関東ユース(U-15)サッカーリーグ2014/09/20 第18節 浦和レッズJrユースvs柏レイソルU-15 0-2敗戦・・・結果は敗戦も、好印象変わらず。課題もくっきり。

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どうも、ブクメです☆

夏のクラブユース選手権から数えてちょうど1か月ぶりの浦和レッズジュニアユースの公式戦となる関東U-15リーグを観戦してきました。対戦相手は、柏レイソルU-15、会場は、日立柏グラウンドですね。気候的に、日によっては少し肌寒さを感じるくらいの季節に入っており、プレーする選手にとっては、不必要な酷暑の中での疲れと言うものを感じずに思いっきりプレーできる季節になりました。こういう環境下での試合が最も選手が本来の力を発揮できるので良いですね。

土曜日は、涼しさ越えて、やや寒い感じもする気候で、曇りで持つかと思われる天気が、中途半端に大粒の雨が断続的に降る時間帯もあったりと、人工芝のピッチだと少しやりにくい時間帯もあったかもしれません。

さてさて、関東U-15リーグ自体は、6月中旬以来と言うことですね。既に日程的には、中断明けの試合は先週末からということになっているのですが、vs三菱養和戦は、10月下旬に延期(最終節の次の週に試合なので、その試合が実質最終節)になっているので、実質その試合までは1試合消化数が少ないという状況下で、この日再開となったわけですが、この試合の始まる前の段階で3位という順位になります。

関東U-15リーグという長期間のリーグのみを考えるとすれば、残り6試合の中で、来年のプレミアカップのこと、そして、高円宮杯の順位をしっかり守りつつ、もちろん、リーグ優勝も視野に入れてということにはなるのですが、正直なところ、それらについて「大丈夫かな~?」という心配は全くしていません。

そして、結果として敗れたものの、今回の試合を見た限りで、その部分は、再確認できました。高いレベルで、高円宮杯で優勝争いをするために、課題が残る限りは、容易に上位対決で結果がでないことを確認できたことと、その課題以外の部分では、柏レイソルレベルの相手でも、凌駕できるようなチーム状態であることも確認できました。

では、試合の話に移りますね。

この試合のスタメンと交代は以下、

GK18番高草木天平、DFが左サイドバックに6番荻原拓也、右サイドバックに2番山崎広大、センターバックに3番大西翔也と5番山崎舜介、MFが左に9番樋口颯太、右に10番シマブク・カズヨシ、真ん中に14番弓削翼と8番立川将吾、FWが左に7番菊地泰智、右に20番長倉幹樹

となります。

どうして浦和の試合だけ土曜日開催なのかと思っていたのですが、よくわからないんどえすが、学校行事系が入っている中学校が多いとか(?)、ということもあるのか、学校を休んで出場している選手や、学校行事に参加するために今日は帯同できない選手もいたようないないような(曖昧ですみませんw)

結果的に、久しぶりにスタメン全員が3年生と言う形になりましたね。

試合開始から、運動量、球際でのプレー、守備での追い込み方など、質の高いプレーを見せていたのは、浦和でした。そこに、前線での連携やアイデアなどに更に工夫が加わった印象で、攻撃部分でも、夏にいなかったメンバーも加わったことで、更に迫力を増す部分もあり、控えにいるメンバーも展開によっては、違いを加えられる選手が待ち構えるという状況にもなりました。

守備に目を向ければ、マークする選手受け渡しの部分がよりスムーズになり、中盤との距離感についてのお互いのコーチングなども、より増えていたように感じます。

特に、ポジショニングについて良い選手が多く、いわゆるセカンドボールを奪える回数が多く、反応もかなり浦和の方が早い印象がありました。

ただ、相手のレベルも組織的に高いことや、ストライカーもいることから、守備のバランスのところの意識が少し強すぎる局面も多かったかもしれません。

そのため、ベンチからも、もっと思い切って行って良いという声がかかっていた回数も多く感じました。

シュート自体も、少なくはなかったのですが、印象として決定的な場面と言うことでは少し少なく、その意味では、長身センターバックを中心とした相手守備陣を崩し切るというところまで、なかなか行かなかった印象もあります。

それでも、開始5分くらいの5番山崎舜介からの縦パスを8番立川将吾がスルーして相手のマークを外して20番長倉幹樹が受けてループシュートを狙った場面を象徴するように、崩しの試みということでは、相手を出し抜く試みが増えていたのはプラスの印象を持ちます。

中盤を経由しての攻撃以外にも、オフサイドにはなったものの、3番大西翔也から左前線の9番樋口颯太までのロングフィードなども、オフサイドがとられなければ、大きなチャンスになっていただろう場面もありました。

前半最初の決定機で言えば、14分に右サイドからのパスを受けた8番立川将吾のゴール左を狙ったシュートは、かなり惜しかったと思います。

前半は、0-0で折り返すことになりましたが、前半、やられたか!?と思われた場面は、前半ではサイドネットのボトルを直撃した38分の相手ヘディングシュート1回だけだったと思います。

後半に入っても、ペースは浦和が握って試合は進んでいきました。

2分くらいに、10番シマブク・カズヨシから20番長倉幹樹を経由したサイドから駆け上がる2番山崎広大が鋭いクロスを上げる場面や、9分の7番菊地泰智から20番長倉幹樹にパスを通し、ディフェンダーに寄せられながらもシュートまで持ち込んだ場面、9番樋口颯太からパスを受けた3番大西翔也がシュートを放つ場面など、攻撃の回数自体は多く、18分には、前半にも一度あったような縦パスをスルーする形でしっかりその前に味方選手が走りこんで、相手の守備を崩して仕掛けることができる場面もありました。

しかしながら、やはりこれがサッカーとも言うべきか、ペースをずっと握っていても決めきれないと、試合が難しくなるとはよく言われますが、この試合でも、少ない決定機の中から後半24分に相手に決められてしまい、0-1とビハインドを背負うことになります。

ただ、ここでバタバタしないのも、今年のチームの強みでもあり、ビハインドを背負っても、大きく相手ペースになったということはなくやれていたと思います。

浦和は、26分に14番弓削翼に代えて11番白田颯人、30分に7番菊地泰智に代えて19番山下勇希と、攻撃に変化を加えられる選手を投入し、同点、逆転を目指すも、リスクを負った結果なので、ある程度仕方ない部分もありますが、38分に追加点を決められてしまい、結果的に0-2で敗れるという結果になりました。

柏レイソルと浦和の下部組織が対戦する時は、ユースも含めたカテゴリーを見る中で、試合は支配していながら、結果的には0-1や0-2で敗れるというケースも多いような気がします。そこには、相手が持つ得点を奪うときの約束事みたいなものがあり、実際に得点を奪われた場面のみを見ると、その局面では、相手の攻撃には厚みがあるのです。相手ペースでなくても、その局面ではしっかりと厚みのある形を作ることが相手の一つの強みでもあるわけですね。

相手の守備のうまさもあるので、今日の試合くらいの仕掛けや工夫があれば、はっきり言って、他の対戦相手であれば、何点か普通に取れていたと思います。特に、サイドからの崩しの形を多く作れていた今日の試合では、こちらがサイドから仕掛ける際の相手の対応がうまかったとも言えますし、これもベンチからの指示でよく聞こえてきていたように、ミドルレンジから思い切ってシュートを狙ってみるなどの回数が少なくなったことで、より相手はサイドからの攻撃に対しての守備に重きを置くことができたとも言えます。

何が言いたいかと言うと、やはり全国優勝を目指すうえでは、柏レイソルというチームは、一つの大きな壁になる相手だなと言うことですね。

1か月前の、クラセンで敗退してから、久しぶりの公式戦で敗戦と言うスタートという結果にはなりました。でも、チームとしては、その時にいなかった選手が戻って来たことを除いても、より前進している印象を強く持つことができました。3番大西翔也を中心とした守備陣のドッシリ感も増していました。怪我明けの選手の体力的なところも、戻ってきている印象を受けました。

夏の大会では、少し足りなかった連携からの崩しや、相手の虚をつくプレーというものも増えている印象がありました。

ただ、それでも相手のゴールを割れなかった。

それでも進んでいる方向性は間違っていないことは見ていた私たちもしっかり感じることができました。ですから、この方向性を継続することで、高円宮杯で対戦するかはわかりませんが、次に柏レイソルと対戦する時までの期間での上昇曲線で、相手を上回れば良いということですね。

来週は、ユースと試合が被っているので、そちらに足を運ぶ可能性が高いと思います。だから、見に行かなかったとしても、目に見える結果と言うものを残してくれるとうれしいですね。

ちなみに、この試合の後に、ピッチを狭めた形での練習試合が行われたのですが、細かくチェックはできなかったのですが、今回の試合での課題となる部分も指示があったのかはわかりませんが、ピッチを狭めて8人制サッカーになっていたことで、結構、ペナルティエリア外からのシュート意識が高い選手が多くて、際どいコースでゴールを決めている選手もいたりで、この意識がフルコートの試合でも増えてくると、更にチームとしての攻撃の迫力は増すだろうなと感じました。壁ありサッカーしかり、シュート意識の重要性を高める練習方法は色々ありますね。

この先が楽しみです。

ではでは。

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