国体関東ブロック少年男子 代表決定戦2012/08/19 埼玉県vs神奈川県 3-3 延長4-3勝利!・・・ 大逆転で本大会へ!

駒沢オリンピック公園総合運動場(第二球技場)2012年8月19日

 

 

 

どうも、浦和サポブクメです☆

いやはや、ものすごい底力、凄いものを見させてもらいました!

ではでは。

・・・と、まとめてしまっても良いくらいの凝縮した強さを今日は見せてもらいました。

9月末からの国体出場を目指しての戦い。昨日の東京都との試合でも、その底力の片鱗は見せてくれていたものの、結果的には敗れてしまい、グループ3位vsグループ4位の試合を勝利した神奈川県と、グループ1位との戦いに敗れて1試合の勝利での国体出場を逃したグループ2位の埼玉県が、1枠を争い行われる代表決定戦が今日でした。

場所は昨日の夢の島競技場から駒沢オリンピック公園総合運動場第二球技場に移しての試合になりましたが、やや古めの人工芝グラウンドという感じで、ちょっと代表決定戦をやるにはピッチコンディションとしてはやりにくそうな印象がありました。

見る側としても、スタンドだと完全に逃げ場がなく、日が出ていると観戦するだけでも結構過酷な環境になっていました。

さて、試合の話に移りますね。

この試合のスタメンは以下、

GKが1番佐川雅寛(本庄第一高校)、DFが左サイドバックに5番荒木聡太、右サイドバックに15番小島幹敏(大宮アルディージャユース)、センターバックに2番植木亮太(大宮アルディージャユース)と3番吉原大、MFが左に14番清川大輝、右に9番橋岡和樹、真ん中に8番小野雅史(大宮アルディージャユース)と7番小川紘生、FWが11番里見直樹(大宮アルディージャユース)と16番ンドカ・ボニフェイス(浦和東高校)

となります。

浦和の選手に関しては、ある程度このポジションはできるだろうというのは選手ごとに分かるものの、他のチームの選手はどうであるかわからないのですが、おそらく今日は、慣れないポジションの選手も含め、基本的にはスタメンメンバーのみで戦わなければならないような状況だったように見えました。アップしている選手はいたのですが、「もう出られるのかな~?」みたいな声がその選手に対しての近くにいた人の会話で聞こえてきたりしたので、そういうことなのだと思います。

この国体のブロック予選のメンバー選出の条件など少し分からないことが多いのですが、埼玉県に関しては、怪我人、怪我明け数名が登録メンバーに入っており、出場できるメンバーの中でも昨日2名退場者を出しているので2人出られない状況。

昨日の試合で群馬県を4-0で下して勢いのある神奈川県で相手の攻撃力に苦しむ可能性があることは予想されていましたが、予想以上に相手の前線の勢いに苦しめられる展開でスタートします。

U16で、神奈川県で印象のある選手として、昨年浦和レッズジュニアユースが高円宮杯出場を決めた関東予選の決勝戦の川崎フロンターレU15との試合に出場していた三好康児という選手が記憶に残っていて、この選手がいると厄介だと思ってプログラムの神奈川県の選手を眺めていて、14番三好康児と載っているものの横浜F・マリノスユース所属となっていて「同姓同名の別人がいるのかな?」と思っていたものの、実際にプレースタイルを見ていると、おそらくその厄介な三好康児だったと思うんですね。

前半は、正直やや攻撃を受ける時間が長く、前線でもなかなか球が収まらない中で、14番清川大輝の個人突破などで時折惜しい場面を作るものの、主導権は神奈川県が握っていたと認めるしかないと思います。

6分に、ペナルティエリア内でハンドという微妙な判定でPKを取られて失点し0-1

そこからは、なんとか堪えるものの、前半終了間際の32分と34分に連続失点で0-3

PKの判定が微妙なところを考えると、30分くらいに7番小川紘生がドリブルでペナルティエリアに進入して倒された場面もPKになるべきだったとは思いますが、その場面はPKにならず。

35分ハーフの試合と言うことを考えると、この時点での3点ビハインドというのは、かなり厳しい状況でハーフタイムを迎えることになったのですが、3点を取った後に、なんとなく、相手のチームの攻撃陣にいつでも点が取れるという雰囲気で更に追加点を奪えるような決定機を外しても、ベンチも含めて気が緩んできているような雰囲気も感じ、更に昨日の試合の結果というものを考えると、無失点で大量得点で比較的楽に勝ててしまっていた神奈川県と、一人少ない状況でも、あきらめずに一時はリードするかなりの接戦を繰り広げた埼玉県という状況を考えると、後半の速い時間に1点返せれば、何かが起こる可能性は十分にあるだろうとも考えることはできました。

後半がスタートし、やはり相手の攻撃陣には、やや雑な部分が見られるようになり、埼玉の選手は、更に気持ち強く試合に入っている様子がうかがえる中で、3分にコーナーキックのチャンスで8番小野雅史の蹴ったボールを14番清川大輝がヘッドで押し込んで1-3とします。

この追撃弾により、更に勢いを増した埼玉は、前半はややポストプレーという部分で期待されながらも思うようにできていなかった16番ンドカ・ボニフェイスが、かなり高確率でロングボールに対してタイミングよくジャンプし競り勝って頭ですらしてこぼれ球に他の選手が反応して攻められる場面が多くなります。

その形がピタリと決まったのが13分のゴールの場面で、ロングボールを16番ンドカ・ボニフェイスが頭ですらして前線のスペースへ落とし、そこに11番里見直樹が走りこんで受けて持ち込んでのゴールで2-3と1点差に迫ります。

この後も、16番ンドカ・ボニフェイスのポストプレーからのチャンスも多く、そこに今度は2番植木亮太のロングスローという武器が加わり、相手ゴールに近いところではスローインでもコーナーキック並に相手を脅かせる機会が増えます。

ただ、決まりそうで決まらない状況が続き、時計は進んでいき、後半も残り数分となったところで、ついに同点ゴールが決まります。

ゴールに近い位置での2番植木亮太のロングスローから混戦状態になったところで、7番小川紘生が気迫のゴール!

ついに試合を振り出しに戻すことに成功します。

このまま試合は3-3のまま終了し、昨日に引き続き延長戦に突入します。

そして、延長後半に逆転ゴールが入るのですが、この場面もロングスローからのゴールになりました。

試合時間も残り3分くらいのところで、2番植木亮太のロングスローを16番ンドカ・ボニフェイスが頭ですらし、14番清川大輝が気迫で押し込み4-3。

後は守りきればというところで、相手にペナルティエリア内の混戦で決定的な場面を作られたものの、おそらく9番橋岡和樹だったと思うのですが、キーパーも飛び出していて押し込まれていたら同点にされていたというところで、相手のシュートを体でブロックして失点を防ぎ、後は上手く時間を使い、勝利!

もう、お見事と言うほかないくらいの後半からの戦いぶりで見事逆転勝利を果たし、同時に9月末からの国体出場を決めてくれました。

後半の一つ一つのゴール(やシュート)は、まさに一つ一つに「気迫の」という形容詞を付けても良いのではないかというくらい気持ちの入ったものばかりでした。

色々細かいことをもっと書きたいところですが、今日は、余韻に浸っていたい気分です。浸らせてください!

ではでは~。

駒沢オリンピック公園総合運動場(第二球技場)2012年8月19日駒沢オリンピック公園総合運動場(第二球技場)2012年8月19日駒沢オリンピック公園総合運動場(第二球技場)2012年8月19日

 

 

駒沢オリンピック公園総合運動場(第二球技場)2012年8月19日駒沢オリンピック公園総合運動場(第二球技場)2012年8月19日駒沢オリンピック公園総合運動場(第二球技場)2012年8月19日

 

 

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おまけの写真。

 

国体関東予選 第2戦2011/08/19 – 埼玉県少年男子vs神奈川県少年男子 3-0勝利・・・頼もしい勝利でいざ山口国体へ

ひたちなか市総合運動公園陸上競技場2011年8月19日

 

 

 

 

 

どうも、浦和サポブクメです☆

昨日は、ノパソ電池残量との戦いとなり、ざっと書く感じになり失礼いたしました。今日はスムーズに・・・と思ったら、自宅のネット環境が繋がらなくなっており、作業ができず気がつけばブログ更新がこんな時間になってしまいました。一応日付は変わっていないのでお許しください。

さてさて、木曜日に茨城県を接戦の末に下し、迎えた今日の対戦相手は神奈川県少年男子となります。この試合に勝利すれば10月の山口国体出場が決まります。

試合は見ていないのですが、神奈川県とは4月のトレセンリーグ第1節で対戦し1-4で大敗していた相手となります。その頃から既に4カ月経過していますし、全く参考にはならないものの、手ごわい相手というイメージだけ持って試合を観戦することとなりました。

さて、昨日の炎天下から一転して今日は、悪天候で何より気温下がり過ぎ、強風過ぎと言うものすごいコンディションの変化を伴っての試合となります。前半は強風を受けての攻撃、後半は強風を背中に受けての攻撃ということで、試合に確実に影響するくらいの強風をどのくらいコントロールできるかも勝負を分ける鍵となりました。

今日は、バッテリーの問題がないのでしっかりスタメンからじっくりと書いていきますねw

スタメンは以下となります。

GKが1番吉野雅大、左サイドバックに3番宮崎博貴(大宮アルディージャユース)、右サイドバックに2番細田真也。センターバックに4番齋藤一穂と5番川俣悠史(西武台高校)、MFがボランチに8番大山啓輔(大宮アルディージャユース)、トップ下に6番澤井直人(東京ヴェルディユース)、右サイドに14番広瀬陸斗、左サイドに13番白川竜義(大宮アルディージャユース)、FWが左に11番進昂平、右に10番関根貴大

控え:7番中家亮(大宮アルディージャユース)、9番小澤佑太(大宮アルディージャユース)、12番関口亮助、15番森亮太、16番須藤岳晟

*()表記のないのは浦和レッズユース所属の選手。

風を受けての攻撃となる前半は、GK1番吉野雅大のGKがハーフラインまで届かないくらいグッと押し戻されるくらいの強風の中での試合。逆に風を受けての攻撃となる神奈川がやはり勢いよく攻撃を仕掛けて来ます。個々の守備に関しては強く対応できるものの、やや守備の連係に関して前の試合同様ずれることがあり、そこを狙われて何度か突破を許すものの、最後の最後のところでしのぎ切り、前半序盤の相手の攻勢をしのぎ切ると徐々に、埼玉も攻撃でチャンスを作り始めます。

ボランチの8番大山啓輔やトップ下の6番澤井直人が上手い具合に前線へパスをちらしながら攻撃を作ります。その中でも彼らから右サイドの14番広瀬陸斗へと展開されたパスからのチャンスが多く、サイドから崩そうとする攻撃が多く機能していきます。また、6番澤井直人からの縦一本のパスに11番進昂平がヘッドで合わせるなど惜しい場面も何度か作ります。

11番進昂平や10番関根貴大が前線から激しいプレスをかけることで相手のパスの精度が落ちて中盤で奪取して攻撃という理想的な形も何度か見られた前半終了まで後1,2分というところで待望の先制点を埼玉県が奪います。

11番進昂平に出されたパスから左サイドから中へ切れ込む13番白川竜義へパス。放ったシュートはキーパーに弾かれるものの、相手ディフェンス数人と混戦状態になるなかで、10番関根貴大が押し込んでのゴールとなります。

理想的な形で1点を先制して前半を終了します。

そして、今度は上手く風を利用したい強風を背に受ける後半は、14番広瀬陸斗の風を読んだ巧みな攻撃で神奈川の反撃ムードを一気に抑え込むことに成功します。

前半は、サイドに張ることが多かったためにあまり11番進昂平や10番関根貴大と絡んで攻撃ということがなかった14番広瀬陸斗でしたが、後半は意識的に中のスペースにも走り込んで横も広く使って攻撃を仕掛け、これにより前線との連携もよりよくなります。そして、後半スタートからすぐにやや遠めの位置から思い切りの良いミドルシュートを放ち、このシュートが強風に乗り絶妙なシュートとなり、キーパーは弾きだすのが精いっぱい。

そのシュートから得たコーナーキックのチャンスから14番広瀬陸斗がヘッドで押し込んで2-0とします。

前半終了間際、後半開始早々という相手の気持ちを削ぐのに最高のタイミングで得点を奪うことで、残り時間は埼玉が確実に主導権を握りきって試合が進んでいきます。

14番広瀬陸斗のパスに10番関根貴大が抜け出して鋭いシュートを放ったり、セットプレーから4番斎藤一穂がヘッドで合わせたり、10番関根貴大が持ち込んでラストパスから11番進昂平がシュートを放つなど、たびたび埼玉が惜しいチャンスを作ります。

そして、迎えた後半10分にスルーパスに11番進昂平が抜け出して落ち着いてシュートを放ちゴール。

時間帯や、相手の勢いを考えてもほぼ試合を決める3点目を奪うことに成功します。

後半30分前後に6番澤井直人に代えて16番須藤岳晟、10番関根貴大に代えて9番小澤佑太が入ります。

3点目以降も埼玉県ペースで進み、少ない反撃でクロスバーをたたくような危ないシュートを放たれることはあったものの、全体的に埼玉県の圧勝で、トレセンリーグでの苦しい状況を打ち破って国体出場を決めてくれました。

山口国体が行われる10月まで1ヶ月ほどで更にチーム力を高め、また怪我をしている選手などは本戦までにこのメンバーを脅かすくらいアピールして喰い込んでの活躍を期待しています。

昨日今日で合計3ゴールの11番進昂平は、おそらく本人はまだ思うようにできていないと感じている部分もあるでしょうが、決めるところで決めることができるのがストライカーですので、この関東予選に関しては十分やるべきことはやれています。後は、更に連携面や当たりの強さを高めて、本線で更なる活躍をしてくれることを期待します。今日取る予定だったあと2点は本戦まで持ち込まれますのでよろしく!

また、10番関根貴大は、ドリブルとシュートとパスの選択で少し迷いが見られる部分もありますが、こればっかりは悩んで悩んでやっていくしかないので、色々試しながら感覚を取り戻してやれば良いと思います。いつもシュートを狙う必要はないですし、まずは今日のように決めるべきところでどんな形でも良いので得点を奪いきってしまうプレーがまずは重要ですので、今日は結果を出しながら試行錯誤なので全く問題ありません。

守備の面では、4番斎藤一穂の今日何度も見せていた、相手の前線に入るボールを読んで相手にボールが入るところで摘んでしまうプレーが良かったです。こういう動きかなり良いです。

2番細田真也は今日は比較的守備に意識を強く置きながら、相手の前線に対して早めのチェックで攻撃を遅らせるなど効果的に作用していましたし、機を見ての攻撃も効果的で良かったと思います。なんだかんだで、ユースに昇格してから一番安定して良いプレーを見せているのは彼だと思います。波がないプレーができるのは凄く重要なことです。

本当に良くこの苦しい戦いを勝ち抜いてくれました。

この予選2試合でも大きな成長が見られたこのチームですし、本戦に出場できることで更に試合を通じて成長できる、経験できる機会を得られたことは、今後の浦和レッズユースでの活躍にも確実に繋がることですし、重要なことです。

今日の試合に関しては、お疲れさまでしたというより、ありがとうございましたと言いたいですよ。

いや、でも、コンディションが一変して体がびっくりするような過酷な2日間の試合を戦い抜いてくれましたので、やはりお疲れさまでした、ですね。

ではでは~。