第23回高円宮杯全日本ユース(U-15)サッカー選手権 2回戦 2011/12/24 – 浦和レッズJrユース vs 京都サンガFC U15 延長2-3敗戦・・・貴重な経験のできた年代

島原市営平成町多目的運動広場A 2011年12月24日

 

 

 

どうも、浦和サポブクメです☆

まずは、試合の流れを先に書かせていただきますね。

この試合のスタメンは以下。

GK16番高須雄大、DFがセンターバックに4番吉原大と2番益子大輝、左サイドバックに6番荒木聡太、右サイドバックに15番及川皓平、MFがボランチに5番長島巧、トップ下に12番岡野森、7番勝野瑛、FWが右に9番橋岡和樹、左に8番斎藤翔太、真ん中に11番小島良太

となります。

昨日のスタメンからの変更点は、トップ下が17番松崎洸星に代わり12番岡野森となり、それ以外は昨日同様のメンバー構成となっています。

やや昨日よりも硬さを感じたスタートではありましたが、勢いは昨日のまま前半スタートから運動量豊富に前線からもプレスをかけて攻撃を仕掛けるサッカーができていたと思います。その攻勢の流れの中で、前半2分に8番斎藤翔太のペナルティエリア左外あたりからの見事なミドルシュートが決まり、浦和が先制します。

こぼれ球に対しての出足などでも浦和が勝っていたのですが、昨日の相手よりも相手の個々の能力が高かったのか、思うようにいかなかったのかは、はっきりとはわかりませんでしたが、サイド攻撃をされた際に抑えきれずに危険な場面を作られてしまう、守備の際の球際のところでプレスをかけきれない、ここを狙われてサイドからの攻撃から崩されて22分に同点ゴールを決められてしまいます。

この後、32分に6番荒木聡太に代えて3番久保龍希が入ります。

先制して追い付かれた試合と言うのが結構久しぶりだったこともあるからか、同点ゴールを決められたことにより、やや気持ちが守備に行き、消極的になるような場面が出てきてしまいながらも、ギリギリのところで跳ね返して前半はそれ以上の失点はなく1-1で終えます。

後半スタートから、12番岡野森に代えて10番清川大輝が入ります。

この10番清川大輝が入ったことで、後半の立ち上がりから前線の攻撃陣が息を吹き返し、特に11番小島良太の前線での粘り、仕掛け、ボール捌きの部分が良くなり、これにより浦和がチャンスを多く作れるような時間帯を作り出すことに成功します。

そのような流れの中で、後半7分に右サイドでボールを受けた9番橋岡和樹が一度は相手守備陣にボールを奪われかけるもあきらめずに追いかけボールを奪い返し、クロスを上げたところに11番小島良太が飛び込みヘッドでゴール。

このゴールで再び浦和が2-1とリードを奪います。

この後は、一進一退の攻防となり、浦和もチャンスを作るが、相手の攻撃も鋭く大きなピンチも数回迎えると言う流れ。浦和としての大きな追加点のチャンスは、11番小島良太からのパスを受けた10番清川大輝が、ペナルティエリア右外あたりから、やや難しい体勢ながら、しっかりとゴール左隅を捉えた見事なシュートを放った場面でした。決まってもおかしくない軌道でのシュートでしたが、相手キーパーが片手でギリギリで反応してはじき出されてしまいました。

やや相手の攻撃に苦慮してファールが増え、イエローカードも出たりはしたものの、相手にゴールは許さずにこらえ、あと数分持ちこたえればという流れにもなりつつありましたが、後半33分に失点を喫してしまい2-2。

試合はこのまま80分を終了し、延長に入ります。

延長前半開始から、9番橋岡和樹に代えて18番神宮未来人が入ります。

延長前半のもっとも注意しなければいけない立ち上がりのところで、後半に決められた同点ゴールと同じような形で失点を喫してしまい、2-3となります。

その後、8番斎藤翔太に代えて17番松崎洸星、7番勝野瑛に代えて14番加藤智陽と交代メンバーを使いながら得点を狙うも、追い付くことができずに試合は2-3で終了。

残念ながら、2回戦で敗退となりました。

判定がちょっと怪しい部分があったところとか、理由にしたいポイントがないわけでもありませんが、やはり相手の方が試合を決めるためのところで決める力に長けていたということは現時点では認めざるを得ないと思います。

ジュニアユースの高円宮杯での浦和の戦いを見るのは今大会で3回目になりますが、毎年毎年、同じチームで同じ監督が受け持っても、メンバーの個性や、対戦相手、過程、結果など様々な要素が絡み、そのチームの1年と言うのは全くその色が同じになることがないことを実感します。

今年のチームは、特に選手個々の個性の強さが、なかなかチームとしてまとまらないという苦しい状況からスタートし、夏の全国を逃すという悔しい思いをし、関東リーグでも点は取れるが失点もするという、結果を計算した時には危ない状況が続きましたね。

そんなチームが、スタートした時の状況から比べると、驚くほどの成長を遂げて、堂々とこの全国の戦いに乗り込むことができました。

正直、見る側としては、一つ一つの試合を見るたびに、今年のチームには、酷と言うくらい厳しい試練が与えられると思うことも多々ありました。いわゆる、どちらに転んでもおかしくないところで、浦和側に転んでくれないことが多かったとも思います。

関東リーグだって、今年から3位までが自動で高円宮杯に出られるという状況になったら、3位になれずに4位だったとか、これだって少し運が傾けば、3位になっていてもおかしくないくらい勝ち点は積み上げられていたと思うんですよね。

そして、関東予選を4試合戦うことになり、結果的にこの4試合で得たものも非常に大きかったわけで、最も苦戦していた守備の部分での粘り強さも加わりました。

スタートからの成長の度合いを見た時に、ここまでの大変過ぎる状況は、全国大会で優勝するための流れだったのかもしれないと思って見ていました。しかしながら、戦い切ったものの結果はついてこなかった。

でも、これだけ貴重な経験を1年の中で密に経験できたというチームはなかなかないと思います。本当に乗り越えるのは大変なことですが、順風満帆に進むよりも、今年の君たちが経験したような大変な道のりのほうが、今後のサッカー人生やそれ以外の部分でも大きく経験値として生きてきます。

はっきりと書きます。最初に今年のチームの状況を見た時に、今年1年でチームとして戦うのは大変だろうけど、個々の能力の高さや個性の強さがある選手が多いため、ユースに上がってからや、適した高校へ進んでサッカーをすることで、ある程度チームとしての戦い方がしっかりとある中に入って吸収していく中で、能力を発揮する選手は多くなる学年になるだろうと思っていました。そういう見方もしようと思っていた部分も正直ありました。

それが、本当に想像以上に、驚くほどに、この最後の大会の段階ではチームとして戦うこともできるチームになっていた。今年一年の成長は、本当に凄いことで、誇らしく、そして、先ほど書いた部分に関して、ブクメとしては、お詫びしたい気持ちでいっぱいです。

だから、育成の中での自分たちのここまでの3年間に胸を張ってください。そして、結果が残らなかった今回の悔しさは、次の舞台で成し遂げるための糧としてください。

浦和レッズユースに上がる選手、高校サッカーへ進む選手と、進路は分かれていきますが、サッカーを続ける限りは、今年の経験は確実なアドバンテージになります(しっかり活かさなければだめですよ。) まあ、こういう経験が活きるのはサッカーに限ったことではないんですけどね。そのうち分かります、はい。

3年間お疲れ様でした!

ユースに進む選手は、次はユースの舞台でよろしくお願いします!高校サッカーへ進む選手も、しっかり時間のある時に、見に行きますからね!

ではでは!!!

 

第23回高円宮杯全日本ユース(U-15)サッカー選手権 1回戦 2011/12/23 – 浦和レッズJrユース vs ロアッソ熊本Jrユース 4-0勝利・・・場所を長崎に移しまして

島原市営平成町多目的運動広場C 2011年12月23日

 

 

 

 

 

どうも、浦和サポブクメです☆

浦和レッズジュニアユース全国大会が本日よりスタート・・・なのですが、この全国の戦いは既に先月の関東予選の4試合からスタートしている気分なので、高円宮杯5回戦の今日は場所を長崎県に移しましてロアッソ熊本ジュニアユースと対戦ですという心境だったりします。

とは言いつつ、見る側として緊張していたのか、ブクメは腹痛で何度もトイレに行ったり来たりしていたのでやはり全国は違う!

そして、ユースの夏の全国の時の複数の会場で1試合ずつ開催していた時に違和感を感じていたのですが、サッカーの全国大会というのは、同じ会場の複数のグラウンドで同時開催の試合があることによって、雰囲気を感じるというか、そういう意味でも2回戦までの会場の島原市営平成町多目的運動広場ではグラウンド3面を使って同時進行で3試合が行われるので、Jヴィレッジの時ほどではないものの、全国大会やっているんだな~という雰囲気も強く感じました。

さて、話を本題に戻します。

ジュニアユースのカテゴリの全国大会と言うのは、正直なところ対戦相手の名前だけでは測れない、そして、1位で通過してきた各地域の第1代表だから、凄く強いということでもないなど、やってみないとわからない部分(当然、チームとしてはスカウティングをしているのでしょうが)が多いため、この相手だから勝てるとか、厳しいとか、そういうものでもないのは、ここ何大会かを見て実感しているため、今回の1回戦の相手のロアッソ熊本ジュニアユースが、九州地区の第1代表だからというよりも、浦和がこれまでの経験をしっかり試合に出せるかどうかが全てな部分もあります。

そういう意味では、関東予選で浦和が戦い抜いてきた経験が、かなり如実に表れた試合になったとも言えるのがこの試合だったと思います。

この試合のスタメンは以下。

GK16番高須雄大、DFがセンターバックに4番吉原大と2番益子大輝、左サイドバックに6番荒木聡太、右サイドバックに15番及川皓平、MFがボランチに5番長島巧、トップ下に17番松崎洸星、7番勝野瑛、FWが右に9番橋岡和樹、左に8番斎藤翔太、真ん中に11番小島良太

となります。

関東予選の時と比べると、トップ下の位置でプレーすることが多かった8番斎藤翔太が左前線に入り、これまで途中出場が多かったものの、中盤での読みが良く、相手の攻撃を摘むことでチームに貢献してきた17番松崎洸星がスタメン出場となりました。

試合開始から、浦和の前線での運動量豊富なプレーから奪って攻撃して主導権を握ろうとする動きができている中で、相手も攻撃に関しては前線の大きめの選手を当てどころにしながら、力強く攻めてくるというスタート。コーナーキックのチャンスなど浦和も作りつつ、全体的には上手く守備の対応ができている中でしたが、序盤ではやや攻撃を受ける部分もあり、その中で、前半始まって数分のところでサイドから攻められ決定的な場面を作られた場面がありましたが、ここでしっかりしのぎ切れる力が今の浦和のまず大きな強さの一つになっているというプレーがありました。

サイドからのクロスでシュートを放たれ、16番高須雄大がなんとか反応して弾いたところに相手が詰めてくるなかで、2番益子大輝がしっかりカバーする動きをできており、ここのかなり危険な場面をしのぎました。

この辺りから、浦和の守備の部分での動きも更に安定し、サイドからの攻撃に対しての対応、真ん中から来た時の対応、カバーリングなど、しっかり一人抜かれてももう一人がフォローするという動きや、サイドに関しては守りやすい位置に相手を追い込んでそこにもう一人来てプレスで奪うなど、見事にできていました。

浦和の攻撃としては、前半はかなり右に偏る傾向があったのですが、ちょうど右前線の9番橋岡和樹と相手の左サイドバックのところでの駆け引きでほとんど9番橋岡和樹が勝てることや、右サイドバックの15番及川皓平が早めのプレスで相手の芽を摘む守備をしつつ、攻撃参加する機会を多くうかがっていたことなど、偏ったことで相手に守りやすくなっていたということではなく、狙いどころをしっかり突くことができていたと考えて良いと思います。

この2人のサイドからの攻撃、クロスに対して左サイドの8番斎藤翔太がヘッドで合わせて狙うなどする攻撃が、相当効果的に相手の守備を苦しめていました。

例えば、7番勝野瑛から11番小島良太を経由して、右サイドのスペースへパス、ここに9番橋岡和樹が走り込んでマイボールにし、クロスを上げて左からペナルティエリアに侵入した8番斎藤翔太がヘディングで狙う展開があり、このチャンスは決められなかったものの、そのすぐ後の10分に再び右サイドでボールを受けた9番橋岡和樹が上げたクロスに8番斎藤翔太が打点の高いヘッドでゴールに押し込んで見事なゴールで先制します。

前半はこの1点のみであるものの、出足でも浦和がまさり続け、運動量を惜しまず全ての選手がプレーすることで高い位置でのインターセプトからの反撃などでスタートは浦和と同様の激しさで相手も攻めこむ場面も何度か作れていたとは思いますが、気がつけば浦和の攻撃に対応することで手いっぱいになり、浦和のペースに終始持ち込んで試合を進めることができていたと思います。

前半の惜しいチャンスとしては、7番勝野瑛が中盤でインターセプトしてそのままドリブルで持ち込んでのシュートの場面、コーナーキックのチャンスで8番斎藤翔太が上げたボールに11番小島良太がニアに飛び込んで足でコースを変えて狙った場面、5番長島巧からの縦パスに11番小島良太が抜け出して狙った場面、11番小島良太がボールを受けて、溜めて右サイドの9番橋岡和樹に送ったパスからの流れがありました。

この流れの中には、5番長島巧のカバーリングが生きたことや、17番松崎洸星のやはり読みの良さからのインターセプトや攻撃参加の動きが大きく作用していたと思います。

後半に入り、予想通り相手が更に運動量を増して攻めてきましたが、ここも上手くいなすことができたところで、浦和の反撃となり、7番勝野瑛からのクロスに17番松崎洸星が頭で合わせ、ポストに当たったボールがゴール方向へこぼれたところをキーパーが弾き切れずにゴールに転がり込みます。

後半2分でのゴールで2-0とリードを奪います。なんというか、理想的な展開です。

更に後半は、左の8番斎藤翔太を使った攻撃も多く見られ、ここから惜しい場面が何度も生まれます。8番斎藤翔太からのクロスを11番小島良太へ送ってスルーしたら誰も上がっていなかったという場面もあったのですが、これは展開としてもう一人入ってくるような前線の動きができている中での判断であり、問題ないです。

完全に浦和攻勢となったところで、3点目のゴールが生まれます。

右サイドを攻め上がった9番橋岡和樹からのクロスを9番小島良太がシュート、これは相手キーパーがギリギリで弾くもそこに8番斎藤翔太がしっかり詰めていてゴール。

更に15分には、8番斎藤翔太からのパスを受けた11番小島良太がシュートし、ゴール。後半15分までで4-0とし試合をほぼ決めます。

これにより、他の選手と組み合わせた形や、連戦になるために選手交代も上手く使いながら試合を進めることができるようになりました。

18分に11番小島良太に代えて12番岡野森が入ります。見慣れたところでは、サイドの前から後ろというイメージのある12番岡野森ですが、11番小島良太のポジションにそのまま入ってプレーしていました。少し動きにくそうな部分も見られつつでしたが、17番松崎洸星からの見事なパスに抜け出してシュートは浮かせてしまったものの、あと一歩でゴールと言う場面も作り出していましたね。

25分には、9番橋岡和樹に代えて18番神宮未来人が入ります。18番神宮未来人も、何度か惜しいチャンスを演出するプレーを見せていました。

同様に30分に17番松崎洸星と代わって出場した14番加藤智陽も短いながら、何度かゴールに迫るプレーを見せていました。

結果的に追加点は奪えなかったものの難しい初戦を4-0で快勝。更に、4点くらい取ると不用意な失点をしてしまいがちなのですが、これに関しても相手のシュートミスに助けられた場面も確かにあったものの、無失点に抑えきった守備も見事でした。

なんというか、相手の攻撃の時間帯に粘り強く守りきることができるようになったことに加えて、今日は数人が絡んだ攻撃、特にここ最近では守備の部分での貢献度の高さが多く見られた7番勝野瑛の中盤での動きで今日は攻撃の部分でも、味方と息のあった狙いどころの鋭いパスなどが見られたのも良かったと思います。

また、得点にはならなかったものの、苦しい時期の得点源として強みとなっていたセットプレーからの浦和の攻撃のところでも、4番吉原大や5番長島巧があと一歩でゴールという惜しい場面も作れていましたし、ここからのゴールが今後、展開が難しくなった時には再び大きな武器になることもありえるなと実感できる部分も感じました。

ただ攻めが華麗で凄いというチームは、機能しないとあっさり負けてしまうことも多いですが、今の浦和のように、相手の攻勢に対してもしっかり対処できて、その中で攻撃の形を作って得点を奪うということができている、そのパターンも試合ごとに増えているというチームは本当の意味で勝負強いチームだと思います。

明日の戦いにも期待しています。ここしばらくの試合は追いかける展開になっていませんし、こういう試合が常にできれば問題ないのですが、守備が悪くなくても、先に失点してしまう可能性はサッカーでは十分ありますので、もし今後そういう展開になるような試合があっても、自分たちにはセットプレーと言う武器もあるし、苦しい時に得点を決めてくれる選手もいる、とにかく、どうのような場面でも対応力のある浦和の強さを見せて、一つ一つ勝ち上がっていきましょう!

お疲れさまでした。

連戦になるのでしっかり休んでくださいね。

ではでは~。

 

第23回高円宮杯全日本ユース(U-15)サッカー選手権 関東大会決勝 2011/11/13 – 浦和レッズJrユース vs 川崎フロンターレU-15 2-1勝利・・・戦いの続きは全国の舞台で

韮崎中央公園陸上競技場2011年11月13日

 

 

 

 

 

どうも、浦和サポブクメです☆

今日の帰り道、車で韮崎からの帰路、彩甲斐街道経由で甲府-秩父を経て鳩山町にある実家で今ブログを書いているのですが、ご存知の方も多いかと思いますが、このルートを通るといくつかの山を越えて、カーブカーブの連続を抜けてやっと目的地へ辿り着きます。

上級ドライバーではないブクメですので運転中にそういうことを考えながらしみじみという余裕などないのですが、落ち着いた今、しみじみと感じるのです。

今年の浦和レッズジュニアユースのここまでの道のりは、この行程のように険しい下道を一つ一つ越えて作られていき、その行程を経て、一つの目的地であり中継点である戦いが今日の決勝だったのだと思います。

正直、今日に関しては細かい試合の内容よりも、一つ一つを振り返りながら、それが決勝に生きているんだよということを挙げてつらつらと書いていきたい気もするのですが、内容書きます、後々見て思い返すために。

この試合のスタメンは以下。

GK16番高須雄大、DFがセンターバックに4番吉原大と3番久保龍希、左サイドバックに6番荒木聡太、右サイドバックに15番及川皓平、MFがボランチに5番長島巧、トップ下に8番斎藤翔太、7番勝野瑛、FWが右に9番橋岡和樹、左に14番加藤智陽、真ん中に11番小島良太

となります。

2番益子大輝が怪我のため、センターバックに3番久保龍希、また昨日ポジションチェンジで右前線で躍動していた9番橋岡和樹が今日はスタートから右前線でのプレーとなりました。

昨日のブログでも書きましたが、今日の試合に関しては、試合内容が楽に進むとかそういう意味では全くなく、勝負という点において、浦和が勝利することに確信めいたものを感じていました。

強くなるべきチームには、そのための試練が一つ一つ用意され、そこを乗り越えて来た浦和が勝ち進んだ全国を決めるための試合。乗り越えてきた浦和がここを乗り越えられないわけがないじゃないですか。

さてさて、この関東予選に入ってから全ての試合で象徴的な凄めの選手がいるということで、この試合も例外ではなく、今日の川崎フロンターレU-15に関しても、10番の選手ですね、いました。飛び級でユースでやっているという選手らしく、こういう事前情報がなくても、試合開始からのプレーを見ていればその個人の能力としての凄さはすぐにわかりました。

前半は、かなりの時間を川崎の攻撃をしのぐことに費やすことになります。10番の選手もそうなのですが中盤の攻撃陣のレベルが高く、スタートで受ける流れになってしまったことで、攻撃に自信のある相手が更に活性化して攻撃してくるという、いわゆる関東U15リーグの東京ヴェルディ戦のような立ち上がりになったと思います。

浦和も守勢の時間が多くなりながらも、7番勝野瑛から右の9番橋岡和樹を使った攻撃や同じく、ボールを保持してサイドに流れた11番小島良太からのクロスに8番斎藤翔太が飛び込むなど、比較的相手の守備の中で狙いどころとなったサイドからの攻撃で活路を見出していきます。

ちょうど、相手の10番とのマッチアップの部分は6番荒木聡太が対応することが多くなるのですが、最初は苦戦しながらも徐々に相手の動きに対応できるようになり、結果的にはそこからの攻撃をほとんど積みきるところまで試合の中で持って行った6番荒木聡太のプレーと、同じ左サイドの前線に入った14番加藤智陽が攻撃の部分の左サイドと守備に参加する部分での左サイドを運動量豊富に動き回って、攻撃のチャンスメイク、守備の部分での貢献も含めて相当気の利いた動きが出来ていたと思います。

ほぼチャンスが作れないままに、20分ほど攻められて耐えて、カウンターでという展開で、実際決定的な場面も作られ流れも、ギリギリのところで16番高須雄大のファインセーブで回避したり、やられたと思ったところがギリギリ枠から外れてくれたり、やるべきところの部分と勝負を左右するギリギリのところでの運が確実に浦和に向いて進んでいたという試合でした。

守勢守勢の流れの中で、20分ほど耐えた後に、浦和がカウンターから数人を経由してゴールにはならなかったものの、相手に「あれ?」と思わせるような決定的な崩しをすることに成功すると、今まで攻撃攻撃とやっていた相手がやや守備にも頭が行くような流れになり始めます。

この辺りから、相手も攻めてくるが浦和も反撃から惜しいチャンスを作るという拮抗した攻防に試合が変わっていきます。

11番小島良太から9番橋岡和樹、8番斎藤翔太という流れからの得点チャンスや、左サイドで14番加藤智陽が攻め上がってのチャンス、右サイドバックの15番及川皓平のオーバーラップを11番小島良太が上手く使っての攻撃、6番荒木聡太と14番加藤智陽のワンツーから6番荒木聡太が攻め上がってのチャンス、前半の終了近くには、こーなキックから立て続けに3回ほどチャンスを得て、その中で9番橋岡和樹が惜しい場面に絡み、8番斎藤翔太のミドルシュートもありました。

結果的に、決勝戦らしい展開の中で得点はどちらにも入らず0-0で前半を終了。

後半スタートから14番加藤智陽に代わり10番清川大輝が入ります。

後半は、ざっくりと書かせてもらいます。

まず、守備の部分で先ほど書いたように6番荒木聡太が相手の10番に対しての守備の対応が本当に見事で終盤に10番の個人技で1点は返されたものの、本当にマッチアップの機会ではほぼ完ぺきに対応(奪いきってしまったり、遅らせて他の選手と2人で奪うなどなど)、同様に右サイドバックの15番及川皓平も集中した守備で仕事をさせず、センターバックに入った3番久保龍希は読みの良さでの摘む動きで相手の真ん中の攻撃を積み高さなどでは4番吉原大がはじき返す。

更に、5番長島巧がボランチの位置で守備ラインのケアやトップ下の選手たちが思いきってプレスに行ったり攻撃参加できるように本当に気の利いたポジション取りでバランスを取っていました。かと思えば、スルスルと攻撃参加して結構大きなチャンスを演出してしまったり、いい感じでした。

10番清川大輝もこの試合で得点はなかったものの、ドリブルでの仕掛けやキープ力などで相手の中盤までケアしないとやられるという動きをしていたことから、攻めでの相手への脅威と同時に相手の攻撃陣の動きを停滞させる要因にもなっていました。

11番小島良太は、たびたびというか毎回と言っても良いくらい書いていますが、動きながらのポストプレーがとにかく良い。気持ちが乗っている時は本当にヨーイドンが相手ディフェンダーより少し遅れても体の入れ方でしっかりポストとして機能してしまう。この試合でも後半の反撃の場面ではかなりの得点チャンスの際の当てどころとなっていました。

本当は、本人は攻撃の部分で評価されたいのだと思いますが、攻撃の部分も良いのですが、ブクメとしては、7番勝野瑛の中盤での奪いどころの嗅覚の鋭さに対してどうしても強い印象を植え付けられてしまいます。相手の攻撃でそこから先まで行かせると危ないところだったりするところで、インターセプトした回数を数えたらいったいどれくらいあるのだろうというくらい凄かったです。

今更ながら、攻撃で決定的な場面に多くからむ8番斎藤翔太。この試合でも、決定的な場面に絡む回数では最も多かったのではないでしょうか。あと、今更ながら、ヘディングの強さ(上手さ)に見とれている最近です。

そして、17分にこの試合の均衡を破る貴重な貴重なゴールを奪ったのが9番橋岡和樹になるわけですが、本当に得点を取って欲しかったんですよ。満身創痍の状態で、迷い苦しみながら、準決勝ではアシストを決めたものの本人としても、良いプレーをしても得点が最近奪えていないことも気になっていたと思います。10番清川大輝から受けたパスを左足で決めた時は飛び上るほど嬉しかったです(飛び上りましたけどね。)

得点したことで、ゴールを狙うプレーに関しても取り戻したようで、何度もゴールに迫りシュートを放つ場面を作っていましたね。

追加点の場面も、9番橋岡和樹からのシュートをキーパーが弾いたところからでしたね。しっかり詰めていた11番小島良太も見事でした。

2点のリードから、残り5分ほどで1点を返され、1点を守るための戦いぶりも見事でした。

点は取れるが守備のバランスがどうも上手くいかないというところからスタートして、試合によっては守備に意識が偏り過ぎて攻撃が少しおろそかになるような試合もあったりしつつも、守備での自信をつけて行き、この関東予選でも楽に勝たせてくれない強い相手と戦うことで耐える時間の使い方、集中力の持続力もつき、気がつけば全国で戦えるレベルまで到達して堂々と全国へ乗り込むところまで辿り着いた。

本当に、凄いことです。

このチームの戦いが年末まで見られることに幸せを感じます。

リーグでは4位でしたが、浦和には苦しい予選を勝つ抜いて積み上げたものがある、この積み上げたものを全開にして全国で大暴れしてください。集大成の中の集大成を全国の舞台で!

本当に、本当に、お疲れさまでした!

全国楽しみにしています。

ではでは~。

 

第23回高円宮杯全日本ユース(U-15)サッカー選手権 関東大会1回戦 2011/11/5 – 浦和レッズJrユース vs 横浜FC鶴見Jrユース 2-0勝利・・・難しい初戦をまずは突破!

埼玉スタジアム第2グラウンド2011年11月5日

 

 

 

どうも、浦和サポブクメです☆

年末の高円宮杯出場を目指しての戦いが今日から始まりました。今週末、来週末でノックアウト式で4試合戦い抜いた先が高円宮杯出場という過酷な形式の関東予選となります。

1回戦の対戦相手は、横浜FC鶴見ジュニアユースとなります。すみません、対戦相手についてはよく知りませんが、横浜FCの下部組織ですね。

この試合のスタメンは以下。

GK16番高須雄大、DFがセンターバックに4番吉原大と2番益子大輝、左サイドバックに6番荒木聡太、右サイドバックに15番及川 皓平、MFがボランチに5番長島巧、トップ下に8番斎藤翔太、7番勝野瑛、FWが右に24番堀内千寛、左に9番橋岡和樹、真ん中に11番小島良太

となります。

試合開始から数分試合で感じたのは、何人か相手に上手い選手がいるものの、テクニックという意味では全体的にそこまでではなく、狙えるポイントも多いという印象。対する浦和は、初戦の独特の緊張感からか、全体的に動きが硬い印象。

序盤の攻撃としては、8番斎藤翔太や7番勝野瑛から前線の11番小島良太へのパスからの攻撃のパターンが多くなるものの、11番小島良太が動き回って力強く競ったり収めたりするものの、11番小島良太と他の選手の距離が離れすぎていることが多く、競ってこぼれた場合は誰も反応できずに相手の反撃を食らったり、おさまった時にも次のパスが引っ掛かるなど、やや前線の連携が上手く行かない印象が強く見られました。

それでも、攻撃で付け入る隙がないかと言えば、そうでもなく相手の守備もそこまで強固ということでもないため、何度か惜しいところまで攻め込んでいけてはいましたが、得点までは至らず。前半で言えば、最も惜しかったチャンスは8番斎藤翔太が放ったミドルシュートがクロスバーを叩いた場面。

これ以外にもシュート自体は結構打てたものの、コースを限定されたところでキーパーにキャッチされるシュートや、クロスバーを越えたシュートになりました。とにかく、硬さが目立った前半は、0-0で終了しました。

2年生でスタメン出場した24番堀内千寛でしたが、中盤でのパスミスが多いことや裏を狙ったパス自体が出ないことから、裏のスペースを狙って飛び出すこと自体する流れになっておらず、もう少し全体的に余裕をもってやれていれば、彼の良さがもっと出たのではないかと思いつつの前半でした。

後半スタート時点では特にメンバー交代はなし。

開始早々から9番橋岡和樹が左サイドから力強く仕掛ける場面を作り、コーナーキックのチャンスを作るなど先制点を奪うために果敢に仕掛けたものの、ゴールには至らず。

12分に24番堀内千寛に代わって10番清川大輝が入ります。

この後に2度ほど11番小島良太のポストプレーから、9番橋岡和樹につなげて仕掛けるという形で惜しい場面が2度ほどでき、やや相手が守勢になる時間ができてきたかと思っていたところで、10番清川大輝がペナルティエリア外くらいから少しフェイントを入れてグラウンダーの鋭いシュートを放つとこれが見事に決まります。

やや時間はかかりましたが、後半20分ほどで待望の先制点を奪うことに成功します。

このゴールで、少し余裕が出たのか、浦和の選手の出足が良くなります。

攻撃の姿勢を強めながらも追加点がなかなか奪えないまま時間が過ぎていく中で、流れの中ではなかなか崩し切れないものの、後半38分に10番清川大輝がまたしても個人の力で突破してゴールを奪い、ロスタイムを入れて残り5分というところで試合を決定づける2点差にすることに成功。

ロスタイムに入るくらいのところで7番勝野瑛、9番橋岡和樹に代えて14番加藤智陽、17番松崎洸星が入ります。

最後に相手の反撃を食らう時間もあったものの、結果的に無失点でしのぎ切り2-0で大事な大事な難しい難しい初戦を勝利で、明日の2回戦進出を決めました。

お互いに決定的な場面自体は同数くらいで、前半の早い時間の浦和のチャンスでしっかり決まっていれば、浦和が圧倒した試合になった可能性も高いですし、10番清川大輝が決めた先制点の前にサイドから崩されて上げられたピンポイントのクロスを相手フォワードがふかさず決めて先制されていたら、相当危険な流れになりかねない、そんな試合だったと思います。

ただ、決めるところで決めたのは浦和。だから、浦和が勝った。そういう試合ですし、初戦なのでそれで良いと思います。

一つ印象的だったプレーがありまして、9番橋岡和樹がペナルティエリア内に侵入して浮き球のパスが入った時に跳んでヘディングで狙った時に先にキーパーに触られながらも、こぼれたボールに対しておそらくしっかりは見えていなかったと思いますが、なんとか押し込もうと難しい態勢ながら、足でボールに触ったプレーなのですが、こういう得点を奪いたいという気持ちで最後のところまであきらめずに追う姿勢って良いです。

今日の勝利で、(良い意味で)少し気持ち楽に2回戦に臨めるでしょうから、今日のような自らを縛り付けてしまうようなミスは吹き飛ばしてしまってくださいね。

今日はしっかり休んで、明日の戦いに備えてください!

お疲れ様でした。

ではでは~。