高円宮杯プレミアリーグ2019/07/13 浦和レッズユースvs清水エスパルスユース 1-1引き分け・・・確実に前進しています!

どうも、ブクメです☆

長めの雑談を挟みます。

時々、遠征などあった時には、私の移動ネタを挟むことなどがあるのですが、その系統の雑談です。

今年は、私的な理由で行こう行こうと思っていた清水フェスティバルに行くことができず、大学のアミノバイタルカップの時の栖方面での試合も私的な理由で行けずということで、毎年複数回足を運ぶことが普通になっている静岡方面のサッカー観戦に行くのも久しぶりになりました。

足を運ぶ回数が多いということで、基本的には車で現地まで足を運ぶのですが、コースも色々変えたりしています。良い言葉で言えば、同じコースばかり選ばないことで発見があることを求めてという向上心が高いからということになります。そういうことにしてもらうと私としては非常に嬉しいのですが、実際は、もともと下道で移動するのが好きなことと、そもそも超が付くほど節約が必要な生活になっているので、下道を選ばざるを得ない状況というのが正解です。ただ、それだけです。でも、結局、同じ道を選ばないことや、大きな導線が決まっている高速道路を使わないことで、発見も多くあります。もともとは出不精でめんどくさがりの自分にとっては、これを強制的成長行動と呼んでいます(今名付けたw)

今回の清水遠征では、目的地が静岡である時には、初めてのコースを選んでみました。

私が住んでいる鳩山町は、埼玉県で言うと西の方にあります。よって、山梨県方面に行くときは、秩父市を抜けて雁坂トンネルという有料道路を使うことで、比較的スムーズに山梨方面に抜けていくことができます(山越えはありますが。)

これを使って静岡方面に行くと、通常のナビなどでして道設定したコースよりは、距離にしてトータルで30キロほど多くなるのですが、所要時間はほとんど同じになり、知られた道は混むことが多いので結果的に早く着くこともあります。

今回は、そのルートで行き、帰りは、結果的に大失敗することになりましたが、ベースとしては同じルートで帰りました(本当は、帰りのコースは、別の方法で少し楽をしようとしていたのですが、ミスしました、興味ある方は、今度お会いした時に聴いてください。)が、同じ道を選んでいったはずが秩父市辺りから、googleマップ様が攻めたコースを選んでくれまして、気が付けば真っ暗な山道を抜けるコースになり「林道なので道が危ない」的な標識を眺めながら、結構過酷なルートを抜けて、最終的にはときがわ町辺りに抜けて、フラフラになりながら、帰宅しました。

確かに所要時間は表示通りの早さでしたが、精神面はかなり持って行かれました。で、帰宅してfacebookページに写真を上げたところまでは覚えているのですが、その後、力尽きたようで、翌日のS2リーグの遅刻につながるわけですが・・・。

何気ない出来事を書きましたが、この雑談を、メッセージ性があると思って読んでいただくと少しだけ違う風景に見えてきませんか?見えてきませんねw

雑談終わり!

 

さてさて、清水エスパルスユース戦です。

夏の全国でも対戦する相手で、プレミアリーグで言えば、開幕戦で相手のストロングポイントをつぶす守備においては手ごたえを掴んだものの、結果的には、攻撃面に課題を残して0-2で敗れたという相手。昨年は、アウェイのこのカードで見事な試合を見ることができた流れもあり、良い要素が毎試合見られている中で結果がついてこないところを突き抜けるためのきっかけになることを期待する試合でもありました。

結果から言えば、また引き分けという結果になりましたが、開幕戦とは逆に、サイドの攻撃のところで相手を驚かすプレーを多く見せるなど、おそらく、相手の予想を覆すことができている時間も多く作れていた試合でもありました。

守備に関しても、これまで以上に集中して臨めていましたし、前線、バックラインのプレッシャーから中盤の選手が奪い取れるような場面も多く作れており、サイドの守備のところは、開幕戦以上に対人のところでも、よくできていたと思いますが、本当に試合全体の中で今回は、そこまで数が多くなかった数回の内の1回を決めきられてしまうというのは、相手の攻撃の選手の強さなのかなとも思いつつ、浦和側としては、前節の攻撃面での課題を考えて、ペナルティエリア付近での仕掛けで判断を一つ早めて、プレーを一つ速くしてという意識がある部分は見えましたが、相手の守備やこぼれ球への反応も前節の相手より早く、仕掛けきることには苦慮したかなという印象です。より早く速くしなければならず、次は崩し切ってやるからなという意識で夏の全国への再戦へ向けてやってもらえると思ってます。

なんだろう、今日は、文章の書き方がおかしくなっていますねw

まとめぽいことを先に書きつつ、細かい試合の話をこれから書きますね。

vs清水エスパルスユース戦メンバーと交代は以下、

GK25番鈴木彩艶、DFが左に6番清水楽人、右に8番冨田蓮、センターバックに12番福島竜弥と27番山田奈央、MFが左に24番佐藤優斗(後半44分⇒37番高橋悠)、右に22番奥山圭介(後半28分⇒15番松村大也)、真ん中に4番玉城大志と17番盛嘉伊人(後半スタート⇒16番根岸恵汰)、FWが左に7番與那覇航和(後半28分⇒20番木下翼)、右に13番堀井真海(後半11分⇒10番山中惇希)

となります。

前半開始で、スターティングメンバーをチェックしつつのところで、ちょうど、しっかり見られていないタイミングで頭を上げた瞬間に24番佐藤優斗が思い切ったシュートを放っていて、大きな弧を描いてゴール右上に吸い込まれるような形で決まり先制。

ここ数試合では、比較的早めの時間の先制点を決められる試合が多くこの試合も、前半スタートのサイドからの仕掛けて相手を驚かせつつ、その流れで先制点を決めることができました。

先制点後も、前半6分に左サイドから24番佐藤優斗が仕掛け、クロスに13番堀井真海と7番與那覇航和が走り込み合えばというチャンスを作り、9分にも24番佐藤優斗がインターセプトから13番堀井真海、右サイドから攻撃参加した8番冨田蓮に繋げて仕掛けていく形を作ります。

バックラインが守備意識を高めてプレーしつつ、4番玉城大志がその一つ前でバランスを取りながら相手の攻撃の際のケアをすることで相手の個々の選手の仕掛けを防ぐことができており、そういうプレーからの攻撃というところでは、前半19分に4番玉城大志がキープしながら6番清水楽人の動き出しを見つけてパスを通して、そこから前線の7番與那覇航和に繋げたプレーで惜しいチャンスを作る場面がありました。

前半22分には、パスカットされて仕掛けられる場面がありました、ここは、12番福島竜弥が対応して防ぎます。中盤である程度リスクも負いながら細かいパス回しで崩しを狙うため、こういった場面から仕掛けられるリスクもあり、そこへの対応が最初の頃はできずに失点と言うケースも多くなったものの、この試合では、この場面を象徴するように、特に、仕掛けた後のケアも含めて対応する意識は強くできていたと思います。

ただ、相手の守備も思った以上に良かったというか、この試合では、中盤の崩しへの仕掛けのところでのチャンスがあまり作れていなかったようにも感じます。

その分、中盤の17番盛嘉伊人やバックラインの12番福島竜弥や27番山田奈央からの中距離や長距離のサイドの選手への正確なフィードからのサイド攻撃の回数は多く作れていたとは思います。

前半23分には、17番盛嘉伊人から24番佐藤優斗へ、中距離でのパスを通して仕掛ける形を作り、前半26分には、12番福島竜弥からの長距離でのパスを24番佐藤優斗に通し、この場面では、見事なトラップからのテクニックで相手ディフェンダーを抜き去ってクロスまで持って行き、7番與那覇航和に合えばと言う場面でしたが相手ディフェンダーがわずかに先に反応し防がれます。

前半27分にも12番福島竜弥からの長めの縦パスを7番與那覇航和がスルーする形で、13番堀井真海が受けて仕掛ける形を作ります。

前半32分には、27番山田奈央から24番佐藤優斗へのロングフィードで再びサイドから仕掛けます。

ところどころで、相手の鋭い攻撃があるわけですが、そこに対しての守備が先ほど書いたように、バックラインの選手や前線の選手がプレッシャーをかけたところで、そこに対応する選手の見えない位置から17番盛嘉伊人や4番玉城大志が奪い取るような形が見られ、前半の終盤は、比較的相手の攻撃が多い時間帯になっていたものの、その形で奪える場面が多くなっていました。

奪ってからの反撃の中で、前半40分に7番與那覇航和が持ち込んでシュートを枠を捉えたシュートを放つものの、ここは相手キーパーにキャッチされます。

前半残り少ないところで、やや相手の攻撃に反応が遅れる場面が出てきたところで、前半44分のピンチの場面は、25番鈴木彩艶が防いだものの、前半終了間際に右サイドを突破され、ディフェンダーが体を寄せていたものの寄せ切れず、ゴール前に走りこんだ相手への対応も遅れ、マイナスのボールを合わせられ失点。

前半を1-1で折り返します。

後半開始早々の後半2分に、後半から投入された16番根岸恵汰からのパスから8番冨田蓮が右サイドから仕掛けコーナーキックを奪い、続けて後半4分にも今度は左サイドの24番佐藤優斗へ正確なパスを通し、この攻撃からもコーナーキックを奪うという形で、後半開始早々からセットプレーのチャンスを多く奪うことができるスタートとなりました。

後半もスタートは浦和ペースで、サイドからの攻撃で、前半以上にセットプレーのチャンスが作れる展開になり、22番奥山圭介からのコーナーキックでは、惜しい形も何度か作ったものの、なかなかゴールは奪えず、また、相手のバックラインの真ん中が強さがあることから、中央での高めのボールでの勝負が思うように行かないところで、10番山中惇希が前線真ん中に入る珍しい形などあったものの、中央の高めのボールの競り合いでは難しく、上下の動きを混ぜて捌くような昨年の柏レイソルU-18との試合の時のような動きがあればとも思いつつ、なかなか連携面でも合わないという形が多くなりました。

この辺りは、相手のレベルが上がるにつれて、ポストプレーの強さというのがより求められるという課題も見えてきました。確実に前線で出場している選手のポストプレーの質は上がってきていますので、そこのさらなる成長に期待しながら、でも、本来は仕掛けるタイプの選手たちが多い(特にサイドで良い選手が凄く多い気がしている)ので、ポストプレーに強い選手の台頭や復帰が待たれるか、いずれにしても、個々の成長が求められる部分ではありますね。

結果的に、後半も終盤は、相手の時間になることが多く、いわゆる決められてていてもおかしくなかったくらいの決定機を相手のミスではなく、コースも難しいところに強烈なシュートを放たれた場面が2度ありましたが、これを25番鈴木彩艶が連続スーパーセーブでしのぎ、後半は得点動かずの1-1の引き分けとなりました。

 

試合後に浦和レッズユースのサポーターの友達と話をしたときには、「選手は優勝したい、勝利を優先したことをやりたいだろうし、現状をどう思っているのだろう」というニュアンスの話が出ていました。もちろん、長年やってきた当たり前と全く違うことをやる現体制ですので、選手にとっても、「何だこれは!?」というところも多いかもしれません。

でも、私が知っている現監督は、めちゃくちゃ負けるの嫌いな人ですよ。ただ、優先順位が違うというだけです。負けたくないけど、選手の特徴能力を最大限に伸ばすことの優先順位が最も高いというだけです。厳密に言うと、選手の特徴を最大限生かして勝てるチームを作りたいということと、自分の実績として勝ちたいのではなく、負けたときには、勝たせてあげられなかったことが残念と考えるタイプです。

相手がサイド攻撃が強いと言えば、じゃあ、その選手を抑えるためには、こういう守り方して、決まり事のある動きをしてという人ではなく、サイド攻撃が強いのであれば、サイド攻撃で最も調子が良い選手をぶつけてやろうという人です。

これは、私も基本的に最初からそういう見方をしていますが、浦和レッズユースに来る選手は、全選手プロになれる特徴を持っている選手だと思って見ています。

その選手が武器をしまって、勝つための(悪く言えば、負けないための)戦いを理論によって実践することを最優先に置かれる。それが、ここしばらくの浦和レッズユースでした。もちろん、プロの戦いでは、この考え方もありですし、そうするべきなケースも多いです。言っていることは間違っていなかったけど、その分、本当に選手の特徴を伸ばしてくれなかったし、人を見てくれなかった。

それが、急激に変わったわけです。選手同士でのコミュニケーションもスタートは、半ば強制的にかもしれませんが(よくわかりませんが)、今は、選手同士に話をさせている場面が外から見ているだけでも色々なところで見られます。選手によっては、試合中に指示を出している選手もいるような。

で、監督が俺様ではないことも伝わってくると思います。得意でないことは、選手や他のコーチ陣に任せている部分もあるのではないですか?でも、任せた分、その責任も考えてしっかり見ていますよね。

良い意味で子供っぽいというところも(褒めています。)

たった数試合ではありますが、私は、チームも選手も雰囲気が変わっていることをすごく感じています。全然環境に戸惑っていても良いと思いますよ。

とにかく、私が言うことはシンプルで「私は現監督を疑わない」ことと、選手に対しては「とにかく信じて自分の特徴を100%出していくことをやれば良い」あと、「気持ちぶつけても干されることはない人です」ということと、「現監督は(良い意味で)完ぺきな人ではないので、ダメ出ししながら、ニヤニヤして見守るところも含めて、一緒に空間を作り上げていくことを楽しみましょう」

そんな感じで、まとまっていないでしょ?

そうです、私も、現体制が間違っていないことを、選手にもご父兄の方々にも、応援する方にも知ってもらうために、どのように伝えるべきか模索中ですからw

物凄く長くなりそうなので、このくらいにしておきます。

ではでは。

この試合の写真は、facebookページで掲載しています⇒こちら

高円宮杯プレミアリーグ2018/04/15 浦和レッズユースvs清水エスパルスユース 2-1勝利・・・誰もが勝者になれるチームの始まり

どうも、ブクメです☆

もうね、本当に楽しかったです!この一言に尽きます。勝ったから?もちろん、それはあります。でも、それ以外にも、本当に色々なことが凝縮されていて、その中での期待の中で結果が付いてきたことが何よりも嬉しかったのです。

先に試合の流れなど書きますね。

vs清水エスパルスユース戦メンバーと交代

GK1番石井僚、DFが左に16番玉城大志、右に20番冨田蓮、真ん中に23番遠藤龍河と8番白土大貴、MFが左に3番林海斗(後半スタート⇒10番池髙暢希)、右に6番上野夏輝(後半25分⇒9番二見健太)、真ん中に21番縄田脩平(後半41分⇒2番北村龍馬)と5番大城螢、FWが7番岡村勇輝(後半19分⇒17番波田祥太)、右に11番清宮昴大(後半?分⇒24番山中惇希)

となります。

スターティングメンバーは、第1戦と同様となりました。敗戦スタートとなった今シーズンのプレミアリーグですが、1週間の間にしっかり立て直して準備して集中して入っている様子は伺えたものの、スタートは、やや相手ペースの試合で進む流れとなりました。ベンチなどの指示から考えると、セカンドボールに対する意識を特に持たせるような声が多く飛んでおり、実際に、なかなかテンポよく攻撃がつなげることができなかったものの、競り合った際のこぼれ球などにすぐに反応して相手に自由にさせないことで、相手がやりたい攻撃も思うようにさせていないようなスタートからの展開になりました。

攻撃に関しては、やはり、前節に近い形で、やや急いで前に出すようなプレーが多く、そこに7番岡村勇輝や11番清宮昴大が体を張るような形で、そこに入った時に攻撃がスタートするという印象でした。

序盤10分くらいまでで、5番大城螢から、8番白土大貴から、21番縄田脩平から、相手の攻撃を止めて反撃がスタートと言うところで、早めに前線を出す攻撃で、狙う形などありましたが、前線の選手に届いても、相手が守備しやすいエリアと言うことが多く、奪われるという回数も多くなっていました。

やや相手ペースと書いていましたが、これは、相手の方がよりゴールを予感させるプレーが多かったという意味にもなるのですが、前節失点した場面などを研究されていたのか、それとも、そもそも相手がそういうサッカーをしてくるチームなのかは、それほど多く見ている相手ではないのでわからないのですが、サイドへのパスに抜け出されてクロスをという場面で、やや危ないような形を作られていました。

それでも、プレーしている選手の集中力の方が優っていて、サイド攻撃もそれほど自由にはさせず、また、右サイドの6番上野夏輝などの守備の部分での貢献もかなり聞いており、相手のサイドの選手が結果的に終盤披露してくれる要因になっていたのも事実かなと思います(これ、重要なポイント。)

浦和も攻撃の形を見出すのに、試行錯誤している段階で、どうしても、これまでの浦和レッズユースがやることになっていた形に結果的になってしまうことが多かったものの、何が違うかと言うと、選手が考えていること、試合が落ち着いてくると、徐々にプレーしている選手が、試合の中で「こういうことを試してみよう」という、変化が生まれてくるのが見ていてわかるんですね。

これが前半30分くらいまでの状況。

ここまでの浦和のチャンスで言えば、20分くらいだと思いますが、獲得したフリーキックのチャンスで6番上野夏輝の狙ったボールの精度が高く、直接決めるには距離があったものの、相手キーパーが弾くという選択肢になるプレーがありました。フリーキックの精度は武器になる。

24分には、前線で一緒に見ていたサポーターの友達が、わかりやすい表現をしていましたが「フォワードらしい動きをしてくれる選手」という言葉通り、前線でプレッシャーをかけ、アバウトなボールでも競り合ってマイボールにしようとする動きを繰り返していた11番清宮昴大のポストプレーからテンポよく抜け出した7番岡村勇輝が仕掛ける形がありました。

その少し後には、コーナーキックのチャンスで遠目ではっきりは確認できなかったものの、21番縄田脩平からのボールを最終的に3番林海斗が押し込む形でゴールかと思われた場面ですが、ここは、相手キーパーの好セーブに阻まれました。

また、前節は後半くらいから見ていて感じていた左サイドバックの16番玉城大志が、サイドバックというポジションながら、攻撃を意識した精度の高いパスの供給をする回数が増えてきて相手が対応しにくい場所へのパスが増えていた印象があります。

30分には、11番清宮昴大のインターセプトから、6番上野夏輝へとつながり、クロスに5番大城螢が反応してゴールに迫る場面を作ります。この場面では、いち早く中盤の5番大城螢が攻撃のチャンスと考えて前線に入っていったという判断も良かったと思います。

ということで、もちろん、相手の攻撃に対しての守備には課題もあったかもしれませんが、集中して対応するという意味で、また、相手のミスに助けられた場面はありましたが、相手に思うようにフィニッシュまでもっていかせていない守備ができていたと言えます。

やはり、8番白土大貴がセンターバックに入っているというのも大きいなとこの試合でも感じるところです、反撃の狼煙ということでもないのですが、なんだか、いまだに前半40分くらいに、その8番白土大貴が、センターバックの割と深めの位置から、どう表現すれば良いのか、弾丸のように鋭くまっすぐ放たれたロングフィードを3番林海斗に向けて放った(あえて放ったとか言ってみたw)パスが何だか今でも頭に残っていたり。

とにかく、この試合は、前半30分くらいから、守勢の流れながら、打開するために色々やってみようという選手の試みが、徐々につながっていったという印象がありました。そんな感じで、前半終了間際に、3番林海斗からの11番清宮昴大へのクロスから惜しい形がありつつ、0-0で終了。

攻撃の可能性を探りつつ、16番玉城大志、23番遠藤龍河、8番白土大貴、20番冨田蓮という並びで、守備の選手が本当に頑張って無失点に抑えたところで攻撃への工夫へと進められたのだなと思いますよ。

後半スタートから、10番池髙暢希が交代で入ります。

後半3分に、16番玉城大志、7番岡村勇輝、6番上野夏輝(この試合も前半中盤右、後半中盤左にポジションを移していた)とテンポよくパスを回して仕掛けます。

直後には、7番岡村勇輝が前線で相手のプレスを受けながらも、粘って11番清宮昴大につなげシュートの形を作ります。

後半15分くらいに、相手に決定機を作られフリーでヘディングを放たれるものの、これは枠を捉えずなんとか失点は免れます。

後半19分には、6番上野夏輝、11番清宮昴大とつながり、20番冨田蓮が入ってきたところでシュートを打ってほしかったところでしたが、パスを選んで相手にカットされるという場面があって、その後の20分に再びシュートを狙える場面があった時に、今度は、思い切ってシュートを狙う選択肢をしたんですね。狙った方が良かった場面でパスを選択して奪われたところで、同じようなチャンスがあれば今度は打とうと実行したのかなと、こういうのかなり良いです。

後半21分には、10番池髙暢希からのパスに17番波田祥太がかなり惜しいシュートを放ちます。

23分には、5番大城螢が中盤でボールを受けて、右サイドの10番池髙暢希に供給し、そのタイミングで、良いクロスが来ることを期待して迷わず、ペナルティエリアの左サイドの方に走っていき、数選手がニアにファーにも高い5番大城螢が走りこむという形になり・・・まあ、ここは、10番池髙暢希が蹴った瞬間に「ごめん!」と言う声が響いたように、クロスはミスになったのですが、試合が進むにつれて、得点の雰囲気がどんどん強くなっており、そこで得点にならなかったものの、なんだか、見ている友人たちは、皆得点が入りそうな雰囲気にゾクゾクしていたという。

また、守備の集中力も持続しており、特にその一つとして印象的だったのが(相手サポーターサイドからは、野次が飛んでいましたが)、6番上野夏輝が、守備をする中で顔面にボールを受けて一度は倒れこんでいたものの、相手がそのままプレーを続けている中で、気合で立ち上がり、フラットしながらファールになったものの相手の攻撃を止めたんですね。で、実際、流血していたのですが、こういうプレーにも象徴されているというか、まあ、凄かったです。前節、体の強い選手の多い鹿島に対して守備をやったことで、相手とのぶつかり合いにも自信を持ったのか、この試合では、本当に守備時にも頼もしさが目立ってました。

そんな6番上野夏輝が交代で下がった直後に、失点してビハインドを背負うという形にはなって残り20分間という状況にはなったものの、今日は、このまま敗れることはない、敗れてはいけないくらい何かが始まるきっかけになる試合だという不思議な感覚があったんですね。少なくとも、見ていた私たちには。

で、そこから起きたことが劇的だったわけでして。

31分に、途中から入った9番二見健太の突破からクロスに21番縄田脩平がシュートを狙うも、ここは、枠を捉えきれず、更に、10番池髙暢希、17番波田祥太、11番清宮昴大と見事に崩してのシュートもゴールラインをぎりぎり割らずにゴールにならず、ここまでの頑張りで点を取らせてあげたい選手になかなか得点と言う形でのご褒美が生まれないのですが、それでも、もう得点の匂いは最高潮なわけですよ。

更に、10番池髙暢希からのクロスを5番大城螢がヘッドで狙う惜しい形と続いたところで、ついにこのシーズン初の得点が生まれます。

その得点の形が凄くて、スローインの場面で、ロングスローでこの試合攻撃でも貢献していた23番遠藤龍河からのロングスローが混戦の中で、だれも触らないような形で相手キーパーの前にこぼれて、キャッチされそうな状況でしたが、いち早く反応した10番池髙暢希が、足を延ばし、思わず足が伸びたと言葉が漏れてしまったくらい、届かなそうなところを足先で触ってゴールとなりました。

これで、1-1。

それだけでは終わらないんですね。

後半42分に、10番池髙暢希からのヘッドでのパスを17番波田祥太が、おそらくクロスではなくゴールの方を見ていたのでシュートだと思うのですが、アウトサイドで浮かせてゴールを狙うも、これは相手キーパーにキャッチされます。

そして、後半アディショナルタイムに入ろうかと言うところで、見事なゴールが生まれます。相手との接触でいったん倒れた10番池髙暢希でしたが、すぐに立ち上がり、サイドに供給すると途中交代で入った24番山中惇希が、低い弾道で見事なクロスを上げると、そこに17番波田祥太が飛び込み足先で触ってゴール。

劇的な形で2-1とすると、その後は、相手の反撃を抑え勝利となりました。

2-1勝利。

というのが試合の流れになるのですが、この試合では、本当にタイトルに書いたような誰もが勝者になれるチームの始まりを感じることが多くあったんですね。

まずは、もちろん、選手によっては、不平等を感じることがあるのがサッカーですので、その思いは否定はしませんが、交代の流れを常態化していない正常な状態をまずはこの試合では感じました。

まあ、この試合は、全選手良かったんですね。本当に、お世辞ではなく、みんな本当に良い動きができていたんですよ。でも、これまでの経験上、その流れがそのままだったら、今日は、この選手は、もう少し引っ張って起用しておいても良いのではないかと言う選手でも、ほぼセオリーを崩さずに交代していたのですが、それが、違っていた点。また、ある程度、選手に自由度を持たせる部分も出てきたようにも感じています。

その結果、プレー中に選手自身が考えて、工夫を加えていると明らかにわかるような形も多かったこと。本当に、シンプルに考えれば、本来はこの選手の適性はこのポジションではないんだけどなという起用ももちろんありますが、そのポジションの中で、選手が、自らどうしようと工夫する余裕が生まれてきている、許されている気がするんですね。

その結果が、この試合の勝利につながったのだと思います。アウェイ、試合終盤1-1の状況だったら、おそらく、これまでだったら、守備の意識の方を最優先させて勝ち点1を取りに行くような守備をさせていたと思いますし、ビハインドがあった時には、高い選手に放り込むだけであとは、個のスーパープレイに頼るようなのが以前だったと思いますが、この試合は、取りに行かせていた。もちろん、切り替えの指示などは、ベンチからも選手からも出ていたし、そういうところもできていた。

そして、最終的に局面で得点を奪うときの選手起用や、ポジションの移動の指示も、ピタリとはまっていた。

ゴールの形もそう。

この試合は、間違えなく、トータルで勝った試合です。

あえて、試合終了後のベンチ側の選手の表情の写真を載せさせてください。

自分たちが出場している時間帯に、決定機もあったけど、決められなかったという悔しさなどもあると思います。もちろん、勝利に導いた選手は称えられるべきですが、本当に、この試合は、彼らが作り上げた形や流れがあってこその、最終的な逆転勝利だったのは間違えないのです。

同じプレー、決まり事で、かなりの期間、選手の特徴がよくわからない時期もありましたが、今年のプレミアリーグを2試合見ただけでも、それぞれの選手がそれぞれの個性を持っていて、その活かし方活かされ方、選手自身で試合の中で考えて、試していくことで成長していく姿が現時点で見られていますし、これからが本当に楽しみです。貴重な瞬間を見せてもらった気分です。

次節が楽しみです。

本当に楽しかった。ありがとうございます。

ではでは。

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清水フェスティバル2014/03/29/ 4日目 浦和レッズユースvs清水東高校 A戦1-1・・得点力に課題も充実の遠征だったと思います。

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どうも、浦和サポブクメです☆

だいぶ、ブログを書くのが遅くなりました、すみません。

26日からスタートした清水フェスティバルも最終日の4日目となりました。4日目の対戦相手は、清水東高校、そして会場は、J-STEPになりました。

この日の天気予報では、3日目同様に気温が上がる予報で、夕方から夜にかけて雨になるという予報でしたが、キックオフが午前中10:40からとなったため、気温、気候としても最高のコンディションだったと思います。ナショトレということで、ピッチコンディションも良かったです。やや風の強さが気になりましたが。

大会の仕組みとしては、最初の3日間が予選と言う位置付けで、4日目は、順位決定戦のような形になると思うのですが、数年この大会を見続けていますが、いまだに細かい部分がよくわかっていません。私自身、この大会は、翌週に公式戦のリーグ戦開幕に備えての浦和レッズユースの現在地を図るうえで、むしろ色々なタイプの対戦相手と戦えることの方が重要で、その相手に対して、どのような戦いぶりを見せてくれるかの方が重要と考えています。

なので、4日目のこの試合が何位を決めるのかもよくわかっていません(という言い訳をしたかっただけですw)

少し話はそれますが、この清水遠征に来られていた方と、昨年との違いなどを話していて、帯同メンバーの数などについて今年の方が少ないかもと言う話になっていて、私も同じような印象を受けていて、それ前提で考えていたのですが、ふと昨年の清水フェスティバルの状況などを確認してみたところ、帯同メンバーの数などは、実はそこまで変わっておらず、U17日本代表で2名不在、U18日本代表で1名途中離脱、負傷者が数名という状況があったため、その点で、減ったように感じていただけのようです。

今年の清水フェスティバルに関しては、1日目は5番茂木力也は不在だったものの、2日目からは合流し、代表系でまったく参加できないという選手もいなかったため、また負傷者の数も比較的少なかったため、更には、既に公式戦を多く戦い続けて来た中での、この清水遠征ということで、ある程度チーム作りの過程を把握できている中で、今大会を観戦することができたことや、フォーメーションがようやくどっしり決まったことや、このフォーメーションにおいて、今大会に参加していたメンバーの多くの選手がどう動くべきかに対して、もちろん、色々コミュニケーションをとりながら、修正しながらではありましたが、理解度が高い状態で臨んでいたことなどから、昨年と全く別の印象を持つことができたということなのかもしれません。

ということで、試合の話に移りますね。

清水東高校戦(A戦)のスタメンは以下、

GKが18番高須雄大、DFが左に5番茂木力也、右に12番小木曽佑太、真ん中に21番中塩大貴、MFが左に10番小川紘生、右に2番橋岡和樹、ボランチに6番影森宇京と4番吉原大、トップ下に9番小島良太と7番勝野瑛、FWが11番清川大輝

となります。

一つのこの試合のことについて書く前に追記しておきたいのですが、連戦の4日目ということで、B戦も含めて多く出場している選手に関しては、さすがに疲労がたまって動きが重たかったり、判断が鈍くなっていたりする局面も見受けられた試合でもありました。

さてさて、A戦という位置づけでは、途中からこの形に変更することはあっても、スタートから3バックがこの3人で、右サイドハーフに2番橋岡和樹が入る布陣は、この試合が初めてだったと思います。

この大会に限ったことではないのですが、今年は、特に2番橋岡和樹が右サイドハーフに入った時の攻撃力が特に際立っており、この試合でも序盤は、その印象に違いのない右サイドからの攻撃で相手のゴールに迫るシーンが多く見られます。

この大会では、試合によって少しムラがあるのが気になりましたが、1トップに11番清川大輝が入った試合では、印象として、相手ディフェンダーと競り合ったポストプレーではなく、ポジショニングと動き、タイミングで前線への楔のパスを収めて捌くという点で、この試合の11番清川大輝の動きの質は高く、ポストプレーから、ヒールパスなどで9番小島良太との連携で前線をかき回すという動きが多くできていました。

試合の流れでの浦和のチャンスなどを書き出していきますと、開始直後に相手ディフェンダーの方が早く反応して構えていたロングフィードに対して、タイミングよく体を入れて、11番清川大輝がうまくボールを収めて展開するプレーに始まり、4分には、5番茂木力也の持ち上がりから、2番橋岡和樹を経由し、右に開いた7番勝野瑛にパスがつながると、クロスに11番清川大輝が飛び込み、これが合えばという惜しい形を作ります。

更に、12番小木曽佑太からの縦パスを9番小島良太がワンタッチで前線に流し、相手キーパー方向に出すと、これに11番清川大輝が反応し、先に触ればというチャンスを作るもここは相手キーパーに防がれます。

9分には、7番勝野瑛のインターセプトから、攻撃参加する12番小木曽佑太につなげて仕掛ける形を作ります。

浦和が攻勢を続ける中で、迎えた11分に先制点を奪うことに成功します。

起点は、7番勝野瑛で、前線の11番清川大輝にパスをつなげると、キープし、6番影森宇京に預けると、テンポよく左の10番小川紘生に展開。そこから、ややマイナス気味の折り返しのパスを7番勝野瑛に通すと、右サイドから裏のスペースに走る2番橋岡和樹のラストパスを通すと、これを2番橋岡和樹が豪快に蹴りこんでゴール。

良い時間帯に、良い形でゴールを奪うことに成功します。1-0。

13分には、5番茂木力也が、9番小島良太にパスをだして前線に走り、10番小川紘生が9番小島良太からパスを受けると、高めの位置に上がる5番茂木力也に通して仕掛ける形を作ります。

17分には、12番小木曽佑太からのロングフィードから、(たぶん)7番勝野瑛が落とし、2番橋岡和樹につなげ、真ん中の11番清川大輝を経由して左の10番小川紘生と横に広い攻撃の展開でチャンスを作ります。

18分、19分と立て続けに相手にコーナーを奪われ、2本目のコーナーキックはやや危険な形につながるも失点は免れます。

22分には、7番勝野瑛から右の2番橋岡和樹にパスが通ると、マイナスのパスを12番中塩大貴がダイレクトで左前線の選手を狙って、これが通ればという場面がありましたが、ここは惜しくも通らず。

25分には、7番勝野瑛から右前線に走る2番橋岡和樹にパスを通し、パスを出した7番勝野瑛を含めて11番清川大輝、9番小島良太と、計3人が良い距離で相手ゴール前に走る状況を作り、2番橋岡和樹は、ファーサイドの9番小島良太へのクロスを通し、シュート放つも、ここは惜しくもキーパーに防がれます。

浦和ペースで試合が進んでいる中でしたが、28分に、サイドから攻め込まれると、相手のおそらくクロスを上げようとしたボールが、直接ゴールに吸い込まれてしまい、1-1の同点に追いつかれてしまいます。

30分に、5番茂木力也、10番小川紘生とパスがつながり、左前線に開く11番清川大輝にパスが通ると、ペナルティエリア内付近の守備を固める相手に対して、ペナルティエリア外のスペースへ強めのマイナスのパスを7番勝野瑛に通すと、迷わず7番勝野瑛はミドルシュートを放ちますが、これは枠を捉えられず。

直後の32分にも、右サイドから2番橋岡和樹のパスを受けた11番清川大輝がドリブルで仕掛けてシュートを放つも、枠を捉えられず。

前半を1-1で折り返します。

後半スタートから7番勝野瑛に代わり14番邦本宜裕が入ります。

後半印象的だったのは、前半2番橋岡和樹にチャンスを何度も作られた相手左サイドの守備に対してかなりしっかり対策を取られてしまい、前半のような右サイドからの攻撃がなかなか通用しなくなっていた点です。

浦和の最初の大きなチャンスは6分。中盤からのパスをワンタッチでヒールパスで9番小島良太が11番清川大輝に通すと、11番清川大輝が勝負を仕掛け、相手ディフェンダーを交わしてシュートを放ち、相手ディフェンダーに少しコースをそらされて枠を外れたものの、コーナーキックを奪います。

7分に裏に抜け出した14番邦本宜裕がゴールに迫るも、ここはオフサイドの判定。

11分に4番吉原大に代わり15番高橋聡史が入ります。肝となる今試みている戦術の中でのボランチのポジションで6番影森宇京と共に、もっとも多くプレーしている4番吉原大ですが、そのバランスをとるという役割において、かなり献身的なプレーで安定感を生んでいたと思います。ボランチのポジション争いも、攻守の割合、相手にもよると思いますが、2枚の組み合わせは、様々な効果を生んでいるので起用する側も難しい選択になってきそうですね。

ちなみに、この交代で、15番高橋聡史は、3バックの左に入り、そのポジションにいた5番茂木力也がボランチに入っています。

16分に21番中塩大貴からのロングフィードから9番小島良太につなげて前線に仕掛ける形を作ります。

18分に11番清川大輝に代えて22番荒木聡太が入ります。

この交代で、22番荒木聡太が左サイドハーフに入り、10番小川紘生はトップ下のポジションに入ります。

なかなか、右サイドからの有効な攻撃が作れない後半でしたが、23分に、14番邦本宜裕からのグラウンダーの10番小川紘生へのパスがややタイミングが合わずにそのまま右前線方向に流れる形になったものの、これが右前線に走る2番橋岡和樹への絶好のスルーパスとなり、斜めにゴールに走る10番小川紘生にラストパスを通してシュートを狙うもわずかにコースを変えられてゴールにはならず、コーナーキックとなります。

29分には、9番小島良太のトラップがやや長くなったことが逆に幸いしてディフェンダーの裏に持ち出すことに成功し、左サイド深くからゴールに向かって仕掛けます。近い距離に14番邦本宜裕が入り、パスを受けられるように動くのと9番小島良太がドリブルで仕掛けるコースがややかぶってしまうも、9番小島良太が自らドリブルで勝負を仕掛け、ゴールまであと一歩のところまで迫ります。

25分に12番小木曽佑太に代えて23番松崎洸星が入ります。

28分には、14番邦本宜裕が高い位置に上がった5番茂木力也とのパス交換から、シュートコースが空いたところをすかさず狙うも、惜しくも裏へのパスのためにスペースに走りこんだ味方に当たり、ゴールならず。

31分には、22番荒木聡太から5番茂木力也を経由して14番邦本宜裕に通して仕掛けるもゴールならず。

直後には、9番小島良太からのパスを受けた10番小川紘生が仕掛けるも、惜しくもゴールならず(フリーキックは獲得。)

35分には、5番茂木力也からの浮き球のパスを14番邦本宜裕がすらしてゴール前に流すと、そこに9番小島良太が走りこむもわずかに相手キーパーのほうが早く反応し防がれます。

37分に6番影森宇京に代わり19番松澤彰が入ります。

短い時間ながら、38分に前線へのパスをしっかりキープし、9番小島良太につなげ、自らはゴール前に走りこんでクロスボールに反応してゴールを狙う形を作りましたが、ここは相手ディフェンダーに体を入れられて、しっかり合わせきれず。惜しい場面でした。

試合終了間際の40分には、19番松澤彰からのパスを14番邦本宜裕が決定的な形を作りシュートで狙うも、珍しく枠を捉えられず大きく外れゴールならず。

試合は、1-1で終了となりました。

大会のA戦のみの結果を見れば、1勝1敗2分とあまりよくないようにも見えますが、大会を通して観戦しての印象としては、やはり悪いイメージは全くなく、チーム作りの順調さと今後に向けての明るい兆しをしっかりと感じることができました。

これでもかと守備意識のみで戦ってきた相手もいましたが、対戦した相手も全体的にレベルの高い相手が多かったですし、それぞれに特徴を持った相手に対して、安定した戦いを繰り広げることができたと思います。

指導する側の新体制で昨年は苦慮していた戦い方というものが、チームとして浸透しつつある事実と、ベースになるポジションでの安定感が増したこと、その中での競争も正常に行われていること。

さらに、指導する側も、昨年のことを踏まえて、そして、ある程度自由度が許されたのかもしれませんが、前線で勝負を挑む姿勢を重視させる形をとっていることなど、柔軟さも含めて、良い意味での変化を感じることもできています。

私個人的にうれしいのは、戦術に当てはめて個性が消えてしまうと感じられた昨年と比べると、今年は、戦術理解度は当然重要ですが、そこに加えて選手の特徴を出すこともしっかり求めてもらえている印象が、ここしばらく見ていて感じられることにあります。

逆に言うと、ある程度、手ごたえを掴める形が今回の遠征メンバー間で定着しつつあることになるため、現状で絡めていない選手にとっては、より打開するために努力が必要になってくることになるのかもしれないとも感じられます。

特に、今回の遠征に帯同していないメンバーを見ていると、結果的に清水フェスティバルでは、得点力不足と言う課題も浮かび上がってしまっていることを考えても、攻撃の部分で強烈な特徴を持った選手が多いですので、呼ばれなかった原因を克服してもらえれば、一気に脅かす存在になれるわけですよね。

その点では、現在行われているU16チャレンジリーグで、新1年生や今回の遠征メンバーに帯同していないメンバーたちが、どのように高い意識を持って大会に臨み、脅かす存在になっていくのかも楽しみだったですし、日程的に私が清水フェスティバルに足を運び始めて、初めて日程がかぶらずに足を運べる日程構成にはなっていたのですが、すみませんが、U16チャレンジリーグは断念します。

浦和カップは、3日間は足を運ぶ予定ですので、U16チャレンジリーグでの成果をそこで見させてもらえればと思います。

ユースという枠で考えれば、プリンスリーグ開幕まであと1週間となりました。

楽しみに待ちたいと思います。

 

そして、先週末は、今季初の敗戦を喫した浦和レッズジュニアユースの関東U15リーグでしたが、29日の試合では、4-1と快勝だったようですね。その1失点にも課題感じているという声も聞こえてきますし、常に意識を高く持って、前進してもらえればうれしいです。

ではでは。

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