第34回日本クラブユースサッカー選手権(U-18)大会2010/7/28 準々決勝 vs 柏レイソルU18 0-1敗戦・・・次に生かして欲しい試合

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どうも、浦和サポブクメです☆

クラブユース選手権は今日から決勝トーナメントに入りました。1位の4位でグループステージを突破した浦和レッズユースは、柏レイソルU-18との対戦となります。参加しているリーグなど、状況だけを見れば浦和レッズユースのほうが上ですが、ユースを良く見ている方はご存知の通り、非常に戦術的にも相性が悪いのが柏レイソルU-18ということで、難しい試合になるということは試合前から予想されていました。

柏レイソルU18戦のスタメンは以下の通り

GK16番小笠原正人、DFがセンターバックに3番畑本時央と、4番広瀬健太、右サイドバックに8番若井祥吾、左サイドバックに12番皆川孝之、ボランチに6番野崎雅也、トップ下が14番矢島慎也と15番小峯洋介、FWが右に10番礒部裕基、左に7番矢島倫太郎、真ん中に9番高木凛

となります。出場停止の5番藤野友則に代わって今日は15番小峯洋介が入りました。フォワードの真ん中は9番高木凛でスタートです。

相性の悪さというのは、戦術などの面で苦手ということである程度は仕方ないとは思っていましたが、やはり難しい試合となりました。

柏レイソルU18がやってくるサッカーは非常にシンプルながら力強く、浦和の前線の選手にボールが入ったらとにかくしつこく追って攻撃を遅らせ、守備を固める。奪ったら、浦和の攻撃の形の一つとなるサイドバックが上がったスペースを狙ってロングボールを蹴り込みそのスペースに必ず一人が走りこむような形。

これによって、前半からサイドバックの選手やそこをケアする中盤の選手が狙われるスペースのケアに追われて消耗ばかりさせられていた印象があります。

相手キーパーを脅かすようなシュートは撃てないものの惜しいトライは何度か浦和レッズユースも見せていました。8番若井祥吾から9番高木凛へと出された長いパスからのシュート、GKの16番小笠原正人からのロングフィードを9番高木凛が落として、そのボールを良いポジションで拾った10番礒部裕基が持ち込んでのシュート。10番礒部裕基が右サイドから上げたクロスを14番矢島慎也がシュート。など、攻撃の形も数回作れたものの、得点には至りませんでした。

このところやや難しい展開の時に多く出てしまいがちな、不用意な横パスなどを狙われて相手に攻め込まれるというシーンがあり、そこからチャンスを作られるということも何度かありました。

前半35分ごろに一度、ミスからキーパーと1対1になる決定的なシーンを作られますがタイミングよく飛び出した16番小笠原正人がそのピンチを防ぎます。

好セーブはあったものの、前半の終盤に思わぬところで失点を喫してしまいます。ディフェンダーがしっかりついていたのですが、ペナルティエリア内で相手フォワードにボールをキープされ、反転されてそのままコースを狙った低めの鋭いシュートを放たれてしまい失点。

0-1で前半を終了します。

後半に入り、9番高木凛に代わり11番鈴木大輝が入ります。

とにかく、後半も柏レイソルU18のやるシンプルながら徹底されたプレーに苦戦します。

後半も、スタートから14番矢島慎也のミドルシュートや、矢島倫太郎から小峯洋介へパスからシュートなど何度かチャンスは作りますが決定的というシーンがなかなか作れません。

後半25分くらいに15番小峯洋介に代わり17番鈴木悠太が入ります。

試合終盤に14番矢島慎也、12番皆川孝之に代わり21番カドコダイ・アシカン、18番堀田稜が入ります。

終盤の時間帯に死に物狂いの攻撃を見せる浦和がセットプレーから7番矢島倫太郎の強烈なヘッドが惜しくもゴール左に外れた場面、左サイドから18番堀田稜のピンポイントクロスに21番カドコダイ・アシカンが足で合わせるも浮いてしまう場面、惜しいシーンを最後に立て続けに作ったものの残念ながら得点を奪うことが出来ず、試合は0-1で終了。

クラブユース選手権はベスト8で終了となりました。

浦和の良いところが消されるサッカーをされてしまったという印象が強いですが、あと一歩で崩せるというシーンも作り出せていたことから勝敗に関しては、どちらに転んでもおかしくない試合だったとは思います。このような試合で勝ちきるための今後の課題としては、やはりプレスが強烈なチーム相手の場合は、一つの判断の遅さであっという間に奪われてカウンターをくらってしまい、その数が多くなればなるほど消耗も激しくなり、攻撃にも参加するべき選手も自然と守備のケアに追われてしまう悪循環に陥ってしまいます。柏レイソルU18の攻撃が迫力のあるものに見えたのは、狙いどころをしっかりチームが理解して正確にプレーしてくることだったのかと思います。

はっきり言って、テクニックやスピード感は浦和の方が圧倒的に上です。更に勝負強さも身についてきています。ここに攻撃の迫力を加えることができれば、高円宮杯では確実に更に上を狙えます。パスの精度、ロングパスなどのトラップを狙い通りにして次のプレーへの判断を更に早くする。意識高くやれば問題なくできると思います。

今日の悔しさをまた一つの経験として、更にチーム力を高めて行ってください!

難しい展開で、失点しても下を向かずに最後まで戦い続けてくれた姿勢が気持ち良かったです。

初Jヴィレッジでの全国大会楽しませてもらいました。ありがとうございました。

そして、お疲れ様でした!

ではでは。

第34回日本クラブユースサッカー選手権(U-18)大会2010/7/27 vs コンサドーレ札幌U18 0-0引き分け・・・グループ突破!!

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どうも、浦和サポブクメです☆

グループステージ最終日となりました。天気は快晴。やや風が強めというコンディションでの3戦目はグループステージ突破をかけてコンサドーレ札幌U18との対戦となります。

ここまで2連勝で1位通過のためには引き分け以上という結果が必要という状況。ちょうど第1試合でガンバ大阪が大量得点で勝利したということで、敗れて勝ち点6のままでの2位の上位2チームでの通過の可能性は期待できないなど、余計な計算をしながら、微妙に落ち着かない感じで・・なんか、緊張してましたw

今日のスタメンは以下の通り

GK16番小笠原正人、DFがセンターバックに3番畑本時央と、4番広瀬健太、右サイドバックに8番若井祥吾、左サイドバックに12番皆川孝之、ボランチに6番野崎雅也、トップ下が14番矢島慎也と5番藤野友則、FWが右に10番礒部裕基、左に7番矢島倫太郎、真ん中に11番鈴木大輝

となります。

第1戦で負傷した4番広瀬健太の怪我は軽いものだったようで(とはいっても、テーピングでぐるぐる巻きでしたが)、この試合でスタメン復帰となりました。

試合開始の円陣で「勝ちに行こう」という声が聞こえて来てチームも攻撃的に行く姿勢を見せていました。勝たなければならないコンサドーレ札幌は、まず浦和の守備を抑え込んで1点を取ろうという戦術に見えました。

サイドのスペースを埋められ、浦和の得点源となっている7番矢島倫太郎がボールを持つと特に意識して数人でプレスをかけるなど浦和の攻撃のリズム自体を作らせない戦い方に勝ちを考えて試合に入った浦和がリズムを作れないという展開になります。崩してというシーンがなかなか作れない中、14番矢島慎也のミドルシュートに始まり、少し遠めの位置からのシュートは撃つもののそれ以外ではなかなか崩せないという展開が続きました。ボランチの位置から、6番野崎雅也も攻撃の姿勢を見せるミドルシュートを2本ほど放ちましたが、枠を捉えられず。リズムが作れず、パス回しのところでトラップが少し長くなりプレスにかかるという状況が多かったように感じられます。

それでも、時折コンサドーレ札幌が攻めにかかるシーンも3番畑本時央が上手く相手の攻撃の芽を摘む好プレーを連発して相手にも決定的な状況を作らせるということもなく、前半はあっという間に終わってしまったという印象でした。

後半に入り、早い時間で7番矢島倫太郎がこの試合最初のゴールのにおいを感じさせる豪快なミドルシュートを放ちましたが惜しくもキーパーにはじかれます。その後、7番矢島倫太郎を起点に14番矢島慎也が抜けだし、10番礒部裕基がシュートを放つシーンは惜しくもポストに阻まれるも、後半の序盤は浦和レッズユースの攻勢が見られます。

しかし、その後は試合がややこう着状態になり、勝たなければならないコンサドーレ札幌の攻めの姿勢にゴール前でセットプレーのチャンスを連続で作られてしまうなど危険な時間が続きますが、ここもしっかり防ぎきります。

攻撃にアクセントを入れる意味で第2戦でも積極的な攻撃でチームに貢献した15番小峯洋介が14番矢島慎也に代わって投入されます。

この小峯洋介の積極的な攻撃参加によって、コンサドーレ札幌に傾きかけていた流れをイーブンの状態に戻し、浦和も回数は多くはないものの得点チャンスを作り出せるようになります。

既に1枚イエローカードをもらっていた5番藤野友則が、ちょっと厳しい判定かと思われましたがファールで2枚目のイエローカードをもらい退場となり、後半残り15分くらいから10人での戦いを強いられます。

死に物狂いで攻めてくる札幌という構図が当然考えられるため、ここで8番若井祥吾に代わり、2番西山航平が投入されます。運動量豊富でプレスからボールを奪取するプレーが冴えわたっていた10番礒部裕基一人が前線に残るような戦い方で守り切る姿勢でチャンスに彼が得点を狙うという形が上手くはまっていきます。

効果的な、プレスでボールを奪取して惜しいシーンも作り出しますがゴールはならず。

試合終盤に11番鈴木大輝、7番矢島倫太郎に代わって19番西澤秀平、18番堀田稜が投入されます。

基本的には守備の意識高くという指示がでていたようです。攻撃に関しては、中盤の15番小峯洋介が時折鋭く攻撃に参加して10番礒部裕基が絡んでというシーンなどが見られました。

中盤含め、守備陣が踏ん張り、最終的には0-0のスコアレスドローで1位通過を決めてくれました。

試合終了のホイッスルが鳴った後に手がピリピリしびれていました。手拍子していたとかではなくて、守りきるための攻防で相当見るほうも神経を使っていたようですw

どちらに転んでもおかしくないような試合でしたが、やはり守備陣の安定と勝負強さを身につけている今の浦和レッズユースが一つ勝ったという試合だったと思います。

課題を挙げるとすれば攻撃の際のパス回しのトラップを今よりも丁寧に思ったところに落として簡単に捌くことができれば、今後の戦いで攻撃に更に迫力を加えられるかと思います。

とにもかくにも、厳しいコンディションの中で最後まで戦い切り1位通過を成し遂げてくれました!

明日の準々決勝の対戦相手は柏レイソルU18となります。相性が悪い相手ですが、何度も最近のブログで触れているように今年の浦和レッズユースは、苦手な相手との対戦が見事に用意され、そこを一つ一つ克服していくことで勝負強さを増しているので、この対戦カードは、正に用意されたものと考えます。

浦和レッズユースのサッカーができれば、問題ありません。

ここを乗り越えて更に勝負強いチームとして成長して、宣言通りの優勝へ向けて、一歩一歩進んでいきましょうね!

疲労がすごいと思いますが、できる限り回復を図って明日の戦いに臨んでください!

お疲れさまでした!!

ではではー。