで8番若井祥吾からの縦のロングパスを鈴木大輝がキーパーが前に出てきたことを確認し、ダイレクトでループシュートを放ち、そのボールはキーパーの頭を越えてゴールに吸い込まれます。これで2-2の同点!

その後、8番若井祥吾が2枚目のイエローカードで退場になるなど、やや荒れた展開が続くものの試合は2-2で90分を終了しました。

この試合、直接得点を挙げたわけではないのですが、5番藤野友則の運動量とさまざまなポジションに顔を出すプレーが目を引きました。特に、相手の守備ラインを上手く潜り抜ける斜めのオーバーラップはかなり効果的に相手の守備陣を混乱させていたと思います。

 ・・・2-2という結果。順位決定戦・・・。そう、決着をつけなければならないのでPK戦が行われました。

今後の全国大会などの難しい戦いに入ると、このようにPK戦で決着をつける必要がでてくることも十分考えられるため、ここはしっかり勝っておきたいところ。負けて何かを失うわけではありませんが、PK戦は見る側も緊張しますね毎回w

この難しいPK戦は16番小笠原正人の見事な2本のセーブもあり4-2で勝利しました!

荒れた展開、ビハインドから同点にする気持ち、PK戦という難しい展開で勝利を勝ち取る。

この試合一つで色々な今後につながる意味を見ることができました。

明日の1位を目指す戦い、いわゆる決勝戦での対戦相手はFC東京U-18になります。非常に手ごわい相手ですが、全国優勝を狙うためには、この相手ともしっかり戦い抜く必要が出てきます。課題を見つけつつ、しっかり手ごたえをつかんでくださいー!

ではでは!!

日本クラブユース選手権(U-18) 2010関東予選2次リーグ 6/13 vs ヴァンフォーレ甲府ユース 1-1引き分け・・・1点差の難しさと相手キーパー好守連発

レッズランド

どうも、浦和サポブクメです☆

午前の浦和レッズジュニアユースの試合に続いて、今度は浦和レッズユースがまずは全国大会出場の2位以内を勝ち取るべく戦っているクラブユース選手権関東予選のヴァンフォーレ甲府ユース戦がありました。実質、このグループで最も難しい相手と言われているのがこのヴァンフォーレ甲府ユース。カテゴリ的には湘南ベルマーレユースの方が上ですが前節の直接対決で湘南ベルマーレユースを破ったことで、引き分ければほぼ2位以内が決まるという状況でモチベーション高く臨んできました。

勝点計算をすれば、湘南ベルマーレが前節負けたことで次節最終節まで3位以内が確定することはないものの上位3チームとそれ以外のチームに力の差がありすぎるため、浦和を含めた3チームで2位以内に入るためには直接対決での勝点が非常に重要になります。最終節に湘南ベルマーレユース戦を残す浦和レッズユースは今日甲府を破っておければかなり最終節が楽になるという・・・ああ、細かい計算はめんどうなので、そういうことです。

今日のスタメンは以下の通り

 GK16番小笠原正人、DFがセンターバックに3番畑本時央と4番広瀬健太、右サイドバックに8番若井祥吾、左サイドバックに12番皆川孝之、ボランチに15番野崎雅也、トップ下が14番矢島慎也と5番藤野友則、FWが右に10番礒部裕基、左に7番矢島倫太郎、真ん中に11番鈴木大輝

1点差の危なさが結果として表れてしまった試合と思われます。曲者的な下馬評だったものの、実際チームのレベル自体は浦和レッズユースの方が明らかに上。強風の影響もあってかパスが上手くかみ合わないことも多かったものの、基本的に浦和レッズユースが主導権を握って試合は経過していきました。

前半は3試合ぶりにスタメン復帰した5番藤野友則が前線の10番礒部裕基、11番鈴木大輝、7番矢島倫太郎と上手く絡んで攻撃が展開されていきました。

藤野友則のパスからテンポ良く礒部裕基、鈴木大輝と渡ってシュートというシーン(クロスバーで惜しくもゴールならず)や、藤野友則と矢島倫太郎のパス交換からのシュートなどやや単発ではあったものの攻撃の形が作れるシーンも多かったと思います。

先制点は、相手のミス(?)から生まれます。ヴァンフォーレ甲府ユースのディフェンダーがクリアしたボールが味方に当たって大きくゴール前へのクロスのような軌道を描き、そのボールを拾った7番矢島倫太郎がゴールを決めました。

しかし、この日はなんと言うか、相手のゴールキーパーが当たりすぎでした。決して悪いシュートではないのですが、ことごとくキーパーにはじき出されてしまい、追加点が奪えないという状況に加え、14番矢島慎也のミドルレンジからのシュートなど鋭くゴールを捕らえたシュートも同様にはじき出されてしまいました。更に、矢島慎也があと数センチ内側ならゴールという惜しいシュートを数本放ったものの、ポストに弾かれてしまうという不運もありました。

サッカーでは1点のリードというのは非常に危険で、ゲームの主導権は握っていても追加点が奪えない時間が長くなると危険なんですね。更に、ヴァンフォーレ甲府ユースはとにかく引き分けに持ち込めれば2位以内をほぼ手中に収められるということでU19日本代表の18番堀米勇輝が起点となって少ないチャンスながらも時折浦和のゴールを脅かしてきます。それでも、守備が安定している浦和レッズユースなので16番小笠原正人が相手の決定的なシュートを見事な反応で抑えるなど、上手く守っていたのですが、後半の終盤に同点に追いつかれてしまいます。相手の同点に追いついてやるという気持ちで押し込まれてしまったという感じでしょうか。このシーンでも最初に打たれたシュートは小笠原正人が反応して防いだものの弾いた所を詰められてしまいました。

1-1にされてから、残り少ない時間で果敢に逆転を目指して諦めずに攻撃を繰り返した浦和レッズユースの選手達の気持ちは次に繋がると思います。こういう姿勢が重要です。

・・・と、結果的に引き分けになりましたがそれでも得失点差で浦和レッズユースが首位です。更に、もう一方のカードで湘南ベルマーレユースがおそらく勝っていると思いますが、それでも勝ち点差1がありますので最終戦引き分け以上で2位以内は決まりますので特に問題はないんです(追記:湘南ベルマーレユースが7-0で勝利したようです。だから、負けなければOK)

必要なのは今日の試合で再認識した1点差の危険さ追加点の大切さとか、残り時間が少ない時間で追いつかれるような気持ち下を向いてしまいそうな展開でもしっかり勝利への執念を見せてくれたことなど、これらを経験として蓄積できているかどうかということですからね。

最終戦楽しみにしていますー!

ではでは

日本クラブユース選手権(U-18) 2010関東予選2次リーグ 6/6 vs 常総アイデンティ 6-0勝利・・・連動性がいいね

レッズランド

写真代わり映えねーw レッズランドの試合だとこんな感じです。でも、一応使い回しではなく毎試合1枚撮ってますパシャり(言い訳にもなりませんがw)

どうも、浦和サポブクメです☆

暑いですね。夏らしい気候になってきました。クラブユース選手権も3戦目となります。連戦となる今日の相手は常総アイデンティというチームです。カテゴリでは昨日の千葉SCよりも一つ上のカテゴリのチームです。そのくらいの情報しかないのですが、まずは相手がどうというよりも昨日の大勝の割にはコンビネーションがあまりかみ合わず、パス交換でリズムが作れていなかった部分が今日はどうなのかと気にしながら見ていました。ただ見ているだけのブクメが暑さで試合前にフラフラなので、試合をやっていた選手には相当厳しい気候条件だったと思います。

この日のスタメンは以下の通りです。

 GK16番小笠原正人、DFがセンターバックに3番畑本時央と4番広瀬健太、右サイドバックに25番西澤秀平、左サイドバックに12番皆川孝之、ボランチに15番野崎雅也、トップ下が14番矢島慎也と24番小峯洋介、FWが右に10番礒部裕基、左に7番矢島倫太郎、真ん中に11番鈴木大輝

昨日のスタメンと比較すると右サイドバックが2番西山航平から25番西澤秀平に代わっていました。24番小峯洋介は2試合連続でスタメンとなりました。

レベル自体はこの日の相手も格下という形になるかと思いますが、プレー自体は昨日の千葉SCよりも組織的に長けた動きをするという印象が試合開始からしばらく感じられました。

この日の浦和レッズユースは、試合開始から連動性のある動きを見せていて少し安心しました。比較的左サイドバックの2番皆川孝之、左サイドの7番矢島倫太郎に10番礒部裕基や14番矢島慎也が絡んでの左からの攻撃が目立っていましたが、確実に昨日よりボールの動きと人の動きがスムーズでした。何がきっかけで変わったのかは分かりませんが、良かったです。

左サイドから時折見せる皆川孝之からのサイドチェンジが効果的にチームを活性化させていました。

先制点は、その皆川孝之がサイドバックの位置から矢島倫太郎にパスを出し、そのままオーバーラップしたところに矢島倫太郎がパスを通し、持ち込んだ皆川孝之が相手ディフェンダーに倒されてPKを獲得。倒された皆川孝之がそのままキッカーとなり、一度は相手キーパーに止められてしまいますが、先にキーパーが動いたということでやり直し、次はしっかり決めてゴール。

その後、攻勢の時間帯が続き、今度は矢島倫太郎からの見事なパスが10番礒部裕基に渡りゴール。この2人のコンビネーションはチーム自体が上手く合わない時でも安定して良い印象があります。

前半は2-0で終了。今日は試合の進め方自体も良い流れでの前半の2点リードという印象です。

後半開始から、3人が交代。12番皆川孝之、24番小峯洋介、11番鈴木大輝が下がり、2番西山航平、5番藤野友則、26番大野将平が入りました。

ポジション的には、皆川孝之の位置に西山航平、小峯洋介の位置に藤野友則、鈴木大輝の位置に大野将平という交代です。昨日、後半終盤から入ってデビュー戦で2ゴールを決めた大野将平は、この試合でも攻撃でなかなか良い動きを見せていました。ポジショニングや攻撃の際の姿勢、ボールを奪われた際にすぐに奪い返しに行く気持ちなどが特に目を惹きました。

後半も浦和レッズユースの攻勢+ゴールラッシュになります。

まず、ゴール前で14番矢島慎也がシュートを放ち、相手キーパーが弾いた浮き球を5番藤野友則がヘッドで押し込み3-0、続いてコーナーキックのチャンスで昨日に続きセットプレーで上がっていた3番畑本時央に合わせたボールを警戒した相手に押されてPK。実際は、「え?何でPK?」というシーンでしたが、おそらく取ったファールはそれだったと思います。

そのPKを7番矢島倫太郎がゴール。4-0となります。

このゴールの後、15番野崎雅也が下がり、代わって20番今泉賢人が入りました。今泉賢人がセンターバックに入り、ボランチの位置に4番広瀬健太が入るという形ですね。

後半も26番大野将平が前線で上手いポジションに動くことで攻撃がスムーズに機能していたように感じます。次のゴールは右サイドをドリブルで駆け上がった7番矢島倫太郎がクロスを上げた所にペナルティエリア内にポジショニングをとっていた大野将平が体を張って相手ディフェンダーをブロックし、開いたスペースに走りこんだ14番矢島慎也が、なんなくゴール!5-0となりました。

この試合最後のゴールは、5点目のアシストのお返しのような形で今度は相手ペナルティエリア不覚までドリブルで切り込んだ14番矢島慎也からのラストパスを26番大野将平がヘッドでゴール。6-0となりました。

この後、7番矢島倫太郎が下がり、9番高木凛が入りました。

その後も追加点こそなかったものの、最後まで良い形で攻撃ができていたと思います。

勝つべき相手にしっかり勝利。更に、無失点というのが重要ですね。また、攻撃ばかり触れていますが守備のバランスが凄く良くなってきています。来週がこの2次予選で最大の敵と言われているヴァンフォーレ甲府ユースとなります。今日のような試合運びで戦えれば問題ないと思います。自信持って戦ってください~!

ではではー!

日本クラブユース選手権(U-18) 2010関東予選2次リーグ 6/5 vs 千葉SC 9-0勝利・・・風を利用しろの名采配

レッズランド

どうも、浦和サポブクメです☆

午前の浦和レッズジュニアユースに引き続き、午後は浦和レッズユースのクラブユース選手権予選となります。今日の対戦相手は千葉SC。勝たなければならない相手ですし、試合のときは敵ですが、明らかに相手チームのファンと分かっていてもしっかり挨拶してくる好感の持てるチームでした。

夕方から急に天気が崩れるかもしれないという天気予報でしたが、試合開始の時間帯は晴天で暑い。午前以上の暑さでプレーする選手は大変だろうなという試合前の印象でした。

この日のスタメンは以下の通り。

GK16番小笠原正人、DFがセンターバックに3番畑本時央と4番広瀬健太、右サイドバックに2番西山航平、左サイドバックに12番皆川孝之、ボランチに15番野崎雅也、トップ下が14番矢島慎也と24番小峯洋介、FWが右に10番礒部裕基、左に7番矢島倫太郎、真ん中に11番鈴木大輝  

24番以降は持ちまわり番号になっているようで、固定ではありません。この日、公式戦初出場となる小峯洋介が24番をつけてスタメン出場していました。

8番若井祥吾と5番藤野友則はベンチにも入っていませんでしたが、体調不良ということらしいです。

相手の千葉SCはなんと言うか色々な意味で興味深いチームでした。試合開始から、ペースを上げて攻めてきた千葉SCにやや動きに精彩を欠く浦和レッズユースという構図も千葉SCに決定力がないため、試合自体は最初の10分以降くらいからは停滞した状態になります。

前半の途中くらいで相手の運動量が一気に落ちたこともあり、ボール保持率は浦和レッズユースの方が高くなったものの、意思疎通が合わないパスや足元へのパスが多い状態。いまいちリズムが作れないという感じでしょうか。

相手を崩したということではないのですが、12番皆川孝之からのロングボールが相手キーパーの目の前で、キーパーがキャッチするのかと思ったらキャッチせず(ちょっと遠かったので細かい状況が見えませんでした)、そこに飛び込んだ10番礒部裕基がボールを奪いゴール。流れは良くなくても先制点が入ります。

続いてペナルティエリア外から技ありのミドルシュートで10番礒部裕基が2得点目。2-0とリードはしたものの、リズムに乗らないまま2点のリードを奪えてしまったという感じ。

・・・と思ったらオフィシャルには1得点が14番矢島慎也になっているので上記のゴールのどちらかは矢島慎也ということです。すみませんw

そのような展開が続いていたものの、3点目のゴールは10番礒部裕基と7番矢島倫太郎の見事な連携でのパス回しからのゴールでした。矢島倫太郎がスペースに出したボールを礒部裕基が受け、少しタメを作ったところで更にスペースに走った矢島倫太郎へパスが通ってのゴール。3点目は崩したゴールで見事でした。

更に、24番小峯洋介がデビュー戦ゴールを決め前半は4-0で終了しました。

ただ、前半は大量リードとは裏腹におそらくやっている選手達も、上手くパスが回らないという印象だったと思います。

後半のゴールの布石となったので触れておきたいプレーがセットプレーの際の3番畑本時央のファーサイドからのヘディングシュート。1本目は、相手ディフェンダーにあたり再度得たコーナーで同じように彼に合わせたコーナーキックを再度頭で合わせたもののゴールを大きく外れた・・・のですが、セットプレーとしてこの形が面白いかもしれないと感じさせた前半のセットプレーでのこの2プレーでした。

後半に入り、17番鈴木悠太、9番高木凛、25番西澤秀平が交代で入り、14番矢島慎也、2番西山航平、10番礒部裕基が下がりました。

後半に入った鈴木悠太、高木凛の攻撃の意識が高く、前半よりも気持ち攻撃が活性化された印象があります。鈴木悠太が果敢にサイドを攻め上がりチャンスを演出していました。高木凛もこの大会の前節でハットトリックを決めた勢いそのままに力強いプレーを見せていました。

ちょっと面白かったのが追加点のシーン。相手ゴールの右サイドのほうで得た直接フリーキックのチャンスの際に堀監督の声が響き聴こえてきたのですが、ゴールへ向かって吹いていた「風も計算して利用しろ」みたいなことをキッカーの11番鈴木大輝に伝えていました。すると・・・鈴木大輝が蹴ったボールは風に乗って(?)ゴールへ吸い込まれていきました。思わず「名采配・・・」と呟いてしまいました。

この後、12番皆川孝之に代わって18番堀田稜が左サイドに入りました。

浦和レッズユースの攻勢が更に続き、ここで前半の布石が実を結びます。コーナーキックのチャンスで11番鈴木大輝がファーサイドに向かって蹴ったボールを3番畑本時央が豪快にヘッドでゴール!3度目の正直のゴールとなりました。

続いて左サイドから果敢に攻め込んでいた18番堀田稜が倒れながらもボールをキープしていて、その奪い合いのボールがこぼれた所を9番高木凛がしっかり狙っていてそのボールを持ち込んでゴール!

7-0となったところで、7番矢島倫太郎に代わって26番大野将平が入ります。

後半の終盤からの登場となった大野将平ですが、いきなり結果を残します。まずは、右サイドを攻め込んだ17番鈴木悠太のクロスをヘッドでゴール、8-0。最後は相手ディフェンダーからインターセプトしたボールをそのまま持ち込みゴール。9-0。

この日先に公式戦デビューでゴールを決めた小峯洋介と共に大野将平も2ゴールを決めて結果を残しました。

結果的にこの大会は2試合連続大量得点無失点で快勝となりました。

コンビネーションが合わなかった前半(結果は出ていたので指摘するのも微妙なのですがw)の課題はありますが、結果的には見るべきものが多くある試合となりました。

この大会の予選は過密日程で明日またすぐ次の試合がありますので、しっかり体を休めて臨んでくださいね!

ではでは~!