高円宮杯第22回全日本ユース(U-15)サッカー選手権 関東大会 2回戦 vs SCH.FC 5-1勝利・・・続 狙い通りの勝ち方

群馬県大胡総合運動公園サッカー場

 

 

 

 

 

どうも、浦和サポブクメです☆

今日は、一つ負ければ敗退という過酷なトーナメントを勝ち上がって本大会出場を目指す浦和レッズジュニアユースの高円宮杯関東予選の2回戦(トーナメント準決勝)の戦いを観戦してきました。

下部組織の試合を見るようになり、色々な場所を回るようになりましたが、今回の群馬県大胡総合運動公園サッカー場という場所は初めてでした。人工芝のきれいなグラウンドですね。

動きが硬くなりがちな1回戦を大勝した浦和レッズジュニアユースの2回戦の相手はSCH.FCというチームです。浦和と同じく1回戦を大勝して2回戦に進んできているチームですので侮れない相手だと思いながらも、1回戦のような戦い方ができれば、それほど問題なく高円宮杯の切符はつかんでくれるだろうという雰囲気が見る方のこちらの緊張感を和らげてくれていました。

この日のスタメンは以下の通り。

GK1番関口亮助、DFがセンターバックに5番齋藤一穂と4番副島暢人、右サイドバック20番吉原大、左サイドに2番森亮太、MFがボランチに8番須藤岳晟、トップ下に13番條洋介、10番関根貴大、FWが左に17番木所和樹、右に18番広瀬陸斗、真ん中に9番柳下大樹

となります。

怪我空けの8番須藤岳晟が復帰しボランチの位置に入り、13番條洋介がトップ下の位置に入りました。このため7番細田真也は控えに回っています。

1回戦の勢い同様に主導権は浦和レッズジュニアユースが握ります。開始から、10番関根貴大からの縦パスに反応した9番柳下大樹がシュートを放ったり、9番柳下大樹のポストプレーから18番広瀬陸斗がドリブルでゴール前まで持ち込み思い切りの良いシュートを角度のないところから放つなど、前半序盤は9番柳下大樹の前線でのプレーがチャンスを作る場面が多く、また左サイドの17番木所和樹へボールが渡り左サイドから攻撃を仕掛ける回数が多かったと思います。

攻めこむ回数は多いものの、肝心な先制点がなかなか奪えずに相手の守備が慣れてきたのか、徐々に前線でボールがおさまらなくなる時間が増えて来ます。それでも、主導権は完全に浦和が握っていたと思います。

前半最も得点に近付いたのは、クロスボールを18番広瀬陸斗がゴール前で競り合いこぼれ球を9番柳下大樹が足で合わせたシーン。ここは、大きく弾んだボールにミートせず、ボールが上に浮いてしまい、クロスバーに弾かれてゴールはなりませんでした。

この試合で復帰した8番須藤岳晟のプレーも安定しており中盤のバランスを保ったり、時折インターセプトから攻撃の起点にもなっていました。

この他にも、右サイドの20番吉原大のサイドからの攻撃参加からのクロスを10番関根貴大が合わせたり、17番木所和樹のミドルシュート、コーナーから5番斎藤一穂のヘディングシュート、9番柳下大樹のポストから13番條洋介が抜け出すも惜しくも守備陣に跳ね返されるなど、思い浮かぶだけでも数々のゴールまであと一歩の仕掛けやコンビネーションがあったものの得点にはなりませんでした。前半序盤の攻勢で決められなかったことで、やや相手が守り慣れてしまったというのもあるのかもしれません。また、人工芝のグラウンドが結構滑るようで、10番関根貴大のドリブルでの仕掛けも前半は滑るピッチで上手くいかないようにも見受けられました。

主導権は浦和でも、前半は得点が入らず0-0で終了。

前半の途中からは、ややバタバタしてポストプレーや前線での動きが上手く機能しなくなっていた9番柳下大樹ですが、ハーフタイムでしっかりした指示があったのか、後半再び素晴らしいプレーをするようになります。

そのプレーが待望の先制点を生みだします。

9番柳下大樹が相手ゴール前でボールを受けると、少し溜めてからゴール前に走り込んだ10番関根貴大に鋭いスルーパスを通します。このスルーパスを10番関根貴大はキーパーが関根がキープすると読んだのか関根の走る方向に飛び出してきたところを、そのままスルー。結果的にその動きがフェイントになり、スルーパスがそのままゴールに吸い込まれます。

関根が少し触ったようにも見えたのですが、オフィシャルの得点を見ると9番柳下大樹のゴールとなったようです。

待望の先制点を決めると、ここからは思うように浦和が試合を支配してゴールが量産されていきます。

再び9番柳下大樹がゴール前でボールを受け、今度は右のスペースに走り込んだ18番広瀬陸斗に出すも惜しくも届かず。

また、前半はドリブルが珍しく上手く足に着かない様子も見られた10番関根貴大が後半はピッチ状態にも慣れたのか本来の動きを見せ始めます。

その10番関根貴大を起点に見事な連携からのゴールが生まれます。

センターライン付近で10番関根貴大がボールを受け、そこからピンポイントに右サイドの18番広瀬陸斗へロングパスを通し、そのボールを鋭くドリブルでペナルティエリア内に持ち込んだ18番広瀬陸斗がマイナスにクロスを上げ、そこに9番柳下大樹がヘッドでゴール左隅に見事に押し込みゴール。2-0となります。

2点のリードで更に余裕がでてくると、10番関根貴大のドリブルでの仕掛けに相手ディフェンダーがついて来れなくなってきます。3人くらいの相手のディフェンダーは交わしてゴール前まで持ち込んでしまうシーンが数回。

この後10番関根貴大自身が2ゴールを決めるのですが、その2ゴールはどちらも相手守備陣3人ほどを背負いながらもバランスを崩さずにゴール前まで持ち込んでキーパーが出てきたところをコースにちょこっと浮かして流し込むようなシュート。守備の選手がプレッシャーをかけているのに難なくフィニッシュまで持って行ってしまうというイメージです。

後半3点のリードが生まれてからは1回戦同様に交代選手を多く起用して更にチームの層を厚くします。

17番木所和樹に代わり25番清川大輝、9番柳下大樹に代わり24番斎藤翔太、20番吉原大に代わり7番細田真也、25番清川大輝に代わり30番橋岡和樹、10番関根貴大に代えて19番杉本誠・・・と、多くの攻撃や守備のオプションを試すこともできました。

後半の3得点目以降のチャンスも多かったのですが、いくつか挙げますと、9番柳下大樹のループ気味のシュートはギリギリのところで相手キーパーにはじきだされる。この日、守備面でも相手攻撃陣へのパスを読んで奪ったり、ロングボールなどを体の入れ方で勝り奪っていた4番副島暢人がインターセプトから持ち上がってシュートまで持っていくシーンもありました。交代出場でトップ下に入った24番斎藤翔太も相手守備陣を切り裂くようなスルーパスを18番広瀬陸斗に通しキーパーと1対1の場面を演出するなど見せ場を作っていました。

得点経過をごちゃごちゃに書いてしまいましたが、

10番関根貴大のゴールで3-0とした後に、相手の反撃で豪快なヘディングでのゴールを決められ1点を返され、その後再び10番関根貴大がゴールを決め4-1とし、後半ロスタイムに13番條洋介がペナルティエリア内で倒されPKを獲得し、自身でしっかり決めて5-1となったところで試合終了となりました。

今日の相手は、やや浦和がプレスをかけるとバタバタするようなところのあるチームではありましたが、攻撃の選手、守備の選手に数人能力の高い選手がいた印象です。守備面では、結構浦和の攻撃陣を上手く抑えている選手が一人いました。ただ、総合的なレベルは浦和の方が一歩抜けていたという印象でした。

明日の3回戦(トーナメント決勝)でも、何度も見せていた攻撃の形をしっかり再現してプレーできれば高円宮杯出場は問題なくかなうと思います。

ブクメは明日は、ユースのJユースカップに足を運びますので、吉報が聞けるように楽しみに待っています!

もうひと踏ん張りです、今日はしっかり休んで疲れを取って明日の戦いに臨んでください!

ではでは~!